JP2012183480A - 精製システム - Google Patents

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Abstract

【課題】微生物を含む水に汚泥等の固形物が含まれていたとしても、微生物を含む水を散布することができ、生物脱硫槽に傾きがあった場合でも、微生物を含む水を均等に散布することができる精製システムを提供する。
【解決手段】精製システム2は、微生物が定着する充填材31aを充填した生物脱硫槽11と、生物脱硫槽11の上部と接続され処理水を散布する給水管35と、生物脱硫槽11の底部と接続され生物脱硫槽11内の処理水を排出する排水管37と、生物脱硫槽11の入口へ空気を注入するための空気注入装置13とを備える精製システム2であって、生物脱硫槽11は、充填材31aの上方に設けられた散水板41を備え、散水板41は、複数の排出孔42を有し、各排出孔42の上面に、パイプ状の溢流体45を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、バイオガスに含まれる硫化水素等の不純物を微生物の働きにより除去する精製システムの技術に関し、特に、微生物が定着する充填材が充填されている生物脱硫槽を備える精製システムの技術に関する。
従来、下水汚泥、有機性廃水、厨芥類などの食品残渣及び糞尿等の廃棄されていた有機性廃棄物を、嫌気性細菌を利用してメタン発酵することでメタンガス(気体状態のメタン)を主成分とした混合気体であるバイオガスを発生させ、該バイオガスを燃料ガスとして使用するバイオガス発電装置が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
バイオガスを燃料ガスとして使用する場合、バイオガスは、多くの不純物を含んでおり、そのまま使用すると、発電装置や環境に対して悪影響を与えるので、バイオガスを精製し、不純物を除去する必要がある。不純物の一つである硫黄を取り除く(脱硫する)方法として、バイオガスに含まれる硫化水素等の不純物を微生物の働きにより除去する精製システムを用いた方法が公知となっている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−275482号公報 特開2006−143781号公報
精製システムは、微生物が定着する充填材が充填されている生物脱硫槽を備える。従来、微生物を含む水、例えば、処理水を生物脱硫槽の上部から充填材へ散布することにより、微生物を充填材に定着させていた。
処理水を散布する方法としては、スプレーノズルなどを用いた圧縮による噴射散布が従来から知られている。しかし、圧縮による噴射散布では、処理水に汚泥などが含まれているため、スプレーノズル内で目詰まりが発生し、処理水を散布することができない場合があった。
また、処理水を散布する方法としては、複数の排出孔を設けた散水板を用いた自然流下による散布がある。散水板の表面に処理水を流下させ、散水板表面から排出孔を通って生物脱硫槽内の充填材へ処理水を流下させて散布する方法である。しかし、生物脱硫槽自体が傾いている場合や、散水板が傾いている場合には、処理水が散水板の表面の低い位置に偏って集まり、低い位置に配置された排出孔から処理水が流下するため、処理水の散布に偏りが発生していた。
そこで、本発明は係る課題に鑑み、微生物を含む水に汚泥等の固形物が含まれていたとしても、微生物を含む水を散布することができ、生物脱硫槽に傾きがあった場合でも、微生物を含む水を均等に散布することができる精製システムを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、微生物が定着する充填材を充填した生物脱硫槽と、該生物脱硫槽の上部と接続され微生物を含む水を散布する給水管と、前記生物脱硫槽の底部と接続され生物脱硫槽内の水を排出する排水管と、前記生物脱硫槽の入口へ空気を注入するための空気注入装置とを備える精製システムであって、前記生物脱硫槽は、前記充填材の上方に設けられた散水板を備え、前記散水板は、複数の排出孔を有し、前記各排出孔の上面に、パイプ状の溢流体を設けたものである。
請求項2においては、前記溢流体の高さを調整可能としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、散水板の傾きやたわみ、生物脱硫槽の傾きなどによって、微生物を含む水が偏って貯溜された場合であっても、溢流体によって排出孔42の入口の高さを等しくすることによって、均等に散布することができる。
請求項2においては、散水板の傾きやたわみ、生物脱硫槽の傾きなどによって、微生物を含む水が偏って貯溜された場合であっても、溢流体によって排出孔の入口の高さを等しくすることによって、均等に散布することができる。
本発明の一実施形態に係るバイオガス発電装置の全体構成図。 本発明の一実施形態に係る生物脱硫槽の構成図。 (a)本発明の一実施形態に係る散水板の平面図(b)同じく側面断面図。 本発明の一実施形態に係る排出孔及び溢流体の断面拡大図。 本発明の一実施形態に係る排出孔及び排出孔に結合した状態の溢流体の断面拡大図。 本発明の一実施形態に係る傾いた状態の生物脱硫槽及び散水板を示す側面断面図。
まず、本発明の一実施形態であるバイオガスの精製システム2を含む発電システム100の全体構成について図1を用いて説明する。
発電システム100は、精製システム2を用いて有機性廃棄物のガス化により発生したバイオガスを精製し、その精製したバイオガスを用いて発電するものである。発電システム100は、発酵槽1と、精製システム2と、ガスホルダ3と、ガスエンジン発電機4と、それぞれの装置を繋ぐガス通路5から構成される。
発酵槽1は、有機性廃棄物のガス化によりバイオガスを発生させるものである。発酵槽1は、例えば、UASB型の反応槽である。発酵槽1には、有機性廃棄物の一種である有機性廃水が廃水供給部を介して供給されるとともに、グラニュール菌体が投入される。これにより、発酵槽1において、メタン発酵が行われ、有機性排水に含まれる有機物がメタンと炭酸ガスに分解されて、バイオガスが発生する。バイオガスは、メタンを主成分とした混合気体であり、その他の成分として硫化水素や炭酸ガス等を含む。
精製システム2は、発酵槽1で有機性廃水のガス化により発生したバイオガス中の硫化水素を除去して、バイオガスを精製するものである。精製システム2は、バイオガスが発酵槽1から流れ出てガスエンジン発電機4に至る途中に設置される。精製システム2は、生物脱硫槽11と、空気注入装置13とを備える。
生物脱硫槽11は、微生物を用いてバイオガスを脱硫するものである。生物脱硫槽11は、発酵槽1とガス通路5を介して接続され、バイオガスの流れ方向において発酵槽1の下流側に配置される。生物脱硫槽11は、発酵槽1で発生したバイオガス中の硫化水素がバイオガスを燃料ガスとして使用するガスエンジン発電機4を腐蝕させるため、バイオガス中の硫化水素を除去する。
生物脱硫槽11の上下方向中間部には、図1及び図2に示すように、微生物の定着面積を拡大するために、複数の充填材31aを充填した充填層31が設けられている。充填層31には複数の充填材31aが無作為に充填されている。充填材31aは、その表面に微生物が定着できる材質で筒状に形成されており、例えばポリプロピレンで形成されている。
また、生物脱硫槽11内には生物脱硫槽11内に貯溜される処理水の水位を検出する水位センサ32が設けられている。
空気注入装置13は、バイオガスに空気を注入するための装置である。空気注入装置13は、ファンや送風側バルブを有し、発酵槽1と生物脱硫槽11とを接続するガス通路5を流れるバイオガスに空気を注入管26を介して注入することができるように構成される。生物脱硫槽11における脱硫反応では、微生物は好気性環境で活発に活動する。そこで、バイオガスが生物脱硫槽11に流入する前に、空気を空気注入装置13よりバイオガスに注入することで、微生物の活動を活発化させるようになっている。
また、空気注入装置13は、ファンの回転速度を調節することや、送風側バルブの開度調整をすることにより、バイオガスに注入する空気注入量を調節することができるように構成される。なお、空気注入装置13は、本実施形態においてはファンを有する構成としたが、これに限定するものではない。例えば、空気注入装置13は、ポンプやコンプレッサを有する構成とすることも可能である。
ガスホルダ3は、精製システム2で精製後のバイオガスを一時貯溜して、精製後のバイオガスをガスエンジン発電機4へ供給するときのバイオガス供給量を調節するための装置である。ガスホルダ3は、生物脱硫槽11とガス通路5を介して接続され、バイオガスの流れ方向において生物脱硫槽11の下流側に配置される。
ガスエンジン発電機4は、燃料ガスとして精製システム2で精製後のバイオガスを用いて発電するものである。ガスエンジン発電機4は、ガスエンジン及び発電機を有する。ガスエンジン発電機4においては、ガスエンジンと発電機とが連結され、このガスエンジンの出力軸の回転により発電機の磁石またはコイルが回転することによって、発電が行われる。ガスエンジン発電機4は、ガスホルダ3よりも下流に設けられている。
また、発酵槽1、精製システム2、ガスホルダ3及びガスエンジン発電機4は、バイオガス及び空気を流通させるガス通路5によって、前述の順序で接続されている。
ガス通路5は、第一ガス管21と、第二ガス管22と、第三ガス管23とで構成されている。第一ガス管21は、発酵槽1と精製システム2の生物脱硫槽11とを接続し、バイオガスを発酵槽1から生物脱硫槽11へ向かって流通させるとともに、このバイオガスに空気注入装置13により注入された空気を流通させる。第二ガス管22は、精製システム2の生物脱硫槽11とガスホルダ3とを接続し、脱硫後のバイオガス及び空気を生物脱硫槽11からガスホルダ3へ向かって流通させる。第三ガス管23は、ガスホルダ3とガスエンジン発電機4とを接続し、精製システム2で精製後のバイオガス及び空気をガスホルダ3からガスエンジン発電機4へ向かって流通させる。
第一ガス管21の途中には、空気を空気注入装置13から注入させるための注入管26が接続されている。
また、第二ガス管22にはガス弁33が設けられており、ガス弁33を開閉することにより、第二ガス管22から下流へのバイオガス及び空気の流入又は停止を切り換えることができる。
また、精製システム2は、生物脱硫槽11の上部と接続され微生物を含む水(処理水)を散布する給水管35と、給水管35の開閉を行う給水弁36と、生物脱硫槽11の底部と接続され生物脱硫槽11内の処理水を排出する排水管37と、排水管37の開閉を行う排水弁38と、を備える。
また、精製システム2は、ガス弁33、給水弁36及び排水弁38の開閉を制御する制御装置40を備える。制御装置40は、水位センサ32、ガス弁33、給水弁36及び排水弁38と接続されている。
制御装置40はガス弁33の開閉を制御することが可能となっている。ガス弁33は、通常運転時には開状態となっている。また、制御装置40は、バイオガスが生物脱硫槽11に流入していない状態で生物脱硫槽11内に微生物を定着させるための開閉制御を行う場合には、ガス弁33を閉状態とする。また、発電システム100全体の稼動を停止する際にはガス弁33を閉状態とする。
給水管35は、処理水の流れ方向において上流端が発酵槽1に接続されている。給水管35の上流端は、発酵槽1の上部に接続されている。発酵槽1には、有機性廃棄物の一種である有機性廃水が廃水供給部を介して供給されており、発酵槽1において、メタン発酵が行われた後の処理水が、給水管35に流入する。ここで、処理水とは、メタン発酵が行われた後の有機性廃水を主成分とし、硫黄酸化細菌などの微生物が含まれる水である。
給水管35の下流端は、生物脱硫槽11の上部から生物脱硫槽11内部に貫入されている。
給水管35の中途部には、給水弁36が設けられている。給水弁36は、電磁弁であり。電磁弁を電気的に制御して開閉することにより給水管35の開閉を行うことができる。
また、生物脱硫槽11の上部であって、給水管35の下流端よりも下部の位置に散水板41が設けられている。図3(a)に示すように、散水板41は平面視円形状に形成されており、外周に外縁部41aが形成されている。外縁部41aは、他の部分よりも高い段状に形成されている。また、生物脱硫槽11の内面には掛止部11aが平面視環状に形成されており、図3(b)に示すように、散水板41の外縁部41aの下面が、生物脱硫槽11の内面に設けられた掛止部11aの上面と当接することにより、散水板41が掛止部11aに支持される。このように構成することにより、外縁部41aから処理水が流下するのを防止する。また、散水板41は、掛止部11aによって下方から支持されているだけなので、生物脱硫槽11を上方から目視確認したり、生物脱硫槽11または散水板41をメンテナンスしたりする際に、散水板41を容易に上方へ移動させることができる。
散水板41には、図3に示すように、複数の排出孔42が設けられている。排出孔42は散水板41に互いの距離が均等な間隔となるように配置されている。本実施形態においては、排出孔42が複数の列となるように配置されている。また、排出孔42の配置はこれに限定するものでなく、例えば、同心円の円周上に均等に配置することも可能である。
また、排出孔42は円形に形成されている。排出孔42の直径は、処理水中に存在する固形物の直径よりも大きい。具体的には、排出孔42の直径は数cmとなるように形成されている。このように構成することにより、排出孔42に処理水中の固形物が詰まるおそれがない。
また、図3(b)に示すように、排出孔42の下面から上方に向かって結合部42aが立設されている。結合部42aは円筒状に形成されており、その外径は排出孔42の内径と等しくなるように形成されている。結合部42aの下部にはフランジ部42bが設けられており、結合部42aが排出孔42の上方へ抜けるのを防止する。また、結合部42aの外周には螺子溝が設けられている。結合部42aにはロックナット42cが螺設されており、ロックナット42cを締結することにより、結合部42aが下方へ移動するのを防止することができる。また、散水板41の下面とフランジ部42bの上面とが当接することにより、結合部42aが上方へ移動するのを防止することができる。
また、排出孔42の上部には、溢流体45が脱着可能に設けられている。
溢流体45は、図4に示すように、パイプ状に形成されており、内径は結合部42aの内径と等しくなるように形成されている。溢流体45の下部は、結合部42aと結合するための溢流体結合部45aが設けられている。溢流体結合部45aは、その内径が結合部42aの外径と等しくなるように形成されている。溢流体結合部45aの内周には螺子溝が設けられている。溢流体45は、溢流体結合部45aを結合部42aに螺嵌することにより、排出孔42の上部に固設される。また、溢流体45は、結合部42aから取り外すこともできる。このように構成することにより、溢流体45は、排出孔42に対して脱着可能に設けられている。また、結合部42aに溢流体45が螺嵌されていることにより、処理水は、溢流体45の上面に設けられた孔からしか排出孔42内へ流入しない。
次に、溢流体45の高さの調節方法について説明する。
結合部42aには、図5に示すように、溢流体45よりも下方でロックナット42cよりも上方に溢流体側ロックナット45bが螺設されている。ロックナット42cは結合部42aの軸方向に移動可能となっている。溢流体45の溢流体結合部45aを結合部42aに螺嵌する際に、溢流体45の上端が所望の高さとなるところで、溢流体側ロックナット45bを下方から上方へ締結することにより、溢流体45が固定される。このようにして、溢流体45は任意の高さで固定される。
なお、溢流体45の高さの調節方法は、本実施形態に記載される方法に限定されるものではなく、例えば、溢流体45を結合部42aに軸方向に摺動自在に嵌設して、所望の位置で外側からリング等によって締め付けることにより固定することもできる。
例えば、散水板41が傾いたり処理水の重みによってたわんだりした場合や、生物脱硫槽11を設置した際に生物脱硫槽11自体に傾きがあった場合には、図6に示すように片側(図6では左側)に処理水が偏在する。なお、図6においては、生物脱硫槽11自体に傾きがあった場合を表している。このような場合には、処理水が偏る側(図6では左側)に位置する溢流体45を上方へ移動させて、全ての溢流体45の上面の高さが同じになるように調節する。
このように構成することにより、処理水が生物脱硫槽11の上部の給水管35から散水板41へ流入してきた場合、処理水の水面が溢流体45を越えない高さにあるときは、散水板41の下方へと処理水が流下することはない。処理水の水面が溢流体45を越える高さになると、処理水は、溢流体45の内側及び排出孔42を通って散水板41の下方にある充填層31へと流下する。このとき、溢流体45の上面の高さが同じであるので、処理水は散水板41全体から均一に散布されることになる。このように構成することにより、充填層31内の充填体31aに均等に処理水が付着することで、充填体31aの表面に微生物を定着させることができる。
排水管37は、上流端が、生物脱硫槽11の底部に接続されている。生物脱硫槽11の上部に接続した給水管35から生物脱硫槽11内へ散布された処理水は、生物脱硫槽11底部に落下し、排水管37から図示せぬ水封槽を経由して図示せぬ処理水貯留槽に排出される。
排水管37の中途部には排水弁38が設けられている。排水弁38は、電磁弁であり、電磁弁を電気的に制御して開閉することにより排水管37の開閉を行うことができる。
制御装置40は、水位センサ32と、ガス弁33と、給水弁36と、排水弁38と接続している。制御装置40は、RAMやROM等で構成された記憶部とCPU等で構成された演算部とから構成されている。制御装置40は、給水弁36及び排水弁38の開閉を制御することにより、生物脱硫槽11内に微生物を定着させる。
以上のように、精製システム2は、微生物が定着する充填材31aを充填した生物脱硫槽11と、生物脱硫槽11の上部と接続され処理水を散布する給水管35と、生物脱硫槽11の底部と接続され生物脱硫槽11内の処理水を排出する排水管37と、生物脱硫槽11の入口へ空気を注入するための空気注入装置13とを備える精製システム2であって、生物脱硫槽11は、充填材31aの上方に設けられた散水板41を備え、散水板41は、複数の排出孔42を有し、各排出孔42の上面に、パイプ状の溢流体45を設けたものである。
このように構成することにより、散水板41の傾きやたわみ、生物脱硫槽11の傾きなどによって、処理水が偏って貯溜された場合であっても、溢流体45によって排出孔42の入口の高さを等しくすることによって、均等に散布することができる。また、散水板41の傾きやたわみ、生物脱硫槽11の傾きの変化に合わせて、生物脱硫槽11を設置した場所で簡易に溢流体45の高さを調整することができる。
また、溢流体45の高さを調整可能としたものである。
このように構成することにより、散水板41の傾きやたわみ、生物脱硫槽11の傾きなどによって、微生物を含む水が偏って貯溜された場合であっても、溢流体45によって排出孔42の入口の高さを等しくすることによって、均等に散布することができる。
1 発酵槽
2 精製システム
3 ガスホルダ
4 ガスエンジン発電機
5 ガス通路
11 生物脱硫槽
13 空気注入空気注入装置
31 充填層
31a 充填材
32 水位センサ
33 ガス弁
35 給水管
36 給水弁
37 排水管
38 排水弁
40 制御装置
41 散水板
42 排出孔
45 溢流体
100 発電システム

Claims (2)

  1. 微生物が定着する充填材を充填した生物脱硫槽と、該生物脱硫槽の上部と接続され微生物を含む水を散布する給水管と、前記生物脱硫槽の底部と接続され生物脱硫槽内の水を排出する排水管と、前記生物脱硫槽の入口へ空気を注入するための空気注入装置とを備える精製システムであって、
    前記生物脱硫槽は、前記充填材の上方に設けられた散水板を備え、前記散水板は、複数の排出孔を有し、前記各排出孔の上面に、パイプ状の溢流体を設けた精製システム。
  2. 前記溢流体の高さを調整可能とした請求項1に記載の精製システム。
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