JP2012190604A - 電池ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セルを効果的に冷却する。
【解決手段】電池ユニットは、第1方向に配列された複数の電池セル8からなるセル列15と、第1方向の周りの電池セルの側面のうちの第1側面9に接して設けられ、第1方向に延びる第1流路28を形成するヒートシンク10と、複数の電池セル8のうち第1方向にて互いに隣り合う第1の電池セル8Aと第2の電池セル8Bとの間に配置され、第1流路28を流れた冷媒Gと第1の電池セル8Aの周囲をヒートシンク10と接しないで第1方向に流れた冷媒Gとが合流して第2の電池セル8Bに向って流れるように、第1の電池セル8Aと第2の電池セル8Bとの間に冷媒の第2流路30を形成する流路形成部材11と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池ユニットに関する。
複数の電池セルが配列された電池ユニットは、電気自動車や定置用電源装置、発電装置などの各種の電気システムに用いられている。電池ユニットは、電池セルが充放電に伴う発熱等で昇温すると、電池セルの電池性能が低下することや電池セルの劣化が加速されること等の不都合が発生する。このような不都合の発生を抑制するために、電池ユニットを構成する複数の電池セルを冷却するための各種構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の二次電池は、一体化された複数の電池セルで構成された電池ユニットが複数配列されており、複数の電池ユニットの間に冷却用部材がされた構造である。特許文献1の二次電池において、二次電池から熱を受け取った冷却用部材は、冷却用部材に沿って流れる冷媒に冷却され、結果として電池セルが冷却用部材を介して冷却されるようになっている。
特開2003−7355号公報
特許文献1の二次電池は、冷却用部材に接し続けて所定の距離を流れた冷媒が冷却用部材から受け取る熱によって昇温し、冷媒の流路の下流側で冷却効果が著しく低下する可能性がある。
本発明は、上述の事情に鑑み成されたものであって、電池セルを効果的に冷却することが可能な電池ユニットを提供することを目的とする。
本発明の電池ユニットは、第1方向に配列された複数の電池セルからなるセル列と、前記第1方向の周りの前記電池セルの側面のうちの第1側面に接して設けられ、前記第1方向に延びる第1流路を形成するヒートシンクと、前記複数の電池セルのうち前記第1方向にて互いに隣り合う第1の電池セルと第2の電池セルとの間に配置され、前記第1流路を流れた冷媒と前記第1の電池セルの周囲を前記ヒートシンクと接しないで前記第1方向に流れた冷媒とが合流して前記第2の電池セルに向って流れるように、前記第1の電池セルと前記第2の電池セルとの間に冷媒の第2流路を形成する流路形成部材と、を備える。
上記の電池ユニットにおいて、第1の電池セルの熱がヒートシンクに伝わり、第1流路を流れる冷媒がヒートシンクの熱を奪うことによって、第1の電池セルが冷却される。すなわち、第1の電池セルの側方の第1流路を流れた冷媒は、第1の電池セルの周囲をヒートシンクと接しないで第1方向に流れた冷媒よりも温度が高くなる。第1流路を流れた冷媒は、ヒートシンクと接しないで第1方向に流れた冷媒と流路形成部材によって合流して第2の電池セルに向って流れるので、第2の電池セルへ供給される冷媒の温度は、第1流路を流れた冷媒の温度よりも低くなる。したがって、第2の電池セルの熱がヒートシンクを介して冷媒に効率よく奪われるようになり、第2の電池セルを効果的に冷却することができる。このように、上記の電池ユニットは、冷媒の流れ方向に配列された複数の電池セルを効果的に冷却することができる。
上記の電池ユニットにおいて、前記第1側面は、前記第1方向の周りの前記電池セルの側面のうち前記ヒートシンクが接しない第2側面よりも面積が大きく、前記流路形成部材は、前記第2側面の側方を流れた冷媒と前記第1流路を流れた冷媒を合流させてもよい。
このようにすれば、ヒートシンクが第2側面に接して設けられている場合と比較して、電池セルからヒートシンクへ伝わる熱量が多くなり、電池セルを効果的に冷却することができる。
上記の電池ユニットにおいて、前記流路形成部材は、前記第1流路を流れた冷媒と接する位置に配置され、前記第1流路を流れた冷媒の流れ方向を、前記第2側面の側方を流れた冷媒に向けて変化させてもよい。
第1流路を流れた冷媒は、電池セルの第2側面の側方を流れた冷媒と比較して、温度が高いので速度が高くなると考えられる。上記の電池ユニットは、第1流路を流れた冷媒の流れ方向を、第2側面の側方を流れた冷媒に向けて変化させるので、第1流路を流れた冷媒と第2側面の側方を流れた冷媒とが効果的に混合される。したがって、冷媒の流通経路の下流側で第1流路を流れる冷媒の温度を効果的に下げることができ、冷媒の流通経路の下流側に配置された電池セルを効果的に冷却することができる。
上記の電池ユニットにおいて、前記セル列は、前記第1方向と交差する第2方向に複数配列されており、前記第2方向に並ぶ複数の電池セルのうち前記第2方向の中央側で互いに隣り合って配置された1対の電池セルの間に配置された前記ヒートシンクの数は、前記第2方向に並ぶ複数の電池セルに対して前記第2方向の一方の外側に配置された前記ヒートシンクの数よりも多くてもよい。
また、第2方向に並ぶ複数の電池セルのうち前記第2方向の中央側で互いに隣り合って配置された1対の電池セルは、第2方向の端側に配置された電池セルよりも温度の上昇が顕著であると考えられる。上記の電池ユニットは、中央側で互いに隣り合って配置された1対の電池セルの間に配置されたヒートシンクの数が、第2の端側に配置されたヒートシンクの数より多いので、中央側に配置された電池セルが効果的に冷却されるようになり、中央側と端側とで電池セルの温度のばらつきを減らすことができる。
上記の電池ユニットにおいて、前記第1の電池セルと前記第2の電池セルとの間で冷媒に接する位置に配置され、前記第2方向に並ぶ複数の電池セルを互いに電気的に接続する導電部材を備えていてもよい。
このようにすれは、導電部材が第1の電池セルと第2の電池セルとの間で冷媒に接して冷却されるので、導電部材を介して電池セルを放熱することができる。
上記の電池ユニットは、前記第2方向に配列された前記複数のセル列のうちの所定のセル列を構成する電池セルの数は、他の各セル列を構成する電池セルの数よりも少なくなっており、前記所定のセル列の前記第1方向に配置され、前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失が前記電池セルの周囲を流れる冷媒の圧力損失よりも小さい電気部品と、前記所定のセル列及び前記電気部品の周囲を前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失を前記他の各セル列の周囲を前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失に近づけるように設けられ、前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失が前記電池セルの周囲を流れる冷媒の圧力損失よりも大きい圧力損失部品と、を備えていてもよい。
このようにすれは、各セル列に供給される冷媒の量の、第2方向に配列された複数のセル列のばらつきを減らすことができ、複数のセル列の温度のばらつきを減らすことができる。
上記の電池ユニットは、前記第1方向に冷媒を流す冷媒流通装置を備えていてもよい。
このようにすれは、冷媒を安定して供給することができ、電池セルを安定して冷却することができる。
本発明によれば、電池セルを効果的に冷却することが可能な電池ユニットを提供することができる。
本実施形態の電池ユニットの外観を示す平面図である。 本実施形態の電池モジュールを分解して示す斜視図である。 本実施形態の電池モジュールを示す上面図である。 本実施形態のセル列を示す側面図である。 変形例の電池モジュールを示す上面図である。
以下、本発明の実施形態及び実施例について図面を参照しながら説明するが、本発明は下記の実施形態及び実施例に限定されない。説明に用いる図面中の構造の寸法や縮尺は、実際と異なることがある。
図1は、本実施形態の電池ユニットの外観を示す平面図である。図2は、本実施形態の電池モジュールを分解して示す斜視図である。図3は、本実施形態の電池モジュールを示す上面図である。図4は、本実施形態のセル列を示す側面図である。
図1に示す電池ユニット1は、筺体2と、2次元に配列されて筺体2に収容された複数の電池モジュール3と、筺体2の内部で第1方向(Z方向)に冷媒Gを流すことが可能な冷媒供給装置4と、筺体2に収容された電気部品5と、筺体2に収容された圧力損失部品6と、を備える。
図2に示す電池モジュール3は、電池収容ケース7と、第1方向(Z方向)に交差する第2方向(X方向)及び第3方向(Y方向)に配列された複数の電池セル8と、各電池セル8の第2方向(X方向)の両端面(第1側面9)に接して配置されたヒートシンク10と、流路形成部材11と、複数の導電部材12〜14(図3に示す)とを備える。
各電池モジュール3において電池セル8が第2方向及び第3方向に配列されており、電池ユニット1において電池モジュール3が第1方向に配列されているので、電池ユニット1に含まれる複数の電池セル8は、第1ないし第3方向の3方向に配列されていることになる。以下の説明で、第1ないし第3方向の各方向に配列された複数の電池セルを総称してセル列ということがある。
例えば、図3に示すセル列15は、Z方向に並ぶ複数の電池モジュール3に含まれる電池セル8のうち、第1方向(Z方向)に並ぶ複数の電池セル8によって構成されている。電池ユニット1は、セル列15が第2方向(X方向)及び第3方向(Y方向)に複数配列された構造ということもできる。
次に、図1ないし図4に示すXYZ直交座標を適宜用いて、電池ユニット1の各構成要素について詳しく説明する。図1ないし図4に示すXYZ直交座標系において、Z方向は冷媒Gが流れる方向(第1方向)であり、X方向(第2方向)及びY方向(第3方向)は、それぞれZ方向に直交し、かつ互いに直交する方向である。X方向及びY方向は、例えば水平方向に設定され、Z方向は、例えば鉛直方向に設定される。
図1に示す筺体2は、X方向とZ方向とに配列されて電池モジュール3を収容する複数の第1収容室16と、電気部品5及び圧力損失部品6を収容する第2収容室17とを備える。複数の第1収容室16は、それぞれ、1つの電池モジュール3を収容している。本実施形態の第2収容室17は、3つの第1収容室16と置き換えられて、配置されている。各第1収容室16又は第2収容室17のY方向側には、収容室ごとに開閉可能な扉(図示略)が設けられており、この扉を閉めた状態で各第1収容室16又は第2収容室17からY方向に冷媒Gがほとんど漏れないようになっている。
図4に示す第1収容室16のY方向の側部18は、Z方向に配列された複数の第1収容室16で連続している。側部18は、X方向に隣り合う第1収容室16の間でガス(冷媒)が移動しないように設けられている。第1収容室16の底部19は、枠状であり、貫通孔20を有している。底部19は、電池収容ケース7の底部19の外縁部を支持している。Z方向に配列された複数の第1収容室16は、貫通孔20を介して互いに連通している。Z方向に配列された複数の第1収容室16のうち下端の第1収容室16に供給された冷媒Gは、X方向にて隣り合う1対の側部18に挟まれる空間(第1収容室16の内部)及び貫通孔20を通って、上端の第1収容室16まで流れることができる。
図1に示す第2収容室17は、第2収容室17とZ方向に並んで配置された第1収容室16と連通している。第2収容室17とZ方向に並んで配置された第1収容室16から第2収容室17へ流入した冷媒Gは、第2収容室17を通って冷媒供給装置4により筺体2の外部へ排出される。第2収容室17を含みZ方向に並ぶ収容室で構成されるグループにおける第1収容室16の数は、第2収容室17を含まないでZ方向に並ぶ収容室で構成されるグループにおける第1収容室16の数よりも少ない。すなわち、Z方向に並ぶ複数の電池セルからなるセル列に着目すると、X方向に配列された複数のセル列15のうち、Z方向にて第2収容室17と並ぶセル列(所定のセル列)を構成する電池セル8の数は、他の各セル列を構成する電池セル8の数よりも少ない。
本実施形態の冷媒供給装置4は、筺体2のうちで電池モジュール3が配置されているエリアよりも下方に配置されてZ方向の下端の第1収容室16にガス等の冷媒Gを送出可能な吸入機構21と、筺体2のうちで電池モジュール3が配置されているエリアよりも上方に配置されてZ方向の上端の第1収容室16又は第2収容室17から冷媒Gを排出可能な排出機構22と、を備える。
吸入機構21は、例えば、筺体2の外部から内部へ冷媒Gを通すことが可能な吸気孔と、この吸気孔を通る冷媒G中のゴミなどを除去するフィルターと、上記の吸気孔を通った冷媒Gを第1収容室16へ送出するファンとを備える。排出機構22は、例えば、第1収容室16から冷媒Gを吸引するファンと、このファンにより吸引された冷媒Gを筺体2の内部から外部へ通すことが可能な排気孔と、この排気孔を通る冷媒G中のゴミなどを除去するフィルターと、を備える。
なお、吸入機構21と排出機構22の一方が省略されていてもよい。また、吸入機構21と排出機構22の一方のファンが省略されていてもよい。また、吸入機構21と排出機構22の少なくとも一方のフィルターが省略されていてもよい。また、冷媒供給装置4は、排出機構22から排出された冷媒Gを冷却する冷却器を備え、冷却器によって冷却された冷媒Gを吸入機構21が吸入することによって冷媒Gを循環させる態様でもよい。
電気部品5は、例えば、電池ユニット1内の電池セル8と電気的に接続されたブレーカー、リレー等の電力回路開閉器や、制御装置、電池ユニット1の状態等を示す各種情報を表示する表示装置、必要に応じて設けられる消火設備等である。圧力損失部品6は、例えば多孔質の板材やブロック材等である。
第2収容室17の電気部品5による空間占有率は、第1収容室16の電池モジュール3による空間占有率よりも低い。これにより、第2収容室17を通る冷媒Gの電気部品5による圧力損失は、第2収容室17と容積を揃えた第1収容室16(ここでは3つの第1収容室16)を通る冷媒Gの電池モジュール3による圧力損失よりも低い。圧力損失部品6は、吸入機構21から排出機構22までの冷媒Gの経路のうち第2収容室17を含んだ経路と第2収容室17を含まない経路とで各経路を通る冷媒Gの圧力損失が同程度になるように、第2収容室17を通る冷媒Gの圧力損失を増加させる。
図2ないし図4に示す電池収容ケース7は、互いに対向して配置されて電池モジュール3の側面を形成する一対の押え板23と、一対の押え板23の間に配置されて1対の押え板23を連結する連結部材24と、一対の押え板23に支持されて電池モジュール3の底部を形成する底板25とを備える。なお、図4では、押え板23の図示が省略されている。
一対の押え板23は、例えば樹脂などの断熱性を有する材料を用いて形成されている。連結部材24は、棒状であり、その両端部に雄ネジが形成されている。連結部材24は、各端部の雄ネジが各押え板23に形成された雌ネジと嵌めあわされて、1対の押え板23のそれぞれと接合されている。底板25は、一対の押え板23の下端側にそれぞれ側部を支持されており、一対の押え板23に取り付けられている。底板25には、上面から下面に貫通する通気孔26が形成されている。
図4に示すように、電池収容ケース7は、Z方向から見た通気孔26が第1収容室16の底部19の貫通孔20の内周の内側に収まるように、配置されている。すなわち、本実施形態において、電池収容ケース7の底板25の通気孔26は、第1収容室16の底部19の貫通孔20を通った冷媒Gの流れを妨げないように、設けられている。
電池モジュール3において、X方向に互いに接して並んだ4つの電池セル8は、1列のセル列を構成しており、2列のセル列がY方向に並んでいる。X方向に並ぶ複数の電池セル8は、電池収容ケース7の1対の押え板23に挟み込まれることで、電池収容ケース7と固定されている。本実施形態において、電池セル8は、電池収容ケース7の底板25に支持されている。
なお、電池セル8は、底板25から上方に離れて固定されていてもよく、この場合に底板25が省略されていてもよいし、底板25の代わりに連結部材24が設けられていてもよい。
電池セル8は、例えばリチウムイオン二次電池である。電池セル8は、例えば、角型の電池容器の内部に非水電解液等の電解質と正負の電極板とを収容し、正又は負の電極板と電気的に接続された正負の電極端子を電池容器に取り付けた構造である。
電池セル8は、電極端子が突出する方向がZ方向と平行になり、電極板の積層方向がX方向と平行になるように配置されている。電池セル8において、Z方向の周りの側面のうち電極板の積層方向(X方向)に直交する第1側面9は、積層方向と平行な第2側面27よりも面積が大きい。
ヒートシンク10は、X方向にて互いに隣り合う1対の電池セル8の間と、X方向に並ぶ電池セルのX方向の端と各押え板23との間とに配置されている。本実施形態のヒートシンク10は、第1側面9と同程度の面積の表面を有する板状の部材である。ヒートシンク10は、その表裏両面の一方が電池セル8の第1側面9と接するように、配置されている。本実施形態において、ヒートシンク10は、X方向に電池セル8を挟み込むように、電池セル8のX方向の第1側面9のそれぞれに設けられている。すなわち、X方向にて互いに隣り合う1対の電池セル8の間には、2つのヒートシンク10が互いに接して配置されている。
本実施形態のヒートシンク10は、接している電池セル8と固定されている。各ヒートシンク10は、隣り合う1対の電池セル8に挟み込まれて、あるいは電池セル8と各押え板23とに挟み込まれて、接している電池セル8と固定されている。ヒートシンク10は、電池収容ケース7の底板25との間に空隙を有するように、電池セル8と固定されている。
ヒートシンク10は、樹脂等と比較して熱伝導率が高い材料、例えばアルミニウムや銅などの金属材料で形成されている。ヒートシンク10は、その表裏両面に絶縁性の塗膜や金属酸化膜が設けられることがある。
ヒートシンク10は、その内部に、表裏両面と平行な方向に延びる複数の第1流路28を有する。ヒートシンク10は、複数の第1流路28がY方向に並び、複数の第1流路28のそれぞれがZ方向に延びるように、配置されている。第1流路28は、ヒートシンク10のZ方向の両端面に開口29を有している。
本実施形態のヒートシンク10は、Z方向から見た複数の第1流路28の開口29が電池収容ケース7の底板25の通気孔26の内周の内側に収まるように、配置されている。すなわち、本実施形態において、ヒートシンク10の複数の第1流路28の開口29は、電池収容ケース7の底板25の通気孔26を通った冷媒Gの流れを妨げないように、設けられている。
なお、ヒートシンク10は、治具などで電池セル8と固定されていてもよいし、電池収容ケース7の底板25と固定されているとともに電池セル8と固定されていなくてもよい。X方向にて互いに隣り合う1対の電池セル8の間に配置された2つのヒートシンク10の間に、断熱材が配置されていてもよい。X方向にて互いに隣り合う1対の電池セル8の間に1つのヒートシンク10が配置されており、このヒートシンク10が1対の電池セル8のいずれとも直接的に接触していてもよい。
また、ヒートシンク10は、第1流路28が断面円形状や断面多角形状になるように形成されていてもよい。ヒートシンク10は、X方向に並ぶ複数の第1流路28を備えていてもよい。ヒートシンク10は、例えばZ方向に延びる溝部(凹部)を有する波板状の部材であって、接する電池セル8との間に上記の溝部からなる第1流路28を形成してもよい。第1流路28は、ヒートシンク10の内部で蛇行しながらZ方向に延びていてもよいし、ヒートシンク10の内部でZ方向に対して非垂直な方向に傾斜しながらZ方向に延びていてもよい。
複数の導電部材12〜14は、例えばバスバーであり、導電性を有するアルミニウムや銅等の金属材料で形成されている。複数の導電部材12〜14は、電池セル8の上面とほぼ平行な方向に延びる板状の部材である。複数の導電部材12〜14は、各電池セル8の電極端子と他の電池セル8の電極端子とに接触して、複数の電池セル8の電極端子を電気的に接続している。
第1の導電部材12は、平面形状がT字型である。第1の導電部材12は、X方向にて隣り合う1対の電池セル8の電極端子間に延びて、同じ極性の電極端子を互いに電気的に接続している。また、第1の導電部材12は、電池セル8に対してY方向の側方(第2側面27の外側)に延びて、電池モジュール3の外部(ここでは電気部品5)と電気的に接続されている。
第2の導電部材13は、平面形状がH字型である。第2の導電部材13は、X方向にて隣り合う1対の電池セル8の2組に対して、各組の1対の電池セル8で同じ極性の電極端子を電気的に接続している。一方の組の1対の電池セル8と、他方の組の1対の電池セル8は、Y方向にて互いに隣り合っている。第2の導電部材13は、2組の1対の電池セル8の間をY方向に延びて、一方の組の1対の電池セル8の正の電極端子と、他方の組の1対の電池セル8の負の電極端子とを互いに電気的に接続している。
第3の導電部材14は、平面形状がU字型である。第3の導電部材14は、X方向にて隣り合う1対の電池セル8の2組に対して、各組の1対の電池セル8で同じ極性の電極端子を電気的に接続している。一方の組の1対の電池セル8と、他方の組の1対の電池セル8は、X方向にて互いに隣り合っている。第3の導電部材14は、2組の1対の電池セル8の間をX方向に延びて、一方の組の1対の電池セル8の正の電極端子と、他方の組の1対の電池セル8の負の電極端子とを互いに電気的に接続している。
このように、複数の導電部材12〜14は、X方向にて互いに隣り合う1対の電池セル8を並列接続し、4組の1対の電池セル8を直列接続している。複数の導電部材12〜14は、複数の電池セル8にわたされて配置されており、Z方向から見た電池セル8の上面の外側に張り出して、ヒートシンク10の第1流路28の開口29と重なり合っている。
本実施形態の流路形成部材11は、板状の部材である。図4に示すように、流路形成部材11は、第1方向(Z方向)にて互いに隣り合う第1の電池セル8A(電池セル8)と(電池セル8)との間に配置されている。流路形成部材11は、第1の電池セル8Aと第2の電池セル8Bとの間に冷媒Gの第2流路30を形成する。本実施形態の流路形成部材11は、各電池モジュール3の電池セル8の上方に配置されており、この電池モジュール3の1対の押え板23に固定されている。流路形成部材11は、複数の導電部材12〜14に対して、電池セル8とは反対側に配置されている。
図3に示すように、流路形成部材11は、Z方向から見てヒートシンク10の第1流路28の開口29と重なる位置に配置されている。流路形成部材11は、各電池モジュール3においてX方向に並ぶ複数の電池セル8で構成されるセル列ごとに設けられている。流路形成部材11は、Z方向から見てX方向に並ぶ4つの電池セル8の上面全体と重なっており、4つの電池セル8の上面と重なる範囲内において開口を有していない。流路形成部材11は、2列のセル列15のそれぞれに設けられおり、Y方向に並ぶ2つの流路形成部材11の間は空隙になっている。
冷媒供給装置4の吸入機構21によって筺体2の内部へ供給された冷媒Gは、図4に示すように第1収容室16の底部19の貫通孔20を通って、第1収容室16の内部へ流入する。第1収容室16の内部へ流入した冷媒Gは、ヒートシンク10の第1流路28と第1の電池セル8Aの第2側面27の側方とに分かれて、Z方向へ流れる。第1の電池セル8Aの熱は、第1側面9からヒートシンク10へ伝わり、第1流路28の内部の冷媒Gに奪われる。これにより、第1の電池セル8Aが効果的に冷却される。
第1の電池セル8Aの第2側面27の側方をZ方向へ流れた冷媒Gは、第2側面27の面積が第1側面の面積よりも小さいので、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を流れた冷媒Gと比較して、第1の電池セル8Aから奪う熱量が少ない。したがって、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を流れた冷媒Gは、第1の電池セル8Aの第2側面27の側方をZ方向へ流れた冷媒Gよりも温度が高くなる。
第1の電池セル8Aの側方を流れた冷媒Gは、流路形成部材11が設けられていないとすると、ほぼ流れ方向が変化せずにZ方向に流れて、第2の電池セル8Bの側方を流れることになる。この場合に、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を流れた冷媒Gは、第1の電池セル8Aの熱を奪って昇温したまま、第2の電池セル8Bの側方の第1流路28へ流入することになる。したがって、冷媒Gが第2の電池セル8Bから奪う熱量は、冷媒Gが第1の電池セル8Aから奪う熱量よりも少なくなる。すなわち、冷媒Gの流れ方向の下流側であるほど、電池セルの冷却効果が顕著に低下してしまう。
本実施形態の電池ユニット1において、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を上方に向って流れて開口29から流れ出した冷媒Gは、流路形成部材11によって流れ方向が変化し、Y方向に向って第1の電池セル8の第2側面27の外側まで流れる。そして、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を流れた冷媒Gは、第1の電池セル8Aの第2側面27の側方をヒートシンク10と接することなく上方へ流れた冷媒Gと合流して、Y方向に並ぶ2つの流路形成部材11の間もしくは筐体2の側部18と流路形成部材11との間を上方に向って流れる。2つの流路形成部材11の外周の端の周囲を上方に向って流れる冷媒Gは、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を流れた冷媒Gと第2側面27の側方を流れた冷媒Gとが混ざり合っていることによって、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を流れた冷媒Gよりも温度が低くなる。
2つの流路形成部材11の間を上方に向って流れた冷媒Gは、第1の電池セル8Aの上方の第2の電池セル8Bが収容された第1収容室16へ流入し、第2の電池セル8Bの側方のヒートシンク10の第2流路30と、第2の電池セル8Bの第2側面27の側方とに分かれて、Z方向へ流れる。第2の電池セル8Bの側方の第2流路30を流れる冷媒Gは、第1の電池セル8Aの側方の第1流路28を流れた冷媒Gがそのまま第2の電池セル8Bの側方の第2流路30を流れる場合よりも温度が低いので、第2の電池セル8Bを効果的に冷却することができる。
以上のように、本実施形態の電池ユニット1は、第1方向に配列された複数の電池セル8を効果的に冷却することができる。また、ヒートシンク10が接する電池セル8の第1側面は、ヒートシンクが接しない第2側面27よりも面積が大きいので、ヒートシンク10が第2側面27に接して設けられている場合と比較して、電池セル8からヒートシンク10へ伝わる熱量が多くなり、電池セル8を効果的に冷却することができる。
また、第1流路28を流れた冷媒Gは、電池セル8の第2側面27の側方を流れた冷媒Gと比較して、温度が高いので上昇速度が高くなると考えられる。流路形成部材11は、第1流路28を流れた冷媒Gの流れ方向を、電池セル8の第2側面27の側方を流れた冷媒Gに向けて変化させるので、第1流路28を流れた冷媒Gと電池セル8の第2側面27の側方を流れた冷媒Gとが効果的に混合される。したがって、上方側の第1収容室16へ流入する冷媒Gの温度を効果的に下げることができ、上方側の第1収容室16に配置された電池セル8を効果的に冷却することができる。
また、各電池モジュール3において、X方向に並ぶ複数の電池セル8で構成されるセル列のうちX方向の中央側に配置された電池セル8は、X方向の端側に配置された電池セル8よりも温度の上昇が顕著であると考えられる。上記のセル列の中央側で互いに隣り合って配置された1対の電池セル8の間に配置されたヒートシンクの数(2つ)は、X方向に並ぶ複数の電池セル8に対してX方向の一方の外側に配置されたヒートシンクの数(1つ)よりも多くなっている。したがって、セル列の中央側に配置された電池セル8が効果的に冷却されるようになり、結果としてセル列の中央側と端側とで電池セル8の温度のばらつきを減らすことができる。
また、第1収容室16へ流入する冷媒Gのヒートシンク10の第1流路28の開口29への流れを妨げないように、第1収容室16の底部19の貫通孔20や電池収容ケース7の底板25の通気孔26が構成されているので、第1流路28に冷媒Gが効率よく供給され、電池セル8を効果的に冷却することができる。
また、複数の導電部材12〜14は、第1の電池セル8Aと第2の電池セル8Bとの間で冷媒Gに接する位置に配置されているので効果的に冷却されることになり、複数の導電部材12〜14を介して電池セル8を放熱することもできる。
また、電池ユニット1は、Z方向に冷媒を流す冷媒流通装置を備えているので、電池セル8を安定して冷却することができる。また、圧力損失部品6は、吸入機構21から排出機構22までの冷媒Gの経路のうち第2収容室17を含んだ経路と第2収容室17を含まない経路とで各経路を通る冷媒Gの圧力損失が同程度になるように、第2収容室17を通る冷媒Gの圧力損失を増加させる。したがって、Z方向に並ぶ複数の電池セル8で構成されるセル列15について、X方向に配列された複数のセル列15に均一な量の冷媒Gを供給することができ、複数のセル列15の温度のばらつきを減らすことができる。
図5は、変形例の電池モジュールを示す上面図である。図5に示す電池モジュール3は、Z方向に繰り返し配置されており、上記の実施形態で説明した電池ユニット1を構成している。この電池モジュール3は、電池セル8の第2側面27と対向する整流板31を備える。
整流板31は、電池セル8に対してY方向の両側にそれぞれ設けられている。整流板31のX方向の両端は、それぞれ、各押え板23と接触している。整流板31のZ方向の寸法は、電池セル8のZ方向の寸法とほぼ同じである。整流板31は、電池セル8の側方の空間を仕切っており、電池セル8の第2側面27との間に冷媒Gの流路を形成している。
本変形例の電池モジュール3は、電池セル8と整流板31との間の流路に冷媒Gが安定的に流れるようになり、この冷媒Gがヒートシンク10の第1流路28を流れた冷媒Gと効果的に混ざり合うようになるので、電池セル8を効果的に冷却することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能である。例えば、流路形成部材11は、電池セル8の第2側面27の側方を流れた冷媒Gと接する位置に配置され、第2側面27の側方を流れた冷媒Gの流れ方向を、第1流路28を流れた冷媒Gに向けて変化させてもよい。
また、流路形成部材11は、第1方向から見て電池セル8と重なる位置に、第1方向へ冷媒が通る開口を有していてもよい。ただし、この開口を通った冷媒Gは、電池セル8の第2側面27の側方を流れた冷媒Gと混ざりにくくなるので、開口を通る冷媒Gの量が少ないほど、上方の第1収容室16に配置されたヒートシンク10の第1流路28へ流入する冷媒Gの温度を下げる効果が高くなる。このような観点で、第1方向から見て電池セル8と重なる領域に占める開口の面積比(開口率)は、0.5以下であることが好ましく、0.25以下であることがより好ましい。また、開口の径が小さくなるほど、開口内の圧力損失が大きくなり、開口を通る冷媒Gの量が少なくなるので、上方の第1収容室16に配置されたヒートシンク10の第1流路28へ流入する冷媒Gの温度を下げる効果が高くなる。このような観点で、開口を有する流路形成部材として、例えばポーラスプレート等を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、第1収容室16へ流入する冷媒Gのヒートシンク10の第1流路28の開口29への流れを妨げないように、第1収容室16の底部19の貫通孔20や電池収容ケース7の底板25の通気孔26が構成されている構成例を説明したが、第1収容室16の底部19の貫通孔20と電池収容ケース7の底板25の通気孔26との間、及び電池収容ケース7の底板25の通気孔26とヒートシンク10の第1流路28の開口29との間の少なくとも一方で、冷媒Gが屈曲して流れてもよい。
また、上記の実施形態では、Z方向(鉛直方向)に冷媒Gが流れる構成例を説明したが、冷媒GがX方向又はY方向(水平方向)へ流れる構成としてもよい。例えば、冷媒GがX方向へ流れる構成にするには、ヒートシンク10の第1流路28の開口29がX方向を向くようにヒートシンク10の向きを変更すればよい。この場合に、電池セル8の配置を維持しつつ電池セル8に対するヒートシンク10の姿勢を変化(例えば、X方向に平行な軸周りに90°回転)させてもよいし、ヒートシンク10とともに電池セル8の姿勢を変化させてもよい。この場合には、X方向が第1方向となり、Y方向が第2方向、Z方向が第3方向になる。この場合に、1つの電池モジュールによって1つの電池ユニットが構成されているとすることもできる。このように、電池ユニットを構成する電池モジュールの数は、適宜変更可能であり、端的には1つでもよい。また、電池ユニットを構成する電池セルの数は、第1方向に少なくとも2つの電池セル8が配置されていれば、特に限定はない。
また、上記の実施形態では、3方向に電池セル8が配列されている構成例を説明したが、電池セル8は、第1方向及び第2方向の2方向のみに配列されていてもよいし、第1方向のみに配列されていてもよい。
電池モジュール3は、筺体2に収容されていなくてもよく、例えば複数の電池モジュール3を互いに接して配置することで電池ユニットが構成されていてもよい。このように、電池ユニット1において、筺体2が省略されていてもよい。また、電池ユニット1において、電気部品5及び圧力損失部品6が省略されていてもよい。
また、冷媒Gは、自然風として電池ユニットへ供給されてもよいし、例えば電池ユニットが自動車等の移動体に搭載されている場合等に、移動体の移動によって電池ユニットへ供給されてもよい。このように、電池ユニット1において、冷媒供給装置4が省略されていてもよい。また、冷媒Gが水等の液体である場合には、冷媒を流す配管やポンプ等を適宜、用いてもよい。
1・・・電池ユニット、3・・・電池モジュール、4・・・冷媒供給装置、5・・・電気部品、6・・・圧力損失部品、8・・・電池セル、8A・・・第1の電池セル、8B・・・第2の電池セル、9・・・第1側面、10・・・ヒートシンク、11・・・流路形成部材、12〜14・・・導電部材、15・・・セル列、27・・・第2側面、28・・・第1流路、30・・・第2流路、G・・・冷媒

Claims (7)

  1. 第1方向に配列された複数の電池セルからなるセル列と、
    前記第1方向の周りの前記電池セルの側面のうちの第1側面に接して設けられ、前記第1方向に延びる第1流路を形成するヒートシンクと、
    前記複数の電池セルのうち前記第1方向にて互いに隣り合う第1の電池セルと第2の電池セルとの間に配置され、前記第1流路を流れた冷媒と前記第1の電池セルの周囲を前記ヒートシンクと接しないで前記第1方向に流れた冷媒とが合流して前記第2の電池セルに向って流れるように、前記第1の電池セルと前記第2の電池セルとの間に冷媒の第2流路を形成する流路形成部材と、を備える電池ユニット。
  2. 前記第1側面は、前記第1方向の周りの前記電池セルの側面のうち前記ヒートシンクが接しない第2側面よりも面積が大きく、
    前記流路形成部材は、前記第2側面の側方を流れた冷媒と前記第1流路を流れた冷媒を合流させる請求項1に記載の電池ユニット。
  3. 前記流路形成部材は、前記第1流路を流れた冷媒と接する位置に配置され、前記第1流路を流れた冷媒の流れ方向を、前記第2側面の側方を流れた冷媒に向けて変化させる請求項2に記載の電池ユニット。
  4. 前記セル列は、前記第1方向と交差する第2方向に複数配列されており、
    前記第2方向に並ぶ複数の電池セルのうち前記第2方向の中央側で互いに隣り合って配置された1対の電池セルの間に配置された前記ヒートシンクの数は、前記第2方向に並ぶ複数の電池セルに対して前記第2方向の一方の外側に配置された前記ヒートシンクの数よりも多い請求項3に記載の電池ユニット。
  5. 前記第1の電池セルと前記第2の電池セルとの間で冷媒に接する位置に配置され、前記第2方向に並ぶ複数の電池セルを互いに電気的に接続する導電部材を備える請求項4に記載の電池ユニット。
  6. 前記第2方向に配列された前記複数のセル列のうちの所定のセル列を構成する電池セルの数は、他の各セル列を構成する電池セルの数よりも少なくなっており、
    前記所定のセル列の前記第1方向に配置され、前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失が前記電池セルの周囲を流れる冷媒の圧力損失よりも小さい電気部品と、
    前記所定のセル列及び前記電気部品の周囲を前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失を前記他の各セル列の周囲を前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失に近づけるように設けられ、前記第1方向に流れる冷媒の圧力損失が前記電池セルの周囲を流れる冷媒の圧力損失よりも大きい圧力損失部品と、を備える請求項4又は5に記載の電池ユニット。
  7. 前記第1方向に冷媒を流す冷媒流通装置を備える請求項1ないし6のいずれか一項に記載の電池ユニット。
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