JP2012184914A - 加湿機及び加湿機能付空気清浄機 - Google Patents

加湿機及び加湿機能付空気清浄機 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、加湿機及び加湿機能付空気清浄機において、加湿手段のメンテナンス性の向上を図ることを目的とするものである。
【解決手段】吸気口4と排気口5を有する本体ケース6と、この本体ケース6内の加湿風路15に設けた送風機7と、加湿風路15に設けた加湿容器12と、この加湿容器12内の加湿水11内に、その下端部が浸漬される加湿体13と、前記加湿体を複数の支持棒20に係留して形状を固定するものであり、前記加湿体13および/または前記支持棒20に前記加湿体13の位置を安定させる係留位置安定手段を備えることを特徴とした加湿機であって、通過する加湿対象空気が十分に水分と接触することができ、その結果、加湿効果を向上することができるものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内空気の加湿を行う加湿機及び加湿機能付空気清浄機に関するものである。
従来、この種の加湿機は、以下のような構成となっていた。
すなわち、吸気口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の加湿風路に設けた送風機と、前記加湿風路に設けた加湿容器と、この加湿容器内の加湿水内に、その下端部が浸漬された網目状の加湿体とを備えた構成となっていた(例えば、これに類似する先行文献として下記特許文献1が存在する)。
以下、前記加湿体の配置手段について、図11を参照しながら説明する。図11に示すように、加湿体101は弾性変形する保持枠102により保持され、加湿体101と前記本体ケースとの間には、加湿体101と前記本体ケースの間の隙間を最小に保つための天板103が保持枠102と接合部104で接合された構成となっている。
実開昭53−130864号公報
上記従来例における課題は、加湿体と、加湿体の形状を固定するための枠体との係留において、その係留位置が安定しないということであった。すなわち、従来例においては、加湿水を加湿体で吸い上げると共に、この加湿体の網目に送風機からの送風を通過させ、この送風に湿気を搬送させることで加湿空気を得るようにしていた。このような構成において、加湿体の下部は加湿水を吸い上げる必要があるために、加湿容器内に収まっている必要があり、また、加湿体の上部は、加湿対象空気の素通りを防ぐために、一定位置まで覆っておく必要がある。
しかしながら、従来例においては、枠体を変形させて加湿体を挿入するため、枠体が緩み、加湿体の上部下部ともに係留位置を安定させることが難しく、下部が加湿容器から外れれば、加湿体に十分な量の水が供給されず加湿効果が低下し、また、上部が一定位置まで覆っていなければ、加湿対象空気が水分と接触することなく素通りし、加湿効果が低下する。
そこで、本発明は、加湿体101の位置の安定による加湿効果の向上を目的とするものである。
そして、この目的を達成するために、本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、吸気口と排気口を連通する加湿風路と、前記本体ケース内の前記加湿風路に設けた送風機と、前記加湿風路に設けた加湿容器と、この加湿容器内に注入される加湿水内に、その下端部が浸漬される加湿体とを備え、前記加湿体を複数の支持棒に係留して形状を固定するものであり、前記加湿体および/または前記支持棒に前記加湿体の位置を安定させる係留位置安定手段を備えることを特徴としたものであり、これにより初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、吸気口と排気口を連通する加湿風路と、前記本体ケース内の前記加湿風路に設けた送風機と、前記加湿風路に設けた加湿容器と、この加湿容器内に注入される加湿水内に、その下端部が浸漬される加湿体とを備え、前記加湿体を複数の支持棒に係留して形状を固定するものであり、前記加湿体および/または前記支持棒に前記加湿体の位置を安定させる係留位置安定手段を備えることを特徴とした加湿機であり、加湿体の位置の安定による加湿効果を向上させることができる。
すなわち、本発明において、加湿体と枠体との係留において、その係留位置を安定させることにより、加湿体の下部が安定的に加湿容器内に収まり、加湿体に十分な量の水が供給され、また、加湿体の上部が一定位置まで覆い、通過する加湿対象空気が十分に水分と接触することができ、その結果、加湿効果を向上することができるものである。
また、加湿体を取り外す際には加湿体を支持棒から引き剥がすだけでよく、取り付けも加湿体を引き伸ばしながら支持棒に取り付けるだけで特に枠などを分解する必要がないので、メンテナンス性を向上することができるという効果も得ることができる。
本発明の一実施形態の加湿機能付空気清浄機の使用状態を示した斜視図 同加湿機能付空気清浄機の分解斜視図 同加湿機能付空気清浄機の加湿運転時の断面図 同加湿機能付空気清浄機の加湿手段の分解斜視図 同加湿機能付空気清浄機の加湿手段の断面斜視図 本発明の実施の形態1の加湿機を示す概略断面図 同実施の形態1の加湿体を示す概略斜視図 同実施の形態1の枠体を示す概略断面図 同実施の形態2の加湿機を示す概略断面図 同実施の形態2の加湿体を示す概略斜視図 従来例の加湿手段を示す概略図
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1において、加湿機能付空気清浄機1は、室内2の床3上に設置されるようになっている。
加湿機能付空気清浄機1は、図2、図3に示すように、前面側の吸気口4と、上面側の排気口5を有する箱型の本体ケース6を有する。
また、前記本体ケース6内の上下方向の中央部分には送風機7が設けられ、この送風機7の吸込側と前記本体ケース6の吸気口4の間には、吸気口4側から送風機7に向けて空気浄化フィルタである集塵フィルタ8と、脱臭フィルタ9が設置されている。加湿機能付空気清浄機1から空気浄化フィルタである集塵フィルタ8と、脱臭フィルタ9を省けば加湿機として使用できる。
一方、前記本体ケース6内の下方(送風機7の下方)には加湿手段10が設けられている。
加湿水11が収納された上面が開口した加湿容器12の、この加湿容器12内の前記加湿水11内に、加湿手段10は、その下端が浸漬された立体編み物である加湿体13と、加湿体13を保持する保持枠18で構成される。本実施の形態において、係留位置安定手段としての天板19と複数の支持棒20を保持枠18と呼称する。加湿容器12内への水の補給は給水タンク14により行われる。
送風機7はターボファンにて構成され、しかもその外周に送風ガイドを設けていないので、その全周方向が空気の吹出す方向となっている。
このような送風機7の吹出側から本体ケース6の排気口5の間には、この送風機7の吹出側から加湿手段10を介して本体ケース6の排気口5を結ぶ加湿風路15が形成されている。
なお、加湿風路15の加湿体13より下流の部分は、本体ケース6内の背面側に配置し、本体ケース6の排気口5は、この本体ケース6の上面側に開口させているので、本体ケース6の左右方向の薄型化が図れる。
上記構成において、図3に示しているように、送風機(ターボファン)7を駆動すると、本体ケース6の吸気口4から吸込まれた空気は、集塵フィルタ8、脱臭フィルタ9の順に通過し、通過する際に、集塵フィルタ8においては、埃、アレルゲン等が濾し取られ、脱臭フィルタ9においては、脱臭フィルタ9内に充填された活性炭が臭気成分を吸着して、空気を浄化する。
そして、このように浄化された空気は次に送風機(ターボファン)7吸込側から吸込まれ、次にその全周の吹出側から吹き出され、その後、加湿手段10を経由する加湿風路15を通って、排気口5から室内2に吹き出される。ここで、送風機(ターボファン)7の吹出側から吹き出された空気は、加湿手段10である加湿体13を通過する。
そして、加湿体13を通過する際に、この空気によって、加湿体13に含まれる加湿水11が気化し、加湿体13を通過する空気が加湿される。
このように、浄化、加湿された空気が、排気口5から室内2に送風される。
本実施形態における特徴は、図4、5に示すように、加湿風路15に設けた加湿容器12内の加湿水11内に、その下端部が浸漬された柔軟性のある網目状の加湿体13と、加湿体13を引き伸ばした状態で固定する保持枠18を備え、保持枠18が天板19と天板19から下側に略垂直に設けられた複数の支持棒20からなることを特徴とした点である。
具体的には、加湿体13は、略環形状で、支持棒20の外方に装着し、これら複数の支持棒20に装着された状態で、天板19と平行な平面上で、加湿体13の支持棒20に内接する部分の内周面積が、加湿体13の下部は上部に比べ大きくなる構成である。つまり、図4に示すように、略環形状の加湿体13を保持枠18の天板19から下側に略垂直に設けられた2本の支持棒20の外方に、加湿体13を左右方向に広げながら装着し、加湿体13の下部は上部に比べ左右方向により広げられ装着されるもので、加湿体13の下部は上部に比べ長くなるものである。結果として、加湿体13の下部の網目16は、上部の網目17よりも左右方向に広げられ、網目の大きさも大きくなるものである。
ここでは一例として支持棒20が2本の場合を挙げたが、支持棒20の本数を変更することで加湿体13の形状を任意に変更することが可能である。
例えば、支持棒20が3本であれば加湿体13を加湿体13の内側部分が中空となる三角形の形状にすることができ、4本であれば加湿体13を加湿体13の内側部分が中空となる四角形の形状にすることができる。このように三角形や四角形の形状では加湿体13の内側部分の中空部分を大きくすることが可能であるため、例えば加湿体13の中空部分に送風し、加湿体13の全周から空気を通過させる、あるいはその逆といった風路構成を用いることができ、加湿機、及び加湿機能付空気清浄機1の設計自由度を向上できる。
このような構成によれば、加湿体13は複数の支持棒20により引き伸ばした状態で固定されるため、加湿体13を取り外す際には加湿体13を支持棒20から引き剥がすだけでよく、取り付けも加湿体13を引き伸ばしながら支持棒20に取り付けるだけなので特に保持枠18を分解する必要がないので、メンテナンスが容易である。また、加湿体13は湿潤と乾燥を繰り返す中で徐々に縮むものであるが、支持棒20により広げられた状態で固定されているため縮みを防止することができ、長期間安定した形状を維持でき、長期間にわたって安定した加湿性能を得ることができる。
また、加湿体13は上部から下部に向かうにつれて徐々に左右方向により広がるよう装着されるものであるため、天板19を持って加湿容器12に加湿手段10を装着する際に加湿体13が支持棒20からすべり落ちるのを防止することができる。また、この加湿体13の下部の網目16は上部の網目17よりも大きいので、加湿体13の上部より加湿体13の下部の方が送風抵抗は小さくなる。
ここで、加湿体13の下端部が、加湿容器12内の加湿水11内に浸漬されており、加湿体13の含水量は、加湿体13の下部の方が上部より多くなる。
また、支持棒20の天板19と平行方向の断面積が、天板19近傍から離れるに従い大きくなる構成となっており、略環形状の加湿体13を支持棒20の天板19と平行方向の断面積が、天板19近傍から離れるに従い大きくなる支持棒20の外方に装着すると、加湿体13は上部から下部に向かうにつれて徐々に左右方向により広がるよう装着されるものである。結果として、天板19を持って加湿容器12に加湿手段10を装着する際に加湿体13が支持棒20からすべり落ちるのを防止することができる。
また、加湿体13の網目の大きさも上部の網目17から下部の網目16に向かうにつれて徐々に大きくなり、加湿体13の含水量も加湿体13は上部から下部に向かうにつれて徐々に多くなるので、加湿体13の上部から加湿体13の下部に向かうにつれて送風抵抗は小さくなる。ここで、加湿体13の下端部が、加湿容器12内の加湿水11内に浸漬されており、加湿体13の含水量は、加湿体13の下部の方が上部より多くなり、含水量の多い加湿体13の下部の方が、含水量の少ない加湿体13の上部より送風抵抗が大きくなる。よって、網目の大きさによる加湿体13の下部に向かうにつれての送風抵抗の低下と、含水量による加湿体13の下部に向かうにつれての送風抵抗の増大により、加湿体13全体の送風抵抗が均一化できるため、加湿体13全体からバランス良く加湿することができ、加湿効果を向上することができる。
また、天板19とで加湿体13の少なくとも一部を挟み込むように底板21を支持棒20の先端に天板19と平行に設けた構成としたものである。これにより、天板19を持って加湿容器12に加湿手段10を装着する際に加湿体13が支持棒20からすべり落ちるのを防止することができる。また、加湿体13の少なくとも一部を天板19と底板21で挟み込むようにすることで、加湿体13を規定の位置に常に正しく固定することができる。つまり、加湿体13は天板19と底板21にともに接触する形で固定されるため、加湿体13が天板19から離れた状態で設置されることがない。ここで、加湿体13の上下方向の長さは、保持枠18に取り付ける前は支持棒20の長さより長いことが望ましい。
このため、加湿体13と天板19との間の隙間が生じないため、送風機7から送られてくる風を効率よく加湿体13に通すことができ、高い加湿効率が得られる。
また、底板21が加湿容器12に固定されるように、加湿容器12にリブ22を設けた構成としたものである。これにより、加湿容器12のリブ22を設けた場所に底板21を合わせて置くだけで加湿手段10を加湿容器12に固定できるため、加湿手段10の設置が容易である。また、取り外しの際にも天板19を持って加湿容器12から引きぬくだけであり、女性や子供でも容易に行うことができる。
また、底板21が加湿容器12に固定されるように、加湿容器12に底板と同じ大きさの凹部23を設けた構成としたものである。これにより、加湿容器12の凹部23を設けた場所に底板21を合わせて置くだけで加湿手段10を加湿容器12に固定できるため、加湿手段10の設置が容易である。また、取り外しの際にも天板19を持って加湿容器12から引きぬくだけであり、女性や子供でも容易に行うことができる。
また、天板19の外周に、加湿体13の一部を囲うように側壁24を設けた構成としたものである。これにより、加湿体13を保持枠18に取り付ける際に、加湿体13を支持棒20と側壁24の間に入れることで加湿体13の形状が安定するため、加湿手段10を加湿容器12に設置しやすくなる。また、加湿体13と天板19の間を流れようとする空気に対し側壁24が障害となるため、加湿体13と天板19の間に流れる空気を減らすことができ、その結果、加湿体13を通過する空気が増えるため加湿効率を向上することができる。
また、加湿体13の網目形状は、加湿体13を加湿容器12に設置した時に垂直方向に2辺が延びた六角形で構成したものである。具体的には、加湿体13は、垂直方向に2辺が延びた六角形の網目が隙間なく並んだものである。略環形状の加湿体13を支持棒20の外方に装着し、加湿体13の下部から上部までを左右方向へ広げると、加湿体13が伸縮性の無い糸で形成していても、六角形の網目の垂直方向に延びた2辺の間隔が広がりことにより、網目の開口面積が大きくなるものである。六角形の網目の垂直方向に延びた2辺の間隔が広がることにより加湿体13は大きく変形できるため、保持枠18に加湿体13を取り付ける際に容易に加湿体13を広げることができ、保持枠18への加湿体13の装着が行いやすい。
また、加湿体13の下部は上部に比べ左右方向により広げられ装着されるので、結果として、加湿体13の下部の網目16は、上部の網目17よりも左右方向に広げられ、網目の大きさも大きくなり、含水量の多い加湿体13の下部の方が、上部より通過風量が大きくなるので、加湿効果を向上することができるものである。ここでは一例として六角形を挙げたが、同様の効果が得られる形状であればよく、例えば他にひし形などが考えられる。
また、加湿体13の網目形状は、縦長六角形で構成したものである。具体的には、六角形の垂直方向に延びた2辺が、他の辺より長いものである。これにより、六角形の網目の垂直方向に延びた2辺の間隔が広がることにより加湿体13は大きく変形できるため、保持枠18に加湿体13と取り付ける際に容易に加湿体13を広げることができ、保持枠18への加湿体13の装着が行いやすい。また、略環形状の加湿体13を支持棒20の外方に装着し、加湿体13の下部から上部までを左右方向へ広げると、他の辺より長い六角形の垂直方向に延びた2辺の間隔が広がり網目の開口が大きくなるものである。これにより、加湿体13の下部の網目16の方が、上部の網目17より、より大きくなり、含水量の多い加湿体13の下部の方が上部より、より通過風量が大きくなるので、加湿効果を向上することができるものである。
また、加湿体13は、立体編み物としたものである。立体編み物であれば、繊維同士が編まれて構成されているため、引っ張りに対して変形しやすく加湿体13は大きく変形できるため、保持枠18に加湿体13と取り付ける際に容易に加湿体13を広げることができ、保持枠18への加湿体13の装着が行いやすい。また、立体編み物であれば、引っ張りや圧縮といった作業後には元の形状に戻る性質があるため、押し洗いを行うことができ、押し洗いを行うことで繊維上に固着した水中のスケール成分を剥離除去できるため、加湿体13の洗浄に薬品などを使う必要がなくメンテナンスできるため取り扱いが容易である。立体編み物の材質としてはポリエステルなど加水分解しにくいものが望ましい。
(実施の形態2)
図6において、加湿機は、吸気口4と排気口5を有する本体ケース6と、この本体ケース6内の加湿風路に設けた送風機7と、前記加湿風路に設けた加湿容器12と、この加湿容器12内に注入される加湿水11内に、一部が浸水する加湿体13とを備えるものである。加湿対象空気は、吸気口4から装置内に導入され、加湿体13を通過して水分を含んだ後、送風機7に吸い込まれて、排気口5から加湿空気として排出される。また、図6には、加湿容器12に水を供給するための給水タンク14も示す。
図7に示すように、加湿体13は、ベルト状であり、2本の支持棒20に係留して形状を固定するものである。前記加湿体13の2つの開口部には、係留位置安定手段としての伸縮部25を設けてなる。
また、前記支持棒20には、前記加湿体13との接触部に、係留位置安定手段として支持棒20の両端の一部を切り欠いた、切り欠き26を備えてなる。
加湿体13としては、たとえば立体編み物など、それ自身に伸縮性を有するものを基材とすれば、開口部だけでなく、全体に伸縮性を付与でき、支持棒20への係留動作が容易になるという利点がある。この場合、編地のウェール方向が筒の幅方向、コース方向が筒の周方向になるように設計すれば、より高い伸縮性を得ることができ、支持棒20への係留動作がより容易になる。
また、不織布など、それ自身に伸縮性のない素材を加湿体13の基材とする場合には、開口部に、たとえば糸ゴムのように伸縮性を有する素材を接合することによって開口部に伸縮部25を設けることができる。
支持棒20に備える係留位置安定手段としては、切り欠き26に加湿体13を引掛ける手段の他、実施の形態3に後述するような、凸形状の突起に加湿体13の差込孔を嵌合する手段、図8に示すような、支持棒20の表面に引掛部として連続した凹凸形状を設け、加湿体13との間に高い摩擦を生じさせて滑動を防ぐ手段、といったものが挙げられる。
支持棒20を、樹脂や金属などの素材で構成すれば、係留位置安定手段を一体成形などの容易な方法で付与することができる。支持棒20は、加湿容器12と一体化されていても良いし、着脱自在の枠体としても良い。また、支持棒20の間隔を保つために、支持棒間にスペーサ27を設置しても良い。支持棒20が着脱自在であれば、ユーザが加湿容器12内の狭い空間に手を入れる必要がなく、加湿体13の着脱作業が容易になる。また、加湿容器12の内部を清掃することが容易となる。
2本の支持棒20間の距離は、ベルト状の加湿体13の周方向の長さの略1/2であり、2本の支持棒20によって張力を受けた加湿体13は、ほぼ2枚の平板状となるため、空気は、平板表面にほぼ垂直に導入されることになる。
加湿体13が平板状になれば、加湿体13の上部および側部が加湿容器12の一定位置まで覆うことが容易になり、通過する加湿対象空気が十分に水分と接触することができ、その結果、加湿効果を向上することができる。2本の支持棒20間の距離が、加湿体13の周方向の長さの略1/2より長く、加湿体13が2本の支持棒20によって張力を受けない場合でも、本発明においては、加湿体13の位置を安定させる、前述した切り欠き等の係留位置安定手段を備えるため、加湿体13の位置は安定し、本来の性能を発揮することができるが、張力を受けてほぼ平板状になるようにしたほうが、加湿体13の体積を最小にしながら同等の加湿性能を得ることができるという利点がある。
(実施の形態3)
図9において、加湿機は、吸気口4と排気口5を有する本体ケース6と、この本体ケース6内の加湿風路に設けた送風機7と、前記加湿風路に設けた加湿容器12と、この加湿容器12内に注入される加湿水11内に、一部が浸水する加湿体13とを備えるものである。
加湿対象空気は、吸気口4から装置内に導入され、加湿体13を通過して水分を含んだ後、送風機7に吸い込まれて、排気口5から加湿空気として排出される。また、図9には、加湿容器12に水を供給するための給水タンク14も示す。
図10に示すように、加湿体13は、筒状であり、4本の支持棒20に係留して位置を安定させるものである。4本の支持棒20は、等間隔に円形を描くように配置されている。前記加湿体13の2つの開口部には、係留位置安定手段としての差込孔28を設けてなる。
また、前記支持棒20には、前記加湿体13との接触部に、係留位置安定手段としての凸形状の突起29を備えてなる。加湿体13を支持棒20に係留したとき、筒状の加湿体13は支持棒20によって張力を受けることにより、支持棒20に沿って中空部を作りながら広がって正方形に近い形状となる。
支持棒20に備える係留位置安定手段としては、凸形状の突起29に加湿体13の差込孔28を嵌合する手段の他、実施の形態2に前述したような、切り欠きに加湿体13を引っ掛ける手段、図10に示すような、支持棒20の表面に引掛部として連続した凹凸形状を設けて加湿体13との間に高い摩擦を生じさせて滑動を防ぐ手段、といったものが挙げられる。
4本の支持棒20によって形成される四角柱の外周の長さが、加湿体の周方向の長さに略同じであれば、筒状の加湿体13は、4本の支持棒20によって張力を受け、形状が固定される。4本の支持棒20によって張力を受けた加湿体13には、支持棒20に沿って中空部が作られる。
加湿対象空気は、加湿体13に導入された後、ほぼ直角に方向を変えて送風機7に吸い込まれる。このとき、加湿体13には、周方向全体に空気が均一に導入されるため、面風速が低下し、通過する加湿対象空気が十分に水分と接触することができ、その結果、加湿効果を向上することができる。なお、3本以上の支持棒20は、必ずしも等間隔に配置する必要はない。
以上のように本発明は、吸気口と排気口を有する本体ケースと、吸気口と排気口を連通する加湿風路と、前記本体ケース内の前記加湿風路に設けた送風機と、前記加湿風路に設けた加湿容器と、この加湿容器内に注入される加湿水内に、その下端部が浸漬される加湿体とを備え、前記加湿体を複数の支持棒に係留して形状を固定するものであり、前記加湿体および/または前記支持棒に前記加湿体の位置を安定させる係留位置安定手段を備えたものであり、加湿体と枠体との係留において、その係留位置を安定させることにより、加湿体の下部が安定的に加湿容器内に収まり、加湿体に十分な量の水が供給され、また、加湿体の上部が一定位置まで覆い、通過する加湿対象空気が十分に水分と接触することができ、その結果、加湿効果を向上することができる。
したがって、加湿機及び加湿機能付空気清浄機として極めて有用なものとなる。
1 加湿機能付空気清浄機
2 室内
3 床
4 吸気口
5 排気口
6 本体ケース
7 送風機
8 集塵フィルタ
9 脱臭フィルタ
10 加湿手段
11 加湿水
12 加湿容器
13 加湿体
14 給水タンク
15 加湿風路
16 下部の網目
17 上部の網目
18 保持枠
19 天板
20 支持棒
21 底板
22 リブ
23 凹部
24 側壁
25 伸縮部
26 切り欠き
27 スペーサ
28 差込孔
29 突起
101 加湿体
102 保持枠
103 天板
104 接合部

Claims (21)

  1. 吸気口と排気口を有する本体ケースと、吸気口と排気口を連通する加湿風路と、前記本体ケース内の前記加湿風路に設けた送風機と、前記加湿風路に設けた加湿容器と、この加湿容器内に注入される加湿水内に、その下端部が浸漬される加湿体とを備え、前記加湿体を複数の支持棒に係留して形状を固定するものであり、前記加湿体および/または前記支持棒に前記加湿体の位置を安定させる係留位置安定手段を備えることを特徴とした加湿機。
  2. 加湿体は、筒状で、柔軟性のある網目形状で構成されることを特徴とした請求項1に記載の加湿機。
  3. 係留位置安定手段は天板であり、複数の支持棒は前記天板から下側に略垂直に設けられることを特徴とした請求項1または2に記載の加湿機。
  4. 係留位置安定手段は、加湿体が略環形状で、前記支持棒の外方に装着し、これら複数の前記支持棒に装着された状態で、前記天板と平行な平面上で、前記加湿体の前記支持棒に内接する部分の内周面積が、前記加湿体の下部は上部に比べ大きくなる構成である請求項3記載の加湿機。
  5. 係留位置安定手段は、前記支持棒の前記天板と平行方向の断面積が、前記天板近傍から離れるに従い大きくなる構成である請求項4に記載の加湿機。
  6. 係留位置安定手段は、前記支持棒の先端に前記天板と平行に、前記加湿体を前記天板とで少なくとも一部を挟み込むように底板を設けたことを特徴とした請求項3から5のいずれかに記載の加湿機。
  7. 前記加湿容器にリブを設け、前記底板を固定したことを特徴とした請求項3から6のいずれかに記載の加湿機。
  8. 前記加湿容器に凹部を設け、前記底板を固定したことを特徴とした請求項6または7に記載の加湿機。
  9. 前記天板の外周に、加湿体の一部を囲うように側壁を設けたことを特徴とした請求項3から8のいずれかに記載の加湿機。
  10. 前記加湿体の網目形状は、垂直方向に2辺が延びた六角形で構成した請求項2から9のいずれかに記載の加湿機。
  11. 前記加湿体の網目形状は、縦長六角形で構成した請求項10に記載の加湿機。
  12. 支持棒が加湿容器から着脱できることを特徴とする請求項1記載の加湿機。
  13. 係留位置安定手段が、前記加湿体を引掛けるために支持棒に設けた引掛部である請求項12に記載の加湿機。
  14. 引掛部が切り欠きである請求項13記載の加湿機。
  15. 係留位置安定手段が、加湿体の開口部近傍に設けた差込孔と、支持棒に設けた凸形状の引掛部であり、前記差込孔を前記引掛部に係留して前記加湿体の位置を安定させるものである請求項12に記載の加湿機。
  16. 係留位置安定手段は、2本の支持棒であり、前記支持棒間の距離が加湿体の周方向の長さの略1/2であり、前記加湿体が伸縮性を有し、前記支持棒によって前記加湿体が張力を受けることによりベルト状に固定され前記加湿体の位置を安定させる請求項12乃至15いずれかに記載の加湿機。
  17. 係留位置安定手段は3本以上の支持棒であり、前記支持棒によって形成される角柱の外周の長さが加湿体の周方向の長さに略同じであり、前記加湿体が伸縮性を有し、前記支持棒によって張力を受けることにより筒状に固定され前記加湿体の位置を安定させる請求項12乃至16いずれかに記載の加湿機。
  18. 支持棒の、加湿体との接触面が連続した凹凸形状であり、前記加湿体の位置を安定させる請求項16または17に記載の加湿機。
  19. 前記加湿体は、立体編み物であることを特徴とした請求項1から18のいずれかに記載の加湿機。
  20. 加湿体が、立体編み物からなり、編地のウェール方向が筒の幅方向、コース方向が筒の周方向になるよう構成される請求項19記載の加湿機。
  21. 請求項1から20記載の加湿機の前記加湿風路に空気浄化フィルタを備えたことを特徴とした加湿機能付空気清浄機。
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