JP2012196319A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体室内の気泡の位置を検出し、その検出結果に応じて気泡を流出口に誘導することで気泡の排出を可能とする。
【解決手段】液体室の内部に向けて超音波を出力する複数の超音波出力部を設けて、そのうちの少なくとも1つから出力された超音波の反射波に基づいて、液体室内の気泡の位置を検出する。そして、その検出結果に応じて複数の超音波出力部の中から選択した超音波出力部を駆動することにより、液体室内の気泡を流出口に移動させる。こうすれば、液体室内の気泡に対して流出口とは反対側の超音波出力部から超音波を出力して気泡を流出口に移動させることができる。このように気泡を流出口に誘導することで、気泡は液体とともに流出口から流出するので、液体室内の気泡を排出することが可能となる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ノズルから液体を噴射する技術に関する。
水や生理食塩水などの液体を加圧して、細くしぼられたノズルから生体組織に向けて噴
射することによって、生体組織を切開あるいは切除する液体噴射装置が開発されている。
このような液体噴射装置を用いた手術では、神経や血管等を傷つけることなく臓器などの
組織だけを選択的に切開あるいは切除することが可能であり、周囲の組織に与える損傷が
少ないので、患者の負担を小さくすることが可能である。
また、単にノズルから連続的に液体を噴射するのではなく、パルス状に液体を噴射する
ことで、少ない噴射量で生体組織の切開や切除を可能にした液体噴射装置が提案されてい
る(特許文献1)。この液体噴射装置では、液体が充填された液体室の容積を急速に減少
させることで液体室内の圧力を上昇させ、その圧力によって、液体室の流出口と接続され
たノズルからパルス状に液体を噴射する。続いて、液体室の容積を元に戻して再び液体を
充填する。こうした動作を繰り返すことで、パルス状の噴流を周期的に発生させることが
できる。
特開2008−082202号公報
しかし、このように液体をパルス状に噴射する液体噴射装置では、液体室内に気泡が存
在すると、切開や切除の能力が低下するという問題があった。すなわち、上述したように
、パルス状の噴流は、液体室の容積を減少させて液体室内の液体を加圧することで発生さ
せているので、液体室内に気泡があると、液体室の容積を減少させても気泡が圧縮される
ことによって液体を十分に加圧できない。このため、ノズルからパルス状に液体を噴射す
ることができなくなり、切開や切除する能力が低下してしまう。また、このような気泡は
、液体室のいつも同じ位置に溜まっているとは限らず、液体室内で位置を替えることがあ
ることから、一様に気泡を液体室の流出口から排出することは容易ではない。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、
液体室内の気泡の位置を検出し、その検出結果に応じて気泡を流出口に誘導することによ
って、液体室内の気泡を排出することが可能な技術の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の液体噴射装置は次の構成を
採用した。すなわち、
ノズルから液体を噴射する液体噴射装置であって、
前記液体が供給される液体室と、
前記液体室に開口し、かつ、前記ノズルに連通する流出口と、
前記液体室の少なくとも一部を変形させることにより、該変形前よりも該液体室の容積
を減少させる容積変更部と、
前記容積変更部を駆動することによって、前記ノズルから液体を噴射する噴射制御手段
と、
前記液体室を構成する壁面のうち、前記流出口と連通している壁面に交差する方向の平
面に配置され、前記液体室の内部に向けて超音波を出力する複数の超音波出力部と、
前記複数の超音波出力部の少なくとも1つから出力された超音波の反射波に基づいて、
前記液体室内の気泡の位置を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に応じて前記複数の超音波出力部の中から選択した超音波出力
部を駆動することによって、前記液体室内の気泡を前記流出口に移動させる気泡搬送手段
と、
を備えることを要旨とする。
このような本発明の液体噴射装置においては、液体室に液体が充填された状態で、容積
変更部を駆動すると、液体室の容積が容積変更部の駆動前よりも減少するので、液体室内
で加圧された液体が流出口を通ってノズルから噴射される。また、液体室を構成する壁面
のうち、流出口と連通する壁面に交差する方向の壁面には、液体室の内部に向けて超音波
を出力する複数の超音波出力部が設けられており、そのうちの少なくとも1つから出力さ
れた超音波の反射波に基づいて、検出手段が液体室内野気泡の位置を検出する。そして、
その検出結果に応じて複数の超音波出力部の中から選択した超音波出力部を駆動すること
により、液体室内の気泡を流出口に移動させるようになっている。
超音波出力部から出力された超音波が液体室内の気泡に当たると、気泡は超音波に押さ
れて、超音波が当たる側とは反対側に移動する。従って、液体室内野気泡の位置を検出し
、その検出結果に応じて適切な側(気泡に対し流出口とは反対側)の超音波出力部を駆動
して超音波を出力すれば、気泡を流出口に移動させることができる。こうして気泡を流出
口へと誘導してやることにより、気泡は周囲の液体とともに流出口から流出するので、液
体室内の気泡を排出することができる。
上述した本発明の液体噴射装置では、複数の超音波出力部のうちの一の超音波出力部か
ら出力された超音波が液体室内で反射して一の超音波出力部へと戻る反射波を受信部で受
信することとして、一の超音波出力部が超音波を出力してから受信部が反射波を受信する
までの時間に基づいて、流出口に対して気泡が一の超音波出力部の側にあるか、一の超音
波出力部と向かい合う他の超音波出力部の側にあるかを判断してもよい。
このような構成によれば、例えば、超音波が流出口の位置で反射した場合を基準時間と
して、超音波の出力から反射波の受信までの時間が基準時間よりも短ければ一の超音波出
力部の側に気泡があると判断できる。一方、基準時間よりも長ければ他の超音波出力部の
側に気泡があると判断できる。さらに、一定時間が経過しても反射波を受信しない場合は
気泡がないと判断することができる。
また、一の超音波出力部から出力した超音波の反射波を受信部で受信した時点で気泡の
位置を判断できるので、短時間で気泡の位置を判断できる。その結果、迅速な気泡の排出
が可能となる。
また、前述した本発明の液体噴射装置では、次のようにしてもよい。先ず、超音波出力
部に、反射波を受信するための受信部を設けておく。また、複数の超音波出力部から順番
に超音波を出力することとして、超音波出力部が超音波を出力してから反射波が当該超音
波を出力した超音波出力部に戻ってくるまでの伝播時間を計測する。そして、複数の超音
波出力部のうちで伝播時間が最短の超音波出力部の側に気泡があると判断してもよい。
このような構成によれば、複数の超音波出力部の各々から順番に超音波を出力して、液
体室内の気泡で反射した反射波が戻ってくるまでの伝播時間を比較するので、液体室内の
気泡の位置(複数の超音波出力部の中で何れの超音波出力部と最も近い位置にあるか)を
高い精度で検出することができる。結果として、気泡の最寄りの超音波出力部と流出口と
の位置関係に応じて、気泡を流出口に誘導するために駆動する超音波出力部を適切に選択
することが可能となる。
また、前述した本発明の液体噴射装置では、次のようにしてもよい。先ず、超音波出力
部に、反射波を受信するための受信部を設けておく。また、複数の超音波出力部から順番
に超音波を出力することとして、超音波出力部が超音波を出力してから反射波が当該超音
波を出力した超音波出力部に戻ってくるまでの伝播時間を計測する。そして、複数の超音
波出力部のうちで伝播時間が所定時間以下である超音波出力部の近傍には気泡があると判
断してもよい。尚、近傍の範囲については、所定時間の長短によって設定することができ
る。
液体室内の気泡は1つとは限らず複数存在している場合がある。そこで、複数の超音波
出力部の各々から順番に超音波を出力して反射波が戻ってくるまでの伝播時間を計測し、
伝播時間が所定時間以下の超音波出力部については、何れも近傍に気泡があると判断すれ
ば、伝播時間が所定時間以下であった超音波出力部の個々と流出口との位置関係に応じて
、気泡を流出口に誘導するために駆動する超音波出力部を適切に選択することができる。
その結果、液体室内に複数の気泡がある場合でも、各気泡を流出口へと誘導することが可
能となる。
本実施例の液体噴射装置の大まかな構成を示した説明図である。 脈動発生部の断面を取った分解組立図である。 第1ケースの側から見た第2ケースの形状を示した説明図である。 脈動発生部が液体を噴射する動作を示した説明図である。 本実施例の液体噴射装置で行われる気泡排出処理の流れを示したフローチャートである。 第1振動子から出力された超音波の反射波を第1振動子で検出する様子を模式的に示した説明図である。 第1振動子から超音波を連続的に出力する様子を模式的に示した説明図である。 第1変形例の液体噴射装置において、第1振動子および第2振動子から超音波を出力することで気泡の位置を検出する様子を模式的に示した説明図である。 第2変形例の液体噴射装置において、脈動発生部に多数の振動子が搭載されている様子を示した説明図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施
例を説明する。
A.液体噴射装置の構成:
B.脈動発生部の構成:
C.液体の噴射動作:
D.本実施例の気泡排出処理:
E.変形例:
E−1.第1変形例:
E−2.第2変形例:
A.液体噴射装置の構成 :
図1は、本実施例の液体噴射装置10の大まかな構成を示した説明図である。図示した
液体噴射装置10は、水や生理食塩水などの液体を生体組織に向けて噴射することで、生
体組織を切開あるいは切除する手術方法に用いられるものである。
図示されているように、本実施例の液体噴射装置10は、水や生理食塩水などの液体を
パルス状に噴射する脈動発生部100や、脈動発生部100から噴射する液体を脈動発生
部100に供給する液体供給手段300や、噴射する液体を収容する液体容器306や、
脈動発生部100および液体供給手段300の動作を制御する制御部200などから構成
されている。
脈動発生部100は、第2ケース106と第1ケース108とを重ねてネジ止めしたよ
うな構造となっており、第2ケース106の前面(第1ケース108と合わさる面とは反
対側の面)には円管形状の液体噴射管104が接続され、液体噴射管104の先端にはノ
ズル102が設けられている。第2ケース106と第1ケース108との合わせ面には、
液体が充填される液体室110が設けられており、この液体室110は、液体噴射管10
4を介してノズル102と接続されている。また、第1ケース108の内部には、積層型
の圧電素子によって構成された圧電素子112が設けられており、駆動電圧波形を印加し
て圧電素子112を駆動する(伸縮させる)ことにより、液体室110の容積を変動させ
て、液体室110内の液体をノズル102からパルス状に噴射することが可能となってい
る。尚、脈動発生部100の詳細な構成については後述する。
液体供給手段300は、第1接続チューブ302を介して液体容器306と接続されて
おり、液体容器306から吸い上げた液体を、第2接続チューブ304を介して脈動発生
部100の液体室110に供給する。本実施例の液体供給手段300は、2つのピストン
がシリンダー内で摺動する構成となっており、双方のピストンの移動速度を適切に制御す
ることで、脈動発生部100に向かって液体を安定して圧送することが可能である。
制御部200は、脈動発生部100に内蔵された圧電素子112の動作や、液体供給手
段300の動作を制御している。本実施例の液体噴射装置10では、液体供給手段300
から供給する液体の流量や、圧電素子112に印加する駆動電圧の波形、最大電圧値およ
び周波数を変更することによって、ノズル102からの液体の噴射態様を変化させること
が可能となっている。
B.脈動発生部の構成 :
図2は、脈動発生部100の断面を取った分解組立図である。前述したように、脈動発
生部100は、第2ケース106と第1ケース108とを合わせてネジ止めして構成され
ている。第1ケース108には、第2ケース106と合わさる面のほぼ中央に、円形の浅
い凹部108cが形成されており、凹部108cの中央位置には、第1ケース108を貫
通する円形断面の貫通穴108hが形成されている。
凹部108cの底面には、貫通穴108hを塞ぐように、金属薄板などで形成された円
形のダイアフラム114が気密に固着されている。更に、ダイアフラム114の上(第2
ケース106と向かい合う側)からは、環状をしたスペーサー120が、凹部108cに
嵌め込まれている。このスペーサー120の板厚は、ダイアフラム114およびスペーサ
ー120を足した厚さが凹部108cの深さと同じになる厚さに設定されている。
ダイアフラム114によって塞がれた貫通穴108hには、圧電素子112が収納され
て、更に、貫通穴108hの開口部は第3ケース118によって塞がれている。また、圧
電素子112とダイアフラム114との間には、円形の補強板116が挿入されている。
そして、第1ケース108の貫通穴108hに圧電素子112を収納して、第3ケース1
18で貫通穴108hを塞いだ状態では、ダイアフラム114と、補強板116と、圧電
素子112と、第3ケース118とがちょうど接するように、補強板116の厚さが設定
されている。尚、圧電素子112の一端は、第3ケース118に固着されており、圧電素
子112の他端は、補強板116に固着されている。また、補強板116の圧電素子11
2とは反対側の面は、ダイアフラム114に固着されている。
一方、第2ケース106には、第1ケース108と合わさる面に、円形の凹部106c
が形成されている。この凹部106cの内径は、第1ケース108に嵌め込まれたスペー
サー120の内径とほぼ同じ大きさに設定されている。そして、第2ケース106と第1
ケース108とを合わせてネジ止めした時に、第2ケース106に設けられた凹部106
cと、第1ケース108側に設けられたダイアフラム114およびスペーサー120の内
周面とによって、略円板形状の液体室110が形成される。
また、第2ケース106には、第2ケース106に接続された第2接続チューブ304
から供給される液体を液体室110まで導く入口流路106aや、液体室110内の液体
を液体噴射管104へと導く出口流路106bが設けられている。このうち、入口流路1
06aは、凹部106cの底面(ダイアフラム114と向かい合う面)の周縁の位置に開
口しており、出口流路106bは、凹部106cの底面の中央位置に開口している。尚、
本実施例の出口流路106bの開口部は、本発明の「流出口」に相当している。
また、第2ケース106の凹部106cの側面には、直方体形状の切欠部106vが、
凹部106cの内側に向いた面と第1ケース108に向いた面の2面が開いている状態で
設けられている。この切欠部106vには、圧電素子によって構成された振動子122が
収納されて、更に、金属薄板などで形成された振動板124が、振動子122に接するよ
うにして、凹部106cの内側に向いた開口面を覆っている。また、切欠部106vの第
1ケース108に向いた開口面は、第2ケース106と第1ケース108とを合わせてネ
ジ止めした状態では、スペーサー120によって塞がれる。従って、振動子122は、切
欠部106vと振動板124とスペーサー120とで形成される閉空間の内部に配置され
ている。
図3は、第1ケース108の側から見た第2ケース106の形状を示した説明図である
。図示されているように、第2ケース106に形成された円形の凹部106cの側面には
、2箇所の切欠部106vが設けられており、それぞれの切欠部106vに振動子122
が収納されている。また、切欠部106vは、凹部106cの内側に向いた開口面が振動
板124で封止されており、この振動板124は、切欠部106v内に固定された振動子
122に固着されている。尚、本実施例の脈動発生部100では、凹部106cの中央位
置に開口する出口流路106bを間に置いて、2つの振動子122が向かい合わせに配置
されているが、必ずしも向かい合っている必要はない。また、本明細書では、説明の便宜
上、2つの振動子122のうち、入口流路106aから遠い側を「第1振動子122a」
と呼び、入口流路106aから近い側を「第2振動子122b」と呼ぶことがあるものと
する。詳しくは後述するが、本実施例の振動子122は、液体室110の内部に向けて超
音波を出力することから、本発明の「超音波出力部」に相当している。
また、図2に示すように、第2ケース106の前面(第1ケース108と合わさる面と
は反対側の面)には、液体噴射管104が接続されており、この液体噴射管104の内径
は、出口流路106bの内径に比べて大きく設定されている。また、液体噴射管104の
先端には、出口流路106bよりも内径が小さく設定された液体噴射開口部を有するノズ
ル102が挿着されている。従って、液体室110内の液体が噴射されるまでの流路は、
出口流路106bを通って液体噴射管104に到ると断面積が広くなり、液体噴射管10
4の先端のノズル102の部分で再び断面積が狭くなるようになっている。
以上のように構成された脈動発生部100では、圧電素子112に駆動電圧波形を印加
して圧電素子112を駆動する(伸縮させる)ことによって、ノズル102から液体をパ
ルス状に噴射することが可能となっている。以下では、脈動発生部100が液体を噴射す
る動作について説明する。
C.液体の噴射動作 :
図4は、脈動発生部100が液体を噴射する様子を示した説明図である。先ず、図4(
a)には、圧電素子112を駆動していない状態(圧電素子112に駆動電圧波形を印加
する前の状態)が示されている。この状態では、図中に太い破線の矢印で示したように、
液体供給手段300から第2接続チューブ304を介して脈動発生部100に供給される
液体が入口流路106aを通って液体室110へと流入することにより、液体室110内
が液体で満たされる。尚、前述したように、液体供給手段300からは液体が安定して供
給されるので、液体室110内が液体で満たされると、圧電素子112が駆動していなく
ても、液体室110内の液体が出口流路106bを通って液体噴射管104に向けて押し
出されることになる。
このように液体室110が液体で満たされた状態で、圧電素子112に駆動電圧波形が
印加されると、図4(b)に示すように、圧電素子112が駆動電圧の増加によって伸長
し、補強板116を介してダイアフラム114を液体室110に向けて押すので、液体室
110の容積が減少し、その結果、液体室110内の液体が加圧される。こうして液体室
110内で加圧された液体は、図4(b)中に太い破線の矢印で示したように、出口流路
106bおよび液体噴射管104を介して、ノズル102からパルス状に噴射される。
尚、液体室110には、入口流路106aおよび出口流路106bの2つの流路が接続
されている。従って、液体室110内で加圧された液体は、出口流路106bだけでなく
、入口流路106aへも流出すると考えられる。しかし、流路における液体の流れ易さは
、流路の断面積や流路の長さ等によって定まるので、入口流路106aおよび出口流路1
06bの断面積や長さを適切に設定しておけば、入口流路106aよりも出口流路106
bに液体が流出し易くすることが可能である。また、入口流路106aには、液体供給手
段300から圧送される液体が液体室110内に流入しようとすることによって、液体室
110内の液体の流出を妨げる流れがあるのに対して、出口流路106bには、液体室1
10内の液体の流出を妨げるような流れは存在しない。そのため、液体室110内で加圧
された液体は、もっぱら出口流路106bを通って流出し、液体噴射管104を介して先
端のノズル102から噴射される。
このようにして液体を噴射したら、続いて、駆動電圧の減少によって圧電素子112が
収縮して元の長さに戻ることから、それに伴って液体室110の容積が元の容積に復元す
る。そして、液体供給手段300から供給される液体で液体室110が満たされると、図
4(a)に示した圧電素子112が駆動する前の状態に復帰する。その後、再び駆動電圧
の増加によって圧電素子112が伸長すると、図4(b)に示したように液体室110内
で加圧された液体がノズル102から噴射される。こうした動作を繰り返すことによって
、本実施例の脈動発生部100では、パルス状の噴流を周期的に発生させることが可能と
なっている。尚、駆動電圧の増加によって伸張して液体室110の容積を減少させる本実
施例の圧電素子112は、本発明の「容積変更部」に相当している。また、圧電素子11
2の駆動を制御している本実施例の制御部200は、本発明の「噴射制御手段」に相当し
ている。
ここで、上述したようにパルス状の噴流は、液体室110の容積を減少させて液体室1
10内の液体を加圧することで発生させているので、液体室110内に気泡が存在すると
、液体室110の容積を減少させても気泡が圧縮されることによって液体を十分に加圧す
ることができない。その結果、ノズルから液体が適切に噴射されず、切開や切除する能力
が低下してしまう。こうした点に鑑み、本実施例の液体噴射装置10では、前述したよう
に脈動発生部100に複数の振動子122が搭載されており、これらの振動子122を用
いて以下のような気泡排出処理を実行することにより、液体室110内の気泡を出口流路
106bへと排出することが可能となっている。
D.本実施例の気泡排出処理 :
図5は、本実施例の液体噴射装置10で液体室110内の気泡を排出するために行われ
る気泡排出処理の流れを示したフローチャートである。この処理は、液体噴射装置10の
動作を制御する制御部200によって、定期的に、あるいは操作者の指示によって実行さ
れる。尚、制御部200が気泡排出処理を実行することによって、液体室110内の気泡
を移動させていることから、本実施例の制御部200は、本発明の「気泡搬送手段」に相
当している。
図示されているように気泡排出処理では、先ず初めに、駆動電圧波形を印加して第1振
動子122aを駆動する(振動させる)ことで、液体室110の内部に向けて単発の超音
波を出力する(ステップS100)。前述したように本実施例の脈動発生部100には、
2つの振動子122a,122bが搭載されているが、ステップS100では、第2振動
子122bを駆動することなく、第1振動子122aだけを駆動して超音波を出力する。
尚、超音波を出力するのは、2つの振動子122a,122bの何れか一方であればよく
、第2振動子122bだけから超音波を出力することとしてもよい。
こうして第1振動子122aから液体室110の内部に向けて単発の超音波を出力した
ら、出力してからの経過時間を計測して(ステップS102)、その経過時間が所定の基
準時間に達するまでに、反射波を第1振動子122aで検出したか否かを判断する(ステ
ップS104)。
図6は、第1振動子122aから出力された超音波の反射波を第1振動子122aで検
出する様子を模式的に示した説明図である。液体室110内に気泡が存在すると、液体室
110内の液体の屈折率と空気の屈折率とが大きく異なるため、図中に太線の矢印で示し
たように第1振動子122aから液体室110の内部に向けて出力された超音波は、気泡
に当たった際に気泡の表面で反射される。そして、その反射波は、図中に破線の矢印で示
したように第1振動子122aへと戻り、振動が電圧に変換されることで検出される。ま
た、本実施例の液体噴射装置10では、第1振動子122aから出力された超音波が液体
室110の中央位置で反射されて、その反射波が第1振動子122aに戻ってくるまでの
時間を基準時間に設定している。従って、第1振動子122aによって超音波を出力して
から反射波を検出するまでの経過時間が基準時間よりも短ければ、気泡は液体室110の
中央位置よりも第1振動子122a側(図中の左側)にあると判断することができる。尚
、本実施例の第1振動子122aは、反射波を検出(受信)することから、本発明の「受
信部」に相当している。
そして、図5の気泡排出処理では、超音波を出力してから基準時間が経過するまでの間
に反射波を検出した場合、すなわち、液体室110の中央位置よりも第1振動子122a
側に気泡がある場合は(ステップS104:yes)、駆動電圧波形を印加して第1振動
子122aを駆動する(振動させる)ことによって、第1振動子122aから液体室11
0の内部に向けて連続的に超音波を出力する(ステップS106)。この超音波の出力は
一定時間だけ継続されて、一定時間が経過したら、図5の気泡排出処理を終了する。尚、
反射波に基づく気泡の位置の検出は制御部200が行っていることから、本実施例の制御
部200は、本発明の「検出手段」に相当している。
図7は、第1振動子122aから超音波を連続的に出力する様子を模式的に示した説明
図である。上述したように、液体室110の中央位置よりも第1振動子122a側に気泡
があると、第1振動子122aから液体室110の内部に向けて連続的に超音波を出力す
るようになっている。こうして出力された超音波が気泡に当たると、気泡は超音波に押さ
れて、超音波が当たる側とは反対側に移動する。従って、図中に白抜きの矢印で示したよ
うに、液体室110の中央位置に開口した出口流路106bに向けて気泡を移動させるこ
とができる。こうして出口流路106bに誘導された気泡は、周囲の液体と一緒に出口流
路106bから流出することで、排出される。尚、第1振動子122aから超音波を単発
で出力したり、断続的に出力しても気泡を移動させることができる。
一方、図5の気泡排出処理のステップS104において、超音波を出力してから基準時
間が経過するまでの間に反射波を検出しなかった場合は(ステップS104:no)、続
いて、超音波を出力してからの経過時間が所定の上限時間に達するまでに、反射波を第1
振動子122aで検出したか否かを判断する(ステップS108)。本実施例の液体噴射
装置10では、この上限時間が上述の基準時間の2倍の時間、すなわち、第1振動子12
2aから出力された超音波が反対側の第2振動子122bの位置で反射され、その反射波
が第1振動子122aに戻ってくるまでの時間に設定されている。従って、第1振動子1
22aによって超音波を出力してから反射波を検出するまでの経過時間が基準時間よりも
長く、かつ、上限時間よりも短ければ、気泡は液体室110の中央位置よりも第2振動子
122b側にあると判断することができる。
そして、超音波を出力してから上限時間が経過するまでの間に反射波を検出した場合、
すなわち、液体室110の中央位置よりも第2振動子122b側に気泡がある場合は(ス
テップS108:yes)、駆動電圧波形を印加して第2振動子122bを駆動する(振
動させる)ことによって、第2振動子122bから液体室110の内部に向けて連続的に
超音波を出力する(ステップS110)。この超音波の出力は一定時間だけ継続されて、
一定時間が経過したら、図5の気泡排出処理を終了する。
このように第2振動子122bから液体室110の内部に向けて超音波を出力すると、
図7を用いて説明した第1振動子122aから超音波を出力する場合と同様に、超音波が
当たった気泡は、超音波に押されて、超音波が当たる側とは反対側の出口流路106bに
向けて移動する。そして、出口流路106bに誘導された気泡は、周囲の液体と一緒に出
口流路106bから流出することで、排出される。
これに対して、ステップS108において、第1振動子122aによって超音波を出力
してから上限時間が経過するまでの間に反射波を検出しなかった場合は(ステップS10
8:no)、液体室110内に気泡はないものと判断して、そのまま図5の気泡排出処理
を終了する。
以上に説明したように、本実施例の液体噴射装置10では、液体室110に第1振動子
122aおよび第2振動子122bの2つの振動子が搭載されており、先ず、第1振動子
122aから単発の超音波を出力して反射波が戻ってくるまでの時間に基づいて、出口流
路106b(液体室110の中央位置)に対する気泡の位置を検出している。そして、そ
の検出結果に応じて気泡に対し出口流路106b側とは反対側の振動子(第1振動子12
2aまたは第2振動子122b)を駆動して超音波を出力している。こうして出力された
超音波は液体室110内の気泡に当たって出口流路106bの方向に気泡を移動させる(
誘導する)ので、気泡を周囲の液体と一緒に出口流路106bから流出させて排出するこ
とができる。
また、本実施例の液体噴射装置10では、出口流路106bに対する気泡の位置(出口
流路106bに対して気泡が第1振動子122a側あるいは第2振動子122b側の何れ
にあるか)を、第1振動子122aのみから超音波を出力して反射波が戻ってくるまでの
時間が基準時間よりも長いかあるいは短いかに基づいて判断している。こうすることで、
第1振動子122aで反射波を検出した時点で気泡の位置を判断できるので、例えば、複
数の振動子122から順番に超音波を出力して反射波が戻ってくるまでの時間を比較する
ことで気泡の位置を判断する場合に比べて、短時間で気泡の位置を検出することができる
。その結果、液体室110内の気泡を速やかに排出することが可能となる。
尚、本実施例の液体噴射装置10では、気泡の位置に応じて選択した振動子122から
連続的な超音波の出力を一定時間だけ継続することとしているが、超音波の出力時間を気
泡の位置に応じて変更することとしてもよい。すなわち、第1振動子122aによって超
音波を出力してから反射波を検出するまでの経過時間と基準時間との差に基づいて気泡が
出口流路106bからどの程度離れているか(気泡と出口流路106bとの距離)を把握
することが可能である。従って、距離が遠ければ超音波の出力時間を長くし、距離が近け
れば超音波の出力時間を短くすれば、より正確に気泡を出口流路106bへと誘導するこ
とが可能となる。
E.変形例 :
以上に説明した本実施例の液体噴射装置10には、幾つかの変形例が存在している。以
下では、これら変形例について説明する。尚、変形例の説明にあたっては、前述した実施
例と同様の構成部分については、先に説明した実施例と同様の符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
E−1.第1変形例 :
上述した実施例では、液体室110内の気泡の位置を、第1振動子122aのみから超
音波を出力して反射波が戻ってくるまでの時間が基準時間よりも長いか短いかに基づいて
判断していた。しかし、第1振動子122aだけでなく第2振動子122bからも超音波
を出力して、反射波が戻ってくるまでの時間を比較することで気泡の位置を検出してもよ
い。
図8は、第1変形例の液体噴射装置10において、第1振動子122aおよび第2振動
子122bから超音波を出力することで気泡の位置を検出する様子を模式的に示した説明
図である。図中の太線の矢印は、振動子122a,122bから出力される超音波を示し
ており、図中の破線の矢印は、超音波が気泡で反射された反射波を示している。図示され
ているように、第1振動子122aおよび第2振動子122bから出力された超音波は、
液体室110内の気泡に当たると、気泡の表面で反射され、その反射波が対応する第1振
動子122aまたは第2振動子122bへと戻って検出される。図8に示した例では、超
音波の出力から反射波の検出までの時間を計測すると、第1振動子122a側の計測時間
が第2振動子122b側の計測時間よりも短いので、気泡は液体室110の中央位置より
も第1振動子122a側(図中の左側)にあると判断することができる。尚、第1振動子
122aおよび第2振動子122bから出力される超音波が互いに干渉することを防止す
るため、第1振動子122aおよび第2振動子122bからは、一定以上の時間間隔を置
いて順番に超音波を出力することが望ましい。
こうして気泡の位置を検出したら、その検出結果に応じて気泡に近い側(計測時間が短
かった側)の振動子122から超音波を出力することによって、液体室110の中央位置
に開口する出口流路106bに向けて気泡を誘導することができる。尚、振動子122か
らの超音波は、単発や断続的、あるいは連続的に出力すればよい。
このように第1変形例の液体噴射装置10では、第1振動子122aおよび第2振動子
122bからそれぞれ超音波を出力して、反射波を検出するまでの時間を直接的に比較す
るので、液体室110内の気泡が第1振動子122aあるいは第2振動子122bの何れ
に近い位置にあるかをより高い精度で検出することが可能となる。
E−2.第2変形例 :
上述した実施例および変形例では、脈動発生部100に搭載された2つの振動子122
を用いて気泡を出口流路106bに誘導していた。しかし、脈動発生部100に搭載する
振動子122は複数であればよく、より多くの振動子122を脈動発生部100に搭載し
て、それらを用いて気泡を出口流路106bに誘導することとしてもよい。
図9は、第2変形例の液体噴射装置10において、脈動発生部100に多数の振動子1
22が搭載されている様子を示した説明図である。図9では、第1ケース108の側から
見た液体室110の断面形状が示されている。図示されているように、第2変形例の液体
噴射装置10では、脈動発生部100に設けられた円形の液体室110の内周面に沿って
環状に多数(図示した例では12個)の振動子122が等間隔で配置されている。これら
の振動子122は、前述した実施例と同様に、切欠部106vに収納されて、切欠部10
6vの開口面を覆う振動板124と固着されている。
このような第2変形例の液体噴射装置10では、多数の振動子122のそれぞれから超
音波を一定以上の時間間隔を置いて順番に出力して、その反射波を検出することにより、
液体室110内をスキャンするように気泡の位置を正確に検出することができる。そして
、検出した気泡に対して最寄りの振動子122から超音波を出力することによって、液体
室110内の何処に気泡があっても、気泡を出口流路106bへと最短で誘導することが
可能となる。
以上、本発明の液体噴射装置について各種の実施形態を説明したが、本発明は上記すべ
ての実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で
実施することが可能である。
例えば、前述した実施例および変形例では、振動子122から超音波を出力し、気泡の
表面で反射された反射波を同じく振動子122で検出するようになっていた。しかし、振
動子122とは別に検出部を設けて、この検出部で反射波を検出することとしてもよい。
また、前述した実施例および変形例では、振動子122から超音波を出力し、その反射
波を検出することによって液体室110内の気泡を検出するようになっていたが、液体室
110の圧力や電気信号等に基づいて気泡を検出し、振動子122から超音波を出力する
ことで、気泡を出口流路106b側に移動させてもよい。
尚、出口流路106bが開口する位置は、液体室110を構成する凹部106cの底面
の中央位置に限定されるわけではなく、例えば、周縁の位置に開口していてもよい。この
場合も、液体室110内の気泡に対し出口流路106bとは反対側の振動子122から超
音波を出力することで、気泡を出口流路106b側に移動させることができる。
10…液体噴射装置、 100…脈動発生部、 102…ノズル、
104…液体噴射管、 106…第2ケース、 106a…入口流路、
106b…出口流路、 106c…凹部、 106v…切欠部、
108…第1ケース、 110…液体室、 112…圧電素子、
114…ダイアフラム、 116…補強板、 118…第3ケース、
120…スペーサー、 122…振動子、 124…振動板、
200…制御部、 300…液体供給手段、 302…第1接続チューブ、
304…第2接続チューブ、 306…液体容器

Claims (4)

  1. ノズルから液体を噴射する液体噴射装置であって、
    前記液体が供給される液体室と、
    前記液体室に開口し、かつ、前記ノズルに連通する流出口と、
    前記液体室の少なくとも一部を変形させることにより、該変形前よりも該液体室の容積
    を減少させる容積変更部と、
    前記容積変更部を駆動することによって、前記ノズルから液体を噴射する噴射制御手段
    と、
    前記液体室を構成する壁面のうち、前記流出口と連通している壁面に交差する方向の平
    面に配置され、前記液体室の内部に向けて超音波を出力する複数の超音波出力部と、
    前記複数の超音波出力部の少なくとも1つから出力された超音波の反射波に基づいて、
    前記液体室内の気泡の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じて前記複数の超音波出力部の中から選択した超音波出力
    部を駆動することによって、前記液体室内の気泡を前記流出口に移動させる気泡搬送手段
    と、
    を備える液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
    前記複数の超音波出力部のうちの一の超音波出力部から出力された超音波が前記液体室
    内で反射して該一の超音波出力部へと戻る前記反射波を受信する受信部を備え、
    前記検出手段は、前記一の超音波出力部が超音波を出力してから前記受信部が前記反射
    波を受信するまでの時間に基づいて、前記流出口に対して気泡が該一の超音波出力部の側
    にあるか、該一の超音波出力部と向かい合う他の超音波出力部の側にあるかを判断する手
    段である液体噴射装置。
  3. 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
    前記超音波出力部には、前記反射波を受信する受信部が設けられており、
    前記複数の超音波出力部は、順番に超音波を出力し、
    前記検出手段は、前記超音波出力部が超音波を出力してから前記反射波が当該超音波を
    出力した前記超音波出力部に戻ってくるまでの伝播時間を計測して、前記複数の超音波出
    力部のうちで該伝播時間が最短の超音波出力部の側に気泡があると判断する手段である液
    体噴射装置。
  4. 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
    前記超音波出力部には、前記反射波を受信する受信部が設けられており、
    前記複数の超音波出力部は、順番に超音波を出力し、
    前記検出手段は、前記超音波出力部が超音波を出力してから前記反射波が当該超音波を
    出力した前記超音波出力部に戻ってくるまでの伝播時間を計測して、前記複数の超音波出
    力部のうちで該伝播時間が所定時間以下である超音波出力部の近傍に気泡があると判断す
    る手段である液体噴射装置。
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