JP2012183630A - 動力工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】動力工具4は、動作出力部51を有する動力工具本体40と、動力工具本体40のケース400に対向して回動可能に設けられた外付け操作レバー10とを備えている。外付け操作レバー10は、ケース400に引き寄せられるときに動作出力部51の出力を増加させるよう構成されている。ケース400には、回動させる外付け操作レバー10が当接するストッパー6が設けられている。外付け操作レバー10は、動作出力部51の出力が最小である初期位置から、ストッパー6の当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階Aと、所定の回動位置から、動作出力部51の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階Bとの2段階で回動するよう構成されている。
【選択図】図1
Description
ボルトの締付けを行う際には、仮締めとして、電動工具のレバーを軽く引き込んだ位置で停止させ、電動工具のソケットをゆっくりと回転させて、ボルトとネジ穴又はナットとが円滑に螺合しているかを確認している。その後、本締めとして、電動工具のレバーを強く引き込んで、ボルトをネジ穴又はナットに螺合して機械部品を組み付けている。これにより、ボルトのねじ山部がネジ穴のねじ山部に噛み付いて、これらに焼付きが生ずることを防止している。
しかしながら、上記強度の異なる2つのばねを用いたスイッチによっては、作業者が電動工具の回転状態の変化を認識し難い。そして、場合によっては、力の入れ具合により、始めから所定の低速回転状態を超えてレバーを引き込んでしまうおそれがある。
また、上記のような課題は、シーラー(接着剤)の塗布を行うシーラーガンのレバー等についても、同様に生じる。
該動力工具本体のケースに対向して回動可能に設けられ、該ケースに引き寄せられるときに上記動作出力部の出力を増加させる外付け操作レバーと、を備えており、
上記ケースと上記外付け操作レバーとのいずれか一方には、該外付け操作レバーを回動させる際に、他方に当接するストッパーが設けられており、
上記外付け操作レバーは、上記動作出力部の出力が最小である初期位置から、上記ストッパーの当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階と、上記所定の回動位置から、上記動作出力部の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階との2段階で回動するよう構成されていることを特徴とする動力工具にある(請求項1)。
また、ストッパーを調整することにより、外付け操作レバーを回動させたときに、ストッパーの当接が生じる所定の回動位置を調整しておく。
なお、上記ストッパーの当接は、外付け操作レバーにストッパーを設けた場合には、動力工具本体のケースに対して行われ、動力工具本体のケースにストッパーを設けた場合には、外付け操作レバーに対して行われる。
このように、上記外付け操作レバーを用いた動力工具により、低出力引込み段階と高出力引込み段階とを行って、低出力の動作出力部による作業と、高出力の動作出力部による作業とを、明確に区別して行うことができる。
さらに、外付け操作レバーは、既存の動力工具本体に対して、外部から装着することによって使用することができる。これにより、既存の動力工具本体に対する外部からの簡単な工夫により、動作出力部の出力状態を2段階に変化させることができる動力工具を形成することができる。
上記動力工具において、上記動力工具本体は、先端工具を装着する回転主軸と、該回転主軸を回転させるモータと、引込み量を増加させたときに上記回転主軸の回転速度を増加させる引込み式レバーと、を備えた電動工具本体であり、上記アクチュエータとしての上記動力出力部は、上記モータであり、上記外付け操作レバーは、上記電動工具本体のケースに装着する外付けレバーユニットと、上記引込み式レバーとから構成されており、上記外付けレバーユニットは、上記動力工具本体に固定するベース部と、該ベース部に対して回動支点部によって回動可能に軸支した外付けレバー部と、を備えており、該外付けレバー部は、引張バネによって引っ張られて、上記回動支点部と反対側の先端部が上記引込み式レバーの引込み表面の一部を覆っており、上記低出力引込み段階は、上記外付けレバー部によって上記引込み式レバーを上記回転主軸が所定の低速回転速度になる引込み量まで引き込んだとき、上記ベース部又は上記外付けレバー部に設けたストッパーによって上記外付けレバー部の回動が制限されるまでの段階として形成され、上記高出力引込み段階は、上記引込み式レバーを自由に引き込むことができる段階として形成されていてもよい(請求項2)。
具体的には、外付けレバーユニットは、外付けレバー部の先端部が引込み式レバーの引込み表面の一部を覆う状態で、ベース部を電動工具本体に固定する。このとき、外付けレバー部は、引張バネによって引っ張られて、先端部が引込み式レバーの引込み表面の一部に当接するよう付勢される。
また、ストッパーを調整することにより、引込み式レバーの引込み量が目的とする所定の低速回転速度で回転主軸を回転させるときの引込み量になるよう、外付けレバー部の回動可能範囲を設定しておく。
その後、作業者は、引込み式レバーの引込み表面の露出部に触れて、引込み式レバーを自由に引き込むことができる。こうして、回転主軸を高速回転速度で回転させ、先端工具によって所望の作業を行うことができる。
この場合には、ソケットに装着したボルトの締付け作業を行う際に、外付けレバー部の操作によって、ボルトの回転速度を仮締めに適した低速回転速度に確実に制限することができる。そして、ボルトの仮締めを確実に行うことにより、ボルトの本締めを行う際に、ボルトのねじ山部と、ボルトを締め付ける対象となるネジ穴又はナットのねじ山部とに焼付き等の問題が生ずることを防止することができる。
この場合には、ストッパーの構造が簡単であり、外付けレバー部の回動量の調整を容易に行うことができる。
外付け操作レバーを取り付けた流体流出工具本体を使用して、ノズルから粘性流体を流出させる際には、作業者は、外付け操作レバーを引き込む。このとき、ニードル弁が材料供給通路を開け、ノズルから粘性流体が流出される。そして、外付け操作レバーを所定量回動させるよう引き込むと、外付け操作レバーにおけるストッパーが、流体流出工具本体のケースに当接する。このとき、作業者は、ストッパーがケースに当接したときの当接感を感じ取ることができる。これにより、作業者は、低出力引込み段階として、外付け操作レバーを、ニードル弁の開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込み、ノズルから低流量で粘性流体を流出させることができる。
こうして、上記外付け操作レバーを取り付けた流体流出工具本体により、低出力引込み段階と高出力引込み段階とを行って、ノズルから低流量で粘性流体を塗布する作業と、ノズルから高流量で粘性流体を塗布する作業とを、明確に区別して行うことができる。
この場合には、ストッパーの構造が簡単であり、低出力引込み段階を形成する外付け操作レバーの回動量の調整を容易に行うことができる。
この場合には、外側ボルトに対する当接ボルトの突出量を調整して、低出力引込み段階を形成する外付け操作レバーの回動量の調整を容易に行うことができる。
また、外側ボルトに対する調整ボルトの突出量を調整して、圧縮バネのバネ強度を調整することにより、当接ボルトが流体流出工具本体のケースに当接するときに作業者が感じる当接感を、適切に調整することができる。
(実施例1)
本例の動力工具4は、図1、図2に示すごとく、出力弁又はアクチュエータである動作出力部51を有する動力工具本体40と、動力工具本体40のケース400に対向して回動可能に設けられた外付け操作レバー10とを備えている。外付け操作レバー10は、ケース400に引き寄せられるときに動作出力部51の出力を増加させるよう構成されている。ケース400と外付け操作レバー10とのいずれか一方には、外付け操作レバー10を回動させる際に、他方に当接するストッパー6が設けられている。
外付け操作レバー10は、図4に示すごとく、動作出力部51の出力が最小である初期位置から、ストッパー6の当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階Aと、図5に示すごとく、所定の回動位置から、動作出力部51の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階Bとの2段階で回動するよう構成されている。
本例の動力工具4は、電動のモータを動力源とする電動工具4であり、本例の動力工具本体40は、電動工具本体40である。本例においては、この電動工具本体40に対して外部から装着して用いる外付けレバーユニット1について説明する。
図1に示すごとく、電動工具本体40は、先端工具54を装着する回転主軸52と、回転主軸52を回転させるモータ51と、引込み量を増加させたときに回転主軸52の回転速度を増加させる引込み式レバー53とを備えている。本例のアクチュエータとしての動作出力部51は、モータ51である。本例の外付け操作レバー10は、電動工具本体40のケース400に装着する外付けレバーユニット1と、引込み式レバー53とから構成されている。
図2に示すごとく、外付けレバーユニット1は、電動工具4に固定するベース部2と、ベース部2に対して回動支点部31によって回動可能に軸支した外付けレバー部3とを備えている。
本例の低出力引込み段階Aは、上記外付けレバー部3の回動が制限されるまでの段階として形成され、高出力引込み段階Bは、引込み式レバー53を自由に引き込むことができる段階として形成されている。本例のストッパー6は、ベース部2に設けたストッパー21である。
先端工具54としてのソケットは、回転主軸52に対して着脱可能であり、ボルト8のサイズに合わせて取替え可能である。
なお、前面側とは、回転主軸52に対して先端工具54を装着する側のことをいう。
具体的には、図3に示すごとく、外付けレバーユニット1は、外付けレバー部3の先端部32が引込み式レバー53の引込み表面531の一部を覆う状態で、ベース部2を電動工具4に固定する。このとき、外付けレバー部3は、引張バネ33によって引っ張られて、先端部32が引込み式レバー53の引込み表面531の一部に当接するよう付勢される。
また、ストッパー21の突出量を調整することにより、引込み式レバー53の引込み量が目的とする所定の低速回転速度で回転主軸52を回転させるときの引込み量になるよう、外付けレバー部3の回動可能範囲を設定しておく。本例においては、所定の低速回転速度は、ボルト8の仮締めを行うときの回転速度とする。
そのため、ソケットに装着したボルト8の締付け作業を行う際に、外付けレバー部3の操作によって、ボルト8の回転速度を仮締めに適した低速回転速度に確実に制限することができる。そして、作業者の熟練度に拘わらず、低出力引込み段階Aの仮締めとして、誰でも簡単にネジ穴に対してボルト8を垂直に螺合させることができる。
本例は、動力工具4を、粘性流体8Xの塗布を行う流体流出工具4Xとした例である。
流体流出工具4Xは、動力工具本体40に対して外付け操作レバー10を装着して形成される。
本例の動力工具本体40は、図6、図7に示すごとく、空気圧によって粘性流体8Xが供給される材料供給通路55Xと、材料供給通路55Xを開閉するニードル弁51Xと、ニードル弁51Xを通過した粘性流体8Xを流出させるノズル56Xとを備えた流体流出工具本体40Xである。本例の出力弁としての動作出力部51は、ニードル弁51Xである。本例の外付け操作レバー10は、ニードル弁51Xの開度を操作するよう構成されている。
本例の低出力引込み段階Aは、図8に示すごとく、外付け操作レバー10をニードル弁51Xの開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込んだとき、ストッパー6がケース400に当接するまでの段階として形成され、高出力引込み段階Bは、図9に示すごとく、ストッパー6がケース400に当接し、圧縮バネ64を圧縮させながら外付け操作レバー10を引き込む段階として形成されている。
本例の流体流出工具4Xは、粘性流体8Xとしてのシーラー(接着剤)を、被塗布対象に塗布するシーラーガンである。
図6、図7に示すごとく、流体流出工具本体40Xにおいて、ニードル弁51Xは、本体ケース部41X内に収納されており、ノズル56Xは、本体ケース部41Xの先端部に設けられている。材料供給通路55Xは、本体ケース部41Xの下方から突出する把持ケース部42Xから、本体ケース部41Xに設けられたノズル56Xまで形成されている。
本体ケース部41Xの外部には、ニードル弁51Xを開けるための操作ピン511Xが、外部に引き出されている。外付け操作レバー10は、その上端部に設けられた回動支点部101が、本体ケース部41Xに対して回動可能に軸支されている。ニードル弁51Xの操作ピン511Xは、本体ケース部41Xの内部に設けられたバネ(図示略)によって、本体ケース部41Xの外部に突出する方向に付勢されている。
図7に示すごとく、外付け操作レバー10の上端部近傍に設けられた押さえ部102は、ニードル弁51Xの操作ピン511Xに当接している。そして、外付け操作レバー10を把持ケース部42Xに近づける方向に回動させるとき、ニードル弁51Xの操作ピン511Xを本体ケース部41Xの内部に引き込ませて、ニードル弁51Xを開けることができる。
本例のストッパー6は、外付け操作レバー10に設けられており、流体流出工具本体40Xの把持ケース部42Xに向けて設けられている。ストッパー6は、外付け操作レバー10におけるケース400側への突出量を調整して、ケース400に当接するときの外付け操作レバー10の回動量を調整可能である。
外側軸部61は、外付け操作レバー10に螺合されている。当接軸部62の外側端部(ケース400側の端部)には、把持ケース部42Xに設けられた当接受部421Xに当接する当接部622が設けられている。当接受部421Xは、平坦状に形成されている。当接部622は、当接受部421Xに当たった時の当接感を持たせるために、当接軸部62の軸部621よりも拡径して、平坦状の先端面に形成されている。
外側軸部61におけるケース400側の端部には、ナット624が螺合している。当接軸部62において、外側軸部61の中心貫通穴611内に配置される端部には、ナット624によって掛止される鍔部623が形成されている。ナット624には、当接軸部62の軸部621を挿通する貫通穴625が形成されている。
ナット632に対する調整軸部63の締込み量によって、圧縮バネ64を圧縮する量を調整することができる。これにより、外付け操作レバー10を回動させるときの圧縮バネ64のバネ強度を調整可能である。そして、圧縮バネ64のバネ強度を調整することにより、当接軸部62の当接部622がケース400の当接受部421Xに当接するときに作業者が感じる当接感を、適切に調整することができる。
なお、中心貫通穴611内には、圧縮バネ64と直列にスペーサを配置することができる。この場合には、スペーサによって、圧縮バネ64のバネ強度を調整することもできる。
外付け操作レバー10を取り付けた流体流出工具本体40Xを使用して、ノズル56Xから粘性流体8Xを流出させる際には、作業者は、図8に示すごとく、低出力引込み段階Aとして、外付け操作レバー10を引き込む。このとき、ニードル弁51Xが材料供給通路55Xを開け、ノズル56Xから粘性流体8Xが流出される。
こうして、外付け操作レバー10を取り付けた流体流出工具本体40Xにより、低出力引込み段階Aと高出力引込み段階Bとを行って、ノズル56Xから低流量で粘性流体8Xを塗布する作業と、ノズル56Xから高流量で粘性流体8Xを塗布する作業とを、明確に区別して行うことができる。
同図において、シーラーの塗布量を2段階に切り替えずに、1段階のままで塗布した場合を二点鎖線Zで示す。この場合には、必要以上のシーラーを1段の隙間Sに塗布することになってしまう。
10 外付け操作レバー
2 ベース部
21 ストッパー
3 外付けレバー部
31 回動支点部
32 先端部
33 引張バネ
4 動力工具(電動工具)
4X 流体流出工具
40 動力工具本体(電動工具本体)
40X 流体流出工具本体
51 動作出力部(モータ)
51X ニードル弁
52 回転主軸
53 引込み式レバー
531 引込み表面
54 先端工具
55X 材料供給通路
56X ノズル
6 ストッパー
61 外側軸部
611 中心貫通穴
62 当接軸部
63 調整軸部
64 圧縮バネ
8 ボルト
8X 粘性流体
A 低出力引込み段階
B 高出力引込み段階
Claims (7)
- 出力弁又はアクチュエータである動作出力部を有する動力工具本体と、
該動力工具本体のケースに対向して回動可能に設けられ、該ケースに引き寄せられるときに上記動作出力部の出力を増加させる外付け操作レバーと、を備えており、
上記ケースと上記外付け操作レバーとのいずれか一方には、該外付け操作レバーを回動させる際に、他方に当接するストッパーが設けられており、
上記外付け操作レバーは、上記動作出力部の出力が最小である初期位置から、上記ストッパーの当接が生じる所定の回動位置になるまでの低出力引込み段階と、上記所定の回動位置から、上記動作出力部の出力が最大である最大回動位置までの高出力引込み段階との2段階で回動するよう構成されていることを特徴とする動力工具。 - 請求項1に記載の動力工具において、上記動力工具本体は、先端工具を装着する回転主軸と、該回転主軸を回転させるモータと、引込み量を増加させたときに上記回転主軸の回転速度を増加させる引込み式レバーと、を備えた電動工具本体であり、
上記アクチュエータとしての上記動力出力部は、上記モータであり、
上記外付け操作レバーは、上記電動工具本体のケースに装着する外付けレバーユニットと、上記引込み式レバーとから構成されており、
上記外付けレバーユニットは、上記動力工具本体に固定するベース部と、該ベース部に対して回動支点部によって回動可能に軸支した外付けレバー部と、を備えており、
該外付けレバー部は、引張バネによって引っ張られて、上記回動支点部と反対側の先端部が上記引込み式レバーの引込み表面の一部を覆っており、
上記低出力引込み段階は、上記外付けレバー部によって上記引込み式レバーを上記回転主軸が所定の低速回転速度になる引込み量まで引き込んだとき、上記ベース部又は上記外付けレバー部に設けたストッパーによって上記外付けレバー部の回動が制限されるまでの段階として形成され、上記高出力引込み段階は、上記引込み式レバーを自由に引き込むことができる段階として形成されていることを特徴とする動力工具。 - 請求項2に記載の動力工具において、上記先端工具は、ボルトの頭部に係合するソケットであり、
上記低出力引込み段階において、上記外付けレバーの引き込みによって上記ボルトの仮締めを行い、上記高出力引込み段階において、上記引込み式レバーの引き込みによって上記ボルトの本締めを行うよう構成されていることを特徴とする動力工具。 - 請求項2又は3に記載の動力工具において、上記ストッパーは、上記ベース部に対する突出量を調整して、上記外付けレバー部の回動量を調整可能であることを特徴とする動力工具。
- 請求項1に記載の動力工具において、上記動力工具本体は、空気圧によって粘性流体が供給される材料供給通路と、該材料供給通路を開閉するニードル弁と、該ニードル弁を通過した粘性流体を流出させるノズルと、を備えた流体流出工具本体であり、
上記出力弁としての上記動力出力部は、上記ニードル弁であり、
上記外付け操作レバーは、上記ニードル弁の開度を操作するよう構成されており、
上記外付け操作レバーには、上記流体流出工具本体のケースに当接するストッパーと、該ストッパーを上記ケース側に突出する方向に付勢する圧縮バネとが設けられており、
上記低出力引込み段階は、上記外付け操作レバーを上記ニードル弁の開度が所定の低流量開度になる引込み量まで引き込んだとき、上記ストッパーが上記ケースに当接するまでの段階として形成され、上記高出力引込み段階は、上記ストッパーが上記ケースに当接し、上記圧縮バネを圧縮させながら上記外付け操作レバーを引き込む段階として形成されていることを特徴とする動力工具。 - 請求項5に記載の動力工具において、上記ストッパーは、上記外付け操作レバーにおける上記ケース側への突出量を調整して、上記ケースに当接するときの上記外付け操作レバーの回動量を調整可能であることを特徴とする動力工具。
- 請求項5又は6に記載の動力工具において、上記ストッパーは、中心貫通穴を有し上記外付け操作レバーに螺合する外側軸部と、該外側軸部に上記ケース側の軸方向端部から設けられて上記中心貫通穴に対してスライド可能な当接軸部と、上記外側軸部に上記ケース側とは反対側の軸方向端部から螺合されて上記中心貫通穴に対してネジ部が配置される調整ボルトと、を有しており、
上記圧縮バネは、上記中心貫通穴内に配置されており、かつ上記調整ボルトの締込み量によって、バネ強度を調整可能であることを特徴とする動力工具。
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