JP2012221202A - 路側通信装置および監視用通信装置 - Google Patents

路側通信装置および監視用通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012221202A
JP2012221202A JP2011085917A JP2011085917A JP2012221202A JP 2012221202 A JP2012221202 A JP 2012221202A JP 2011085917 A JP2011085917 A JP 2011085917A JP 2011085917 A JP2011085917 A JP 2011085917A JP 2012221202 A JP2012221202 A JP 2012221202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
information
monitoring
roadside communication
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011085917A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiya Kato
聖也 加藤
Tatsuaki Nagafune
辰昭 長船
Shoji Fukuzawa
尚司 福沢
Eriko Ando
英里子 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2011085917A priority Critical patent/JP2012221202A/ja
Publication of JP2012221202A publication Critical patent/JP2012221202A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】インフラ設備との接続が不要で、路車間通信の障害を検知し車両に通知する路側通信装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明による路側通信装置110は、車両140を検知して、車両140に関する情報である検知車両情報162を送信する路側通信装置110であって、前記路側通信装置110の制御部200は、前記検知車両情報162を受信したか否かを監視し、前記路側通信装置110が送信する前記検知車両情報162が利用可能か否かを判定する監視用通信装置120の判定結果である利用可否情報164を受信し、前記利用可否情報164に基づいて、自己の稼動状態を判定する正常稼動可否判定部207と、前記正常稼動可否判定部207の判定結果に基づいて、障害を検知したことを通知する障害復帰検知情報163または前記検知車両情報162を送信する配信データ生成部209と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、路側通信装置および監視用通信装置に関する。
交通事故の未然防止などを目的に、自動車安全技術の開発が進んでいる。自動車安全技術には、レーザーレーダやミリ波センサのセンサ等を実装した安全装置がある。例えば、安全装置の運転支援アプリケーションは、前方の車両をセンサにより検知し衝突の危険があると判断すると、車両の乗員に注意を促し、それでも危険を回避できないと判断した場合は、自動でブレーキをかける。これにより、衝突時の被害を軽減することができる。今後は、センサでは検知できない範囲の危険に対して、通信を用いた検知によって危険を回避する運転支援アプリケーションが実用化されていくと考えられる。
通信を用いた運転支援アプリケーションが一般的になると、車両の乗員は運転支援アプリケーションによる支援を前提とした運転をするようになることが考えられる。何らかの理由により運転支援アプリケーションが正常に動作しない場合、事故の増加や被害の拡大につながる可能性がある。特に、無線通信を用いた場合、安全装置そのものが正常に稼動していても、大気の状態や他の通信との混線が原因で正しい情報が車両に届かず、運転支援アプリケーションが正常に動作しなくなることが考えられる。
無線通信の信頼性を確保する技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の路車間通信監視システムは、道路側に監視用受信機を設置して、実際に送信しているデータを受信し、路側処理装置からのデータと比較して異常がないかを判断している。
特開2002−271250号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、路車間通信監視システムが通信異常を検出しても、車両は通信異常を認識することができない。また、当該路車間通信監視システムは、センタ装置や専用線などのインフラ設備との接続を必要とするため、コストがかけられる高速道路の場合には利用できるが、一般道や工事現場などコストがかけられない一時的な通行規制への利用は適さない。
そこで、本発明は、インフラ設備との接続が不要で、路車間通信の障害を検知し車両に通知する路側通信装置および監視用通信装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明による路側通信装置は、車両を検知して、車両に関する情報である検知車両情報を送信する路側通信装置であって、前記路側通信装置の制御部は、前記検知車両情報を受信したか否かを監視し、前記路側通信装置が送信する前記検知車両情報が利用可能か否かを判定する監視用通信装置の判定結果である利用可否情報を受信し、前記利用可否情報に基づいて、自己の稼動状態を判定する正常稼動可否判定部と、前記正常稼動可否判定部の判定結果に基づいて、障害を検知したことを通知する障害復帰検知情報または前記検知車両情報を送信する配信データ生成部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、インフラ設備との接続が不要であり、路車間通信の障害を検知し車両に通知する路側通信装置および監視用通信装置を提供することが可能になる。
本実施形態の概略を説明する図である。 路側通信装置の検知情報処理端末の構成を説明する図である。 監視用通信装置の監視用処理端末の構成を説明する図である。 無線通信により送受信される情報の、共通の構成を説明する図である。 車両情報の構成を説明する図である。 検知車両情報の構成を説明する図である。 障害復帰検知情報の構成を説明する図である。 利用可否情報の構成を説明する図である。 稼動情報の構成を説明する図である。 検知車両バッファの構成を説明する図である。 監視結果バッファの構成を説明する図である。 監視対象稼動状態バッファの構成を説明する図である。 稼動状態ログバッファの構成を説明する図である。 路側通信装置および監視用通信装置間で送受信される情報のシーケンス図である。 本実施形態の変形例の概略を説明する図である。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」と呼ぶ)を、図等を参照しながら詳細に説明する。また、本実施形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(運転支援システムの概略)
図1は、本実施形態の概略を説明する図である。
最初に、運転支援システム100の処理の概略について説明する。
運転支援システム100において、まず、車両140が自己に関する情報である車両情報161を送信する。次に、当該送信された車両情報161を路側通信装置110が受信して、自己の記憶部220(図2参照)へ記憶する。そして、路側通信装置110は、当該記憶した車両情報161を基に検知車両情報162を作成して送信する。
次に、当該送信された検知車両情報162を、車両140および監視用通信装置120が受信する。車両140は、当該受信した検知車両情報162を、運転支援アプリケーションに利用する。一方、監視用通信装置120は、路側通信装置110から検知車両情報162を定期的に受信しているか否かを監視し、監視結果を自己の記憶部へ記憶する。また、監視用通信装置120は、後記する障害復帰検知情報163を基に、路側通信装置110の稼動状態を監視し、監視結果を自己の記憶部320(図3参照)へ記憶する。そして、監視用通信装置120は、当該記憶部320(図3参照)に記憶された監視結果を基に利用可否情報164を作成して送信する。
次に、当該送信された利用可否情報164を路側通信装置110および車両140が受信する。路側通信装置110は、下記(1)(2)の場合、検知車両情報162の作成および送信を停止し、障害復帰検知情報163を作成して送信する。
(1)路側通信装置110が利用可否情報164を受信できなかった場合。
(2)路側通信装置110が利用可否情報164を受信したが、監視用通信装置120が路側通信装置110から定期的に検知車両情報162を受信していないことを示す情報が、当該受信した利用可否情報164に含まれる場合
そして、当該送信された障害復帰検知情報163を監視用通信装置120が受信する。監視用通信装置120は、当該受信した障害復帰検知情報163を基に、路側通信装置110の稼動状態を監視し、監視結果を自己の記憶部へ記憶する。そして、監視用通信装置120は、当該監視結果を基に利用可否情報164を作成して送信する。
一方、車両140は、検知車両情報162および障害復帰検知情報163に基づいて監視用通信装置120が作成して送信した利用可否情報164により、路側通信装置110から受信した検知車両情報162を運転支援アプリケーションに利用可能か否かを判断することができる。
また、路側通信装置110は、監視用通信装置120と同様に、他の路側通信装置110の稼動状態を監視することができる。図1は、路側通信装置110(1)が監視用通信装置120から監視されるとともに、路側通信装置110(1)が路側通信装置110(2)からも監視する実施形態を示している。ここで、路側通信装置110(1)のID(identifier)を「#R0001」、路側通信装置110(2)のIDを「#R0005」、監視用通信装置120のIDを「#O0001」とする。
(運転支援システムの構成)
次に、運転支援システム100の構成について説明する。
本実施形態に係る運転支援システム100は、路側通信装置110、監視用通信装置120、管理センタ130、車両140を有する。
路側通信装置110は、運転支援に関する情報等を受信して処理し、車両140等へ送信する。路側通信装置110は、無線通信端末111、有線通信端末112および検知情報処理端末113を有する。無線通信端末111は、運転支援に関する情報を送受信する。有線通信端末112は、運転支援に関する情報を管理センタ130へ送信する。検知情報処理端末113は、無線通信端末111が受信した運転支援に関する情報を処理し、車両140等へ送信する情報を作成する。
監視用通信装置120は、路側通信装置110の稼動状態を監視するとともに、監視結果を車両140等へ送信する。監視用通信装置120は、無線通信端末121および監視用処理端末122を有する。無線通信端末121は、運転支援に関する情報を送受信する。監視用処理端末122は、無線通信端末121が受信した運転支援に関する情報に基づいて、路側通信装置110の監視を行い、監視結果を含む情報を作成する。
管理センタ130は、路側通信装置110または監視用通信装置120から情報を受信し、路側通信装置110および/または監視用通信装置120の保守管理を行う。
車両140は、自己に関する情報を路側通信装置110へ送信する。また、車両140は、路側通信装置110または監視用通信装置120から受信した情報を、運転支援アプリケーションに利用する。車両140は、GPS(Global Positioning System)受信機141および無線通信端末142を有する。GPS受信機141は、人工衛星からの電波を受信して自己の位置を算出する。無線通信端末142は、運転支援に関する情報を送受信する。
運転支援に関する情報は、車両情報161、検知車両情報162、障害復帰検知情報163、利用可否情報164および稼動情報165がある。
車両情報161は、車両140が送信する、車両140自身に関する情報である。
検知車両情報162は、路側通信装置110が検知した車両140に関する情報である。検知車両情報162は、車両140から送信された車両情報161を基に作成される。
障害復帰検知情報163は、路側通信装置110および監視用通信装置120間の通信障害を検知したことを通知する情報である。
利用可否情報164は、路側通信装置110が送信する検知車両情報162が利用可能か否かを示す情報である。
稼動情報165は、管理センタ130へ送信される、路側通信装置110の稼動状態を示す情報である。
なお、これらの運転支援に関する情報の構成等の詳細は後記する。
(検知情報処理端末)
図2は、路側通信装置110の検知情報処理端末113の構成を説明する図である。
検知情報処理端末113は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、各種の入出力インタフェイス等を有する(いずれも図示は省略)。この検知情報処理端末113は、ソフトウェア構成として、図2に示すように、制御部200、記憶部220および通信I/F(interface)部230を有する。これらの各部は、ハードディスクやフラッシュデバイス等の記憶装置から該当するプログラムやデータがRAM上に読み出されて配備され、CPUにより実行・利用されるものとする。
制御部200は、各種演算処理やプログラムの実行を行う。
制御部200は、受信情報振り分け部201、車両情報登録部202、自己診断部203、監視結果更新部204、監視対象稼動状態更新部205、監視結果配信部206、正常稼動可否判定部207、稼動状態ログ生成部208、配信データ生成部209およびログ情報配信部210を有する。なお、これらの具体的な処理は後記する。
受信情報振り分け部201は、通信I/F部230を介して受信した運転支援に関する情報を、各部へ振り分ける。
車両情報登録部202は、受信情報振り分け部201から車両情報161を受信して、後記する検知車両バッファ221に記憶する。
自己診断部203は、自己の路側通信装置110が正常に稼動しているか否かを判定し、判定結果を後記する監視結果バッファ222に記憶する。
監視結果更新部204は、受信情報振り分け部201から利用可否情報164を受信して、後記する監視結果バッファ222に記憶する。
監視対象稼動状態更新部205は、受信情報振り分け部201から他の路側通信装置110が送信した検知車両情報162を受信し、後記する検知車両バッファ221と比較する。そして、監視対象稼動状態更新部205は、比較結果を後記する監視対象稼動状態バッファ223に記憶する。また、監視対象稼動状態更新部205は、受信情報振り分け部201から他の路側通信装置110が送信した障害復帰検知情報163を受信し、後記する監視対象稼動状態バッファ223に記憶する。
監視結果配信部206は、後記する監視対象稼動状態バッファ223に記憶された情報に基づいて利用可否情報164を作成し、無線通信送信I/F232へ送信する。
正常稼動可否判定部207は、後記する監視結果バッファ222に記憶された監視用通信装置120からの監視結果等に基づいて、自己の路側通信装置110が正常に稼動しているか否かを判定する。そして、正常稼動可否判定部207は、判定結果を後記する稼動状態ログ生成部208へ送信する。
稼動状態ログ生成部208は、正常稼動可否判定部207から受信した判定結果を、後記する稼動状態ログバッファ224に記憶する。また、稼動状態ログ生成部208は、正常稼動可否判定部207から受信した判定結果を、配信データ生成部209へ送信する。
配信データ生成部209は、稼動状態ログ生成部208から受信した正常稼動可否判定部207の判定結果に基づいて、他の装置へ送信する情報を作成する。そして、配信データ生成部209は、作成した情報を無線通信送信I/F232へ送信する。
ログ情報配信部210は、後記する稼動状態ログバッファ224に基づいて稼動情報165を作成し、センタ通信I/F233へ送信する。
記憶部220は、制御部200が実行する各種演算処理やプログラムで使用する情報を記憶する。なお、これらの具体的な構成は後記する。
記憶部220は、検知車両バッファ221、監視結果バッファ222、監視対象稼動状態バッファ223および稼動状態ログバッファ224を有する。
検知車両バッファ221は、路側通信装置110が検知した車両140に関する情報を記憶する。検知車両バッファ221は、車両140から送信された車両情報161を記憶する。
監視結果バッファ222は、監視用通信装置120および他の路側通信装置110から監視された結果である、自己の路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。
監視対象稼動状態バッファ223は、自己の路側通信装置110が監視する、他の路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。なお、監視対象稼動状態バッファ223は、監視対象稼動状態バッファ323(図3参照)と同様の構成を有する。なお、これらの具体的な構成は後記する。
稼動状態ログバッファ224は、路側通信装置110の稼動状態のログを記憶する。
通信I/F部230は、検知情報処理端末113と無線通信端末111および有線通信端末112との情報の送受信を仲介する。通信I/F部230は、無線通信受信I/F231、無線通信送信I/F232およびセンタ通信I/F233を有する。
無線通信受信I/F231は、無線通信により、他の路側通信装置110、監視用通信装置120および車両140から情報を受信する。
無線通信送信I/F232は、無線通信により、他の装置へ情報を送信する。
センタ通信I/F233は、専用線または公衆回線により、管理センタ130へ情報を送信する。
(監視用処理端末)
図3は、監視用通信装置120の監視用処理端末122の構成を説明する図である。
監視用処理端末122は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、各種の入出力インタフェイス等を有する(いずれも図示は省略)。この監視用処理端末122は、ソフトウェア構成として、図3に示すように、制御部300、記憶部320および通信I/F部330を有する。これらの各部は、ハードディスクやフラッシュデバイス等の記憶装置から該当するプログラムやデータがRAM上に読み出されて配備され、CPUにより実行・利用されるものとする。
制御部300は、各種演算処理やプログラムの実行を行う。
制御部300は、監視対象稼動状態更新部305および監視結果配信部306を有する。なお、これらの具体的な処理は後記する。
監視対象稼動状態更新部305は、無線通信受信I/F331を介して路側通信装置110が送信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163を受信し、後記する監視対象稼動状態バッファ323を更新する。
監視結果配信部306は、監視対象稼動状態バッファ323に記憶された情報に基づいて利用可否情報164を作成し、無線通信送信I/F332へ送信する。
記憶部320は、監視対象稼動状態バッファ323を有する。
監視対象稼動状態バッファ323は、監視用通信装置120が監視する、路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。なお、監視対象稼動状態バッファ323は、監視対象稼動状態バッファ223と同様の構成を有する。
通信I/F部330は、監視用処理端末122と無線通信端末121との情報の送受信を仲介する。通信I/F部330は、無線通信受信I/F331および無線通信送信I/F332を有する。
無線通信受信I/F331は、無線通信により、他の装置から情報を受信する。
無線通信送信I/F332は、無線通信により、他の装置へ情報を送信する。
(無線通信データ)
図4は、無線通信により送受信される情報の、共通の構成を説明する図である。
無線通信データ400は、運転支援システム100(図1参照)において無線通信により送受信される情報である。無線通信データ400は、ヘッダ部401およびデータ部402を有する。
ヘッダ部401は、データタイプ411、送信元ID412、送信元緯度413、送信元経度414、送信元緯度方向速度415および送信元経度方向速度416を有する。
データタイプ411は、データ部402に記憶されている情報の種類を示す情報を記憶する。情報の種類には、後記する車両情報161、検知車両情報162、障害復帰検知情報163および利用可否情報164がある。
送信元ID412は、無線通信データ400を送信した装置を識別する情報(ID)を記憶する。
送信元緯度413は、無線通信データ400を送信した装置の位置を示す情報のうち、緯度を記憶する。
送信元経度414は、無線通信データ400を送信した装置の位置を示す情報のうち、経度を記憶する。
送信元緯度方向速度415は、無線通信データ400を送信した装置が移動する速度のうち、緯度方向へ移動する速度を記憶する。
送信元経度方向速度416は、無線通信データ400を送信した装置が移動する速度のうち、経度方向へ移動する速度を記憶する。
データ部402は、情報の種類に応じた情報を記憶する。詳細は後記する。
(車両情報)
図5は、車両情報161の構成を説明する図である。
車両情報161のヘッダ部401は、データタイプ421、送信元ID422、送信元緯度423、送信元経度424、送信元緯度方向速度425および送信元経度方向速度426を有する。
データタイプ421は、データタイプ411(図4参照)に対応し、車両情報161を示す情報を記憶する。本実施形態においては、車両情報161を示す情報として、「#100」を記憶する。
送信元ID422〜送信元経度方向速度426は、送信元ID412〜送信元経度方向速度416(図4参照)に対応し、車両情報161の送信元の車両140に関する情報を記憶する。
なお、車両情報161のデータ部402は未使用である。
(検知車両情報)
図6は、検知車両情報162の構成を説明する図である。
検知車両情報162のヘッダ部401は、データタイプ431、路側通信装置ID432、路側通信装置緯度433、路側通信装置経度434、路側通信装置緯度方向速度435および路側通信装置経度方向速度436を有する。
データタイプ431は、データタイプ411(図4参照)に対応し、検知車両情報162を示す情報を記憶する。本実施形態においては、検知車両情報162を示す情報として、「#700」を記憶する。
路側通信装置ID432〜路側通信装置経度方向速度436は、送信元ID412〜送信元経度方向速度416(図4参照)に対応し、検知車両情報162の送信元の路側通信装置110に関する情報を記憶する。
検知車両情報162のデータ部402は、検知車両台数437および車両情報438を有する。
検知車両台数437は、送信元の路側通信装置110が検知している車両140の台数であり、検知車両情報162に格納している車両情報438の個数を記憶する。
車両情報438は、送信元の路側通信装置110が検知している各車両140に関する情報を記憶する。検知車両情報162は、車両情報438を複数有することができる。
車両情報438は、車両ID442、緯度443、経度444、緯度方向速度445および経度方向速度446を有する。
車両ID442〜経度方向速度446は、送信元ID422〜送信元経度方向速度426(図5参照)に対応し、車両情報161を送信した車両140に関する情報を記憶する。
(障害復帰検知情報)
図7は、障害復帰検知情報163の構成を説明する図である。
障害復帰検知情報163のヘッダ部401は、データタイプ451、路側通信装置ID452、路側通信装置緯度453、路側通信装置経度454、路側通信装置緯度方向速度455および路側通信装置経度方向速度456を有する。
データタイプ451は、データタイプ411(図4参照)に対応し、障害復帰検知情報163を示す情報を記憶する。本実施形態においては、障害復帰検知情報163を示す情報として、「#900」を記憶する。
路側通信装置ID452〜路側通信装置経度方向速度456は、送信元ID412〜送信元経度方向速度416(図4参照)に対応し、障害復帰検知情報163の送信元の路側通信装置110に関する情報を記憶する。
なお、障害復帰検知情報163のデータ部402は未使用である。
(利用可否情報)
図8は、利用可否情報164の構成を説明する図である。
利用可否情報164のヘッダ部401は、データタイプ461、監視用通信装置ID462、監視用通信装置緯度463、監視用通信装置経度464、監視用通信装置緯度方向速度465および監視用通信装置経度方向速度466を有する。
データタイプ461は、データタイプ411(図4参照)に対応し、利用可否情報164を示す情報を記憶する。本実施形態においては、利用可否情報164を示す情報として、「#800」を記憶する。
監視用通信装置ID462〜監視用通信装置経度方向速度466は、送信元ID412〜送信元経度方向速度416(図4参照)に対応し、利用可否情報164の送信元の監視用通信装置120に関する情報を記憶する。
利用可否情報164のデータ部402は、対象路側通信装置ID472、対象路側通信装置緯度473、対象路側通信装置経度474およびアプリ利用可否判定結果475を有する。
対象路側通信装置ID472〜対象路側通信装置経度474は、路側通信装置ID432〜路側通信装置経度434(図6参照)および路側通信装置ID452〜路側通信装置経度454(図7参照)に対応し、送信元の監視用通信装置120が監視する路側通信装置110に関する情報を記憶する。
アプリ利用可否判定結果475は、送信元の監視用通信装置120が監視する路側通信装置110が送信する検知車両情報162が利用可能か否かを示す情報を記憶する。アプリ利用可否判定結果475は、監視結果配信部206により、「0」(利用可能)、「1」(利用不可)または「2」(復帰可能)のいずれかが決定されて、記憶される。
(稼動情報)
図9は、稼動情報165の構成を説明する図である。
稼動情報165は、運転支援システム100において専用線または公衆回線により送受信される情報である。稼動情報165は無線通信により送受信される情報ではないので、図4に示す無線通信データ400の構成に限定されない。
稼動情報165は、データタイプ481、路側通信装置ID482、路側通信装置緯度483、路側通信装置経度484、ログ数485およびログ486を有する。
データタイプ481は、データタイプ411(図4参照)に相当し、稼動情報165を示す情報を記憶する。本実施形態においては、稼動情報165を示す情報として、「#1000」を記憶する。
路側通信装置ID482〜路側通信装置経度484は、送信元ID412〜送信元経度414(図4参照)に相当し、稼動情報165の送信元の路側通信装置110に関する情報を記憶する。
ログ数485は、稼動情報165が記憶している、路側通信装置110の稼動状態を示す情報のログの個数であり、稼動情報165に格納しているログ486の個数を記憶する。
ログ486は、路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。稼動情報165は、ログ486を複数有することができる。ログ486は、稼動状態491、状態開始日時492および状態終了日時493を有する。
稼動状態491は、路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。稼動状態491は、後記する稼動状態ログバッファ224に記憶されている、路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。稼動状態491は、「0」(正常動作)、「1」(環境障害)または「2」(自己診断異常)のいずれかが記憶される。
状態開始日時492は、稼動状態491に示す状態が開始した日時である。
状態終了日時493は、稼動状態491に示す状態が終了した日時である。
(検知車両バッファ)
図10は、検知車両バッファ221の構成を説明する図である。
検知車両バッファ221は、車両ID502、緯度503、経度504、緯度方向速度505、経度方向速度506および経過時間508を有する。
車両ID502は、車両140のIDを記憶する。
緯度503は、車両140の位置を示す情報のうち、緯度を記憶する。
経度504は、車両140の位置を示す情報のうち、経度を記憶する。
緯度方向速度505は、車両140が移動する速度のうち、緯度方向へ移動する速度を記憶する。
経度方向速度506は、車両140が移動する速度のうち、経度方向へ移動する速度を記憶する。
経過時間508は、車両140から送信された車両情報161が、検知車両バッファ221に記憶されてから経過した時間を記憶する。経過時間508は、適宜更新される。
(監視結果バッファ)
図11は、監視結果バッファ222の構成を説明する図である。
監視結果バッファ222は、機器ID512、緯度513、経度514、監視結果517および経過時間518を有する。
機器ID512は、自己の路側通信装置110を監視する、監視用通信装置120および他の路側通信装置110のIDを記憶する。
緯度513は、自己の路側通信装置110を監視する、監視用通信装置120および他の路側通信装置110の位置を示す情報のうち、緯度を記憶する。
経度514は、自己の路側通信装置110を監視する、監視用通信装置120および他の路側通信装置110の位置を示す情報のうち、経度を記憶する。
監視結果517は、監視用通信装置120および他の路側通信装置110から監視された結果である、自己の路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。監視結果517には、「0」(利用可能)、「1」(利用不可)および「2」(復帰可能)のいずれかが記憶される。
経過時間518は、自己の路側通信装置110を監視する、監視用通信装置120および他の路側通信装置110から送信された利用可否情報164が、監視結果バッファ222に記憶されてから経過した時間を記憶する。経過時間518は、適宜更新される。
(監視対象稼動状態バッファ)
図12は、監視対象稼動状態バッファ223の構成を説明する図である。なお、監視対象稼動状態バッファ323も、同様の構成を有する。
監視対象稼動状態バッファ223は、機器ID522、緯度523、経度524、受信結果527および経過時間528を有する。
機器ID522は、監視対象の他の路側通信装置110のIDを記憶する。
緯度523は、監視対象の他の路側通信装置110の位置を示す情報のうち、緯度を記憶する。
経度524は、監視対象の他の路側通信装置110の位置を示す情報のうち、経度を記憶する。
受信結果527は、監視対象の他の路側通信装置110から受信した情報に基づいて決定した値を記憶する。受信結果527には、「0」(利用可能)、「1」(利用不可)または「2」(復帰可能)のいずれかが記憶される。
経過時間528は、監視対象の他の路側通信装置110から送信された検知車両情報162または障害復帰検知情報163が、監視対象稼動状態バッファ223に記憶されてから経過した時間を記憶する。経過時間528は、適宜更新される。
(稼動状態ログバッファ)
図13は、稼動状態ログバッファ224の構成を説明する図である。
稼動状態ログバッファ224は、ステータス531、開始日時532および終了日時533を有する。
ステータス531は、自己の路側通信装置110の稼動状態を示す情報を記憶する。
開始日時532は、ステータス531に示す状態が開始した日時を記憶する。
終了日時533は、ステータス531に示す状態が終了した日時を記憶する。
稼動状態ログバッファ224は、路側通信装置110の稼動状態が変わる度にレコードが追加される。稼動状態ログバッファ224には、上段に古い情報が記憶され、下段へいくにつれて新しい情報が記憶される。稼動状態ログバッファ224の最下段は、最新の状態を記憶する。最新の状態については、終了日時533には仮の値として「0001/01/01 00:00:00 00」を記憶する。
(運転支援システムの処理の詳細)
次に、各図を参照して、運転支援システム100の処理の詳細を説明する。
(車両情報の作成から、検知車両バッファへの登録まで)
まず、図1に示す車両140は、人工衛星からの電波をGPS受信機141により受信し、自己の位置(緯度・経度)を算出する。そして、車両140は、当該算出した位置を示す情報(位置情報)を含む、図5に示す車両情報161を作成する。
車両140は下記のように、車両情報161の各項目を設定する。
データタイプ421には、「#100」(車両情報)を設定する。
送信元ID422には、自己の車両140のIDを設定する。
送信元緯度423および送信元経度424には、算出した自己の位置を設定する。
送信元緯度方向速度425および送信元経度方向速度426には、算出した自己の位置および図示しない速度計が検出した値を基に算出した速度(速度情報)を設定する。
そして、車両140は、当該作成した車両情報161を、無線通信端末142を介して路側通信装置110へ送信する。
次に、図1に示す路側通信装置110は、車両140から送信された車両情報161を受信する。当該車両情報161は、無線通信端末111を介して、検知情報処理端末113が受信する。ここで、図2を参照して、検知情報処理端末113の処理を説明する。
検知情報処理端末113は、無線通信受信I/F231を介して車両情報161を受信する。そして、当該受信した車両情報161は、受信情報振り分け部201により、車両情報登録部202へ送信される。そして、車両情報登録部202は、当該受信した車両情報161を、図10に示す検知車両バッファ221へ記憶する。車両情報登録部202は下記のように、検知車両バッファ221の各項目に、車両情報161の対応する項目の値を設定する。
車両ID502には、送信元ID422を設定する。
緯度503には、送信元緯度423を設定する。
経度504には、送信元経度424を設定する。
緯度方向速度505には、送信元緯度方向速度425を設定する。
経度方向速度506には、送信元経度方向速度426を設定する。
経過時間508には、「0」を設定する。
なお、車両情報登録部202は、既に検知車両バッファ221へ記憶されている車両140に関する情報の場合は、検知車両バッファ221の各項目を更新する。一方、検知車両バッファ221へ記憶されていない車両140に関する情報の場合は、検知車両バッファ221へ新たなレコードを新規登録する。
車両140に関する情報が検知車両バッファ221に記憶されているか否かは、当該車両140から送信された車両情報161の送信元ID422が、検知車両バッファ221の車両ID502に記憶されているか否かにより判定することができる。
また、車両情報登録部202は、車両140から車両情報161を受信せずに所定の時間が経過した場合、当該車両140のレコードを、検知車両バッファ221から削除する。具体的には、車両情報登録部202は、経過時間508が所定の閾値を超えるレコードを削除する。これにより、路側通信装置110の検知範囲を通過した車両140に関する情報が削除される。ここで、検知範囲とは、路側通信装置110が無線通信により車両情報161を受信できる範囲をいう。
(検知車両情報の作成から送信まで)
配信データ生成部209は、後記する正常稼動可否判定部207から受信した判定結果に基づいて、図6に示す検知車両情報162を作成する。配信データ生成部209は、検知車両バッファ221を基に検知車両情報162を作成し、無線通信送信I/F232および無線通信端末111を介して送信する。なお、車両情報161が検知車両バッファ221へ登録(更新)された日時から、検知車両情報162を作成する日時に時間差がある場合、速度情報を基に位置情報を補間した値を用いてもよい。
配信データ生成部209は下記のように、検知車両情報162の各項目に、検知車両バッファ221の対応する項目の値を設定する。
データタイプ431には、「#700」(検知車両情報)を設定する。
路側通信装置ID432〜路側通信装置経度方向速度436には、路側通信装置110に関する情報を設定する。なお、路側通信装置110は道路等に固定されるため、路側通信装置緯度方向速度435および路側通信装置経度方向速度436には「0.0」を設定する。
検知車両台数437には、検知車両情報162に含まれる車両情報438の個数、換言すれば、検知車両バッファ221のレコード数を設定する。
車両情報438には、検知車両バッファ221の各レコードの値を設定する。
車両ID442には、車両ID502を設定する。
緯度443には、緯度503を設定する。
経度444には、経度504を設定する。
緯度方向速度445には、緯度方向速度505を設定する。
経度方向速度446には、経度方向速度506を設定する。
(監視用通信装置の処理)
次に、図1に示す監視用通信装置120は、路側通信装置110から送信された検知車両情報162を受信する。当該検知車両情報162は、無線通信端末121を介して、監視用処理端末122が受信する。ここで、図3を参照して、監視用処理端末122の処理を説明する。
監視用処理端末122は、無線通信受信I/F331を介して検知車両情報162を受信する。そして、監視対象稼動状態更新部305は、監視対象稼動状態バッファ323を更新する。この場合、受信結果527には「0」(利用可能)が設定される。
また、監視対象稼動状態更新部305は、後記する障害復帰検知情報163を受信し、監視対象稼動状態バッファ323を更新する。この場合、受信結果527には「2」(復帰可能)が設定される。
監視対象稼動状態更新部305は下記のように、監視対象稼動状態バッファ311の各項目に、検知車両情報162または障害復帰検知情報163の対応する項目の値を設定する。
機器ID522には、路側通信装置ID432または路側通信装置ID452を設定する。
緯度523には、路側通信装置緯度433または路側通信装置緯度453を設定する。
経度524には、路側通信装置経度434または路側通信装置経度454を設定する。
受信結果527には、「0」または「2」のいずれかを設定する。
経過時間528には、「0」を設定する。
次に、監視結果配信部306は、監視対象稼動状態バッファ323を基に、図8に示す利用可否情報164を作成する。なお、この処理は定期的に実行される。
具体的には下記のように、利用可否情報164の各項目に、監視対象稼動状態バッファ323の対応する項目の値を設定する。
データタイプ461には、「#800」(利用可否情報)を設定する。
監視用通信装置ID462〜監視用通信装置経度方向速度466には、監視用通信装置120に関する情報を設定する。なお、監視用通信装置120は道路等に固定されるため、監視用通信装置緯度方向速度465および監視用通信装置経度方向速度466には「0.0」を設定する。
対象路側通信装置ID472には、機器ID522を設定する。
対象路側通信装置緯度473には、緯度523を設定する。
対象路側通信装置経度474には、経度524を設定する。
アプリ利用可否判定結果475には、下記のように、「0」(利用可能)、「1」(利用不可)、「2」(復帰可能)のいずれかが設定される。
(1)受信結果527が「0」(利用可能)、かつ、経過時間528が所定の閾値以下である場合、「0」が設定される。
(2)受信結果527が「1」(利用不可)または経過時間528が所定の閾値を越える場合、「1」が設定される。
(3)受信結果527が「2」(復帰可能)、かつ、経過時間528が所定の閾値以下である場合、「2」が設定される。
(路側通信装置が、他の路側通信装置を監視する処理)
また、路側通信装置110は、監視用通信装置120と同様に、他の路側通信装置110の稼動状態を監視することができる。
各図を参照して、路側通信装置110が他の路側通信装置110を監視する処理について説明する。なお、監視用通信装置120が路側通信装置110を監視する処理と共通する点については説明を省略する。
図1に示す路側通信装置110は、他の路側通信装置110から送信された検知車両情報162を受信する。当該検知車両情報162は、無線通信端末111を介して、検知情報処理端末113が受信する。ここで、図2を参照して、検知情報処理端末113の処理を説明する。
図2に示す監視対象稼動状態更新部205、監視結果配信部206、監視対象稼動状態バッファ223および無線通信送信I/F232は、図3に示す監視対象稼動状態更新部305、監視結果配信部306、監視対象稼動状態バッファ323および無線通信送信I/F332とそれぞれ同様の機能を有し、同様の処理を行う。
検知情報処理端末113は、無線通信受信I/F231および受信情報振り分け部201を介して当該検知車両情報162を受信する。この際、受信情報振り分け部201は、機器ID522に記憶されているIDと同じIDを路側通信装置ID432に記憶している利用可否情報164を、監視結果配信部206へ送信する。
そして、監視結果配信部206は、受信した検知車両情報162と既に検知車両バッファ221に記憶されている情報とが、矛盾するか否かを比較する。ここで、ここで、矛盾しないとは、両者が完全一致する場合だけではなく、差異が所定の範囲内の場合を含むこととしてもよい。このように、ある程度の差異を許容することで、無用に、受信結果527に「1」(利用不可)を設定(詳細後記)することを防ぐことができる。
また、比較対象となる検知車両情報162は、路側通信装置110および他の路側通信装置110の検知範囲が重複する情報である。比較対象か否かの判定は、例えば、(1)路側通信装置110の検知範囲内に、車両情報161の送信元緯度423および送信元経度424が含まれるか否か、(2)検知車両バッファ221の車両ID502と同じIDが検知車両情報162の車両ID442に記憶されているか否か、に基づいて判定する。
そして、監視対象稼動状態更新部205は、監視対象稼動状態バッファ223を更新する。監視対象稼動状態更新部205は下記のように、監視対象稼動状態バッファ223の各項目に、検知車両情報162の対応する項目の値および比較結果を設定する。
両者が矛盾しない場合、監視対象稼動状態更新部205は、受信結果527に「0」(利用可能)を設定する。両者が矛盾する場合、監視対象稼動状態更新部205は、受信結果527に「1」(利用不可)を設定する。
また、監視対象稼動状態更新部205は、後記する障害復帰検知情報163を受信し、監視対象稼動状態バッファ223を更新する。この場合、監視対象稼動状態更新部205は、受信結果527には「2」(復帰可能)を設定する。
(利用可否情報を受信した路側通信装置の処理)
次に、図1に示す路側通信装置110は、監視用通信装置120または他の路側通信装置110から送信された利用可否情報164を受信する。当該利用可否情報164は、無線通信端末111を介して、検知情報処理端末113が受信する。ここで、図2を参照して、検知情報処理端末113の処理を説明する。
検知情報処理端末113は、無線通信受信I/F231を介して利用可否情報164を受信する。そして、当該受信した利用可否情報164は、受信情報振り分け部201により、監視結果更新部204へ送信される。この際、受信情報振り分け部201は、対象路側通信装置ID472に自己の路側通信装置110のIDを記憶している利用可否情報164を、監視結果更新部204へ送信する。そして、監視結果更新部204は、当該受信した利用可否情報164に基づいて、図11に示す監視結果バッファ222を更新する。
監視結果更新部204は下記のように、監視結果バッファ222の各項目を設定する。また、機器ID512は予め登録されており、機器ID512と同じIDを監視用通信装置ID462に記憶している利用可否情報164に基づいて、監視結果更新部204は、監視結果バッファ222を更新する。なお、機器ID512と同様に、緯度513および経度514も予め登録しておき、監視結果517および経過時間518のみを更新することとしてもよい。
なお、監視結果517には、下記のように、「0」(利用可能)または「1」(利用不可)が設定される。
(1)アプリ利用可否判定結果475が「0」(利用可能)である場合は、「0」(利用可能)が設定される。
(2)アプリ利用可否判定結果475が「1」(利用不可)または「2」(復帰可能)の場合は、「1」(利用不可)が設定される。
機器ID512には、監視用通信装置ID462を設定する。
緯度513には、監視用通信装置緯度463を設定する。
経度514には、監視用通信装置経度464を設定する。
監視結果517には、「0」(利用可能)または「1」(利用不可)を設定する。
経過時間518には、「0」を設定する。
(路側通信装置による自己診断処理)
また、図1に示す路側通信装置110は、自己が送信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163を受信し、自己が正常に稼動しているか否かを判定する。ここで、図2を参照して、検知情報処理端末113の処理を説明する。
検知情報処理端末113は、無線通信受信I/F231を介して自己が送信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163を受信する。そして、当該受信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163は、受信情報振り分け部201により、自己診断部203へ送信される。この際、受信情報振り分け部201は、路側通信装置ID432または路側通信装置ID452に、自己の路側通信装置110のIDを記憶している検知車両情報162および障害復帰検知情報163を、自己診断部203へ送信する。そして、自己診断部203は、当該受信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163と、自己の路側通信装置110が送信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163とを比較し、比較結果を図11に示す監視結果バッファ222へ記憶する。
自己診断部203は、路側通信装置ID432または路側通信装置ID452と同じIDが機器ID512に記憶されている監視結果バッファ222のレコードを更新する。自己診断部203は下記のように、監視結果バッファ222の各項目を設定する。
なお、監視結果517には、下記のように、「0」(利用可能)または「2」(自己診断異常)が設定される。
(1)自己の路側通信装置110が送信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163と、当該受信した検知車両情報162および障害復帰検知情報163とが、それぞれ一致する場合は、「0」(利用可能)を設定する。
(2)一方、それぞれが一致しない場合は、「2」(自己診断異常)を設定する。
機器ID512には、路側通信装置ID432または路側通信装置ID452を設定する。
緯度513には、路側通信装置緯度433または路側通信装置緯度453を設定する。
経度514には、路側通信装置経度434または路側通信装置経度454を設定する。
監視結果517には、「0」または「2」を設定する。
経過時間518には、「0」を設定する。
なお、機器ID512と同様に、緯度513および経度514も予め登録しておき、監視結果517および経過時間518のみを更新することとしてもよい。
(検知車両情報および障害復帰検知情報の作成)
次に、正常稼動可否判定部207は、監視結果バッファ222に基づき、路側通信装置110が正常に稼動しているか否かを判定する。なお、この判定は定期的に行われる。
具体的には下記に示すように、正常稼動可否判定部207は、図11に示す監視結果バッファ222の監視結果517および経過時間518の値に基づいて、判定結果として「0」(正常動作)、「1」(環境障害)、「2」(自己診断異常)のいずれかを決定する。
(1)全てのレコードが、監視結果517が「0」(利用可能)かつ経過時間518が所定の閾値以下である場合、正常稼動可否判定部207は、判定結果を「0」(正常動作)と決定する。
(2)監視結果517が「1」(環境障害)または経過時間518が所定の閾値を超えるレコードが存在する場合、正常稼動可否判定部207は、判定結果を「1」(環境障害)と決定する。
(3)監視結果517が「2」(自己診断異常)かつ経過時間518が所定の閾値以下であるレコードが存在する場合、正常稼動可否判定部207は、判定結果を「2」(自己診断異常)と決定する。
そして、正常稼動可否判定部207は、当該判定結果を、稼動状態ログ生成部208へ送信する。
次に、稼動状態ログ生成部208は、正常稼動可否判定部207から受信した判定結果に基づき、図13に示す稼動状態ログバッファ224を更新する。稼動状態ログ生成部208は、当該受信した判定結果と最新の状態を示すレコード(図13においては最下段のレコード)のステータス531とが異なる場合、路側通信装置110の稼動状態が変化したと判定し、稼動状態ログバッファ224を更新する。
稼動状態ログ生成部208は、最新の状態を示すレコードの終了日時533に、現在の日時を設定する。次に、稼動状態ログ生成部208は、下記のように設定したレコードを追加する。
ステータス531には、当該受信した判定結果を設定する。
開始日時532には、現在の日時を設定する。
終了日時533には、「0001/01/01 00:00:00 00」を設定する。
次に、稼動状態ログ生成部208は、正常稼動可否判定部207から受信した判定結果を、配信データ生成部209へ送信する。配信データ生成部209は、当該受信した判定結果に基づいて、検知車両情報162または障害復帰検知情報163を作成する。
(1)当該受信した判定結果が「0」(正常動作)の場合、配信データ生成部209は、検知車両バッファ221に基づいて検知車両情報162を作成する。なお、検知車両情報162の作成処理については、前記したとおりである。
(2)当該受信した判定結果が「1」(環境障害)または「2」(自己診断異常)の場合、配信データ生成部209は、検知車両バッファ221に基づいて障害復帰検知情報163を作成する。配信データ生成部209は下記のように、障害復帰検知情報163の各項目を設定する。
データタイプ451には、「#900」(障害復帰検知情報)を設定する。
路側通信装置ID452〜路側通信装置経度方向速度456には、自己の路側通信装置110に関する情報を設定する。
(稼動情報の作成)
ログ情報配信部210は、稼動状態ログバッファ224に基づいて稼動情報165を作成する。なお、この稼動情報作成処理は、定期的に行われる。当該処理の実行頻度は、管理センタ130が路側通信装置110の稼動状態をモニタリングしたい頻度に依存する。例えば、高い頻度で実行したい場合は数分に一度、低い頻度で実行したい場合は数時間または数日に一度、ログ情報配信部210は当該処理を実行する。
ログ情報配信部210は下記のように、稼動情報165の各項目を設定する。
データタイプ481には、「#1000」(稼動情報)を設定する。
路側通信装置ID482〜路側通信装置経度484には、自己の路側通信装置110に関する情報を設定する。
ログ数485には、稼動情報165に含まれるログ486の個数、換言すれば、稼動状態ログバッファ224のレコード数を設定する。
ログ486には、稼動状態ログバッファ224の各レコードの値を設定する。
稼動状態491には、ステータス531を設定する。
状態開始日時492には、開始日時532を設定する。
状態終了日時493には、終了日時533を設定する。
そして、ログ情報配信部210は、作成した稼動情報165をセンタ通信I/F233へ送信する。また、ログ情報配信部210は、稼動状態ログバッファ224に記憶されている、最新の状態を示すレコード以外を削除する。これにより、送受信される情報が削減され、各種処理の高速化を図ることができる。
センタ通信I/F233は、当該受信した稼動情報165を、図1に示す有線通信端末112を介して管理センタ130へ送信する。
(状態量)
次に、路側通信装置110および監視用通信装置120間で送受信される情報と、各装置の状態量について説明する。ここで、状態量とは、路側通信装置110の稼動状態を示す情報(値)および路側通信装置110が送信する検知車両情報162が利用可能か否かを示す情報(値)である。状態量は、具体的には下記に示すとおりである。
(1)監視用通信装置120が保持する監視対象稼動状態バッファ323の受信結果527の値。以下、状態量Aと称する。
(2)路側通信装置110が保持する稼動状態ログバッファ224の最新の状態を示すレコードのステータス531の値。以下、状態量Bと称する。
(3)他の路側通信装置110が保持する監視対象稼動状態バッファ223の受信結果527の値。以下、状態量Cと称する。
図14は、路側通信装置110および監視用通信装置120間で送受信される情報のシーケンス図である。
図14において、IDが「#R0001」である路側通信装置110は、IDが「#O0001」である監視用通信装置120およびIDが「#R0005」である他の路側通信装置110(監視用)により、稼動状態を監視されている。
ステップS1401において、路側通信装置110は、検知車両情報162を監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)へ送信する。そして、当該検知車両情報162を受信した監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)は、利用可否情報164を路側通信装置110へ送信する。ここでは、路側通信装置110は正常に稼動しており、状態量A、状態量Bおよび状態量Cは、「0」(利用可能・正常動作)である。
ステップS1402において、何らかの影響で、路側通信装置110および監視用通信装置120間の通信障害が発生した場合を想定する。路側通信装置110は、検知車両情報162を監視用通信装置120へ送信するが、監視用通信装置120は受信できない状態が続く。すると、監視用通信装置120は、監視対象稼動状態バッファ323が所定の時間を超えても更新されないため、状態量Aを「1」(利用不可)とする。そして、アプリ利用可否判定結果475に「1」(利用不可)を設定した利用可否情報164を、路側通信装置110へ送信する。
しかし、当該利用可否情報164は、通信障害のため、路側通信装置110が受信することができない。一方、路側通信装置110と路側通信装置110(監視用)間の無線通信は正常のため、ステップS1401と同様に、検知車両情報162および利用可否情報164が送受信される。
ステップS1403において、路側通信装置110は、所定の時間を超えても監視用通信装置120からの利用可否情報164を受信せず、監視結果バッファ222を更新していないため、状態量Bを「1」(環境障害)とする。そして、路側通信装置110は、検知車両情報162の送信を停止して、障害復帰検知情報163を監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)へ送信する。
路側通信装置110と路側通信装置110(監視用)間の通信は正常のため、当該障害復帰検知情報163を受信した路側通信装置110(監視用)は、状態量Cを「2」(復帰可能)とする。そして、路側通信装置110(監視用)は、アプリ利用可否判定結果475に「2」(復帰可能)を設定した利用可否情報164を、路側通信装置110へ送信する。路側通信装置110および路側通信装置110(監視用)は、障害復帰検知情報163および利用可否情報164の送受信を継続する。
一方、通信障害のため、監視用通信装置120は、当該障害復帰検知情報163を受信することができない。しかし、障害の有無に関わらず、監視用通信装置120は、アプリ利用可否判定結果475に「1」(利用不可)を設定した利用可否情報164を、路側通信装置110へ送信し続ける。そして、通信障害が解消すると、監視用通信装置120は、路側通信装置110から送信された障害復帰検知情報163を受信できるようになる。当該障害復帰検知情報163を受信した監視用通信装置120は、状態量Aを「2」(復帰可能)にする。
ステップS1404において、監視用通信装置120は、アプリ利用可否判定結果475に「2」(復帰可能)を設定した利用可否情報164を、路側通信装置110へ送信する。そして、路側通信装置110は、当該利用可否情報164を受信する。一方、路側通信装置110および路側通信装置110(監視用)間の情報の送受信は継続している。
ステップS1405において、路側通信装置110は、監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)の両者から利用可否情報164を受信することで、通信障害は復旧したと判断し、状態量Bを「0」(正常動作)とする。そして、障害復帰検知情報163の送信を停止して、検知車両情報162を監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)へ送信する。
監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)は、路側通信装置110から検知車両情報162を受信すると、状態量Aおよび状態量Cを「0」(利用可能)とする。そして、監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)は、アプリ利用可否判定結果475に「0」(利用可能)を設定した利用可否情報164を、路側通信装置110へ送信する。
そして、路側通信装置110は、監視用通信装置120および路側通信装置110(監視用)へ検知車両情報162を送信する。このようにして、状態量A、状態量Bおよび状態量Cは、「0」(利用可能・正常動作)となり、ステップS1401の状態に戻る。
(路側通信装置および監視用通信装置から送信された情報の利用)
車両140は、路側通信装置110および監視用通信装置120から送信された検知車両情報162および利用可否情報164を受信して、運転支援アプリケーションを実行する。
運転支援アプリケーションは、当該受信した検知車両情報162を利用して、車両140の運転を支援する。一方、路側通信装置110の異常を示す利用可否情報164を受信した場合は、検知車両情報162を受信していたとしても、当該検知車両情報162を利用した運転支援を行わない。路側通信装置110の異常を示す利用可否情報164を受信した場合は、受信した検知車両情報162が正しい情報であるとは限らないからである。受信した利用可否情報164に基づいて、検知車両情報162の利用可否を判断することで、運転支援アプリケーションは、正確さが担保された検知車両情報162を利用した運転支援を行うことができる。これにより、運転支援アプリケーションの信頼性が向上する。
また、運転支援アプリケーションは、自己は正常稼動しているが、路側通信装置110が異常であることを、車両140の乗員へ通知する。当該通知により、車両140の乗員は、運転支援アプリケーションによる運転支援に依存しない運転をするようになる。また、車両140の乗員は、運転支援アプリケーション自体には問題がないことを知るので、運転支援アプリケーションの修理・修復が必要か心配したり不安を感じたりすることなく、運転を継続することができる。
管理センタ130は、路側通信装置110から送信された稼動情報165を受信して、路側通信装置110の保守を行う。路側通信装置110の異常を示す稼動情報165を受信した場合、管理センタ130は、保守車両を派遣するなどし、路側通信装置110の保守を行う。
例えば、最新の状態を示すステータス531が「2」(自己診断異常)の稼動情報165を受信した場合は、管理センタ130は、路側通信装置110の保守を行うために保守車両を派遣する。
また、ステータス531が「1」(環境障害)の状態が長時間続く場合は、路側通信装置110の通信を遮る障害物が存在すると考えられるので、障害物を撤去するために保守車両を派遣する。
また、複数のログ486を有する稼動情報165を受信した場合で、短時間でステータス531が「0」(正常動作)、「1」(環境障害)、「0」(正常動作)と変化していた場合は、一時的な電波障害による異常であると考えられる。この場合、路側通信装置110の保守を行うために保守車両を派遣する必要がないので、人件費等のコストを削減することができる。
また、上記のようなステータス531の変化が頻繁に発生している場合は、電波障害を発生させる何らかの原因があると考えられるので、路側通信装置110の調査を行う必要性があると判断できる。
(変形例)
次に、運転支援システム100の変形例について説明する。
図15は、本実施形態の変形例の概略を説明する図である。図1と異なる部分について詳細に説明し、共通する部分の説明は省略する。
図15の監視用通信装置120は、更にセンタ接続装置123を有する。センタ接続装置123は、管理センタ130と接続し、利用可否情報164を送信する。例えば、センタ接続装置123は、携帯電話網を利用して管理センタ130と接続し、利用可否情報164を送信する。
例えば、路側通信装置110が故障しているにも関わらず、有線通信端末112が、稼動状態491が「0」(正常動作)の稼動情報165を管理センタ130へ送信し続けていた場合を想定する。これまで図1〜図14を参照して説明した実施形態では、このような場合を検知できないが、管理センタ130は保守車両による巡回などの定期的な動作確認を行うことで、運転支援システム100の信頼性を担保することができる。
そこで、図15に示す変形例のような構成にすることで、監視用通信装置120からの利用可否情報164により、路側通信装置110の異常を検知することができる。これにより、保守車両による巡回などの定期的な動作確認を行う必要がなくなる。
(その他)
なお、前記した実施形態は、本発明を実施するための好適なものであるが、その実施形式はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更することが可能である。
例えば、路側通信装置110は、センサやカメラからの情報により、車両140を検知することとしてもよい。
100 運転支援システム
110 路側通信装置
120 監視用通信装置
130 管理センタ
140 車両
161 車両情報
162 検知車両情報
163 障害復帰検知情報
164 利用可否情報
165 稼動情報
200 制御部
201 受信情報振り分け部(制御部)
202 車両情報登録部(制御部)
203 自己診断部(制御部)
204 監視結果更新部(制御部)
205 監視対象稼動状態更新部(制御部)
206 監視結果配信部(制御部)
207 正常稼動可否判定部(制御部)
208 稼動状態ログ生成部(制御部)
209 配信データ生成部(制御部)
210 ログ情報配信部(制御部)
220 記憶部
221 検知車両バッファ(記憶部、検知車両情報)
222 監視結果バッファ(記憶部)
223 監視対象稼動状態バッファ(記憶部)
224 稼動状態ログバッファ(記憶部、稼動情報)
300 制御部
305 監視対象稼動状態更新部(制御部)
306 監視結果配信部(制御部)
320 記憶部
323 監視対象稼動状態バッファ(記憶部)

Claims (7)

  1. 車両を検知して、該車両に関する情報である検知車両情報を送信する路側通信装置であって、
    前記路側通信装置の制御部は、
    前記検知車両情報を受信したか否かを監視し、前記路側通信装置が送信する前記検知車両情報が利用可能か否かを判定する監視用通信装置の判定結果である利用可否情報を受信し、前記利用可否情報に基づいて、自己の稼動状態を判定する正常稼動可否判定部と、
    前記正常稼動可否判定部の判定結果に基づいて、障害を検知したことを通知する障害復帰検知情報または前記検知車両情報を送信する配信データ生成部と、を有する
    ことを特徴とする、路側通信装置。
  2. 前記路側通信装置の記憶部は、
    前記正常稼動可否判定部の判定結果を記憶する稼動状態ログバッファを有し、
    前記路側通信装置の制御部は、
    前記稼動状態ログバッファに記憶されている判定結果と、前記正常稼動可否判定部の判定結果とが異なる場合、前記正常稼動可否判定部の判定結果を前記稼動状態ログバッファに記憶する稼動状態ログ生成部と、
    前記稼動状態ログバッファに基づいて、前記判定結果を通知する稼動情報を作成して送信するログ情報配信部と、を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の路側通信装置。
  3. 前記路側通信装置の記憶部は、
    前記検知車両情報を記憶する検知車両バッファを有し、
    前記路側通信装置の制御部は、
    他の路側通信装置から前記検知車両情報を受信したか否かを監視し、当該受信した前記検知車両情報と、自己が有する前記検知車両バッファとを比較する監視対象稼動状態更新部と、
    前記監視対象稼動状態更新部の監視結果および比較結果に基づいて、前記他の路側通信装置が送信する前記検知車両情報が利用可能か否かを判定し、当該判定結果である利用可否情報を送信する監視結果配信部と、を有する
    ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の路側通信装置。
  4. 前記路側通信装置は、
    前記車両をセンサまたはカメラにより検知する
    ことを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の路側通信装置。
  5. 前記路側通信装置は、
    前記車両を前記車両自身が送信する前記車両の位置や速度の情報を含んだ車両情報により検知する
    ことを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の路側通信装置。
  6. 車両を検知して、該車両に関する情報である検知車両情報を送信する路側通信装置を監視する監視用通信装置であって、
    前記監視用通信装置の制御部は、
    前記検知車両情報を受信したか否かを監視する監視対象稼動状態更新部と、
    前記監視対象稼動状態更新部の監視結果に基づいて、前記路側通信装置が送信する前記検知車両情報が利用可能か否かを判定し、当該判定結果である利用可否情報を送信する監視結果配信部と、を有する
    ことを特徴とする、監視用通信装置。
  7. 前記監視用通信装置の制御部は、
    前記路側通信装置および/または前記監視用通信装置の保守管理を行う管理センタへ前記利用可否情報を送信する機能をさらに有する
    ことを特徴とする、請求項6に記載の監視用通信装置。
JP2011085917A 2011-04-08 2011-04-08 路側通信装置および監視用通信装置 Withdrawn JP2012221202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011085917A JP2012221202A (ja) 2011-04-08 2011-04-08 路側通信装置および監視用通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011085917A JP2012221202A (ja) 2011-04-08 2011-04-08 路側通信装置および監視用通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012221202A true JP2012221202A (ja) 2012-11-12

Family

ID=47272641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011085917A Withdrawn JP2012221202A (ja) 2011-04-08 2011-04-08 路側通信装置および監視用通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012221202A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11736916B2 (en) Method and system for integratedly managing vehicle operation state
JP6398739B2 (ja) 車載機、車載機診断システム
JP6701030B2 (ja) 車載装置、ログ収集システム
CN108632347B (zh) 检测车辆处的车辆碰撞的方法和车辆远程信息处理设备
US20200059383A1 (en) In-vehicle gateway device and communication restriction method
CN202940846U (zh) 车载设备软件升级系统
JP6398759B2 (ja) 車両用通信機
JP2008193572A (ja) 車載ゲートウェイ装置
KR101593571B1 (ko) 차량 전자제어유닛의 이상 진단을 위한 블랙박스장치 및 이의 제어 방법
KR20120049675A (ko) 차량 도난 관리 시스템 및 그 방법
CN103253321A (zh) 电动车g-w(gps-wifi)防盗系统
JP2018139033A (ja) 危険レベル決定装置、情報提供装置、危険レベル決定方法、情報提供方法およびコンピュータプログラム
US20200211384A1 (en) Traffic application instance processing method and traffic control unit
EP4206839A1 (en) Method for managing ecu on vehicle, and ecu and readable storage medium
KR20140054673A (ko) 차량 통신 네트워크 기반의 메시지 전송 장치 및 그 방법
EP3171202A1 (en) System and method of sharing vehicle location information
CN103680131A (zh) 车辆监控系统及其监控车辆的方法
JP5337861B2 (ja) 車載ゲートウェイ装置
JP2012221202A (ja) 路側通信装置および監視用通信装置
KR20160099297A (ko) 모바일 기기를 이용한 차량의 알림 출력 방법 및 이를 수행하기 위한 장치
JP2021124500A (ja) 整合性レベルを有する位置決めデータを提供するテレマティクス制御エンティティ
JP2021030783A (ja) 故障通報装置、及び故障通報方法
KR102646657B1 (ko) 서버, 차량용 단말 및 이를 이용한 긴급 상황 알림 방법
KR101231933B1 (ko) 전자 장비의 오류 관리 시스템 및 방법
JP2018139032A (ja) 危険地点判定装置、危険地点情報提供装置、危険地点判定方法、危険地点情報提供方法およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140701