JP2012183238A - ペーシェントコールシステム及び磁気共鳴イメージングシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】取り扱いが容易なペーシェントコールシステムを提供すること。
【解決手段】実施の形態のペーシェントコールシステム20は、無線発信機402と受信機500とを有する。実施の形態のペーシェントコールシステム20の無線発信機は、磁気共鳴イメージング装置による検査対象となる被検体により操作される操作部401を有し、被検体により操作部が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信する。また、実施の形態のペーシェントコールシステム20の受信機は、無線発信機により発信された所定の制御信号を受信すると、受信された所定の制御信号を有線にて送信する。
【選択図】図3
【解決手段】実施の形態のペーシェントコールシステム20は、無線発信機402と受信機500とを有する。実施の形態のペーシェントコールシステム20の無線発信機は、磁気共鳴イメージング装置による検査対象となる被検体により操作される操作部401を有し、被検体により操作部が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信する。また、実施の形態のペーシェントコールシステム20の受信機は、無線発信機により発信された所定の制御信号を受信すると、受信された所定の制御信号を有線にて送信する。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、ペーシェントコールシステム及び磁気共鳴イメージングシステムに関する。
磁気共鳴イメージング装置(MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置)がある。磁気共鳴イメージング装置は、静磁場内に置かれた被検体に高周波磁場を印加し、高周波磁場の印加により被検体から発せられた磁気共鳴信号を検出し、検出した磁気共鳴信号に基づいて被検体の画像を生成する。
ここで、磁気共鳴イメージング装置による検査中に用いられる装置として、ペーシェントコールがある。ペーシェントコールは、被検体により押されるボタンを有する操作装置と、チューブと、警報音を鳴らす警報音装置とを有する。操作装置は、被検体により検査中保持される。警報音装置は操作室に配置される。ペーシェントコールのチューブは、寝台の基板に接続されており、この基板が操作室の警報音装置に電気的に接続される。ここで、ペーシェントコールでは、被検体により操作装置のボタン押されることでチューブ内の空気圧が変化すると、警報音装置が警報音を鳴らす。
なお、上述したように、従来のペーシェントコールは、チューブが誤って切断されたりしないように取り扱われる。例えば、操作者は、磁気共鳴イメージング装置の寝台に直接挿入されるストレッチャーと、磁気共鳴イメージング装置の寝台との間に、寝台に直接接続されたチューブが挟まらないように取り扱う。より詳細な一例をあげて説明すると、ストレッチャーを寝台に挿入する際、ペーシェントコールが干渉しない位置にストレッチャーを置いたり寝台を安全な高さまで下げた上で挿入する。
本発明が解決しようとする課題は、取り扱いが容易なペーシェントコールシステムを提供することである。
実施の形態のペーシェントコールシステムは、無線発信機と受信機とを有する。無線発信機は、操作部と、無線発信部とを備える。操作部は、磁気共鳴イメージング装置による検査対象となる被検体により操作される。無線発信部は、前記被検体により前記操作部が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信するまた、受信機は、受信部と、送信部とを備える。受信部は、前記無線発信機により発信された前記所定の制御信号を受信する。送信部は、前記受信部により受信された前記所定の制御信号を有線にて送信する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。なお、図1に示す例では、MRI装置10と併せて、被検体Pを示した。本体部100は、計算機システム200と接続される。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。なお、図1に示す例では、MRI装置10と併せて、被検体Pを示した。本体部100は、計算機システム200と接続される。
本体部100の各部について説明する。静磁場磁石101は、中空の円筒形状に形成され、内部の空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、永久磁石、超伝導磁石などである。傾斜磁場コイル102は、中空の円筒形状に形成され、内部の空間に傾斜磁場を発生する。具体的には、傾斜磁場コイル102は、静磁場磁石101の内側に配置され、傾斜磁場電源103から電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する。傾斜磁場電源103は、シーケンス制御部110から送られるパルスシーケンス実行データに従って、傾斜磁場コイル102に電流を供給する。
寝台104は、被検体Pが載置される天板104aを備える。寝台104は、天板104aを、被検体Pが載置された状態で傾斜磁場コイル102の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、寝台104は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御部105は、寝台104を駆動することで、天板104aを長手方向及び上下方向へ移動する。
送信コイル106は、高周波磁場を発生する。具体的には、送信コイル106は、傾斜磁場コイル102の内側に配置され、送信部107から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。送信部107は、シーケンス制御部110から送られるパルスシーケンス実行データに従って、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信コイル106に送信する。
受信コイル108は、MR信号を受信する。具体的には、受信コイル108は、傾斜磁場コイル102の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検体Pから放射されるMR信号を受信する。なお、MR信号を「磁気共鳴信号」とも称する。受信コイル108は、受信したMR信号を受信部109に出力する。例えば、受信コイル108は、頭部用の受信コイル、脊椎用の受信コイル、腹部用の受信コイルなどである。
受信部109は、シーケンス制御部110から送られるパルスシーケンス実行データに従って、受信コイル108から出力されたMR信号に基づきMR信号データを生成する。具体的には、受信部109は、受信コイル108から出力されたMR信号をデジタル変換することによってMR信号データを生成し、生成したMR信号データをシーケンス制御部110を介して計算機システム200に送信する。
シーケンス制御部110は、傾斜磁場電源103、送信部107、及び受信部109を制御する。シーケンス制御部110は、計算機システム200から送信されたパルスシーケンス実行データを、傾斜磁場電源103、送信部107、及び受信部109に送信する。また、シーケンス制御部110は、受信部109から受信したMR信号データを計算機システム200に送信する。
計算機システム200は、本体部100及びオペレータ端末300と接続される。計算機システム200の各部について説明する。インタフェース部201は、本体部100のシーケンス制御部110に接続される。インタフェース部201は、シーケンス制御部110と計算機システム200との間で送受信されるデータの入出力を制御する。画像再構成部202は、シーケンス制御部110から送信されたMR信号データから画像データを再構成し、再構成した画像データを記憶部203に格納する。
記憶部203は、画像再構成部202によって格納された画像データや、MRI装置10において用いられるその他のデータを記憶する。例えば、記憶部203は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash Memory)などの半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスクなどである。
入力部204は、撮像指示、撮像条件の編集などを操作者から受け付ける。例えば、入力部204は、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスである。表示部205は、画像データ、撮像条件編集画面などを表示する。例えば、表示部205は、液晶表示器などの表示デバイスである。
制御部206は、上記各部を制御することによってMRI装置10を総括的に制御する。例えば、制御部206は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路、又は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などである。
オペレータ端末300は、計算機システム200と接続される。オペレータ端末300の入力部301は、撮像指示、撮像条件の編集などを操作者から受け付ける。例えば、入力部301は、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスである。表示部302は、画像データ、撮像条件編集画面などを表示する。
図2は、第1の実施形態におけるMRI装置の配置の一例を示す図である。図2に示す例では、本体部100は、電磁フィールド711により周囲が覆われた検査室710に設置される。計算機システム200は、機械室730に設置される。オペレータ端末300は、操作室720に設置される。ここで、検査室710は、被検体PがMRI装置10による検査を受ける部屋となる。また、機械室730は、計算機システム200が設置される部屋となる。操作室720は、操作者によりMRI装置10が操作される部屋となる。本体部100と計算機システム200とは、フィルタパネル712を介して接続される。
図2に示すように、本体部100が強い磁場を発生することを踏まえ、電磁フィールド711により周囲が覆われた検査室710に本体部100が設置された上で、計算機システム200とオペレータ端末300とは、検査室710とは別の部屋に設けられる。なお、図2に示すMRI装置10の配置は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、機械室と操作室とが1つの部屋であっても良く、任意の配置であって良い。
ここで、実施例1に係るMRI装置10による被検体Pの検査中、ペーシェントコールシステムが用いられる。以下では、実施例1におけるペーシェントコールシステムについて説明する。
図3は、第1の実施形態におけるペーシェントコールシステムの構成の一例を示す図である。ペーシェントコールシステム20は、被検体Pが何かを操作者に伝える際に用いられる。例えば、被検体Pが検査中に異常を感じた場合に、異常を感じた旨を伝えるシステムとして用いられる。なお、図2に示す例では、説明の便宜上、ペーシェントコールシステム20の各装置が用いられたり設置されたりする部屋の一例を明示した。
図3に示すように、ペーシェントコールシステム20のペーシェントコール400は、検査室710にて被検体Pにより用いられる。例えば、ペーシェントコール400は、MRI装置10による検査中、被検体Pの手に保持される。なお、ペーシェントコール400は、「無線発信機」とも称する。
ペーシェントコール400の各部について説明する。操作部401は、MRI装置10による検査対象となる被検体Pにより操作される。操作部401は、例えば、ボタンやダイヤルなどである。無線発信部402は、被検体Pにより操作部401が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信する。例えば、無線発信部402は、赤外線通信や近距離無線通信などの無線通信にて制御信号を発信する。なお、近距離無線通信とは、例えば、Bluetooth(登録商標)が該当する。なお、無線発信部402は、MRI画像にノイズを与えない周波数を用いて、制御信号を発信する。
図3に示すように、ペーシェントコールシステム20の受信機500は、ペーシェントコール400により無線にて発信される制御信号を受信可能な範囲に設置される。具体的には、受信機500は、検査室710に設置される。また、受信機500は、有線にて制御装置600と接続される。
受信機500の各部について説明する。受信部501は、ペーシェントコール400により送信された所定の制御信号を受信する。また、送信部502は、受信部501により受信された所定の制御信号を有線にて送信する。具体的には、送信部502は、所定の制御信号を有線にて制御装置600に送信する。例えば、送信部502は、MRI装置10と同様に、検査室710のフィルタパネルを介して、機械室730や操作室720に設けられた制御装置600に所定の制御信号を有線にて送信する。すなわち、受信機500は、ペーシェントコール400により無線にて発信された所定の制御信号を受信し、有線にて制御装置600に送信する。
図3に示すように、ペーシェントコールシステム20の制御装置600は、操作室720や機械室730に設置される。制御装置600の各部について説明する。出力部601は、操作者に情報を出力する。出力部601は、例えば、スピーカやモニタが該当する。
制御部610は、各種の処理手順などを規定したプログラムを記憶する内部メモリを有し、種々の処理を制御する。制御部610は、例えば、ASIC、FPGA、CPU、MPUなどである。制御部610は、「実行部」とも称する。以下に説明するように、制御部610は、受信機500により有線にて送信された制御信号を受信すると、制御信号により指定される処理を実行する。なお、実施例1では、制御装置600が、操作者に警報を発する場合を用いて説明するが、これに限定されるものではなく、任意の処理を実行しても良い。
警告処理部611は、受信機500により有線にて送信された制御信号を受信すると、MRI装置10の操作者に警報を発する。例えば、警告処理部611は、出力部601からブザー音を鳴らすことで、ペーシェントコール400の操作部401が操作されたことを操作者に伝える。また、例えば、警告処理部611は、出力部601のモニタ上にメッセージを出力することで、ペーシェントコール400の操作部401が操作されたことを操作者に伝える。
なお、図3に示す例では、警告処理部611が、制御装置600の出力部601から警報を発する場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、警告処理部611は、操作室720に設けられたオペレータ端末300から警報を発せさせたりメッセージを表示させたりしても良い。この場合、例えば、警告処理部611は、警報を発する旨の指示をオペレータ端末300に直接送信し、又は、計算機システム200を介してオペレータ端末300に送信することで、オペレータ端末300から警報を発せさせる。
ここで、制御装置600と計算機システム200とオペレータ端末300との関係について説明する。上述した説明では、制御装置600と計算機システム200とオペレータ端末300とがそれぞれ別装置である場合を用いて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、制御装置600と計算機システム200とを統合し、1つの装置としても良い。この場合、制御装置600と計算機システム200とを統合した装置は、例えば、所定の制御信号を受信すると、オペレータ端末300の表示部302からメッセージを出力したり、操作室720や機械室730に設けられたスピーカから警報を発したりする。また、同様に、制御装置600とオペレータ端末300とを統合し、1つの装置としても良い。この場合、制御装置600とオペレータ端末300とを統合した装置は、例えば、受信機500により送信された所定の制御信号を、受信機500から直接受信したり、計算機システム200を介して受信したりする。
図4は、第1の実施形態に係るペーシェントコールシステムによる処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図4に示すように、ペーシェントコールシステム20では、ペーシェントコール400は、被検体Pにより操作部401に対する被検体Pによる操作があると(ステップS101YES)、無線発信部402が、所定の制御信号を無線にて発信する(ステップS102)。
その後、受信機500の送信部502は、ペーシェントコール400により発信された所定の制御信号を受信部501が受信すると、受信した制御信号を有線にて制御装置600に送信する(ステップS103)。
そして、制御装置600は、受信機500により有線にて送信された制御信号を受信すると、制御信号により指定される処理を実行する(ステップS104)。例えば、制御装置600の警告処理部611は、操作者に警報を発する。
上述したように、実施例1によれば、取り扱いが容易なペーシェントコールシステム20を提供可能である。例えば、ペーシェントコールシステム20が無線信号を無線にて発する結果、ペーシェントコールシステム20と他の装置とをつなぐチューブを用いることなく実現可能であり、チューブが誤って切断されたりしないように気をつけて取り扱う必要がなく取り扱いが簡単なペーシェントコールシステム20を実現可能である。
すなわち、例えば、チューブで寝台と直接接続されている従来のペーシェントコールでは、患者搬送用ストレッチャーを寝台に挿入する際、ペーシェントコールとチューブが干渉しないように取り扱われることになる。これに対して、実施例1によれば、ペーシェントコールが無線にて制御信号を発信する結果、取り扱いが容易なペーシェントコールシステム20を提供可能である。
(第2の実施形態)
以下では、第2の実施形態に係るペーシェントコールシステム30として、ペーシェントコールが、複数種類の制御信号を発信し、制御装置が制御信号ごとに異なる処理を実行する場合について説明する。なお、以下では、第1の実施形態と同様の点については、説明を省略する。以下では、制御装置が、制御信号により指定される処理として、残りの検査時間をMRI装置10から取得し、取得した残りの検査時間を被検体Pに報知する報知処理、又は、MRI装置10の操作者に警報を発する警報処理を実行する場合を用いて説明するが、これに限定されるものではなく、任意の処理を実行して良い。
以下では、第2の実施形態に係るペーシェントコールシステム30として、ペーシェントコールが、複数種類の制御信号を発信し、制御装置が制御信号ごとに異なる処理を実行する場合について説明する。なお、以下では、第1の実施形態と同様の点については、説明を省略する。以下では、制御装置が、制御信号により指定される処理として、残りの検査時間をMRI装置10から取得し、取得した残りの検査時間を被検体Pに報知する報知処理、又は、MRI装置10の操作者に警報を発する警報処理を実行する場合を用いて説明するが、これに限定されるものではなく、任意の処理を実行して良い。
図5は、第2の実施形態に係るペーシェントコールシステムの構成の一例を示す図である。図5に示す例では、説明の便宜上、計算機システム820を併せて示した。また、説明の便宜上、計算機システム820の各部のうち、制御部821を示した。なお、制御部821は、図1における制御部206に対応する。
また、以下では、制御装置810と計算機システム820とが別装置である場合を用いて説明するが、これに限定されるものではなく、1つの装置であっても良い。図5においては、第1の実施形態に係るペーシェントコールシステム20と同様の箇所については、図3と同一の符号を付した。
ペーシェントコール800の操作部801は、1つ、又は複数のボタンを有する。無線発信部802は、操作部801が1つのボタンを有する場合には、操作部801に対する被検体Pの操作態様ごとに、異なる制御信号を無線にて発信する。例えば、無線発信部802は、被検体Pにより操作部801が連続して操作された時間に応じて異なる制御信号を送信する。より詳細な一例をあげて説明すると、無線発信部802は、操作部801のボタンが押された長さが1秒以内である場合には第1の制御信号を発信し、1秒を超える場合には第2の制御信号を発信する。また、無線発信部802は、所定の時間内に所定の回数以上操作部801が操作された場合には、第3の制御信号を発信する。
また、無線発信部802は、操作部801が複数のボタンを有する場合には、被検体Pにより操作されたボタンごとに異なる制御信号を無線にて発信する。例えば、操作部801にボタン「A」「B」が設けられた場合を用いて説明する。この場合、無線発信部802は、例えば、ボタン「A」が押された場合には第1の制御信号を発信し、ボタン「B」が押された場合には第2の制御信号を発信する。なお、無線発信部802は、操作部801が複数のボタンを有する場合において、操作部801に対する被検体Pの操作態様ごとに、異なる制御信号を無線にて発信するようにしても良い。
なお、複数あるボタン各々の意味や、操作態様ごとの意味については、例えば、検査前に予め被検体Pに伝えられる。この結果、例えば、被検体Pごとに意味を変えることも可能である。
その後、制御装置810は、制御信号ごとに、異なる処理を実行する。例えば、第1の制御信号や第3の制御信号を受信した場合には、警告処理部611は、警告を操作者に発する。また、第2の制御信号を受信した場合には、残り時間取得部811は、残りの検査時間をMRI装置10から取得する。例えば、残り時間取得部811は、計算機システム820の制御部821から、残り時間を取得する。そして、報知処理部812は、残り時間取得部811により取得された残りの検査時間を被検体Pに報知する。例えば、報知処理部812は、残り時間取得部811により取得された残りの検査時間を報知する音声データを生成し、生成した音声データを検査室710内に設けられたスピーカ713から出力する。例えば、報知処理部812は、「残りの撮像時間は5分以上です。」「残りの撮像時間は5分以内です。」「残りの撮像時間は3分以内です。」「残り時間は12分です」などの音声データを生成し、検査室710内に設けられたスピーカ713から出力する。
ここで、制御装置810は、操作者に警報を発する場合に、制御信号ごとに異なる警告音をならすようにしても良い。この結果、操作者は、どのボタンがおされたのかを簡単に把握することが可能である。
上述したように、第2の実施形態によれば、ペーシェントコール400が無線にて複数の信号を発信することで、被検体Pが様々な意図や異なる処理を実行させることが可能である。例えば、被検体Pは、自分が聞きたいタイミングにて、操作者に気兼ねすることなく残りの検査時間を知ることが可能である。
また、例えば、チューブ内の空気圧を用いて情報を伝える従来の手法では、送信できる情報は「1ビット」となるのに対して、第2の実施形態によれば、ペーシェントコール400は、複数の信号を発信可能であり、被検体Pの異なる意志をそれぞれ操作者に伝えることが可能である。
また、例えば、今後、MRI対応寝台が増えるにつれて、直接寝台にストレッチャーが挿入される機会が増加するので、ペーシェントコールを干渉させない方法が必要になる。また、MRI検査が高齢化社会になり大衆化するにつれて被験者数が増加すると考えられる。第2の実施形態によれば、被検体Pの異なる意志をそれぞれ操作者に伝えることが可能であり、被験者の不安を取り除くことが可能となる。
(第3の実施形態)
さて、上述した実施形態以外にも、その他の実施形態にて実施されても良い。そこで、以下では、その他の実施形態を示す。
さて、上述した実施形態以外にも、その他の実施形態にて実施されても良い。そこで、以下では、その他の実施形態を示す。
例えば、上述した第2の実施形態では、操作態様ごとに異なる制御信号を送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ペーシェントコールは、操作部801が操作されている間所定の制御信号を送信するようにしても良い。
また、例えば、ペーシェントコールに撮像終了までの時間を報知するブザーを搭載しても良い。この場合、例えば、残り撮像時間が5分前や10分前にブザーが報知するようにすることで、残り撮像時間を被検体Pに自動的に確実に知らせることが可能である。
また、例えば、ペーシェントコールを、検査前に被検体Pに渡しておいても良い。例えば、検査室710への入室の際に渡すようにしても良い。この結果、寝台104に挿入される前の段階においても、被検体Pの呼びかけにも応じることが可能となる。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上述文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については(図1〜図5)、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、受信機500を本体部100の一部としても良い。また、制御装置600を計算機システム200又はオペレータ端末300の一部としても良い。
また、例えば、受信機500をMRI装置10の本体部100と統合し、かつ、制御装置600をMRI装置10の計算機システム200又はオペレータ端末300と統合しても良い。この場合、ペーシェントコールは、MRI装置10による検査対象となる被検体Pにより操作される操作部と、被検体Pにより操作部が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信する無線発信部とを備える。その上で、被検体Pからの磁気共鳴信号を収集し、収集した磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する再構成部を有すると、MRI装置10では、本体部100は、ペーシェントコールにより発信された所定の制御信号を受信する受信部と、受信部により所定の制御信号が受信されると、所定の制御信号に応じた処理を実行する実行部とを備えることになる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態のペーシェントコールシステムによれば、無線発信機が、被検体Pにより操作部が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信し、受信機が、無線発信機により発信された所定の制御信号を受信すると、有線にて送信するので、取り扱いが容易なペーシェントコールシステムを提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 MRI装置
20 ペーシェントコールシステム
400 ペーシェントコール
401 操作部
402 無線発信部
500 受信機
501 受信部
502 送信部
600 制御装置
601 出力部
610 制御部
611 警告処理部
20 ペーシェントコールシステム
400 ペーシェントコール
401 操作部
402 無線発信部
500 受信機
501 受信部
502 送信部
600 制御装置
601 出力部
610 制御部
611 警告処理部
Claims (6)
- 磁気共鳴イメージング装置による検査対象となる被検体により操作される操作部と、
前記被検体により前記操作部が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信する無線発信部とを備える無線発信機と、
前記無線発信機により発信された前記所定の制御信号を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記所定の制御信号を有線にて送信する送信部と
を備える受信機と
を備えたことを特徴とするペーシェントコールシステム。 - 前記受信機により前記有線にて送信された前記制御信号を受信すると、前記制御信号により指定される処理を実行する実行部を備える制御装置を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のペーシェントコールシステム。
- 前記無線発信機は、前記操作部を複数有し、
前記無線発信部は、前記被検体により操作された前記操作部ごとに異なる前記制御信号を無線にて発信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のペーシェントコールシステム。 - 前記無線発信部は、前記操作部に対する被検体の操作態様ごとに、異なる前記制御信号を無線にて発信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のペーシェントコールシステム。
- 前記実行部は、前記制御信号により指定される処理として、残りの検査時間を前記磁気共鳴イメージング装置から取得し、取得した残りの検査時間を前記被検体に報知する報知処理、又は、前記磁気共鳴イメージング装置の操作者に警報を発する警報処理を実行することを特徴とする請求項3又は4に記載のペーシェントコールシステム。
- 磁気共鳴イメージング装置による検査対象となる被検体により操作される操作部と、
前記被検体により前記操作部が操作されると、所定の制御信号を無線にて発信する無線発信部とを備える無線発信機と、
前記無線発信機により発信された前記所定の制御信号を受信する受信部と、
前記受信部により前記所定の制御信号が受信されると、前記所定の制御信号に応じた処理を実行する実行部とを備える磁気共鳴イメージング装置と
を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージングシステム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011049413A JP2012183238A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | ペーシェントコールシステム及び磁気共鳴イメージングシステム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012183238A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115410336A (zh) * | 2021-05-27 | 2022-11-29 | 西门子(深圳)磁共振有限公司 | 磁共振成像系统的报警装置和报警系统 |
US12123927B2 (en) | 2021-05-27 | 2024-10-22 | Siemens Healthineers Ag | Alarm device and alarm system for mri system |
-
2011
- 2011-03-07 JP JP2011049413A patent/JP2012183238A/ja not_active Withdrawn
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