JP2012217991A - 電解還元水製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】pHを中性に維持しつつ還元力に優れた水を提供できる電解還元水製造装置を提供する。
【解決手段】ROフィルタ21から供給された水を電気分解して還元水を得るための電解槽22を備える電解還元水製造装置であり、前記電解槽は、カソード23、アノード24及び前記カソードと前記アノードとの間に位置する陽イオン交換樹脂26を含み、前記カソードと前記陽イオン交換樹脂、及び前記陽イオン交換樹脂と前記アノードとの間にそれぞれ陽イオン交換膜25,25’が形成されている電解還元水製造装置。
【選択図】図2A

Description

本発明は、電解還元水製造装置に係り、さらに詳細には、中性を維持しつつ還元力に優れた電解還元水を提供する装置を開示する。
経済的成長と共に水市場が益々拡大しつつ、人々は多様な方法で水を取って飲んでいる。例えば、既存には湧き水を取るか、または水道水を沸かして飲んでいたが、最近は浄水器を利用するか、さらには、身体の不便な部分を改善するためにアルカリイオン整水器などを家庭に備えて利用している。
基本的に、RO(Reverse Osmosis)フィルタタイプの浄水器の性能は、水中に存在する濁度、細菌、ウイルス、有機化合物、農薬類、重金属、消毒副産物、無機イオンなどを70〜90%以上除去し、pHは中性で(pH5.8〜8.5)飲用に問題のないきれいな水が出るようにすることである。このために普通3〜5個のフィルタを浄水器内部に設け、通水した水を貯水槽に保管後に好みに合わせて冷水と温水などで取水できる機能を持っている。しかし、浄水器の水の機能は、生命を維持するための人体の新陳代謝や渇きを解消する基本的な性能を満たすだけであり、水の酸化還元電位(以下、ORP、Oxidation Reduction Potential)と代弁される健康指数の側面では、水道水以上の酸化力を表す。
これらの浄水器の短所を補完して機能性を加えるために開発された製品が、アルカリイオン整水器である。これは、pH8.5以上の水を製造する医療用機器であり、食薬庁で4種の胃腸症状(慢性下痢、消化不良、胃腸内の異常発酵、胃酸過多)の改善効果を認められ、医学界でも腸内疾患、血管系疾患、糖尿病、アトピー性皮膚炎などのいろいろな疾患にその効果があることを、臨床実験により認めている。最近、学会と論文で、これらの主要効果の原因は、水中に存在する還元力にあると発表している。しかし、アルカリイオン整水器は、水中に溶けているイオンが電解質の役割を行って、円滑な電気分解によりアルカリイオン水が生成されるため、水中にイオンが十分にあるべきであり、これらのイオン量を維持させるためにフィルタの性能は、ROフィルタレベルではなく、一般浄水項目を満たすUF(Ultrafiltration)フィルタレベルの性能であるべきで、制約がある。また、アルカリイオン水の還元力を高めるために電気分解時に、電圧、電流を強く印加するほど水のpHが上がる現象が発生するため、還元力を高めるには飲料水として限界がある。
JP1999−235590 KR2005−0081015
本発明の一側面は、pHを中性に維持しつつ還元力に優れた水を提供できる電解還元水製造装置を提供することである。
本発明の一側面によれば、RO(Reverse Osmosis)フィルタと、前記ROフィルタから供給された水を電気分解して還元水を得るための電解槽と、を備える電解還元水製造装置であり、前記電解槽は、カソード、アノード及び前記カソードと前記アノードとの間に位置する陽イオン交換樹脂を含み、前記カソードと前記陽イオン交換樹脂、及び前記陽イオン交換樹脂と前記アノードとの間にそれぞれ陽イオン交換膜が形成されている電解還元水製造装置が提供される。
本発明の一具現例による電解還元水製造装置を使用すれば、pHが中性でありつつも還元力に優れた還元水を得ることができる。
従来のアルカリイオン整水器の駆動原理を示す概略図である。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置の駆動原理を示す概略図である。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置の駆動原理を示す概略図である。 従来のアルカリイオン整水器と、本発明の一具現例による電解還元水製造装置のカソードで生成された還元水のpH及びORP特性を示すグラフである。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置に水を3時間通過させた後、カソードで生成された還元水のpH及びORP特性を示すグラフである。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、陽イオン交換樹脂の再生方法を示す図面である。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、陽イオン交換樹脂の再生方法を示す図面である。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、電極反転前後のカソードで生成された還元水のpH及びORP特性を示すグラフである。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、電極反転前後のカソードで生成された還元水のpH及びORP特性を示すグラフである。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置に使われる電極の形状を示す図面である。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置に使われる電極の形状を示す図面である。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、陽イオン交換樹脂、陽イオン交換膜及び電極の構成を示す図面である。 本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、陽イオン交換樹脂、陽イオン交換膜及び電極の構成を示す図面である。 本発明の他の具現例による電解還元水製造装置の作動原理を示す概略図である。
以下、本発明をさらに具体的に説明する。
本発明の一側面による電解還元水製造装置は、ROフィルタと、前記ROフィルタから供給された水を電気分解して還元水を得るための電解槽と、を備える電解還元水製造装置であり、前記電解槽は、カソード、アノード及び前記カソードと前記アノードとの間に位置する陽イオン交換樹脂を含み、前記カソードと前記陽イオン交換樹脂、及び前記陽イオン交換樹脂と前記アノードとの間にそれぞれ形成された陽イオン交換膜を含む。
本発明の一具現例による電解還元水製造装置は、重金属、有機物、無機イオンまでいずれも除去されたきれいな水であるが、還元性のない水を提供する浄水器と、還元性を表すもののpH8.5以上でアルカリ性であり、ガラス残留塩素、色度、濁度、クロロホルムが除去されて基本浄水項目レベルのみ満たす水を提供するアルカリイオン整水器との長短所から、それぞれの長所のみを取り集めてpHが中性(pH5.8〜8.5)であり、微生物、細菌、残留塩素、重金属、有機化合物、農薬類まで除去された、きれいで安全な水にさらに高い還元力まで表す水を製造できる。
図1は、従来のアルカリイオン整水器の駆動原理を示す概略図である。
アルカリイオン整水器1は、UFフィルタ11と電気分解槽(以下、電解槽)12とで形成され、前記電解槽12は、カソード13、アノード14、及び前記カソード13とアノード14との間に位置するイオン交換膜16を備える。
水はUFフィルタ11を通過しながら目に見えない0.01μmサイズ以上のウイルス、微粒子細菌及び藻類胞子などの微生物は除去され、これよりサイズの小さいイオンと微細成分は通過する。このように通水した水を電解槽12に入水させて、一定の電気エネルギーを加えて水を分解する。両電極13、14で生じる水の電気分解は、下記の反応式1で表すことができる。
[反応式1]
カソード(−極):2HO+2e→H+2OH,E=−0.828V
アノード(+極):4H+O+4e−→2HO,E=+1.229V
この時、カソード13で生成された水の酸化還元電位(ORP;基準水素電極に対する相対電位)は、水中に理想的にOHとHのみ存在するという仮定下で、標準水素電極に対する起電力を下記数式1で整理できる。
前記式で、nは、反応電子数を表し、H2ーreference hydrogen Eelectrode及びH2ーcathodeは、それぞれ基準水素電極及びカソードにおけるHの濃度(mol/L)を表し、OHは、OHの濃度(mol/L)を表す。
前記数式1で、E=E−Eが正のmV値から0mVになるまで自発的な反応が起き、電子が指示電極から標準水素電極に移動するため、水素還元電位差の値は−に表示され、この場合、指示電極が入っている水は還元力を表す。もし、電子が標準水素電極から指示電極に移動するならば、水素還元電位差の値は+に表示され、指示溶液は酸化力を表す。
前記反応式1から分かるように、E=E−E=1.229−(−0.828)=2.057Vの電圧を両電極に印加すれば、入水された水は、カソードでは、水素ガス(H)とヒドロキシ基(OH)とを発生させてアルカリ性を表し、前記数式1によりORPの値が小さくなり、−値を持つ可能性もある。アノードでは、酸素ガス(O)と水素イオン(H)とを発生させて酸性を表し、前記数式1によりORPが+値を持つようになる。
従来のアルカリイオン整水器の場合、印加される電圧が大きくなるほどアルカリ性程度が高くなりつつ電解還元水のpH及び還元力が大きくなる。例えば、食薬庁で認めるアルカリイオン整水器は2等級医療機器であり、pH範囲が8.5〜10に限定されているため、pH10でORPが−85mVである。もし、還元力をさらに高めるために、印加される電圧を高めれば、前記反応式1のようにHガス発生量と比例してOH発生量が多くなるため、pH値は高くなり、結局人間が飲み難い水が生成される。したがって、アルカリイオン整水器を利用して製造できる電解還元水の還元力はpH増加による制限があるため、その値を極大化するには制約がある。
また市販されているROフィルタタイプの浄水器は、基本浄水性能である水中のガラス残留塩素、色度、濁度、クロロホルム、微生物、細菌の除去だけでなく、特殊浄水性能である有機化合物、農薬類、重金属及び無機イオン成分まで除去される純水が出水されるため、通水した水の伝導度値が平均5〜15μs/cmである。一般水道水の平均伝導度は200〜220μs/cmであるため、これと比較して1/15〜1/40以下の伝導度を表す。
UFフィルタを通過したイオン水と同等に純水を電気分解するためには、400〜500V以上のエネルギーを投入せねばならない。言い換えれば、電気分解効率が急激に落ちるため、ROフィルタを通過した純水の電気分解システムを構成することは非常に非現実的である。
本発明の一具現例による電解還元水製造装置は、前記浄水器及びアルカリイオン整水器の問題点を解決して、還元力に優れてpH中性の水が製造できる。
図2A及び図2Bは、本発明の一具現例による電解還元水製造装置の駆動原理を示す概略図である。
図2Aに示した電解還元水製造装置2を構成する基本的な電解槽22の構造は、電気分解のためにカソード23及びアノード24が位置しており、前記カソード23とアノード24との間に陽イオン交換樹脂26が位置する。前記カソード23と陽イオン交換樹脂26、及び前記陽イオン交換樹脂26とアノード24との間に陽イオン交換膜25、25’が形成される。この電解槽22は、ROフィルタ21を通過した純水がカソード23及び陽イオン交換樹脂26に入るように構成されている。反応式1のように2.057V以上の電圧を印加すれば、アノード24と水にぬれた隣接した陽イオン交換膜25’との間で、電気分解により発生したHイオンが陽イオン交換樹脂26の触媒の役割によりカソード23に伝えられ、伝えられたHイオンは、下記の反応式2に表したように、OHと中和反応を起こしてカソード23で生成された還元水のpHが増加しないようにする。
[反応式2]
OH(カソードで発生)+H(アノード及び陽イオン交換樹脂から伝達)−→HO(中性の水)
したがって、カソード23で発生するHにより、水はpH中性(5.8〜8.5)領域でORPが−値を持って還元力を表す。
さらに具体的には、図2Bに示したように、電解槽22にROフィルタ21を通過した水を入手させて一定電流が流れるように電圧を印加すれば、陽イオン交換樹脂26内に入った水は、アノード24に密着している陽イオン交換膜25’を水にぬらして、陽イオン交換膜25’の表面とアノード24の表面との間で水を分解してHとOとを生成させる。アノード24で生成されたOは、サイズが約3.4Åであるため、陽イオン交換膜25を通過してカソード23へ行かず、陽イオン交換樹脂26に入水された水を通じて外へ排出される。もし、陽イオン交換樹脂に入水される水が流れずに停止していれば、溶存2の濃度が高くて樹脂を酸化させて寿命を短縮させ、電気分解時に発生する熱(Q∝W=I2R)を排出させられず、陽イオン交換膜と陽イオン交換樹脂との寿命を短縮させる。アノード24で生成されたHはカソード23で生成されるOHと結合して水分子が生成され、電流量を増大させてHの発生量により還元水の還元力が大きくなってもpHは増加しない。
前記電解槽22は、電圧を印加する電源部(図示せず)をさらに備える。しかし、電源部は電解槽22と独立したユニットである。
本発明に使われる陽イオン交換樹脂は、H型陽イオン交換樹脂でありうる。例えば、ポリマー母体の表面にSOH交換基がついている樹脂の場合、水中に取り入れれば、自然にHイオンが解離されて水中のHイオンと平衡をなすまで水を酸性化させつつ樹脂表面から離れる。
陽イオン交換樹脂26は、例えば、‘ロ’状の加工物中に充填してカソード23とアノード24との間に位置させる。純水では、電圧差で発生するエネルギーでは、アノードで発生するHイオンがカソードに移動できないが、陽イオン交換樹脂から解離されて出てきたHイオンを媒介として、アノードからカソードへのHイオンの伝達が可能であるので、陽イオン交換樹脂の寿命限度内では、小さな電圧にも電流が流れうる閉ループ構成を形成する。
図3は、従来のアルカリイオン整水器と、本発明の一具現例による電解還元水製造装置で電気分解した結果、カソードで生成された還元水のpH及びORP特性を示すグラフである。原水は、それぞれUFフィルタとROフィルタとを通過した水であり、電圧印加の増加量によって、アルカリイオン整水器は、ORP−150mVで大きい増加なしにpHのみ8.5から9.5以上に増加することが分かるが、本発明の電解還元水製造装置は、電圧の増加につれて持続的にORPは−500mVまで増加するが、pHは7〜7.5の間で変動なしに安定した値を表した。
一方、持続的に陽イオン交換樹脂を通じて水が通れば、陽イオン交換樹脂の表面では、Hイオンが消耗され続ける。したがって、電気分解なしに水を通過させるか、または電気分解をするとしても低電流で発生するHイオンではイオン交換樹脂の再生が不十分で、陽イオン交換樹脂の性能低下を回避できない。
図4は、本発明の一具現例によって電解還元水製造装置で電圧印加なしに水を3時間通過させた後、カソードで生成された還元水の印加電圧増加によるpH及びORP特性を示すグラフである。図4から分かるように、ORP値が−500mV以上の値を持つ時、電解槽内のイオン交換樹脂表面に付着された作用基である−SOHが十分な時はpHが中性を維持するが、水を3時間通過させた後には陽イオン交換樹脂のH解離効率が低下して、カソードで生成されるOHを中和させる反応が低減し、結果的にpHが8.7以上に増加した。
既存のH型の陽イオン交換樹脂を再生するための方法としては、樹脂をHCl溶液に一定時間浸漬させ、水中に存在する過量のHイオンを利用して樹脂表面を−SOH形態に復元させる方法がある。しかし、本発明の電解還元水製造装置の電解槽の構造的特性上、内部に入っている陽イオン交換樹脂を、HCl溶液を利用した化学的な方法で再生できない。したがって、電気分解により発生するHを利用して樹脂を再生する方法を利用できる。
図5A及び図5Bは、本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、陽イオン交換樹脂の再生方法を示す。
図5A及び図5Bのように、電気分解によりアノード54で生成されるHイオンは、陽イオン交換膜55’及び陽イオン交換樹脂56に移動し、前記アノード54及び陽イオン交換膜55’と隣接している陽イオン交換樹脂56の部分は、Hの濃度がイオン化した平衡状態より高いため、一部再生が行われている。したがって、一定流量を電気分解した後、左右対称に構成されている電解槽52のアノード53、カソード54の極性及び電解槽に入水される水を交互に入れ替えれば、陽イオン交換樹脂のH伝達触媒作用と再生作用とを同時に行いつつ、連続的に中性の還元水を作ることができる。また水が片方向に流れるため発生しうる水のフローを反転させることで、イオン交換膜の汚染を防止できる。アノード53及びカソード54の極性を入れ替えることは、電源部58に連結されたスイッチ57により行われる。
すなわち、電極反転により、図5Aでのカソード53が、図5Bではアノード53’になり、図5Aでのアノード54が、図5Bではカソード54’になり、したがって、図5BでROフィルタ51を通過した水は、カソード室58’及び陽イオン交換樹脂56に入水される。これは、陽イオン交換樹脂56を中心として左右が対称になる構造であるため、電極の極性をいかなる方向に与えるかによってカソード53とアノード54とが変わりうるということである。
図6A及び図6Bは、本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、電極反転前後のカソードで生成された還元水のpH及びORP特性を示すグラフである。
図6Aは、一定流量の水が流れる間に陽イオン交換樹脂の性能低下による還元水のpHの変動を示す。カソードから出る水は、経時的に陽イオン交換樹脂性能の低下でpHが増加することが確認できる。図6Bのように電極及び流路反転を行った時、再びpH値は中性に復帰して、ORPは−500mV以上維持されていることが分かる。
本発明の電解槽に使われるカソード及びアノードは、図7に示したように、水が通過できる孔が一定の間隔で形成されているか(図7A)、または表面積をさらに広げるために製作されたメッシュ状構造を持つ(図7B)。これらの形態を持つことで電気分解効率が向上する。電極の材質は、生体学的に安全性のあるチタン電極に、印加電圧によりイオン化反応が起きず、かつ電気伝導度が良好で生体学的に安全性のある白金コーティングを施したものでありうる。
本発明の一具現例による電解還元水製造装置で、カソード、陽イオン交換膜と陽イオン交換樹脂、及び陽イオン交換樹脂、陽イオン交換膜とアノードとは互いに密着している。図8A及び図8Bは、本発明の一具現例による電解還元水製造装置における、陽イオン交換樹脂、陽イオン交換膜及び電極の構成を示す図面である。図8Aに示したように、陽イオン交換膜85、85’と電極83、84との間に一定間隔が存在すれば、アノード84で発生したHが陽イオン交換膜85’及び陽イオン交換樹脂86に移動する効率が低下して、カソード83で水のpHを中和させる効率が低下する恐れもある。したがって、図8Bに示したように、陽イオン交換樹脂86、陽イオン交換膜85、85’及び電極83、84は互いに密着することが望ましい。
本発明による電解還元水製造装置に含まれる電解槽に流れ込む水は、図2A及び図2Bに示したように、カソード23及び陽イオン交換樹脂26に供給される。
前記カソード23に流れ込む水は、水の還元反応で水素ガス及びOHイオンを生成して還元水の製造に使われる。一方、陽イオン交換樹脂26に供給される水は、アノード24で生成された酸素ガスが陽イオン交換膜25’を通過してカソード23に侵入することを防止するだけでなく、電解槽作動による発熱を防止して陽イオン交換樹脂及び陽イオン交換膜の劣化を防止できる。
一具現例で、ROフィルタを通過した水の流量は、最大3kgf/cmで0.1L/m、7.5kgf/cmで0.29L/mほどである。平均5kgf/cmの圧力で使用すると仮定すれば、流量は約0.2L/mほどであるため、水の量が多いものではない。したがって、陽イオン交換樹脂に流れ込む水を最小化し、残りは、電解還元水の生成のためにカソードに流れ込ませることができる。
図9は、本発明の他の具現例による電解還元水製造装置の作動原理を示す概略図である。
図9に示したように、カソード93と陽イオン交換樹脂96だけでなくアノード94にも水を流れ込ませることができる。しかし、陽イオン交換樹脂96及びアノード94から排出される水は、人間が飲む水ではなく捨てるべき水であるため非効率的であり、アノード94にも水を流れ込ませるためには、ROフィルタ91に印加される圧力をさらに高めて流量を増やさねばならないので、ROフィルタ91の寿命に影響を与える。
本発明の一側面による電解還元水製造装置は、中性(pH5.8〜8.5)の還元水を製造できるため、浄水器とアルカリイオン整水器との長所のみ取り集めたものであり、浄水器や医療機市場に進出できる。それだけでなく家庭用及び企業用冷蔵庫のディスペンサーや室内加湿器にも応用できる。またこれにより製造された還元水は、常温でH溶存値が極大化して水分子が細かく割られた高活性還元水であり、健康、美容、及び作物分野などに多様に応用できる。
本発明は、電解還元水製造装置関連の技術分野に好適に用いられる。
1 浄水器
2 電解還元水製造装置
11 UFフィルタ
21、51、91 ROフィルタ
12、22、52、92 電解槽
13、23、53、54’、83、93 カソード
14、24、54、53’、84、94 アノード
16 イオン交換膜
25、25’、55、55’、85、85’、95、95’ 陽イオン交換樹脂
26、56、86、96 陽イオン交換膜

Claims (12)

  1. ROフィルタと、
    前記ROフィルタから供給された水を電気分解して還元水を得るための電解槽と、を備える電解還元水製造装置であり、
    前記電解槽は、カソード、アノード及び前記カソードと前記アノードとの間に位置する陽イオン交換樹脂を含み、前記カソードと前記陽イオン交換樹脂、及び前記陽イオン交換樹脂と前記アノードとの間にそれぞれ陽イオン交換膜が形成されている電解還元水製造装置。
  2. 前記陽イオン交換樹脂は、H型陽イオン交換樹脂である請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  3. 前記カソード、陽イオン交換膜と陽イオン交換樹脂、及び前記陽イオン交換樹脂、陽イオン交換膜とアノードとは互いに密着している請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  4. 前記カソード及びアノードには、水が通過できる孔が形成されている請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  5. 前記カソード及びアノードは、メッシュ型構造である請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  6. 前記電解槽に流れ込む水は、前記カソード及び陽イオン交換樹脂に供給される請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  7. 前記陽イオン交換樹脂は、前記カソード及びアノードを反転することで再生される請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  8. 前記電解槽に電圧を印加する電源部をさらに備える請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  9. 前記カソードとアノードとの極性を反転させるスイッチをさらに備える請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  10. 前記カソードとアノードのうち少なくとも一つは、チタンからなる請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  11. 前記カソードとアノードのうち少なくとも一つは、白金でコーティングされた請求項1に記載の電解還元水製造装置。
  12. アノードに“+”極性を付与し、カソードに“−”極性を付与する段階と、前記アノードとカソードとの極性を反転して中性還元水を連続的に生産する段階と、を含む請求項1に記載の電解還元水製造装置に電源を供給する方法。
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