JP2012183630A - 動力工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外付け操作レバーを既存の動力工具本体に対して外部から装着して、低出力作業と高出力作業とを明確に区別して行うことができる動力工具を提供すること。
【解決手段】動力工具4は、動作出力部51を有する動力工具本体40と、動力工具本体40のケース400に対向して回動可能に設けられた外付け操作レバー10とを備えている。外付け操作レバー10は、ケース400に引き寄せられるときに動作出力部51の出力を増加させるよう構成されている。ケース400には、回動させる外付け操作レバー10が当接するストッパー6が設けられている。外付け操作レバー10は、動作出力部51の出力が最小である初期位置から、ストッパー6の当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階Aと、所定の回動位置から、動作出力部51の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階Bとの2段階で回動するよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気圧、電動等の動力によって動作する動力工具に関する。
機械部品の組付工場等においては、ボルト等によって機械部品の組付を行う際に、電動工具を用いている。
ボルトの締付けを行う際には、仮締めとして、電動工具のレバーを軽く引き込んだ位置で停止させ、電動工具のソケットをゆっくりと回転させて、ボルトとネジ穴又はナットとが円滑に螺合しているかを確認している。その後、本締めとして、電動工具のレバーを強く引き込んで、ボルトをネジ穴又はナットに螺合して機械部品を組み付けている。これにより、ボルトのねじ山部がネジ穴のねじ山部に噛み付いて、これらに焼付きが生ずることを防止している。
また、特許文献1の電動工具のスイッチにおいては、電動工具のレバーの付勢力をレバーの引き操作に伴って不連続的に変化させて、レバーの引き操作に節度感を持たせることが開示されている。このスイッチによれば、電動モータの低速回転状態を容易に得ることができ、これによりカムアウト(電動工具の先端工具がねじ頭部等から外れてしまうこと)等のトラブルを少なくすることが開示されている。
特開2003−260675号公報
ところで、特許文献1のスイッチにおいては、付勢力が弱い第1ばねと、第1ばねよりも付勢力が強い第2ばねとを直列に配置している。そして、レバーを小さく引き込んだときには、第1ばねが主に圧縮されることによってねじ締め開始時における電動工具の低速回転状態を形成し、レバーを大きく引き込んだときには、第2ばねも圧縮されることによってねじ締め時における電動工具の高速回転状態を形成している。
しかしながら、上記強度の異なる2つのばねを用いたスイッチによっては、作業者が電動工具の回転状態の変化を認識し難い。そして、場合によっては、力の入れ具合により、始めから所定の低速回転状態を超えてレバーを引き込んでしまうおそれがある。
また、上記スイッチを用いた電動工具は、この電動工具を製造する際に、所定の強度の第1ばね及び第2ばねを内部に予め配設しておく必要がある。そのため、既存の電動工具に対して、外部からの工夫によって、低速回転状態と高速回転状態との2つの状態を形成することはできない。
また、上記のような課題は、シーラー(接着剤)の塗布を行うシーラーガンのレバー等についても、同様に生じる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、外付け操作レバーを、既存の動力工具本体に対して外部から装着することによって、低出力作業と高出力作業とを明確に区別して行うことができる動力工具を提供しようとするものである。
本発明は、出力弁又はアクチュエータである動作出力部を有する動力工具本体と、
該動力工具本体のケースに対向して回動可能に設けられ、該ケースに引き寄せられるときに上記動作出力部の出力を増加させる外付け操作レバーと、を備えており、
上記ケースと上記外付け操作レバーとのいずれか一方には、該外付け操作レバーを回動させる際に、他方に当接するストッパーが設けられており、
上記外付け操作レバーは、上記動作出力部の出力が最小である初期位置から、上記ストッパーの当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階と、上記所定の回動位置から、上記動作出力部の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階との2段階で回動するよう構成されていることを特徴とする動力工具にある(請求項1)。
上記動力工具は、動力工具本体と外付け操作レバーとを備えるものであり、既存の動力工具本体に対して、別途作製した外付け操作レバーを外部から取り付けて構成するものである。外付け操作レバーは、低出力引込み段階と高出力引込み段階との2段階で回動するよう構成されている。
また、ストッパーを調整することにより、外付け操作レバーを回動させたときに、ストッパーの当接が生じる所定の回動位置を調整しておく。
外付け操作レバーを取り付けて構成した動力工具を使用して、動作出力部による作業を行う際には、作業者は、低出力引込み段階として外付け操作レバーを引き込む。このとき、外付け操作レバーの回動により、動作出力部である出力弁又はアクチュエータが動き、動作出力部による作業が行われる。そして、外付け操作レバーを、初期位置から所定量回動させるよう引き込むと、ストッパーの当接が生じる。これにより、作業者は、動作出力部の出力を低出力に維持して、所望の作業を行うことができる。
なお、上記ストッパーの当接は、外付け操作レバーにストッパーを設けた場合には、動力工具本体のケースに対して行われ、動力工具本体のケースにストッパーを設けた場合には、外付け操作レバーに対して行われる。
また、作業者は、高出力引込み段階として、外付け操作レバーを動作出力部の出力が最大となる最大回動位置まで引き込むことができる。これにより、作業者は、動作出力部の出力を高出力に維持して、所望の作業を行うことができる。
このように、上記外付け操作レバーを用いた動力工具により、低出力引込み段階と高出力引込み段階とを行って、低出力の動作出力部による作業と、高出力の動作出力部による作業とを、明確に区別して行うことができる。
さらに、外付け操作レバーは、既存の動力工具本体に対して、外部から装着することによって使用することができる。これにより、既存の動力工具本体に対する外部からの簡単な工夫により、動作出力部の出力状態を2段階に変化させることができる動力工具を形成することができる。
以上、上記動力工具によれば、外付け操作レバーを、既存の動力工具本体に対して外部から装着することによって、低出力作業と高出力作業とを明確に区別して行うことができる。
実施例1にかかる、外付けレバーユニットを装着した電動工具を示す説明図。 実施例1にかかる、外付けレバーユニットを示す説明図。 実施例1にかかる、初期状態にある外付けレバーユニットを示す説明図。 実施例1にかかる、外付けレバー部を引き込んだ状態の外付けレバーユニットを示す説明図。 実施例1にかかる、外付けレバー部を放した状態の外付けレバーユニットを示す説明図。 実施例2にかかる、外付け操作レバーを装着した流体流出工具を示す説明図。 実施例2にかかる、流体流出工具の一部を拡大して示す説明図。 実施例2にかかる、外付け操作レバーが低出力引込み段階にある流体流出工具を示す説明図。 実施例2にかかる、外付け操作レバーが高出力引込み段階にある流体流出工具を示す説明図。 実施例2にかかる、自動車のボディを示す説明図。 実施例2にかかる、低出力引込み段階において低流量で粘性流体を流出させる部位の断面形状を示す説明図。 実施例2にかかる、高出力引込み段階において高流量で粘性流体を流出させる部位の断面形状を示す説明図。
上述した動力工具における好ましい実施の形態につき説明する。
上記動力工具において、上記動力工具本体は、先端工具を装着する回転主軸と、該回転主軸を回転させるモータと、引込み量を増加させたときに上記回転主軸の回転速度を増加させる引込み式レバーと、を備えた電動工具本体であり、上記アクチュエータとしての上記動力出力部は、上記モータであり、上記外付け操作レバーは、上記電動工具本体のケースに装着する外付けレバーユニットと、上記引込み式レバーとから構成されており、上記外付けレバーユニットは、上記動力工具本体に固定するベース部と、該ベース部に対して回動支点部によって回動可能に軸支した外付けレバー部と、を備えており、該外付けレバー部は、引張バネによって引っ張られて、上記回動支点部と反対側の先端部が上記引込み式レバーの引込み表面の一部を覆っており、上記低出力引込み段階は、上記外付けレバー部によって上記引込み式レバーを上記回転主軸が所定の低速回転速度になる引込み量まで引き込んだとき、上記ベース部又は上記外付けレバー部に設けたストッパーによって上記外付けレバー部の回動が制限されるまでの段階として形成され、上記高出力引込み段階は、上記引込み式レバーを自由に引き込むことができる段階として形成されていてもよい(請求項2)。
上記外付けレバーユニットは、既存の電動工具本体に対して装着し、外部から電動工具本体の引込み式レバーを操作して、電動工具本体の回転主軸が所定の低速回転速度になる状態で引込み式レバーの引込み量を停止させることができるようにしたものである。
具体的には、外付けレバーユニットは、外付けレバー部の先端部が引込み式レバーの引込み表面の一部を覆う状態で、ベース部を電動工具本体に固定する。このとき、外付けレバー部は、引張バネによって引っ張られて、先端部が引込み式レバーの引込み表面の一部に当接するよう付勢される。
また、ストッパーを調整することにより、引込み式レバーの引込み量が目的とする所定の低速回転速度で回転主軸を回転させるときの引込み量になるよう、外付けレバー部の回動可能範囲を設定しておく。
外付けレバーユニットを装着した電動工具本体を使用して、回転主軸に装着した先端工具を回転させる際には、作業者は、外付けレバー部を引き込む。このとき、外付けレバー部の先端部が、引込み表面の一部に当接して引込み式レバーを引き込み、電動工具本体の回転主軸がモータによって回転する。そして、外付けレバー部を所定量回動させるよう引き込むと、ストッパーによって回動が制限され、それ以上引き込むことができなくなる。これにより、引込み式レバーの引込み量が制限され、所定の低速回転速度になったところで、回転主軸の回転速度の増加が制限される。
その後、作業者は、引込み式レバーの引込み表面の露出部に触れて、引込み式レバーを自由に引き込むことができる。こうして、回転主軸を高速回転速度で回転させ、先端工具によって所望の作業を行うことができる。
このように、上記外付けレバーユニットを用いることにより、先端工具の回転速度を所定の低速回転速度に確実に制限することができる。そして、電動工具本体の引込み式レバーの操作を、低速回転速度を出すための操作と高速回転速度を出すための操作との2段階の操作に確実に区別することができる。さらに、外付けレバーユニットは、既存の電動工具本体に対して、外部から装着することによって使用することができる。
また、上記先端工具は、ボルトの頭部に係合するソケットであり、上記低出力引込み段階において、上記外付けレバーの引き込みによって上記ボルトの仮締めを行い、上記高出力引込み段階において、上記引込み式レバーの引き込みによって上記ボルトの本締めを行うよう構成されていてもよい(請求項3)。
この場合には、ソケットに装着したボルトの締付け作業を行う際に、外付けレバー部の操作によって、ボルトの回転速度を仮締めに適した低速回転速度に確実に制限することができる。そして、ボルトの仮締めを確実に行うことにより、ボルトの本締めを行う際に、ボルトのねじ山部と、ボルトを締め付ける対象となるネジ穴又はナットのねじ山部とに焼付き等の問題が生ずることを防止することができる。
また、上記ストッパーは、上記ベース部に対する突出量を調整して、上記外付けレバー部の回動量を調整可能としてもよい(請求項4)。
この場合には、ストッパーの構造が簡単であり、外付けレバー部の回動量の調整を容易に行うことができる。
また、上記動力工具において、上記動力工具本体は、空気圧によって粘性流体が供給される材料供給通路と、該材料供給通路を開閉するニードル弁と、該ニードル弁を通過した粘性流体を流出させるノズルと、を備えた流体流出工具本体であり、上記出力弁としての上記動力出力部は、上記ニードル弁であり、上記外付け操作レバーは、上記ニードル弁の開度を操作するよう構成されており、上記外付け操作レバーには、上記流体流出工具本体のケースに当接するストッパーと、該ストッパーを上記ケース側に突出する方向に付勢する圧縮バネとが設けられており、上記低出力引込み段階は、上記外付け操作レバーを上記ニードル弁の開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込んだとき、上記ストッパーが上記ケースに当接するまでの段階として形成され、上記高出力引込み段階は、上記ストッパーが上記ケースに当接し、上記圧縮バネを圧縮させながら上記外付け操作レバーを引き込む段階として形成されていてもよい(請求項5)。
この場合には、外付け操作レバーを流体流出工具本体に取り付けることにより、粘性流体の塗布を行う作業について、2段階に区別して行うことができる。
外付け操作レバーを取り付けた流体流出工具本体を使用して、ノズルから粘性流体を流出させる際には、作業者は、外付け操作レバーを引き込む。このとき、ニードル弁が材料供給通路を開け、ノズルから粘性流体が流出される。そして、外付け操作レバーを所定量回動させるよう引き込むと、外付け操作レバーにおけるストッパーが、流体流出工具本体のケースに当接する。このとき、作業者は、ストッパーがケースに当接したときの当接感を感じ取ることができる。これにより、作業者は、低出力引込み段階として、外付け操作レバーを、ニードル弁の開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込み、ノズルから低流量で粘性流体を流出させることができる。
また、作業者は、高出力引込み段階として、ストッパーを流体流出工具本体のケースに当接させ、圧縮バネを圧縮させながら外付け操作レバーを最大回動位置まで引き込むことができる。これにより、作業者は、高出力引込み段階として、外付け操作レバーを引き込み、ノズルから高流量で粘性流体を流出させることができる。
こうして、上記外付け操作レバーを取り付けた流体流出工具本体により、低出力引込み段階と高出力引込み段階とを行って、ノズルから低流量で粘性流体を塗布する作業と、ノズルから高流量で粘性流体を塗布する作業とを、明確に区別して行うことができる。
また、上記ストッパーは、上記外付け操作レバーにおける上記ケース側への突出量を調整して、上記ケースに当接するときの上記外付け操作レバーの回動量を調整可能としてもよい(請求項6)。
この場合には、ストッパーの構造が簡単であり、低出力引込み段階を形成する外付け操作レバーの回動量の調整を容易に行うことができる。
また、上記ストッパーは、中心貫通穴を有し上記外付け操作レバーに螺合する外側軸部と、該外側軸部に上記ケース側の軸方向端部から設けられて上記中心貫通穴に対してスライド可能な当接軸部と、上記外側軸部に上記ケース側とは反対側の軸方向端部から螺合されて上記中心貫通穴に対してネジ部が配置される調整ボルトと、を有しており、上記圧縮バネは、上記中心貫通穴内に配置されており、かつ上記調整ボルトの締込み量によって、バネ強度を調整可能としてもよい(請求項7)。
この場合には、外側ボルトに対する当接ボルトの突出量を調整して、低出力引込み段階を形成する外付け操作レバーの回動量の調整を容易に行うことができる。
また、外側ボルトに対する調整ボルトの突出量を調整して、圧縮バネのバネ強度を調整することにより、当接ボルトが流体流出工具本体のケースに当接するときに作業者が感じる当接感を、適切に調整することができる。
以下に、上記動力工具にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の動力工具4は、図1、図2に示すごとく、出力弁又はアクチュエータである動作出力部51を有する動力工具本体40と、動力工具本体40のケース400に対向して回動可能に設けられた外付け操作レバー10とを備えている。外付け操作レバー10は、ケース400に引き寄せられるときに動作出力部51の出力を増加させるよう構成されている。ケース400と外付け操作レバー10とのいずれか一方には、外付け操作レバー10を回動させる際に、他方に当接するストッパー6が設けられている。
外付け操作レバー10は、図4に示すごとく、動作出力部51の出力が最小である初期位置から、ストッパー6の当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階Aと、図5に示すごとく、所定の回動位置から、動作出力部51の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階Bとの2段階で回動するよう構成されている。
以下に、本例の動力工具4につき、図1〜図5を参照して詳説する。
本例の動力工具4は、電動のモータを動力源とする電動工具4であり、本例の動力工具本体40は、電動工具本体40である。本例においては、この電動工具本体40に対して外部から装着して用いる外付けレバーユニット1について説明する。
図1に示すごとく、電動工具本体40は、先端工具54を装着する回転主軸52と、回転主軸52を回転させるモータ51と、引込み量を増加させたときに回転主軸52の回転速度を増加させる引込み式レバー53とを備えている。本例のアクチュエータとしての動作出力部51は、モータ51である。本例の外付け操作レバー10は、電動工具本体40のケース400に装着する外付けレバーユニット1と、引込み式レバー53とから構成されている。
図2に示すごとく、外付けレバーユニット1は、電動工具4に固定するベース部2と、ベース部2に対して回動支点部31によって回動可能に軸支した外付けレバー部3とを備えている。
図3に示すごとく、外付けレバー部3は、引張バネ33によって引っ張られて、回動支点部31と反対側の先端部32が引込み式レバー53の引込み表面531の一部を覆っている。そして、外付けレバーユニット1は、図4に示すごとく、外付けレバー部3によって引込み式レバー53を回転主軸52が所定の低速回転速度になる引込み量まで引き込んだとき、ベース部2又は外付けレバー部3に設けたストッパー21によって外付けレバー部3の回動が制限され、その後、図5に示すごとく、引込み式レバー53を自由に引き込むことができるよう構成されている。
本例の低出力引込み段階Aは、上記外付けレバー部3の回動が制限されるまでの段階として形成され、高出力引込み段階Bは、引込み式レバー53を自由に引き込むことができる段階として形成されている。本例のストッパー6は、ベース部2に設けたストッパー21である。
図1に示すごとく、本例の電動工具4は、モータ51の力によってボルト8の締付けを行うものである。回転主軸52に装着する先端工具54は、ボルト8の頭部に係合する係合凹部541を形成したソケットである。回転主軸52及びモータ51は、電動工具本体40の本体ケース部41内に収納してあり、引込み式レバー53は、本体ケース部41の下方から突出する把持ケース部42の上側部分の前方から突出して配置してある。
先端工具54としてのソケットは、回転主軸52に対して着脱可能であり、ボルト8のサイズに合わせて取替え可能である。
図2に示すごとく、ベース部2は、把持ケース部42の前面側に固定するよう構成してあり、外付けレバー部3は、把持ケース部42の前面側に配置してある。回動支点部31は、外付けレバー部3の下端部に形成してあり、引込み式レバー53には、外付けレバー部3の先端部32としての上端部が接触する。外付けレバー部3は、これを指で握り易くし、引込み式レバー53を引き込む力を出し易くするために、回動支点部31からベース部2に近づくよう屈曲した後、ベース部2から離れるよう屈曲して形成されている。ベース部2には、回動支点部31を軸支する軸受部22が形成してある。
なお、前面側とは、回転主軸52に対して先端工具54を装着する側のことをいう。
ストッパー21は、ベース部2において、外付けレバー部3を配設した側である前面側に向けて突出して設けてある。ストッパー21は、ベース部2に形成したネジ穴に対してストッパーボルト211を螺合し、ストッパーボルト211に螺合するナット212をベース部2に締め付けることによって、ベース部2からの突出量が固定されるようになっている。そして、ベース部2に対するストッパー21の突出量を調整することにより、外付けレバー部3の回動量を調整することができる。
引張バネ33は、ベース部2と外付けレバー部3との間に掛け渡してあり、引込み式レバー53を引き込んでいない初期状態において、引っ張られている。そして、この初期状態において、引張バネ33は、外付けレバー部3の先端部32が引込み式レバー53の一部を覆って、引込み式レバー53に接触する付勢力を作用させている。
本例の外付けレバーユニット1は、既存の電動工具本体40に対して装着し、外部から電動工具4の引込み式レバー53を操作して、電動工具4の回転主軸52が所定の低速回転速度になる状態で引込み式レバー53の引込み量を停止させることができるようにしたものである。また、外付けレバーユニット1によって低出力引込み段階Aの操作を行い、引込み式レバー53によって高出力引込み段階Bの操作を行う。
具体的には、図3に示すごとく、外付けレバーユニット1は、外付けレバー部3の先端部32が引込み式レバー53の引込み表面531の一部を覆う状態で、ベース部2を電動工具4に固定する。このとき、外付けレバー部3は、引張バネ33によって引っ張られて、先端部32が引込み式レバー53の引込み表面531の一部に当接するよう付勢される。
また、ストッパー21の突出量を調整することにより、引込み式レバー53の引込み量が目的とする所定の低速回転速度で回転主軸52を回転させるときの引込み量になるよう、外付けレバー部3の回動可能範囲を設定しておく。本例においては、所定の低速回転速度は、ボルト8の仮締めを行うときの回転速度とする。
外付けレバーユニット1を装着して形成した電動工具4を使用して、回転主軸52に装着した先端工具54を回転させて、先端工具54に係合するボルト8を、被締付け対象に形成されたネジ穴に締め付ける際には、作業者は、低出力引込み段階Aとして外付けレバー部3を引き込む。このとき、外付けレバー部3の先端部32が、引込み表面531の一部に当接して引込み式レバー53を引き込み、電動工具4の回転主軸52がモータ51によって回転する。
そして、図4に示すごとく、外付けレバー部3を所定量回動させるよう引き込むと、電動工具本体40のケース400に設けたストッパー21に外付けレバー部3が当接し、外付けレバー部3の回動が制限される。そして、外付けレバー部3をそれ以上引き込むことができなくなる。これにより、引込み式レバー53の引込み量が制限され、所定の低速回転速度になったところで、回転主軸52の回転速度の増加が制限される。
そのため、ソケットに装着したボルト8の締付け作業を行う際に、外付けレバー部3の操作によって、ボルト8の回転速度を仮締めに適した低速回転速度に確実に制限することができる。そして、作業者の熟練度に拘わらず、低出力引込み段階Aの仮締めとして、誰でも簡単にネジ穴に対してボルト8を垂直に螺合させることができる。
その後、作業者は、図5に示すごとく、高出力引込み段階Bとして、引込み式レバー53の引込み表面531の露出部に触れて、引込み式レバー53を自由に引き込むことができる。作業者は、引込み式レバー53を、モータ51の出力が最大となる最大回動位置まで引き込むこともできる。そして、回転主軸52を高速回転速度で回転させ、ボルト8の本締めを迅速に行うことができる。ボルト8の本締めを行う際には、ボルト8の仮締めが確実に行われていることにより、ボルト8のねじ山部と、ボルト8を締め付ける対象となるネジ穴又はナットのねじ山部とに焼付き等の問題が生ずることを防止することができる。
このように、本例の外付けレバーユニット1を用いることにより、先端工具54の回転速度を所定の低速回転速度に確実に制限することができる。そして、電動工具4の引込み式レバー53の操作を、低速回転速度を出すための操作と高速回転速度を出すための操作との2段階の操作に確実に区別することができる。さらに、外付けレバーユニット1は、既存の電動工具本体40に対して、外部から装着することによって使用することができる。これにより、既存の電動工具本体40に対する外部からの簡単な工夫により、動作出力部51としてのモータ51の出力状態を2段階に変化させることができる電動工具を形成することができる。
以上、本例の電動工具によれば、外付け操作レバー10を、既存の電動工具本体40に対して外部から装着することによって、低出力作業と高出力作業とを明確に区別して行うことができる。
(実施例2)
本例は、動力工具4を、粘性流体8Xの塗布を行う流体流出工具4Xとした例である。
流体流出工具4Xは、動力工具本体40に対して外付け操作レバー10を装着して形成される。
本例の動力工具本体40は、図6、図7に示すごとく、空気圧によって粘性流体8Xが供給される材料供給通路55Xと、材料供給通路55Xを開閉するニードル弁51Xと、ニードル弁51Xを通過した粘性流体8Xを流出させるノズル56Xとを備えた流体流出工具本体40Xである。本例の出力弁としての動作出力部51は、ニードル弁51Xである。本例の外付け操作レバー10は、ニードル弁51Xの開度を操作するよう構成されている。
外付け操作レバー10には、流体流出工具本体40Xのケース400に当接するストッパー6と、ストッパー6をケース400側に突出する方向に付勢する圧縮バネ64とが設けられている。
本例の低出力引込み段階Aは、図8に示すごとく、外付け操作レバー10をニードル弁51Xの開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込んだとき、ストッパー6がケース400に当接するまでの段階として形成され、高出力引込み段階Bは、図9に示すごとく、ストッパー6がケース400に当接し、圧縮バネ64を圧縮させながら外付け操作レバー10を引き込む段階として形成されている。
以下に、本例の流体流出工具4Xにつき、図6〜図12を参照して詳説する。
本例の流体流出工具4Xは、粘性流体8Xとしてのシーラー(接着剤)を、被塗布対象に塗布するシーラーガンである。
図6、図7に示すごとく、流体流出工具本体40Xにおいて、ニードル弁51Xは、本体ケース部41X内に収納されており、ノズル56Xは、本体ケース部41Xの先端部に設けられている。材料供給通路55Xは、本体ケース部41Xの下方から突出する把持ケース部42Xから、本体ケース部41Xに設けられたノズル56Xまで形成されている。
本体ケース部41Xの外部には、ニードル弁51Xを開けるための操作ピン511Xが、外部に引き出されている。外付け操作レバー10は、その上端部に設けられた回動支点部101が、本体ケース部41Xに対して回動可能に軸支されている。ニードル弁51Xの操作ピン511Xは、本体ケース部41Xの内部に設けられたバネ(図示略)によって、本体ケース部41Xの外部に突出する方向に付勢されている。
流体流出工具4Xは、工場に設置され粘性流体8Xを貯蔵する粘性流体タンク(図示略)から、ホース422Xを経由して粘性流体8Xの供給を受ける。ホース422Xは、把持ケース部42Xにおける材料供給通路55Xの端部に接続される。
図7に示すごとく、外付け操作レバー10の上端部近傍に設けられた押さえ部102は、ニードル弁51Xの操作ピン511Xに当接している。そして、外付け操作レバー10を把持ケース部42Xに近づける方向に回動させるとき、ニードル弁51Xの操作ピン511Xを本体ケース部41Xの内部に引き込ませて、ニードル弁51Xを開けることができる。
本例のストッパー6は、外付け操作レバー10に設けられており、流体流出工具本体40Xの把持ケース部42Xに向けて設けられている。ストッパー6は、外付け操作レバー10におけるケース400側への突出量を調整して、ケース400に当接するときの外付け操作レバー10の回動量を調整可能である。
同図に示すごとく、本例のストッパー6は、中心貫通穴611を有し外付け操作レバー10に螺合する外側軸部61と、外側軸部61にケース400側の軸方向端部から設けられて中心貫通穴611に対してスライド可能な当接軸部62とを有している。また、ストッパー6は、外側軸部61に外側の軸方向端部から螺合して(本例では外側軸部61に螺合するナット632に螺合して)、中心貫通穴611にネジ部631を配置する調整軸部63を有している。
外側軸部61は、外付け操作レバー10に螺合されている。当接軸部62の外側端部(ケース400側の端部)には、把持ケース部42Xに設けられた当接受部421Xに当接する当接部622が設けられている。当接受部421Xは、平坦状に形成されている。当接部622は、当接受部421Xに当たった時の当接感を持たせるために、当接軸部62の軸部621よりも拡径して、平坦状の先端面に形成されている。
外付け操作レバー10に対する外側軸部61の締込み量によって、外側軸部61のケース400側への突出量を調整し、低出力引込み段階Aを形成する際に当接軸部62が当接受部421Xに当接するときのニードル弁51Xの開度を調整することができる。外側軸部61には、ナット612が螺合しており、このナット612を外付け操作レバー10の端面103に締め付けることによって、外側軸部61を外付け操作レバー10に固定することができる。
外側軸部61におけるケース400側の端部には、ナット624が螺合している。当接軸部62において、外側軸部61の中心貫通穴611内に配置される端部には、ナット624によって掛止される鍔部623が形成されている。ナット624には、当接軸部62の軸部621を挿通する貫通穴625が形成されている。
外側軸部61において、ケース400側とは反対側の軸方向端部には、ナット632が螺合しており、調整軸部63は、ナット632に形成されためねじ部633に螺合している。圧縮バネ64は、中心貫通穴611内に配置されており、当接軸部62の鍔部623の端面と調整軸部63のネジ部631の端面との間に挟まれている。
ナット632に対する調整軸部63の締込み量によって、圧縮バネ64を圧縮する量を調整することができる。これにより、外付け操作レバー10を回動させるときの圧縮バネ64のバネ強度を調整可能である。そして、圧縮バネ64のバネ強度を調整することにより、当接軸部62の当接部622がケース400の当接受部421Xに当接するときに作業者が感じる当接感を、適切に調整することができる。
なお、中心貫通穴611内には、圧縮バネ64と直列にスペーサを配置することができる。この場合には、スペーサによって、圧縮バネ64のバネ強度を調整することもできる。
本例においては、外付け操作レバー10を流体流出工具本体40Xに取り付けることにより、粘性流体8Xの塗布を行う作業について、2段階に区別して行うことができる。
外付け操作レバー10を取り付けた流体流出工具本体40Xを使用して、ノズル56Xから粘性流体8Xを流出させる際には、作業者は、図8に示すごとく、低出力引込み段階Aとして、外付け操作レバー10を引き込む。このとき、ニードル弁51Xが材料供給通路55Xを開け、ノズル56Xから粘性流体8Xが流出される。
そして、外付け操作レバー10を所定量回動させるよう引き込むと、外付け操作レバー10におけるストッパー6が、流体流出工具本体40Xのケース400に当接する。このとき、作業者は、ストッパー6がケース400に当接したときの当接感を感じ取ることができる。これにより、作業者は、低出力引込み段階Aとして、外付け操作レバー10を、ニードル弁51Xの開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込み、ノズル56Xから低流量で粘性流体8Xを流出させることができる。
また、作業者は、図9に示すごとく、高出力引込み段階Bとして、ストッパー6を流体流出工具本体40Xのケース400に当接させ、圧縮バネ64を圧縮させながら、外付け操作レバー10をニードル弁51Xの開度が最大開度になるまで引き込むことができる。これにより、作業者は、高出力引込み段階Bとして、外付け操作レバー10を引き込み、ノズル56Xから高流量で粘性流体8Xを流出させることができる。
こうして、外付け操作レバー10を取り付けた流体流出工具本体40Xにより、低出力引込み段階Aと高出力引込み段階Bとを行って、ノズル56Xから低流量で粘性流体8Xを塗布する作業と、ノズル56Xから高流量で粘性流体8Xを塗布する作業とを、明確に区別して行うことができる。
図10には、本例の流体流出工具4Xによって粘性流体8Xの塗布を行う自動車のボディ7の一例を、平面視した状態で示す。同図において、低出力引込み段階Aにおいて低流量で粘性流体8Xを流出させる部位Y1を破線で示し、高出力引込み段階Bにおいて高流量で粘性流体8Xを流出させる部位Y2を太い実線で示す。
図11には、低出力引込み段階Aにおいて低流量で粘性流体8Xを流出させる部位Y1の断面形状を示す。低流量で粘性流体8Xを流出させる部位Y1は、2枚の自動車鋼板71が重なって、自動車鋼板71同士の間に1段の隙間Sが形成された部位である。この1段の隙間Sは、本例の粘性流体8Xとしてのシーラーを塗布することによって塞ぐことができる。この場合には、少量のシーラーの塗布によって1段の隙間Sを塞ぐことができ、シーラーの無駄使いをなくすことができる。
同図において、シーラーの塗布量を2段階に切り替えずに、1段階のままで塗布した場合を二点鎖線Zで示す。この場合には、必要以上のシーラーを1段の隙間Sに塗布することになってしまう。
図12には、高出力引込み段階Bにおいて高流量で粘性流体8Xを流出させる部位Y2の断面形状を示す。高流量で粘性流体8Xを流出させる部位Y2は、3枚の自動車鋼板71が重なって、自動車鋼板71同士の間に2段の隙間Sが形成された部位である。この2段の隙間Sは、本例の粘性流体8Xとしてのシーラーを塗布することによって塞ぐことができる。この場合、多量のシーラーの塗布によって2段の隙間Sを塞ぐことができる。
1 外付けレバーユニット
10 外付け操作レバー
2 ベース部
21 ストッパー
3 外付けレバー部
31 回動支点部
32 先端部
33 引張バネ
4 動力工具(電動工具)
4X 流体流出工具
40 動力工具本体(電動工具本体)
40X 流体流出工具本体
51 動作出力部(モータ)
51X ニードル弁
52 回転主軸
53 引込み式レバー
531 引込み表面
54 先端工具
55X 材料供給通路
56X ノズル
6 ストッパー
61 外側軸部
611 中心貫通穴
62 当接軸部
63 調整軸部
64 圧縮バネ
8 ボルト
8X 粘性流体
A 低出力引込み段階
B 高出力引込み段階

Claims (7)

  1. 出力弁又はアクチュエータである動作出力部を有する動力工具本体と、
    該動力工具本体のケースに対向して回動可能に設けられ、該ケースに引き寄せられるときに上記動作出力部の出力を増加させる外付け操作レバーと、を備えており、
    上記ケースと上記外付け操作レバーとのいずれか一方には、該外付け操作レバーを回動させる際に、他方に当接するストッパーが設けられており、
    上記外付け操作レバーは、上記動作出力部の出力が最小である初期位置から、上記ストッパーの当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階と、上記所定の回動位置から、上記動作出力部の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階との2段階で回動するよう構成されていることを特徴とする動力工具。
  2. 請求項1に記載の動力工具において、上記動力工具本体は、先端工具を装着する回転主軸と、該回転主軸を回転させるモータと、引込み量を増加させたときに上記回転主軸の回転速度を増加させる引込み式レバーと、を備えた電動工具本体であり、
    上記アクチュエータとしての上記動力出力部は、上記モータであり、
    上記外付け操作レバーは、上記電動工具本体のケースに装着する外付けレバーユニットと、上記引込み式レバーとから構成されており、
    上記外付けレバーユニットは、上記動力工具本体に固定するベース部と、該ベース部に対して回動支点部によって回動可能に軸支した外付けレバー部と、を備えており、
    該外付けレバー部は、引張バネによって引っ張られて、上記回動支点部と反対側の先端部が上記引込み式レバーの引込み表面の一部を覆っており、
    上記低出力引込み段階は、上記外付けレバー部によって上記引込み式レバーを上記回転主軸が所定の低速回転速度になる引込み量まで引き込んだとき、上記ベース部又は上記外付けレバー部に設けたストッパーによって上記外付けレバー部の回動が制限されるまでの段階として形成され、上記高出力引込み段階は、上記引込み式レバーを自由に引き込むことができる段階として形成されていることを特徴とする動力工具。
  3. 請求項2に記載の動力工具において、上記先端工具は、ボルトの頭部に係合するソケットであり、
    上記低出力引込み段階において、上記外付けレバーの引き込みによって上記ボルトの仮締めを行い、上記高出力引込み段階において、上記引込み式レバーの引き込みによって上記ボルトの本締めを行うよう構成されていることを特徴とする動力工具。
  4. 請求項2又は3に記載の動力工具において、上記ストッパーは、上記ベース部に対する突出量を調整して、上記外付けレバー部の回動量を調整可能であることを特徴とする動力工具。
  5. 請求項1に記載の動力工具において、上記動力工具本体は、空気圧によって粘性流体が供給される材料供給通路と、該材料供給通路を開閉するニードル弁と、該ニードル弁を通過した粘性流体を流出させるノズルと、を備えた流体流出工具本体であり、
    上記出力弁としての上記動力出力部は、上記ニードル弁であり、
    上記外付け操作レバーは、上記ニードル弁の開度を操作するよう構成されており、
    上記外付け操作レバーには、上記流体流出工具本体のケースに当接するストッパーと、該ストッパーを上記ケース側に突出する方向に付勢する圧縮バネとが設けられており、
    上記低出力引込み段階は、上記外付け操作レバーを上記ニードル弁の開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込んだとき、上記ストッパーが上記ケースに当接するまでの段階として形成され、上記高出力引込み段階は、上記ストッパーが上記ケースに当接し、上記圧縮バネを圧縮させながら上記外付け操作レバーを引き込む段階として形成されていることを特徴とする動力工具。
  6. 請求項5に記載の動力工具において、上記ストッパーは、上記外付け操作レバーにおける上記ケース側への突出量を調整して、上記ケースに当接するときの上記外付け操作レバーの回動量を調整可能であることを特徴とする動力工具。
  7. 請求項5又は6に記載の動力工具において、上記ストッパーは、中心貫通穴を有し上記外付け操作レバーに螺合する外側軸部と、該外側軸部に上記ケース側の軸方向端部から設けられて上記中心貫通穴に対してスライド可能な当接軸部と、上記外側軸部に上記ケース側とは反対側の軸方向端部から螺合されて上記中心貫通穴に対してネジ部が配置される調整ボルトと、を有しており、
    上記圧縮バネは、上記中心貫通穴内に配置されており、かつ上記調整ボルトの締込み量によって、バネ強度を調整可能であることを特徴とする動力工具。
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