JP2012189520A - 紫外線測定装置および電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの実際の状況に応じて日焼けをすると推定される時間を変更すること。
【解決手段】測定対象が発汗していると判定した場合、前記測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を示す日焼け時間を、前記測定対象が発汗していないと判定した場合と比較して短縮する発汗判定処理を行う制御部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、紫外線強度を測定する紫外線測定装置とこれを備える電子時計に関する。
紫外線強度を測定する紫外線測定装置を備える電子時計として、海水浴等の夏場の屋外においてユーザの皮膚に紫外線が照射された場合、計測される紫外線強度に応じて皮膚が日焼けするまでの時間を知らせる装置がある。例えば、測定した紫外線強度と、ユーザの皮膚のタイプ、あるいは日焼け止めクリームの有無などに基づいて、皮膚が日焼けするまでの時間が経過した場合にユーザに警告する紫外線強度警報装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−14678554号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている紫外線強度警報装置では、紫外線強度を測定して、皮膚が日焼けするまでの時間を算出した後に紫外線強度が変化した場合、一度算出した日焼けするまでの時間は変更されない。
このため、ユーザが屋内にいるときに算出された日焼けするまでの時間が設定されている場合、その後ユーザが屋内から屋外に移動する等により紫外線強度が変化するため、実際の日焼けをするまでの時間の経過後に警告がなされる問題がある。
また、長時間にわたってユーザが紫外線の強い屋外にいる場合、ユーザの汗によって日焼け止めクリームが落ちてしまい、日焼け止めの効果が低減するおそれがある。
このように、一度設定された日焼けするまでの時間が、ユーザの環境に応じて変更されない場合、実際の日焼けをするまでの時間を超過した時間が、日焼けをするまでの時間として設定され続ける問題がある。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザの実際の状況に応じて日焼けをすると推定される時間を変更できる紫外線測定装置および電子時計を提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による紫外線測定装置は、測定対象が発汗していると判定した場合、前記測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を示す日焼け時間を、前記測定対象が発汗していないと判定した場合と比較して短縮する発汗判定処理を行う制御部とを備えたことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、紫外線強度を測定する紫外線センサーと、前記紫外線センサーが測定した紫外線強度に基づいて、前記測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を示す日焼け時間を取得し、取得した日焼け時間を日焼け時間設定値として記憶部に格納する日焼け時間算出部と、前記記憶部に格納されている日焼け時間設定値に基づいて、前記測定対象が日焼けをすると推定されるまでの残時間を計測するタイマー部と、前記測定対象の皮膚抵抗値を検出する皮膚抵抗値検出部と、をさらに備え、前記制御部は、前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値の変化量と、前記測定対象が発汗していないと判定される予め決められた許容範囲とを比較し、前記皮膚抵抗値の変化量が前記許容範囲を超えた場合、前記測定対象が発汗していると判定して前記タイマーによって計測される残時間を短縮する前記発汗判定処理を行うことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記記憶部は、前記タイマー部が残時間を計測する以前に前記皮膚抵抗値検出部によって検出された前記皮膚抵抗値を初期抵抗値として格納し、前記制御部は、予め決められた設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値と前記初期抵抗値との差分と、予め決められた閾値により規定される許容範囲とを比較し、前記差分が前記閾値未満であった場合、前記測定対象が発汗していると判定することを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記制御部は、前記紫外線センサーによって測定された前記紫外線強度に基づいて、前記紫外線強度が予め決められた閾値以上であった場合、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記紫外線測定装置が位置される環境の環境温度を測定する温度センサーをさらに備え、前記制御部は、前記温度センサーによって測定された前記環境温度に基づいて、前記環境温度が予め決められた閾値以上であった場合、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記制御部は、ユーザからの指示を受け付け、当該ユーザによって指示される前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を入力する入力部をさらに備え、前記記憶部は、前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を記憶し、前記日焼け時間取得部は、前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されている場合、予め決められている標準の前記日焼け時間よりも予め決められた時間だけ長い前記日焼け時間を前記日焼け時間設定値として前記記憶部に格納することを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記制御部は、ユーザからの指示を受け付け、当該ユーザによって指示される前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を入力する入力部をさらに備え、前記記憶部は、前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を記憶し、前記日焼け時間取得部は、前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されていない場合、予め決められている標準の前記日焼け時間よりも予め決められた時間だけ短い前記日焼け時間を前記日焼け時間設定値として前記記憶部に格納することを特徴とする。
上述の紫外線測定装置は、ユーザからの指示を受け付け、当該ユーザによって指示される前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を入力する入力部をさらに備え、前記記憶部は、前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を記憶し、前記制御部は、前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されているか否かを判定し、前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されている場合、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記制御部は、前記紫外線センサーによって測定された前記紫外線強度が予め決められた閾値以上である場合、予め決められている標準の設定時間よりも予め決められた時間だけ短い短期設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値に基づき、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記制御部は、前記紫外線センサーによって測定された前記紫外線強度が予め決められた閾値未満である場合、予め決められている標準の前記設定時間よりも予め決められた時間だけ長い長期設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値に基づき、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記制御部は、予め決められた設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値に基づき、前記設定時間毎に前記発汗判定処理を行うことを特徴とする。
上述の紫外線測定装置において、前記制御部は、前記タイマー部によって計測される前記残時間がゼロになったか否かを判定し、前記残時間がゼロになるまで前記発汗判定処理を繰り返し行うことを特徴とする。
また、この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による電子時計は、上述のいずれかの紫外線測定装置を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの実際の状況に応じて日焼けをすると推定される時間を変更できる。
これにより、紫外線を浴びた時間や強弱に応じて、ユーザにUVケアを定期的に促すことができる。また、発汗の有無によるケア時間のタイミングをユーザに知らせることができるため、日焼けに対してユーザが適切に日焼け防止対策を実施することが可能である。警告に応じてユーザが日焼け防止対策を適切に実施した場合、日焼けの限界時間を迎える前に防止対策をすることが可能なため、このような場合、ユーザが日焼けする事態を防止することができる。
本実施形態に係る紫外線測定装置の構成の一例について示す概略図である。 本実施形態に係る紫外線測定装置を備える電子時計の一例について説明するための概略図である。 本実施形態に係る紫外線測定装置を備える電子時計の一例について説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係る紫外線測定装置における動作フローの一例を説明するためのフローチャートの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る紫外線測定装置における動作フローの一例を説明するためのフローチャートの一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る紫外線測定装置における動作フローの一例を説明するためのフローチャートの一例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る紫外線測定装置における動作フローの一例を説明するためのフローチャートの一例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る紫外線測定装置における動作フローの一例を説明するためのフローチャートの一例を示す図である。 本実施形態に係る紫外線測定装置を備える電子時計の一例について説明するための断面図である。
[第一の実施形態]
以下、本発明の第一の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における紫外線測定装置の構成を示したブロック図である。図示する例では、紫外線測定装置100は、CPU101(中央処理装置、制御部、日焼け時間取得部ともいう)と、発振回路102と、分周回路103と、入力部104と、紫外線センサー105と、A/D(アナログ/デジタル)変換部106と、時刻計測部107と、表示部108と、ROM(Read Only Memory、読み出し専用メモリ)109と、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)110と、タイマー111と、電池112と、皮膚抵抗値検出部113と、温度センサー114とを備える。
CPU101は、制御部として動作し、紫外線測定装置100が備える各部の制御を統括的に行う。
このCPU101は、日焼け時間取得部として動作し、紫外線センサー105が測定した紫外線強度に基づいて、測定対象が日焼けをすると推定される時間を示す日焼け時間を取得する。なお、測定対象が日焼けをすると推定される時間とは、例えば、皮膚にかすかな紅斑(日焼け)を生じさせるのに要する時間である。なお、このかすかな紅斑(日焼け)を生じさせるのに要する紫外線のエネルギー量は、MED値(最小紅斑量:Minimum Erythem a Dose)であって、紫外線の最小照射量という。なお、MED値は、一人ひとりの肌の性質によって値が異なり、例えば色白で日焼けに弱い人では小さく、逆に日焼けに強い人では大きな値になるので紫外線強度は同じでもMED値は人によって違う。本実施形態においては、平均的な人に対応するMED値が設定されている。
なお、CPU101による日焼け時間の算出方法は、例えは特開平5−149785号公報に記載されている式1を用いて算出する方法などを利用できる。しかし、これに限定されることなく、紫外線強度に基づき日焼け時間を算出できる方法であればよく、CPU101は、他の方法を利用して日焼け時間を算出するものであってもよい。
なお、CPU101は、日焼け時間を算出するための計算式を保持しており、入力する紫外線強度に応じた日焼け時間を計算によって取得するものであってもよく、紫外線強度に対応する日焼け時間が予め定義されているテーブルを用いて紫外線強度に応じた日焼け時間を取得するものであってもよい。
また、本実施形態において、測定対象が日焼け止めクリームを塗っている場合、日焼け止めクリームによる効果を考慮して、日焼け止めをさらに塗らない場合に測定対象が日焼けをすると推定される時間を日焼け時間として予め決めておく。なお、日焼け止めクリームは時間の経過とともにその日焼け防止の効力が低下するおそれがあり、定期的に塗ることが好ましい。つまり、測定対象が日焼け止めクリームを塗っている場合、測定対象が日焼けをすると推定される日焼け時間とは、次回の日焼け止めクリームを塗るまでの時間と言い換えることができる。
発振回路102は、所定周波数の信号を出力する。
分周回路103は、発振回路102の出力信号を所定分周比で分周してCPU101用の基準クロック信号や計時用の時計信号を出力する。
入力部104は、外部から操作可能なスイッチによって構成されており、ユーザからの指示を受け付ける。入力部104は、受け付けた指示を示す指示信号をCPU101に出力する。この入力部104は、例えば、ユーザからの指示を受け付け、このユーザによって指示される測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を入力する。この日焼け防止対策に関する設定値は、例えば、ユーザが利用する日焼け止めクリームの設定値であって、SPF値やPA値等である。
紫外線センサー105は、紫外線強度に応じたアナログ信号を出力する。
A/D変換部106は、紫外線センサー105が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換する。
時刻計測部107は、現在の日時(日付、時刻)を示す情報を出力する。
表示部108は、例えば、出力情報を表示画面に表示する表示装置や、出力情報を音声として出力するスピーカー、あるいは出力情報を点灯や点滅等により表わすLED等である。この表示部108は、例えば、CPU101によって取得された日焼け時間、紫外線強度を示す情報(測定値(μW/cm2)、UVインデックスなど)、あるいは日時などを表示する。
ROM109は、CPU101が実行するプログラムを予め記憶している。
RAM110は、紫外線測定装置100が用いるデータを記憶する。このRAM110は、例えば、CPU101によって取得された日焼け時間や、入力部104から入力する日焼け防止対策に関する設定値(例えば、日焼け止めクリームの設定値)を記憶する。
タイマー111は、CPU101によって取得された日焼け時間から経過時間を減算して、測定対象が日焼けをすると推定される時までの残り時間を計測する。このタイマー111は、例えば、CPU101によって動作されると、設定されている日焼け時間から経過時間を減算する処理を開始する。このタイマー111は、計測した残り時間を示す情報をCPU101に出力する。
電池112は、紫外線測定装置100が備える各構成部に対して電力を供給する。
皮膚抵抗値検出部113は、導電部と接触する測定対象の皮膚抵抗値を検出し、検出した皮膚抵抗値を示す情報をCPU101に出力する。この皮膚抵抗値は、測定対象の発汗状態に応じて変化する。例えば、発汗している場合、皮膚と導電部の間に水分が存在する面積が大きくなるため、電極となる導電部間に通電する電流が多くなる、つまり、電極である導電部と接触している皮膚の皮膚抵抗値が小さくなる。一方、発汗していない場合、皮膚と導電部の間に水分が存在する面積が少ないため、電極となる導電部間に通電する電流が少なくなる、つまり、電極である導電部と接触している皮膚の皮膚抵抗値が大きくなる。
CPU101は、皮膚抵抗値検出部113によって検出された皮膚抵抗値に基づき、発汗により測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を短縮する必要があるとして予め決められている発汗量の発汗があったか否かを判定する。例えば、日焼け止めクリームの日焼け防止の効力が低減する発汗量や、この日焼け防止の効力が低減したときに、測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を、予め実験やシミュレーションあるいは経験値に基づき求めておく。本実施形態において、日焼け止めクリームの日焼け防止の効力が低減する発汗量の変化が生じた場合に対応する皮膚抵抗値の変化量を、皮膚抵抗値閾値としてRAM110に記憶しておく。
なお、日焼け止めクリームの日焼け防止の効力が低減する発汗量の変化に対応する皮膚抵抗値の変化量を皮膚抵抗値閾値として規定することにより、汗っかきの人とあまり汗をかかない人との個人差による影響を低減することが期待できる。
また、発汗により測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を短縮する必要があるとして予め決められている発汗量の発汗があったことを、以下、単に一定の発汗があったという。
このCPU101は、一定の発汗があったと判定できる範囲として予め決められている皮膚抵抗値の範囲内に、皮膚抵抗値検出部113によって検出された皮膚抵抗値が該当するか否かを比較する。皮膚抵抗値検出部113によって検出された皮膚抵抗値が当該範囲内に該当する場合、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定して、タイマー111によって計測される残り時間から予め決められた時間を減じる発汗判定処理を行う。
なお、発汗判定処理とは、皮膚抵抗値に基づき、一定の発汗があったか否かを判定し、一定の発汗があったと判定された場合、タイマー111によって計測される残り時間から予め決められた時間を減じる(つまり、設定されている日焼け時間を短縮する)処理をいう。
本実施形態において、CPU101は、日焼け止めクリームの日焼け防止の効力が低減する発汗量の変化が生じた場合に対応する皮膚抵抗値を示す皮膚抵抗値閾値と、初期の皮膚抵抗値から現在の皮膚抵抗値への変化量とを比較する。現在の皮膚抵抗値の変化量が皮膚抵抗値閾値以上であった場合、CPU101は、一定の発汗があったと判定できる範囲として予め決められている皮膚抵抗値の範囲内に、現在の皮膚抵抗値が該当すると判定する。
次に、図2,3を参照して、図1に示した本実施形態に係る紫外線計測装置100を備える電子時計200の一例について説明する。
図2は、本実施形態に係る紫外線測定装置100を備える電子時計200の一例を示す図である。
図2は、時計の文字盤がみえる側を電子時計200の表面とした場合、この電子時計200の裏面から見た図である。この文字盤の裏側には、電池蓋201と裏蓋202が取り付けられている。また、時計の両側には、バンド203が取り付けられている。このバンド203の裏面には、導電ゴム204,205が取り付けられている。この導電ゴム204,205は、皮膚抵抗値検出部113の導電部に相当する構成であり、ユーザが電子時計200を腕に装着した状態で、皮膚と接触する位置に取り付けられている。
図3は、この電子時計200の一部の断面を示す図である。
図3に示す通り、導電ゴム204,205は、CPU101や皮膚抵抗値検出部113を搭載する回路基板206と電極接点部207を介して電気的に接続されている。この回路基板206と導電ゴム204,205は、ネジ208を介して固定されている。
次に、本実施形態における紫外線測定装置100の動作について説明する。図4は、本実施形態における紫外線測定装置100の動作の一例を示したフローチャートである。
(ステップST1)
例えば、紫外線測定装置100を備える腕時計型の電子時計200あるいは後述する300をユーザが装着している状態において、入力部104を介してユーザから初期情報の設定が指示される。この指示を示す指示信号を入力部104がCPU101に出力すると、CPU101は、皮膚抵抗値検出部113に対して皮膚抵抗値の検出を指示する。
そして、皮膚抵抗値検出部113は、測定対象であるユーザの皮膚と接触している導電ゴム204,205に対して電流を流し、導電ゴム204,205との間に介在しているユーザの皮膚の抵抗を検出する。この皮膚抵抗値検出部113は、検出した抵抗である皮膚抵抗値をCPU101に出力する。そして、CPU101は、この皮膚抵抗値を初期の皮膚抵抗値SR0としてRAM110に記憶させる。
また、CPU101は、皮膚抵抗値検出部113から皮膚抵抗値を入力した際に時刻計測部107によって計時された時刻を取得し、当該時刻を示す時刻情報を皮膚抵抗値SR0に対応付けてRAM110に記憶させる。
(ステップST2)
次いで、紫外線センサー105は、紫外線強度に応じたアナログ信号をA/D変換部106に出力する。このA/D変換部106は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU101に出力する。このCPU101は、入力されたデジタル信号に基づいて紫外線強度を算出し、時刻計測部107が出力する現在の時刻と対応付けてRAM110に記憶させる。
(ステップST3)
CPU101は、RAM110から紫外線強度を読み出し、この紫外線強度に基づいて、日焼けをすると推定されるまでの日焼け時間を取得する。例えば、CPU101は、日焼け時間t1を示す日焼け時間設定値をRAM110に設定する。なお、日焼け時間の取得方法はどのような方法を用いてもよい。
(ステップST4)
そして、CPU101は、タイマー111を作動させる。このタイマー111は、RAM110に設定されている日焼け時間設定値に基づき、日焼け時間t1をカウントダウンすることにより日焼けをすると推定されるまでの残り時間を計測する。なお、CPU101は、ここで、タイマー111が計測する日焼けをすると推定されるまでの残り時間を、表示部108に表示させるように制御してもよい。
(ステップST5)
そして、CPU101は、タイマー111が計測する日焼けをすると推定されるまでの残り時間が「0」であるか否かを判定する。タイマー111が計測する日焼けをすると推定されるまでの残り時間が「0」であると判定した場合、CPU101はステップST11の処理に進み、それ以外の場合にはステップST6の処理に進む。
(ステップST6)
CPU101は、時刻計測部107が出力する現在の時刻と、RAM110に記憶されている皮膚抵抗値と対応付けられている最新の時刻とに基づいて、皮膚抵抗値と対応付けられている最新の時刻から設定時間であるn分が経過したか否かを判定する。例えば、皮膚抵抗値SR0と対応付けられている時刻情報の時刻が最新である場合、CPU101は、この時刻からn分が経過したか否かを判定する。
時刻計測部107が出力する現在の時刻が、RAM110に記憶されている皮膚抵抗値と対応付けられている最新の時刻からn分経過していると判定した場合、CPU101は、ステップST7の処理に進む。一方、それ以外の場合、CPU101は、ステップST6の処理を継続し、n分が経過するまで待機する。なお、設定時間nは、予め決められた時間がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の時間に変更できるようにしてもよい。
(ステップST7)
ステップST6において、皮膚抵抗値と対応付けられている最新の時刻から設定時間であるn分が経過した場合、皮膚抵抗値検出部113は、測定対象であるユーザの皮膚と接触している導電ゴム204,205に対して電流を流し、導電ゴム204,205を介在しているユーザの皮膚の抵抗を検出し、この検出された皮膚抵抗値SR1をCPU101に出力する。そして、CPU101は、この皮膚抵抗値SR1をRAM110に記憶させる。
また、CPU101は、皮膚抵抗値検出部113から皮膚抵抗値SR1を入力した際に時刻計測部107によって計時された時刻を取得し、当該時刻を示す時刻情報を皮膚抵抗値SR1に対応付けてRAM110に記憶させる。
(ステップST8)
そして、CPU101は、RAM110から初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとを比較して、その差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値未満であるか否かを判定する。なお、CPU101は、皮膚抵抗値SRnに対応付けられている時刻情報に基づき、最新の皮膚抵抗値SRnを特定することができる。なお、この予め決められている皮膚抵抗閾値は、当該皮膚抵抗閾値として予め決められた値がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の値に変更できるようにしてもよい。
(ステップST9)
初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値以上である場合(ステップST8−YES)、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定し、日焼け時間を短縮する。例えば、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定した場合、タイマー111が計測した現在の残り時間を、現時点におけるタイマー111が計測した残り時間から予め決められた時間を減算した時間へ変更する。そして、CPU101は、ステップST5に戻る。
(ステップST10)
一方、初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値未満である場合(ステップST8−NO)、CPU101は、測定対象における一定の発汗がなかったと判定し、ステップST5に戻る。
ステップST9あるいはステップST10の後ステップST5に戻ると、CPU101は、タイマー111が計測する残り時間が「0」でないか否かを判定する。最新の皮膚抵抗値SR1に対応付けられている時刻情報が示す時刻からn分が経過した場合、再び発汗判定処理を実行する。
なお、ステップST7〜9の処理あるいはステップST7、8、10の処理を、発汗判定処理という。
(ステップST11)
上述のステップST5において、タイマー111が計測する日焼けをすると推定されるまでの残り時間が「0」であるとCPU101が判定した場合、CPU101は、例えば、日焼け時間が経過したことを警告する表示を表示部108に表示させる。その後、処理を終了する。なお、日焼け時間が経過したことを警告する方法として、紫外線測定装置100が音声出力部を備え、音声を用いて警告を行うようにしてもよい。また、CPU101は、「日焼け止めクリームを塗ってください」あるいは「日焼けに注意してください」等の日焼け時間が経過したことによってユーザに通知すべき情報を出力するものであってもよい。
(ステップST12)
次いで、入力部104を介してユーザから警告の解除が指示されると、CPU101は、ステップST2に戻って上述と同様の処理を繰り返す。
上述したとおり、本実施形態によれば、設定時間毎に現在の皮膚抵抗値SRnを測定し、初期の皮膚抵抗値SR0から現在の皮膚抵抗値SRnへの変化量(差分)を皮膚抵抗閾値と比較している。そして、初期の皮膚抵抗値SR0と現在の皮膚抵抗値SRnとの差分が皮膚抵抗閾値以上となった場合、日焼け止めクリームが汗によって落ちるほどの発汗があると判定する。この場合、通常の使用態様に比べて日焼け止めクリームの効果を維持できる時間が縮まっているおそれがある。そこで、本実施形態に係る紫外線測定装置100は、初期の皮膚抵抗値SR0と現在の皮膚抵抗値SRnとの差分が皮膚抵抗閾値以上となった場合、タイマー111によって測定される残り時間を短縮する。これにより、発汗量の変化に応じて、日焼け時間を短縮することができる。
例えば、日焼け止めクリームを塗ったユーザが、デパートでのショッピングをした場合、屋内と屋外を行ったりきたりするため、断続的に発汗している。一方、長時間屋外にいた場合、継続的に発汗している。この2つのケースを比較した場合、同じSPF値の日焼け止めクリームを塗っていたとしても、長時間屋外にいた場合の方が、発汗量が多く、自分の汗によって日焼け止めクリームが落ちてしまい、日焼け止めクリームの効果が低減しているおそれがある。
このような問題に対して、本実施形態に係る紫外線測定装置100は、発汗量の変化に応じてタイマー111によって計測される日焼け時間を短縮することができる。よって、自分の汗によって日焼け止めクリームが落ちてしまい、日焼け止めクリームの効果が低減しているおそれがある場合であっても、日焼け止めクリームを塗り直すタイミングに到達したことを通知する間隔を短縮することができる。これにより、ユーザは、紫外線測定装置100が通知する警告に従って日焼け止めクリームを定期的に塗り直すことができる。また、ユーザは、発汗量が多いときは、発汗量が少ないときに比べて短い間隔で、日焼け止めクリームを塗り直す警告を受けることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の紫外線測定装置100の構成は、第1実施形態における紫外線測定装置100の構成と同様の構成であるため、その説明を省略する。本実施形態の紫外線測定装置100は、設定時間毎に紫外線強度が閾値以上であるか否かを判定し、紫外線強度が閾値以上である場合に、発汗判定処理を実行する点が、第1実施形態に係る紫外線測定装置100と異なる。
図5を参照して、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作(発汗判定処理)の一例について説明する。図5は、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作を示したフローチャートである。なお、発汗判定処理以外の処理については、図4における説明と同様であるため、説明を省略する。つまり、図4に示すステップST7〜ST10の発汗判定処理に換えて、図5に示す動作フローを適用することができる。
(ステップST111)
紫外線センサー105は、紫外線強度に応じたアナログ信号をA/D変換部106に出力する。このA/D変換部106は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU101に出力する。このCPU101は、入力されたデジタル信号に基づいて紫外線強度を算出する。
(ステップST112)
そして、CPU101は、発汗判定処理が必要な紫外線強度として予め決められている紫外線強度閾値をRAM110から読み出し、A/D変換部106から入力したデジタル信号に基づく紫外線強度と紫外線強度閾値とを比較する。この紫外線強度閾値は、初期の紫外線強度に基づき算出された日焼け時間よりも計測対象が日焼けすると推定される時間が短縮すると予め決められている紫外線強度であって、紫外線強度に対応する気温における平均的な人間の発汗量に応じて実験的に求めることができる。なお、この紫外線強度閾値は、予め決められた紫外線強度がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の紫外線強度に変更できるようにしてもよい。
(ステップST113)
A/D変換部106から入力したデジタル信号に基づく紫外線強度が紫外線強度閾値以上であった場合、皮膚抵抗値検出部113は、測定対象であるユーザの皮膚と接触している導電ゴム204,205に対して電流を流し、導電ゴム204,205を介在しているユーザの皮膚の抵抗を検出し、この検出された皮膚抵抗値SRnをCPU101に出力する。
(ステップST114)
そして、CPU101は、RAM110から初期の皮膚抵抗値SR0を読み出し、ステップST113において検出した最新の皮膚抵抗値SRnとを比較して、その差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値未満であるか否かを判定する。なお、この予め決められている皮膚抵抗閾値は、予め決められた時間がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の時間に変更できるようにしてもよい。
(ステップST115)
初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値以上である場合、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定し、設定されている日焼け時間を予め決められた時間だけ短縮する。例えば、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定した場合、タイマー111が計測した現在の残り時間を、現時点においてタイマー111が計測した残り時間から予め決められた時間を減算した時間に変更する。そして、CPU101は、発汗判定処理を終了し、図4のステップST5に戻る。
(ステップST116)
一方、初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている閾値未満である場合、CPU101は、測定対象において一定の発汗がなかったと判定する。そして、CPU101は、発汗判定処理を終了し、図4のステップST5に戻る。
上述したとおり、本実施形態によれば、予め決められた設定時間毎に紫外線強度が閾値以上であるか否かが判定され、紫外線強度が閾値以上になった場合に、発汗判定処理を実行することができる。これにより、本実施形態に係る紫外線測定装置100は、屋外にいるユーザが継続的に紫外線にさらされている場合、設定時間毎に発汗判定処理を実行することができる。一方、ユーザが長時間にわたって屋内にいる場合、設定時間に到達した場合であっても、紫外線強度が閾値未満である場合は発汗判定処理を実行しない。
このように、ユーザが日焼けしやすい環境にいるか否かを紫外線強度に基づき判定することによって、発汗判定処理の実行タイミングを、ユーザの環境に応じて変更することができる。
なお、本実施形態は上述の例に限定されない。例えば、複数の紫外線強度閾値を設定する構成であってもよい。この場合、例えば、複数の紫外線強度閾値に応じて、タイマーの残り時間から減じる時間を複数設定してもよい。これにより、検出された紫外線強度に応じて、日焼け時間を短縮することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明に係る第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の紫外線測定装置100の構成は、第1実施形態における紫外線測定装置100の構成と同様の構成であるため、その説明を省略する。本実施形態の紫外線測定装置100は、設定時間毎に気温が閾値以上であるか否かを判定し、気温が閾値以上である場合に、発汗判定処理を実行する点が、第1実施形態に係る紫外線測定装置100と異なる。
図6を参照して、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作(発汗判定処理)の一例について説明する。図6は、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作を示したフローチャートである。なお、発汗判定処理以外の処理については、図4における説明と同様であるため、説明を省略する。つまり、図4に示すステップST7〜ST10の発汗判定処理に換えて、図6に示す動作フローを適用することができる。
(ステップST121)
温度センサー114は、気温に応じたアナログ信号をA/D変換部106に出力する。このA/D変換部106は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU101に出力する。このCPU101は、入力されたデジタル信号に基づいて気温を算出する。
(ステップST122)
そして、CPU101は、発汗判定処理が必要な気温として予め決められている設定気温閾値をRAM110から読み出し、A/D変換部106から入力したデジタル信号に基づく気温と設定気温閾値とを比較する。この設定気温閾値は、初期の紫外線強度に基づき算出された日焼け時間よりも計測対象が日焼けすると推定される時間が短縮すると予め決められている閾値である。つまり、測定対象に照射される紫外線量を測定対象が存在する環境の気温に基づき推定し、測定対象に照射される紫外線量が増加するおそれがある場合、日焼け時間を短縮するものである。また、言い換えると、気温が上昇してより多くの汗をかくと、発汗量が少ない場合に比べて日焼け止めクリームの効果が維持できる時間が縮まっているおそれがあるため、発汗量の変化に応じて、日焼け時間を短縮するものである。
なお、この設定気温閾値は、予め決められた気温がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の気温に変更できるようにしてもよい。
(ステップST123)
A/D変換部106から入力したデジタル信号に基づく気温が設定気温閾値以上であった場合、皮膚抵抗値検出部113は、測定対象であるユーザの皮膚と接触している導電ゴム204,205に対して電流を流し、導電ゴム204,205を介在しているユーザの皮膚の抵抗を検出し、この検出された皮膚抵抗値SRnをCPU101に出力する。
(ステップST124)
そして、CPU101は、RAM110から初期の皮膚抵抗値SR0を読み出し、ステップST123において検出した最新の皮膚抵抗値SRnとを比較して、その差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値未満であるか否かを判定する。なお、この予め決められている皮膚抵抗閾値は、予め決められた時間がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の時間に変更できるようにしてもよい。
(ステップST125)
初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値以上である場合、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定し、設定されている日焼け時間を予め決められた時間だけ短縮する。例えば、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定した場合、タイマー111が計測した現在の残り時間を、現時点においてタイマー111が計測した残り時間から予め決められた時間を減算した時間に変更する。そして、CPU101は、発汗判定処理を終了し、図4のステップST5に戻る。
(ステップST126)
一方、初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている閾値未満である場合、CPU101は、測定対象において一定の発汗がなかったと判定する。そして、CPU101は、発汗判定処理を終了し、図4のステップST5に戻る。
上述したとおり、本実施形態によれば、予め決められた設定時間毎に気温が閾値以上であるか否かが判定され、気温が閾値以上になった場合に、発汗判定処理を実行することができる。これにより、本実施形態に係る紫外線測定装置100は、紫外線センサー105の紫外線強度の検出面が衣類等の遮断物によって遮光されている場合であっても、紫外線測定装置100が存在する環境の気温に応じて日焼け時間を変更することができる。
例えば、本実施形態に係る紫外線測定装置100は、屋外にいるユーザが継続的に紫外線にさらされている場合は気温が閾値以上になっている場合が多い。この場合、紫外線センサー105によって紫外線強度が計測できない状況にあったとしても、設定時間毎に発汗判定処理を実行することができる。一方、ユーザが長時間にわたって屋内にいる場合は気温が閾値未満になっている場合が多い。この場合、設定時間毎に到達した場合であっても、発汗判定処理を実行しない。
このように、ユーザが日焼けしやすい環境にいるか否かを気温に基づき判定することによって、発汗判定処理の実行タイミングを、ユーザの環境に応じて変更することができる。
なお、本実施形態は上述の例に限定されない。例えば、複数の設定気温閾値を設定する構成であってもよい。この場合、例えば、複数の設定気温閾値に応じて、タイマーの残り時間から減じる時間を複数設定してもよい。これにより、検出された気温に応じて、日焼け時間を短縮することができる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の紫外線測定装置100の構成は、第1実施形態における紫外線測定装置100の構成と同様の構成であるため、その説明を省略する。本実施形態の紫外線測定装置100は、設定時間毎に紫外線強度が閾値以上であるか否かを判定し、紫外線強度が閾値以上である場合に、設定時間を紫外線強度に応じて変更する点が、第1実施形態に係る紫外線測定装置100と異なる。
図7を参照して、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作(発汗判定処理)の一例について説明する。図7は、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作を示したフローチャートである。なお、発汗判定処理以外の処理については、図4における説明と同様であるため、説明を省略する。つまり、図4に示すステップST7〜ST10の発汗判定処理に換えて、図7に示す動作フローを適用することができる。
(ステップST131)
紫外線センサー105は、紫外線強度に応じたアナログ信号をA/D変換部106に出力する。このA/D変換部106は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU101に出力する。このCPU101は、入力されたデジタル信号に基づいて紫外線強度を算出する。
(ステップST132)
そして、CPU101は、発汗判定処理が必要な紫外線強度として予め決められている紫外線強度閾値をRAM110から読み出し、A/D変換部106から入力したデジタル信号に基づく紫外線強度と紫外線強度閾値とを比較する。この紫外線強度閾値は、初期の紫外線強度に基づき算出された日焼け時間よりも計測対象が日焼けすると推定される時間が短縮すると予め決められている紫外線強度であって、紫外線強度に対応する気温における平均的な人間の発汗量に応じて実験的に求めることができる。なお、この紫外線強度閾値は、予め決められた紫外線強度がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の紫外線強度に変更できるようにしてもよい。
(ステップST133)
A/D変換部106から入力したデジタル信号に基づく紫外線強度が紫外線強度閾値以上であった場合、CPU101は、紫外線測定装置100を備える電子時計200あるいは300は屋外環境に存在していると判定する。
(ステップST134)
そして、CPU101は、RAM110に設定されている設定時間nを、短期の発汗判定周期として予め決められている設定時間nsに変更する。なお、あとで説明するが、短期の発汗判定周期は、長期の発汗判定周期に比べて短い間隔で発汗判定を行うための設定時間のことをいう。なお、この短期の発汗判定周期を示す設定時間nsは、予め決められた時間がRAM110に保存されており、CPU101がこの設定時間nsを示す情報を読み出して設定されるものであってもよい。また、ユーザの指定により任意の設定時間nsに変更できるようにしてもよい。
(ステップST135)
一方、A/D変換部106から入力したデジタル信号に基づく紫外線強度が紫外線強度閾値未満であった場合、CPU101は、紫外線測定装置100を備える電子時計200あるいは300は屋内環境に存在していると判定する。
(ステップST136)
そして、CPU101は、RAM110に設定されている設定時間nを、長期の発汗判定周期として予め決められている設定時間nlに変更する。なお、上述の通り、長期の発汗判定周期は、短期の発汗判定周期に比べて長い間隔で発汗判定を行うための設定時間のことをいう。なお、この長期の発汗判定周期を示す設定時間nlは、予め決められた時間がRAM110に保存されており、CPU101がこの設定時間nlを示す情報を読み出して設定されるものであってもよい。また、ユーザの指定により任意の設定時間nlに変更できるようにしてもよい。
(ステップST137)
そして、皮膚抵抗値検出部113は、測定対象であるユーザの皮膚と接触している導電ゴム204,205に対して電流を流し、導電ゴム204,205を介在しているユーザの皮膚の抵抗を検出し、この検出された皮膚抵抗値SRnをCPU101に出力する。
(ステップST138)
次いで、CPU101は、RAM110から初期の皮膚抵抗値SR0を読み出し、ステップST137において検出した最新の皮膚抵抗値SRnとを比較して、その差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値未満であるか否かを判定する。なお、この予め決められている皮膚抵抗閾値は、予め決められた時間がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の時間に変更できるようにしてもよい。
(ステップST139)
初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている皮膚抵抗閾値以上である場合、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定し、設定されている日焼け時間を予め決められた時間だけ短縮する。例えば、CPU101は、測定対象において一定の発汗があったと判定した場合、タイマー111が計測した現在の残り時間を、現時点においてタイマー111が計測した残り時間から予め決められた時間を減算した時間に変更する。そして、CPU101は、発汗判定処理を終了し、図4のステップST5に戻る。
(ステップST140)
一方、初期の皮膚抵抗値SR0と最新の皮膚抵抗値SRnとの差分(SR0−SRn)が予め決められている閾値未満である場合、CPU101は、測定対象において一定の発汗がなかったと判定する。そして、CPU101は、発汗判定処理を終了し、図4のステップST5に戻る。
上述したとおり、本実施形態によれば、予め決められた設定時間毎に紫外線強度が閾値以上であるか否かが判定され、紫外線強度が閾値以上になった場合に、発汗判定周期である設定時間を短縮することができる。一方、紫外線強度が閾値未満になった場合に、発汗判定周期である設定時間を延長することができる。これにより、本実施形態に係る紫外線測定装置100は、屋外にいるユーザが継続的に紫外線にさらされている場合、短い周期である設定時間ns毎に発汗判定処理を実行することができる。一方、ユーザが長時間にわたって屋内にいる場合、長い周期である設定時間nl毎に発汗判定処理を実行することができる。
このように、ユーザが日焼けしやすい環境にいるか否かを紫外線強度に基づき判定することによって、発汗判定処理の実行間隔を、ユーザの環境に応じて変更することができる。
なお、本実施形態は上述の例に限定されない。例えば、複数の紫外線強度閾値を設定する構成であってもよい。この場合、例えば、複数の紫外線強度閾値に応じて、複数の設定時間を設定してもよい。
[第5実施形態]
以下、本発明の第5実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の紫外線測定装置100の構成は、第1実施形態における紫外線測定装置100の構成と同様の構成であるため、その説明を省略する。本実施形態の紫外線測定装置100は、日焼け止めクリームの設定値が設定されている場合、つまり、日焼け防止対策がユーザに対して施されていることが紫外線測定装置100に対して設定されている場合、発汗判定処理を実行する点が、第1実施形態に係る紫外線測定装置100と異なる。
図8を参照して、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作の一例について説明する。図8は、本実施形態に係る紫外線測定装置100の動作の一例を示したフローチャートである。なお、発汗判定処理の処理については、図4〜7に示す発汗判定処理が適用可能である。
(ステップST151)
例えば、紫外線測定装置100を備える腕時計型の電子時計200あるいは300をユーザが装着している状態において、入力部104を介してユーザから初期情報の設定が指示される。この指示を示す指示信号を入力部104がCPU101に出力すると、CPU101は、皮膚抵抗値検出部113に対して皮膚抵抗値の検出を指示する。
そして、皮膚抵抗値検出部113は、測定対象であるユーザの皮膚と接触している導電ゴム204,205に対して電流を流し、導電ゴム204,205との間に介在しているユーザの皮膚の抵抗を検出する。この皮膚抵抗値検出部113は、検出した抵抗である皮膚抵抗値をCPU101に出力する。そして、CPU101は、この皮膚抵抗値を初期の皮膚抵抗値SR0としてRAM110に記憶させる。
また、CPU101は、皮膚抵抗値検出部113から皮膚抵抗値を入力した際に時刻計測部107によって計時された時刻を取得し、当該時刻を示す時刻情報を皮膚抵抗値SR0に対応付けてRAM110に記憶させる。
(ステップST152)
次いで、紫外線センサー105は、紫外線強度に応じたアナログ信号をA/D変換部106に出力する。このA/D変換部106は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU101に出力する。このCPU101は、入力されたデジタル信号に基づいて紫外線強度を算出し、時刻計測部107が出力する現在の時刻と対応付けてRAM110に記憶させる。
(ステップST153)
CPU101は、RAM110に日焼け止めクリームの設定値が保存されているか否かを判定する。
(ステップST154)
RAM110に日焼け止めクリームの設定値が保存されている場合、CPU101は、RAM110からステップST152において検出された紫外線強度を読み出し、この紫外線強度と日焼け止めクリームの設定値に基づいて、日焼けをすると推定されるまでの日焼け時間を取得する。本実施形態において、日焼け時間は、紫外線強度に応じて予め決められている。さらに、紫外線強度に対応する日焼け時間としては、日焼け止めクリームの設定値の有無に応じて、日焼け防止対策あり時の日焼け時間と、日焼け防止対策なし時の日焼け時間とが設定されている。
例えば、CPU101は、日焼け防止対策あり時の日焼け時間t2を示す日焼け時間設定値をRAM110に設定する。なお、日焼け時間の取得方法はどのような方法を用いてもよい。
(ステップST155)
そして、CPU101は、タイマー111を作動させる。このタイマー111は、RAM110に設定されている日焼け防止対策あり時の日焼け時間設定値に基づき、日焼け時間t2をカウントダウンすることにより日焼けをすると推定されるまでの残り時間を計測する。なお、CPU101は、ここで、タイマー111が計測する日焼けをすると推定されるまでの残り時間を、表示部108に表示させるように制御してもよい。
(ステップST156)
そして、CPU101は、タイマー111が日焼け防止対策あり時の日焼け時間t2をカウントダウンした残り時間が「0」であるか否かを判定する。日焼け防止対策あり時の日焼け時間t2をカウントダウンした残り時間が「0」であると判定した場合、CPU101はステップST159の処理に進み、それ以外の場合にはステップST157の処理に進む。
(ステップST157)
CPU101は、時刻計測部107が出力する現在の時刻と、RAM110に記憶されている皮膚抵抗値と対応付けられている最新の時刻とに基づいて、皮膚抵抗値と対応付けられている最新の時刻から設定時間であるn分が経過したか否かを判定する。例えば、皮膚抵抗値SR0と対応付けられている時刻情報の時刻が最新である場合、CPU101は、この時刻からn分が経過したか否かを判定する。
時刻計測部107が出力する現在の時刻が、RAM110に記憶されている皮膚抵抗値と対応付けられている最新の時刻からn分経過していると判定した場合、CPU101は、ステップST158の処理に進む。一方、それ以外の場合、CPU101は、ステップST157の処理を継続し、n分が経過するまで待機する。なお、設定時間nは、予め決められた時間がRAM110に設定されているものであってもよく、ユーザの指定により任意の時間に変更できるようにしてもよい。
(ステップST158)
CPU101は、発汗判定処理を実行する。この発汗判定処理は、図4〜7を用いて説明した発汗判定処理のうちいずれか1つを適用することができる。この際、実行する発汗判定処理は、予め設定されているものであってもよく、ユーザによって入力部104を介して指定されるものであってもよい。
発汗判定処理が終了した場合、CPU101は、ステップST156に戻って、タイマー111の残り時間の判定を行う。
(ステップST159)
上述のステップST156において、タイマー111が計測する日焼けをすると推定されるまでの残り時間が「0」であるとCPU101が判定した場合、CPU101は、例えば、日焼け時間が経過したことを警告する表示を表示部108に表示させる。その後、処理を終了する。なお、日焼け時間が経過したことを警告する方法として、紫外線測定装置100が音声出力部を備え、音声を用いて警告を行うようにしてもよい。また、CPU101は、「日焼け止めクリームを塗ってください」あるいは「日焼けに注意してください」等の日焼け時間が経過したことによってユーザに通知すべき情報を出力するものであってもよい。
(ステップST160)
次いで、入力部104を介してユーザから警告の解除が指示されると、CPU101は、ステップST152に戻って上述と同様の処理を繰り返す。
(ステップST161)
ステップST153に戻って、RAM110に日焼け止めクリームの設定値が保存されていない場合、CPU101は、RAM110からステップST152において検出された紫外線強度を読み出し、この紫外線強度と日焼け止めクリームの設定値に基づいて、日焼けをすると推定されるまでの日焼け時間を取得する。例えば、CPU101は、検出された紫外線強度に対応する日焼け防止対策なし時の日焼け時間t3を示す日焼け時間設定値をRAM110に設定する。なお、日焼け時間の取得方法はどのような方法を用いてもよい。
(ステップST162)
そして、CPU101は、タイマー111が計測する日焼け防止対策なし時の日焼け時間t3をカウントダウンした残り時間が「0」であるか否かを判定する。日焼け防止対策なし時の日焼け時間t3をカウントダウンした残り時間が「0」であると判定した場合、CPU101はステップST159の処理に進み、それ以外の場合にはステップST162の処理を継続する。
上述したとおり、本実施形態によれば、日焼け止めクリームの設定値が設定されている場合、日焼け防止対策の有無に応じて予め決められている日焼け時間を設定することができる。これにより、検出される紫外線強度が同一であっても、日焼け防止対策をしている場合には、日焼け防止対策をしていない場合に比べて、日焼け時間を長く設定することができる。これにより、日焼け防止対策を行っているユーザと行っていないユーザに対して、それぞれに適した日焼け時間を設定することができる。
次に、図9を参照して、図2に示す電子時計200と構成が一部異なる電子時計300の一例を説明する。図9は、この電子時計300の一部の断面を示す図である。
図9に示す通り、導電ゴム204,205は、裏蓋202の一部にそれぞれ取り付けられている。つまり、バンド203に導電ゴム204,205が取り付けられている電子時計200とは、この取り付け位置が異なる。
導電ゴム204,205は、CPU101や皮膚抵抗値検出部113を搭載する回路基板206と電極接点部207を介して接続されている。なお、導電ゴム204,205と裏蓋202との間には、絶縁枠が取り付けられている。
なお、上述した第1実施形態から第5実施形態における紫外線測定装置100が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の第1実施形態から第5実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、紫外線測定装置100を腕時計型の装置としてもよく、容易に持ち運びが可能なように小型の装置としてもよい。また、紫外線測定装置100を他の電子機器に組み込んでもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、以下のような変更が一部加えられた構成であってもよい。
例えば、本実施形態において、皮膚抵抗閾値は、日焼け止めクリームの日焼け防止の効力が低減する発汗量の変化に対応する皮膚抵抗値の変化量を例として説明したが、これに限られず、例えば、日焼け止めクリームの日焼け防止の効力が低減する発汗量に対応する皮膚抵抗値であってもよい。この場合、CPU101は、現在の皮膚抵抗値とこの皮膚抵抗閾値とを比較して、皮膚抵抗閾値以下になった場合、一定の発汗があったと判定する。
100・・・紫外線測定装置、101・・・CPU、102・・・発振回路、103・・・分周回路、104・・・入力部、105・・・紫外線センサー、106・・・A/D変換部、107・・・時刻計測部、108・・・表示部、109・・・ROM、110・・・RAM、111・・・タイマー、112・・・電池、113・・・皮膚抵抗値検出部、114・・・温度センサー

Claims (13)

  1. 測定対象が発汗していると判定した場合、前記測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を示す日焼け時間を、前記測定対象が発汗していないと判定した場合と比較して短縮する発汗判定処理を行う制御部と
    を備えたことを特徴とする紫外線測定装置。
  2. 紫外線強度を測定する紫外線センサーと、
    前記紫外線センサーが測定した紫外線強度に基づいて、前記測定対象が日焼けをすると推定されるまでの時間を示す日焼け時間を取得し、取得した日焼け時間を日焼け時間設定値として記憶部に格納する日焼け時間算出部と、
    前記記憶部に格納されている日焼け時間設定値に基づいて、前記測定対象が日焼けをすると推定されるまでの残時間を計測するタイマー部と、
    前記測定対象の皮膚抵抗値を検出する皮膚抵抗値検出部と、をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値の変化量と、前記測定対象が発汗していないと判定される予め決められた許容範囲とを比較し、前記皮膚抵抗値の変化量が前記許容範囲を超えた場合、前記測定対象が発汗していると判定して前記タイマーによって計測される残時間を短縮する前記発汗判定処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の紫外線測定装置。
  3. 前記記憶部は、
    前記タイマー部が残時間を計測する以前に前記皮膚抵抗値検出部によって検出された前記皮膚抵抗値を初期抵抗値として格納し、
    前記制御部は、
    予め決められた設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値と前記初期抵抗値との差分と、予め決められた閾値により規定される許容範囲とを比較し、前記差分が前記閾値未満であった場合、前記測定対象が発汗していると判定することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の紫外線測定装置。
  4. 前記制御部は、
    前記紫外線センサーによって測定された前記紫外線強度に基づいて、前記紫外線強度が予め決められた閾値以上であった場合、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  5. 前記紫外線測定装置が位置される環境の環境温度を測定する温度センサーをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記温度センサーによって測定された前記環境温度に基づいて、前記環境温度が予め決められた閾値以上であった場合、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  6. 前記制御部は、
    ユーザからの指示を受け付け、当該ユーザによって指示される前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を入力する入力部をさらに備え、
    前記記憶部は、
    前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を記憶し、
    前記日焼け時間取得部は、
    前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されている場合、予め決められている標準の前記日焼け時間よりも予め決められた時間だけ長い前記日焼け時間を前記日焼け時間設定値として前記記憶部に格納する
    ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  7. 前記制御部は、
    ユーザからの指示を受け付け、当該ユーザによって指示される前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を入力する入力部をさらに備え、
    前記記憶部は、
    前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を記憶し、
    前記日焼け時間取得部は、
    前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されていない場合、予め決められている標準の前記日焼け時間よりも予め決められた時間だけ短い前記日焼け時間を前記日焼け時間設定値として前記記憶部に格納する
    ことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  8. ユーザからの指示を受け付け、当該ユーザによって指示される前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を入力する入力部をさらに備え、
    前記記憶部は、
    前記測定対象に対する日焼け防止対策に関する設定値を記憶し、
    前記制御部は、
    前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されているか否かを判定し、前記記憶部に前記日焼け防止に関する設定値が記憶されている場合、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  9. 前記制御部は、
    前記紫外線センサーによって測定された前記紫外線強度が予め決められた閾値以上である場合、予め決められている標準の設定時間よりも予め決められた時間だけ短い短期設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値に基づき、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする請求項1から8のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  10. 前記制御部は、
    前記紫外線センサーによって測定された前記紫外線強度が予め決められた閾値未満である場合、予め決められている標準の前記設定時間よりも予め決められた時間だけ長い長期設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値に基づき、前記発汗判定処理を行うことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  11. 前記制御部は、
    予め決められた設定時間毎に前記皮膚抵抗値検出部によって検出される前記皮膚抵抗値に基づき、前記設定時間毎に前記発汗判定処理を行うことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  12. 前記制御部は、
    前記タイマー部によって計測される前記残時間がゼロになったか否かを判定し、前記残時間がゼロになるまで前記発汗判定処理を繰り返し行うことを特徴とする請求項2から11のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置。
  13. 請求項1から12のうちいずれか一項に記載の紫外線測定装置を備えることを特徴とする電子時計。
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