JP2012219649A - エア取り出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性を低下させることなく装置を小型化でき、省スペース化を図ることができるエア取り出し装置を提供する。
【解決手段】タンク21に接続するためのタンク接続部31aと、減圧弁40を取り付けるための減圧弁取付部31dと、継ぎ手のソケット45を接合するためのソケット取付部31fと、が一体的に設けられたボディ部31を備え、前記ボディ部31内には、前記タンク接続部31aから前記減圧弁取付部31dを通過して前記ソケット取付部31fへと至るエア流路32が設けられるとともに、前記減圧弁取付部31dに減圧弁40を取り付けることで、前記エア流路32の前記タンク接続部31a側が一次側32aとなり、前記エア流路32の前記ソケット取付部31f側が二次側32bとなるようにした。
【選択図】図8

Description

この発明は、空気圧縮機のタンクに取り付けられるエア取り出し装置に関するものである。
従来、空気圧縮機のタンクにはエア取り出し装置が取り付けられ、このエア取り出し装置に継ぎ手などが接続されて所定圧力の圧縮空気を取り出せるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このようなエア取り出し装置は、タンクとの接合に用いられる部品、減圧弁を取り付けるための部品、継ぎ手を接続するための部品などからなり、これらの部品が互いに組みつけられて形成されている。組みつけの方法としては、例えば、一方の部品の管を他方の部品の管にねじ込んで固定することで、配管を兼ねて接合されることが行われている。
特開2009−24603号公報
しかし、上記した従来のエア取り出し装置では、各部品に接合部を設ける必要があるため、装置のサイズが大きくなってしまうという問題があった。
また、タンクとの接合に用いられる部品の組み付けをネジ接合にて行う場合、この部品をタンクの表面に対して略水平に回転させる必要があるため、この部品を回転させるためのスペースが必要となる。このため、空気圧縮機のレイアウトや省スペース化に制約を与えるという問題があった。
部品を回転させるためのスペースを設けなくてもよいようにするには、タンクとの接合に用いられる部品を予め組み付けておくことが考えられるが、このような構成とした場合、周囲部品を取り外さないと予め組み付けた部品の取り外しができないため、メンテナンス性が著しく低下してしまうという問題が発生する。
そこで、本発明は、メンテナンス性を低下させることなく装置を小型化でき、省スペース化を図ることができるエア取り出し装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載のエア取り出し装置は、空気圧縮機のタンクに取り付けられるエア取り出し装置であって、タンクに接続するためのタンク接続部と、減圧弁を取り付けるための減圧弁取付部と、継ぎ手のソケットを接合するためのソケット取付部と、が一体的に設けられたボディ部を備え、前記ボディ部内には、前記タンク接続部から前記減圧弁取付部を通過して前記ソケット取付部へと至るエア流路が設けられるとともに、前記減圧弁取付部に減圧弁を取り付けることで、前記エア流路の前記タンク接続部側が一次側となり、前記エア流路の前記ソケット取付部側が二次側となることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記ボディ部は、前記タンク接続部を貫通する接合部材によってタンクに接続され、前記接合部材の内部には、タンクの内部と前記エア流路とを連通させるための配管路が設けられていることを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記接合部材は、タンクの取り付け口にネジ接合されることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記ボディ部は、前記タンク接続部とは別に、タンクに固定されるための被固定部を備えることを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記被固定部は、タンクに固定された板金部材に対して固定されるものであって、前記板金部材は、タンクに固定される立ち上がり部と、前記立ち上がり部の開放端側から水平方向に延在する固定部と、からなり、前記固定部の先端付近には、前記被固定部と固定するためのネジ孔が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、タンクに接続するためのタンク接続部と、減圧弁を取り付けるための減圧弁取付部と、継ぎ手のソケットを接合するためのソケット取付部と、が一体的に設けられたボディ部を備え、前記ボディ部内には、前記タンク接続部から前記減圧弁取付部を通過して前記ソケット取付部へと至るエア流路が設けられるとともに、前記減圧弁取付部に減圧弁を取り付けることで、前記エア流路の前記タンク接続部側が一次側となり、前記エア流路の前記ソケット取付部側が二次側となる。すなわち、タンクから継ぎ手までのエア流路がボディ部に一体的に形成されているので、装置の小型化を図ることができ、空気圧縮機の省スペース化にも効果がある。また、部品点数が削減されることにより、製造コストを下げることもできる。しかも、ボディ部をタンクから取り外せば、ボディ部のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、前記ボディ部は、前記タンク接続部を貫通する接合部材によってタンクに接続され、前記接合部材の内部には、タンクの内部と前記エア流路とを連通させるための配管路が設けられている。このため、ボディ部に減圧弁や圧力計などを組み付けてアセンブリを組んでから、このアセンブリを接合部材で取り付ければよいので、組み付けが容易である。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、前記接合部材は、タンクの取り付け口にネジ接合される。このため、ボディ部を回転させてタンクに接続しなくても、接合部材を回転させて接続することができるため、ボディ部を回転させるためのスペースが必要なく、省スペース化を図ることができる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、前記ボディ部は、前記タンク接続部とは別に、タンクに固定されるための被固定部を備えている。このため、減圧弁ハンドルや継ぎ手に衝撃負荷がかかった場合でも、ボディ部に加えられた負荷がタンク接続部と被固定部とに分散されるため、安全性を高めることができる。
また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、前記被固定部は、タンクに固定された板金部材に対して固定されるものであって、前記板金部材は、タンクに固定される立ち上がり部と、前記立ち上がり部の開放端側から水平方向に延在する固定部と、からなり、前記固定部の先端付近には、前記被固定部と固定するためのネジ孔が形成されている。このため、タンクに支持される部分(立ち上がり部)から離れた位置でボディ部を支持するように形成されており、立ち上がり部及び固定部が弾性変形することにより、寸法のばらつきに対応することができる。なお、寸法のばらつきに対応するために、被固定部との間にあえて間隙を設けるような設定としてもよい。
カバーを外した状態の空気圧縮機の(a)平面図、(b)正面図である。 エア取り出し装置付近を正面から見た一部拡大図である。 エア取り出し装置付近を側面から見た一部拡大図である。 エア取り出し装置付近を上から見た一部拡大図である。 ボディ部の(a)平面図、(b)正面図、(c)底面図、(d)側面図である。 ボディ部のB−B断面図である。 ボディ部のC−C断面図である。 エア取り出し装置の内部構造を示す断面図である。 エア取り出し装置の内部構造を示す断面図のうち、接合部材付近を拡大した図である。 継ぎ手の使用方法を示す図であって、(a)接続状態を示す図、(b)ロックリングによるロックを解除した状態を示す図、(c)プラグをソケットから完全に取り外した状態を示す図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る空気圧縮機10は、図1に示すように、圧縮空気を貯留するための2つの細長のタンク21が平行に配置されており、その上の各種の機器類が配置されて構成されている。すなわち、タンク21の上には、モータ15で駆動して圧縮空気を生成する圧縮機本体11、前記モータ15と同軸に設定されて冷却風を供給するファン17、などが配置されている。
圧縮機本体11は、モータ15の一端にクランクケース12が配置され、このクランクケース12の側部に一次圧縮機構13と二次圧縮機構14との2つの圧縮機構が設けられて構成されており、これにより2段圧縮を行うことができるものである。
一次圧縮機構13は、圧縮空気を生成するための一次シリンダ13aを備えており、モータ15によって駆動させられるものである。
同様に、二次圧縮機構14は、圧縮空気を生成するための二次シリンダ14aを備えており、モータ15によって駆動させられるものである。
これらの一次圧縮機構13及び二次圧縮機構14は、図1(a)に示すように、互いに相反する方向へと突出するように、クランクケース12の側部に配設される。
このクランクケース12の端部には、図1(a)に示すように、モータ15が設けられている。モータ15はロータとステータとの間で作用する電磁力によって回転軸を回転させるDCブラシレスモータで、インバータ制御によって駆動される。モータ15の回転軸は、クランクケース12内に延長配置されており、クランクケース12内で回転自在に支持されている。
クランクケース12内の回転軸には、2個の偏心板(図示せず)が固定されており、各偏心板には軸受を介してコンロッド(図示せず)が連結されている。一方のコンロッドは一次圧縮機構13の圧縮ピストンに連結され、他方のコンロッドは二次圧縮機構14の圧縮ピストンに連結されている。
一次圧縮機構13の圧縮ピストンは円筒状の一次シリンダ13aに摺動自在に収容されている。同様に、二次圧縮機構14の圧縮ピストンは円筒状の二次シリンダ14aに摺動自在に収容されている。そして、一次圧縮機構13の一次シリンダ13aには外気が導入されるように構成されている。すなわち、外気はクランクケース12に形成した吸気孔(図示せず)からクランクケース12の内部に導入され、さらに一次圧縮機構13の圧縮ピストンに貫通形成された逆止弁付き導入孔(図示せず)から一次シリンダ13aに取り込まれるように構成されている。なお、一次圧縮機構13の一次シリンダ13aと二次圧縮機構14の二次シリンダ14aとはパイプを介して接続されている。また、二次圧縮機構14の二次シリンダ14aは、2つのタンク21のうちの一方とパイプを介して接続されている。また、2つのタンク21は互いに接続パイプ18によって連通している。
上記構成において、モータ15が作動すると、回転軸が回転するので、一次圧縮機構13の偏心板及びコンロッドによって回転運動が直進往復運動に変換され、圧縮ピストンが一次シリンダ13a内を往復動する。この往復動により圧縮された一次シリンダ13a内の空気は、パイプを経て二次圧縮機構14の二次シリンダ14aに供給される。二次シリンダ14a内の空気も、同様に圧縮され、タンク21に供給されて貯留される。
このように貯留された圧縮空気は、タンク21に取り付けられたエア取り出し装置16を介して打ち込み工具などの外部機器に供給される。
本実施形態に係る空気圧縮機10は、図1に示すように、2つのエア取り出し装置16を備えており、すなわち、高圧の圧縮空気を必要とする外部機器を接続するための高圧用エア取り出し装置16aと、低圧の圧縮空気を必要とする外部機器を接続するための低圧用エア取り出し装置16bと、である。高圧用エア取り出し装置16a及び低圧用エア取り出し装置16bは、基本的には同じ構造で形成されているものの、後述するように、それぞれ減圧弁40を備えており、この減圧弁40の圧力調整が異なることによって、異なる空気圧の圧縮空気を供給できるように設定されている。
エア取り出し装置16は、図2、図3及び図4に示すように、一体成型された金属製のボディ部31に対して、タンク21内の圧力(一次側の圧力)を検出する圧力センサ37、圧力計44、一次側の圧力が設定圧力より高くなったときに一次側の圧縮空気を大気中に放出する一次安全弁38、一次側の圧縮空気を減圧して二次側に出力する減圧弁40、二次側の圧力が設定圧力より高くなったときに二次側の圧縮空気を大気中に放出する二次安全弁39、継ぎ手として使用されるソケット45、などの装置が取り付けられて形成されている。
ボディ部31は、図5に示すように、タンク21に接続するためのタンク接続部31aと、減圧弁40を取り付けるための減圧弁取付部31dと、ソケット45を接合するためのソケット取付部31fと、が水平方向に連続するように形成されたものである。
このボディ部31の内部には、図6に示すように、タンク接続部31aから減圧弁取付部31dを通過して、ソケット取付部31fへと至るエア流路32が設けられている。これにより、ボディ部31をタンク21に取り付けたときに、タンク21の圧縮空気がエア流路32を通ってソケット取付部31f(に取り付けられた継ぎ手)へと供給されるようになっている。
以下、ボディ部31の各部分について詳細に説明する。
タンク接続部31aには、図6に示すように、垂直方向に貫通孔31bが形成されている。タンク接続部31aは、この貫通孔31bを貫通するように接合部材33(後述)が差し込まれることで、接合部材33によってタンク21の取り付け口21aに取り付けられる。
また、このタンク接続部31aには、図6に示すように、側部にフィルタ差込口31cが設けられている。このフィルタ差込口31cは、ボディ部31の内部で上述の貫通孔31b及びエア流路32と連通している。フィルタ差込口31cの奥に見えるエア流路32は、下流側が縮径して縮径部32dを形成しており、これにより、フィルタ46を嵌め込み可能なフィルタ取付部32cを形成している。このため、フィルタ差込口31cからフィルタ46を差し込んで、フィルタ取付部32cに取り付けることができる。なお、このように取り付けられたフィルタ46は、図9に示すように、エア流路32の縮径部32dとボディ部31に差し込まれた接合部材33との間に挟み込まれて固定される。このため、フィルタ46がタンク21内部21bに脱落しないようになっている。
なお、フィルタ46を取り付けた後には、図9に示すように、フィルタ差込口31cに塞ぎ部材43をねじ込むことで、フィルタ差込口31cを塞ぐことができる。このため、フィルタ46を交換したい場合には、この塞ぎ部材43と接合部材33とを取り外せばよい。
減圧弁取付部31dには、図6に示すように、上方に向けて開口31eが設けられており、この開口31eに上から減圧弁40を取り付けることができるようになっている。これにより、タンク接続部31a側のエア流路32から供給された一次側の圧縮空気は、減圧弁40を介して二次側の圧縮空気となり、ソケット取付部31f側のエア流路32へと供給されるようになっている。すなわち、この減圧弁取付部31dに減圧弁40を取り付けることで、エア流路32のタンク接続部31a側が一次側32aとなり、エア流路32のソケット取付部31f側が二次側32bとなるように形成されている。
ソケット取付部31fは、図5に示すように、上ソケット取付口31gと、下ソケット取付口31hとの、2つの取り付け口を備えている。すなわち、ソケット取付部31fの内部において、エア流路32が分岐し、二次側の圧縮空気を上ソケット取付口31g及び下ソケット取付口31hに供給するように形成されている。
上ソケット取付口31g及び下ソケット取付口31hには、図8に示すように、それぞれパージ付ソケット45a及びパージなしソケット45bが取り付けられ、打ち込み工具等の外部機器に接続可能となる。
パージ付ソケット45aは、プラグ50を取り外すときに予め排気ができるようにしたソケットであり、例えば特許第4087993号等に開示されたものである。このパージ付ソケット45aは、図10(b)に示すように、プラグ50を取り外すときにロックリング47を回転させる動作が必要となる。すなわち、プラグ50を取り外すときには、まずロックリング47を回転させ、プラグ50とロックリング47との間にできた間隙Sから排気を行う。その後、ロックリング47をプラグ50から離反する方向に押しこむことで、ロックリング47による締め付け保持が解除され、プラグ50を引き抜いて外すことができるようになっている。
このようなパージ付ソケット45aを使用すれば、排気が終わってからプラグ50を抜くことができるので、排気による衝撃を低減することができる。すなわち、衝撃による諸問題(ホースの暴れ、圧力計44の故障)を回避することができる。
一方、パージなしソケット45bは、プラグ50を取り外すときにロックリング47を回転させる動作が必要でないものである。すなわち、パージなしソケット45bは、ロックリング47をプラグ50から離反する方向に押しこむだけでプラグ50が外れるようになっている。
このパージなしソケット45bは、上記したようなパージ付ソケット45aのメリットはないものの、安価であるというメリットがある。
本実施形態においては、両者のメリットを生かすため、上ソケット取付口31gにはパージ付ソケット45aを、下ソケット取付口31hにはパージなしソケット45bを、それぞれ取り付けることとしている。なお、パージ付ソケット45aを上に配置したのは、パージ付ソケット45aの操作性を確保するためである。
また、このソケット取付部31fの上方には、圧力計44を取り付けるための圧力計取付口31iが開口している。
また、このソケット取付部31fの下部には、図5に示すように、ボディ部31をタンク21に固定するための被固定部31jが設けられている。この被固定部31jは、図7に示すように、ボディ部31に接合した薄板にネジ孔31kを設けたものである。被固定部31jは、図8に示すように、このネジ孔31kを介して、タンク21に固定された板金部材22に対してネジ接合される。
なお、タンク21に固定された板金部材22は、図8に示すように、タンク21に固定される立ち上がり部22aと、この立ち上がり部22aの開放端側から水平方向に延在する固定部22bと、からなるL字状の部材である。このうち、固定部22bの先端付近には、被固定部31jのネジ孔31kと対応する位置にネジ孔(図示せず)が形成されており、これにより、被固定部31jのネジ孔31kと板金部材22のネジ孔とを貫通するネジで固定できるようになっている。なお、板金部材22はL字状以外の形状であってもよい。例えば、コ字状やU字状の板金部材22を用いてもよい。
本実施形態においては、被固定部31jと板金部材22とを固定する前の状態において、被固定部31jと板金部材22との間にわずかな間隙(例えば0.1mm程度の間隙)を設けるように設計されている。このため、加工精度による寸法のばらつきがあった場合でも、その寸法のばらつきを0.1mm程度の間隙で吸収し、被固定部31jと板金部材22とが干渉しないように形成されており、すなわち、タンク接続部31aとタンク21とを接続する際の障害とならないように形成されている。なお、上記したわずかな間隙は、被固定部31jのネジ孔31kと板金部材22のネジ孔とをネジ固定したときに、立ち上がり部22a及び固定部22bが弾性変形することで吸収される。このため、間隙が設けられているにもかかわらず、被固定部31jと板金部材22との固定がぐらつくことはない。
次に、タンク接続部31aにおけるタンク21とボディ部31との接続について説明する。
すでに説明したように、ボディ部31は、タンク接続部31aを貫通する接合部材33によってタンク21に接続されるものである。
接合部材33は、図9に示すように、金属製の筒状部材であり、上下方向が軸方向となるように、タンク21の取り付け口21aにネジ接合される。具体的には、この接合部材33の下端部外周に形成された雄ネジが、取り付け口21aの開口部内周に形成された雌ネジと螺合することで、接合部材33がタンク21に固定される。
このとき、接合部材33は、ボディ部31の貫通孔31bを貫通してタンク21に固定されるため、接合部材33によってボディ部31がタンク21に固定されるようになっている。なお、タンク21と接合部材33及びボディ部31との接続部にはOリング42が配置されており、圧縮空気が漏れないようにシールされている。
この接合部材33は、図9に示すように、上下方向に貫通する縦配管路34aと、水平方向に貫通する横配管路34bとを備えており、この縦配管路34aと横配管路34bとが連通することで、タンク21の内部21bとエア流路32とを連通させるための配管路34が形成されている。すなわち、縦配管路34aは、下方においてタンク21の内部21bと連通しているため、この縦配管路34aを介して圧縮空気が流れ込む。そして、横配管路34bはボディ部31内のエア流路32と連通しているため、縦配管路34aの圧縮空気をエア流路32へと導くことができる。
なお、上記した縦配管路34aは、上方において接続パイプ18と連通している。すなわち、図9に示すように、縦配管路34aの上端に取り付けられたキャップ35に対して接続パイプ18がナット36で固定されており、縦配管路34aが接続パイプ18に連続するように形成されている。この接続パイプ18は、もう一方のエア取り出し装置16へと接続されており、すなわち、この接続パイプ18で2つのタンク21間が連通するとともに、2つのエア取り出し装置16のエア流路32が連通するように形成されている。
上記したようなエア取り出し装置16をタンク21に取り付ける際には、以下のような手順が最適である。
すなわち、まず、ボディ部31に対して、圧力センサ37、圧力計44、一次安全弁38、減圧弁40、二次安全弁39、ソケット45、などの装置を取り付けてアセンブリを組み立てる。
その後、このアセンブリをタンク21の上にセットし、タンク接続部31aの上方から貫通孔31bに接合部材33を挿入する。そして、接合部材33を回してタンク21の取り付け口21aに螺合させて固定する。
そして、ボディ部31の被固定部31jとタンク21に固定された板金部材22とを固定する。
最後に、接合部材33の上方にキャップ35及び接続パイプ18を取り付ける。
このような取り付け方によれば、エア取り出し装置16の周囲に最小限の空間があれば、エア取り出し装置16をタンク21に取り付けることができる。また、エア取り出し装置16をタンク21に取り外す際にも同様に、周囲の必要空間が最小限で済む。
以上説明したように、本実施形態によれば、タンク21に接続するためのタンク接続部31aと、減圧弁40を取り付けるための減圧弁取付部31dと、継ぎ手のソケット45を接合するためのソケット取付部31fと、が一体的に設けられたボディ部31を備え、前記ボディ部31内には、前記タンク接続部31aから前記減圧弁取付部31dを通過して前記ソケット取付部31fへと至るエア流路32が設けられるとともに、前記減圧弁取付部31dに減圧弁40を取り付けることで、前記エア流路32の前記タンク接続部31a側が一次側32aとなり、前記エア流路32の前記ソケット取付部31f側が二次側32bとなる。すなわち、タンク21から継ぎ手までのエア流路32がボディ部31に一体的に形成されているので、装置の小型化を図ることができ、空気圧縮機10の省スペース化にも効果がある。また、部品点数が削減されることにより、製造コストを下げることもできる。しかも、ボディ部31をタンク21から取り外せば、ボディ部31のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、前記ボディ部31は、前記タンク接続部31aを貫通する接合部材33によってタンク21に接続され、前記接合部材33の内部には、タンク21の内部21bと前記エア流路32とを連通させるための配管路34が設けられている。このため、ボディ部31に減圧弁40や圧力計44などを組み付けてアセンブリを組んでから、このアセンブリを接合部材33で取り付ければよいので、組み付けが容易である。
また、前記接合部材33は、タンク21の取り付け口21aにネジ接合される。このため、ボディ部31を回転させてタンク21に接続しなくても、接合部材33を回転させて接続することができるため、ボディ部31を回転させるためのスペースが必要なく、省スペース化を図ることができる。
また、前記ボディ部31は、前記タンク接続部31aとは別に、タンク21に固定されるための被固定部31jを備えている。このため、ボディ部31に加えられた負荷が分散されるため、減圧弁ハンドル41や継ぎ手に衝撃負荷がかかった場合でも、タンク接続部31aのみに負荷がかからないので、安全性を高めることができる。
また、前記被固定部31jは、タンク21に固定されたL字状の板金部材22に対して固定されるものであって、前記板金部材22は、タンク21に固定される立ち上がり部22aと、前記立ち上がり部22aの開放端側から水平方向に延在する固定部22bと、からなり、前記固定部22bの先端付近には、前記被固定部31jと固定するためのネジ孔が形成されている。このため、タンク21に支持される部分(立ち上がり部22a)から離れた位置でボディ部31を支持するように形成されており、立ち上がり部22a及び固定部22bが弾性変形することにより、寸法のばらつきに対応することができる。
10 空気圧縮機
11 圧縮機本体
12 クランクケース
13 一次圧縮機構
13a 一次シリンダ
14 二次圧縮機構
14a 二次シリンダ
15 モータ
16 エア取り出し装置
16a 高圧用エア取り出し装置
16b 低圧用エア取り出し装置
17 ファン
18 接続パイプ
21 タンク
21a 取り付け口
21b 内部
22 板金部材
22a 立ち上がり部
22b 固定部
31 ボディ部
31a タンク接続部
31b 貫通孔
31c フィルタ差込口
31d 減圧弁取付部
31e 開口
31f ソケット取付部
31g 上ソケット取付口
31h 下ソケット取付口
31i 圧力計取付口
31j 被固定部
31k ネジ孔
32 エア流路
32a 一次側
32b 二次側
32c フィルタ取付部
32d 縮径部
33 接合部材
34 配管路
34a 縦配管路
34b 横配管路
35 キャップ
36 ナット
37 圧力センサ
38 一次安全弁
39 二次安全弁
40 減圧弁
41 減圧弁ハンドル
42 Oリング
43 塞ぎ部材
44 圧力計
45 ソケット
45a パージ付ソケット
45b パージなしソケット
46 フィルタ
47 ロックリング
50 プラグ

Claims (5)

  1. 空気圧縮機のタンクに取り付けられるエア取り出し装置であって、
    タンクに接続するためのタンク接続部と、減圧弁を取り付けるための減圧弁取付部と、継ぎ手のソケットを接合するためのソケット取付部と、が一体的に設けられたボディ部を備え、
    前記ボディ部内には、前記タンク接続部から前記減圧弁取付部を通過して前記ソケット取付部へと至るエア流路が設けられるとともに、前記減圧弁取付部に減圧弁を取り付けることで、前記エア流路の前記タンク接続部側が一次側となり、前記エア流路の前記ソケット取付部側が二次側となることを特徴とする、エア取り出し装置。
  2. 前記ボディ部は、前記タンク接続部を貫通する接合部材によってタンクに接続され、
    前記接合部材の内部には、タンクの内部と前記エア流路とを連通させるための配管路が設けられていることを特徴とする、請求項1記載のエア取り出し装置。
  3. 前記接合部材は、タンクの取り付け口にネジ接合されることを特徴とする、請求項2記載のエア取り出し装置。
  4. 前記ボディ部は、前記タンク接続部とは別に、タンクに固定されるための被固定部を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のエア取り出し装置。
  5. 前記被固定部は、タンクに固定された板金部材に対して固定されるものであって、
    前記板金部材は、タンクに固定される立ち上がり部と、前記立ち上がり部の開放端側から水平方向に延在する固定部と、からなり、
    前記固定部の先端付近には、前記被固定部と固定するためのネジ孔が形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のエア取り出し装置。
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