JP2012209277A - 面光源 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LEDからなる点光源2と、全体視が略平板状であり基端面3a側から入射した光を裏面3d及び/又は遠端面3bで反射して出光面3cから出射する導光板3とからなる面光源1であって、基端面3aの近傍に直交する2枚のプリズムシートからなる集光機能を有する集光構造4が設けられており、又は基端面3aの近傍に鏡面構造5が設けられるとともに出光面3c又は裏面3dの基端面側の端縁近傍には集光機能を有する集光構造4が設けられており、導光板3の出光面3cと基端面3aがなす角の角度が一定の範囲内であり、LEDからなる点光源2は基端面3aの上方又は下方に配置されており、LEDが所定の角度になるように構成されていることを特徴とする面光源1である。
【選択図】図4
Description
また、液晶表示装置のバックライト用の面光源ではないが、導光板とLEDと集光体を備え、集光体の、導光板の基端部側の側端面に対向する側面には、前記導光板の厚み方向に延在するプリズム群からなるフレネルレンズが設けられている面状表面装置が開示されている(例えば、特許文献4)。
しかしながら、表示装置の小型化が要求される現在において、面光源の一部を金属板で隠したり、光源と導光板の間に距離をとったりすると、その分だけ表示装置が大きくなってしまうので好ましくない。
本発明はかかる実情に鑑み、従来技術の問題点を解消し、装置を全体として小型化できる面光源を提供することを目的とする。さらには、光源として、一般的に使用される蛍光灯などの線光源だけでなく、低電圧、低電流で駆動でき、高輝度で応答性に優れているLED等の点光源を使用しつつ、ノートパソコン等の比較的大きな画面用のバックライトとして用いる場合であっても画面の明るさにムラが生じない面光源を提供することを目的とする。
基端面の近傍に集光機能を有する集光構造が設けられており、導光板の出光面と基端面がなす角の角度が95〜155°であり、LEDからなる点光源は基端面の上方に配置されており、
集光機能を有する集光構造が三角柱状マイクロプリズムを並列した2枚のプリズムシートであり、それぞれのプリズムシートの三角柱状プリズムの長さ方向は互いに直交しているとともに、その1のプリズムシートの三角柱状マイクロプリズムの長さ方向と基端面の長さ方向が略一致しており、
基端面と出光面の交線と平行な軸をX軸とし、出光面の法線と平行な軸をY軸とし、X軸及びY軸に垂直な軸をZ軸としたときに、
LEDをX軸及びY軸に平行な面の上で、Z軸と平行な線を中心として回転させることにより、LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角の角度が28.9〜86.5°になるように構成されていることを特徴とする面光源を内容とする。
基端面の近傍には鏡面構造が設けられており、導光板の出光面と基端面がなす角の角度が115〜160°であり、裏面の基端面側の端縁近傍には集光機能を有する集光構造が設けられており、LEDからなる点光源は基端面の下方に配置されており、
集光機能を有する集光構造が三角柱状マイクロプリズムを並列した2枚のプリズムシートであり、それぞれのプリズムシートの三角柱状プリズムの長さ方向は互いに直交しているとともに、その1のプリズムシートの三角柱状マイクロプリズムの長さ方向と基端面の長さ方向が略一致しており、
基端面と出光面の交線と平行な軸をX軸とし、出光面の法線と平行な軸をY軸とし、X軸及びY軸に垂直な軸をZ軸としたときに、
LEDをX軸及びY軸に平行な面の上で、Z軸と平行な線を中心として回転させることにより、LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角の角度が28.9〜86.5°になるように構成されていることを特徴とする面光源を内容とする。
基端面の近傍には鏡面構造が設けられており、導光板の出光面と基端面がなす角の角度が20〜65°であり、出光面の基端遠側の端縁近傍には集光機能を有する集光構造が設けられており、LEDからなる点光源は基端面の上方に配置されており、
集光機能を有する集光構造が三角柱状マイクロプリズムを並列した2枚のプリズムシートであり、それぞれのプリズムシートの三角柱状プリズムの長さ方向は互いに直交しているとともに、その1のプリズムシートの三角柱状マイクロプリズムの長さ方向と基端面の長さ方向が略一致しており、
基端面と出光面の交線と平行な軸をX軸とし、出光面の法線と平行な軸をY軸とし、X軸及びY軸に垂直な軸をZ軸としたときに、
LEDをX軸及びY軸に平行な面の上で、Z軸と平行な線を中心として回転させることにより、LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角の角度が28.9〜86.5°になるように構成されていることを特徴とする面光源を特徴とする面光源を内容とする。
なお、本発明において上方、下方とは、製品として使用する際の態様とは関係なく、上方とは導光板3の出光面3c側の方向を意味し、下方とは裏面3d側の方向を意味する。また、以下の説明において、基端面3aと出光面3cの交線をX軸とし、X軸の中点を原点とし、原点を通り出光面3cと垂直な線をY軸とし、原点を通りX軸及びY軸と垂直な線をZ軸とする。また、基端面3aと裏面3dの交線をX’軸とする。(図7参照)
さらに、本発明において光学シートとは、光学的機能を備える各種シートの総称であり、代表的なものとして、拡散シート、偏光板(偏光フィルム)、各種レンズシート(レンチキュラーレンズ、フライアイレンズ(蛇の目レンズ)、プリズムシート等)がある。
また、その材質についても特に限定されず、PMMA(アクリル)、PC(ポリカーボネート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、ポリエステル、ポリアリレートのような、通常の導光板として使用されている樹脂が全て好適に使用できる。
なお、光源2を基端面3aの上方に配置した場合は(図2参照)、角度αを95〜155°、好ましくは105〜145°、より好ましくは115〜135°とする。角度αが155°を超えると、基端面3aにおける屈折が不十分であり出光面3cで全反射されないので、入射された光が漏れ光となり、基端面3a付近が局部低に明るくなってしまう。角度αが95°未満であると、基端面3aに入射される光が少なくなってしまうため、出光面3cから出射される光の強度が弱くなる。
また、基端面3aの上方で出光面3cの端縁(図1の様に光源を下に配置する場合)、又は基端面3aの下方で裏面3dの端縁(図2の様に光源を上に配置する場合)に鏡面構造5を設けると、基端面3aにおける屈折が十分でなく、一度導光体3から出射された光をこの鏡面構造5で反射させて導光板3内に再導入させることができるため、画面が全体的に明るくなる。
なお、光源2を基端面3aの上方に配置した場合は(図4参照)、角度αを20〜65°、好ましくは30〜55°、より好ましくは40〜50°とする。角度αが20°未満であると、基端面3aで反射した光が出光面3cで全反射されないので、入射された光が漏れ光となってしまい、基端面3a付近が局部的に明るくなってしまう。また角度αが65°を超えると基端面3aで反射した光の角度が深すぎて裏面3dで全反射されず、遠端面3b側には導入されないので、出光面3cから出射される光の強度が弱くなる。
LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角βの角度(以下、角度βということがある)は特に限定されないが、28.9〜86.5°が好ましく、28.9〜79.5°がより好ましい。角度βが86.5°を超えると、光が出射面3cから出射される前に導光板3の側面(図示せず)で何度も反射して減衰する傾向があるばかりでなく、さらに基端面3aで光を屈折させる方式の場合はLEDから放射された光が集光構造4の表面で反射されやすくなり、画面が暗くなる傾向がある。また28.9°未満であると光が一箇所に集まりやすくなり、画面の明るさがやや不均一になることがある。
角度βは、砲弾型LEDをX軸及びY軸に平行な面の上で、Z軸と平行な線を中心として回転させて形成するのが好ましく、この場合、面光源1全体の大きさ、厚さを増大させることなく自由な角度を形成させることができる。更にこの方法だと、LEDから放射された光はX軸に対して平行方向に広がりやすく、画面全体の均一性を向上させやすい。
この場合に砲弾型LEDの適当な回転角(以下、角度γということがある。図9参照)は、砲弾型LEDの交軸方向が出光面3cと平行な面に直交する角度(LEDを基端面3aの下方に配置するときは真上方向、上方に配置するときは真下方向)を0°として、左右に15〜80°である。
(基端面3aに集光構造4を設け、光源2を基端面3aの下方に置く方式)
基端面3a側の厚さが5mmで、縁端面3b側の厚さ2mm、長さ280mmで幅40mmのアクリル板の裏面にスクリーン印刷によりドットを形成して作製した導光板を用い、その基端面3a側を切削研磨し、角度αをそれぞれ25°、50°、75°、85°とした。基端面3aには三角柱状マイクロレンズプリズムを並列したプリズムシート(五洋紙工株式会社製、商品名:GTL5000)を、三角柱状マイクロプリズムの長さ方向と基端面の長さ方向が一致するように、また、マイクロプリズム側の面と基端面3aが対向するように、さらに該プリズムシートと基端面3aが接触するように配置した。
導光板3の下方には反射率約96%の白色反射板(東レ株式会社製、商品名:ルミラーE−60L)を配置し、裏面3dと部分的に接着した。接着する部分の面積は基端面3aから遠端面3bに向けて遠ざかるほど広くなるようにし、接着された部分で全反射が崩されて乱反射し、出光面3c全体から均一な光が出光されるように調整した。
基端面3aの上方で出光面3cの端縁、及び遠端面3bには銀鏡反応により銀原子を析出させて鏡面構造を形成させた。なお、銀鏡反応は3%硝酸銀溶液300mlに25%アンモニア水を少量づつ、液が透明になるまで攪拌しながら加えてA液(アンモニア性硝酸銀)とし、一方、2%ホルムアルデヒド水溶液165mlをB液(還元剤)とし、これらA液とB液を使って遠端面3bに銀原子を析出させることにより行った。
光源2としては、砲弾型のLED(日亜化学工業株式会社製、商品名:NSPW500CS)を2個用い、これをX軸と平行に2cm間隔で並列した。LEDの先端の位置は、図8に示した通り、原点からX軸方向の左右それぞれに10mm、Y軸方向下方に5mm、Z軸方向にX軸からX’軸に向かうベクトルのY軸方向成分の半分(即ち、X軸とX’軸の中線の真下)となるように配置した。
砲弾型LEDは上向きに配置したので、基端面3aの法線とLEDの光軸がなす角βの角度(角度β)はそれぞれ25°、50°、75°、85°である。
(実施例1〜4に加え、LEDを回転させた方式)
砲弾型LEDを、図9に示した通り、その先端を通りZ軸と平行な線を中心に反時計回りに傾斜させ、角度γを45°としたほかは実施例1〜実施例4と同様にして面光源を作成した。なお、この場合、角度βはそれぞれ25°、50°、75°、85°である。
(基端面3aに集光構造4を設け、光源2を基端面3aの上方に置く方式)
角度αを95°、105°、130°、155°とし、砲弾型LEDを頂点の位置が基端面3aのY軸方向上方5mmになるよう下向きに配置し、銀鏡構造5を基端面3aに設けず、基端面3aの下方で裏面3dの端縁に設けたほかは、実施例1〜4と同様にして面光源を作成した。
(基端面3aに鏡面構造5を設け、光源2を基端面3aの下方に置く方式)
角度αを115°、135°、145°、160°とし、基端面3aに銀鏡反応による鏡面構造5を設け、裏面3dの基端面3a側の端縁近傍に集光構造4として実施例1で使用したものと同じプリズムシートが設けられており、砲弾型LEDを頂点の位置が基端面3aのY軸方向下方5mmになるよう、上向きに配置したほかは、実施例1〜4と同様にして面光源を作成した。
(基端面3aに鏡面構造5を設け、光源2を基端面3aの上方に置く方式)
角度αを20°、35°、45°、65°とし、砲弾型LEDを頂点の位置が基端面3aのY軸方向上方5mmになるよう、上向きに配置したほかは、実施例13〜16と同様にして面光源を作成した。
角度γを15°とした他は実施例5、8と同様にして面光源1を作成した。
角度γを80°とした他は実施例5、8と同様にして面光源1を作成した。
角度γを60°とした他は実施例5〜8と同様にして面光源1を作成した。
集光構造4を設けないほかは実施例1〜4と同様にして面光源を作成した。
角度αを20°、87°としたほかは実施例1と同様にして面光源を作成した。
集光構造4を設けないほかは実施例9〜12と同様にして面光源を作成した。
角度αを93°、160°としたほかは実施例9と同様にして面光源を作成した。
集光構造4を設けないほかは実施例13〜16と同様にして面光源を作成した。
角度αを110°、170°としたほかは実施例13と同様にして面光源を作成した。
集光構造4を設けないほかは実施例17〜20と同様にして面光源を作成した。
角度αを10°、70°としたほかは実施例17と同様にして面光源を作成した。
全体の明るさについては、A:明るい、B:比較的明るい、C:暗い、の三段階で評価した。
画面全体の明るさの均一性は、A:均一、B:比較的均一、C:ムラが目立つ、の三段階で評価した。
遠端側の明るさの均一性は局部的に明るい部分があるか否かで判断し、○:無い、×:有る、の2段階で評価した。
結果は表1及び表2に示す。
2 光源(LED)
3 導光板
3a 基端面
3b 遠端面
3c 出光面
3d 裏面
4 集光構造
5 鏡面構造
6 拡散板、光学シート、液晶など
α 導光板の出光面と基端面がなす角
β LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角
γ Z軸を中心とするLEDの回転角
Claims (4)
- LEDからなる点光源と、全体視が略平板状であり基端面側から入射した光を裏面及び/又は遠端面で反射して出光面から出射する導光板とからなる面光源であって、
基端面の近傍に集光機能を有する集光構造が設けられており、導光板の出光面と基端面がなす角の角度が95〜155°であり、LEDからなる点光源は基端面の上方に配置されており、
集光機能を有する集光構造が三角柱状マイクロプリズムを並列した2枚のプリズムシートであり、それぞれのプリズムシートの三角柱状プリズムの長さ方向は互いに直交しているとともに、その1のプリズムシートの三角柱状マイクロプリズムの長さ方向と基端面の長さ方向が略一致しており、
基端面と出光面の交線と平行な軸をX軸とし、出光面の法線と平行な軸をY軸とし、X軸及びY軸に垂直な軸をZ軸としたときに、
LEDをX軸及びY軸に平行な面の上で、Z軸と平行な線を中心として回転させることにより、LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角の角度が28.9〜86.5°になるように構成されていることを特徴とする面光源。 - LEDからなる点光源と、全体視が略平板状であり基端面側から入射した光を裏面及び/又は遠端面で反射して出光面から出射する導光板とからなる面光源であって、
基端面の近傍には鏡面構造が設けられており、導光板の出光面と基端面がなす角の角度が115〜160°であり、裏面の基端面側の端縁近傍には集光機能を有する集光構造が設けられており、LEDからなる点光源は基端面の下方に配置されており、
集光機能を有する集光構造が三角柱状マイクロプリズムを並列した2枚のプリズムシートであり、それぞれのプリズムシートの三角柱状プリズムの長さ方向は互いに直交しているとともに、その1のプリズムシートの三角柱状マイクロプリズムの長さ方向と基端面の長さ方向が略一致しており、
基端面と出光面の交線と平行な軸をX軸とし、出光面の法線と平行な軸をY軸とし、X軸及びY軸に垂直な軸をZ軸としたときに、
LEDをX軸及びY軸に平行な面の上で、Z軸と平行な線を中心として回転させることにより、LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角の角度が28.9〜86.5°になるように構成されていることを特徴とする面光源。 - LEDからなる点光源と、全体視が略平板状であり基端面側から入射した光を裏面及び/又は遠端面で反射して出光面から出射する導光板とからなる面光源であって、
基端面の近傍には鏡面構造が設けられており、導光板の出光面と基端面がなす角の角度が20〜65°であり、出光面の基端遠側の端縁近傍には集光機能を有する集光構造が設けられており、LEDからなる点光源は基端面の上方に配置されており、
集光機能を有する集光構造が三角柱状マイクロプリズムを並列した2枚のプリズムシートであり、それぞれのプリズムシートの三角柱状プリズムの長さ方向は互いに直交しているとともに、その1のプリズムシートの三角柱状マイクロプリズムの長さ方向と基端面の長さ方向が略一致しており、
基端面と出光面の交線と平行な軸をX軸とし、出光面の法線と平行な軸をY軸とし、X軸及びY軸に垂直な軸をZ軸としたときに、
LEDをX軸及びY軸に平行な面の上で、Z軸と平行な線を中心として回転させることにより、LEDの光軸方向と基端面の法線方向のなす角の角度が28.9〜86.5°になるように構成されていることを特徴とする面光源。 - LEDが砲弾型であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の面光源。
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