JP2012216528A - エッジライト型面発光装置 - Google Patents
エッジライト型面発光装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012216528A JP2012216528A JP2012074572A JP2012074572A JP2012216528A JP 2012216528 A JP2012216528 A JP 2012216528A JP 2012074572 A JP2012074572 A JP 2012074572A JP 2012074572 A JP2012074572 A JP 2012074572A JP 2012216528 A JP2012216528 A JP 2012216528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- guide plate
- light guide
- light source
- emitting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Planar Illumination Modules (AREA)
Abstract
【課題】発光性能及び耐久性能が優れた面発光装置を提供すること。
【解決手段】第1乃至第4端面2A〜2Dを有する導光板2と、第1端面2Aに向かって且つ沿って配置された光源3と、光源が固定された基板30と、これらを囲んで支持するハウジング体4と、を少なくとも備えており、光源の光が第1端面から入射して導光板内で反射して出光面2Yから出射するようになっている、面発光装置1において、ハウジング体が、導光板の端面との間に空隙51,52,53を有しており、少なくとも第2端面2Bとハウジング体4との間の空隙52には、両者に接して、弾性部材61が設けられており、弾性部材は、導光板を第1端面の側に向けて押すように、且つ、導光板の膨張を吸収するように、設けられており、基板には、導光板の第1端面と光源との間に、0.1〜0.8mmの隙間を維持する、スペーサ6が、設けられている、ことを特徴としている。
【選択図】図2
【解決手段】第1乃至第4端面2A〜2Dを有する導光板2と、第1端面2Aに向かって且つ沿って配置された光源3と、光源が固定された基板30と、これらを囲んで支持するハウジング体4と、を少なくとも備えており、光源の光が第1端面から入射して導光板内で反射して出光面2Yから出射するようになっている、面発光装置1において、ハウジング体が、導光板の端面との間に空隙51,52,53を有しており、少なくとも第2端面2Bとハウジング体4との間の空隙52には、両者に接して、弾性部材61が設けられており、弾性部材は、導光板を第1端面の側に向けて押すように、且つ、導光板の膨張を吸収するように、設けられており、基板には、導光板の第1端面と光源との間に、0.1〜0.8mmの隙間を維持する、スペーサ6が、設けられている、ことを特徴としている。
【選択図】図2
Description
本発明は、エッジライト型面発光装置に関するものである。この面発光装置は、オフィス等の屋内や新幹線等の車両内等で使用される照明体;液晶ディスプレイに使用されるバックライトユニット;看板等に、有用である。
エッジライト型面発光装置は、一般に、光源と、光源から入射した光を面発光させるための導光板と、光源及び導光板を囲んで支持するハウジング体と、を少なくとも備えている。導光板としては、(メタ)アクリル樹脂等の樹脂製の板が代表的に使用されている。
ところで、導光板は、樹脂製である故に、光源からの熱や使用環境下における温度変化や湿度変化によって、膨張する。それ故、従来では、導光板の膨張を考慮して、予め、導光板と光源との間に、及び/又は、導光板とハウジング体との間に、膨張を吸収するための比較的大きな寸法の隙間を確保していた。
しかしながら、予め、導光板と光源との間に比較的大きな寸法の隙間を確保した場合には、光源からの光の一部が導光板の外へ漏れてしまうので、発光効率が低い、という不具合がある。また、予め、導光板とハウジング体との間に隙間を確保した場合には、導光板がハウジング体の中で不安定であり、導光板や光源が破損する恐れがある、という不具合がある。
一方、導光板と光源との間に隙間が全く存在しない場合には、導光板に衝撃が加わると、その衝撃が光源にも直接伝わって、光源が破損することがある、という不具合がある。
本発明は、上記不具合をいずれも解消することができるエッジライト型面発光装置を、提供することを目的とする。
本発明は、第1乃至第4端面を有する平面視矩形の樹脂製の導光板と、導光板の第1端面に向かって且つ第1端面に沿って、配置された、光源と、導光板の第1端面に対向して配置され、且つ、光源が固定された、基板と、導光板、光源、及び基板を、囲んで支持する、ハウジング体と、を少なくとも備えており、光源の光が導光板の第1端面から入射して導光板内で反射して導光板の出光面から出射するようになっている、エッジライト型面発光装置において、ハウジング体が、導光板の第2乃至第4端面との間に空隙を有するように、構成されており、導光板の少なくとも第1端面とは反対側の第2端面と、ハウジング体と、の間の上記空隙には、弾性部材が設けられており、弾性部材は、第2端面とハウジング体とに接して設けられており、弾性部材は、導光板を第1端面の側に向けて押すように、且つ、導光板の膨張を吸収するように、設けられており、基板には、導光板の第1端面と光源との間に、0.1〜0.8mmの隙間を維持する、スペーサが、設けられている、ことを特徴としている。
なお、本発明は、例えば、次のような具体的構成を有しているのが好ましい。
(a)スペーサが、上記基板において光源と並んで設けられ、且つ、光源の厚さより所定寸法だけ厚く形成された、樹脂体であり、上記所定寸法が、0.1〜0.8mmである。
(a)スペーサが、上記基板において光源と並んで設けられ、且つ、光源の厚さより所定寸法だけ厚く形成された、樹脂体であり、上記所定寸法が、0.1〜0.8mmである。
(b)弾性部材が、導光板の第3端面とハウジング体との間の空隙に、両者に接して設けられており、及び/又は、導光板の第4端面とハウジング体との間の空隙に、両者に接して設けられている。
(c)弾性部材が、弾性材料からなるブロック体であり、上記空隙に適当間隔置きに設けられている。
(d)弾性部材が、スプリングであり、上記空隙に適当間隔置きに設けられている。
(e)弾性部材が、ハウジング体を切り起こして形成されたバネ片であり、上記空隙に適当間隔置きに設けられている。
本発明によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)本発明においては、スペーサによって、導光板の第1端面と光源との間に、一定寸法の隙間が維持されるので、導光板に衝撃が加わっても、その衝撃が光源に直接伝わることはなく、それ故、光源の破損を防止できる。したがって、エッジライト型面発光装置の耐久性能を向上できる。
(1)本発明においては、スペーサによって、導光板の第1端面と光源との間に、一定寸法の隙間が維持されるので、導光板に衝撃が加わっても、その衝撃が光源に直接伝わることはなく、それ故、光源の破損を防止できる。したがって、エッジライト型面発光装置の耐久性能を向上できる。
(2)本発明においては、スペーサによって導光板の第1端面と光源との間に維持される隙間の寸法が、0.1〜0.8mmであるので、光源から放出された光は、殆ど漏れることなく、第1端面に入射する。よって、本発明によれば、隙間に起因した発光効率の低下を有効に抑制できる。
(3)本発明においては、弾性部材によって、導光板の第1端面が基板すなわちスペーサに向けて押されているので、スペーサによって構成された上記隙間が拡がるのを防止できる。したがって、上記(1)及び(2)の効果を確実に発揮できる。
(4)本発明においては、導光板の膨張は、弾性部材によって吸収される。したがって、導光板は、膨張した場合でも、ハウジング体内に安定して保持される。それ故、本発明によれば、導光板の膨張によって導光板や光源が破損するのを、防止できる。
(5)本発明においては、導光板が膨張した場合でも、導光板の第1端面は、弾性部材によって、基板に向けて押されており、それ故、スペーサによって、導光板の第1端面と光源との間に、0.1〜0.8mmの一定寸法の隙間が維持されている。したがって、導光板が膨張しても、光源から放出された光は、殆ど漏れることなく、第1端面に入射する。よって、本発明によれば、導光板が膨張した場合でも、隙間に起因した発光効率の低下を有効に抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態のエッジライト型面発光装置の断面図である。図2は、図1のII−II矢視図である。なお、図1は、図2のI−I断面に相当する。この面発光装置1は、導光板2と、光源3と、ハウジング体4と、を少なくとも備えている。
導光板2は、第1端面2A、第2端面2B、第3端面2C、及び第4端面2Dを有する、平面視矩形の板であり、樹脂を主成分としてできている。樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、及び(メタ)アクリル酸エステル−スチレン樹脂からなる群から選択される、少なくとも1種が好ましく、特に(メタ)アクリル樹脂が好ましい。これらの樹脂は、2種以上を混合して使用してもよく、また、2種以上を積層するように使用してもよい。導光板2の厚さは、通常は1〜10mmであり、好ましくは1.5〜8mmであり、より好ましくは2〜5mmである。導光板2は、薄すぎる場合には、光源3からの光が入射しにくくなることがあり、厚すぎる場合には、発光効率が不十分となることがあり、また、面発光装置全体の重量が重くなるので、薄すぎても厚すぎても好ましくない。
導光板2の反射面2Xには、乱反射層21が形成されている。乱反射層21は、反射面2Xに対して、ドット状又はストライプ状等に、レーザーによって直接加工を施したり、インクをスクリーン印刷又は蒸着等したり、又はインクジェット印刷したりすることにより、形成されている。特に、ドット状が好ましい。ドットの形態としては、例えば、略円形、略三角形、略四角形、略六角形等が、好ましい。乱反射層21をドット状に形成する方法としては、(1)ドットに対応する部分に対して、凹凸加工を施したりインク等を付着させたりする方法と、(2)ドット以外の地の部分に対して、凹凸加工を施したりインク等を付着させたりする方法とがある。(1)の方法を「ポジパターン」と言い、(2)の方法を「ネガパターン」と言う。なお、ドットの分布は、ポジパターンの場合には、単位面積当たりのドットの占める面積が第1端面2Aの側から第2端面2Bへ向かって次第に大きくなっているのが、好ましく、ネガパターンの場合には、単位面積当たりのドットの占める面積が第1端面2Aの側から第2端面2Bへ向かって次第に小さくなっているのが、好ましい。
乱反射層21表面には、更に、反射フィルム22が設置されている。また、導光板2の第2端面2Bには、反射フィルム22が貼付されている。反射フィルム22の厚さは、通常は50〜400μmである。反射フィルム22としては、例えば、白色ポリエステル製の低発泡フィルムや、ガラス又はプラスチックからなるフィルムに反射率の高い金属を蒸着させたもの等を、使用できる。
導光板2の出光面2Y側には、光拡散板23が設置されている。光拡散板23は、光拡散機能又は集光機能を有する板である。光拡散板23は、光拡散剤を含有する樹脂組成物からなる板、樹脂組成物からなり且つ表面に凹凸形状が施された板、又は、光拡散剤を含有する樹脂組成物からなり且つ表面に凹凸形状が施された板で、構成されている。光拡散板23を構成する樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、及び(メタ)アクリル酸エステル−スチレン樹脂からなる群から選択される、少なくとも1種が好ましく、特に(メタ)アクリル樹脂が好ましい。これらの樹脂は、2種以上を混合して使用してもよく、また、2種以上を積層するように使用してもよい。光拡散板23に含むことができる光拡散剤としては、アクリル系架橋ビーズ、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体系(MS系)架橋ビーズ等の、有機系微粒子や、シリカ、酸化チタン、硫酸バリウム等の、無機系微粒子を、使用でき、これらは2種以上を同時に使用してもよい。特に、有機系微粒子が好ましい。光拡散板23は、導光板2と同様に、平面視矩形の板でもよい。その厚さは、通常は0.1〜5mm程度であり、好ましくは0.15〜4mmである。光拡散板23は、薄すぎる場合には、光拡散板23自体に皺が発生しやすくなり、厚すぎる場合には、面発光装置全体の重量が重くなるので、薄すぎても厚すぎても好ましくない。また、光拡散板23の出光面2Y側に、光拡散板23の皺の発生を抑制するために、光拡散板23を覆うように、平面視矩形のクリア保護板(図示せず)を設置するのが、好ましい。
光源3は、複数個設けられており、導光板2の第1端面2Aに向かって且つ第1端面2Aに沿って、等間隔に並んで配置されている。光源3としては、LED、蛍光灯、冷陰極管等を、使用でき、特に、LEDを好ましく使用できる。
図3は、光源3等の斜視図である。光源3は、導光板2の第1端面2Aに対向する基板30に、等間隔で、固定されている。そして、本発明では、更に、基板30に、スペーサ6が固定されている。スペーサ6は、隣接する光源3の間に、光源3と並んで、配置されている。スペーサ6も、基板30に、等間隔で、固定されている。
スペーサ6は、樹脂からなる板体である。樹脂としては、例えば、シリコーンゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、スチレン−ブダジエンゴム、フッ素ゴム、ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂等を、使用できる。スペーサを構成する樹脂としては、導光板2が熱や吸湿によって膨張した場合であっても、導光板の好適な位置(すなわち、光源と導光板との好適な距離)を保持でき、且つ、照明に歪みが生じないように、ある程度の弾性を有することができる、樹脂が、好ましい。また、スペーサの表面に所定の加工を施してもよい。例えば、スペーサの表面に滑性を付与する加工を施した場合には、光源と導光板との膨張差に因る平行方向の擦れを防止することができる。スペーサは、光源から導光板に出射される光を効率的に利用するために、高い光透過率を有する透明色の樹脂、又は、高い光反射率を有する白色系の樹脂で、構成されるのが、好ましい。
図4は、図2の拡大部分図である。スペーサ6の厚さTsは、光源3の厚さTkよりも、所定寸法Tだけ厚く設定されている。所定寸法Tは、0.1〜0.8mmである。これにより、図1に示されるように、導光板2の第1端面2Aがスペーサ6に当接した状態においては、第1端面2Aと光源3との間には、隙間10が形成されている。
ハウジング体4は、導光板2を反射面2X側から覆う本体面部41と、本体面部41の4辺から、導光板2の周縁部を覆うように下方に延びた、4つの側面部421、422、423、424と、各側面部の下縁から内向きに延びた、4つの縁面部と、からなっている。図1では、2つの縁面部431、433のみが示されている。
ハウジング体4の寸法は、図2に示されるように、収容した導光板2に対して、導光板2の3つの端面2B、2C、2Dとの間に略同等の空隙51、52、53を有するように、設定されている。
そして、これらの空隙51、52、53には、弾性部材61が設けられている。弾性部材61は、弾性材料からなるブロック体である。弾性材料としては、例えば、シリコーンゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、フッ素ゴム等を使用できる。
弾性部材61は、適当間隔置きに、複数個設けられている。そして、弾性部材61は、導光板2を基板30に向けて押すように、且つ、導光板2の膨張を吸収するように、設定されている。
なお、ハウジング体4において、4つの縁面部は、ハウジング体4の内部空間に収容された導光板2がハウジング体4から落下するのを防止できる寸法だけ、内向きに延びている。
上記構成の面発光装置1においては、光源3から放出された光は、隙間10を経て、第1端面2Aから導光板2内に入射し、導光板2内で反射を繰り返しながら、乱反射層21のドットにおいて乱反射するとともにドット間においては反射フィルム22において反射して、出光面2Yから、光拡散板23によって拡散されて、出射する。すなわち、光源3から放出された光によって、出光面2Yが面発光する。これにより、面発光装置1は、面発光機能を発揮する。上記構成の面発光装置1は、十分な照度を有し、特に屋内向けの照明装置として好適である。
ところで、上記構成の面発光装置1においては、空隙52に設けられた弾性部材61によって、導光板2の第1端面2Aが基板30に向けて押されている。これにより、端面2Aは、スペーサ6に当接している。それ故、第1端面2Aと光源3との間には、所定寸法Tすなわち一定寸法の隙間10が維持されている。したがって、次のような作用効果を発揮できる。
(1)隙間10が存在しているので、導光板2に衝撃が加わっても、その衝撃が光源3に直接伝わることはなく、それ故、光源3の破損を防止できる。したがって、面発光装置1の耐久性能を向上できる。
(2)隙間10が0.1〜0.8mmの一定寸法に維持されているので、光源3から放出された光は、隙間10を経ても殆ど漏れることなく、端面2Aに入射する。よって、隙間10に起因した発光効率の低下を有効に抑制できる。
(1)隙間10が存在しているので、導光板2に衝撃が加わっても、その衝撃が光源3に直接伝わることはなく、それ故、光源3の破損を防止できる。したがって、面発光装置1の耐久性能を向上できる。
(2)隙間10が0.1〜0.8mmの一定寸法に維持されているので、光源3から放出された光は、隙間10を経ても殆ど漏れることなく、端面2Aに入射する。よって、隙間10に起因した発光効率の低下を有効に抑制できる。
一方、導光板2は、光源からの熱や使用環境下における温度変化や湿度変化によって、矢印A方向に膨張するが、その膨張は、空隙51、52、53に設けられた弾性部材61によって受けられる。すなわち、導光板2の膨張は、弾性部材61によって吸収される。したがって、導光板2は、膨張した場合でも、ハウジング体4内に安定して保持されており、それ故、導光板2の膨張によって導光板2や光源3が破損するのを、防止できる。しかも、導光板2が膨張した場合でも、第1端面2Aが基板30に向けて押されているので、所定寸法Tの隙間10が維持される。したがって、導光板2が膨張しても、光源3から放出された光は、殆ど漏れることなく、第1端面2Aに入射する。よって、導光板2が膨張した場合でも、隙間10に起因した発光効率の低下を有効に抑制できる。
なお、上記構成の面発光装置1は、次のような変形構成を採用してもよい。
(1)第3端面2Cとハウジング体4との間の空隙51の弾性部材61、及び/又は、
第4端面2Dとハウジング体4との間の空隙53の弾性部材61は、省いてもよい。
(2)スペーサ6は、図5に示されるように、基板30の両端に配置してもよい。
(3)スペーサ6は、図6に示されるように、光源3の上下に配置してもよい。
(4)スペーサ6は、樹脂以外の材料、例えば金属でもよく、また、板体に限らず、ブロック体でもよい。
第4端面2Dとハウジング体4との間の空隙53の弾性部材61は、省いてもよい。
(2)スペーサ6は、図5に示されるように、基板30の両端に配置してもよい。
(3)スペーサ6は、図6に示されるように、光源3の上下に配置してもよい。
(4)スペーサ6は、樹脂以外の材料、例えば金属でもよく、また、板体に限らず、ブロック体でもよい。
(5)図7に示されるように、スプリングからなる弾性部材62を使用できる。弾性部材62は、弾性部材61と同様に、導光板2を基板30に向けて押すように、且つ、導光板2の膨張を吸収するように、設定されている。
(6)図8に示されるように、バネ片からなる弾性部材63を使用できる。弾性部材63は、ハウジング体4を切り起こして形成されている。弾性部材63は、弾性部材61と同様に、導光板2を基板30に向けて押すように、且つ、導光板2の膨張を吸収するように、設定されている。
[実施例1〜4]
図1及び図2の構成を有する面発光装置1である。各部の具体的構成は、次のとおりである。
・導光板2…住友化学株式会社製の製品名「スミペックスE005」の(メタ)アクリル樹脂板を用いた。寸法は、厚さが3mm、幅が50mm、長さが300mmである。なお、「スミペックス」は住友化学株式会社の登録商標である。
・乱反射層21…スクリーン印刷法によって反射インクを印刷することにより、形成した。反射インクは、揮発硬化型樹脂インク、アクリルビーズ、シリカ微粒子、及び蛍光体からなっている。印刷パターンは、ネガパターンであり、ドットの形状は、略円形であり、ドットのピッチ(中心間距離)は、一定である。ネガパターンは、照明として使用した際の輝度が均一になるように、単位面積当たりの印刷部分が、光源付近では少なく、光源から遠くなるほど多くなるように、設定されており、更に、第1端面2Aから入射した光が第2端面2Bの反射フィルム22によって反射されることを考慮して、印刷部分が、第2端面2Bの少し手前で最も多くなるように、設定されている。
・反射フィルム22…東レ株式会社製の製品名「E60」を用いた。
・光拡散板23…住友化学株式会社製の製品名「スミペックスEM090」のアクリル樹脂板を用いた。厚さは2mmである。
・LED(光源3)…導光板2の長辺の第1端面2Aに配置した。基板30に、等間隔で、42個配置した。
・スペーサ6…図9に示されるように、基板30に、LED21個置きに、等間隔で、3個配置した。
・所定寸法Tを4通りに設定した。すなわち、0.14mm、0.30mm、0.45mm、及び0.76mmに、設定し、これらを実施例1〜4とした。
・弾性部材61…シリコーンゴムからなるブロック体である。
図1及び図2の構成を有する面発光装置1である。各部の具体的構成は、次のとおりである。
・導光板2…住友化学株式会社製の製品名「スミペックスE005」の(メタ)アクリル樹脂板を用いた。寸法は、厚さが3mm、幅が50mm、長さが300mmである。なお、「スミペックス」は住友化学株式会社の登録商標である。
・乱反射層21…スクリーン印刷法によって反射インクを印刷することにより、形成した。反射インクは、揮発硬化型樹脂インク、アクリルビーズ、シリカ微粒子、及び蛍光体からなっている。印刷パターンは、ネガパターンであり、ドットの形状は、略円形であり、ドットのピッチ(中心間距離)は、一定である。ネガパターンは、照明として使用した際の輝度が均一になるように、単位面積当たりの印刷部分が、光源付近では少なく、光源から遠くなるほど多くなるように、設定されており、更に、第1端面2Aから入射した光が第2端面2Bの反射フィルム22によって反射されることを考慮して、印刷部分が、第2端面2Bの少し手前で最も多くなるように、設定されている。
・反射フィルム22…東レ株式会社製の製品名「E60」を用いた。
・光拡散板23…住友化学株式会社製の製品名「スミペックスEM090」のアクリル樹脂板を用いた。厚さは2mmである。
・LED(光源3)…導光板2の長辺の第1端面2Aに配置した。基板30に、等間隔で、42個配置した。
・スペーサ6…図9に示されるように、基板30に、LED21個置きに、等間隔で、3個配置した。
・所定寸法Tを4通りに設定した。すなわち、0.14mm、0.30mm、0.45mm、及び0.76mmに、設定し、これらを実施例1〜4とした。
・弾性部材61…シリコーンゴムからなるブロック体である。
[比較例1]
所定寸法Tを0mmに設定した。その他は、実施例1の面発光装置1と同じである。
所定寸法Tを0mmに設定した。その他は、実施例1の面発光装置1と同じである。
[比較例2]
所定寸法Tを1.08mmに設定した。その他は、実施例1の面発光装置1と同じである。
所定寸法Tを1.08mmに設定した。その他は、実施例1の面発光装置1と同じである。
[比較例3]
スペーサ6及び弾性部材61を設けなかった。その他は、実施例3の面発光装置1と同じである。
スペーサ6及び弾性部材61を設けなかった。その他は、実施例3の面発光装置1と同じである。
[性能試験]
(1)発光性能について
上記実施例1〜4及び比較例1、2の面発光装置1を、全光束測定用大型積分球の中心部に、設置した。そして、8.6Wの電力をかけて面発光装置1を発光させ、その全光束量を、ダイオードアレイ分光器によって測定した。
その結果を表1に示す。
なお、全光束測定用大型積分球としては、株式会社ネムテック製の型式1500型の球面光束計を用いた。また、ダイオードアレイ分光器としては、Labsphere製のDAS-2100を用いた。
(1)発光性能について
上記実施例1〜4及び比較例1、2の面発光装置1を、全光束測定用大型積分球の中心部に、設置した。そして、8.6Wの電力をかけて面発光装置1を発光させ、その全光束量を、ダイオードアレイ分光器によって測定した。
その結果を表1に示す。
なお、全光束測定用大型積分球としては、株式会社ネムテック製の型式1500型の球面光束計を用いた。また、ダイオードアレイ分光器としては、Labsphere製のDAS-2100を用いた。
(2)耐久性能について
上記実施例3及び比較例3の面発光装置1について、振動試験を行った。すなわち、面発光装置1を、第2端面2Bから第1端面2Aに向けて100回揺さぶり、光源3に破損が生じるか否かを、評価した。
その結果を表2に示す。
上記実施例3及び比較例3の面発光装置1について、振動試験を行った。すなわち、面発光装置1を、第2端面2Bから第1端面2Aに向けて100回揺さぶり、光源3に破損が生じるか否かを、評価した。
その結果を表2に示す。
(3)導光板膨張時の耐久性能について
導光板が膨張した時の耐久性能を調べた。すなわち、まず、導光板2を温度23℃及び湿度50%の室温条件下に設置して、導光板2が膨張していないことを確認した。そして、その導光板2を用いて面発光装置1を作製し、その面発光装置1を温度43℃及び湿度98%の高温高湿度条件下に設置して、導光板2が膨張したときに光源3に破損が生じるか否かを調べた。その結果を表3に示す。
導光板が膨張した時の耐久性能を調べた。すなわち、まず、導光板2を温度23℃及び湿度50%の室温条件下に設置して、導光板2が膨張していないことを確認した。そして、その導光板2を用いて面発光装置1を作製し、その面発光装置1を温度43℃及び湿度98%の高温高湿度条件下に設置して、導光板2が膨張したときに光源3に破損が生じるか否かを調べた。その結果を表3に示す。
なお、導光板2の幅方向(すなわち両端面2A、2Bの対向方向)及び長さ方向(すなわち両端面2C、2Dの対向方向)における伸長量も、測定した。実施例1の伸長量は、幅方向が2.4mm、長さ方向が0.5mmであり、比較例1の伸長量は、幅方向が2.4mm、長さ方向が0.4mmであり、両者は略同じであった。
表3に示されるように、比較例1では、所定寸法Tが0mmである。それ故、LEDに接触していた導光板2が、膨張することによって、LEDに強く接触していく。したがって、LEDに破損が生じた。しかしながら、実施例1では、導光板2が膨張してもスペーサ6によって所定寸法Tが維持されているので、LEDに破損は生じなかった。
[結論]
表1〜表3から明らかなように、実施例1〜4の面発光装置1は、発光性能が優れており、且つ、耐久性能も優れている。よって、本発明の面発光装置1では、スペーサ6によって、隙間10の所定寸法Tを、0.1〜0.8mmに設定した。
表1〜表3から明らかなように、実施例1〜4の面発光装置1は、発光性能が優れており、且つ、耐久性能も優れている。よって、本発明の面発光装置1では、スペーサ6によって、隙間10の所定寸法Tを、0.1〜0.8mmに設定した。
本発明のエッジライト型面発光装置は、発光性能及び耐久性能が優れているので、産業上の利用価値が大である。
1 エッジライト型面発光装置 10 隙間 2 導光板 2A 端面 3 光源 4 ハウジング体 51、52、53 空隙 6 スペーサ 61、62、63 弾性部材
Claims (6)
- 第1乃至第4端面を有する平面視矩形の樹脂製の導光板と、
導光板の第1端面に向かって且つ第1端面に沿って、配置された、光源と、
導光板の第1端面に対向して配置され、且つ、光源が固定された、基板と、
導光板、光源、及び基板を、囲んで支持する、ハウジング体と、
を少なくとも備えており、光源の光が導光板の第1端面から入射して導光板内で反射して導光板の出光面から出射するようになっている、エッジライト型面発光装置において、
ハウジング体が、導光板の第2乃至第4端面との間に空隙を有するように、構成されており、
導光板の少なくとも第1端面とは反対側の第2端面と、ハウジング体と、の間の上記空隙には、弾性部材が設けられており、
弾性部材は、第2端面とハウジング体とに接して設けられており、
弾性部材は、導光板を第1端面の側に向けて押すように、且つ、導光板の膨張を吸収するように、設けられており、
基板には、導光板の第1端面と光源との間に、0.1〜0.8mmの隙間を維持する、スペーサが、設けられている、
ことを特徴とするエッジライト型面発光装置。 - スペーサが、上記基板において光源と並んで設けられ、且つ、光源の厚さより所定寸法だけ厚く形成された、樹脂体であり、
上記所定寸法が、0.1〜0.8mmである、
請求項1記載のエッジライト型面発光装置。 - 弾性部材が、導光板の第3端面とハウジング体との間の空隙に、両者に接して設けられており、及び/又は、導光板の第4端面とハウジング体との間の空隙に、両者に接して設けられている、
請求項1又は2に記載のエッジライト型面発光装置。 - 弾性部材が、弾性材料からなるブロック体であり、上記空隙に適当間隔置きに設けられている、
請求項1乃至3のいずれか1つに記載のエッジライト型面発光装置。 - 弾性部材が、スプリングであり、上記空隙に適当間隔置きに設けられている、
請求項1乃至3のいずれか1つに記載のエッジライト型面発光装置。 - 弾性部材が、ハウジング体を切り起こして形成されたバネ片であり、上記空隙に適当間隔置きに設けられている、
請求項1乃至3のいずれか1つに記載のエッジライト型面発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012074572A JP2012216528A (ja) | 2011-03-30 | 2012-03-28 | エッジライト型面発光装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076098 | 2011-03-30 | ||
JP2011076098 | 2011-03-30 | ||
JP2012074572A JP2012216528A (ja) | 2011-03-30 | 2012-03-28 | エッジライト型面発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012216528A true JP2012216528A (ja) | 2012-11-08 |
Family
ID=47269097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012074572A Pending JP2012216528A (ja) | 2011-03-30 | 2012-03-28 | エッジライト型面発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012216528A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140145372A (ko) * | 2013-06-13 | 2014-12-23 | 엘지이노텍 주식회사 | 회로기판 및 상기 회로기판을 포함하는 조명장치 |
WO2015045814A1 (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-02 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 光源モジュール及び表示装置 |
KR20150039477A (ko) * | 2013-10-02 | 2015-04-10 | 엘지이노텍 주식회사 | 회로기판 및 상기 회로기판을 포함하는 조명장치 |
KR20160051683A (ko) | 2013-09-03 | 2016-05-11 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 도광판 |
JP2016081786A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | オムロン株式会社 | 面光源装置、液晶表示装置および電子機器 |
CN106122871A (zh) * | 2016-08-19 | 2016-11-16 | 上海小糸车灯有限公司 | 一种光导配光led保护罩结构及其光导配光汽车灯具 |
KR20170022895A (ko) | 2015-08-19 | 2017-03-02 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 도광판용 조성물, 도광판 및 그의 제조 방법, 에지라이트형 면 발광 장치 |
US9891374B2 (en) | 2014-05-20 | 2018-02-13 | Samsung Display Co., Ltd. | Display device having a support member |
KR20180020120A (ko) | 2015-06-24 | 2018-02-27 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 도광판 |
JP2019083130A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 京セラ株式会社 | バックライト装置 |
-
2012
- 2012-03-28 JP JP2012074572A patent/JP2012216528A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102092883B1 (ko) * | 2013-06-13 | 2020-03-24 | 엘지이노텍 주식회사 | 회로기판 및 상기 회로기판을 포함하는 조명장치 |
KR20140145372A (ko) * | 2013-06-13 | 2014-12-23 | 엘지이노텍 주식회사 | 회로기판 및 상기 회로기판을 포함하는 조명장치 |
KR20160051683A (ko) | 2013-09-03 | 2016-05-11 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 도광판 |
JPWO2015045814A1 (ja) * | 2013-09-24 | 2017-03-09 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 光源モジュール及び表示装置 |
CN105579896A (zh) * | 2013-09-24 | 2016-05-11 | 堺显示器制品株式会社 | 光源模块和显示装置 |
US9739932B2 (en) | 2013-09-24 | 2017-08-22 | Sakai Display Products Corporation | Light source module and display apparatus |
CN105579896B (zh) * | 2013-09-24 | 2019-04-16 | 堺显示器制品株式会社 | 光源模块和显示装置 |
WO2015045814A1 (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-02 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 光源モジュール及び表示装置 |
KR20150039477A (ko) * | 2013-10-02 | 2015-04-10 | 엘지이노텍 주식회사 | 회로기판 및 상기 회로기판을 포함하는 조명장치 |
KR102109752B1 (ko) * | 2013-10-02 | 2020-05-12 | 엘지이노텍 주식회사 | 회로기판 및 상기 회로기판을 포함하는 조명장치 |
US9891374B2 (en) | 2014-05-20 | 2018-02-13 | Samsung Display Co., Ltd. | Display device having a support member |
JP2016081786A (ja) * | 2014-10-17 | 2016-05-16 | オムロン株式会社 | 面光源装置、液晶表示装置および電子機器 |
KR20180020120A (ko) | 2015-06-24 | 2018-02-27 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 도광판 |
KR20170022895A (ko) | 2015-08-19 | 2017-03-02 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 도광판용 조성물, 도광판 및 그의 제조 방법, 에지라이트형 면 발광 장치 |
CN106122871A (zh) * | 2016-08-19 | 2016-11-16 | 上海小糸车灯有限公司 | 一种光导配光led保护罩结构及其光导配光汽车灯具 |
JP2019083130A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 京セラ株式会社 | バックライト装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012216528A (ja) | エッジライト型面発光装置 | |
JP2012138345A (ja) | エッジライト型面発光装置 | |
JP5332849B2 (ja) | 面発光装置および保持枠 | |
TWI381134B (zh) | 發光二極體光源模組 | |
JP2009015335A (ja) | 光学シート及び前記光学シートが具備された液晶表示装置のバックライトアセンブリー | |
KR20140057148A (ko) | 조명장치 | |
JP2010251050A (ja) | 導光板および面発光装置 | |
US20170131454A1 (en) | Backlight module and liquid crystal display device comprising the same | |
CN102913825A (zh) | 一种发光单元、背光模组及显示装置 | |
KR20120013708A (ko) | 광학시트, 이를 포함하는 백라이트 유닛 및 표시장치 | |
JP2012123933A (ja) | エッジライト型面発光装置 | |
JP2015041437A (ja) | 照明装置及び表示装置 | |
JP2012216523A (ja) | エッジライト型面発光装置 | |
JP2011159436A (ja) | エッジライト式照明装置 | |
JP2012195220A (ja) | 面光源装置 | |
CN106940460B (zh) | 导光板、背光模组及显示装置 | |
JP2011150077A (ja) | 光学シート、バックライトユニットおよびディスプレイ装置 | |
WO2014199676A1 (ja) | 導光体及びそれを備えた面状発光装置 | |
CN102798049A (zh) | 一种背光模组 | |
JP2013206803A (ja) | エッジライト型面発光装置 | |
KR20140122444A (ko) | 역프리즘 타입 광학소자 | |
KR102162081B1 (ko) | 표시장치 | |
JP2012212527A (ja) | 表示装置 | |
KR20100073147A (ko) | 광학 시트 | |
JP5202227B2 (ja) | バックライト装置 |