JP2012185508A - 透過型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の数が少なくても、均一で高い輝度を確保できる透過型画像表示装置を提供する。
【解決手段】透過型画像表示装置4は、透過型液晶表示パネル5と、この透過型液晶表示パネル5に背面側から照明光F1を照射する面光源装置1とを備え、面光源装置1は、全面にわたって法線方向aに前面側に向けて平行光F1を照射するものであり、透過型液晶表示パネル5の前面側には、背面側から入射した入射光F2を等方的に拡散させながら透過させる光拡散板7が配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、透過型画像表示装置に関する。
透過型画像表示装置(4')としては、例えば図7に示すように、透過型液晶表示パネル(5)の背面側に、面光源装置(1')が配置されたものが広く知られており、面光源装置(1')としては、照明光(F1')を前面側に向けて等方的に照射するものが使用されている〔特許文献1:特開平7−141908号公報の段落番号0012および図1〕。
しかし、かかる従来の透過型画像表示装置(4')では、正面方向から見たときと、斜め方向から見たときのカラー画像のコントラストや色相が大きく異なるという問題があった。
かかる問題を解決するものとして、斜め方向から見たときのカラー画像を正面方向から見たときのものと同等のコントラストおよび色相のものとするための視野補償層(図示せず)を透過型液晶表示パネルに組合せたものが提案されているが、必ずしも十分なものであるとはいえない。
特開平7−141908号公報[段落番号0012および図1]
そこで本発明者らは、斜め方向からカラー画像を見たときにも、正面方向から見たときと同様のコントラストおよび色相を示す透過型型画像表示装置(4)を開発するべく鋭意検討した結果、本発明に至った。
すなわち本発明は、透過型液晶表示パネル(5)と、該透過型液晶表示パネル(5)に背面側から照明光(F1)を照射する面光源装置(1)とを備えた透過型画像表示装置(4)であり、
前記面光源装置(1)は、全面にわたって前面側に向けて法線方向(a)に平行光(F1)を照射するものであり、
前記透過型液晶表示パネル(5)の前面側には、背面側から入射した入射光(F2)を等方的に拡散させながら透過させる光拡散板(7)が配置されている
ことを特徴とする透過型画像表示装置(4)を提供するものである。図1に本発明の透過型画像表示装置(1)の一例を模式的に示す。
本発明の透過型画像表示装置(1)は、カラー画像を斜め方向から見たときにも、正面方向から見たときと同様のコントラストおよび色相を示す。
本発明の透過型画像表示装置(4)の一例を模式的に示す断面図である。 面光源装置(1)の第一の実施態様の偏向構造板(3)と光源(21、22、…)を模式的に示す断面図である。 面光源装置(1)の第一の実施態様の偏向構造板(3)を模式的に示す断面図である。 面光源装置(1)の第一の実施態様の偏向構造板(3)と光源(21、22、…)を模式的に示す断面図である。 面光源装置(1)の第一の実施態様の偏向構造板(3)を模式的に示す断面図である。 面光源装置(1)から主射される光(F1)の輝度を測定する方向を示す模式図である。 従来の透過型画像表示装置(4')の一例を模式的に示す断面図である。
図1に示す本発明の透過型画像表示装置(4)は、透過型液晶表示パネル(5)と、面光源装置(1)と、光拡散部(7)とを備えている。
透過型液晶表示パネル(5)は、カラー画像を表示するものであり、例えば図1に示すように、液晶セル(54)と、その背面側および前面側に配置された一対の偏光子(52、53)とを備えたものである。
液晶セル(54)は、液晶材料からなる液晶層(51)と、その背面側および前面側に配置された一対の透明電極(55、56)とを備えている。
液晶層(51)を構成する液晶材料は、誘電率異方性が正であるものであってもよいし、誘電率異方性が負であるものであってもよい。液晶層(51)において、液晶材料は、透明電極板(55、56)に電圧を印加しない状態で、透明電極に対して平行に配向していてもよいし、垂直に配向していてもよい。
例えばTN(Twisted Nematic)モード、STN(Super Twisted Nematic)モード、πセルモードの液晶表示パネル(5)では、透明電極(55、56)の間に電圧を印加しない状態では、誘電率異方性が正の液晶材料が透明電極に対して平行に配向している。
VA(Vertical Alignment)モードの液晶表示パネル(5)では、透明電極(55、56)の間に電圧を印加しない状態では、誘電率異方性が正の液晶材料が透明電極に対して垂直に配向している。
液晶層(51)を構成する液晶材料は、その両面に配置された透明電極板(55、56)に電圧を印加することにより、配向が変わる。
液晶セル(54)の背面側および前面側に配置される偏光子(52、53)は、これを透過する光のうち、偏光子(52、53)の透過軸に平行な振動面の偏光成分は振動面を維持したままで透過させ、透過軸に垂直な振動面の偏光成分は透過させない機能を有する光学素子であり、例えばポリビニルアルコールフィルムにヨウ素等の二色性色素を吸着配向させたものが使用される。かかる偏光子(52、53)は通常、その両面または片面に、トリアセチルセルロース(TAC)などの透明樹脂からなる支持板(図示せず)を積層して用いられる。
液晶表示パネル(5)は、カラーフィルター(図示せず)を備えていてもよい。カラーフィルターを備えることにより、カラー画像を表示することができる。カラーフィルターは、例えば背面側偏光子(52)のさらに背面側に配置されていてもよいし、背面側偏光子(51)と背面側透明電極(55)との間に配置されていてもよいし、前面側透明電極(56)と前面側偏光子(53)との間に配置されていてもよいし、前面側偏光子(53)のさらに前面側に配置されていてもよい。
液晶表示パネル(5)は、正面から見たときのコントラスト比や色相を向上させる目的で、コントラスト補償層(図示せず)を備えていてもよい。コントラスト補償層としては、例えば液晶表示パネル(5)がSTNモードのものである場合には、ポリカーボネートフィルムの一軸延伸フィルムなどが、IPSモードのものである場合には、シクロオレフィン樹脂の二軸延伸フィルムなどが挙げられる。
面光源装置(1)は、全面にわたって前面側に向けて法線方向(a)に平行光(F1)を照射するものであり、例えば図1に示すように、面内に複数の光源(21、22、…)が互いに間隔(L)を空けて配置され、
該複数の光源(21、22、…)の前面側に、該複数の光源からの光(F11、F12、…)の向きを変える偏向構造板(3)が配置されてなり、
該偏向構造板(3)は、前記複数の光源(21、22、…)のうち隣り合う2つの光源(21、22)の間の全面に亘って、該2つの光源からの光(F11、F12)を共に前面側に向けて法線方向(a)に出射するように構成されているものが使用できる。
この面光源装置(1)は、等しい間隔(L)で棒状の光源(21、22、…)が同一面内に配置されている。光源(21、22、…)間の間隔(L)は通常15mm〜150mmである。光源(21、22、…)としては、例えば蛍光ランプ(冷陰極線管)のような直管状のもの、LEDのような点光源などを用いることができる。
複数の光源(21、22、…)は通常、ランプボックス(6)内に配置されている。このランプボックス(6)の内面は通常、光反射面になっている。
複数の光源(21、22、…)の前面側には偏向構造板(3)が備えられている。偏向構造板(3)は通常、透明材料、例えば透明樹脂、透明ガラスからなる板状のものが使用される。
透明樹脂としては、例えばポリカーボネート樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体樹脂)、メタクリル樹脂、MS樹脂(メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂)、ポリスチレン樹脂、AS樹脂(アクリロニトリル-スチレン共重合体樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂などが挙げられる。偏向構造板(3)は、光拡散材が分散されていてもよい。
偏向構造板(3)の厚みは、通常は0.1mm〜15mm、好ましくは0.5mm〜10mm、より好ましくは1mm〜5mmである。
偏向構造板(3)は通常、複数の光源(21、22)の全てを覆うように配置される。光源(21、22、…)と偏向構造板(3)との間の距離(d)は通常5mm〜50mmである。
偏向構造板(3)は、隣り合う2つの光源(21、22)の間で、全面に亘って、該2つの光源(21、22)からの光(F11、F12)を共に前面側に向けて法線方向(a)に出射するように構成されている。
〔第一実施態様〕
図2および図3に、面光源装置(1)を構成する偏向構造板(3)の第一の実施態様を模式的に示す。この偏向構造板(3)が適用される面光源装置(1)は、光源として30mmの間隔(L)で配置された複数の蛍光ランプ(21、22、…)を用いたものである。偏向構造板(3)は、この蛍光ランプ(21、22、…)と21mmの距離(d)を空けて配置されている。また、この偏向構造板(3)は、厚さ2mmで、屈折率1.57の透明樹脂で構成されている。
図2に示すように、この偏向構造板(3)は、その光入射面、即ち光源側の表面が全面に亘って平坦である。
また、この偏向構造板(3)は、隣り合う2つの光源(21、22)の間が30の領域(Am、m=0、1、2、…29)に区切られている。各領域(Am)の長さは1000μm(1mm)である。
図3に示すように、両光源(21、22)の直近に位置する領域(A0(m=0))において、光の出射面は平坦面になっており、その直下の光源(21、22)からの光は、そのまま、前面側に向けて、偏向構造板(3)の法線方向(a)に出射する。
また、2つの光源(21、22)の間の29個の領域(Am(m=1、2、…29))において、偏向構造板(3)の光出射面は、それぞれ同じ断面形状の三角形が配列されたプリズムから構成されている。各領域(A1、A2、…A29)における三角形の数は、それぞれ20個であり、三角形の間隔(p)は50μmである。また、各領域(A1、A2、…A29)において、プリズムを構成する各三角形の2つの斜辺が法線(a)と為す角度(αn、βn)は、第1表に示すとおりである。
第 1 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
n αn(°) βn(°) n αn(°) βn(°)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 85.1 24.2 16 38.1 41.9
2 80.5 24.8 17 36.3 44.1
3 76.1 25.4 18 34.7 46.5
4 72.0 26.1 19 33.3 49.0
5 68.0 26.8 20 32.0 51.7
6 64.4 27.7 21 30.7 54.5
7 60.9 28.6 22 29.6 57.6
8 57.6 29.6 23 28.6 60.9
9 54.5 30.7 24 27.7 64.4
10 51.7 32.0 25 26.8 68.0
11 49.0 33.3 26 26.1 72.0
12 46.5 34.7 27 25.4 76.1
13 44.1 36.3 28 24.8 80.5
14 41.9 38.1 29 24.2 85.1
15 39.9 39.9
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
かかるプリズムにより、両光源(21、22)の間の全ての領域(A1、A2、…A29)において、両側の光源(21、22)からの光(F11、F12)を、いずれも、前面側に向けて、偏向構造板(3)の法線方向(a)に、平行光(F1)として出射させることができる。
〔第二実施態様〕
図4および図5には、偏向構造板(3)の第二の実施態様を模式的に示す。この偏向構造板(3)が適用される面光源装置(1)は、光源として30mmの間隔(L)で配置された複数の蛍光ランプ(21、22、…)を用いたものである。偏向構造板(3)は、この蛍光ランプ(21、22、…)と21mmの距離(d)を空けて配置されている。この偏向構造板(3)は、厚さ2mmで、屈折率1.49の透明樹脂で構成されている。
図4に示すように、この偏向構造板(3)の光入射面、即ち光源側の表面は、全面に亘って平坦である。
図5に示すように、隣り合う2つの光源(21、22)の間において、光出射面は、29個の三角形が配列された構造のプリズムで構成されており、各三角形の2つの斜辺が法線(a)と為す角度(αn、βn、n=1、…、29)は、第2表に示すとおりである。
第 2 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
n αn(°) βn(°) n αn(°) βn(°)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 84.4 19.2 16 32.5 36.6
2 79.1 19.7 17 30.8 38.8
3 74.1 20.3 18 29.2 41.3
4 69.5 20.9 19 27.7 44.0
5 65.1 21.6 20 26.4 46.9
6 60.9 22.3 21 25.2 50.1
7 57.1 23.2 22 24.1 53.4
8 53.4 24.1 23 23.2 57.1
9 50.1 25.2 24 22.3 60.9
10 46.9 26.4 25 21.6 65.1
11 44.0 27.7 26 20.9 69.5
12 41.3 29.2 27 20.3 74.1
13 38.8 30.8 28 19.7 79.1
14 36.6 32.5 29 19.2 84.4
15 34.4 34.4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
かかるプリズムにより、両光源(21、22)の間の全域に亘って、両側の光源(21、22)からの光(F11、F12)を、いずれも、前面側に向けて、偏向構造板(3)の法線方向(a)に平行光(F1)として出射させることができる。
〔第三実施態様〕
更に第三の実施態様として、図4および図5に示す偏向構造板(3)であって、隣り合う2つの光源(21、22)の間に、光出射面は、599個の三角形が配列された構造のプリズムで構成されている場合において、各三角形の2つの斜辺が法線(a)と為す角度(αn、βn、n=1、…、529)の算出式を式(1)および式(2)として示す。
αn(°)=-1.50×10-7×n3+3.23×10-4×n2-0.2503×n+90・・・(1)
βn(°)=-1.50×10-7×(600-n)3+3.23×10-4×(600-n)2-0.2503×(600-n)+90
・・・(2)
かかるプリズムにより、両光源(21、22)の間の全域に亘って、両側の光源(21、22)からの光(F11、F12)を、いずれも、前面側に向けて、偏向構造板(3)の法線方向(a)に、平行光(F1)として出射させることができる。
かかる面光源装置(1)から主射される平行光(F1)は、面光源装置の全面にわたって、通常、図6に示すように、法線方向(a)から観測したときの輝度(L0)と、法線方向(a)に対して15°の角度の方向から観察したときの輝度(L15)とが、式(1)
0/2 ≧ L15 ・・・(1)
を満足する。
かかる面光源装置(1)は、透過型液晶表示パネル(5)の背面側に配置される。
本発明の透過型画像表示装置(4)を構成する光拡散部(7)は、入射した光(F2)を等方的に拡散させながら透過する光学素子である。
このような光拡散部(7)としては、例えば透明材料中に光拡散剤が均一に分散された光拡散板が挙げられる。透明材料としては、たとえばメタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂、ポリプロピレン樹脂などが挙げられる。光拡散剤としては、透明材料と異なる屈折率の粉末が挙げられる。
光拡散部(7)としては、屈折率が異なり、互いに非相溶性の熱可塑性材料を加熱溶融状態で混練したのち板状に成形し、冷却して得られる光拡散板も挙げられる。
光拡散部(7)としては、透明材料からなる透明板の表面に細かな凹凸が設けられた光拡散板も挙げられる。透明板の表面に細かな凹凸を設ける方法としては、例えばサンドブラスト法により粉末状の研磨材料を吹き付けて透明板の表面を粗面加工する方法、微粒子を含む塗料を透明板の表面に塗布し、微粒子からなる凹凸面を形成する方法、切削加工により表面に細かな凹凸を設ける方法などが挙げられる。
光拡散部(7)は、透過型液晶表示パネル(5)の前面側に配置され、例えば透過型液晶表示パネル(5)を構成する液晶セル(54)の前面側に配置される前面側偏光子(53)のさらに前面側に配置される。
光拡散部(7)は、前面側偏光子(53)のさらに前面側にカラーフィルターを配置する場合には、このカラーフィルターを兼ねていてもよい。また、前面側偏光子(53)の前面側に支持板を積層して用いる場合、この前面側に積層される支持板が光拡散部(7)であってもよい。
本発明の透過型画像表示装置(4)は、透過型液晶表示パネル(5)が、上記面光源装置(1)から法線方向(a)に前面側に向けて照射される平行光(F1)によって照明されるので、透過型画像表示部(5)により形成される画像は、前面にわたって法線方向(a)に前面側に向けた平行な入射光(F2)となって上記光拡散部(7)に入射する。平行な入射光(F2)となって光拡散部(7)に入射した画像は、この光拡散部(7)によって等方的に散乱されながら透過するので、本発明の透過型画像表示装置(4)によれば、斜め方向から見たときにも、正面方向から見たときと同様のコントラスト、色相で、画像を見ることができる。
このため、本発明の透過型画像表示装置(4)は、従来の照明光(F1')を前面側に向けて等方的に照射する面光源装置(1')を用いた透過型画像表示装置(4')に用いられていたような、斜め方向から見たときの画像を正面方向から見たときのものと同等のものとするための視野補償層を用いなくても、斜め方向から見たときの画像を正面方向から見たときと同等のコントラストおよび色相のものとすることができる。
かかる視野補償層としては、例えばTNモードの液晶表示パネルに組合せて用いられている「WVフィルム」(富士フィルム社製)、STNモードの液晶表示パネルに組合せて用いられている「LCフィルム」(新日本石油社製)、IPSモードの液晶表示パネルに組合せて用いられている二軸性位相差フィルム、VAモードの液晶パネルに組合せて用いられるAプレートおよびC−プレートを組み合わせた位相差板、二軸性位相差フィルム、πセルモードの液晶表示パネルに組合せて用いられる「OCB用WVフィルム」(富士フィルム社製)などが挙げられる。
1:面光源装置
21、22、…:光源 L:光源同士の間隔 F11、F12、…:光源からの光
F1:平行光 F1':照明光 F2:入射光
3:偏向構造板 a:法線 A0、A1、A2、…A29:領域
d:光源と偏向構造板との間の距離
αn、βn:2つの斜辺が法線(a)と為す角度
4:透過型画像表示装置
5:透過型液晶表示パネル
51:液晶層 52:背面側偏光子 53:前面側偏光子 54:液晶セル
55:明電極 56:透明電極
6:ランプボックス
7:光拡散部

Claims (3)

  1. 透過型液晶表示パネル(5)と、該透過型液晶表示パネル(5)に背面側から照明光(F1)を照射する面光源装置(1)とを備えた透過型画像表示装置(4)であり、
    前記面光源装置(1)は、全面にわたって法線方向(a)に前面側に向けて平行光(F1)を照射するものであり、
    前記透過型液晶表示パネル(5)の前面側には、背面側から入射した入射光(F2)を等方的に拡散させながら透過させる光拡散板(7)が配置されており、
    透過型液晶表示パネル(5)は、前記面光源装置(1)から法線方向(a)に前面側に向けて照射される平行光(F1)によって照明されるものであり、
    前記面光源装置(1)は、以下の(A)、(B)又は(C)であることを特徴とする透過型画像表示装置(4)。
    (A)偏向構造板(3)、30mmの間隔(L)で配置された複数の蛍光ランプ(21、22、…)を有し、以下の(A1)〜(A4)の要件を満たす面光源装置(1)
    (A1)偏向構造板(3)と、該蛍光ランプ(21、22、…)とは21mmの距離(d)を空けて配置されている。
    (A2)偏向構造板(3)は、厚さ2mmであり、屈折率1.57の透明樹脂で構成されている。
    (A3)偏向構造板(3)の光入射面表面が全面に亘って平坦である。
    (A4)偏向構造板(3)は、隣り合う2つの光源(21、22)の間が30の領域(Am、m=0、1、2、…29)に区切られており、各領域(Am)の長さは1000μmである。両光源(21、22)の直近に位置する領域(A0(m=0))において、光の出射面は平坦面になっており、2つの光源(21、22)の間の29個の領域(Am(m=1、2、…29))において、光出射面は、それぞれ同じ断面形状の三角形が配列されたプリズムから構成され、各領域(A1、A2、…A29)における三角形の数は、それぞれ20個であり、三角形の間隔(p)は50μmである。
    (A4)各領域(A1、A2、…A29)において、プリズムを構成する各三角形の2つの斜辺が法線(a)と為す角度(αn、βn)は、第1表に示すとおりである。
    [第1表]
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    n αn(°)βn(°) n αn(°) βn(°)
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    1 85.1 24.2 16 38.1 41.9
    2 80.5 24.8 17 36.3 44.1
    3 76.1 25.4 18 34.7 46.5
    4 72.0 26.1 19 33.3 49.0
    5 68.0 26.8 20 32.0 51.7
    6 64.4 27.7 21 30.7 54.5
    7 60.9 28.6 22 29.6 57.6
    8 57.6 29.6 23 28.6 60.9
    9 54.5 30.7 24 27.7 64.4
    10 51.7 32.0 25 26.8 68.0
    11 49.0 33.3 26 26.1 72.0
    12 46.5 34.7 27 25.4 76.1
    13 44.1 36.3 28 24.8 80.5
    14 41.9 38.1 29 24.2 85.1
    15 39.9 39.9
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    (B)偏向構造板(3)、30mmの間隔(L)で配置された複数の蛍光ランプ(21、22、…)を有し、以下の(B1)〜(B3)の要件を満たす面光源装置(1)
    (B1)偏向構造板(3)は、厚さ2mmであり、屈折率1.49の透明樹脂で構成されている。
    (B2)偏向構造板(3)の光入射面は、全面に亘って平坦である。
    (B3)偏向構造板(3)は、隣り合う2つの光源(21、22)の間において、光出射面は、29個の三角形が配列された構造のプリズムで構成されており、各三角形の2つの斜辺が法線(a)と為す角度(αn、βn、n=1、…、29)は、第2表に示すとおりである。
    [第2表]
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    n αn(°)βn(°) n αn(°) βn(°)
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    1 84.4 19.2 16 32.5 36.6
    2 79.1 19.7 17 30.8 38.8
    3 74.1 20.3 18 29.2 41.3
    4 69.5 20.9 19 27.7 44.0
    5 65.1 21.6 20 26.4 46.9
    6 60.9 22.3 21 25.2 50.1
    7 57.1 23.2 22 24.1 53.4
    8 53.4 24.1 23 23.2 57.1
    9 50.1 25.2 24 22.3 60.9
    10 46.9 26.4 25 21.6 65.1
    11 44.0 27.7 26 20.9 69.5
    12 41.3 29.2 27 20.3 74.1
    13 38.8 30.8 28 19.7 79.1
    14 36.6 32.5 29 19.2 84.4
    15 34.4 34.4
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    (C)偏向構造板(3)、30mmの間隔(L)で配置された複数の蛍光ランプ(21、22、…)を有し、以下の(C1)の要件を満たす面光源装置(1)
    (C1)偏向構造板(3)は、隣り合う2つの光源(21、22)の間の光出射面が、599個の三角形が配列された構造のプリズムで構成され、各三角形の2つの斜辺が法線(a)と為す角度(αn、βn、n=1、…、529)が、式(1)および式(2)の算出式を満たす。
    αn(°)=-1.50×10-7×n3+3.23×10-4×n2-0.2503×n+90・・・(1)
    βn(°)=-1.50×10-7×(600-n)3+3.23×10-4×(600-n)2-0.2503×(600-n)+90
    ・・・(2)
  2. 前記面光源装置(1)が、前記(A)である請求項1に記載の透過型画像表示装置(4)。
  3. 前記光拡散板(7)が、透明材料中に光拡散剤が均一に分散された光拡散板、又は、透明材料からなる透明板の表面に細かな凹凸が設けられた光拡散板である請求項1または2に記載の透過型画像表示装置(4)。
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