JP2012194597A - 5枚構成の撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

5枚構成の撮像レンズおよび撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】全長の短縮化を図りつつ、諸収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を実現できるようにする。
【解決手段】撮像レンズを、物体側から順に、物体側の面が凸面とされた正のパワーを有する第1レンズと、光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズと、光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである第3レンズと、像側の面が光軸近傍において凹形状であると共に周辺部において凸形状であり、光軸近傍において正のパワーを有する第4レンズと、像側の面が光軸近傍において凹形状である第5レンズとから構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子上に被写体の光学像を結像させる撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して撮影を行うデジタルスチルカメラやカメラ付き携帯電話機および情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)等の撮像装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータの一般家庭等への普及に伴い、撮影した風景や人物像等の画像情報をパーソナルコンピュータに入力することができるデジタルスチルカメラが急速に普及している。また、携帯電話に画像入力用のカメラモジュールが搭載されることも多くなっている。このような撮像機能を有する機器には、CCDやCMOSなどの撮像素子が用いられている。近年、これらの撮像素子のコンパクト化が進み、撮像機器全体ならびにそれに搭載される撮像レンズにも、コンパクト性が要求されている。また同時に、撮像素子の高画素化も進んでおり、撮像レンズの高解像、高性能化が要求されている。例えば2メガピクセル以上、さらに好適には5メガピクセル以上の高画素に対応した性能が要求されている。
このような要求に対しては、例えば高解像化を図るためにレンズ枚数が比較的多い5枚構成とすることが考えられる(特許文献1、第3図参照)。また、より高性能化を図るために、非球面を積極的に用いることが考えられる(特許文献2参照)。
特許第2679017号公報(第3図) 特開2007−264180号公報
近年の高画素化の進んだ撮像素子に対応するために、撮像レンズとしては、全長の短縮化を図りつつ中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系の開発が望まれている。上記特許文献1に記載の5枚構成のレンズは、近年の高画素化に対応するためには全般的に性能が不十分である。また、上記特許文献2に記載の撮像レンズは軸上色収差は良好に補正されているものの、倍率色収差の補正が不十分である。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、全長の短縮化を図りつつ、諸収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を実現することができる撮像レンズ、およびその撮像レンズを搭載して高解像の撮像画像を得ることができる撮像装置を提供することにある。
本発明に係る撮像レンズは、物体側から順に、物体側の面が凸面とされた正のパワーを有する第1レンズと、光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズと、光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである第3レンズと、像側の面が光軸近傍において凹形状であると共に周辺部において凸形状であり、光軸近傍において正のパワーを有する第4レンズと、像側の面が光軸近傍において凹形状である第5レンズからなるものである。
本発明に係る撮像レンズでは、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素のパワー配置の最適化を図ると共に、非球面を効率的に用いてレンズ形状の最適化を図ることで、レンズ構成の全体的な最適化が行われ、全長の短縮化を図りつつ、諸収差が良好に補正される。
本発明に係る撮像レンズにおいて、さらに、次の好ましい構成を適宜選択的に採用して満足することで、全長の短縮化や結像性能に関して、より有利なものとすることができる。
本発明にかかる撮像レンズにおいて、第1レンズと第2レンズの間に配置された絞りを備えることが好ましい。
また、本発明に係る撮像レンズにおいて、以下の条件を適宜選択的に満足することが好ましい。
0.8≦|R1/R2|≦2.5 ……(2)
1.5≦TL/f≦2.0 ……(3)
D6/D8≦1.5 ……(4)
1.0≦|f5/f|≦10.0 ……(5)
0.75≦f1/f≦5.0 ……(6)
0.4≦|f3*(1/f4+1/f5)|≦1.0 ……(7)
ただし、
f:全体の焦点距離
fi:第iレンズの近軸焦点距離
TL:全長(最も物体側の面から像面までの光軸上距離。第5レンズの像側面頂点から像面までは空気換算長)
R1:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
R2:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
D6:第3レンズと第4レンズとの光軸上間隔
D8:第4レンズと第5レンズとの光軸上間隔
とする。
また特に、本発明に係る撮像レンズにおいては、以下の条件を適宜選択的に満足することが好ま しい。
ν3≦30 ……(8)
0.4≦f12/f≦1.0 ……(9)
0.2≦|f2/f1|≦0.8 ……(10)
ただし、
ν3:第3レンズのアッベ数
f:全体の焦点距離
f12:第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離
f1:第1レンズの近軸焦点距離
f2:第2レンズの近軸焦点距離
とする。
本発明による撮像装置は、本発明による撮像レンズと、この撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを備えたものである。
本発明による撮像装置では、本発明の撮像レンズによって得られた高解像の光学像に基づいて高解像の撮像信号が得られる。
本発明に係る撮像レンズによれば、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素のパワー配置の最適化を行うと共に、非球面を効率的に用いてレンズ形状の最適化を図り、レンズ構成の全体的な最適化を行うようにしたので、全長の短縮化を図りつつ、諸収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。
さらに、第3レンズにアッベ数が30以下の高分散の負レンズを用いるようにした場合には、特に軸上および倍率の色収差を良好に補正でき、より高性能のレンズ系を実現できる。
また、本発明の撮像装置によれば、上記本発明の高性能の撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、その撮像信号に基づいて高解像の撮影画像を得ることができる。
参考例1に対応するレンズ断面図である。 参考例2に対応するレンズ断面図である。 参考例3に対応するレンズ断面図である。 参考例4に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第5の構成例を示すものであり、実施例5に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第6の構成例を示すものであり、実施例6に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第7の構成例を示すものであり、実施例7に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第8の構成例を示すものであり、実施例8に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係る撮像レンズの第9の構成例を示すものであり、実施例9に対応するレンズ断面図である。 参考例10に対応するレンズ断面図である。 参考例1に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 参考例2に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 参考例3に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 参考例4に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 本発明の実施例5に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 本発明の実施例6に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 本発明の実施例7に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 本発明の実施例8に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 本発明の実施例9に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 参考例10に係る撮像レンズの基本的なレンズデータを示す図である。 参考例1に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 参考例2に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 参考例3に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 参考例4に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 本発明の実施例5に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 本発明の実施例6に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 本発明の実施例7に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 本発明の実施例8に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 本発明の実施例9に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 参考例10に係る撮像レンズの非球面に関するデータを示す図である。 条件式に関する値を各実施例および各参考例についてまとめて示した図である。 参考例1に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 参考例2に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 参考例3に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 参考例4に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例5に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例6に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例7に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例8に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の実施例9に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 参考例10に係る撮像レンズの諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差(像面湾曲)、(C)は歪曲収差を示す。 第2レンズの物体側の面形状についての説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の参考例に係る撮像レンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値参考例(図11,図21)のレンズ構成に対応している。同様にして、後述の第2ないし第4の数値参考例、本発明の実施形態に係る第4の数値実施例ないし第9の数値実施例、および、第10の数値参考例(図12〜図20および図22〜図30)のレンズ構成にそれぞれ対応する第2ないし第10の構成例の断面構成を、図2〜図10に示す。図1〜図10において、符号Riは、最も物体側のレンズ要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じであるため、以下では、図1に示した撮像レンズの構成例を基本にして説明し、必要に応じて図2〜図10の構成例についても説明する。
本実施の形態に係る撮像レンズは、CCDやCMOS等の撮像素子を用いた各種撮像機器、特に、比較的小型の携帯端末機器、例えばデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、およびPDA等に用いて好適なものである。この撮像レンズは、光軸Z1に沿って、物体側から順に、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備えている。
本実施の形態に係る撮像装置は、本実施の形態に係る撮像レンズと、この撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子100とを備えて構成される。撮像素子100は、この撮像レンズの結像面(撮像面)に配置される。第5レンズL5と撮像素子100との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材CGが配置されていても良い。例えば撮像面保護用のカバーガラスや赤外線カットフィルタなどの平板状の光学部材が配置されていても良い。この場合、光学部材CGとして例えば平板状のカバーガラスに、赤外線カットフィルタやNDフィルタ等のフィルタ効果のあるコートが施されたものを使用しても良い。
また、第2の構成例(図2)のように、光学部材CGを用いずに、第5レンズL5にコートを施す等して光学部材CGと同等の効果を持たせるようにしても良い。これにより、部品点数の削減と全長の短縮を図ることができる。
この撮像レンズはまた、絞りStを有している。絞りStは、光学的な開口絞りであり、第1レンズL1の前後に配置されていることが好ましい。本実施の形態においては、絞りStを第1レンズL1と第2レンズL2との間に配置している。ここでいう「第1レンズL1と第2レンズL2との間」とは、光軸上において、第1レンズL1の物体側の面の外縁位置もしくは像側の面の外縁位置と第2レンズL2の物体側の面の外縁位置との間のことをいう。当然、光軸上で第1レンズL1の像側の面頂点位置近傍に絞りStが配置される場合や第2レンズL2の物体側の面頂点位置近傍に絞りStが配置される場合をも含む意味である。
この撮像レンズは、高性能化のためには、第1レンズL1ないし第5レンズL5のそれぞれにおいて、少なくとも1面に非球面を用いることが好ましい。
この撮像レンズにおいて、第1レンズL1は光軸近傍において正のパワーを有している。第1レンズL1は、物体側の面が光軸近傍において凸面とされている。第1レンズL1は光軸近傍において物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状であることが好ましい。
本明細書における参考例1〜4にかかる撮像レンズでは、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5の光軸近傍のパワーはそれぞれ、例えば負、正、負、正のパワーとされている(図1〜図4の第1〜第4の構成例)。また、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4および第5レンズL5の光軸近傍のパワーをそれぞれ、例えば正、負、正、負のパワーで構成しても良い(図5〜図10の第5〜第10の構成例)。
この撮像レンズでは、第2レンズL2ないし第5レンズL5において、アッベ数が30以下の高分散の負レンズを1つのみ用いるようにしている。例えば、第2レンズL2ないし第5レンズL5を負、正、負、正のパワーで構成した場合には、第2レンズL2をアッベ数が30以下の負レンズで構成すると良い。また例えば、第2レンズL2ないし第5レンズL5を正、負、正、負のパワーで構成した場合には、第3レンズL3をアッベ数が30以下の負レンズで構成すると良い。
第2レンズL2は、光軸近傍においてメニスカス形状とされている。第2レンズL2を光軸近傍において負レンズとする場合、第2レンズL2が光軸近傍において像側に凹面を向けた負のメニスカスレンズであることが好ましい。また、第2レンズL2を光軸近傍において正レンズとする場合、第2レンズL2が光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズとされていることが好ましい。
第3レンズL3は。像側の面が光軸近傍において凸形状とされている。第3レンズL3を光軸近傍において正レンズとする場合、物体側の面を、光軸近傍において凹形状で周辺部において凸形状となるような非球面を用いることが好ましい。第3レンズL3を光軸近傍において負レンズとする場合、光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズとされていることが好ましい。
第4レンズL4は、両面が非球面形状であることが好ましい。また、第4レンズL4には、光軸近傍と周辺部とで異なる凹凸形状となるような非球面を用いることが好ましい。例えば、像側の面が光軸近傍において凹形状であると共に周辺部において凸形状となるような非球面とされていることが好ましい。また、物体側の面が、光軸近傍において凸形状であると共に周辺部において凹形状となるような非球面とされていることが好ましい。
第5レンズL5は、両面が非球面形状であることが好ましい。第5レンズL5は、光軸近傍において物体側の面が凸面であることが好ましい。ただし、第5レンズL5の物体側の面を、光軸近傍において平面や弱い凹面(曲率半径の絶対値の大きい凹面)にすることも可能である。また、第5レンズL5は、像側の面が、周辺部において凸形状となるような非球面とされていることが好ましい。例えば第5レンズL5を光軸近傍において負レンズとする場合、像側の面が光軸近傍において凹形状で、周辺部において凸形状となるような非球面とされていることが好ましい。
この撮像レンズはまた、以下の条件を適宜選択的に満足することが好ましい。
0.8≦|R1/R2|≦2.5 ……(2)
1.5≦TL/f≦2.0 ……(3)
D6/D8≦1.5 ……(4)
1.0≦|f5/f|≦10.0 ……(5)
0.75≦f1/f≦5.0 ……(6)
0.4≦|f3*(1/f4+1/f5)|≦1.0 ……(7)
ただし、
R1:第1レンズL1の物体側の面の近軸曲率半径
R2:第1レンズL1の像側の面の近軸曲率半径
f:全体の焦点距離
f1:第1レンズL1の近軸焦点距離
f3:第3レンズL3の近軸焦点距離
f4:第4レンズL4の近軸焦点距離
f5:第5レンズL5の近軸焦点距離
TL:全長(最も物体側の面から像面までの光軸上距離。第5レンズL5の像側面頂点から像面までは空気換算長)
D6:第3レンズL3と第4レンズL4との光軸上間隔
D8:第4レンズL4と第5レンズL5との光軸上間隔
とする。
また、以下の条件を適宜選択的に満足することが好ましい。
0.1≦D5/f≦0.25 ……(11)
ただし、
D5:第3レンズL3の中心厚
とする。
また特に、第1レンズL1ないし第5レンズL5を物体側から順に、正、正、負、正、負のパワーで構成した場合には、以下の条件を適宜選択的に満足することが好ましい。
ν3≦30 ……(8)
0.4≦f12/f≦1.0 ……(9)
0.2≦|f2/f1|≦0.8 ……(10)
0.5≦f4/f≦1.2 ……(12)
ただし、
ν3:第3レンズのアッベ数
f12:第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離
f2:第2レンズの近軸焦点距離
とする。
次に、以上のように構成された撮像レンズの作用および効果、特に条件式に関する作用および効果をより詳細に説明する。
本実施の形態に係る撮像レンズでは、全体として5枚というレンズ構成において、各レンズ要素のパワー配置の最適化を図ると共に、非球面を効率的に用いてレンズ形状の最適化を図ることで、レンズ構成の全体的な最適化が行われ、全長の短縮化を図りつつ、諸収差が良好に補正される。
特に、この撮像レンズでは、アッベ数が30以下の高分散の負レンズを1つのみ用いたことで、全長の短縮化を図りつつ、軸上および倍率の色収差が良好に補正される。特に高分散の負レンズを2つ以上用いた場合に比べて像面周辺部での色収差の増大が抑えられる。
例えば第1レンズL1ないし第5レンズL5を物体側から順に、正、正、負、正、負のパワーで構成した場合には、第3レンズL3の負レンズに関して条件式(8)を満足してアッベ数ν3を小さくし、負レンズとしての分散を大きくすることで、軸上の色収差の補正を中心として倍率の色収差および像面湾曲の補正も良好に行うことができる。
なお、第3レンズL3を負レンズにすると絞りStの位置が第1レンズL1よりも像側に配置される傾向になるが、広画角化を図りやすくなる。また、バックフォーカスを長く取ることが容易となる。
この撮像レンズでは、第1レンズL1の物体側の面を光軸近傍において凸形状としたことで、その物体側の面以降での光束を細くし、第1レンズL1の像側の面での球面収差補正を容易にしている。
非球面形状に関しては、特に、第4レンズL4を中心部と周辺部とで異なる形状に変化させていることで、像面の中心部から周辺部にわたって像面湾曲を良好に補正している。第4レンズL4では、第1レンズL1、第2レンズL2、および第3レンズL3に比べて、画角ごとに光束が分離される。このため、特に、撮像素子100に比較的近いレンズ面である第4レンズL4の像側の面を、光軸近傍において像側に凹形状で周辺部において像側に凸形状となるようにすることで、画角ごとの収差補正が適切になされ、光束の撮像素子100への入射角度が一定の角度以下に制御される。従って、結像面全域における光量むらを軽減することができると共に、像面湾曲や歪曲収差等の補正に有利となる。
この撮像レンズでは、第5レンズL5を適切な非球面形状にすることで、像面格差、歪曲収差、周辺光量および光線の射出角度の補正を良好に行うことができる。第5レンズL5を非球面形状にしたとき、その非球面形状を中心部と周辺部とでなだらかに変化させることで、成型時の非球面形状の転写性能を良くすることができる。
この撮像レンズにおいて、レンズ全長を短縮化することと、撮像素子100に最も近い最終レンズ面が撮像面に近づきすぎないようにすること、この2つの要求を満たすには、レンズ系の厚さDL(図1参照)を適切な範囲にすることが好ましい。この撮像レンズにおいて非球面の面数を多くすると、製造時のばらつきに対する性能劣化の感度が大きくなる。厚さDLを小さくしすぎると、各レンズ要素の成型条件のばらつきや組み立て時のばらつきによる性能劣化が大きくなってしまう。
以下、その他の条件式の具体的意義について説明する。
条件式(2)は、第1レンズL1の近軸形状に関する。条件式(2)の上限を超えて、例えば第1レンズL1の物体側の面の曲率半径R1が大きくなると物体側の面でのパワーが減ることを意味し、全長を小さくするうえで不利になる。また、有効画角の外から入ってきた光線が第1レンズL1の像側の面で反射し、さらに物体側の面で反射して像面に到って形成されるようなゴースト光が発生しやすくなってしまう。下限を超えて、例えば第1レンズL1の物体側の面の曲率半径R1が小さくなると物体側の面でのパワーが強くなることを意味し、球面収差がアンダー気味になると共に、歪曲収差がアンダー側、樽型の傾向になりすぎてしまう。
より良好な性能を得るために、条件式(2)の数値範囲は、
1.5≦|R1/R2|≦2.5 ……(2’)
であることが好ましい。
条件式(3)は、レンズ系の全長TLに関する。条件式(3)の上限を超えると、全長TLが大きくなりすぎてしまい、全長TLの短縮化に不利となる。下限を超えると、全長TLの短縮化には有利になるものの、画質の低下を招く。
より良好な性能を得るために、条件式(3)の数値範囲は、
1.6≦TL/f≦2.0 ……(3’)
であることが好ましい。
より好ましくは、
1.7≦TL/f≦1.9 ……(3'')
であると良い。
条件式(4)は、第3レンズL3と第4レンズL4とのレンズ間隔D6、および第4レンズL4と第5レンズL5とのレンズ間隔D8に関する。第3レンズL3と第4レンズL4とのレンズ間隔D6は、一般に、組み立て時にどこまで近づけられるかの物理的限界がある。条件式(4)は、第4レンズL4と第5レンズL5とのレンズ間隔D8が、その限界からどれくらい余裕を持たせて設計されているかを表す。条件式(4)の上限を超えると、一般的に最終レンズである第5レンズL5と撮像素子100との間隔が縮まってしまい、平行平面板やフィルタ類を挿入できなくなってしまう。また、撮像素子100への主光線の入射角度が大きくなり、テレセントリック性が悪化してしまう傾向がある。下限を超えると、第4レンズL4の像側の面と第5レンズL5の物体側の面で形成される空気レンズの厚さが薄くなり、中間画角での像面湾曲、コマ収差、および歪曲収差を十分に補正できなくなる。
より良好な性能を得るために、条件式(4)の数値範囲は、
0.03≦D6/D8≦0.8 ……(4’)
であることが好ましい。
特に、第4レンズL4の光軸近傍のパワーが負である場合、
0.03≦D6/D8<0.2 ……(4'')
であることがより好ましい。
また特に、第4レンズL4の光軸近傍のパワーが正である場合、
0.2≦D6/D8≦0.8 ……(4''')
であることがより好ましい。
条件式(5)は、第5レンズL5の焦点距離f5に関する。第5レンズL5は、主に像面湾曲、光線の射出角度、および歪曲収差の最終調整のための補正レンズとして使われる。条件式(5)の上限または下限を超えると、中間画角での像面湾曲の補正がしにくくなる。
より良好な性能を得るために、条件式(5)の数値範囲は、
第5レンズL5の光軸近傍のパワーが正である場合、
1.3≦|f5/f|<2.5 ……(5’)
であることが好ましい。
また特に、第5レンズL5の光軸近傍のパワーが負である場合、
2.5≦|f5/f|≦10.0 ……(5'')
であることが好ましい。
条件式(6)は、第1レンズL1の焦点距離f1に関する。条件式(6)の上限を超えると、第1レンズL1のパワーが減ることを意味し、全長を小さくするうえで不利になる。下限を超えると、第1レンズL1のパワーが増えることを意味し、球面収差がアンダー気味になると共に、歪曲収差がアンダー側、樽型の傾向になりすぎてしまう。また、第2レンズL2の焦点距離f2とのバランスがとりづらくなり、瞳の中間域での球面収差が不良になる。また、屈折率あるいは、物体側の面の曲率半径R1が小さくなることで、その面での製造ばらつきに対する性能劣化も大きくなりやすくなってしまう。
より良好な性能を得るために、条件式(6)の数値範囲は、
1.2≦f1/f≦2.5 ……(6’)
であることが好ましい。より好ましくは、
1.3≦f1/f≦1.7 ……(6'')
であることが好ましい。
条件式(7)は、この撮像レンズの後半の3つのレンズ(第3レンズL3〜第5レンズL5)の適切なパワーの関係を規定している。条件式(7)の上限を超えると、撮像素子100への主光線の入射角度が大きくなり、テレセントリック性が悪化してしまう。下限を超えると、全長の短縮化およびテレセントリック性の確保には有利であるが、倍率および軸上の色収差が大きくなってしまい、解像性能が劣化する。
条件式(9)は、第1レンズL1と第2レンズL2との合成焦点距離f12に関する。条件式(9)の上限を超えると、第1レンズL1と第2レンズL2との合成のパワーが減ることを意味し、全長を小さくする上で不利になる。下限を超えると、合成のパワーが増えることを意味し、球面収差がアンダー気味になると共に、歪曲収差がアンダー側、樽型の傾向になりすぎてしまう。
より良好な性能を得るために、条件式(9)の数値範囲は、
0.5≦f12/f≦0.8 ……(9’)
であることが好ましい。
条件式(10)は、第1レンズL1と第2レンズL2とのパワーのバランスに関する。条件式(10)の上限を超えると、第2レンズL2のパワーに対し第1レンズL1のパワーが強くなりすぎてしまうことを意味し、像面湾曲がアンダーになり周辺光量が低下する。また、歪曲収差がマイナス側(樽型)の傾向になりすぎてしまう。下限を超えると、第2レンズL2のパワーに対し第1レンズL1のパワーが弱くなりすぎてしまうことを意味し、全長を小さくする上で不利になる。
より良好な性能を得るために、条件式(10)の数値範囲は、
0.3≦|f2/f1|≦0.65 ……(10’)
であることが好ましい。
条件式(11)は、第3レンズL3の中心厚D5に関する。条件式(11)の上限を超えると、全長の短縮化を図ったときに第3レンズL3の肉厚比の増大が生じ、成型時に面形状を安定して成型しにくくなる。また、例えば広画角化を図る際に、最大像高に対して8割程度の像高において撮像素子100への入射角度が大きくなってしまう。下限を超えると、主に中間画角での像面湾曲および歪曲収差が悪化してしまう。
条件式(12)は、第4レンズL4の焦点距離f4に関する。条件式(12)は、この撮像レンズの後半のレンズ(第3レンズL3〜第5レンズL5)のパワーバランスと収差補正を担っている。条件式(12)の上限を超えると、第4レンズL4のパワーが弱くなりすぎ、特に撮像素子100への入射角度が大きくなってしまう。下限を超えると、第4レンズL4のパワーが強くなりすぎ、パワーバランスをとるために第3レンズL3と第5レンズL5のパワーも大きくなってしまう。この場合、収差をなめらかに補正することが困難となる。
より良好な性能を得るために、条件式(12)の数値範囲は、
0.6≦f4/f≦1.0 ……(12’)
であることが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態に係る撮像レンズによれば、レンズ構成の全体的な最適化を行うようにしたので、全長の短縮化を図りつつ、諸収差が良好に補正され、中心画角から周辺画角まで高い結像性能を有するレンズ系を実現できる。特に、非球面を効率的に用いて各レンズ形状の最適化を図ると共に、アッベ数が30以下の高分散の負レンズを1つのみ用いるようにしたので、全長の短縮化を図りつつ、特に軸上および倍率の色収差が良好に補正される。また、適宜好ましい条件を満足することで、製造適性が良好で、より高い結像性能を実現できる。また、本実施の形態に係る撮像装置によれば、本実施の形態に係る高性能の撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、中心画角から周辺画角まで高解像の撮影画像を得ることができる。
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの具体的な数値実施例および数値参考例について説明する。以下では、複数の数値実施例をまとめて説明する。
図11および図21は、図1に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。特に図11にはその基本的なレンズデータを示し、図21には非球面に関するデータを示す。図11に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、参考例1に係る撮像レンズについて、最も物体側のレンズ要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。図11の欄外には、諸データとして、全系の焦点距離f(mm)の値を示す。
この参考例1に係る撮像レンズは、第1レンズL1ないし第5レンズL5の両面がすべて非球面形状となっている。図11の基本レンズデータには、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍の曲率半径(近軸曲率半径)の数値を示している。
図21には参考例1の撮像レンズにおける非球面データを示す。非球面データとして示した数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
非球面データとしては、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数Ai,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
Z=C・h2/{1+(1−K・C2・h21/2}+ΣAi・hi ……(A)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
K:離心率
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
Ai:第i次(iは3以上の整数)の非球面係数
参考例1の撮像レンズでは、各非球面が、非球面係数Aiとして、第10次までの係数A3〜A10を必要に応じて有効に用いて表されている。
以上の参考例1の撮像レンズと同様にして、図2に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを参考例2として、図12および図22に示す。また同様にして、図3〜図10に示した撮像レンズの構成に対応する具体的なレンズデータを参考例3、参考例4、実施例5ないし実施例9および参考例10として、図13〜図20および図23〜図30にそれぞれ示す。これらの参考例2〜参考例4、実施例5〜実施例9および参考例10に係る撮像レンズにおいても、第1レンズL1ないし第5レンズL5の両面がすべて非球面形状となっている。
また、図31には、上述の各条件式に関する値を、各実施例および各参考例についてまとめたものを示す。図31において、数値に「*」を付した部分は条件式の数値範囲から外れていることを示している。
図32(A)〜(C)はそれぞれ、参考例1の撮像レンズにおける球面収差、非点収差(像面湾曲)、およびディストーション(歪曲収差)を示している。各収差図には、e線(波長546.07nm)を基準波長とした収差を示す。球面収差図および非点収差図には、F線(波長486.13nm),C線(波長656.27nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向(S)、破線はタンジェンシャル方向(T)の収差を示す。FNo.はF値、Yは像高を示す。
同様に、参考例2の撮像レンズについての諸収差を図33(A)〜(C)に示す。同様にして、参考例3ないし参考例4、実施例5ないし実施例9および参考例10の撮像レンズについての諸収差を図34(A)〜(C)ないし図41(A)〜(C)にそれぞれ示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、全長の短縮化と共に高い結像性能が実現されている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
また、上記各実施例では、すべて固定焦点で使用する前提での記載とされているが、フォーカス調整可能な構成とすることも可能である。例えばレンズ系全体を繰り出したり、一部のレンズを光軸上で動かしてオートフォーカス可能な構成とすることも可能である。
L1…第1レンズ、L2…第2レンズ、L3…第3レンズ、L4…第4レンズ、L5…第5レンズ、St…開口絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸、100…撮像素子(像面)。

Claims (12)

  1. 物体側から順に、
    物体側の面が凸面とされた正のパワーを有する第1レンズと、
    光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである第2レンズと、
    光軸近傍の形状が物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである第3レンズと、
    像側の面が光軸近傍において凹形状であると共に周辺部において凸形状であり、光軸近傍において正のパワーを有する第4レンズと、
    像側の面が光軸近傍において凹形状である第5レンズと
    からなることを特徴とする5枚構成の撮像レンズ。
  2. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    0.8≦|R1/R2|≦2.5 ……(2)
    ただし、
    R1:第1レンズの物体側の面の近軸曲率半径
    R2:第1レンズの像側の面の近軸曲率半径
    とする。
  3. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    1.5≦TL/f≦2.0 ……(3)
    ただし、
    f:全体の焦点距離
    TL:全長(最も物体側の面から像面までの光軸上距離。第5レンズL5の像側面頂点から像面までは空気換算長)
    とする。
  4. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    D6/D8≦1.5 ……(4)
    ただし、
    D6:第3レンズと第4レンズとの光軸上間隔
    D8:第4レンズと第5レンズとの光軸上間隔
    とする。
  5. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    1.0≦|f5/f|≦10.0 ……(5)
    ただし、
    f:全体の焦点距離
    f12:第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離
    f5:第5レンズの近軸焦点距離
    とする。
  6. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    0.75≦f1/f≦5.0 ……(6)
    ただし、
    f1:第1レンズの近軸焦点距離
    とする。
  7. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    0.4≦|f3*(1/f4+1/f5)|≦1.0 ……(7)
    ただし、
    f3:第3レンズの近軸焦点距離
    f4:第4レンズの近軸焦点距離
    f5:第5レンズの近軸焦点距離
    とする。
  8. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    ν3≦30 ……(8)
    ただし、
    ν3:第3レンズのアッベ数
    とする。
  9. さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    0.4≦f12/f≦1.0 ……(9)
    ただし、
    f:全体の焦点距離
    f12:第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離
    とする。
  10. 前記第1レンズが光軸近傍において物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状であり、
    さらに以下の条件式を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の5枚構成の撮像レンズ。
    0.2≦|f2/f1|≦0.8 ……(10)
    ただし、
    f1:第1レンズの近軸焦点距離
    f2:第2レンズの近軸焦点距離
    とする。
  11. 前記第1レンズと前記第2レンズの間に配置された絞りを備えたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項記載の5枚構成の撮像レンズ。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の撮像レンズと、
    前記撮像レンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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