JP2012189953A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示ユニットにストレスを与えることなく組み立て作業性を向上させる。
【解決手段】表示ユニット30の左端部30aには係合片31が設けられ、右端部30bからは、位置決め穴32aが形成された延設片32が設けられる。シャーシ40の左端部40aの折り曲げ部43には、係合穴41が形成され、右端部40bには位置決め凸部42が形成される。表示ユニット30をシャーシ40に組み付ける際、係合片31と係合穴41との係合により、表示ユニット30の左端部30aがシャーシ40から浮き上がることが防止される。また、表示ユニット30は、位置決め凸部42と位置決め穴32aとの係合により、液晶パネル6に平行な平面方向における位置決めがなされる。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示ユニットを備える電子機器に関する。
従来、液晶や有機EL等の画像表示部を有した表示ユニットを備えるデジタルカメラやビデオカメラ等の電子機器が知られている。一般に、表示ユニットを機器本体内で保持する場合、ビスを用いて例えば保持部材としてのシャーシに表示ユニットを固定する。しかし、液晶は歪みに対して敏感な表示装置であり、シャーシに変形があると、ビスを介して液晶が歪み、その結果、輝度ムラ等の表示不良の原因となることがある。
そこで、下記特許文献1では、ゴムブッシュを用いて表示ユニットをフローティング支持することで、表示ユニットが固定される側のフレームの歪みを吸収し、表示ユニットにかかるストレスを抑制して、表示不良を回避している。
特開2002−365613号公報
しかしながら、上記特許文献1では、表示ユニットの外周部にリング状のゴムブッシュを装着するといった複雑な作業を必要とするため、組立の作業性がよくない。また、カメラ本体に対する位置決めを、柔らかい緩衝部材で行うので、位置決め精度の点でも改善の余地がある。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、表示ユニットにストレスを与えることなく組み立て作業性を向上させることにある。
上記目的を達成するために本発明は、画像を表示する表示画面を外側に有する表示ユニットと、前記表示ユニットを前記表示画面の反対側から保持する保持部材とを有する電子機器であって、前記表示ユニットの長手方向における一方の端部に第1の係合部が設けられると共に、他方の端部に第2の係合部が設けられ、前記保持部材には、前記第1の係合部と係合することで前記表示ユニットの前記一方の端部が浮き上がらないようにする第1の被係合部と、前記第2の係合部と係合することで前記表示画面に平行な平面方向における前記表示ユニットの位置決めを行う第2の被係合部とが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、表示ユニットにストレスを与えることなく組み立て作業性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係る表示ユニットが搭載される電子機器の完成状態、外装を外した状態の斜視図である。 表示ユニットの左端部の断面図、デジタルカメラの右端部のうちシャーシ及びそれより背面側部分の断面図である。 シャーシに表示ユニットを取り付ける態様を示す斜視図である。 変形例のデジタルカメラの右端部の一部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の一実施の形態に係る表示ユニットが搭載される電子機器の斜視図である。この電子機器は、一例としてデジタルカメラとして構成される。図1(a)は完成状態、図1(b)は外装を外した状態を示している。
図1(a)に示すように、このデジタルカメラは、外装として前カバー12及び後カバー20を備える。また、組み立て完了状態において外観に現れる部分として、レンズ鏡筒1、表示ユニット30、各種操作ボタン3、グリップ部4及び蓋5等を備える。このカメラは概ね直方体型に構成される。以降、前後方向については、表示ユニット30が配設される側を背面側とする。従って、表示ユニット30は、画像を表示する表示画面を外側である背面側に有する。また、上下、左右方向については、使用者から見た方向で呼称する。従って、蓋5が配設される側を下側とし、各種操作ボタン3が配設される側を右側とする。
カメラの前側に配設されるレンズ鏡筒1のレンズで捕らえた被写体像が、図示しないCCD等の撮像素子に取り込まれて光電変換される。表示ユニット30には、撮影画像等の様々な画像や文字等の情報が表示される。表示ユニット30の右方に配設される各種操作ボタン3は、撮影時にはストロボ発光モード、AFモード、ドライブモード等の切り替えを可能とする。各種操作ボタン3はさらに、画像再生時には、表示ユニット30に表示する撮影画像の切り替えや画像データの削除等といった操作を可能とする。
グリップ部4は、カメラの把持時に使用者の主に親指が置かれる場所であり、そのため高い剛性が要求される。蓋5は、開閉可能に構成され、開閉することで、電池や、撮影した画像を保存するための記録メディア(いずれも図示せず)が着脱可能となる。
図1(b)に示すように、カメラ内部にはシャーシ(保持部材)40が配設される。シャーシ40は、金属で構成される基材であり、外装(前カバー12)に固定される。シャーシ40には、表示ユニット30のほか、レンズ鏡筒1、各種操作ボタン3、三脚取り付けネジ部14、電池室15、電子基板16が取り付けられる。
図2(a)は、表示ユニット30の左端部の断面図である。図2(b)は、デジタルカメラの右端部のうちシャーシ40及びそれより背面側部分の断面図である。
図2(a)に示すように、表示ユニット30は、表示画面となる液晶パネル6、バックライト7、及び樹脂フレーム8を、外側(カメラ背面側)から上側フレーム9、内側(カメラ前側)から下側フレーム10で挟み込んだ構成となっている。上側フレーム9と下側フレーム10とには不図示の爪形状部があり、スナップフィットにより両者が係合固定されている。樹脂フレーム8が下側フレーム10に保持される。液晶パネル6は、樹脂フレーム8に背面側から保持されると共に、上側フレーム9により外側から押さえられている。
図3は、シャーシ40に表示ユニット30を取り付ける態様を示す斜視図である。表示ユニット30及びシャーシ40は共に、カメラの背面視において左右方向を長手方向とする略長方形を呈する。
シャーシ40の左端部40aからは、カメラの背面方向に垂直に立ち上がった折り曲げ部43が形成される(図2(a)も参照)。折り曲げ部43には、表示ユニット30を取り付ける取り付け面40cに連接して、係合穴(第1の被係合部)41が、貫通して2箇所に形成されている。また、シャーシ40の右端部40bにおいて、取り付け面40c上には、カメラの背面方向に垂直に突設されたハーフパンチ状の位置決め凸部(第2の被係合部)42が2箇所に形成されている(図2(b)も参照)。位置決め凸部42の形状は限定されないが、例えば断面円形である。
表示ユニット30の一方の端部(一方の短辺側)である左端部30aからは、係合穴41に係合するための係合片(第1の係合部)31が、係合穴41に対応して2箇所に設けられる。係合片31は、本実施の形態では上側フレーム9に一体に左方に向かって延設形成されるが(図2(a)参照)、表示ユニット30と一体的であれば、他の構成要素に設けてもよい。
図2(b)、図3に示すように、表示ユニット30の他方の端部(他方の短辺側)である右端部30bからは、延設片32が、位置決め凸部42に対応して2箇所に設けられる。延設片32にはそれぞれ、位置決め凸部42に係合するための位置決め穴(第2の係合部)32aが貫通して形成されている。延設片32は、本実施の形態では下側フレーム10に一体に右方に向かって延設形成されるが(図2(b)参照)、表示ユニット30と一体的であれば、他の構成要素に設けてもよい。また、表示ユニット30の右端部30bからは、FPC(フレキシブルプリント基板)18が引き出されている。
表示ユニット30をシャーシ40に対して組み付けるには、作業者は、図3に示すように作業する。まず、表示ユニット30の左端部30aを矢印F1方向(表示ユニット30の長手方向で且つシャーシ40に近づく方向)に変位させ、シャーシ40の係合穴41に係合片31を差し込む。ここで、係合片31は、係合穴41に対して遊びをもって嵌合するように形成されており、係合片31は、カメラの前後方向及び上下方向において係合穴41にクリアランスを持って保持される。これにより、表示ユニット30にストレスが加わることが回避されている。
次に、表示ユニット30の右端部30bを矢印F2方向(係合穴41付近を中心に回動する方向)に倒しこみながら、シャーシ40の位置決め凸部42に位置決め穴32aを嵌合すると共に、取り付け面40c上に表示ユニット30を載置する。なお、表示ユニット30の組み付けの際には、シャーシ40に対して相対的に変位させればよい。その後、FPC18を図示しない基板のコネクタに接続する。
位置決め凸部42と位置決め穴32aとは、僅かな間隙を持って嵌合される。これらは互いに2箇所で嵌合されるので、2箇所間の位置ずれに起因するストレスが表示ユニット30にかからない程度に、遊嵌状態となるように寸法が設定されている。表示ユニット30は、位置決め凸部42と位置決め穴32aとの係合により、液晶パネル6(図2(b))に平行な平面方向(カメラの前後方向)における位置決めがなされる。ここで、位置決め穴32aは下側フレーム10に形成されているが、液晶パネル6は、下側フレーム10に保持された樹脂フレーム8で保持されている。よって、液晶パネル6は、高い精度でシャーシ40に対して位置決めがなされる。
また、係合片31と係合穴41との係合により、表示ユニット30の左端部30aがシャーシ40から浮き上がることが防止される。また、カメラの組み立て完了前に、仮に上側フレーム9と下側フレーム10とのスナップフィットが外れたとする。その場合でも、液晶パネル6は上側フレーム9により押さえられ、且つ係合片31が係合穴41に入り込んでいるため、液晶パネル6が外れてしまうことが回避される。
また、位置決め穴32aは表示ユニット30の右端部30bであってFPC18がある側に形成されているので、係合片31を係合穴41に差し込む際にFPC18が邪魔にならない。
取り付け面40cに表示ユニット30が当接することで、液晶パネル6の反対側(裏側)から表示ユニット30がシャーシ40に保持される。それにより、液晶パネル6に垂直な方向(カメラの前後方向)における表示ユニット30のシャーシ40に対する一応の位置決めもなされる。ただし、がたつきのない位置規制は、後述する弾性材22(図2(b))によってなされる。
表示ユニット30が取り付けられた後、補強部材として補強板17(図1(b)、図2(b))が取り付けられる。補強板17は、ステンレス等の剛性の高い金属で形成され、上下の端部がシャーシ40に対してビス止め固定され、主に右端部30bを覆うようにブリッジ状に配設される。
図2(b)に示すように、左右及び前後方向に沿う補強板17の断面はL字状である。表示ユニット30を外側から覆っている補強板17の部分と表示ユニット30との間には、液晶パネル6に垂直な方向において十分なクリアランスCL2が保たれる。これにより、補強板17はカメラの使用者がグリップ部4に指を置いて把持したときに、外装を通じて外力を受けて多少変形しても表示ユニット30に接することなく、表示ユニット30が保護される。
ところで、図2(b)に示すように、シャーシ40の右端部40bの位置決め凸部42は、表示ユニット30の延設片32の位置決め穴32aを貫通してカメラの背面側に突出している。一方、補強板17のうち、液晶パネル6に垂直な方向(カメラの前後方向)に延在する部分の対向面17aが、位置決め凸部42乃至位置決め穴32aに最も近接して対向している。そして、対向面17aと位置決め凸部42との間には、クリアランスCL1が形成されるようになっている。
対向面17aは、液晶パネル6に垂直な方向における、位置決め凸部42に対する位置決め穴32aの可動範囲を規制する。ここで、クリアランスCL1は、下側フレーム10(延設片32)の板厚、つまり、位置決め穴32aの深さよりも小さい。位置決め穴32aの深さは、位置決め凸部42とのオーバーラップ量でもある。組立作業中等に表示ユニット30の右端部30bが浮き上がったとしても、延設片32が対向面17aに当接するので、位置決め穴32aは位置決め凸部42から抜け切ることができない。従って、対向面17aが、位置決め凸部42と位置決め穴32aとの係合解除を阻止する阻止手段としての役割を果たす。
このように、液晶パネル6に略垂直な方向において表示ユニット30が位置決めされると共に、左端部30aと右端部30bとが、適当なクリアランスを持ってシャーシ40に保持される。
また、補強板17は、表示ユニット30を保護する機能と、位置決め凸部42と位置決め穴32aとの係合を維持する機能とを有するので、単一の部材が機能を兼ねて構成が簡単となっている。ただし、これら2つの機能を果たす部材を別部材として設けてもよい。
補強板17を取り付けた後は、カメラの前後外側から、外装として前カバー12及び後カバー20を取り付ける。後カバー20については、図2(b)に示すように、強化ガラスで構成される液晶保護窓21、低反発性のクッション材である発泡体でなる弾性材22を有する。弾性材22は、弾性があって緩衝機能を有すれば良く、発泡体に限られない。液晶保護窓21は、主に液晶パネル6を覆い、カメラ使用時に液晶パネル6を保護する。
弾性材22は、組立工程やカメラ使用時等にカメラ本体の内部に入り込んだゴミ等の異物が液晶パネル6内に進入してくることを防ぐ。シール性を確保するために、弾性材22は、組み込み状態においては液晶保護窓21と表示ユニット30(上側フレーム9)との間に介在し、若干押し潰された状態で配置される。さらに、弾性材22は、押し潰されることにより反発力が発生し、表示ユニット30を押さえ付ける役割も果たす。
弾性材22は、表示ユニット30の4辺に対して均等な形状となっている。例えば、表示ユニット30の4辺に沿う矩形の枠型に形成される。それにより、表示ユニット30に対して偏りなく均等に力が加わる。このように、後カバー20によって弾性材22を介して表示ユニット30がシャーシ40に押圧される。表示ユニット30がシャーシ40に圧接保持されることで、組み立て状態において、液晶パネル6に垂直な方向(カメラの前後方向)における表示ユニット30のシャーシ40に対する位置規制と動きの規制がなされる。弾性材22を介して表示ユニット30を押圧する外装としては、表示ユニット30の少なくとも一部分を外側から覆うものであればよい。
本実施の形態によれば、係合片31と係合穴41との係合により表示ユニット30の左端部30aが浮き上がらないと共に、位置決め凸部42と位置決め穴32aとの係合により液晶パネル6に平行な平面方向における表示ユニット30の位置決めがなされる。これらの係合関係は、強固な拘束状態ではないので、表示ユニット30は、ビス等で固定される構成に比べれば、ストレス(応力)をほとんど受けない。また、ビス等の締結具を用いることなく、係合操作で組み付けることができるので、作業性がよい。よって、表示ユニット30にストレスを与えることなく組み立て作業性を向上させることができる。
特に、表示ユニット30のシャーシ40に対する位置は、ゴムのような柔らかいものを介して規制されるのではなく、係合片31と係合穴41との係合関係、及び位置決め凸部42と位置決め穴32aとの係合関係で規定できる。従って、これらの寸法の管理によって精度を確保できるので、組立作業性を低下させることなく高い位置精度で位置決めすることができる。
また、係合片31と係合穴41とを係合させた時点で、両者の係合によって、表示ユニット30とシャーシ40とはある程度の位置関係が規制されている。そのため、位置決め凸部42と位置決め穴32aとを係合させる際には、表示ユニット30を適切に(矢印F2方向に)変位させることが容易であり、作業性がよい。さらに、FPC18は、表示ユニット30の右端部30bから引き出されているので、係合片31を係合穴41に差し込む際にFPC18が邪魔にならず、作業性の向上に寄与する。
また、補強板17の対向面17aが、位置決め凸部42と位置決め穴32aとの係合状態の解除を阻止するので、外装の組み付け前におけるシャーシ40への表示ユニット30の保持状態を安定して維持することができる。
ところで、表示ユニット30の左端部30aがシャーシ40から浮き上がることを防止するための係合部と被係合部については、係合片31と係合穴41との組み合わせを例示した。また、表示ユニット30をシャーシ40に対して液晶パネル6に平行な平面方向における位置決めするための係合部と被係合部については位置決め穴32aと位置決め凸部42との組み合わせを例示した。しかし、図4で説明するように、これらに限るものではない。例えば、爪や突起と穴や凹部との関係(雄雌関係)は、これらとは逆にしてもよい。
図4(a)、(b)は、変形例のデジタルカメラの左端部のうち表示ユニット30とシャーシ40との係合部分の要部の断面図である。
図4(a)に示す変形例では、シャーシ40(の例えば折り曲げ部43)に、係合穴41に代えて、表示ユニット30の方向に向けて延設片45を突設する。さらに、表示ユニット30の例えば上側フレーム9には、係合片31の代わりに、延設片45が挿通可能な穴9aを形成する。組み付けの際には、表示ユニット30を左方に動かして延設片45が穴9aに挿通されるようにする。
図4(b)に示す変形例では、シャーシ40に延設片45を突設すると共に、表示ユニット30の例えば上側フレーム9にも、左方に向けて延設片9bを設ける。そして、組み付けの際には、表示ユニット30を左方に動かして、延設片9bを延設片45の内側(カメラの前側)に潜り込ませる。
図4(a)、(b)のような構成によっても、表示ユニット30の左端部30aがシャーシ40から浮き上がることが防止される。図4(b)に例示したように、浮き上がり防止のためには必ずしも穴や凹部は必須でなく、延設片の重なり関係によって動きを規制できる。
図4(c)は、変形例のデジタルカメラの右端部のうちシャーシ40及びそれより背面側部分の要部の断面図である。この変形例では、シャーシ40に、位置決め凸部42を設ける代わりに凹部44を設ける。さらに、下側フレーム10(あるいは延設片32でもよい)に、位置決め穴32aを設ける代わりに、凹部44に嵌合的な凸部33をシャーシ40の側に突設する。そして、凹部44に凸部33を嵌合することで、表示ユニット30をシャーシ40に対して位置決めすることができる。
ここで、補強板17の対向面17aと下側フレーム10との間には、クリアランスCL1が形成されるようになっている。対向面17aは、液晶パネル6に垂直な方向における、シャーシ40に対する下側フレーム10の可動範囲を規制する。クリアランスCL1は、凸部33の突設高さよりも小さい。従って、液晶パネル6に垂直な方向における凸部33と凹部44とのオーバーラップ量よりもクリアランスCL1は小さい。これにより、図2(b)の例と同様に、対向面17aが、凸部33と凹部44との係合解除を阻止する役割を果たす。
位置決め用の係合部と被係合部との係合が容易に外れないようにする観点からは、それらの関係については、次のように定義できる。すなわち、表示ユニット30とシャーシ40のうち、液晶パネル6に垂直な方向において対向面17aに近い方と対向面17aとの間で形成されるクリアランスCL1が、係合部と被係合部とのオーバーラップ量よりも小さければよい。
なお、浮き上がり防止用、あるいは位置決め用のいずれについても、係合部と被係合部との組の数は、いずれも2組として説明したが、最低でも1組あればよい。
なお、表示ユニット30は背面視で矩形に限られず、例えば、楕円でもよい。長手方向に両端部に、浮き上がり防止用と位置決め用の係合機構を設けることで、組み立て作業性の向上に大きく寄与する。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、PDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダ等、各種の電子機器に適用可能である。
6 液晶パネル
17 補強板
30 表示ユニット
31 係合片
32a 位置決め穴
40 シャーシ
41 係合穴
42 位置決め凸部

Claims (7)

  1. 画像を表示する表示画面を外側に有する表示ユニットと、前記表示ユニットを前記表示画面の反対側から保持する保持部材とを有する電子機器であって、
    前記表示ユニットの長手方向における一方の端部に第1の係合部が設けられると共に、他方の端部に第2の係合部が設けられ、
    前記保持部材には、前記第1の係合部と係合することで前記表示ユニットの前記一方の端部が浮き上がらないようにする第1の被係合部と、前記第2の係合部と係合することで前記表示画面に平行な平面方向における前記表示ユニットの位置決めを行う第2の被係合部とが設けられることを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示ユニットを前記保持部材に保持させる際に、前記第1の係合部と前記第1の被係合部とは、前記保持部材に対して相対的に前記表示ユニットを前記長手方向に変位させることで係合が可能であり、前記第2の係合部と前記第2の被係合部とは、前記保持部材に対して相対的に前記表示ユニットの前記他方の端部を前記表示画面に略垂直な方向に変位させることで係合が可能であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記表示ユニットの前記他方の端部からフレキシブルプリント基板が引き出されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記第2の係合部と前記第2の被係合部とは、係合状態において前記表示画面に垂直な方向にオーバーラップしており、さらに、係合状態にある前記第2の係合部及び前記第2の被係合部に対して外側に位置し、前記第2の被係合部に対する前記第2の係合部の可動範囲を規制して前記第2の係合部と前記第2の被係合部との係合解除を阻止する阻止手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記表示ユニット及び前記保持部材のうち前記表示画面に垂直な方向において前記阻止手段に近い方と前記阻止手段との間で形成されるクリアランスが、前記第2の係合部と前記第2の被係合部とのオーバーラップ量よりも小さいことを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記表示ユニットの少なくとも一部分を外側から覆う外装を有し、前記外装と前記表示ユニットとの間に弾性材が介在し、前記外装によって前記弾性材を介して前記表示ユニットが前記保持部材に押圧されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記表示ユニットの前記他方の端部を外側から覆う補強部材を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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