JP2012212676A - リレー溶着検出回路及び電力供給システム - Google Patents

リレー溶着検出回路及び電力供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012212676A
JP2012212676A JP2012126070A JP2012126070A JP2012212676A JP 2012212676 A JP2012212676 A JP 2012212676A JP 2012126070 A JP2012126070 A JP 2012126070A JP 2012126070 A JP2012126070 A JP 2012126070A JP 2012212676 A JP2012212676 A JP 2012212676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
relay
detection circuit
side relay
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012126070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5842163B2 (ja
Inventor
Shintaro Tazaki
慎太朗 田崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012126070A priority Critical patent/JP5842163B2/ja
Publication of JP2012212676A publication Critical patent/JP2012212676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5842163B2 publication Critical patent/JP5842163B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】リレーの溶着検出回路をハイインピーダンス構成とすること。
【解決手段】外部電源PWから第1バッテリ14への充電経路に設けられたリレーRYP,RYNの溶着検出を行うリレー溶着検出回路であって、外部電源PWとは独立して溶着検出用電源を供給可能な第2バッテリ15と、リレーの外部電源PW側から流れ込む電流が略ゼロとなる回路であり、リレーの外部電源PW側の電圧に基づき第2バッテリ15に対して溶着検出用の電源を供給させるか否かを制御するトランジスタスイッチ17と、トランジスタスイッチ17とは電気的に絶縁され、トランジスタスイッチ17が溶着検出用の電源を供給したか否かに基づいて溶着検出を行う制御部18と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、リレー溶着検出回路に係り、特に電気自動車等の蓄電池に充電するための充電回路に用いられているリレーのリレー溶着検出回路及びこのリレー溶着検出回路を備えた電力供給システムに関する。
従来、電気自動車の充電回路には、充電時に急速充電器とバッテリ接続用ジャンクション回路との接続及び切断を行うためのリレー回路が用いられている。このリレー回路には機械式のリレー接点(以下、リレーと略記)が用いられ、高電圧高電流時のオンオフによりリレーが溶着してしまうことが起こる。このようなリレーの溶着を検出するためのリレー溶着検出回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来、リレー溶着検出回路の入力側インピーダンスを所定の値(例えば、1MΩ以上)にしないと、急速充電器から溶着検知回路に電流が流れ込む等の不具合が発生するため、リレー溶着検出回路の入力側をハイインピーダンス化する必要があった。また、検知電圧を絶縁して検出するにあたり、二次側に駆動電源を供給する必要もあった。
特開2006−310219号公報
上記従来のリレー溶着検出回路においては、急速充電器側からフォトカプラ等の絶縁デバイスの電源を確保する構成であるため、リレー溶着検知回路のインピーダンスが低くなってしまい、急速充電器がこのインピーダンスに流れる電流を漏電であると判断して充電開始ができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、リレーの溶着検出回路をハイインピーダンス構成とすることが可能なリレーの溶着検出回路及びリレーの溶着回路を備えた電力供給システムを提供することを目的とする。
本発明のリレー溶着検出回路は、外部電源から蓄電装置への充電経路に設けられ、かつ、個別にオン状態またはオフ状態が制御可能な電源側リレー及びグランド側リレーを有したリレーの溶着検出を行うリレー溶着検出回路であって、前記外部電源とは独立して溶着検出用電源を供給可能な電源供給部と、前記電源側リレーの前記外部電源側から流れ込む電流が略ゼロとなる回路であり、前記電源側リレーの前記外部電源側の電圧に基づき前記電源供給部に対して溶着検出用の電源を供給させるか否かを制御する電圧検出回路と、前記電源側リレー及び前記グランド側リレーのオン状態またはオフ状態を個別に制御し、このときに前記電圧検出回路が前記溶着検出用の電源を供給したか否かに基づいて溶着検出を行う、前記電圧検出回路とは電気的に絶縁された制御部と、を備え構成を採る。
また、本発明の電力供給システムは、外部電源から車両駆動用モータへ電源を供給する蓄電装置への充電経路において前記蓄電装置への電流の供給/遮断を行い、かつ、個別にオン状態またはオフ状態が制御可能な電源側リレー及びグランド側リレーを有したリレーの溶着検出を行うリレー溶着検出回路を備えた電気自動車用の電力供給システムであって、前記外部電源とは独立して溶着検出用電源を供給可能な電源供給部と、前記電源側リレーの前記外部電源側から流れ込む電流が略ゼロとなる回路であり、前記電源側リレーの前記外部電源側の電圧に基づき前記電源供給部に対して溶着検出用の電源を供給させるか否かを制御する電圧検出回路と、前記電源側リレー及び前記グランド側リレーのオン状態またはオフ状態を個別に制御し、このときに前記電圧検出回路が前記溶着検出用の電源を供給したか否かに基づいて溶着検出を行う、前記電圧検出回路とは電気的に絶縁された制御部と、を備え、前記電圧検出回路は、トランジスタを用いたスイッチであり、前記トランジスタのコレクタ端子を前記電源供給部の正極端子と電気的に接続し、前記トランジスタのエミッタ端子を前記グランド側リレーの前記外部電源の充電経路側と電気的に接続し、前記トランジスタのベース端子を前記電源側リレーの前記外部電源側の充電経路と電気的に接続し、前記電源供給部の負極端子を前記蓄電装置の負極端子と接続した、構成を採る。
本発明によれば、リレー溶着検出回路をハイインピーダンス構成とすることが可能なリレー溶着検出回路及びリレー溶着回路を備えた電力供給システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1の電気自動車の電源系統の概要構成説明図 上記実施の形態の動作処理フローチャート 上記実施の形態のタイミングチャート 本発明の実施の形態2の電気自動車の電源系統の概要構成説明図 上記実施の形態の動作処理フローチャート 上記実施の形態のタイミングチャート
次に、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る電気自動車の電源系統の概要構成説明図である。
電気自動車の車体10には、充電端子12が設けられている。充電端子12には蓋部11が設けられている。非充電時において蓋部11が綴じられて充電端子12は外部より遮蔽され、充電時において蓋部11は開けられる。充電時、充電端子12には、外部電源PWから給電プラグSPを介して電源が供給される。
充電端子12の電源側端子12Pには、電源側リレーRYPを介して車両駆動用モータに電力を供給するための第1バッテリ14の正極(+)端子が接続されている。
第1バッテリの負極(−)端子は、グランド側リレーRYNを介して充電端子12のグランド側端子12Nが接続されている。
さらに第1バッテリ14の負極端子には、車載アクセサリに電力を供給するための第2バッテリ15(電源供給部)の負極端子が接続されている。
第2バッテリ15の正極端子は、フォトカプラ16を構成するフォトダイオード16Aのアノード端子に接続されており、フォトダイオード16Aのカソード端子は、トランジスタスイッチ17のコレクタ端子に接続されている。
トランジスタスイッチ17のエミッタ端子は充電端子12のグランド側端子12Nに接続され、ベース端子は、電流制限抵抗Rを介して充電端子12の電源側端子12P(電源側リレーRYPの外部電源PW側)に接続されている。ここで、スイッチにトランジスタ(FET、MOSなど)を用いるのは、スイッチのON/OFFを制御する端子のインピーダンスが非常に高いからである。すなわち、トランジスタスイッチ17(電圧検出回路に相当)は、電源側リレーRYPの外部電源PW側から流れ込む電流が略ゼロとなる。
フォトカプラ16を構成しているフォトトランジスタ16Bのコレクタは、制御部(コントローラ)18の電圧検出端子に接続されている。フォトトランジスタ16Bのエミッタ端子は車両のボディグランドに接続されている。このフォトカプラ16により制御部18は高電圧側(トランジスタスイッチ17の側)と電気的に絶縁される。
ここで、制御部18は、電源側リレーRYPのオン/オフ制御を行うための制御信号Vryp及びグランド側リレーRYNのオン/オフ制御を行うための制御信号Vrynを出力するリレー溶着判定装置19を構成する。
次に、実施の形態1の動作について説明する。図2は、実施の形態1の溶着検出動作の動作処理フローチャートである。溶着検出動作とは、制御部18が電源側リレーRYPおよびグランド側リレーRYNを制御し、このときに電源側リレーRYPの外部電源PW側に第1バッテリ14が出力する電圧が伝達されているか否かを判定することで溶着を検出する動作である。なお、外部電源PWから第1バッテリ14への電気エネルギの供給が行われていれば、電源側リレーRYPの外部電源PW側の電圧が外部電源PWにより供給される電圧に固定されてしまう。したがって、溶着検出動作は、外部電源PWから第1バッテリ14への電気エネルギの供給が行われていないときに実行される。
まず制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御を行う(ステップS11)。
ここで、電源側リレーRYPを「オフ状態にする制御」と表現しているのは、電源側リレーRYPが溶着状態であれば、オフ状態とすることはできないからである。
図3は、実施の形態1のタイミングチャートである。
制御部18は、制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力し、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行う(ステップS12)。
ここにおいても、グランド側リレーRYNを「オフ状態とする制御」と表現しているのは、グランド側リレーRYNが溶着状態であれば、オフ状態とすることはできないからである。
次に、制御部18は電圧検出端子Vdeに電圧が検出されているか否か、すなわち急速充電器QC側の電圧が検出されたか否かを判別する(ステップS13;タイミングt)。
ステップS13の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されている場合には(ステップS13;Yes)、電源側リレーRYP及びグランド側リレーRYNが溶着していると判断する(ステップS21)。
この溶着状態とは、具体的には、タイミングチャート図3(b)のようになった場合であり、タイミングtにおいて電圧検出端子Vdeの電圧が”H”から“L”レベルに変化した場合である。
そして、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御及び制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力して、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行い、処理を終了する(ステップS24)。
ステップS13の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されていない場合には(ステップS13;No)、当該時点では、電源側リレーRYPあるいはグランド側リレーRYNのうち、少なくとも一方はオフ状態であるので、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオン状態とする(ステップS14)。
次に、制御部18は、電圧検出端子Vdeに電圧が検出されているか否か、すなわち急速充電器QC側の電圧が検出されたか否かを判別する(ステップS15;タイミングt)。
ステップS15の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されている場合には(ステップS15;Yes)、グランド側リレーRYNが溶着していると判断する(ステップS22)。
この溶着状態とは、具体的には、タイミングチャート図3(c)のようになった場合であり、タイミングtにおいては、電圧検出端子Vdeの電圧が“H”レベルとなったが、タイミングtのタイミングにおいて電圧検出端子Vdeの電圧が”H”から“L”レベルに変化した場合である。
そして、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力し、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御及び制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力して、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行い(ステップS24)、処理を終了する(エンド)。なお、図3の”エンド”も図2の”エンド”と同義である。
ステップS15の判別において、電圧検出端子Vdeに電圧が検出されていない場合には(ステップS15;No)、当該時点では、グランド側リレーRYNは溶着しておらず、オフ状態であるので、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御を行う(ステップS16)。
続いて、制御部18は、制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力して、グランド側リレーRYNをオン状態とする(ステップS17)。
次に、制御部18は、電圧検出端子Vdeに電圧が検出されているか否か、すなわち急速充電器QC側の電圧が検出されたか否かを判別する(ステップS18;タイミングt)。
ステップS18の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されている場合には(ステップS18;Yes)、電源側リレーRYPが溶着していると判断する(ステップS23)。
この溶着状態とは、具体的には、タイミングチャートが図3(d)のようになった場合であり、タイミングt及びタイミングtにおいては、電圧検出端子Vdeの電圧が“H”レベルとなったが、タイミングtのタイミングにおいて電圧検出端子Vdeの電圧が“L”レベルに変化した場合である。
そして、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力し、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御及び制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力し、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行い(ステップS24)、処理を終了する(エンド)。
ステップS18の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されていない場合には(ステップS18;No)、電源側リレーRYP及びグランド側リレーRYNは、溶着していないこと、すなわち、異常なしと判断する(ステップS19)。
この状態は、具体的には、タイミングチャートが図3(a)のようになった場合であり、タイミングt、t、tのいずれのタイミングにおいても、電圧検出端子Vdeの電圧が“H”レベルのままとなった場合である。
そして、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYP及びグランド側リレーRYNをオフ状態とし(ステップS20)、処理を終了する(エンド)。
以上の説明のように、本実施の形態1によれば、外部電源からの電力を用いることなく、確実にリレーの溶着状態を検出することができ、ハイインピーダンス構成のリレー溶着回路を構成して、警告など適切な処置を施すことができる。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2の電気自動車の電源系統の概要構成説明図である。図4において、図1と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
電気自動車10の充電端子12の電源側端子12Pには、電源側リレーRYPを介して車両駆動用モータに電力を供給するためのバッテリ14の正極端子が接続されている。バッテリ14の負極端子には、グランド側リレーRYNを介して充電端子12のグランド側端子12Nが接続されている。
充電端子12の電源側端子12Pには、電流制限抵抗Rを介して車載アクセサリに電力を供給するためのコンデンサ(電源供給部)Cの一方の端子が接続されている。コンデンサCの他方の端子には、充電端子12のグランド側端子12Nが接続されている。
コンデンサCと電流制限抵抗Rの接続点には、第2のフォトカプラ20を構成するフォトトランジスタ20Bのコレクタが接続されている。
第2のフォトカプラ20を構成するフォトダイオード20Aのアノード端子は、制御部18の制御端子Vc2が接続され、カソード端子は、車体10のボディグランドに接続されている。
フォトトランジスタ20Bのエミッタ端子は、第1のフォトカプラ16を構成するフォトダイオード16Aのアノード端子に接続されており、フォトダイオード16Aのカソード端子は、トランジスタスイッチ17のコレクタに接続されている。
トランジスタスイッチ17のエミッタ端子は充電端子12のグランド側端子12Nに接続され、ベースは、電流制限抵抗Rを介して充電端子12の電源側端子12Pに接続されている。
第1のフォトカプラ16を構成しているフォトトランジスタ16Bのコレクタは、制御部(コントローラ)18の電圧検出端子Vdeに接続されている。フォトトランジスタ16Bのエミッタは、車体10のボディグランドに接続されている。
ここで、制御部18は、電源側リレーRYPのオン/オフ制御を行うための制御信号Vryp及びグランド側リレーRYNのオン/オフ制御を行うための制御信号Vrynを出力するリレー溶着判定装置21を構成する。制御部18は、リレーの溶着判別時に制御端子Vc2から“H”レベルの制御信号を出力する。
次に実施の形態2の動作について説明する。図5は、実施の形態2の溶着検出動作のフローチャートである。
まず、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力し、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御を行う(ステップS31)。
ここで、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御と表現しているのは、実施の形態1と同様に、電源側リレーRYPが溶着状態であれば、オフ状態とすることはできないからである。
続いて、制御部18は、制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力して、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行う(ステップS32)。
ここにおいても、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御と表現しているのは、グランド側リレーRYNが溶着状態であれば、オフ状態とすることはできないからである。
制御部18は、制御端子Vc2から出力される制御信号を“H”レベルとして、第2のフォトカプラ20をオン状態とする(ステップS33)。
この結果、第1のフォトカプラ16のフォトダイオード16Aに電力供給可能な状態となる。
次いで、制御部18は、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されているか否か、すなわち急速充電器QC側の電圧が検出されたか否かを判別する(ステップS34;タイミングt)。
ステップS34の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されている場合には(ステップS34;Yes)、電源側リレーRYP及びグランド側リレーRYNが溶着していると判断する(ステップS43)。
この溶着状態とは、具体的には、タイミングチャートが図6(b)のようになった場合であり、タイミングtのタイミングにおいて、電圧検出端子Vdeの電圧が"L"レベルに変化した場合である。
そして、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御及び制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力して、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行い(ステップS46)、制御端子Vc2から出力される制御信号を“L”レベルとして、第2のフォトカプラ20をオフ状態とし(ステップS47)、処理を終了する(エンド)。
ステップS34の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されていない場合には(ステップS34;No)、当該時点では、電源側リレーRYPあるいはグランド側リレーRYNのうち、少なくとも一方はオフ状態であるので、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオン状態とする(ステップS35)。
次に、制御部18は、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されているか否か、すなわち急速充電器QC側の電圧が検出されたか否かを判別する(ステップS36;タイミングt)。
ステップS36の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されている場合には(ステップS36;Yes)、グランド側リレーRYNが溶着していると判断する(ステップS44)。
この溶着状態とは、具体的には、タイミングチャートが図6(c)のようになった場合であり、タイミングtでは、電圧検出端子Vdeの電圧が“H”レベルであったが、タイミングtのタイミングにおいて、電圧検出端子Vdeの電圧が“L”レベルに変化した場合である。
そして、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力し、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御及び制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力し、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行い(ステップS46)、制御端子Vc2から出力される制御信号を“L”レベルとし、第2のフォトカプラ20をオフ状態とし(ステップS47)、処理を終了する(エンド)。
ステップS36の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されていない場合には(ステップS36;No)、当該時点では、グランド側リレーRYNは溶着しておらず、オフ状態であるので、制御部は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御を行う(ステップS37)。
続いて、制御部18は、制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力して、グランド側リレーRYNをオン状態とする(ステップS38)。
次に制御部18は、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されているか否か、すなわち急速充電器側の電圧が検出されたか否かを判別する(ステップS39;タイミングt)。
ステップS39の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されている場合には(ステップS39;Yes)、電源側リレーRYPが溶着していると判断する(ステップS45)。
この溶着状態とは、具体的には、タイミングチャートが図6(d)のようになった場合であり、タイミングt、tのいずれのタイミングにおいても、電圧検出端子Vdeの電圧が"H"レベルのままとなったが、タイミングtのタイミングで電圧検出端子Vdeの電圧が"L"レベルとなった場合である。
そして、制御部18は、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYPをオフ状態とする制御及び制御信号Vrynをグランド側リレーRYNに出力して、グランド側リレーRYNをオフ状態とする制御を行い(ステップS46)、制御端子Vc2から出力される制御信号を“L”レベルとして、第2のフォトカプラ20をオフ状態とし(ステップS47)、処理を終了する(エンド)。
ステップS39の判別において、電圧検出端子Vdeに異常時の電圧が検出されていない場合には(ステップS39;No)、電源側リレーRYP及びグランド側リレーRYNは、溶着していないこと、すなわち、異常なしと判断する(ステップS40)。
この状態は、具体的には、タイミングチャートが図6(a)のようになった場合であり、タイミングt、t、tのいずれのタイミングにおいても、電圧検出端子Vdeの電圧が“H”レベルのままとなった場合である。
そして、制御信号Vrypを電源側リレーRYPに出力して、電源側リレーRYP及びグランド側リレーRYNをオフ状態とする(ステップS41)。
続いて制御部18は、制御端子Vc2から出力される制御信号を“L”レベルとし、第2のフォトカプラ20をオフ状態とし(ステップS42)、処理を終了する(エンド)。
以上の説明のように、本実施の形態2によれば、外部電源からの電力を用いることなく、確実にリレーの溶着状態を検出することができ、ハイインピーダンス構成のリレー溶着回路を構成して、警告など適切な処置を施すことができる。
本発明に係るリレーの溶着検出回路およびこのリレーの溶着検出回路を用いた電力供給システムは、バッテリ駆動の純粋な電気自動車に限らず、いわゆるハイブリッド車や、プラグインハイブリッド車であっても同様に適用可能である。
10 車両
11 蓋部
12 充電端子
12N グランド側端子
12P 電源側端子
14 第1バッテリ
15 第2バッテリ(電源供給部、蓄電部)
16 フォトカプラ
16A フォトダイオード
16B フォトトランジスタ
17 トランジスタスイッチ
18 制御部
19 リレー溶着判定装置
20 第2のフォトカプラ
20A フォトダイオード
20B フォトトランジスタ
21 リレー溶着判定装置
C コンデンサ(電源供給部、蓄電部)
PW 外部電源
QC 急速充電器
R 電流制限抵抗
RYN グランド側リレー
RYP 電源側リレー
SP 給電プラグ
Vc2 制御端子
Vde 電圧検出端子
Vryn 制御信号
Vryp 制御信号


Claims (10)

  1. 外部電源から蓄電装置への充電経路に設けられ、かつ、個別にオン状態またはオフ状態が制御可能な電源側リレー及びグランド側リレーを有したリレーの溶着検出を行うリレー溶着検出回路であって、
    前記外部電源とは独立して溶着検出用電源を供給可能な電源供給部と、
    前記電源側リレーの前記外部電源側から流れ込む電流が略ゼロとなる回路であり、前記電源側リレーの前記外部電源側の電圧に基づき前記電源供給部に対して溶着検出用の電源を供給させるか否かを制御する電圧検出回路と、
    前記電源側リレー及び前記グランド側リレーのオン状態またはオフ状態を個別に制御し、このときに前記電圧検出回路が前記溶着検出用の電源を供給したか否かに基づいて溶着検出を行う、前記電圧検出回路とは電気的に絶縁された制御部と、
    を備えリレー溶着検出回路。
  2. 前記電圧検出回路は、トランジスタを用いたスイッチであり、
    前記トランジスタのコレクタ端子を前記電源供給部の正極端子と電気的に接続し、
    前記トランジスタのエミッタ端子を前記グランド側リレーの前記外部電源側の充電経路と電気的に接続し、
    前記トランジスタのベース端子を前記電源側リレーの前記外部電源側の充電経路と電気的に接続し、
    前記電源供給部の負極端子を前記蓄電装置の負極端子と接続した、請求項1記載のリレー溶着検出回路。
  3. 前記外部電源から前記蓄電装置へ電気エネルギが供給されていないときに溶着検出を行う、請求項1記載のリレー溶着検出回路。
  4. 前記電圧検出回路と前記制御部とはフォトカプラにより電気的に絶縁され、
    前記制御部は、前記フォトカプラを介して、前記電圧検出回路が前記溶着検出用の電源を供給したか否かを判定する、
    請求項1記載のリレー溶着検出回路。
  5. 前記電源供給部は、前記外部電源からの電力を抵抗を介して蓄電する蓄電部を備える、請求項1記載のリレー溶着検出回路。
  6. 前記電源供給部は、前記外部電源から供給された電力を抵抗を介して蓄電するコンデンサと、
    前記溶着検出非動作時に前記フォトカプラを介した、前記電圧検出回路への電力供給を遮断する第2のフォトカプラと、を有し、
    前記制御部は、前記溶着検出動作時に前記第2のフォトカプラを制御し、前記フォトカプラを介して、前記電源供給部から前記電圧検出回路に溶着検出用の電源供給を行わせる、
    請求項1記載のリレー溶着検出回路。
  7. 前記制御部は、前記電源側リレー及び前記グランド側リレーを双方ともオフ状態とする制御を行っている状態で、前記電圧検出回路により溶着検出時の電圧が検出された場合に、前記電源側リレー及び前記グランド側リレーが溶着状態にあると検出する、
    請求項1記載のリレー溶着検出回路。
  8. 前記制御部は、前記電源側リレーをオン状態とし、前記グランド側リレーをオフ状態とする制御を行っている状態で、前記電圧検出回路により溶着検出時の電圧が検出された場合に、前記グランド側リレーが溶着状態にあると検出する、
    請求項記載のリレー溶着検出回路。
  9. 前記制御部は、前記電源側リレーをオフ状態とし、前記グランド側リレーをオン状態とする制御を行っている状態で、前記電圧検出回路により溶着検出時の電圧が検出された場合に、前記電源側リレーが溶着状態にあると検出する、
    請求項記載のリレー溶着検出回路。
  10. 外部電源から車両駆動用モータへ電源を供給する蓄電装置への充電経路において前記蓄電装置への電流の供給/遮断を行い、かつ、個別にオン状態またはオフ状態が制御可能な電源側リレー及びグランド側リレーを有したリレーの溶着検出を行うリレー溶着検出回路を備えた電気自動車用の電力供給システムであって、
    前記外部電源とは独立して溶着検出用電源を供給可能な電源供給部と、
    前記電源側リレーの前記外部電源側から流れ込む電流が略ゼロとなる回路であり、前記電源側リレーの前記外部電源側の電圧に基づき前記電源供給部に対して溶着検出用の電源を供給させるか否かを制御する電圧検出回路と、
    前記電源側リレー及び前記グランド側リレーのオン状態またはオフ状態を個別に制御し、このときに前記電圧検出回路が前記溶着検出用の電源を供給したか否かに基づいて溶着検出を行う、前記電圧検出回路とは電気的に絶縁された制御部と、を備え、
    前記電圧検出回路は、トランジスタを用いたスイッチであり、
    前記トランジスタのコレクタ端子を前記電源供給部の正極端子と電気的に接続し、
    前記トランジスタのエミッタ端子を前記グランド側リレーの前記外部電源の充電経路側と電気的に接続し、
    前記トランジスタのベース端子を前記電源側リレーの前記外部電源側の充電経路と電気的に接続し、
    前記電源供給部の負極端子を前記蓄電装置の負極端子と接続した、電力供給システム。
JP2012126070A 2012-06-01 2012-06-01 リレー溶着検出回路及び電力供給システム Expired - Fee Related JP5842163B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126070A JP5842163B2 (ja) 2012-06-01 2012-06-01 リレー溶着検出回路及び電力供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126070A JP5842163B2 (ja) 2012-06-01 2012-06-01 リレー溶着検出回路及び電力供給システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011074689A Division JP5011443B1 (ja) 2011-03-30 2011-03-30 リレー溶着検出回路及び電力供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012212676A true JP2012212676A (ja) 2012-11-01
JP5842163B2 JP5842163B2 (ja) 2016-01-13

Family

ID=47266442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012126070A Expired - Fee Related JP5842163B2 (ja) 2012-06-01 2012-06-01 リレー溶着検出回路及び電力供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5842163B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180113338A (ko) * 2017-04-06 2018-10-16 현대자동차주식회사 차량의 급속충전 제어 장치 및 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000173428A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Sanyo Electric Co Ltd 電気自動車のメインリレー溶着検出装置
JP2010238576A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Tokyo Electric Power Co Inc:The 充電システム、充電器、およびリレーの閉固着を検出する方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000173428A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Sanyo Electric Co Ltd 電気自動車のメインリレー溶着検出装置
JP2010238576A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Tokyo Electric Power Co Inc:The 充電システム、充電器、およびリレーの閉固着を検出する方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180113338A (ko) * 2017-04-06 2018-10-16 현대자동차주식회사 차량의 급속충전 제어 장치 및 방법
KR102371597B1 (ko) 2017-04-06 2022-03-07 현대자동차주식회사 차량의 급속충전 제어 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5842163B2 (ja) 2016-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5011443B1 (ja) リレー溶着検出回路及び電力供給システム
EP2760096B1 (en) Electrical storage system and method for controlling electrical storage system
KR101670195B1 (ko) 전원 장치
US20130069589A1 (en) Vehicle battery charging apparatus
KR20130092350A (ko) 파워 릴레이 어셈블리 구동 장치 및 그 구동 방법
WO2013129231A1 (ja) 電源装置
RU2018133589A (ru) Система электропитания и способ управления системой
US9252608B2 (en) Electrical storage system, and control method for electrical storage system
KR101811062B1 (ko) 이차전지 배터리의 균등화 장치
JP2013085336A (ja) 蓄電システムおよび、蓄電システムの制御方法
JP4941461B2 (ja) 車載充電装置
JP6623794B2 (ja) リレー固着検出システム
US9884564B2 (en) Electrically powered vehicle and power supply system
JP5842163B2 (ja) リレー溶着検出回路及び電力供給システム
JP6428775B2 (ja) 電池システム及び電池システムの制御方法
KR20160043736A (ko) 전기 자동차용 배터리 전원 공급 장치 및 방법
JP2019165583A (ja) 車両用バッテリ充電装置
KR102087701B1 (ko) 전기차용 파워 릴레이 어셈블리 구동 장치 및 방법
JP5604947B2 (ja) 電源装置及び電圧調整方法
JP2017073888A (ja) 車両
JP2016054604A (ja) 車両
JP5540713B2 (ja) 充電ケーブル及び充電システム
JP2015211547A (ja) 充電システム
JP5510385B2 (ja) 充電システム
CN112117787A (zh) 一种电动汽车充电系统、电动汽车和汽车充电的控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140206

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141008

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20141024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150630

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5842163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees