JP2012201059A - サーマルヘッド及びサーマルプリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】紙質の悪い印刷媒体に長期間印刷した時でも印刷が可能なサーマルヘッドを提供する。
【解決手段】プラテンローラーを介して印刷媒体が圧接されるサーマルヘッドであって、複数の発熱体が配列方向に配列された発熱ユニットと、配列方向の延長線上に形成された電極部と、を有し、電極部の上に形成された電極保護層が、発熱ユニットの上に形成された発熱体保護層よりも耐摩耗性が高いサーマルヘッドにより上記課題が解決される。
【選択図】図3

Description

本発明は、サーマルヘッド、及びサーマルヘッドを搭載したサーマルプリンターに関する。
従来より特許文献1等として、感熱紙等のサーマル印刷用の印刷媒体を発熱体が設けられたサーマルヘッド上を通過させて印刷する、サーマルプリンターが知られている。
図5は特許文献1に記載のサーマルプリンター201の印刷ユニットの要部断面図である。サーマルプリンター201に搭載されたサーマルヘッド220はコイルバネ206によってプラテンローラー210側に押圧されており、印刷媒体Pはプラテンローラー210とサーマルヘッド220との間で押圧される。このようなサーマルプリンター201は、サーマルヘッド220により熱を与えて印刷媒体Pを発色させ、印刷を実行する。
特開2006−88584号公報
ところで、上記のような従来のサーマルプリンター201において、紙質が悪く表面粗さの大きい印刷媒体Pを用いて長期間印刷すると、印刷媒体Pがサーマルヘッド220中のコモン電極225(図6参照)の特定領域を繰り返し擦過することによって、コモン電極225の一部が摩耗して断線し、印刷が不可能になるという問題がある。
図6は、この問題を説明するための一般的なサーマルヘッド220の要部上面図である。なお、図6では、プラテンローラー210がサーマルヘッド220を圧接する圧接面211aを二点鎖線で示している。
図6に示すように、サーマルヘッド220の基板223上には、複数の発熱体221aが線状に配列されて発熱ユニット221が形成されている。線状の発熱ユニット221の一方側には、各々の発熱体221aに駆動電流を給電する複数の駆動電極224が基板223上に形成されており、図示せぬ駆動ICと接続されている。
また、発熱ユニット221の他方側には、各々の発熱体221aと導通する共通の電極であるコモン電極225が基板223上に形成されている。このコモン電極225は発熱ユニット221の配列方向端部に形成された連絡電極部226を介して駆動電極224側に延出されており、図示せぬ外部端子と接続されている。
プラテンローラー210の回転軸Axは効率よく印刷媒体Pを発熱ユニット221へ押圧できるように、複数の発熱体221aの配列方向に沿うようにサーマルヘッド220に対向して配置され、図示せぬサーマルプリンター201の筐体に固定されている。サーマルヘッド220がコイルバネ206によってプラテンローラー210側に押圧されることにより、印刷媒体Pがプラテンローラー210とサーマルヘッド220との間で押圧される。
プラテンローラー210の幅は、確実に印刷媒体Pを発熱体ユニット221に押圧できるように、少なくとも発熱ユニット221の幅寸法(図5の左右方向寸法)よりも大きく設定されている。したがって、プラテンローラー210は印刷媒体Pを介して、発熱ユニット221の他に、発熱ユニット221の配列方向端部221c側に設けられた連絡電極部226にも押圧力を作用させている。サーマルヘッド220とプラテンローラー210の圧接面は211aとなるが、プラテンローラー210は回転軸Axを中心線とする円筒形状をしているため、圧接面211aの内、回転Ax中心に近い領域211bは特に押圧力が大きくなっている。
連絡電極部226を含むコモン電極225は、複数の発熱体221aから合流して流れてくる電流を流すために駆動電極224や発熱体221aよりも厚く形成されている。連絡電極部226と発熱体221aの上にはこれらを保護するコーティング層が形成されているものの、連絡電極部226上のコーティング層が印刷媒体Pによって摩耗すると、コーティング層よりも軟らかい連絡電極部226側が集中して摩耗し、特に、図7で示すようにプラテンローラー210の領域211bに対向する連絡電極部226の領域226aが摩耗してしまう。
連絡電極部226の摩耗が進みコモン電極225が連絡電極部226の領域226aで切断されてしまうと、外部端子とコモン電極225が導通せず、発熱ユニット221を駆動することができなくなる。したがって、紙質の悪い印刷媒体Pを長期間使用した場合に、サーマルプリンター201による印刷が不可能になる。
そこで本発明は上述の問題に鑑み、紙質の悪い印刷媒体に長期間印刷した場合でも電極部が断線せず寿命の長いサーマルヘッド及びサーマルプリンターを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明によれば、
プラテンローラーを介して印刷媒体が圧接されるサーマルヘッドであって、
複数の発熱体が配列方向に配列された発熱ユニットと、
前記配列方向の延長線上に形成された電極部と、を有し、
前記電極部の上に形成された電極保護層が、前記発熱ユニットの上に形成された発熱体保護層よりも耐摩耗性が高いことを特徴とするサーマルヘッドが提供される。
本発明に係るサーマルヘッドによれば、電極部の上に形成された電極保護層が、発熱ユニットの上に形成された発熱体保護層よりも耐摩耗性が高いので、電極保護層の摩耗の進展速度は発熱ユニットの摩耗の進展速度よりも遅い。したがって、発熱ユニットより先に電極部が露出することがないので、電極部が断線することによりサーマルヘッドが突然使用不可能になるといった不都合が生じず、長期に亘って安定的に印刷が可能なサーマルヘッドを提供することができる。
本発明に係る上記サーマルヘッドにおいて、
前記電極保護層の厚みを、前記発熱体保護層の厚みよりと同じか大きくしてもよい。
かかるサーマルヘッドによれば、プラテンローラーによる摩耗が進展しても、確実に電極部より先に発熱ユニットを露出させることができるので、長期に亘って安定的に印刷が可能なサーマルヘッドを提供することができる。
本発明に係る上記サーマルヘッドにおいて、
前記発熱体保護層は硬質ガラスで形成されていてもよい。
かかるサーマルヘッドによれば、発熱ユニットの上に形成する発熱体保護層には従来と同様の硬質ガラスを用い、電極保護層を硬質ガラスより耐摩耗性の高い材料で形成することにより、従来と同様の発熱特性を有するサーマルヘッドを提供することができる。したがって、ドライバーといった印刷制御部等を特に変更する必要がないので、既存のサーマルプリンターに、低コストで高寿命のサーマルヘッドを導入することができる。
また、上記目的を達成するために本発明によれば、
上記のサーマルヘッドと、
印刷媒体を前記サーマルヘッドに圧接するプラテンローラーと、を備えたサーマルプリンターが提供される。
かかるサーマルプリンターによれば、長期間印刷した場合でも、発熱ユニットが露出する正常な寿命を終えるまで電極部が断線せず、安定して印刷動作を実行できる。
また、上記目的を達成するために本発明によれば、
プラテンローラーを介して印刷媒体が圧接されるサーマルヘッドであって、
複数の発熱体が配列方向に配列された発熱ユニットと、
前記配列方向の延長線上に形成された電極部と、
前記発熱ユニットと前記電極部を保護する共通保護層と、
前記電極部を保護する電極保護層と、を有し、
前記電極保護層は、前記共通保護層よりも耐摩耗性が高いことを特徴とするサーマルヘッドが提供される。
本発明に係るサーマルヘッドによれば、発熱ユニットは共通保護層のみで保護され、電極部は共通保護層に加えて共通保護層よりも耐摩耗性の高い電極保護層で保護されているので、摩耗が進展しても電極部が発熱ユニットより先に露出することがない。よって、電極部が断線することによりサーマルヘッドが突然使用不可能になるといった不都合が生じず、長期に亘って安定的に印刷が可能なサーマルヘッドを提供することができる。
本発明に係る上記のサーマルヘッドにおいて、
前記共通保護層は前記電極保護層の上に形成されていてもよい。
かかるサーマルヘッドによれば、共通保護層が一様に摩耗しても、その下層に設けられた電極保護層により電極部を確実に保護することができる。
本発明に係る上記のサーマルヘッドにおいて、
前記発熱体保護層は硬質ガラスで形成されることを特徴とする。
かかるサーマルヘッドによれば、発熱ユニットの上に形成する共通保護層には従来と同様の硬質ガラスを用い、電極保護層を硬質ガラスより耐摩耗性の高い材料で形成することにより、従来と同様の発熱特性を有するサーマルヘッドを提供することができる。したがって、ドライバー等の印刷制御部等を特に変更する必要がないので、既存のサーマルプリンターに低コストで高寿命のサーマルヘッドを導入することができる。
また、上記目的を達成するために本発明によれば、
上記のサーマルヘッドと、
印刷媒体を前記サーマルヘッドに圧接するプラテンローラーと、を備えたサーマルプリンターが提供される。
かかるサーマルプリンターによれば、長期間印刷した場合でも、発熱ユニットが露出する正常な寿命を終えるまで電極部が断線せず、安定して印刷動作を実行できる。
本発明の実施形態に係るサーマルプリンターの断面図である。 図1に示すサーマルプリンターのサーマルヘッドの要部拡大正面図である。 図2のIII−III断面図である。 本発明の変形例に係るサーマルヘッドの図3と同様の図である。 従来のサーマルプリンターの印刷ユニットの断面図である。 従来のサーマルプリンターのサーマルヘッドの要部拡大正面図である。 従来のサーマルプリンターのサーマルヘッドの要部拡大正面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
(全体構造)
図1は、本発明の実施形態に係るサーマルヘッド20を適用したサーマルプリンター1を示す断面図である。図1に示すサーマルプリンター1は、熱によって発色する感熱紙等の印刷媒体Pに発熱する発熱ユニット21を押し付けて印刷する。
サーマルプリンター1はハウジング2、印刷媒体P(図示の例では感熱ロール紙)を収容する収容空間3と、プラテンローラー10とサーマルヘッド20とからなる印刷ユニット30と、プラテンローラー10を回転させて印刷媒体Pを搬送する歯車やモータ等の駆動伝達部(図示せず)とを有する。印刷ユニット30で印刷された印刷媒体Pは排出口5から排出される。
印刷ユニット30は、回転軸がハウジング2に軸支されたプラテンローラー10と、このプラテンローラー10に発熱ユニット21が対向するように設けられたサーマルヘッド20とを備えている。サーマルヘッド20は、ハウジング2に軸支された回転軸22が一端に設けられた板状の部材であり、回転軸22から離間した位置に発熱ユニット21が設けられている。板状のサーマルヘッド20は、一端がハウジング2に固定されたコイルバネ等の付勢部材6によって、プラテンローラー10側に常時付勢されている。
図2は図1に示すサーマルヘッド20の要部拡大正面図である。サーマルヘッド20の基板23上には、発熱ユニット21を構成する複数の発熱体21aが印刷媒体Pの搬送方向と直交する方向(図2の左右方向)に線状に配列されている。また、複数の互いに独立した駆動電極24が回転軸22側からこれらの発熱体21a側に向かって基板23上に形成されており、各々の発熱体21aと導通されている。この駆動電極24は図示せぬ駆動ICと接続されており、印刷データに応じて選択的に発熱体21aへ電流を供給して発熱体21aを発熱させ、印刷を実行する。
発熱ユニット21に対してサーマルヘッド20の回転軸22の反対側には、各発熱体21aと導通するコモン電極25が設けられている。コモン電極25は、発熱ユニット21の配列方向延長線上の発熱体21aが形成された領域の外側(図示する配列方向端部21bの外側)に、連絡電極部(電極部)26を備えている。
また、複数の発熱体21aは、その高さ位置を揃えるために、ガラス質のグレーズ層29(図3参照)の上に形成されている。グレーズ層29は、液状の原料ガラスを基板23上に塗布して形成することにより、その上面を平坦にすることができる。したがって、基板23上に微少な凹凸があった場合でも、グレーズ層29上面の平坦面に発熱体21aを配列することにより、高さ位置の揃った発熱ユニット21が形成され、高精度な印刷品質を有するサーマルプリンター1を提供することができる。
コモン電極25は連絡電極部26を介して回転軸22側まで延設されており、駆動電極24から発熱体21aに供給された電流を図示せぬ外部端子まで導いている。なお、コモン電極25には各発熱体21aに供給された電流が合流して流れ込むため、十分な電流を流すことができるように、コモン電極25は駆動電極24よりも厚く形成されている。
発熱ユニット21の配列方向端部21b側の連絡電極部26に隣接する位置にはダミー発熱体28が形成されている。このダミー発熱体28は発熱体21aと同一の材料から形成されているが、駆動電極24が接続されておらず、発熱しない。ダミー発熱体28は、ダミー発熱体28に隣接する発熱体21aの周囲の物質や形状を、配列方向中央部に位置する発熱体21aと同様に揃えることで、その周囲の熱的環境を均等とするために設けられている。すなわち、ダミー発熱体28を設けることによって、ダミー発熱体28に隣接する発熱体21aが他の配列方向中央部の発熱体21aと同様に発熱することができ、配列方向両端に印刷むらが生じないようにされている。なお、図2では1つのダミー発熱体28の例を図示したが、ダミー発熱体28は複数設けても良い。
このようなサーマルヘッド20に印刷媒体Pを圧接するプラテンローラー10は、その回転軸Axが発熱ユニット21の配列方向と平行になるように発熱ユニット21の直上に配置されている。
(電極保護層及び発熱体保護層)
図3は、図2のIII−III断面図である。図3に示すように、連絡電極部26及び発熱ユニット21の上面にはそれぞれ、プラテンローラー10による摩耗から保護する電極保護層27a及び発熱体保護層27bが形成されている。この電極保護層27aは発熱体保護層27bよりも耐摩耗性の高い材料から形成されている。発熱体保護層27bは、従来より高温時の耐摩耗性、耐熱性、熱伝導性などに優れる硬質ガラス(例えば、硼珪酸ガラス等)から形成されている。そこで、電極保護層27aは、この硬質ガラスよりも高温時の耐摩耗性に優れる窒化ケイ素(Si)やサイアロン(SiAlON)等から形成することができる。
このように、連絡電極部26が耐摩耗性に優れた電極保護層27aで保護されていることにより、プラテンローラー10により電極保護層27a及び発熱体保護層27bが摩耗しても、電極保護層27aの摩耗速度は発熱体保護層27bの摩耗速度よりも遅く、連絡電極部26が発熱ユニット21より先に露出することを防止できる。したがって、発熱ユニット21が露出するサーマルヘッド20の正常な寿命まで、連絡電極部26が露出せず断線しないので、サーマルヘッド20を用いて印刷を続行することができる。
なお、発熱体保護層27bを従来と同様の硬質ガラスから形成し、電極保護層27aを窒化ケイ素やサイアロンから形成すると、発熱ユニット21は従来と同様の硬質ガラスを介して印刷媒体Pと接するので、本実施形態に係るサーマルヘッド20の印刷特性を従来のサーマルヘッドと同等とすることができる。したがって、本実施形態に係るサーマルヘッド20によれば、従来のサーマルヘッドの印刷特性を維持したまま、連絡電極部26の断線を防止して長寿命化を図ることができる。従来のサーマルヘッドと印刷特性が変わらないので、印刷時の発熱体21aの駆動時間等を設定するサーマルヘッド20のドライバー等を変更する必要が無く、本実施形態に係るサーマルヘッド20を低コストで既存のサーマルプリンターに導入することができる。
また、図3に示すように、電極保護層27aは発熱体保護層27bと同じか厚く形成することが好ましい。耐摩耗性の高い電極保護層27aを更に発熱体保護層27bと同じか厚く形成することにより、より確実に連絡電極部26が摩耗により露出することを防止できる。なお、図3に示す例では、電極保護層27aを形成した後に発熱体保護層27bを形成しているが、発熱体保護層27bを形成した後に電極保護層27aを形成してもよい。
また、電極保護層27aは連絡電極部26の上面だけではなく、連絡電極部26の側面26a(発熱体21aの配列方向において発熱ユニット21と反対側の端部)を覆うように形成されていることが好ましい。プラテンローラー10はゴム等の弾性材料で形成されているため、プラテンローラー10の圧接面11が連絡電極部26の側面に回り込むように弾性変形し、連絡電極部26の側面が摩耗する虞があるためである。
(変形例)
図4は本発明の変形例に係るサーマルヘッド20aの図3と同様の図である。本変形例においては、サーマルヘッド20aは、プラテンローラー10による摩耗から連絡電極部26を保護する電極保護層27cと、連絡電極部26及び発熱ユニット21を保護する共通保護層27dと、を備えている。この変形例においても、電極保護層27cは共通保護層27dよりも耐摩耗性の高い材料から形成されている。本変形例においても、共通保護層27dを従来の如く硬質ガラスから形成した場合には、電極保護層27cを窒化ケイ素(Si)やサイアロン(SiAlON)等から形成することができる。
本変形例に係るサーマルヘッド20aによっても、連絡電極部26が耐摩耗性に優れた電極保護層27cで保護されていることにより、プラテンローラー10により共通保護層27dが摩耗しても、連絡電極部26が発熱ユニット21より先に露出することを防止できる。したがって、発熱ユニット21が露出するサーマルヘッド20の正常な寿命まで、連絡電極部26が露出せず断線しないので、サーマルヘッド20aを用いて印刷を続行することができる。
ここで、図4に示すように、電極保護層27cは共通保護層27dよりも下(プラテンローラー10から遠い側)に形成することが好ましい。プラテンローラー10により共通保護層27dが一様に摩耗しても、連絡電極部26は電極保護層27cにより保護することができる。また、共通保護層27dを従来の如く硬質ガラスで形成し、電極保護層27cを窒化ケイ素やサイアロンで形成すれば、上述の如く導入コストを低減することができるほか、窒化ケイ素やサイアロン等で形成される電極保護層27cを平滑な硬質ガラスで覆うので、プラテンローラーの摩耗を低減することもできる。
また、上述の実施形態と同様に、本変形例においても、電極保護層27cは連絡電極部26の上面だけではなく、連絡電極部26の側面26a(発熱体21aの配列方向において発熱ユニット21と反対側の端部)を覆うように形成されていることが好ましい。
以上、本発明をその実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
1:サーマルプリンター、10:プラテンローラー、11:圧接面、20:サーマルヘッド、21:発熱ユニット、21a:発熱体、24:駆動電極、25:コモン電極、26:連絡電極部(電極部)、27a:電極保護層、27b:発熱体保護層、27c:電極保護層、27d:共通保護層、28:ダミー発熱体、30:印刷ユニット、P:印刷媒体

Claims (8)

  1. プラテンローラーを介して印刷媒体が圧接されるサーマルヘッドであって、
    複数の発熱体が配列方向に配列された発熱ユニットと、
    前記配列方向の延長線上に形成された電極部と、を有し、
    前記電極部の上に形成された電極保護層が、前記発熱ユニットの上に形成された発熱体保護層よりも耐摩耗性が高いことを特徴とする。
  2. 請求項1に記載のサーマルヘッドであって、
    前記電極保護層の厚みは、前記発熱体保護層の厚みよりと同じか大きいことを特徴とする。
  3. 請求項1または2に記載のサーマルヘッドであって、
    前記発熱体保護層は硬質ガラスで形成されることを特徴とする。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のサーマルヘッドと、
    印刷媒体を前記サーマルヘッドに圧接するプラテンローラーと、を備えたサーマルプリンター。
  5. プラテンローラーを介して印刷媒体が圧接されるサーマルヘッドであって、
    複数の発熱体が配列方向に配列された発熱ユニットと、
    前記配列方向の延長線上に形成された電極部と、
    前記発熱ユニットと前記電極部を保護する共通保護層と、
    前記電極部を保護する電極保護層と、を有し、
    前記電極保護層は、前記共通保護層よりも耐摩耗性が高いことを特徴とする。
  6. 請求項5に記載のサーマルヘッドであって、
    前記共通保護層は前記電極保護層の上に形成されていることを特徴とする。
  7. 請求項5または6に記載のサーマルヘッドであって、
    前記発熱体保護層は硬質ガラスで形成されることを特徴とする。
  8. 請求項5から7のいずれか一項に記載のサーマルヘッドと、
    印刷媒体を前記サーマルヘッドに圧接するプラテンローラーと、を備えたサーマルプリンター。
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