JP2012222693A - 無線基地局及び無線リソース割り当て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】初回送信パケットの一定時間間隔後に再送パケットに無線リソースが固定的に割り当てられても、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースを減少させ、システムスループットの低下を防止する。
【解決手段】無線基地局は、非サブフレームバンドリングクラスとサブフレームバンドリングクラスのうちのいずれかから、無線通信端末のリソース割り当てクラスを決定する決定部と、前記決定部で決定されたリソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群のうちの空きリソースを、所定の周波数方向から順に前記無線通信端末に割り当てる割り当て部と、を具備する。非サブフレームバンドリングクラスに割り当て可能な無線リソースは、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるサブフレーム又は該サブフレームの一定時間間隔後で再送パケットに割り当てられるサブフレームを含まないように設定される。
【選択図】図5
【解決手段】無線基地局は、非サブフレームバンドリングクラスとサブフレームバンドリングクラスのうちのいずれかから、無線通信端末のリソース割り当てクラスを決定する決定部と、前記決定部で決定されたリソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群のうちの空きリソースを、所定の周波数方向から順に前記無線通信端末に割り当てる割り当て部と、を具備する。非サブフレームバンドリングクラスに割り当て可能な無線リソースは、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるサブフレーム又は該サブフレームの一定時間間隔後で再送パケットに割り当てられるサブフレームを含まないように設定される。
【選択図】図5
Description
本発明は、無線リソースの割り当てパターンが異なる複数の無線通信端末に対して無線リソースを割り当てる無線基地局及び無線リソース割り当て方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)では、下りリンクの変調方式として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が用いられ、上りリンクの変調方式として、SC−FDMA(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access)が用いられる。また、LTEでは、1サブフレーム毎の瞬時の受信品質に基づいて時間方向及び周波数方向の無線リソースを動的に割り当てるダイナミックスケジューリングを用いて、高速パケット通信を実現している(例えば、非特許文献1)。
一方で、ダイナミックスケジューリングでは、受信品質のフィードバックや割り当てた無線リソースの通知などのための制御情報を、1サブフレーム毎に送信する必要がある。このため、VoIP(Voice over IP)のように、ペイロードサイズの小さいパケットデータが周期的に発生するパケット通信にダイナミックスケジューリングを用いると、制御オーバヘッドが相対的に増加し、伝送効率が低下する。そこで、周波数方向の無線リソースを一定時間間隔で固定的に割り当てるパーシステントスケジューリングが提案されている(例えば、非特許文献2)。
図13は、パーシステントスケジューリングを用いた無線リソースの割り当て例を示す図である。図13に示すように、パーシステントスケジューリングでは、無線通信端末に対して、1サブフレームにおける1つ又は複数のリソースブロック(図13では、2リソースブロック)が一定時間間隔T0で固定的に割り当てられる。パーシステントスケジューリングでは、ダイナミックスケジューリングのように1サブフレーム毎に制御情報を送信する必要がないため、制御オーバヘッドを大幅に低減できる。
ここで、サブフレームとは、所定の時間単位であり、1サブフレームは、例えば、1msの時間長を有する。また、リソースブロックとは、所定の周波数帯域単位であり、1リソースブロックは、例えば、180kHzの周波数帯域(12サブキャリア)を有する。パーシステントスケジューリングでは、このようなサブフレームとリソースブロックとから構成される無線リソースが、一定時間間隔T0で固定的に割り当てられる。
また、セル端に位置するなど受信品質の悪い無線通信端末の受信品質を改善する方法として、サブフレームバンドリングが仕様化されている(例えば、非特許文献3)。サブフレームバンドリングでは、通常1サブフレームで送信される1パケットデータを、連続する複数のサブフレームに分散させて送信するので、受信品質を向上させることができる。
さらに、このサブフレームバンドリングを適用する無線通信端末に対して、上述のパーシステントスケジューリングを行うことも検討されている。図14は、サブフレームバンドリングを適用する無線通信端末に対するパーシステントスケジューリングを用いた無線リソースの割り当て例を示す図である。図14に示すように、サブフレームバンドリングを適用する無線通信端末に対しては、連続する複数のサブフレーム(図14では、4サブフレーム)におけるリソースブロックが一定時間間隔T0で固定的に割り当てられる。
ここで、上述のサブフレームバンドリングを適用する無線通信端末と、サブフレームバンドリングを適用しない無線通信端末との双方に対してパーシステントスケジューリングを行う場合、一定時間間隔で固定的に割り当てられる無線リソースの割り当てパターンが異なるため、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースが多数生じてしまう。
例えば、図15に示すように、サブフレームバンドリングを適用する無線通信端末に対して、連続する4サブフレームにおいてリソースブロックが一定時間間隔T0で固定的に割り当てられる割り当てパターンが適用され、サブフレームバンドリングを適用しない無線通信端末に対して1サブフレームにおいて連続する2リソースブロックが一定時間間隔T0で固定的に割当たれる割り当てパターンが適用される場合、時間方向に連続する4サブフレーム、或いは、周波数方向に連続する2リソースブロックを確保できず、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースが多数生じることになってしまう。
上記では、上述のサブフレームバンドリングを適用する無線通信端末と、サブフレームバンドリングを適用しない無線通信端末との双方に対してパーシステントスケジューリングを行う場合の例を示したが、ダイナミックスケジューリングを適用する場合にも、サブフレームバンドリングを適用する無線通信端末とサブフレームバンドリングを適用しない無線通信端末との間では無線リソースの割り当てパターンが異なるため、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースが多数生じる場合もある。
3GPP,TS36.213
3GPP,R1−060099
3GPP,TS36.321
以上のように、サブフレームバンドリングを適用する無線通信端末とサブフレームバンドリングを適用しない無線通信端末のように、無線リソースの割り当てパターンが異なる複数の無線通信端末が混在する場合、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースが生じてしまうという問題点があった。
ところで、LTEの上りリンクにおけるHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)では、初回送信パケットから一定時間間隔後に再送パケットを送信するSynchronous HARQも検討されている。このようなSynchronous HARQでは初回送信パケットに割り当てられた無線リソースから一定時間間隔後の無線リソースが再送パケットに固定的に割り当てられることになる。
しかしながら、無線リソースの割り当てパターンが異なる複数の無線通信端末が混在する場合において、初回送信パケットに割り当てられた無線リソースから一定時間間隔後の無線リソースが再送パケットに固定的に割り当てられると、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースがさらに増加するという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、無線リソースの割り当てパターンが異なる複数の無線通信端末が混在する場合に、初回送信パケットに割り当てられた無線リソースから一定時間間隔後の無線リソースが再送パケットに固定的に割り当てられても、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができ、システムスループットの低下を防止可能な無線基地局及び無線リソース割り当て方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、所定の時間単位であるサブフレームと所定の周波数帯域単位であるリソースブロックとから構成される無線リソースを無線通信端末に割り当てる無線基地局であって、1つのサブフレームにおける連続する複数のリソースブロックを割り当てる第1リソース割り当てクラスと、連続する複数のサブフレームにおけるリソースブロックを割り当てる第2リソース割り当てクラスとのうちのいずれかから、前記無線通信端末のリソース割り当てクラスを決定する決定部と、決定された前記リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群における空きリソースを、所定の周波数方向から順に前記無線通信端末に割り当てる割り当て部と、を具備し、前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第2リソース割り当てクラスの初回送信パケットに割り当てられるサブフレーム又は該サブフレームから一定時間間隔後で再送パケットに割り当てられるサブフレームを含まないように設定されることを特徴とする。
この構成によれば、各リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群が区別されており、第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群が、第2リソース割り当てクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレームを含まないように設定される。したがって、第1及び第2リソース割り当てクラスの無線通信端末が混在する場合に、初回送信パケットに割り当てられた無線リソースから一定時間間隔後の無線リソースに再送パケットが割り当てられても、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースの増加を防止でき、システムスループットを向上させることができる。
本発明の無線リソース割り当て方法は、所定の時間単位であるサブフレームと所定の周波数帯域単位であるリソースブロックとから構成される無線リソースを割り当てる無線リソース割り当て方法であって、1つのサブフレームにおける連続する複数のリソースブロックを割り当てる第1リソース割り当てクラスと、連続する複数のサブフレームにおけるリソースブロックを割り当てる第2リソース割り当てクラスとのうちのいずれかから、前記無線通信端末のリソース割り当てクラスを決定する工程と、決定された前記リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群における空きリソースを、所定の周波数方向から順に前記無線通信端末に割り当てる工程と、を有し、前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第2リソース割り当てクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームを含まないように設定されることを特徴とする。
本発明によれば、無線リソースの割り当てパターンが異なる複数の無線通信端末が混在する場合に、初回送信パケットに割り当てられた無線リソースから一定時間間隔後の無線リソースに再送パケットが固定的に割り当てられても、いずれの無線通信端末にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができ、システムスループットの低下を防止可能な無線基地局及び無線リソース割り当て方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、パーシステントスケジューリングにおいてSynchronous HARQを適用する場合を中心に説明を行うが、ダイナミックスケジューリングにおいてShynchronous HARQを適用する場合にも適用可能である。なお、ダイナミックスケジューリングの場合には一定時間間隔でサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット用の送信タイミング(サブフレーム)を設定することで適用可能である。
<本実施の形態>
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システムは、無線基地局10と、無線基地局10の形成するセルC内で無線基地局10と通信を行う無線通信端末20a及び20bとから構成される。
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。図1に示すように、無線通信システムは、無線基地局10と、無線基地局10の形成するセルC内で無線基地局10と通信を行う無線通信端末20a及び20bとから構成される。
本実施の形態に係る無線通信システムでは、一例として無線基地局10は、パーシステントスケジューリングを用いて無線通信端末20a及び20bに無線リソースを割り当てる。パーシステントスケジューリングでは、サブフレームとリソースブロックとから構成される無線リソースが一定時間間隔で固定的に無線通信端末20a及び20bに割り当てられる。
ここで、サブフレームとは、所定の時間単位であり、1サブフレームは、例えば、1msの時間長を有する。また、リソースブロックとは、所定の周波数帯域単位であり、1リソースブロックは、例えば、180kHzの周波数帯域(12サブキャリア)を有する。パーシステントスケジューリングでは、1サブフレームが時間方向の無線リソースの最小割り当て単位であり、1リソースブロックが周波数方向の無線リソースの最小割り当て単位である。無線基地局10は、上りリンクUL及び下りリンクDLのそれぞれで割り当てられた無線リソースを用いて、無線通信端末20a及び20bと、VoIPデータなどを送受信する。
また、本実施の形態に係る無線通信システムでは、Synchronous HARQが適用される。Synchronous HARQでは、後述するように、再送パケットが初回送信パケットの一定時間間隔後に送信される。また、再送パケットの無線リソースは、初回送信パケットが割り当てられた無線リソースの一定時間間隔後に固定的に割り当てられる。このため、無線基地局10は、無線通信端末20a及び20bに対して再送パケット用の無線リソースの割り当て情報を送信する必要がなく、制御オーバヘッドを大幅に低減できる。
なお、図1では、説明の便宜上、2つの無線通信端末20a及び20bのみを図示したが、無線基地局は、3つ以上の無線通信端末20と通信を行うこともできる。また、無線基地局10は、無線通信端末20とダイナミックスケジューリングを用いた通信を行うこともできる。以下、無線通信端末20a及び20bを区別しない場合、無線通信端末20と総称する。また、Synchronous HARQを上りリンクULで適用するものとして説明を行うが、下りリンクDLにも適宜適用可能である。また、パーシステントスケジューリングが適用されない場合においても、適用可能である。
次に、本実施の形態に係る無線基地局10の構成について説明する。無線基地局10は、物理的には、アンテナ、変復調器、CPU、メモリなどを備えた装置である。図2は、本実施の形態に係る無線基地局10の機能構成図である。
図2に示すように、無線基地局10は、受信部11、ユーザ情報取得部12、リソース割り当てクラス決定部13(決定部)、リソース設定部14、リソース割り当て部15(割り当て部)、送信部16を具備する。
受信部11は、無線通信端末20からの上りリンク信号を受信し、復調、復号処理などを行う。また、受信部11は、受信した上りリンク信号の受信品質を測定する。
ユーザ情報取得部12は、無線通信端末20のユーザ情報を取得する。ユーザ情報とは、無線通信端末20のリソース割り当てクラス(後述)を決定するための情報であり、例えば、受信電力、受信SINR(Signal-to-Interference and Noise power Ratio)、伝搬減衰などの受信品質や、音声、データ、ビデオなどのトラフィックを識別するトラフィック種別、送信パケットが初回送信パケットであるか再送パケットであるかを識別する再送識別情報などを含む。例えば、ユーザ情報取得部12は、受信部11で測定された上りリンク信号の受信品質を取得する。また、ユーザ情報取得部12は、無線基地局10の上位装置又は無線通信端末20からの通知により、上りパケットのトラフィック種別を取得してもよい。
リソース割り当てクラス決定部13は、無線通信端末20のリソース割り当てクラスを決定する。ここで、リソース割り当てクラスとは、一定時間間隔で固定的に割り当てられる無線リソースの割り当てパターンに応じて区別されるものである。リソース割り当てクラスは、非サブフレームバンドリングクラス(第1リソース割り当てクラス)とサブフレームバンドリングクラス(第2リソース割り当てクラス)とに区別される。
非サブフレームバンドリングクラスでは、1つのサブフレームにおける連続する複数のリソースブロックが一定時間間隔で固定的に無線通信端末20に割り当てられる。図3は、非サブフレームバンドリングクラスの割り当てパターンを示す図である。図3では、1つのサブフレームにおいて連続する2つのリソースブロックが一定時間間隔T0(例えば、20ms)で固定的に無線通信端末20に割り当てられる。無線通信端末20からの初回送信パケットは、一定時間間隔T0で送信され、再送パケットは、初回送信パケットの一定時間間隔T1(以下、再送間隔T1という)後に送信される。再送間隔T1は、例えば、8msである。
また、図3では、サブフレーム間周波数ホッピングが適用されている。サブフレーム間周波数ホッピングとは、複数のサブフレーム間において中心周波数を基準として対称となるリソースブロックに周波数軸上の割り当てを変更することをいう。図3では、初回送信パケット及び再送パケットが割り当てられるサブフレーム間において、サブフレーム間周波数ホッピングが適用される。このため、再送パケットでは、周波数ダイバーシチ効果による特性改善が期待される。なお、サブフレーム間周波数ホッピングを適用せずに、初回送信パケット及び再送パケット都に対して同じ周波数のリソースブロックが割り当てられてもよい。
一方、サブフレームバンドリングクラスでは、連続する複数のサブフレームにおけるリソースブロックが一定時間間隔で固定的に無線通信端末20に割り当てられる。図4は、サブフレームバンドリングクラスの割り当てパターンを示す図である。図4では、連続する4サブフレームにおけるリソースブロックが一定時間間隔T0(例えば、20ms)で固定的に無線通信端末20に割り当てられる。無線通信端末20からの初回送信パケットは、一定時間間隔T0で送信され、再送パケットは、初回送信パケットから一定時間間隔T2(以下、再送間隔T2という)後に送信される。再送間隔T2は、例えば、16msであり、再送間隔T1よりも長く設定される。
また、図4では、バンドル内周波数ホッピングが適用されている。バンドル内周波数ホッピングとは、サブフレームバンドリングにおける連続する4サブフレームを送信単位とする1バンドル内において1サブフレームおきに中心周波数を基準として対称となるリソースブロックに周波数軸上の割り当てを変更することをいう。図4において、左から奇数番目のサブフレームでは、バンドル内周波数ホッピングが適用されていない。一方、偶数番目のサブフレームでは、バンドル内周波数ホッピングが適用されている。このため、偶数番目のサブフレームでは、最低周波数のリソースブロックの代わりに、最高周波数のリソースブロックが無線通信端末20に割り当てられる。なお、偶数番目のサブフレームにおいてバンドル内周波数ホッピングが適用されなくてもよい。この場合、連続する4サブフレームで同じ周波数のリソースブロックが無線通信端末20に割り当てられる。
リソース割り当てクラス決定部13は、ユーザ情報取得部12によって取得されたユーザ情報に基づいて、上述の非サブフレームバンドリングクラスとサブフレームバンドリングクラスとのいずれかに、無線通信端末20のリソース割り当てクラスを決定する。具体的には、リソース割り当てクラス決定部13は、ユーザ情報取得部12によって取得された上りリンク信号の受信品質が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、無線通信端末20のリソース割り当てクラスを決定してもよい。例えば、リソース割り当てクラス決定部13は、当該受信品質が所定の閾値以上であれば、非サブフレームバンドリングクラスとし、当該受信品質が所定の閾値未満であれば、サブフレームバンドリングクラスとしてもよい。
また、リソース割り当てクラス決定部13は、ユーザ情報取得部12で取得されたトラフィック種別に基づいて、無線通信端末20のリソース割り当てクラスを決定してもよい。例えば、リソース割り当てクラス決定部13は、当該トラフィック種別がデータであれば、非サブフレームバンドリングクラスとし、当該トラフィック種別が音声であれば、サブフレームバンドリングクラスしてもよい。
リソース設定部14は、各リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群を予め設定する。具体的には、リソース設定部14は、非サブフレームバンドリングクラスに割り当て可能な無線リソース群をサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームを含まないように設定する。
図5は、本実施の形態に係る無線リソース群の設定例を示す図である。なお、図5においては、一例として、時間方向の20サブフレームと周波数方向の23リソースブロックから構成される無線リソース群が図示される。
図5において、周波数方向の23リソースブロックには、最低周波数のリソースブロックを始点として周波数が低い順にRB1〜RB23のリソースブロックインデックスが付与されている。なお、図示しないが、最高周波数のリソースブロックを始点として周波数が高い順にRB1〜RB23のリソースブロックインデックスが付与されてもよい。以下、説明の便宜上、リソースブロックインデックス値が“n(nは、正の整数)”のリソースブロックをリソースブロックRBnと称する。
また、図5においては、無線リソースが固定的に割り当てられる一定時間間隔T0(図3及び4参照)が20サブフレームであるものとし、それぞれ#1〜#20のサブフレームインデックスが付与されている。以下、説明の便宜上、サブフレームインデックス値が“m(mは、正の整数)”のサブフレームをサブフレーム#mと称する。また、図示しないが、サブフレーム#21以降においては、一定時間間隔T0(例えば、20サブフレーム)で、サブフレーム#1〜#20と同じように各リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群が設定される。
図5において、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスに割り当て可能な無線リソース群(以下、SFB(SubFrame Bundling)リソース群という)として、サブフレーム#1〜#4とリソースブロックRB1〜RB23とから構成される無線リソースを設定する。なお、SFBリソース群は、図5に示すものに限られるものではなく、所定数のサブフレームだけシフトされてもよい。例えば、2サブフレームだけシフトする場合、SFBリソース群として、サブフレーム#3〜#6とリソースブロックRB1〜RB23とから構成される無線リソースが設定されてもよい。
一方、図5において、リソース設定部14は、非サブフレームバンドリングクラスに割り当て可能な無線リソース群(以下、非SFB(SubFrame Bundling)リソース群という)として、サブフレーム#5〜#16とリソースブロックRB1〜RB23とから構成される無線リソースを設定する。サブフレームバンドリングクラスの再送間隔T2を16サブフレームとすると、図5に示すように、サブフレームバンドリングクラスの再送パケットは、サブフレーム#17〜#20に割り当てられる。このため、非SFBリソース群を構成するサブフレームとしては、サブフレーム#5〜#16(すなわち、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレーム#1〜#4、#17〜#20以外のサブフレーム)が設定される。
以上のように、リソース設定部14は、非SFBリソース群として、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレーム以外のサブフレーム(図5では、サブフレーム#5〜#16)と所定数のリソースブロック(図5では、リソースブロックRB1〜RB23)とから構成される無線リソースを設定する。
リソース割り当て部15は、リソース割り当てクラス決定部13でリソース割り当てクラスが決定された無線通信端末20に対して、決定されたリソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群における空きリソースを、所定の周波数方向から順に割り当てる。
具体的には、リソース割り当て部15は、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対して、リソース設定部14で予め設定されたSFBリソース群における空きリソースを割り当てる。例えば、図5では、SFBリソース群として、サブフレーム#1〜#4とリソースブロックRB1〜RB23とから構成される無線リソースが設定されている。このため、リソース割り当て部15は、当該SFBリソース群における空きリソースを、低周波数のリソースブロック(図5では、リソースブロックインデックス値が最小のリソースブロック)から順に無線通信端末20に割り当てる。なお、リソース割り当て部15は、高周波数のリソースブロック(図5では、リソースブロックインデックス値が最大のリソースブロック)から順に無線通信端末20に割り当ててもよい。なお、図5では、リソース割り当て部15は、サブフレーム#2及び#4でバンドル内周波数ホッピングを適用しているが、適用しなくてもよい。
一方、リソース割り当て部15は、非サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対して、リソース設定部14で予め設定された非SFBリソース群における空きリソースを割り当てる。例えば、図5では、非SFBリソース群として、サブフレーム#5〜#16とリソースブロックRB1〜RB23とから構成される無線リソースが設定されている。このため、リソース割り当て部15は、当該非SFBリソース群の中の空きリソースを、低周波数のリソースブロック(図5では、リソースブロックインデックス値が最小のリソースブロック)から順に無線通信端末20に割り当てる。なお、リソース割り当て部15は、高周波数のリソースブロック(図5では、リソースブロックインデックス値が最大のリソースブロック)から順に無線通信端末20に割り当ててもよい。
送信部16は、無線通信端末20に対する下りリンク信号に対して変調、符号化処理などを行い、送信する。具体的には、送信部16は、リソース割り当て部15による上りリンクULのリソース割り当て情報を無線通信端末20に送信する。また、送信部16は、受信部11によって受信された上りリンク信号に対する送達確認信号(ACK/NACK)を無線通信端末20に送信する。
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る無線通信システムの動作について説明する。図6は、本実施の形態に係る無線リソース割り当て方法を示すフローチャートである。なお、以下では、上りリンクULの無線リソース割り当て方法を説明するが、下りリンクDLにおいてSynchronous HARQが適用される場合、下りリンクDLにも適宜適用可能である。
また、以下のフローにおいては、一例として、図5に示すように、SFBリソース群を構成するサブフレーム及びリソースブロックとして、サブフレーム#1〜#4及びリソースブロックRB1〜RB23が設定されているものとする。同様に、非SFBリソース群を構成するサブフレーム及びリソースブロックとして、サブフレーム#5〜#16及びリソースブロックRB1〜RB23が設定されているものとする。なお、かかる設定は、一定時間間隔T0(図5では、20サブフレーム)で繰り返されるものとする。
また、以下のフローにおいては、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対しては、連続する4サブフレームにおけるリソースブロックを固定的に割り当てる割り当てパターンが適用されるものとする。また、非サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対しては、1サブフレームにおける連続する2リソースブロックを固定的に割り当てる割り当てパターンが適用されるものとする。
図6に示すように、ユーザ情報取得部12は、無線通信端末20のユーザ情報を取得する(ステップS101)。上述のように、ユーザ情報には、受信品質、トラフィック種別、再送識別情報などが含まれる。
リソース割り当てクラス決定部13は、ユーザ情報取得部12によって取得されたユーザ情報に基づいて、無線通信端末20のリソース割り当てクラスを決定する(ステップS102)。例えば、リソース割り当てクラス決定部13は、ユーザ情報取得部12によって取得された上りリンク信号の受信品質が所定の閾値以上である場合は非サブフレームバンドリングクラスと決定し、当該受信品質が所定の閾値未満である場合はサブフレームバンドリングクラスと決定してもよい。
リソース割り当て部15は、無線通信端末20のリソース割り当てクラスがサブフレームバンドリングクラス又は非サブフレームバンドリングクラスのいずれであるかを判定する(ステップS103)。
無線通信端末20のリソース割り当てクラスがサブフレームバンドリングクラスである場合、リソース割り当て部15は、SFBリソース群の中から空きリソースを無線通信端末20に割り当てる(ステップS104)。具体的には、リソース割り当て部15は、無線通信端末20に対するリソース割り当て要求に応じて、連続する複数のサブフレームからなるリソースブロックを初回送信パケットに割り当てる。また、リソース割り当て部15は、初回送信パケットから再送間隔T1後の連続する複数のサブフレームからなるリソースブロックを再送パケットに割り当てる。
例えば、図5においては、リソース割り当て部15は、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20の初回送信パケットに、SFBリソース群のサブフレーム#1〜#4を割り当て、当該サブフレーム#1〜#4における最低周波数のリソースブロックから順に空きリソースブロックを割り当てる。ここで、サブフレーム#1及び#3では、バンドル内周波数ホッピングが適用されないので、最低周波数のリソースブロックRB1が当該初回送信パケットに割り当てられる。一方、サブフレーム#2及び#4では、バンドル内周波数ホッピングが適用されるので、リソースブロックRB1に周波数軸上で対称となるリソースブロックRB23が当該初回送信パケットに割り当てられる。
また、図5においては、リソース割り当て部15は、上記初回送信パケットの再送パケットに、上記初回送信パケットから再送間隔T1後のサブフレーム#17〜#20を割り当て、当該サブフレーム#17〜#20における最低周波数のリソースブロックから順に空きリソースブロックを割り当てる。ここで、初回送信パケットと同様に、サブフレーム#17及び#20では、バンドル内周波数ホッピングが適用されないので、最低周波数のリソースブロックRB1が当該再送パケットに割り当てられる。一方、サブフレーム#17及び#20では、バンドル内周波数ホッピングが適用されるので、リソースブロックRB1に周波数軸上で対称となるリソースブロック23が当該再送パケットに割り当てられる。
このように、図5において、リソース割り当て部15は、初回送信パケットに無線リソースを割り当てる際に、初回送信パケットから再送間隔T1後の無線リソースを再送パケットに固定的に割り当てる。このため、無線通信端末20に再送パケットの無線リソースの割り当て情報を通知する必要がなく、制御オーバヘッドを削減できる。
また、例えば、図5のサブフレーム#5において、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対するリソース割り当て要求が発生するとする。かかる場合、リソース割り当て部15は、非SFBリソース群を構成するサブフレーム#5〜#16を割り当てずに、次の一定時間間隔T0でSFBリソース群を構成するサブフレーム#21〜#24を割り当てる。そして、リソース割り当て部15は、サブフレーム#21〜#24の空きリソースブロックを無線通信端末20に割り当てる。この割り当てによると、無線通信端末20のリソース割り当てクラスに関係なく、サブフレーム#5以降で最も時間的に早いサブフレーム(例えば、サブフレーム#5)に割り当てる場合と比べて、16サブフレームの遅延が生じてしまう。一方で、サブフレームバンドリングクラスと非サブバンドリングクラスとが混在する場合であっても、両クラスに対するサブフレームの割り当て範囲が区別されているので、効率良く無線リソースを割り当てることができる。この結果、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な無線リソースが生じるのを防止できる。
一方、無線通信端末20のリソース割り当てクラスが非サブフレームバンドリングクラスである場合、リソース割り当て部15は、非SFBリソース群の中から空きリソースを無線通信端末20に割り当てる(ステップS105)。具体的には、リソース割り当て部15は、無線通信端末20に対するリソース割り当て要求に応じて、1サブフレームにおける連続する複数のリソースブロックを初回送信パケットに割り当てる。また、リソース割り当て部15は、初回送信パケットから再送間隔T2後のサブフレームにおける連続する複数のリソースブロックを再送パケットに割り当てる。なお、リソース割り当て部15は、図3で説明したようにサブフレーム間周波数ホッピングを適用して再送パケットに対するリソース割り当てを行ってもよい。
例えば、図5においては、リソース割り当て部15は、非サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20の初回送信パケットに、非SFBリソース群のサブフレーム#5〜#16で時間的に最も早いサブフレーム或いは空きリソースブロックが最も多いサブフレームを割り当てる。また、リソース割り当て部15は、割り当てられたサブフレームで最低周波数のリソースブロックから順に空きリソースブロックを割り当てる。このため、非SFBリソース群を効率的に使用でき、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な無線リソースが生じるのを防止できる。
本実施の形態に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングクラスとが混在する場合であっても、両クラスに対するサブフレームの割り当て範囲が区別されているので、効率良く無線リソースを割り当てることができる。特に、非SFBリソース群には、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームが含まれない。このため、一定時間間隔で再送パケットの無線リソースが割り当てられる場合であっても、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができ、システムスループットを向上させることができる。
また、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングが混在する場合においては、パーシステントスケジューリングが適用されていない場合においても、本実施形態を適用可能である。例えば、サブフレームバンドリングクラスの割り当てが(#1〜#4)のタイミングである場合、当該の送信タイミング(#1〜#4)から、サブフレームバンドリングクラスの再送のタイミング(#17〜#20)の間となる、(#5〜#16)のタイミングにおいて、リソース割り当て部15は、空きリソースブロックを非サブフレームバンドリングクラスに割り当てることで、非SFBリソース群を効率的に使用でき、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な無線リソースが生じるのを防止できる。パーシステントスケジューリングを適用しない場合においては、一定時間間隔にサブフレームバンドリングクラスを優先的に割り当てる送信タイミングを設定することで、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースをさらに減少させることができ、システムスループットを向上させることができる。
<変更例1>
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例1について、本実施の形態との相違点を中心に説明する。変更例1では、非SFBリソース群が、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームであってバンドル内周波数ホッピングが適用されないサブフレームを含まないように設定される点で、第1実施形態と異なる。図7は、変更例1に係る無線リソース群の設定例を示す図である。なお、図7では、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対しては、図5と同様に、無線リソースが割り当てられるものとする。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例1について、本実施の形態との相違点を中心に説明する。変更例1では、非SFBリソース群が、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームであってバンドル内周波数ホッピングが適用されないサブフレームを含まないように設定される点で、第1実施形態と異なる。図7は、変更例1に係る無線リソース群の設定例を示す図である。なお、図7では、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対しては、図5と同様に、無線リソースが割り当てられるものとする。
図7に示すように、無線基地局10のリソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレームであってバンドル内周波数ホッピングが適用されないサブフレームを含まないように、非SFBリソース群を設定する。
図7において、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレーム#1〜#4、#17〜#20であってバンドル内周波数ホッピングが適用されないサブフレーム#1及び#3を含まないように、非SFBリソース群のサブフレームを設定する。すなわち、変更例1では、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットが割り当てられないサブフレーム#5〜#16に加えて、サブフレーム#1〜#4、#17〜#20のうちバンドル内周波数ホッピングが適用されるサブフレーム#2、#4、#18及び#20を、非SFBリソース群として設定する。
ここで、図7のサブフレーム#2及び#4では、図5で説明したように、バンドル内周波数ホッピングが適用されている。このため、サブフレーム#2及び#4では、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに対して、リソースブロックRB1に周波数軸上で対称となるリソースブロックRB23が割り当てられる。このように、バンドル内周波数ホッピングが適用されないサブフレーム#1及び#3において最低周波数のリソースブロックRB1から順に空きリソースブロックが割り当てられる場合、バンドル内周波数ホッピングが適用されるサブフレーム#2及び#4においては、逆の周波数方向(すなわち、最高周波数のリソースブロックRB23)から順に空きリソースブロックが割り当てられる。このため、バンドル内周波数ホッピングが適用されるサブフレーム#2及び#4において、リソースブロックRB23とは周波数軸上で対称となるリソースブロックRB1から所定数のリソースブロックを、非SFBリソース群に含めることが可能となる。
変更例1に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレームであってもバンドル内周波数ホッピングが適用されるサブフレームは、非SFBリソース群として設定可能となる。したがって、非SFBリソース群を構成するサブフレームを増加させることができ、非サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対するリソース割り当て要求が発生してから当該無線通信端末20に無線リソースが割り当てられるまでの遅延時間を減少させることができる。
例えば、図7において、非サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対するリソース割り当て要求がサブフレーム#1で発生した場合に、リソース割り当て部15は、サブフレーム#2の空きリソースブロックを当該無線通信端末20に割り当てることができる。この結果、サブフレーム#5に割り当てられる場合と比較して、3サブフレーム分の遅延時間を減少できる。
以上のように、変更例1に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスと非サブバンドリングクラスとが混在する場合であっても、非サブフレームバンドリングクラスに無線リソースを割り当てる際の遅延時間を増加させずに、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができる。
また、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングが混在する場合においては、パーシステントスケジューリングが適用されていない場合においても、変更例1を適用可能である。すなわち、サブフレームバンドリングクラスの割り当てがあったタイミングから、サブフレームバンドリングクラスの再送のタイミングまで、およびバンドル内ホッピングをするタイミングにおいて、リソース割り当て部15は、最低周波数のリソースブロックから順に空きリソースブロックを非サブフレームバンドリングクラスに割り当てることで、非SFBリソース群を効率的に使用でき、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な無線リソースが生じるのを防止できる。パーシステントスケジューリングを適用しない場合においては、一定時間間隔にサブフレームバンドリングクラスを優先的に割り当てる送信タイミングを設定することで、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースをさらに減少させることができ、システムスループットを向上させることができる。
<変更例2>
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例2について、変更例1との相違点を中心に説明する。変更例2では、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定される点で、変更例1と異なる。図8は、変更例2に係る無線リソース群の設定例を示す図である。変更例2においては、20サブフレーム間隔で送信を行うパーシステントスケジューリングではあるが、図8においては説明のため#24までを定義している。すなわち#1は、#21に、#2は、#22に、#3は、#23に、#4は、#24に、それぞれ相当する。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例2について、変更例1との相違点を中心に説明する。変更例2では、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定される点で、変更例1と異なる。図8は、変更例2に係る無線リソース群の設定例を示す図である。変更例2においては、20サブフレーム間隔で送信を行うパーシステントスケジューリングではあるが、図8においては説明のため#24までを定義している。すなわち#1は、#21に、#2は、#22に、#3は、#23に、#4は、#24に、それぞれ相当する。
図8に示すように、無線基地局10のリソース設定部14は、非SFBリソース群を、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定する。具体的には、リソース設定部14は、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットが初回送信パケットの再送間隔T2後に送信される場合、上記重複が発生するサブフレームから再送間隔T2前のサブフレームを含まないように設定される。
図8において、非サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットがサブフレーム#14のリソースブロックRB1及びRB2に割り当てられる場合、当該再送パケットは、当該初回送信パケットから再送間隔T2(図8では、8ms)後のサブフレーム#22のリソースブロックRB22及びRB23に割り当てられる。一方、サブフレーム#22のリソースブロックRB23には、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットも割り当てられる。このため、サブフレーム#22のリソースブロックRB23には、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットが重複して割り当てられてしまう。この場合、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットにダイナミックスケジューリングを用いたリソース割り当てを行わなければならないため、制御オーバヘッドが増加する。また、非サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットがサブフレーム#16のリソースブロックRB1及びRB2に割り当てられる場合にも、サブフレーム#24において同様の重複が発生する。
そこで、図8に示すように、リソース設定部14は、上記重複が発生するサブフレーム#22及び#24から再送間隔T2前のサブフレーム#14及び#16を含まないように、非SFBリソース群を設定する。すなわち、変更例2では、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットが割り当てられないサブフレーム#5〜#16のうち、上記サブフレーム#14及び#16以外のサブフレーム#5〜#13、#15を、非SFBリソース群として設定する。なお、図9では、変更例1、2を組み合わせた例を示しているが、変更例2を単独で適用してもよい。
変更例2に係る無線通信システムによれば、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定される。したがって、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットにダイナミックスケジューリングを用いる必要がなく、制御オーバヘッドの増加を防止できる。
以上のように、変更例2に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスと非サブバンドリングクラスとが混在する場合であっても、非サブフレームバンドリングクラスの再送制御に係る制御オーバヘッドを増加させずに、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができる。
また、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングが混在する場合においては、パーシステントスケジューリングが適用されていない場合においても、変更例2を適用可能である。すなわち、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットの送信タイミングからサブフレームバンドリングクラスの再送パケットの送信タイミングが決定されるため、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定することが可能である。
<変更例3>
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例3について、変更例2との相違点を中心に説明する。変更例3では、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定される点で、変更例2と異なる。図9は、変更例3に係る無線リソース群の設定例を示す図である。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例3について、変更例2との相違点を中心に説明する。変更例3では、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定される点で、変更例2と異なる。図9は、変更例3に係る無線リソース群の設定例を示す図である。
図9に示すように、無線基地局10のリソース設定部14は、非SFBリソース群を、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定する。具体的には、リソース設定部14は、非サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットの再送間隔T2後に再送パケットが送信される場合、上記重複が発生するサブフレームから再送間隔T2前のサブフレームを含まないように設定される。
図9において、非サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットがサブフレーム#10のリソースブロックRB1及びRB2に割り当てられる場合、当該再送パケットは、当該初回送信パケットから再送間隔T2(図9では、8ms)後のサブフレーム#18のリソースブロックRB22及びRB23に割り当てられる。一方、サブフレーム#18のリソースブロックRB23には、サブフレームバンドリングクラスの再送パケットも割り当てられる。このため、サブフレーム#18のリソースブロックRB23には、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットとサブフレームバンドリングクラスの再送パケットが重複して割り当てられてしまう。この場合、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットにダイナミックスケジューリングを用いたリソース割り当てを行わなければならないため、制御オーバヘッドが増加する。また、非サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットがサブフレーム#12のリソースブロックRB1及びRB2に割り当てられる場合にも、サブフレーム#20において同様の重複が発生する。
そこで、図9に示すように、リソース設定部14は、上記重複が発生するサブフレーム#18及び#20から再送間隔T2前のサブフレーム#10及び#12を含まないように、非SFBリソース群を設定する。すなわち、変更例3では、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットが割り当てらないサブフレーム#5〜#16のうち、上記サブフレーム#10及び#12以外のサブフレームを、非SFBリソース群として設定する。なお、図9では、変形例1〜3を組み合わせた例を示しているので、非SFBリソース群からサブフレーム#14及び#16も除外されている。しかし、変更例3を単独で適用してもよいし、変更例1、3を組み合わせて或いは変更例2、3を組み合わせて用いてもよい。
変更例3に係る無線通信システムによれば、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定される。したがって、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットにダイナミックスケジューリングを用いる必要がなく、制御オーバヘッドの増加を防止できる。
以上のように、変更例3に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングクラスとが混在する場合であっても、非サブフレームバンドリングクラスの再送制御に係る制御オーバヘッドを増加させずに、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができる。
また、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングが混在する場合においては、パーシステントスケジューリングが適用されていない場合においても、変更例3を適用可能である。すなわち、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットの送信タイミングからサブフレームバンドリングクラスの再送パケットの送信タイミングが決定されるため、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定することが可能である。
<変更例4>
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例4について、変更例3との相違点を中心に説明する。変更例4では、非SFBリソース群は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームにおいて当該サブフレームバンドリングクラスに優先的に割り当てられる所定数のリソースブロックを含まないように設定される点で、変更例3と異なる。図10は、変更例4に係る無線リソース群の設定例を示す図である。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例4について、変更例3との相違点を中心に説明する。変更例4では、非SFBリソース群は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームにおいて当該サブフレームバンドリングクラスに優先的に割り当てられる所定数のリソースブロックを含まないように設定される点で、変更例3と異なる。図10は、変更例4に係る無線リソース群の設定例を示す図である。
図10に示すように、無線基地局10のリソース設定部14は、非SFBリソース群を、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームにおいて当該サブフレームバンドリングクラスに優先的に割り当てられる所定数のリソースブロックを含まないように設定する。すなわち、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに固定的に割り当てられるサブフレームにおいて上記所定数のリソースブロック以外のリソースブロックを、非SFBリソース群として設定する。
図10において、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信又は再送パケットに割り当てられるサブフレーム#1〜#4、#17〜#20のそれぞれにおいて、サブフレームバンドリングクラスを優先的に割り当てる2リソースブロックを予め確保する。また、リソース設定部14は、上記サブフレーム#1〜#4、#17〜#20において当該2リソースブロックを含まないように、非SFBリソース群を設定する。すなわち、変更例4では、リソース設定部14は、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレーム#1〜#4、#17〜#20であってもサブフレームバンドリングクラスのために確保されていないリソースブロックを、非SFBリソース群として設定する。なお、図10では、変更例1〜4を組み合わせた例を示しているが、変更例4を単独で適用してもよいし、変更例1〜3の少なくとも1つと組み合わせて用いてもよい。
変更例4に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレームであってもサブフレームバンドリングクラスに優先的に割り当てられる所定数のリソースブロック以外のリソースブロックは、非SFBリソース群として設定可能となる。したがって、したがって、非SFBリソース群を構成するサブフレームを増加させることができ、非サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対するリソース割り当て要求が発生してから当該無線通信端末20に無線リソースが割り当てられるまでの遅延時間を減少させることができる。
例えば、図10において、非サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20に対するリソース割り当て要求がサブフレーム#1で発生した場合に、リソース割り当て部15は、サブフレーム#1の空きリソースブロックを当該無線通信端末20に割り当てることができる。この結果、サブフレーム#5に割り当てられる場合と比較して、4サブフレーム分の遅延時間を減少できる。
以上のように、変更例4に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスと非サブバンドリングクラスとが混在する場合であっても、非サブフレームバンドリングクラスに無線リソースを割り当てる際の遅延時間を増加させずに、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができる。
また、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングが混在する場合においては、パーシステントスケジューリングが適用されていない場合においても、変更例4を適用可能である。すなわち、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットの送信タイミングからサブフレームバンドリングクラスの再送パケットの送信タイミングが決定されるため、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定することが可能である。
<変更例5>
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例5について、変更例4との相違点を中心に説明する。変更例5では、SFBリソース群として変更例4より多くのサブフレームが設定される点で、変更例4と異なる。図11は、変更例5に係る無線リソース群の設定例を示す図である。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例5について、変更例4との相違点を中心に説明する。変更例5では、SFBリソース群として変更例4より多くのサブフレームが設定される点で、変更例4と異なる。図11は、変更例5に係る無線リソース群の設定例を示す図である。
図11では、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットは、サブフレーム#1〜#4に加えて、サブフレーム#9〜#11にも割り当てられる。また、サブフレームバンドリングクラスの再送パケットは、サブフレーム#17〜#20に加えて、サブフレーム#5〜#8にも割り当てられる。ここで、サブフレーム#17〜#20に割り当てられる再送パケットは、サブフレーム#1〜#4の初回送信パケットに対応するものである。また、サブフレーム#9〜#11に割り当てられる再送パケットは、前の一定時間間隔T0のサブフレーム#9〜#11の初回送信パケットに対応するものである。
上述のように、図10では、SFBリソース群として設定されたサブフレームにおいても、所定数のリソースブロック以外が、非サブフレームバンドリングクラスとして設定される。このため、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20が増加すると、パーシステントスケジューリングによる固定的なリソース割り当てができなくなる。この結果、サブフレームバンドリングクラスの無線通信端末20にダイナミックスケジューリングによるリソース割り当てを行わざるを得ず、リソース割り当て制御に係る制御オーバヘッドが増加する。
一方、図11では、図10に示す場合と比較して、SFBリソース群で2倍のサブフレームが確保されている。このため、図10に示す場合と比較して、パーシステントスケジューリングによるリソース割り当てがより多く可能となり、リソース割り当て制御に係る制御オーバヘッドを軽減できる。なお、図11では、変更例1〜5を組み合わせた例を示しているが、変更例5を単独で適用してもよいし、変更例1〜4の少なくとも1つと組み合わせて用いてもよい。
以上のように、変更例5に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスと非サブバンドリングクラスとが混在する場合であっても、サブフレームバンドリングクラスのリソース割り当て制御に係る制御オーバヘッドを増加させずに、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができる。
また、サブフレームバンドリングクラスと非サブフレームバンドリングが混在する場合においては、パーシステントスケジューリングが適用されていない場合においても、変形例5を適用可能である。すなわち、サブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットの送信タイミングからサブフレームバンドリングクラスの再送パケットの送信タイミングが決定されるため、非SFBリソース群が、非サブフレームバンドリングクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとサブフレームバンドリングクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定することが可能である。
<変更例6>
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例6について、変更例5との相違点を中心に説明する。変更例6では、SFBリソース群の空きリソースが、他の無線基地局10又は他のセクタとは異なる周波数方向から順番に無線通信端末20に割り当てられる点で、変更例5と異なる。図12は、変更例6に係る無線リソースの割り当て例を示す図である。図12A及び12Bは、隣接する無線基地局10A及び10B間における無線リソースの割り当て例を示している。
次に、本実施の形態に係る無線通信システムの変更例6について、変更例5との相違点を中心に説明する。変更例6では、SFBリソース群の空きリソースが、他の無線基地局10又は他のセクタとは異なる周波数方向から順番に無線通信端末20に割り当てられる点で、変更例5と異なる。図12は、変更例6に係る無線リソースの割り当て例を示す図である。図12A及び12Bは、隣接する無線基地局10A及び10B間における無線リソースの割り当て例を示している。
図12Aに示すように、無線基地局10Aのリソース割り当て部15が、SFBリソース群の空きリソースを、低周波数のリソースブロック(図12Aでは、リソースブロックインデックス値が最小のリソースブロック)から順に割り当てるとする。この場合、隣接する無線基地局10Bのリソース割り当て部15が、無線基地局10Aと同様に、SFBリソース群の空きリソースを、低周波数のリソースブロックから順に割り当てると、無線基地局10A及び10B間で干渉が生じる。
LTE(Long Term Evolution)などのセルラ方式に基づく移動通信方式では、隣接する無線基地局10A及び10B間で同一周波数を繰返し使用することにより、周波数資源を有効に利用している。このため、上述のように、隣接する無線基地局10A及び10Bのリソース割り当て部15が、SFBリソース群の空きリソースを、同じ周波数方向から順番に割り当てると、無線基地局10A及び10B間で干渉が発生し、受信品質が劣化し易くなる。
そこで、図12Bに示すように、無線基地局10Bのリソース割り当て部15は、SFBリソース群の空きリソースを、高周波数のリソースブロック(図12Bでは、リソースブロックインデックス値が最大のリソースブロック)から順に割り当てる。このように、無線基地局10Bのリソース割り当て部15は、SFBリソース群の空きリソースを、無線基地局10Aとは異なる周波数方向から無線通信端末20に割り当てる。このため、隣接する無線基地局10A及び10B間で同じサブフレームの同じリソースブロックが使用される確率が低くなり、無線基地局10A及び10B間の干渉を低減させることができる。この結果、干渉によるスループットの低下を防止できる。
なお、上記においては、隣接する無線基地局10A及び10B間について説明したが、1つの無線基地局10に属するセクタ間においても適用可能である。また、図12A及びBでは、変更例1〜6を組み合わせた例を示しているが、変更例6を単独で適用してもよいし、変更例1〜5の少なくとも1つと組み合わせて用いてもよい。
以上のように、変更例6に係る無線通信システムによれば、サブフレームバンドリングクラスと非サブバンドリングクラスとが混在する場合であっても、隣接する無線基地局10間、或いは、1つの無線基地局10のセクタ間における干渉を増加させずに、いずれの無線通信端末20にも割り当て不可能な空きリソースを減少させることができる。また、干渉増加に起因するスループットの低下を防止できる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10、10A、10B…無線基地局、20、20a、20b…無線通信端末、11…受信部、12…ユーザ情報取得部、13…リソース割り当てクラス決定部、14…リソース設定部、15…リソース割り当て部、16…送信部
Claims (8)
- 所定の時間単位であるサブフレームと所定の周波数帯域単位であるリソースブロックとから構成される無線リソースを無線通信端末に対して割り当てる無線基地局であって、
1つのサブフレームにおける連続する複数のリソースブロックを割り当てる第1リソース割り当てクラスと、連続する複数のサブフレームにおけるリソースブロックを割り当てる第2リソース割り当てクラスとのうちのいずれかから、前記無線通信端末のリソース割り当てクラスを決定する決定部と、
決定された前記リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群における空きリソースを、所定の周波数方向から順に前記無線通信端末に割り当てる割り当て部と、を具備し、
前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第2リソース割り当てクラスの初回送信パケットに割り当てられるサブフレーム又は該サブフレームの一定時間間隔後で再送パケットに割り当てられるサブフレームを含まないように設定されることを特徴とする無線基地局。 - 前記第1リソース割り当てクラスは、1つのサブフレームにおける連続する複数のリソースブロックを一定時間間隔で固定的に割り当てるリソース割り当てクラスであり、
前記第2リソース割り当てクラスは、連続する複数のサブフレームにおけるリソースブロックを一定時間間隔で固定的に割り当てるリソース割り当てクラスであることを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。 - 前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第2リソース割り当てクラスの初回送信パケットに割り当てられるサブフレーム又は該サブフレームの一定時間間隔後で再送パケットに割り当てられるサブフレームであってバンドル内周波数ホッピングが適用されないサブフレームを含まないように設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
- 前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第1リソース割り当てクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックと前記第2リソース割り当てクラスの初回送信パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線基地局。
- 前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第1リソース割り当てクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックと前記第2リソース割り当てクラスの再送パケットに割り当てられるリソースブロックとが重複しないように設定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線基地局。
- 前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第2リソース割り当てクラスの初回送信パケット又は再送パケットに割り当てられるサブフレームにおいて該第2リソース割り当てクラスに優先的に割り当てられる所定数のリソースブロックを含まないように設定されることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の無線基地局。
- 前記割り当て部は、前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群における空きリソースを、他の無線基地局又は他のセクタとは異なる周波数方向から順に前記無線通信端末に割り当てることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の無線基地局。
- 所定の時間単位であるサブフレームと所定の周波数帯域単位であるリソースブロックとから構成される無線リソースを無線通信端末に割り当てる無線リソース割り当て方法であって、
1つのサブフレームにおける連続する複数のリソースブロックを割り当てる第1リソース割り当てクラスと、連続する複数のサブフレームにおけるリソースブロックを割り当てる第2リソース割り当てクラスとのうちのいずれかから、前記無線通信端末のリソース割り当てクラスを決定する工程と、
決定された前記リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群における空きリソースを、所定の周波数方向から順に前記無線通信端末に割り当てる工程と、を有し、
前記第1リソース割り当てクラスに割り当て可能な無線リソース群は、前記第2リソース割り当てクラスの初回送信パケットに割り当てられるサブフレーム又は該サブフレームの一定時間間隔後で再送パケットに割り当てられるサブフレームを含まないように設定されることを特徴とする無線リソース割り当て方法。
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