JP2012216246A - Optical disk case - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数の光ディスクを収容する光ディスクケースに関する。 The present invention relates to an optical disc case that accommodates a plurality of optical discs.
近年、コンピュータで扱われる情報量の増加に伴い、情報を蓄える記憶媒体の大容量化が著しい。主な記憶媒体として、ハードディスク、磁気テープ、そして光ディスク等のディスク状の記憶媒体をあげることができる。かかる記憶媒体のうち、ハードディスクは、記憶再生の高速性やランダムアクセス性に優れるため主記憶装置として用いられている。 In recent years, with the increase in the amount of information handled by computers, the storage medium for storing information has increased in capacity. Examples of the main storage medium include a disk-shaped storage medium such as a hard disk, a magnetic tape, and an optical disk. Among such storage media, the hard disk is used as a main storage device because it is excellent in high-speed storage / reproduction and random accessibility.
これに対し、アーカイブやバックアップ用途には、磁気テープやディスク状の記憶媒体が用いられている。もっとも、磁気テープは、ディスク状の記憶媒体に対し低価格と単位体積あたりの記憶容量の大きさの点で優れている一方で、ランダムアクセス性と保存性の点で劣っている。 On the other hand, magnetic tape and disk-shaped storage media are used for archive and backup applications. However, the magnetic tape is superior to the disk-shaped storage medium in terms of low cost and storage capacity per unit volume, but inferior in random accessibility and storability.
このため、ディスク状の記憶媒体と磁気テープの優位点を合わせ持つ、低価格で大容量、かつ、ランダムアクセス性と保存性に優れた記憶装置の登場が望まれている。 For this reason, the advent of a storage device that combines the advantages of a disk-shaped storage medium and a magnetic tape, is inexpensive, has a large capacity, and is excellent in random accessibility and storability.
この点に関し、特許文献1〜4には、複数の光ディスクを積層してケースに収容することが示されている。
In this regard,
例えば、特許文献1に開示の発明では、ディスクカートリッジに複数のトレイを層状に設け、これらトレイをカートリッジに対してスライドさせて出し入れ可能としている。各トレイに光ディスクを搭載し、必要に応じ、所望のトレイをカートリッジから引き出して光ディスクを1枚ずつ取り出している。
For example, in the invention disclosed in
特許文献2に開示の発明では、ディスク全体として可撓性を有するシート状の光ディスクを、カートリッジケースの内部に複数枚積み重ねて収納している。また、光ディスクの中央に、平坦な円筒状の突起部を形成し、光ディスクの表面同士が直接接触することを防止して、積層する事例についても開示されている。さらに、この特許文献2には、光ディスクをシート材で挟み込み、これらを積層した状態でケースに収容する事例についても示されている。この事例では、ケースの開口部に光ディスクをスライドさせるようにして収容している。
In the invention disclosed in
特許文献3に開示の発明では、カートリッジ内に可撓性を有する複数のシート部材を層状に設け、光ディスクをこれらシート部材同士の間に挿入して収容している。各シート部材の先端には、先端縁の方向にそって順次位置をずらしてタグを形成している。そして、光ディスクを取り出す際には、選択手段が備えるアームを所望の光ディスクを収容しているシート部材のタグの位置まで移動させ、アームでタグを押さえてシート部材を撓ませるようにして開口させて光ディスクを取り出している。
In the invention disclosed in
さらに、特許文献3には、仕切り板で区切られた空間に光ディスクを入れたトレイとトレイ連出し防止のセパレータを交互に積層して光ディスクを収容する光ディスクカートリッジに関する発明が開示されている。
Further,
しかし、特許文献1に開示の発明では、引き出されたトレイに搭載された光ディスクを1枚ずつ再生ドライブへ搬送することしかできない。このため、複数の光ディスクにわたって情報を検索する場合、時間がかかってしまう。
However, in the invention disclosed in
また、特許文献2に示された第1の発明では、光ディスクを特殊な部材で作らなければならず、汎用性がない。また、光ディスクの中央に突起部を形成した場合、光ディスク自体が特殊な構造となり、汎用性が無いだけでなく、光ディスクケースに搭載される光ディスクの枚数が減少し装置全体あたりの記録容量が低下してしまう。さらに、特許文献2に示された第2の発明についても、記録を再生するには1枚ずつ光ディスクを取り出すことになる。
In the first invention disclosed in
また、特許文献3に示された発明にあっても、光ディスクを1枚ずつしか取り出すことができない。
Further, even in the invention disclosed in
他方、特許文献4に積層された光ディスクを再生ドライブへ搬送するためにどのような工夫がされているのか開示されていないため、大量の情報を再生するための時間を短縮することが困難である。 On the other hand, it is difficult to shorten the time for reproducing a large amount of information because it is not disclosed what kind of contrivance is made for transporting the optical disk laminated in Patent Document 4 to the reproduction drive. .
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、光ディスクを特別な構造とせず、また、特殊な部材を使用しなくても光ディスクをコンパクトに積層して収納することができ、これにより、記録再生装置として短時間で記録を再生できる大容量なシステムを提供することにある。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to make an optical disc a compact structure and store the optical disc compactly without using a special member. Accordingly, an object of the present invention is to provide a large-capacity system capable of reproducing a recording in a short time as a recording / reproducing apparatus.
本発明では、上記課題を解決するために、光ディスクを搭載する複数のトレイと、これらトレイをその厚み方向に積層して搭載させる、上部が開放されたもしくは開放可能なケース筐体とを具備し、各トレイの周縁における相互に対応する複数の部位のそれぞれに、各トレイが支持されるトレイ操作部を形成し、各トレイの相互に対応する複数の前記部位に形成された前記トレイ操作部を、これらトレイの周縁に沿う方向に関してトレイ相互の間で重なり合わないずれた位置に形成したことを特徴とする。 In order to solve the above-described problems, the present invention includes a plurality of trays on which optical disks are mounted, and a case housing that is open or releasable to stack and mount these trays in the thickness direction. Forming a tray operation part for supporting each tray at each of a plurality of parts corresponding to each other at the periphery of each tray, and providing the tray operation part formed at a plurality of parts corresponding to each other of each tray. These are characterized in that they are formed at any position overlapping each other in the direction along the peripheral edge of the trays.
本発明によれば、光ディスクを特別な構造としなくても光ディスクをコンパクトに積層して収納することができ、記憶媒体の大容量化を図れ、しかも、ランダムアクセス性に優れ、記録再生装置に光ディスクを高速に搬送することできる。 According to the present invention, an optical disk can be compactly stacked and stored without a special structure of the optical disk, the capacity of the storage medium can be increased, and the random access property is excellent. Can be transported at high speed.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は本発明の第1の実施形態にかかる光ディスクケースを展開した状態を示し、図2はこの光ディスクケースが用いられる光ディスク記録再生装置Dの一例を示している。 FIG. 1 shows a state in which the optical disc case according to the first embodiment of the present invention is developed, and FIG. 2 shows an example of an optical disc recording / reproducing apparatus D in which the optical disc case is used.
まず、図2を参照して光ディスク記録再生装置Dの概要について説明する。 First, the outline of the optical disc recording / reproducing apparatus D will be described with reference to FIG.
この光ディスク記録再生装置Dは、複数の光ディスクケースが収容された、円筒状のロータリーストッカー101と、光ディスクケース55を取り出すカートリッジピッカー102とを備えている。また、取り出された光ディスクケース55に搭載された複数のトレイをその厚み方向に離間して展開する展開機構103と、展開されたトレイから光ディスクを保持して2機の光ディスクドライブ群105,106へ搬送する搬送機構104を備えている。
The optical disc recording / reproducing apparatus D includes a cylindrical
ロータリーストッカー101は、その中心に設けられた上下に伸びる回転軸Lを中心に回転自在に構成さている。このロータリーストッカー101には、光ディスクケース55がロータリーストッカー101の側面をなす外周面に沿って周方向に配置されると共に、光ディスクケース55が上下に積層される状態で収納されている。なお、各光ディスクケース55には複数のトレイが設けられ、光ディスクはこれら複数のトレイにそれぞれ搭載されて、その厚み方向に積層されて搭載されている。
The
カートリッジピッカー102は、ロータリーストッカー101に収容された複数の光ディスクケース55の中から指定された光ディスクケース55を取り出し、展開機構103へ搬送する。
The
展開機構103は、光ディスクケース55に搭載されている複数のトレイを上のものから順次支持し、トレイ同士を離間して間隔をあけて展開する。
The unfolding
搬送機構104は、トレイ上の光ディスクをピックアップするピッカーを各トレイに対応させて複数備えている。この搬送機構104は、ピックアップした光ディスクを2機の光ディスクドライブ群105,106へ移動する。
The
第1光ディスクドライブ群105及び第2光ディスクドライブ群106には、それぞれ各トレイに対応した数の光ディスクドライブ40、45の群が設けられている。搬送機構104により搬送された光ディスクは、各光ディスクドライブ40,45上に搭載されて情報の記録再生が行われる。
Each of the first optical
図1は、光ディスクケース55の1実施形態について、光ディスクケース55を構成する部材及び光ディスクを上下方向に相互に離間して展開した状態を示している。この光ディスクケース55は、2枚の光ディスク51及び仕切シート52を積層した複数のトレイ60,61・・67をその厚み方向に積層して収容する。光ディスクケース55は、光ディスクを搭載させる複数のトレイ60,61・・67と、これらトレイ60,61・・67を積層した状態で搭載させるケース筐体56とを備えている。また、各トレイ60,61・・67は、複数の光ディスク51をそれぞれ搭載するように構成されており、光ディスク51同士の間には仕切シート52が配置されている。光ディスク51と光ディスク51とは、この仕切シート52により仕切られている。
FIG. 1 shows an embodiment of the
なお、この図1は、最下層の第1トレイ60から最上層の第8トレイ67を具備する8層タイプのものについて、その中間層をなす第4から第6層を省略して示している。
Note that FIG. 1 shows an eight-layer type including the lowermost
次に図3及び図4を参照して、ケース筐体56、トレイ60,61・・67、及び仕切シート52の詳細について説明する。
Next, details of the
ケース筐体56は、その周縁外形が略七角形に形成され、光ディスク51が配置される平坦な搭載面57と、この搭載面57の両側縁に沿って形成された側壁58と、搭載面57の下端縁の中心部分に形成された下端壁59とを備えている。
The
搭載面57は、図3及び図4の上側をなす上端縁57aが平坦に形成されている一方、下側をなす下端縁57bは、その中心が頂点となるように中心部分が下側に向けてやや張り出している。また、この搭載面57は、図の下側に向かうにつれて拡幅され、その両側縁には、中間部分に頂点となる部位が形成されている。そして、搭載面57の中央には、円筒状の突出部57cが形成されている。
The mounting surface 57 has a flat
側壁58は、かかる形状の搭載面57の側縁に沿って、光ディスク51の搭載される上方に向けて突出するようにして形成されている。そして、搭載面57の上端縁57aの位置からは、各側壁58とそれぞれ一体に形成された突出部58aが図の上側に向けて延びるように形成されている。この突出部58aは、後に説明するトレイ60,61・・67に形成されたトレイ操作部が外部のものと接触することを防止している。
The
搭載面57の下端縁57bに形成された下端壁59は、ケース筐体56に搭載された光ディスク51が下端縁57bから脱落することを防止するものであり、下端縁57bの中心部にて、光ディスク51の搭載される上方に向けて突出して設けられている。この下端壁59は、その外面は平坦に形成されているが、その内面は光ディスク51の外周縁の形状に対応するにように、外側に向けて湾曲して形成されている。
The
次に、トレイ60,61・・67について説明する。
Next, the
この実施形態にかかる光ディスクケース55は、トレイ60,61・・67を8層に積層して光ディスク51を収容するように構成されているため、8枚のトレイ60,61・・67を備えている。トレイ60,61・・67は、ケース筐体56の搭載面57上に直接配置される第1トレイ60と、この第1トレイ60の上方に順に積層される7枚のトレイ61・・67から構成される。
Since the
各トレイ60,61・・67は、その外形が略七角形に形成され、ケース筐体56の側壁58及び下端壁59の内側に配置させることができるように、その外縁がケース筐体56の搭載面57よりやや小さく形成されている。これら各トレイ60,61・・67もその上端縁は平坦に形成されている一方で、下端縁は、その中心部分が外側に向けて張り出している。
Each of the
そして、上側の7層をなすトレイ61・・67には、上端縁の1ヶ所、下端縁の2ヶ所にトレイ操作部が外側に向けて突出するようにそれぞれ形成されている。各トレイ61・・67の上端縁に形成されたトレイ操作部61a・・67aは、下層に配される第2トレイ61のトレイ操作部61aが最右端に設けられ、上側に配されるトレイ63・・67になるにつれ、順次左側にずらされるようにして形成される。
The
図3は、各トレイのトレイ操作部の位置をトレイの中心線CLからの距離で表したものである。第2トレイ61から第4トレイ63については、中心線CLより右側の領域にトレイ操作部61a,62a,63aは形成されている。また、第5トレイ64のトレイ操作部64aは、中心部に形成され、第5トレイ64より上側に配されるトレイ65,66,67には、中心線CLの左側の領域にトレイ操作部65a,66a,67aが形成されている。
FIG. 3 shows the position of the tray operation part of each tray as a distance from the center line CL of the tray. For the
具体的には、トレイ61のトレイ操作部61aは、中心線CLから距離A61の位置に形成され、トレイ62,63のトレイ操作部62a,63aは、中心線CLからの距離が距離A61より順次小さな距離A62、距離A63の位置にそれぞれ形成される。トレイ64のトレイ操作部64aは丁度中心位置に形成されている。そして、トレイ64より上側の層に配されるトレイ65,66,67のトレイ操作部65a,66a,67aは、中心線CLからの距離が順次大きくなる距離A65、距離A66、距離A67の位置にそれぞれ形成されている。
Specifically, the
他方、下端縁に形成された2つのトレイ操作部は、中心線CLを境として、両側の領域にそれぞれ1つずつ設けられている。中心線CLより左側の領域に設けられたトレイ操作部61b・・67bは、上層に配されるトレイになるにしたがい、左側縁から中心側に位置が順次ずれ形成されている。一方、中心線CLより右側の領域に設けられたトレイ操作部61c・・67cは、上側の層に配されるトレイになるにしたがい、中心から順次右側縁に向けてずれた位置に形成されている。
On the other hand, two tray operation portions formed at the lower end edge are provided one in each of the regions on both sides with the center line CL as a boundary. The
この図3では、中心線CLより左側の領域に設けられたトレイ操作部61b・・67bについて、各トレイ61・・67の左側縁からの距離でトレイ操作部61b・・67bの位置を示している。第1トレイ61には、左側縁からの距離がB61の位置にトレイ操作部が形成され、上側の層に配されるトレイになるにしたがい、この距離が順次大きくなり、距離B62・・距離B67の位置にそれぞれ形成される。他方、右側の領域に形成されたトレイ操作部61c・・67cについては、トレイ61・・67の右側縁からの距離でトレイ操作部61c・・67cの位置を示している。トレイ61には、右側縁からの距離が最も大きな距離C61の位置にトレイ操作部が形成され、上側の層に配されるトレイとなるにしたがい、距離が順次小さくなり、距離C62・・距離C67の位置にそれぞれ形成される。
FIG. 3 shows the positions of the
これらトレイ操作部は、展開機構で積層されたトレイ60・・67をその厚み方向について離間して展開する際に各トレイを順に支持する際に使用されるものである。
These tray operation units are used when the
なお、各トレイ60・・67の中央部には、円形の穴が形成されるとともに、その周囲には、円形の穴を囲むようにして3つの長穴が形成されている。各トレイ60・・67に形成された円形の穴は、前述したケース筐体56に形成された円形の穴の位置に対応しており、各トレイ60・・67を積層してケース筐体56に搭載した際に、これらの穴の位置が一致するように形成されている。
A circular hole is formed in the center of each
次に光ディスク51同士の間を仕切る仕切シート52について説明する。
Next, the
図4は、光ディスク51及び仕切シート52の平面図である。
FIG. 4 is a plan view of the
光ディスク51は、その外周が円形に形成され、その中心には円形の穴が形成されている。この図4に示す光ディスク51は、その外形をφD1とし、穴の内径をφdとする。
The outer periphery of the
仕切シート52は、その外周縁が略円形に形成され、その周縁の4ヶ所には、外側方に向けて放射状に突出する仕切シート操作部52aが形成されている。これら仕切シート操作部52aは、仕切シート52の中心線CLを境に上下対象となる位置に形成され、中心線CLの上側に2つ、下側に2つそれぞれ設けられている。また、中央部には穴が形成されるとともに、この穴の周囲には、穴を囲むようにして3つの長穴が形成されている。
The outer periphery of the
仕切シート52の外径φD2は、光ディスク51の外径φD1とほぼ同寸に形成されている。一方、各仕切シート操作部52aの先端は、中心を仕切シート52の中心と同じくする直径φD3の円上に位置するようにそれぞれ形成されている。このため、光ディスク51同士の間に仕切シート52を配置した場合、仕切シート操作部52aは、光ディスク51の外周縁から外側に向けて突出した状態となる。
The outer diameter φD 2 of the
即ち、仕切シートの外周縁が、積層される光ディスク1の外周縁に対し、光ディスク51の半径方向外側に位置がずれた構成となり、この仕切シート操作部52aが、光ディスク51とは重なり合わない領域となる。
That is, the outer peripheral edge of the partition sheet is shifted in the radial direction outside of the
この図4では、各仕切シート操作部52aの位置を、中心線CLからの中心角により示している。一対の仕切シート操作部52aは、中心線CLから時計回り及び反時計回りに中心角αの位置に形成され、もう一対の仕切シート操作部52aは、中心線CLから時計回り及び反時計回りに中心角βの位置にそれぞれ形成されている。
In FIG. 4, the position of each partition
以上のケース筐体56、トレイ60・・67及び仕切シート52を使用して光ディスク51は、収容される。
The
先に示した図1のように、ケース筐体56の搭載面57の上には第1トレイ60が直に搭載され、その上に光ディスク51、仕切シート52、光ディスク51の順に積層される。この際、第1トレイ60は、上端縁がケース筐体56の幅の狭い上端縁57aに向けられ、下端縁がケース筐体56の下端縁57bに向けられる。これにより、第1トレイ60がケース筐体56の側壁58及び下端壁59の内側に位置されて搭載面57上に配置される。この最下層の上には、第2トレイ61、光ディスク51、仕切シート52、光ディスク51がこの順番に搭載される。そして、第3〜第8のトレイ62・・67についても順に2枚の光ディスク51が仕切シート52を挟み込んで積層された態様で順次積層される。なお、第2トレイ61〜第8トレイ67の向きも第1トレイ60の向きと同方向に向けられる。この際、光ディスク51、仕切シート52及び各トレイ60・・67は、これらの中心部に形成された円形の穴が、ケース筐体56の搭載面57に形成された突出部57cに位置合わせされ、同心状に積層される。
As shown in FIG. 1, the
このように、光ディスク51の間に仕切シート52を挟んで積層することで、光ディスク同士のはり付きや、こすれを防止できる。
Thus, by laminating the
以上のように積層されると、図5に示すように、各トレイ61・・67の上端縁に形成されたトレイ操作部61a・・67aがケース筐体56の上端縁57aから外側に突出した状態となる。そして、各トレイ操作部61a・・67aは、第2トレイ61のトレイ操作部61aが最左部に位置し、第3トレイ62から第8トレイ67のトレイ操作部62a・・67aは、順次、トレイの上端縁の方向に沿うように図の右側に位置がずれて配置される。
When stacked as described above, as shown in FIG. 5, the
同様に、下端縁に形成されたトレイ操作部61b・・67b,61c・・67cについても、ケース筐体56の下端縁57bから外側に向けて突出する。そして、第2トレイ61のトレイ操作部61b,61cが最左部に配置され、上側に配されるトレイのトレイ操作部になるにつれ下端縁に沿って右側に位置がずれ、第8トレイ67のトレイ操作部67b,67cが最右部に位置される。
Similarly, the
これにより、各トレイ61・・67に形成されたそれぞれのトレイ操作部61a・・67a,61b・・67b,61c・・67cは相互に重なり合うことなく位置がずれた状態で配置される。
As a result, the
以上の光ディスクケース55は、搭載されたトレイ60・・67がこれらの厚み方向に離間されて、トレイごとに展開される。図6は、光ディスク記録再生装置Dが備える展開機構103が第1トレイ60から第8トレイ67を展開した状態を示している。
The above
この展開機構は、図示しない昇降装置と、光ディスクケースに搭載されたトレイ61・・67を1つずつ支持する支持体とを備えている。昇降装置は、光ディスクケース55を上下に移動するものである。一方、支持体は、上下に移動する光ディスクケース55の周囲を囲むように設けられた、第2トレイ61から第8トレイ67の数に対応する数の支持板71A・・77A,71B・・77Bを備えている。これら支持板71A・・77A,71B・・77Bは、昇降される光ディスクケース55の軌跡の方向に関し、一定の間隔をあけて配置されている。
This unfolding mechanism includes a lifting device (not shown) and a support that supports the
そして、支持板71A・・77Aには、光ディスクケース55が移動する軌跡の方向である内側に向けて突出する1つの突起が形成されている。また、支持板71B・・77Bには、光ディスクケース55が移動する軌跡の方向に向けて突出する2つの突起が形成されている。
Each of the
各支持板71A・・77A,71B・・77Bに形成されたこれらの突起は、積層された第2トレイ61から第8トレイ67を上から順番に支持するものであり、各トレイに形成されたトレイ操作部の位置に対応している。即ち、下から順に第2トレイ61に有する突起61a、61b、61cの位置に対応した突起3つの突起が設けられている。第3トレイ62から第8トレイ67についても同様である。そして、これら各突起は、他の支持板に形成された突起とは、位置がずれており、それぞれが重なることはない。
These protrusions formed on each of the
なお、この展開機構については、第2の実施形態で詳細に説明する。 This deployment mechanism will be described in detail in the second embodiment.
図7はピッカー80の詳細図である。ピッカー80は、光ディスク51の中央の穴のまわりの上面側を吸引する3個1組の吸着パッド81と、光ディスク51の外径より外側で仕切シート操作部52aの上面側を吸引する4個1組の吸着パッド82を備えている。
FIG. 7 is a detailed view of the
3個1組の吸着パッド81はゴム等からなる吸盤状の部材であり、マニホールドにより1系統にまとめられ、図示しない真空ポンプに耐圧チューブ等を介して接続さている。このため、真空ポンプのオン・オフ操作あるいは電磁開閉弁の操作等によって、真空引きによる各光ディスク51の吸着作業やリリース作業が行われる。同様に吸着パッド82もゴムなどからなる吸盤状の部材であり、マニホールドにより1系統にまとめられ、図示しない真空ポンプに耐圧チューブ等を介して接続されている。この吸着パッド82も、真空ポンプのオン・オフ操作あるいは電磁開閉弁の操作等によって、真空引きによる各仕切シート52の吸着作業やリリース作業が行われる。これらにより、ピッカー80は、吸着パッド81と吸着パッド82へそれぞれ光ディスク51と仕切シート52を同時に吸着させ搬送動作を行うことが可能である。
A set of three suction pads 81 is a sucker-like member made of rubber or the like. The suction pads 81 are grouped into one system by a manifold and connected to a vacuum pump (not shown) via a pressure tube or the like. For this reason, the suction operation and the release operation of each
このピッカーの作用についても、第2の実施形態において、詳細に説明する。 The action of this picker will also be described in detail in the second embodiment.
次に、図8〜図11を参照して本発明の第2の実施形態にかかる光ディスクケース5について説明する。
Next, an
図8は、光ディスクケース5について、光ディスクケース5を構成する部材及び光ディスク1を上下方向に相互に離間して展開した状態を示している。この光ディスクケース5は、光ディスク1を搭載させる複数のトレイと、光ディスク1の搭載されたトレイを積層した状態で搭載させるケース筐体6、及び光ディスク1同士の間に配される仕切シート2を備えている。なお、この図6についても、最下層の第1トレイ10から最上層の第8トレイ17を具備する8層タイプのものについて、その中間層をなす第4から第6層を省略して示している。
FIG. 8 shows a state in which the
図9は、ケース筐体6及びトレイ10・・17を示し、図10は、光ディスク1及び仕切シート2を示している。
9 shows the
このケース筐体6の外形は、図の上側が略台形に形成され、下側が半円形に形成されている。ケース筐体6は、光ディスク1が配置される平坦な搭載面7と、この搭載面7の両側縁に沿って形成された側壁8と、搭載面7の下端縁7bの中央部分に形成された下端壁9とを備えている。
As for the outer shape of the
搭載面7は、図9の上側をなす上端縁7aが平坦に形成されている一方、下側をなす下端縁7bは、半円形に形成されている。また、この搭載面7の上側半分は、搭載面7の幅が上側に向かうにつれ幅が狭くなるように斜辺により形成されて、外形が略台形状となされている。そして、搭載面7の中央には、円筒状の突起部7cが形成されている。
On the mounting surface 7, an
側壁8は、台形状をなす搭載面7の側縁に沿って、光ディスク1の搭載される上方に向けて形成されている。そして、搭載面7の上端縁7aの位置からは、各側壁8とそれぞれ一体に形成された突出部8aが図の上側に向けて延びるように形成されている。この突出部8aは、後に説明するトレイに形成されたトレイ操作部が外部のものと接触することを防止している。
The
搭載面7の下端縁7bに形成された下端壁9は、ケース筐体6に搭載された光ディスク1が下端縁7bから脱落することを防止するものであり、光ディスク1の搭載される上方に向けて突出して設けられている。この下端壁9は、その外面は平坦に形成されているが、その内面は光ディスク1の外周縁の形状に対応するにように、外側に向けて湾曲して形成されている。
The lower end wall 9 formed on the
次に、トレイ10・・17について説明する。
Next, the
この実施形態にかかる光ディスクケース5は、トレイを8層に積層して光ディスク1を収容するもので、第1トレイ10から第8トレイ17の8枚のトレイを備えている。
The
各トレイ10・・17は、その外形が上側は略台形に形成され、上端縁は、その中央部が円弧状にやや張り出しているがほぼ平坦に形成されている。これに対し、下側が半円形に形成され、下端縁は円弧状に外側に向けて張り出している。各トレイ10・・17は、ケース筐体6の側壁8及び下端壁9の内側に配置させることができるように、ケース筐体6の搭載面7よりやや小さく形成されている。
Each of the
そして、各トレイ10・・17には、上端縁の1ヶ所、下端縁の2ヶ所にトレイ操作部10a・・17a,10b・・17b,10c・・17cが外側に向けて突出するようにそれぞれ形成されている。この図9から明らかなように、各トレイ10・・17の上端縁に形成されたトレイ操作部10a・・17aは、上端縁に沿う方向について相互にずれた位置に設けられている。一方、下端縁に形成されたトレイ操作部10b・・17b,10c・・17cは、下端縁に沿った円周方向に沿うように相互に位置がずらされて設けられている。
Each
この図9は、上端縁に設けられた各トレイのトレイ操作部10a・・17aの位置をトレイの中心線CLからの距離で示し、下端縁に設けられたトレイ操作部10b・・17b,10c・・17cの位置を中心線CLからの中心角で示している。
FIG. 9 shows the positions of the
上端縁のトレイ操作部10a・・17aは、最下層を構成する第1トレイ10から第4層を構成すると第4トレイ63については、中心線CLより右側の領域にトレイ操作部10a・・13aは形成されている。他方、第5層を構成する第5トレイ14から最上層を構成する第8トレイ17については、中心線CLの左側の領域にトレイ操作部14a・・17aが形成される。
When the
第1トレイ10のトレイ操作部10aは、中心線CLから距離A60の位置に形成され、第2トレイ11から第4トレイ13のトレイ操作部11a,12a,13aは、中心線CLからの距離が距離A60より順次小さな距離A61、距離A62、距離A63の位置にそれぞれ形成される。そして、第5トレイ14から第8トレイ17については、トレイ操作部14a・・17aは中心線CLからの距離が順次大きくなる距離A64、距離A65、距離A66、距離A67の位置にそれぞれ形成されている。
The
他方、下端縁に形成された2つのトレイ操作部10b・・17b,10c・・17cは、中心線CLを境として、両側の領域にそれぞれ1つずつ設けられている。中心線CLより左側の領域に設けられたトレイ操作部10b・・17bは、上層に配されるトレイになるにつれ、左側縁から中心側に順次ずれた位置に形成されている。一方、中心線より右側の領域に設けられたトレイ操作部10c・・17cは、上側の層に配されるトレイとなるにつれ、中心から順次右側縁に向けてずれた位置に形成されている。
On the other hand, two
中心線CLより左側に設けられたトレイ操作部10b・・17bについては、中心線から反時計回りの方向になす角度で位置が示されている。第1トレイ10には、中心線から反時計回りに角度B60をなす位置にトレイ操作部10bが形成されている。そして、上側の層に配されるトレイになるにしたがい、中心線とのなす角度が、B61、B62・・B67と順次小さくなる位置にそれぞれ形成される。他方、中心線CLより右側に設けられたトレイ操作部10c・・17cについては、中心線から時計回りの方向になす角度で位置が示されている。第1トレイには、中心線から時計回りに角度C60をなす位置にトレイ操作部10cが形成されている。そして、上側の層に配されるトレイになるにしたがい、中心線とのなす角度が、角度C61、角度C62・・C67と順次大きくなる位置にそれぞれ形成される。
The positions of the
これらトレイ操作部は、展開機構で積層されたトレイをその厚み方向について離間して展開する際に各トレイを順に支持する際に使用されるものである。 These tray operation units are used when supporting the trays in order when the trays stacked by the developing mechanism are separated and developed in the thickness direction.
なお、各トレイ10・・17の中央部には、円形の穴が形成されるとともに、その周囲には、円形の穴を囲むようにして3つの長穴が形成されている。各トレイ10・・17に形成された円形の穴は、前述したケース筐体6の搭載面7に形成された円筒状の突起部7cの位置に対応しており、各トレイ10・・17を積層してケース筐体6に搭載した際に、これらの穴の位置が一致するように形成されている。
A circular hole is formed in the center of each
次に光ディスク1同士の間を仕切る仕切シート2について説明する。
Next, the
図10は、光ディスク1及び仕切シート2の平面図である。
FIG. 10 is a plan view of the
光ディスク1は、その外周が円形に形成され、その中心には円形の穴が形成されている。この図10に示す光ディスク1は、その外形をφDとし、穴の内径をφd1とする。
The
仕切シート2は、その外周縁が円形に形成され、その中心に円形の穴が形成されている。仕切シート2の外径は光ディスク1の外形と同寸のφDに形成されている一方で、円形の穴は光ディスク1の穴の内径φd1より大きな内径φd2とされている。
As for the
このように、仕切シート2の穴の内径を光ディスクの穴の内径より大きくすることで、仕切シート2の内周縁を、積層される光ディスク1の内周縁と、光ディスクの半径方向外側に位置をずらし、これら光ディスク1と仕切シート2とが重なり合わない領域を形成している。
Thus, by making the inner diameter of the hole of the
以上のケース筐体6、トレイ10・・17及び仕切シート2を使用して光ディスク1は、収容される。
The
ケース筐体6の搭載面7の上には、光ディスク1、仕切シート2、光ディスク1の順に積層された第1トレイ10から第8トレイ17が順に搭載される。この際、各トレイは、トレイ操作部10a・・17aの形成された上端縁がケース筐体6の幅の狭い上端縁7aに向けられ、2つのトレイ操作部10b・・17b,10c・・17cの形成された下端縁がケース筐体6の下端縁7bに向けられる。また、光ディスク1及びトレイ10・・17は、これらの中心部に形成された円形の穴が、ケース筐体6の搭載面7に形成された円筒状の突起部7cに位置合わせされ、同心状に積層される。なお、仕切シート2は、ケース筐体5に形成された側壁8と下端壁9によって位置合わせされる。
On the mounting surface 7 of the
このように積層されると、図11に示すように、ケース筐体6の上端縁7aからは、各トレイ10・・17の上端縁に形成されたトレイ操作部10a・・17aが外側に突出した状態となる。そして、各トレイ操作部10a・・17aは、第1トレイ10のトレイ操作部10a・・17aが最右部に位置し、第2トレイ11から第8トレイ17のトレイ操作部11a・・17aは、順次、トレイの上端縁に沿うように図の左側に位置がずれて配置され、第8トレイ17のトレイ操作部17aが最左部に配置される。
When stacked in this way, as shown in FIG. 11, the
他方、下端縁に形成された2つのトレイ操作部10b・・17b,10c・・17cについても、ケース筐体6の下端縁7bから外側に向けて突出する。そして、第1トレイ10の2つのトレイ操作部10b,10cが最左部にそれぞれ配置され、上側に配されるトレイのトレイ操作部になるにつれ下端縁7bに沿って右側に位置がずれ、第8トレイ17のトレイ操作部17b,17cが最右部にそれぞれ位置される。
On the other hand, the two
これにより、各トレイ10・・17に形成されたそれぞれのトレイ操作部10a・・17a,10b・・17b,10c・・17cは相互に重なり合うことなく位置がずれた状態で配置される。
Accordingly, the
次に、この第2の実施形態にかかる光ディスクケース5を例に、光ディスク記録再生装置Dにおいて光ディスクケース5に収容された光ディスク1が再生ドライブまで搬送されるまでの過程について説明する。
Next, taking the
図12は及び図13は、光ディスクケース56に積層された第1トレイ10から第8トレイ17を、これらの厚み方向に相互に離間して展開する展開機構103を示している。
FIGS. 12 and 13 show a
この展開機構103は、光ディスクケース5を搭載して上下に搬送する昇降装置103Aと、光ディスクケース5に搭載された複数のトレイ10・・17を1つずつ支持する支持体103Bとを備えている。昇降装置103Aは、ベース29Aと、ベース29Aから上方に向けて延びるリニアガイド29と、このリニアガイド29に沿って上下に移動する昇降テーブル28とを備えている。この昇降装置103Aは、昇降テーブル28に光ディスクケース5を搭載させ、この光ディスクケース5を上下に昇降させる。他方、支持体103Bは、昇降テーブル28の周囲を囲むようにして配されており、上下に延びる三本の支柱201a,201b,201cと、これら支柱201a,201b,201cの軸方向について一定の間隔ごとに配されて、上下に階層をなす複数の支持板20A・・27A,20B・・27Bとを備えている。この支持体103Bは、1本の支柱201aに複数の支持板20A・・27Aを設けてなる第1の部品200Aと、2本の支柱201b,201cを水平に配した複数の支持板20B・・27Bで連絡して一体的に構成した第2の部品200Bとから構成されている。第1の部品200Aに設けられた各支持板20A・・27Aと、第2の部品200Bに設けられた各支持板20B・・27Bとは、相互に同じ高さの位置に配されている。
The unfolding
そして、これら支持板20A・・27A,20B・・27Bには昇降テーブル28が移動する内側に向けて突出する突起20a・・27a,20b・・27b,20c・・27cがそれぞれ形成されている。
The
第1の部品200Aに設けられた各支持板20A・・27Aには、それぞれ1つの突起20a・・27aが形成されている。これらの突起20a・・27aは、図13から明らかなように、水平方向の位置が順次ずらされて相互に重なり合わないように設けられている。最下段をなす支持板20Aの突起20aは、図13において最も右側に位置し、上側の段をなす支持板になるにつれ、突起の位置は順次左側へずらされている。そして、最上段をなす支持板27Aの突起27aは、図13の最も左の位置に配されている。これらの突起20a・・27aの設けられた位置は、各トレイ10・・17における上端縁から突出するトレイ操作部10a・・17aの位置にそれぞれ対応している。即ち、最下段をなす支持板20Aの突起20aの位置は、最下層に積層された第1トレイ10のトレイ操作部10aの位置に対応し、二段目の支持板21Aの突起21aの位置は、下から2番目に積層されたトレイ11のトレイ操作部11aに対応する。同様に、これより上の段に配された支持板22A・・27Aの突起22a・・27aは、それぞれに対応する層をなすトレイ12・・17のトレイ操作部12a・・17aの位置に対応している。
Each of the
他方、第2の部品200Bに設けられた各支持板20B・・27Bには、2つの突起20b・・27b,20c・・27cがそれぞれ形成されている。図13に示すように、突起20b・・27b,20c・・27cは、各支持板20B・・27Bの長手方向の中央を境に左側の領域と右側の領域とに1つずつそれぞれ設けられている。図13において左側の領域に設けられた突起は、最下段をなす支持板20Bの突起20bは、支柱201bの近傍の位置に設けられ、上側の段をなす支持板になるにつれ、突起の位置は順次右側へずれている。そして、最上段をなす支持板27Bの突起27bは、支持板27Bの長手方向の中央側の位置に配されている。これに対し、右側の領域に設けられた突起は、最下段をなす支持板20Bの突起20bは、支持板20Bの長手方向の中央側の位置に配されている。上側の段をなす支持板になるにつれ、突起は、順次右側へずれた位置に配され、最上段をなす支持板27Bの突起27bは、支柱201cの近傍に配されている。
On the other hand, two protrusions 20b,... 27b, 20c,... 27c are formed on the
これらの突起20b・・27b,20c・・27cが設けられている位置は、トレイ10・・17の下端縁から突出している2つのトレイ操作部10b・・17b,10c・・17cの設けられている位置にそれぞれ対応している。即ち、最下段をなす支持板20Bの突起20b,20cの位置は、最下層に積層された第1トレイ10のトレイ操作部10b,10cの位置に対応している。同様に、上の段に配された支持板21B・・27Bの突起21b・・27b,21c・・27cは、それぞれに対応する層をなすトレイ11・・17のトレイ操作部11b・・17b,11c・・17cの位置に対応している。
The positions where these
かかる展開機構103によれば、光ディスクケース5に積層された複数のトレイ10・・17は、次のようにして展開される。
According to the unfolding
まず、昇降装置103Aの昇降テーブル28が、支持体103Bより上側に上昇される。光ディスクケース5は、上昇された昇降テーブル28の上に搭載される。図14は、光ディスクケース5が、展開機構103上部に移動した昇降テーブル28上に搭載されるところの斜視図である。
First, the lifting table 28 of the
次いで、昇降テーブル28が下降する。各段の支持板の突起の位置と、積層された各層のトレイのトレイ操作部の位置とは、相互に対応しているため、昇降テーブル28が下降すると、各段の支持板の3つ突起が、対応する各層のトレイの3つトレイ操作部を順次支持する。 Next, the lift table 28 is lowered. The position of the protrusion on the support plate at each stage and the position of the tray operation section of the stacked trays on each layer correspond to each other. Therefore, when the lift table 28 is lowered, the three protrusions on the support plate at each stage However, the three tray operation units of the corresponding tray of each layer are sequentially supported.
図15は、昇降テーブル28が下降する途中において、上から4段目までの支持板がトレイを支持する状態を示す斜視図である。この図15に示すように、最上段の支持板27A,27Bに設けられた3つの突起27a,27b,27cは、光ディスクケース5に積層されたトレイ10・・17のうち、最上層に積層された第8トレイ17のトレイ操作部17a,17b,17cを支持する。次いで、その下の段に配された各支持板24A・・26A,24B・・26Bは、それぞれに設けられた突起24a・・26a,24b・・26b,24c・・26cが対応する層のトレイ14・・16を順次支持する。そして、展開の動作の最後には、図16に示すように、昇降テーブル28上の光ディスクケース5が最下点まで下降し、前記トレイ17からトレイ14と同様に、トレイ13からトレイ10も、それぞれ展開機構103の突起の位置で支持される。
FIG. 15 is a perspective view showing a state in which the support plates from the top to the fourth stage support the tray while the elevating table 28 is lowered. As shown in FIG. 15, the three
これらの展開機構103の動作により、第1トレイ10から第8トレイ17までは、展開機構103の各突起により、それぞれ上下に隣接するトレイの間に高さhの間隔で位置し、支持がなされる。
By the operation of the developing
図17は、展開機構103の各支持板20A・・27A,20B・・27Bに支持された各トレイ10・・17から、ピッカー30を用いて光ディスク1を第1光ディスクドライブ群105及び第2光ディスクドライブ群106へ搬送する搬送機構104,第1光ディスクドライブ群105及び第2光ディスクドライブ群106を示した斜視図である。
FIG. 17 shows the
ピッカー30は、上下方向に一定の間隔を空けて8個設けられている。上下に隣り合うピッカー30同士の間隔は、展開機構103の支持板同士の間隔に対応させて高さhとなされている。同様に、第1光ディスクドライブ群105の光ディスクドライブ40、及び第2光ディスクドライブ群106の光ディスクドライブ45もそれぞれ高さhの間隔にて8個ずつ配置されている。そのため、各トレイ10・・17から、複数のピッカー30を移動させることにより、同時に複数の光ディスク1或いは仕切シート2を、光ディスクドライブ40或いは光ディスクドライブ45へ搬送を行うことが可能である。
Eight
図18はピッカー30の詳細図である。ピッカー30は、光ディスク1の内径φd1より外側、かつ、仕切シート2の外径φd2の内側の領域で、仕切シート2の上面側を吸引する3個1組の吸着パッド31a,31b,31cを備えている。さらにこのピッカー30は、光ディスク1の中央の穴の周囲の上面側を吸引する3個1組の吸着パッド32a,32b,32cを備えている。
FIG. 18 is a detailed view of the
3個1組の吸着パッド31a,31b,31cは、ゴム等からなる吸盤状の部材であり、マニホールドにより1系統にまとめられ、図示しない真空ポンプに耐圧チューブ等を介して接続されている。これにより、真空ポンプのオン・オフ操作あるいは電磁開閉弁の操作等によって、真空引きによる各光ディスク1の吸着作業やリリース作業が3個同時に行われる。同様に、吸着パッド32a,32b,32cは、ゴムなどからなる吸盤状の部材であり、マニホールドにより1系統にまとめられ、図示しない真空ポンプに耐圧チューブ等を介して接続されている。そして、真空ポンプのオン・オフ操作あるいは電磁開閉弁の操作等によって、真空引きによる各仕切シート2の吸着作業やリリース作業が行われる。吸着パッド31a,31b,31cの制御系統と、吸着パッド32a,32b,32cの制御系統とは相互に独立しており、両者を個別に作動させたり、同時に作動させることができる。両者に対して同様の制御を行へば、ピッカー30は、吸着パッド31と吸着パッド32へそれぞれ光ディスク1と仕切シート2を同時に吸着させ搬送動作を行える。
A set of three
次に、図19から図21を参照して、第3トレイ12に積層された光ディスク1及び仕切シート2を例にして、ピッカー30が光ディスク1を光ディスクドライブ40、45へ搬送する基本的な動作を説明する。
Next, referring to FIG. 19 to FIG. 21, the basic operation of the
第3トレイ12には、図19に示すように、光ディスク1、仕切シート2及び光ディスク1がこの順に積層されている。
As shown in FIG. 19, the
ピッカー30は、図20に示すように、第3トレイ12の上方にて、光ディスク1のほぼ中央に移動する。次いで、図19に示すように、ピッカー30は、図示してない搬送機構のアクチュエータにより、吸着パッド31a,31b,31cと第3トレイ12上の光ディスク1が接するところまで下降する。その後、吸着パッド31a,31b,31c用の図示しない電磁弁等を操作し、吸着パッド31a,31b,31cへ吸引動作を行う。これにより、光ディスク用吸着パッド31a,31b,31cは、上側の光ディスク1の中央穴部端の外側の位置で光ディスク1を吸着する。光ディスク1を吸着後、図22に示すように、ピッカー30を上昇させ、光ディスク1のみを搬送する。この際、第3トレイ12には、下側の光ディスク1及び仕切シート2は、積層されたまま残されている。
As shown in FIG. 20, the
図23は、光ディスク1を保持したピッカー30が、光ディスク1から情報を記録再生する光ディスクドライブ40へ移動した状態を示している。
FIG. 23 shows a state in which the
この光ディスク記録再生装置Dは、2機の光ディスクドライブ群105,106を備えており、光ディスク1から情報の記録再生を行う第1光ディスクドライブ40及び第2光ディスクドライブ45が、上下方向に層をなして配置されている。それぞれの光ディスクドライブ40,45には、光ディスク1を回転させるためのスピンドルモータ41、46を備え、各スピンドルモータ41、46に光ディスク1を固定するためのクランパー44,49を備えている。光ディスク1を保持したピッカー30は、最初に、光ディスクドライブ40へ光ディスク1の搬送を行う。
This optical disc recording / reproducing apparatus D includes two optical
ピッカー30が、光ディスク1を第1光ディスクドライブ40上のスピンドルモータ41の位置まで搬送すると、図示しない電磁弁を作用させて、吸着パッド31a,31b,31cで空気を開放する。すると、吸着パッド31a,31b,31cから光ディスク1をリリースし、光ディスク1は、光ディスクドライブ40のスピンドルモータ41のターンテーブル上に配置される。
When the
図24は、第3トレイ12上へ再び移動したピッカー30の斜視図である。ピッカー30は、仕切シート2の内径φd2より外側の領域に位置する仕切シート用吸着パッド32a,32b,32cで仕切シート2を吸着する。これと同時に光ディスク用吸着パッド31a,31b,31cを作用させて、仕切シート2の下にある光ディスク1の中央穴の外側の位置を吸着する。ピッカー30は、仕切シート2及び光ディスク1の双方を同時に保持した後、図25に示すように、ピッカー30は、第3トレイ12の上方へ上昇する。この時、第3トレイ12上には何も残されていない。
FIG. 24 is a perspective view of the
その後、仕切シート2と光ディスク1を保持したピッカー30は、図26に示すように、光ディスクドライブ45上に移動する。光ディスクドライブ45の上に移動したピッカー30は、仕切シート用吸着パッド32a,32b,32cの吸着用エアーを作用させたまま、吸着パッド31a,31b,31cのみの空気を開放する。これにより、仕切シート2を保持したまま光ディスクドライブ45上に光ディスク1のみを置く。
Thereafter, the
光ディスク1のみを光ディスクドライブ45に置いたピッカー30は、図27に示すように、仕切シート2を保持したまま光ディスクドライブ40,45の位置からはずれ、仕切シート2を2を保持し続ける。他方、光ディスクドライブ40、及び光ディスクドライブ45は、それぞれのスピンドルモータ41,46のターンテーブル上に配置された光ディスク1上に、それぞれのクランパー44,49を吸着させ、スピンドルモータ41,46上に光ディスク1を固定する。
As shown in FIG. 27, the
以上の動作により、光ディスクケース5から光ディスクドライブ40及び光ディスクドライブ45への光ディスク1の搬送が完了する。この後、光ディスクドライブ40,45において、情報の記録再生が行われる。
With the above operation, the conveyance of the
1 光ディスク
2 仕切りシート
5 光ディスクケース
6 ケース筐体
10 第1トレイ
11 第2トレイ
12 第3トレイ
13 第4トレイ
14 第5トレイ
15 第6トレイ
16 第7トレイ
17 第8トレイ
10a〜17a トレイ操作部
10b〜17b トレイ操作部
10c〜17c トレイ操作部
20A〜27A 支持板
20B〜27B 支持板
20a〜27a 突起
20b〜27b 突起
20c〜27c 突起
30 ピッカー
31a〜31c 吸着パッド
32c〜32c 吸着パッド
40 第1光ディスクドライブ
45 第2光ディスクドライブ
51 光ディスク
52 仕切シート
52a 仕切シート操作部
55 光ディスクケース
56 ケース筐体
60 第1トレイ
61 第2トレイ
62 第3トレイ
63 第4トレイ
64 第5トレイ
65 第6トレイ
66 第7トレイ
67 第8トレイ
61a〜67a トレイ操作部
61b〜67b トレイ操作部
61c〜67c トレイ操作部
71A〜77A 支持板
71B〜77B 支持板
71a〜77a 突起
71b〜77b 突起
71c〜77c 突起
80 ピッカー
81a〜81c 吸着パッド
82a〜82c 吸着パッド
101 ロータリーストッカー
102 カートリッジピッカー
103 展開機構
103A 昇降装置
103B 支持体
104 搬送機構
105 第1光ディスクドライブ群
106 第2光ディスクドライブ群
D 光ディスク記録再生装置
DESCRIPTION OF
Claims (4)
各トレイの周縁における相互に対応する複数の部位のそれぞれに、各トレイが支持されるトレイ操作部を形成し、
各トレイの相互に対応する複数の前記部位に形成された前記トレイ操作部を、これらトレイの周縁に沿う方向に関してトレイ相互の間で重なり合わないずれた位置に形成したことを特徴とする光ディスクケース。 A plurality of trays on which optical disks are mounted, and a stack of cases in which the trays are stacked and mounted in the thickness direction;
In each of a plurality of portions corresponding to each other at the peripheral edge of each tray, a tray operation unit that supports each tray is formed,
An optical disc case characterized in that the tray operation portions formed at a plurality of portions corresponding to each tray are formed at any position overlapping each other in the direction along the peripheral edge of the trays. .
積層された光ディスクの間に光ディスク同士を相互に仕切る仕切シートを備えたことを特徴とする請求項1に記載の光ディスクケース。 A plurality of optical discs are stacked on the tray in the thickness direction and can be mounted.
2. The optical disk case according to claim 1, further comprising a partition sheet that partitions the optical disks between the stacked optical disks.
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2010
- 2010-07-15 WO PCT/JP2010/062390 patent/WO2011010709A1/en active Application Filing
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WO2011010709A1 (en) | 2011-01-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20121106 |