JP2012195755A - 電力分配器及び電力分配器体 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数が高くて比帯域が広い場合でも、良好な反射特性の電力分配器を得る。
【解決手段】入力側導体パターン1より分岐された2つの前段導体パターン21,31と、2つの前段導体パターン21,31の出力側間に架橋して設けられた前段抵抗パターン41とを有して前段の分配器を構成し、前段の分配器の2つの前段導体パターン21,31の出力側にそれぞれに接続された2つの後段導体パターン22,32と、2つの後段導体パターン22,32の出力側間に架橋して設けられた後段抵抗パターン42とを有して構成した後段の分配器を1つ以上備え、後段の分配器の2つの後段導体パターン22,32の出力側とそのそれぞれの出力側導体パターン26,36間に互いに対向する導体パターン24,34で形成された結合線路102を接続した。
【選択図】図1

Description

この発明は、誘電体基板上に形成したマイクロストリップ線路を用いた電力分配器及び電力分配器体に関するものである。
電力分配器は、高周波信号を分配/合成するために広く用いられている。マイクロストリップ線路を用いた電力分配器の構成として、ウイルキンソン型分配器が広く知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された電力分配器は、入力電力を任意の分配比をもって複遂に分配する各分岐線路として、三導体又は二導体構成によるマイクロ波ストリップラインを用い、前記各分岐線路の交点からほぼ1/4波長の整数倍の位置にそれぞれこれら分岐線路から突出する突起線路を設け、これら各突起線路間にアイソレーション抵抗を取り付けている。
実開昭61−50305号公報
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。特許文献1のような従来の電力分配器においては、周波数が高くなった場合に、分岐線路から突出する突起線路とアイソレーション抵抗の位相成分が無視できなくなり、特性劣化の要因となる。また、帯域が狭い場合には外部で調整することも可能であるが、多段構成にして比帯域が100%程度になると、特定の周波数を良くすると、他の周波数が悪くなるので調整も難しくなる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、周波数が高くて比帯域が広い場合でも、良好な反射特性の電力分配器及び電力分配器体を得るものである。
この発明に係わる電力分配器は、誘電体基板と、前記誘電体基板上に形成された導体パターンと抵抗パターンとで構成される電力分配器であって、入力側導体パターンと出力側導体パターンとを有し、前記入力側導体パターンより分岐された2つの前段導体パターンと、前記2つの前段導体パターンの出力側間に架橋して設けられアイソレーションを良くする前段抵抗パターンとを有して前段の分配器を構成し、前記前段の分配器の前記2つの前段導体パターンの出力側にそれぞれ接続された2つの後段導体パターンと、前記2つの後段導体パターンの出力側間に架橋して設けられアイソレーションを良くする後段抵抗パターンとを有して構成した後段の分配器を1つ以上備え、前記2つの後段導体パターンの出力側とそのそれぞれの前記出力端導体パターン間に互いに対向する導体パターンで形成された結合線路を接続したものである。
この発明の電力分配器によれば、周波数が高く、比帯域を広くするために多段に構成された電力分配器でも、出力側に結合線路を設けることで、簡単に良好な反射特性の電力分配器を得ることができる。
この発明の実施の形態1における電力分配器を示す平面図である。 この発明の実施の形態1における電力分配器と従来の電力分配器の特性を比較する図である。 従来の電力分配器を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における電力分配器を示す平面図である。この発明はマイクロストリップ線路を用いた電力分配器に係わるものである。マイクロストリップ線路は、誘電体基板の一面の(電力分配器が構成される)主線路と、他面の地導体パターンで構成される。他面の地導体パターンは、誘電体基板の他面の全面がグランドパターンになっており、主線路に対になる電流が流れる。図において、電力分配器は、誘電体基板5の表面に入力ポートP1となる入力側導体パターン1が設けられ、(前段)導体パターン21と(前段)導電パターン31に分岐されている。導体パターン21,31の出力側には、出力側間に架橋して設けられアイソレーションを良くする(前段)抵抗パターン41がつながっている。導体パターン21,31と抵抗パターン41で前段の分配器を構成している。また、導体パターン21には(後段)導体パターン22が、導体パターン31には(後段)導体パターン32がつながっており、導体パターン22,32の出力側には、出力側間に架橋して設けられアイソレーションを良くする(後段)抵抗パターン42がつながっている。導体パターン22,32と抵抗パターン42で後段の分配器を構成している。
さらに、導体パターン22には(続く後段)導体パターン23が、導体パターン32は(続く後段)導体パターン33がつながっており、導体パターン23,33の出力側には、出力側間に架橋して設けられアイソレーションを良くする(続く後段)抵抗パターン43がつながっている。導体パターン23,33と抵抗パターン43で続く後段の分配器を構成している。導体パターン23は、出力ポートP2となる出力側導体パターン26に接続され、導体パターン33は、出力ポートP3となる出力側導体パターン36に接続される。導体パターン1、導体パターン21,31と抵抗パターン41で構成される前段の分配器、導体パターン22,32と抵抗パターン42で構成される後段の分配器、導体パターン23,33と抵抗パターン43で構成される続く後段の分配器、出力側導体パターン26,36で、3段構成の電力分配回路101を形成している。入力側導体パターン1と出力側導体パターン26,36と導体パターン21,22,23及び導体パターン31,32,33は、マイクロストリップ線路で形成されている。
導体パターン21,22,23及び導体パターン31,32,33は、それぞれインピーダンスを100Ωから50Ωに変換する変成器であり、この変成器の数が多いほど比帯域を大きくすることができる。つまり、多段に構成するほど広帯域にすることができる。必要とする所望の広帯域幅により、導体パターン23,33と抵抗パターン43で構成される続く後段の分配器を省略した2段構成の電力分配回路101としてもよいし、さらに、もう一段付加して4段構成の電力分配回路101としてもよい。
さらに、変成器ごとに抵抗パターンを入れることで出力ポートP2と出力ポートP3間のアイソレーションを高くすることができ、入力ポートP1から入力された出力ポートP2の入力信号が出力ポートP3へ漏れ出しにくくすることができる。
しかし、周波数が高くなると、アイソレーション抵抗の物理的長さがアイソレーション抵抗部分の位相成分として表れ、アイソレーション抵抗が理論値からずれ、さらには各々の分配線路の物理的公差によるアンバランスにより顕著になるため、図3に示すような従来の電力分配器の構成では反射特性が悪化していた。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。さらに、帯域が広くなると、特性の悪い周波数で反射特性を調整すると、特性の良かった他の周波数で特性が悪くなり、所望の周波数帯域全体での改善が難しかった。
そこで、導体パターン23,33の出力側に導体パターン24、導体パターン34をつなげ、導体パターン24と導体パターン34を並行に、例えば平行に対向して配置し、結合線路102を構成している。結合線路102の導体パターン24,34の長さは、所望の周波数帯域全体の中心周波数のほぼ1/4波長である。波長は周波数と誘電体基板5の実行誘電率の平方根に反比例する。周波数と誘電体基板5の誘電率が決まれば、1/4波長の長さが決まる。また、結合線路102の導体パターン24,34の結合度は、所望の周波数帯域全体において、−20dB以下となるように、導体パターン24,34との間隔を設定している。結合線路の結合量は誘電体基板5の誘電率、厚さによって変わる。アンバランスを改善するには、結合量を大きい(パターン間隔が小さい)方が良いが、近すぎると、図2(c)の値が−20dBより大きくなるので、そうならない範囲内で最適な値をとる。
図2は実施の形態1における電力分配器(図1)と従来の電力分配器(図3)の特性を比較する図で、シミュレーション結果を示す。破線は電力分配回路101のみの構成(図3)における電気特性であり、実線は実施の形態1における電力分配回路101と結合線路102との構成(図1)における電気特性である。図2では、所望の周波数帯域全体において、(a)は入力反射特性(dB)、(b)は出力反射特定(dB)、(c)はアイソレーション(dB)、(d)は通過損失(dB)をそれぞれ示す。所望の周波数帯域全体において、fCは中心周波数、fLは低域周波数、fHは高域周波数を示す。図2に示すように、この結合線路102を入れることで、各々の分配線路のアンバランスが抑制され、所望の周波数帯域全体の反射特性の劣化が抑制される。図2に示すように、従来例(図3)では入力反射特性(a)で−16dB程度、出力反射特性(b)で−19dB程度の結果であったが、実施例(図1)では、入力反射特性(a)で−19dB程度、出力反射特性(b)で−24dB程度となっており、特に高域周波数fH側の特性改善が顕著になっている。反射損が低減されたことにより、通過損失(d)も従来例より実施例の方がfH側でよくなっている。
実施の形態2.
実施の形態1では、導体パターンと抵抗パターンで構成される電力分配回路101は、3段構成としたが、所望の複数段数(例えば、2段構成、4段構成)についても同様の効果が得られる。
実施の形態3.
電力分配器(図1)1個で2分配器の機能を果たしたが、電力分配器(図1)を3個用意し、第1電力分配器の出力ポートP2に第2電力分配器の入力ポートP1をつなぎ、第1電力分配器の出力ポートP3に第3電力分配器の入力ポートP1をつなぐことにより、第1電力分配器の入力ポートP1の信号を第2,第3電力分配器の出力ポートP2,P3,P2,P3の信号に4分配する4分配器の機能を果たすことができる。このように、複数の電力分配器をトーナメント状に接続して複数の分配器の機能を果たす電力分配器体を構成しても同様の効果が得られる。
1 入力側導体パターン 5 誘電体基板
21〜24 導体パターン 26 出力側導体パターン
31〜34 導体パターン 36 出力側導体パターン
41〜43 抵抗パターン P1 入力ポート
P2 出力ポート P2 出力ポート
101 電力分配回路 102 結合線路

Claims (5)

  1. 誘電体基板と、前記誘電体基板上に形成された導体パターンと抵抗パターンとで構成される電力分配器であって、
    入力側導体パターンと出力側導体パターンとを有し、
    前記入力側導体パターンより分岐された2つの前段導体パターンと、前記2つの前段導体パターンの出力側間に架橋して設けられアイソレーションを良くする前段抵抗パターンとを有して前段の分配器を構成し、
    前記前段の分配器の前記2つの前段導体パターンの出力側にそれぞれ接続された2つの後段導体パターンと、前記2つの後段導体パターンの出力側間に架橋して設けられアイソレーションを良くする後段抵抗パターンとを有して構成した後段の分配器を1つ以上備え、前記2つの後段導体パターンの出力側とそのそれぞれの前記出力側導体パターン間に互いに対向する導体パターンで形成された結合線路を接続したことを特徴とする電力分配器。
  2. 互いに対向する導体パターンで形成された前記結合線路は、互いに平行に形成されている請求項1記載の電力分配器。
  3. 1つ以上備える前記後段の分配器は、2つ備えられている請求項1又は請求項2記載の電力分配器。
  4. 互いに対向する導体パターンで形成された前記結合線路は、その長さが所望の周波数帯域全体の中心周波数のほぼ1/4波長であり、前記結合線路を形成する互いに対向する導体パターンの結合度は、所望の周波数帯域全体において、−20dB以下となるに、導体パターンの間隔を設定している請求項1又は請求項2記載の電力分配器。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載された電力分配器の複数個で、前段電力分配器と後段電力分配器を構成し、前段電力分配器の出力ポートに前記後段電力分配器の入力ポートを接続して多分配器を構成した電力分配器体。
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