JP2012182772A - 通信端末、音声再生システム、再生制御プログラム、再生制御方法および音声再生方法 - Google Patents

通信端末、音声再生システム、再生制御プログラム、再生制御方法および音声再生方法 Download PDF

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Abstract

【構成】ステレオ再生システム100に含まれる、携帯電話機10aおよび携帯電話機10bは近距離無線通信によって接続される。携帯電話機10aでTV視聴機能が実行されているときに、ステレオ再生操作がされると、各携帯電話機10の電池残容量が比較される。比較された結果、携帯電話機10aの電池残容量の方が多ければ、携帯電話機10aは左側のステレオ音声を出力すると共に、携帯電話機10bに音声信号を送信する。一方、携帯電話機10bは、受信した音声信号に基づいて、右側のステレオ音声を出力する。
【効果】2台の携帯電話機10を利用して音声がステレオ出力されるため、使用者は携帯電話機10でTV放送のステレオ再生を楽しむことができる。また、電池残容量が多い携帯電話機10で、消費電力が大きい音声データの再生が行われるため、音声データの再生時間が長くなる。その結果、使用者に対して適切な音声再生を行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、通信端末、音声再生システム、再生制御プログラム、再生制御方法および音声再生方法に関し、特に端末に設けられたスピーカから音声が出力される、通信端末、音声再生システム、再生制御プログラム、再生制御方法および音声再生方法に関する。
端末に設けられたスピーカから音声が出力される、通信端末の一例が特許文献1に開示されている。この背景技術の二つ折り型携帯電話は、上蓋と下蓋とが閉じたり開いたりし、下蓋の送話口と上蓋の受話口との近傍には、それぞれスピーカが設けられている。そして、使用者は、両蓋を開いて音楽を再生することで、ステレオで音楽を楽しむことができる。
特開2006−42099号公報[H04M 1/21, H04M 1/02]
ところが、携帯電話機に2つのスピーカを設けたとしても、2つのスピーカの設置距離が近くなるため、十分なステレオ再生ができず、使用者に対して適切な音声再生ができない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、音声再生システムおよび音声再生方法を提供することである。
この発明の他の目的は、使用者に対して適切な音声再生を行うことができる、通信端末、音声再生システム、再生制御プログラム、再生制御方法および音声再生方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、電池によって駆動され、他の端末と接続可能な、通信端末であって、音声データを再生する再生部、再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する出力部、他の端末から送信された音声信号を受信する受信部、自身の電池残容量と、他の端末の電池残容量とを比較する比較部、比較部の比較結果において、他の端末の電池残容量が自身の電池残容量以上の場合に、他の端末に自身への音声信号の送信を指示する第1送信指示部、および第1送信指示部によって指示がされた後に、再生部による音声信号の再生を停止する停止部を備える、通信端末である。
第1の発明では、通信端末(10a,10b:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)は電池(46)によって駆動され、たとえばBluetooth(登録商標)形式の近距離無線通信によって他の端末(10a,10b)と接続される。通信端末では、TV放送などに含まれる音声データや、音楽ファイルに含まれる音声データが再生部(24,S33)によって再生される。出力部(22b)は音声を出力するためのスピーカである。ステレオ再生が行われる場合は、ステレオ再生の設定に基づいて、ステレオ再生における左側または右側のどちらか一方のステレオ音声が出力部から出力される。受信部(40,42)は、たとえば近距離無線通信によって送信された音声信号を受信する。
たとえば、通信端末に対して、通信端末の電池残容量と他の端末の電池残容量とが集められる。そして、比較部(24,S31)は、集められた電池残容量を比較する。第1送信指示部(24,S37)は、比較された結果において、他の端末の電池残容量のほうが多ければ、他の端末に対して音声信号の送信を指示する。そして、送信の指示がされた場合、停止部(24,S51)によって再生部による音声信号の再生が停止される。
第1の発明によれば、電池残容量が他の端末よりも少なければ、他の端末で再生および送信された音声信号を利用して音声を出力することで、音声を出力する時間を長くすることができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、再生部によって再生された音声信号を他の端末に送信する送信部をさらに備え、出力部は、比較部の比較結果において、自身の電池残容量が他の端末の電池残容量より多い場合に、再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力し、送信部は、出力部から音声が出力された後に、再生部によって再生された音声信号を他の端末に送信する。
第2の発明では、送信部(40,42)は、再生された音声信号を、たとえば近距離無線通信によって他の端末に送信する。また、出力部は、自身の電池残容量が他の端末の電池残容量よりも多ければ、再生された再生された音声信号に基づく音声を出力する。そして、音声が出力されると、送信部は再生された音声信号を他の端末に送信する。
第2の発明によれば、他の端末も音声を出力できる場合、他の端末も利用して音声を出力できる。そのため、ステレオ再生を行う場合、使用者は、2つの端末を利用してステレオ再生を楽しむことができる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、他の端末の電池残容量が自身の電池残容量よりも所定値以上多いかを判断する判断部、および判断部によって他の端末の電池残容量が自身の電池残容量よりも所定値以上多いと判断されたとき、他の端末に自身への音声信号の送信を指示する第2送信指示部をさらに備える。
第3の発明では、判断部(24、S43)は、他の端末の各電池残容量が通信端末の電池残容量よりも所定値以上多いかを判断する。このとき、音声データが再生された結果、他方の通信端末の電池残容量が一方の通信端末の電池残容量より所定値以上多ければ、第2送信指示部(24,S47)は、判断部の判断結果に基づいて、他の端末に自身への音声信号の送信を指示する。
第3の発明によれば、音声データを再生することで電池残容量が少なくなったとしても、他の端末から送信された音声信号に基づいて、音声の出力を続けることができる。
第4の発明は、第1の発明ないし第3の発明のいずれかに従属し、放送を受信する放送受信部をさらに備え、再生部は、放送受信部によって受信された放送に含まれる音声データを再生する。
第4の発明では、通信端末は、たとえばTV放送を受信する放送受信部(36,38)を含み、TV視聴機能を実行できる。そして、通信端末の再生部は、TV放送に含まれる音声データを再生する。
第4の発明によれば、放送であれば受信できる範囲が広いため、通信端末が音声データを容易に取得できる。
第5の発明は、それぞれが電池によって駆動され、互いに接続可能な複数の通信端末を有する、音声再生システムであって、複数の通信端末のうち少なくとも2つの通信端末は、音声データを再生する再生部、再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する第1出力部、再生部によって再生された音声信号を送信する送信部、送信された音声信号を受信する受信部、受信部によって受信された音声信号に基づく音声を出力する第2出力部、少なくとも2つの通信端末の電池残容量を比較する比較部、および比較部の比較結果において、電池残容量が多い一方の通信端末の送信部に音声信号の送信を指示する送信指示部を備え、一方の通信端末では、再生部によって再生された音声信号に基づく音声が第1出力部から出力され、電池残容量が少ない他方の通信端末では、受信した音声信号に基づく音声が第2出力部によって出力される、音声再生システムである。
第5の発明では、音声再生システム(100)では、たとえば、Bluetooth形式の近距離無線通信で少なくとも2つの通信端末が接続され、それぞれは、二次電池(46)によって駆動される。少なくとも2つの通信端末では、TV放送などに含まれる音声データや、音楽ファイルに含まれる音声データが再生部(24,S33)によって再生される。また、第1出力部(22b)は音声を出力するためのスピーカである。また、ステレオ再生が行われる場合は、ステレオ再生の設定に基づいて、ステレオ再生における左側または右側のどちらか一方のステレオ音声が第1出力部から出力される。送信部(40,42)は、再生された音声信号を、近距離無線通信によって送信する。また、受信部(40,42)は、近距離無線通信によって送信された音声信号を受信する。そして、第2出力部(22b)は第1出力部と同じスピーカであるが、ステレオ再生が行われる場合、第2出力部は、第1出力部が出力するステレオ音声とは逆のステレオ音声が出力される。
たとえば、片方の通信端末に対して、少なくとも2つの通信端末の電池残容量が集められる。そして、比較部(24,S31)は、集められた電池の電池残容量をそれぞれ比較する。送信指示部(24,S37)は、比較された結果において、電池残容量が多い一方の通信端末の送信部に対して、再生によって得られた音声信号の送信を指示する。そして、一方の通信端末において、左側のステレオ音声を出力する設定がされていれば、電池残容量が多い一方の通信端末では、左側のステレオ音声が第1出力部から出力される。また、電池残容量が少ない他方の通信端末では、右側のステレオ音声が第2出力部から出力される。
第5の発明によれば、たとえば2つの通信端末を利用して、音声がステレオ出力されるため、使用者は通信端末でステレオ再生を楽しむことができる。
また、電池残容量が多い通信端末で、消費電力が大きい音声データの再生が行われるため、音楽データの再生時間を長くすることができる。
第6の発明は、第5の発明に従属し、少なくとも2つの通信端末は、他方の通信端末の電池残容量が一方の通信端末の電池残容量よりも所定値以上多いかを判断する判断部、および判断部によって他方の通信端末の電池残容量が一方の通信端末の電池残容量よりも所定値以上多いと判断されたとき、音声信号を送信する通信端末の交代を他方の通信端末に指示する交代指示部をさらに備え、送信指示部は、交代指示部によって交代が指示された後に、電池残容量が多い一方の通信端末の送信部に音声信号の送信を指示する。
第6の発明では、判断部(24、S43)は、片方の通信端末に集められた電池残容量において、他方の通信端末の電池残容量が一方の通信端末の電池残容量よりも所定値以上多いかを判断する。また、音声データが再生された結果、他方の通信端末の電池残容量が一方の通信端末の電池残容量より所定値以上多ければ、交代指示部(24,S47)は、判断部の判断結果に基づいて、音声信号を送信する通信端末の交代を他方の通信端末に指示する。そして、送信指示部は、交代指示がされた後で、電池残容量が多い一方の通信端末の送信部に音声信号の送信を指示する。
第6の発明によれば、各通信端末の電池残容量を所定時間毎に確認すれば、電池残容量が多い通信端末が、消費電流が音声の再生を行うようになるため、音声データの再生時間をより長くすることができる。また、2つの通信端末の電池残容量が略同じ状態の場合に、音声を再生する通信端末が頻繁に交代してしまうのを防ぐことができる。
第7の発明は、第5の発明または第6の発明に従属し、各通信端末は、放送を受信する放送受信部をさらに含み、再生部は、放送受信部によって受信された放送に含まれる音声データを再生する。
第7の発明では、各通信端末は、たとえばTV放送を受信する放送受信部(36,38)を含み、TV視聴機能を実行できる。そして、各通信端末の再生部は、TV放送に含まれる音声データを再生する。
第7の発明によれば、放送のステレオ再生であれば、各通信端末が同一の音声データを容易に取得できるため汎用性が高くなる。
第8の発明は、電池(46)によって駆動され、音声データを再生する再生部(24,S33)、再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する出力部(22b)および他の端末(10a,10b)から送信された音声信号を受信する受信部(40,42)を有し、他の端末と接続可能な、通信端末(10a,10b)のプロセッサ(24)を、自身の電池残容量と、他の端末の電池残容量とを比較する比較部(S31)、比較部の比較結果において、他の端末の電池残容量が自身の電池残容量以上の場合に、他の端末に自身への音声信号の送信を指示する送信指示部(S37)、および送信指示部によって指示がされた後に、再生部による音声信号の再生を停止する停止部(S51)として機能させる、再生制御プログラムである。
第8の発明でも、第1の発明と同様、電池残容量が他の端末よりも少なければ、他の端末で再生および送信された音声信号を利用して音声を出力することで、音声を出力する時間を長くすることができる。
第9の発明は、電池(46)によって駆動され、音声データを再生する再生部(24,S33)、再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する出力部(22b)および他の端末(10a,10b)から送信された音声信号を受信する受信部(40,42)を有し、他の端末と接続可能な、通信端末(10a,10b)の再生制御方法であって、自身の電池残容量と、他の端末の電池残容量とを比較し(S31)、比較結果において、他の端末の電池残容量が自身の電池残容量以上の場合に、他の端末に自身への音声信号の送信を指示し(S37)、そして他の端末に指示がされた後に、再生部による音声信号の再生を停止する(S51)、再生制御方法である。
第9の発明でも、第1の発明と同様、電池残容量が他の端末よりも少なければ、他の端末で再生および送信された音声信号を利用して音声を出力することで、音声を出力する時間を長くすることができる。
第10の発明は、それぞれが電池(46)によって駆動され、互いに接続可能な複数の通信端末を有する、音声再生システム(100)の音声再生方法であって、複数の通信端末のうち少なくとも2つの通信端末は、音声データを再生する再生部(24,S33)、再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する第1出力部(22b)、再生部によって再生された音声信号を送信する送信部(40,42)、送信された音声信号を受信する受信部(40,42)、および受信部によって受信された音声信号に基づく音声を出力する第2出力部(22b)を含み、さらに少なくとも2つの電池残容量を比較し(24,S31)、比較部の比較結果において、電池残容量が多い一方の通信端末の送信部に音声信号の送信を指示し(24,S37)、一方の通信端末では、再生部によって再生された音声信号に基づく音声を第1出力部から出力し、そして電池残容量が少ない他方の通信端末では、受信した音声信号に基づく音声を第2出力部から出力する、音声再生方法である。
第10の発明でも、第5の発明と同様、たとえば2つの通信端末を利用して、音声がステレオ出力されるため、使用者は通信端末でステレオ再生を楽しむことができる。
また、電池残容量が多い通信端末で、消費電力が大きい音声データの再生が行われるため、音楽データの再生時間を長くすることができる。
この発明によれば、使用者に対して適切な音声再生を行うことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯電話機の電気的な構成を示す図解図である。 図2は図1に示す携帯電話機の外観の一例を示す図解図である。 図3は図1に示す携帯電話機が置かれる置き台の外観の一例を示す図解図である。 図4は図1に示す携帯電話機が置き台に置かれた状態の一例を示す図解図である。 図5は図1に示すディスプレイ30にTV放送の映像が表示された状態の一例を示す図解図である。 図6は図1に示す各携帯電話機を利用してステレオ再生されている状態の一例を示す図解図である。 図7は図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図8は図1に示すプロセッサのTV視聴処理の一例を示すフロー図である。 図9は図1に示すプロセッサの第1音声制御処理の一例を示すフロー図である。 図10は図1に示すプロセッサの第2音声制御処理の一例を示すフロー図である。
図1を参照して、この実施例の音声再生システム100は、たとえばBluetooth形式の近距離無線通信によってお互いが接続される、携帯電話機10aおよび携帯電話機10bを有する。また、携帯電話機10aおよび携帯電話機10bのそれぞれは、二次電池によって駆動される。なお、携帯電話機10a,10bの構成は、略同じであるため、この2つを区別しない場合には、「携帯電話機10」と言うことにする。
携帯電話機10は、通信端末の一種であり、コンピュータまたはCPUと呼ばれるプロセッサ24を含む。また、プロセッサ24は時刻情報を出力するRTC20aが内蔵されるとともに、無線通信回路14、A/D変換器16、第1D/A変換器20a、第2D/A変換器20b、キー入力装置26、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34、TVチューナ36、近距離無線通信回路40および電源回路44が接続される。無線通信回路14にはアンテナ12が接続される。また、A/D変換器16にはマイク18が接続され、第1D/A変換器20aおよび第2D/A変換器20bには第1スピーカ22aおよび第2スピーカ22bが接続される。また、表示ドライバ28にはディスプレイ30が接続され、TVチューナ36にはTVアンテナ38が接続される。さらに、近距離無線通信回路40には近距離無線通信アンテナ42が接続される。そして、電源回路44には二次電池46が接続される。
プロセッサ24は携帯電話機10の全体制御を司る。RAM34は、プロセッサ24の作業領域(描画領域を含む)ないしバッファ領域として用いられる。フラッシュメモリ32には、携帯電話機10の文字、画像、音声、音および映像のようなコンテンツのデータが記録される。
A/D変換器16は、当該A/D変換器16に接続されたマイク18を通して入力される音声ないし音についてのアナログ音声信号を、デジタル音声信号に変換する。第1D/A変換器20aおよび第2D/A変換器20bは、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換(復号)して、図示しないアンプを介して第1スピーカ22aおよび第2スピーカ22bに与える。したがって、アナログ音声信号に対応する音声ないし音が第1スピーカ22aおよび第2スピーカ22bから出力される。また、プロセッサ24は、アンプの増幅率を制御することで、第1スピーカ22aおよび第2スピーカ22bから出力される音声の音量を調整することができる。なお、第2スピーカ22bは、第1出力部または第2出力部と呼ばれることもある。
キー入力装置26は操作部と呼ばれ、図2に示す第1キー群26aおよび第2キー群26bを備える。そして、使用者が操作したキーの情報(キーデータ)はプロセッサ24に入力される。また、キー入力装置26に含まれる各キーが操作されると、クリック音が鳴る。したがって、使用者は、クリック音を聞くことで、キー操作に対する操作感を得ることができる。
表示ドライバ28は、プロセッサ24の指示の下、当該表示ドライバ28に接続されたディスプレイ30の表示を制御する。また、表示ドライバ28は表示する画像データを一時的に記憶するビデオメモリ(図示せず)を含む。なお、ディスプレイ30は表示部と呼ばれることもある。
TVチューナ36はデコーダを含むデジタルチューナである。またTVチューナ36は、TVアンテナ38によって受信したテレビ放送信号から、選局されたチャンネルに対応するテレビ放送信号を抽出する。また、TVチューナ36は、その抽出したテレビ放送信号に対して復調等の処理を行い、復調信号(MPEG2トランスポートストリームとも言う。)を生成する。また、TVチューナ36は復調信号をデコーダに出力する。デコーダは、MPEG−TSデコーダ、ビデオデコーダおよびオーディオデコーダなどを含む。デコーダに入力された復調信号は、まずMEPG−TSデコーダによってMPEG方式に基づいた復号処理が行われ、映像データおよび音声データなどが形成される。さらに、映像データはビデオデコーダでデコードされ、音声データは音声デコーダでデコードされる。なお、音声データは、モノラル音声にデコードされるが、使用者の操作に応じて、ステレオ音声にデコードされる場合もある。
そして、上記のようにしてデコードされた各データはプロセッサ24に入力される。プロセッサ24は、デコードされた映像データをビデオメモリに格納し、デコードされたデジタル音声信号を、一旦RAM34に格納した後に、第2D/A20bに出力する。したがって、受信したテレビ放送に従う映像がディスプレイ30に表示されるとともに、放送の音声が第2スピーカ22bから出力される。
なお、TVチューナ36およびTVアンテナ38はまとめて放送受信部と呼ばれることもある。また、上記の処理は、使用者によってTV視聴機能を利用する操作がされると、実行される。さらに、キー入力装置26によって、チャンネルが選局されると、プロセッサ24は選局命令をTVチューナ36に出力する。
携帯電話機10aの近距離無線通信回路40は、Bluetooth形式などの近距離無線通信を、携帯電話機10bの近距離無線通信回路40との間に確立する。具体的には、使用者が、相手から教えられた暗証番号を入力すると、携帯電話機10aと携帯電話機10bとの近距離無線通信が確立される。この状態では、アドレス帳データや、プロフィールデータなどの送受信を行うことができる。
また、Bluetooth形式などの近距離無線通信において、暗証番号を入力して近距離無線通信を確立する操作を「ペアリング」と言う。また、過去にペアリングが行われていれば、次回からは暗証番号を入力せずに、携帯電話機10aの近距離無線通信回路40と携帯電話機10bの近距離無線通信回路40との近距離無線通信を確立することができる。なお、ペアリングを行う際には、自身が決めた暗証番号を相手に伝えてもよい。また、近距離無線通信回路40および近距離無線通信アンテナ42は、まとめて送信部または受信部と呼ばれることもある。
ただし、他の実施例では、Bluetooth形式などの近距離無線通信以外の近距離無線通信の方式で、無線通信が確立されてもよい。さらに、無線以外の有線などによって携帯電話機10aと携帯電話機10bとが接続され、データの送受信が行われてもよい。
電源回路44は、電源管理用のICであり、二次電池46と接続される。そして、電源回路44は二次電池46の電圧に基づく電源をシステム全体に供給する。ここで、電源回路44が電源をシステム全体に供給している場合には、電源オン状態と言うことにする。一方、電源回路44が電源をシステム全体に供給していない場合には、電源オフ状態と言うことにする。電源回路44は、電源オフ状態で、キー入力装置26によって電源オン操作がされると起動され、電源オン状態で、キー入力装置26による電源オフ操作がされると停止される。さらに、電源オフ状態であっても、電源回路44は、外部電源が接続され、二次電池46に電力が供給(充電)されると起動し、二次電池46の満充電状態が検知されると停止する。また、「充電」とは、外部電源と接続され外部電源から電力の供給を受け、二次電池46が電気エネルギーを蓄えることを言う。
無線通信回路14は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、使用者がキー入力装置26を用いて電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ12を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網(図示せず)を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は通話処理を実行する。
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号はアンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路14によって復調処理および復号処理が施される。そして、これらの処理によって得られた受話音声信号は、第1D/A変換器20aによってアナログ音声信号に変換された後、第1スピーカ22aから出力される。一方、マイク18を通して取り込まれた送話音声信号は、A/D変換器16によってデジタル音声信号に変換された後、プロセッサ24に与えられる。デジタル音声信号に変換された送話信号には、プロセッサ24の指示の下、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ12を介して出力される。したがって、変調音声信号は、基地局および通信網を介して相手の電話機に送信される。
また、相手の電話機からの電話発信信号がアンテナ12によって受信されると、無線通信回路14は、電話着信(着呼)をプロセッサ24に通知する。これに応じて、プロセッサ24は、表示ドライバ28を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号など)をディスプレイ30に表示する。また、これとほぼ同時に、プロセッサ24は、第2スピーカ22bから着信音(着信メロディ、着信音声と言うこともある。)を出力させる。
そして、使用者が通話キーを用いて応答操作を行うと、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話着信処理を実行する。さらに、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は上述した通常の通話処理を実行する。
また、通話可能状態に移行した後に終話キーによって通話終了操作が行われると、プロセッサ24は、無線通信回路14を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ24は通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。
図2(A)は、スライド型の携帯電話機の閉状態の外観を示す外観図であり、図2(B)は、スライド型の携帯電話機の開状態の外観を示す外観図であり、図2(C)は、スライド型の携帯電話機の閉状態の外観の裏面を示す外観図である。図2(A)−(C)を参照して、携帯電話機10は、各々が平面矩形の第1筐体C1および第2筐体C2を有し、第1筐体C1および第2筐体C2の厚みは略同じである。
第1筐体C1は第2筐体C2の上に重ねられた状態で、図示しないスライド機構によって連結される。したがって、図2(B)に示すように、第1筐体C1は第2筐体C2の縦方向にスライド可能である。
図示しないマイク18は、第2筐体C2に内蔵され、内蔵されたマイク18に通じる開口OP2は第2筐体C2の縦方向一方の上面に設けられる。同じく、図示しない第1スピーカ22aは第1筐体C1に内蔵され、内蔵された第1スピーカ22aに通じる開口OP1は、第1筐体C1の縦方向一方の上面に設けられる。さらに、図示しない第2スピーカ22bは第2筐体C2の縦方向一方の裏面に設けられる。
キー入力装置26は、複数のキーを含む第1キー群26aと第2キー群26bとを含む。第1キー群26aは、方向キー、通話キー、終話キー、メニューおよび確定キーから構成されており、第1筐体C1の上面に設けられる。また、第2キー群26bは、テンキーなどから構成されており、第2筐体C2の上面に設けられる。また、ディスプレイ30は、モニタ画面が第1筐体C1の上面に露出するように取り付けられる。
たとえば、使用者は、ディスプレイ30を確認しながら、テンキーを操作して電話番号を入力し、通話キーによって発呼操作を行い、終話キーによって通話終了操作を行う。また、使用者は、メニューキーを操作することでメニュー画面を表示し、方向キーなどによって任意のメニューを選択することができる。さらに、使用者は、確定キーを操作することで、選択されたメニューを確定することができる。そして、使用者は、終話キーを長押しすることで携帯電話機10の電源をオン/オフする。
また、プロセッサ24は、図示しない磁気センサおよび磁石によって、図2(B)に示す開状態および図2(A),(C)に示す閉状態を検出することができる。
なお、アンテナ12、無線通信回路14、プロセッサ24、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34、TVチューナ36、TVアンテナ38、近距離無線通信回路40、近距離無線通信アンテナ42、電源回路44および二次電池46などは、第1筐体C1または第2筐体C2に内蔵されており、図2(A)−(C)では、図示されない。
図3(A)は携帯電話機10が置かれる置き台Crの正面の外観を示す外観図であり、図3(B)は置き台の側面の外観を示す外観図であり、図3(C)は置き台に携帯電話機10が置かれた状態を示す外観図である。置き台Crは、置き台Crを安定して設置するためのベース部と、携帯電話機10を保持する保持部とから構成される。また、図3(B)から分かるように、保持部は傾いた状態でベース部に取り付けられる。そのため、携帯電話機10が置き台Crに置かれると、図3(C)のように、ディスプレイ30が少し傾いた状態になる。
なお、携帯電話機10が置き台Crに置かれた状態でも、第2スピーカ22bに通じる開口OP3が保持部によって隠されることは無い。また、使用者は、保持部の傾きを任意に変化させることができる。
また、携帯電話機10が置き台Crに置かれた状態で、TV視聴機能が実行された場合、携帯電話機10および置き台Crを正面から見ると、図4のようになる。ただし、使用者が、TVを視聴する際には、携帯電話機10および置き台Crを上から見下げるような状態になるため、ディスプレイ30に表示される映像は使用者にとって見やすい状態になる。そして、本実施例のTV視聴機能は、携帯電話機10が置き台Crに置かれた状態で実行されることが想定されている。
なお、他の実施例では、置き台Crに外部電源を接続して充電用端子を設けることで、携帯電話機10が置き台Crに置かれると、二次電池46が充電されるようにしてもよい。この場合、使用者は、携帯電話機10を置き台Crに置くことで、TV放送を視聴しながら、二次電池46を充電することができる。
図5はTV視聴機能による映像がディスプレイ30に表示された状態を示す図解図である。ディスプレイ30の表示は、日時、電池残量および受信状態などを表すアイコンを含む状態表示領域60およびTV画面が表示される機能表示領域62から構成される。また、機能表示領域62のTV画面は、映像が表示される映像領域70およびソフトキーが表示されるキー領域72から構成される。
キー領域には、ステレオ再生キー74が表示され、キー入力装置26に含まれるハードキーと対応する。そして、使用者は、キー入力装置26において、ステレオ再生キー74に対応するハードキーを操作することで、ディスプレイ30に表示されるステレオ再生キー74を操作することができる。
ここで、TV視聴機能が実行されているときに、ステレオ再生キーが操作されると、携帯電話機10aの第2スピーカ22bおよび携帯電話機10bの第2スピーカ22bを利用して、TV放送の音声がステレオ出力される。
たとえば、ステレオ再生キーが操作されると、まず、携帯電話機10aと携帯電話機10bとの間には近距離無線通信が確立される。次に、無線接続が確立されると、携帯電話機10aおよび携帯電話機10bそれぞれの二次電池46の電池残容量が比較される。比較した結果、電池残容量が多い一方の携帯電話機10では、TV視聴機能が実行され、TV放送に含まれる音声データがステレオ音声にデコード(再生)される。また、再生によって得られた音声信号に基づく音声は第2スピーカ22bから出力され、音声信号は他方の携帯電話機10に送信される。そして、電池残容量が少ない他方の携帯電話機10では、受信した音声信号に基づく音声が、第2スピーカ22bから出力される。
ただし、ステレオ再生における右側(R)および左側(L)は、使用者によって手動で携帯電話機10に設定される。そして、右側が設定された携帯電話機10は右側のステレオ音声だけを出力し、左側が設定された携帯電話機10は左側のステレオ音声だけを出力する。
図6(A)を参照して、携帯電話機10aの方が二次電池46の電池残容量が多ければ、携帯電話機10aでTV視聴機能が実行され、携帯電話機10aの第2スピーカ22bから左側のステレオ音声が出力されると共に、TV放送に対応するデジタル音声信号が携帯電話機10bに送信される。そして、携帯電話機10bでは、受信したデジタル音声信号に基づく、右側のステレオ音声が携帯電話機10bの第2スピーカ22bから出力される。
このように、電池残容量が多い携帯電話機10で消費電流が大きいTV視聴機能を実行し、電池残容量が少ない携帯電話機10では音声を出力するだけにすることで、音声を出力できる時間を長くすることができる。
また、ステレオ再生中は、各携帯電話機10の電池残容量が所定時間(たとえば、10秒)毎に確認される。確認された結果、TV視聴機能を実行せずに音声を出力する携帯電話機10電池残容量が、TV視聴機能を実行する携帯電話機10の電池残容量よりも所定値以上大きければ、TV視聴機能を実行してデジタル音声信号を送信する携帯電話機10を交代する。
たとえば、図6(A),(B)を参照して、図6(A)に示すように、左右のステレオ音声が出力されている状態で、携帯電話機10bの電池残容量が携帯電話機10aの電池残容量よりも所定値以上大きくなると、図6(B)に示す状態で、左右のステレオ音声が出力される。つまり、携帯電話機10bではTV視聴機能が実行され音声が出力されると共に、デジタル音声信号が携帯電話機10aに送信される。一方、携帯電話機10aでは、TV視聴機能が停止され、デジタル音声信号を受信して音声を出力する。
このように、各携帯電話機10の電池残容量を所定時間毎に確認することで、電池残容量が多い携帯電話機10が、消費電流が大きいTV視聴機能を実行するようになるため、ステレオ再生時間がより長くなる。特に、使用者が使う携帯電話機10の電池残容量が他方の携帯電話機の電池残容量よりも少なければ、他方の携帯電話機10で再生および送信された音声信号を利用して音声を出力できる。これにより、使用者は、自身の携帯電話機10から音声が出力される時間を長くすることができる。
また、使用者は、2つの携帯電話機10を利用してステレオ再生を楽しむこともできる。さらに、音声データを再生することで電池残容量が少なくなったとしても、使用者は、相手の携帯電話機10から送信された音声信号を利用して、音声の出力を続けることができる。
なお、本実施例のステレオ再生は、音楽データの再生でも利用することができる。ただし、TV放送のステレオ再生であれば、2つの携帯電話機10が同一の音声データを容易に得ることができるため、汎用性が高くなる。また、放送であれば受信できる範囲が広いため、携帯電話機10が音声データを容易に取得することができる。
また、本実施例では、音声信号を送信することで生じる、出力の遅延を解消するために、RTC24aが出力する時刻情報を利用して、各携帯電話機10は同期されている。つまり、各携帯電話機10のRTC24aの時刻は、基地局から発信される時刻情報を利用して常に補正されている。そして、各携帯電話機10は、RTC24aが出力する特定の時刻において、同じタイミングの右側のステレオ音声または左側のステレオ音声を出力している。ただし、上述した方法以外の他の方法を用いて、出力の遅延が解消されてもよい。たとえば、他の実施例では、音声信号を再生する前に通信による遅延を測定し、その測定結果に基づいて音声を出力するタイミングを調整する。
図7は、RAM34のメモリマップを示す図である。RAM34のメモリマップには、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。また、プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ32から一度に全部または必要に応じて部分的かつ順次的に読み出され、RAM34に記憶されてからプロセッサ24によって処理される。
プログラム記憶領域302には、携帯電話機10を動作させるためのプログラムが記憶されている。たとえば、携帯電話機10を動作させるためのプログラムは、TV視聴プログラム310、近距離無線通信確立プログラム312、第1音声制御プログラム314および第2音声制御プログラム316などから構成されている。
TV視聴プログラム310は、TV視聴機能を利用する操作がされると、実行されるプログラムである。近距離無線通信確立プログラム312は、他の通信機器との近距離無線通信を確立するためのプログラムである。
第1音声制御プログラム314は、音声データを再生して音声を出力すると共に、音声信号を相手の携帯電話機10に送信するためのプログラムである。また、第2音声制御プログラム316は、送信された音声信号を受信して、音声を出力するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、音声着信状態を通知するためのプログラムおよび外部と通信するためのプログラムなどが含まれる。
続いて、データ記憶領域304には、時刻バッファ330、電池残容量バッファ332、出力音声バッファ334および受信バッファ336が設けられると共に、TV設定データ338が記憶される。
時刻バッファ330には、RTC24aが出力する時刻情報が一時的に記憶される。電池残容量バッファ332には、電源回路44によって取得された二次電池46の電池残容量が一時的に記憶されるバッファである。出力音声バッファ334は、たとえばTV視聴機能が実行されていれば、デコードされたデジタル音声信号が一時的に記憶される。また、TV設定データ338は、TV視聴機能で選局されたチャンネルを示す情報や、調節された音量を示す値などから構成されるデータである。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、待機状態で表示される画像データや、文字列のデータなどが記憶されると共に、携帯電話機10の動作に必要なカウンタや、フラグも設けられる。
プロセッサ24は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図8に示すTV視聴処理、図9に示す第1音声制御処理および図10に示す第2音声制御処理などを含む複数のタスクを並列的に処理する。
なお、これらの処理は、携帯電話機10aおよび携帯電話機10bのどちらも実行可能であるが、以下の説明では携帯電話機10aによってTV視聴処理および第1音声制御処理が実行されているものとして説明する。
図8はTV視聴処理のフロー図である。たとえば、使用者によってTV視聴機能を実行する操作がされると、プロセッサ24はステップS1で、TV設定データに基づいてチャンネルを選局する。つまり、TV設定データ338に含まれるチャンネルを示す情報(たとえば、数字列)に基づいて、TVチューナ36にチャンネルを選局する命令を出す。続いて、ステップS3では、受信したTV放送に基づいた映像および音声を出力する。つまり、上述したように、放送信号をデコードすることで、映像をディスプレイ30に表示し、音声を第2スピーカ22bから出力する。
続いて、ステップS5では、ステレオ再生操作がされたか否かを判断する。たとえば、図5に示すステレオ再生キー74が操作されたか否かを判断する。ステップS5で“YES”であれば、たとえばステレオ再生キー74が操作されれば、ステップS7で第1音声制御処理を実行する。つまり、第1音声制御処理の命令を出し、図9に示す第1音声制御処理がTV視聴処理と並列的に実行されるようにする。また、第1音声制御処理については後述するため、ここでの詳細な説明は省略する。なお、ステップS7で第1音声制御処理の命令を出し終えると、ステップS9に進む。
ステップS5で“NO”であれば、つまりステレオ再生操作がされなければ、ステップS9で終了操作か否かを判断する。たとえば、実行している機能を終了させるための終話キーが操作されたか否かを判断する。ステップS9で“NO”であれば、つまり終了操作がされていなければ、ステップS5に戻る。一方、ステップS9で“YES”であれば、つまり終了操作がされていれば、ステップS5に戻る。
図9は第1音声制御処理のフロー図である。たとえば、使用者によってステレオ再生操作がされると、プロセッサ24はステップS21で、交代後か否かを判断する。先述したように、2つの携帯電話機10の電池残容量が所定以上の差を付けて逆転した場合、音声データを再生して、音声信号を送信する携帯電話機10が交代する。そのため、ステップS21では、音声データを再生し送信する携帯電話機10が交代した直後であるか否かを判断する。ステップS21で、“YES”であれば、つまり音声データを再生し送信する携帯電話機10が交代した後であれば、ステップS37に進む。
一方、ステップS21で“NO”であれば、つまりステレオ再生操作がされて、第1音声制御処理が実行された場合、ステップS23で近距離無線通信の確立処理が実行される。たとえば、携帯電話機10bとの近距離無線通信を確立する。この際、過去に近距離無線通信が確立されたことがあれば、暗証番号の入力をせずに、携帯電話機10aと携帯電話機10bとがペアリングされる。
続いて、ステップS25では、第2音声制御処理の実行を指示する。つまり、携帯電話機10bに対して、第2音声制御処理の実行を指示する。そして、携帯電話機10bがこの指示を受けると、携帯電話機10bでは第2音声制御処理が実行される。
続いて、ステップS27では、自身の電池残容量を取得する。つまり、電源回路44に対して二次電池46の電池残容量を取得する命令を出し、電源回路44が出力する電池残容量の値を電池残容量バッファ332に格納する。続いて、ステップS29で、相手の電池残容量を受信したか否かを判断する。つまり、携帯電話機10bが携帯電話機10bの電池残容量を取得して送信した結果、携帯電話機10aがその電池残容量を受信したか否かを判断する。ステップS29で“NO”であれば、つまり携帯電話機10bの電池残容量を受信できなければ、ステップS29の処理が繰り返して実行される。また、ステップS29で“YES”であれば、つまり相手の電池残容量を受信すれば、ステップS31で自身の電池残容量の方が多いか否かを判断する。たとえば、受信した携帯電話機10bの電池残容量は受信バッファ336に格納される。そして、ステップS31では、電池残容量バッファ332に格納される携帯電話機10aの電池残容量と、受信バッファ336に格納される携帯電話機10bの電池残容量が比較される。なお、ステップS31の処理を実行するプロセッサ24は比較部として機能する。
ステップS31で“NO”であれば、つまり相手の電池残容量の方が多ければ、ステップS45に進む。また、ステップS31で“YES”であれば、つまり自分の電池残容量の方が多ければ、ステップS33で音声再生処理を実行する。つまり、TV放送に含まれている音声データを、ステレオ音声としてデコードする命令を出す。
ステップS35で音声の出力を開始し、ステップS37で音声信号の送信を開始する。つまり、ステップS35では、出力音声バッファ334に格納されているデジタル音声信号を第2D/A変換器20bに与えて、第2スピーカ22bからTV放送に対応する音声を出力する。このとき、プロセッサ24は、第2D/A変換器20bに対して左側のステレオ音声を第2スピーカ22bに与えるように命令を出す。
また、ステップS37では、出力音声バッファ334に格納されている音声信号を、近距離無線通信によって、携帯電話機10bに送信する。なお、ステップS37の処理を実行するプロセッサ24は送信指示部として機能する。また、ステップS33−S37の処理が実行されると、音声再処理、音声の出力処理および音声信号の送信処理が、第1音声制御処理と並列的に実行される。
これにより、携帯電話機10aから左側のステレオ音声が出力され、携帯電話機10bから右側のステレオ音声が出力される。
続いて、ステップS39では、自身の電池残容量を取得する。つまり、音声を再生することで自身の電池残容量が相手の電池残容量よりも少なくなったかを確認するために、ステップS39では電池残容量が取得される。なお、ステップS39の処理は、ステップS27の処理と同じであるため、詳細な説明は省略する。
続いて、ステップS41では相手の電池残容量を受信したか否かを判断する。つまり、ステップS29の処理と同様、携帯電話機10bが送信した電池残容量を受信したか否かを判断する。
続いて、ステップS43では、相手の電池残容量が自身の電池残容量より、所定値以上大きいか否かを判断する。たとえば、携帯電話機10bの電池残容量から携帯電話機10aの電池残容量を引いたときの差が所定値以上であるか否かを判断する。また、ステップS43の処理を実行することで、頻繁に音声を再生する携帯電話機10が交代しないようにしている。つまり、電池残容量の多い/少ないだけで、音声を再生する携帯電話機10を交代させてしまうと、2つの携帯電話機10の電池残容量が略同じ状態の場合に、音声を再生する携帯電話機10が頻繁に交代してしまう。そうすると、使用者は落ち着いてTV放送を視聴できなくなる。そこで、本実施例では、ステップS43の処理を実行することで、上記の問題が起きないようにしている。なお、ステップS43の処理を実行するプロセッサ24は判断部として機能する。
ステップS43で“NO”であれば、つまり携帯電話機10bと携帯電話機10aとの電池残容量の差が所定値未満であれば、ステップS39に戻る。なお、ステップS39−S43の処理は、所定時間(たとえば、10秒)毎に実行される。
一方、ステップS43で“YES”であれば、つまり各携帯電話機10の電池残容量の差が所定値以上であれば、ステップS45で交代のタイミングを算出する。つまり、本実施例では、2つの携帯電話機10が音声を出力するタイミングは同期されているため、いきなり音声を再生する携帯電話機10を交代してしまうと、左右の音声が正常に出力されなくなってしまう。そこで、ステップS45で、交代するタイミングを算出することで、音声を再生する携帯電話機10が交代しても、正常に左右の音声が出力されるようになる。
続いて、ステップS47では、交代指示を送信する。つまり、算出された交代のタイミング、実行中の機能(ここでは、TV視聴機能)、実行中の機能に付随する情報(ここでは、チャンネルの情報)を含む交代指示が、携帯電話機10aから携帯電話機10bに送信される。なお、ステップS47の処理を実行するプロセッサ24は交代指示部として機能する。
続いて、ステップS49では、交代済み通知を受信したか否かを判断する。たとえば、携帯電話機10bが交代指示を受信すると、TV視聴機能が実行され、音声再生処理が実行され、音声の出力が開始された後に、交代済み通知が送信される。そして、携帯電話機10aは、このようにして携帯電話機10bから送信された交代済み通知を、受信したか否かを判断する。ステップS49で“NO”であれば、つまり交代済み通知を受信していなければ、ステップS49の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS49で“YES”であれば、つまり交代済み通知を受信すれば、ステップS51で実行中の機能を停止する。たとえば、携帯電話機10bではTV視聴機能が実行され、TV放送に対応する音声が出力されているため、携帯電話機10aでは音声データを再生するためのTV視聴機能が停止される。また、ステップS51の処理が終了すれば、第1音声制御処理が終了される。そして、携帯電話機10aでは、第2音声出力処理が実行される。
なお、ステップS31で各携帯電話機10の電池残容量を比較した結果、携帯電話機10bの電池残容量の方が多ければ、ステップS45以降の処理が実行され、携帯電話機10bで音声が再生されるとともに、音声信号が送信される。
図10は第2音声出力処理のフロー図である。たとえば、携帯電話機10bが第2音声制御処理の実行指示を携帯電話機10aから受けると、ステップS61では交代後か否かを判断する。つまり、第1音声制御処理のステップS21と同様、音声データを再生し、送信する携帯電話機10が交代した直後であるか否かを判断する。ステップS61で“YES”であれば、つまり上記したように、第1音声出力処理を実行した後の携帯電話機10aが第2音声出力処理を実行している場合は、ステップS69に進む。
一方、ステップS61で“NO”であれば、つまり携帯電話機10bが第2音声制御処理の実行指示を受けて、第2音声制御処理を実行していれば、ステップS63で自身の電池残容量を取得し、ステップS65で自身の電池残容量を送信する。つまり、携帯電話機10aが実行する第1音声制御処理で、各携帯電話機10の電池残容量が比較されるため、携帯電話機10bは自身の電池残容量を取得して、携帯電話機10aに送信する。
続いて、ステップS67で交代指示か否かを判断する。つまり、各携帯電話機10の電池残容量を比較した結果、携帯電話機10bの電池残容量の方が多ければ、携帯電話機10aから交代指示が送信される。そのため、ステップS67では、携帯電話機10aが送信した交代指示を受信したか否かを判断する。ステップS67で“YES”であれば、つまり携帯電話機10bの電池残容量の方が多くて、携帯電話機10aから交代指示が送信されると、ステップS79に進む。
一方、ステップS67で“NO”であれば、つまり交代指示を受信していなければ、ステップS69で音声信号を受信したか否かを判断する。つまり、携帯電話機10aが実行する第1音声制御処理において携帯電話機10aの電池残容量の方が多ければ、携帯電話機10aで音声が再生され、音声信号が送信される。そして、ステップS67では、携帯電話機10bがその音声信号を受信したか否かを判断する。
ステップS69で“NO”であれば、つまり音声信号を受信していなければ、ステップS67に戻る。つまり、携帯電話機10bが交代指示または音声信号を受信するまで、ステップS67,S69の処理が繰り返される。
また、ステップS69で“YES”であれば、つまり携帯電話機10aが送信した音声信号を受信すれば、ステップS71で音声の出力を開始する。たとえば、音声信号が受信されると、受信バッファ336に格納される。そして、ステップS71では、プロセッサ24が受信バッファに格納された音声信号を第2D/A変換器20bに与え、第2スピーカ22bは受信した音声信号に対応する音声を出力する。なお、プロセッサ24は、第2D/A変換器20bに対して右側のステレオ音声を第2スピーカ22bに与えるように命令を出す。したがって、携帯電話機10bは、TV放送における、右側のステレオ音声を出力することができる。
なお、携帯電話機10aでは、左側のステレオ音声が出力される。また、ステップS71の処理が実行されると、携帯電話機10aから音声信号を受信している間は、受信した音声信号に対応する音声が出力され続ける。
続いて、ステップS73では自身の電池残容量を取得し、ステップS75では自身の電池残容量を送信する。つまり、音声データを再生する携帯電話機10aでは、携帯電話機10bの電池残容量よりも少なくなったかを判断しているため、携帯電話機10bは自身の電池残容量を携帯電話機10aに送信する。なお、ステップS73,S75の処理は、ステップS63,S65の処理と同じであるため、詳細な説明は省略する。
続いて、ステップS77では、交代指示か否かを判断する。つまり、携帯電話機10bが電池残容量を送信した結果、携帯電話機10bの電池残容量の方が携帯電話機10aの電池残容量より所定値以上多ければ、交代指示が携帯電話機10aから送信される。そして、ステップS77では、このようにして送信される交代指示を受信したか否かを判断する。ステップS77で“NO”であれば、つまり交代指示を受信していなければ、ステップS73に戻る。
また、ステップS77で“YES”であれば、つまり交代指示を受信すれば、ステップS79で相手の携帯電話機と同じ機能を実行する。つまり、交代指示に含まれている、携帯電話機10aで実行される機能(ここでは、TV視聴機能)、実行中の機能に付随する情報(ここでは、チャンネルの情報)に基づいて、携帯電話機10aで実行されている機能を実行する。続いて、ステップS81では音声再生処理を実行し、ステップS83では音声の出力を開始する。たとえば、第1音声制御処理におけるステップS33の処理と同様、TV放送に含まれている音声データをデコードする命令を出し、ステップS35の処理と同様、出力音声バッファ334に格納されている音声信号を第2D/A変換器20bに与えて、第2スピーカ22bからTV放送に対応する音声を出力する。
そして、ステップS85では、交代済み通知を送信する。つまり、携帯電話機10bが音声データを再生しており、携帯電話機10aと交代できる状態となったため、交代済み通知を携帯電話機10aに送信する。そして、携帯電話機10bは、第2音声制御処理を終了して、第1音声制御処理を実行する。このとき、携帯電話機10aは、実行している機能(ここでは、TV視聴機能)を停止して、第2音声制御処理を実行する。
ここで、音声データを再生する携帯電話機10が交代した後の処理について説明する。まず、携帯電話機10bがTV視聴機能を実行して、第1音声制御処理を実行すると、ステップS21では “YES”と判断される。つまり、音声データの再生および送信が「交代後」であるためステップS21で“YES”と判断され、ステップS37で音声信号の送信を開始する。つまり、携帯電話機10bに対して音声信号を送信し始める。そして、携帯電話機10aの電池残容量が、携帯電話機10bの電池残容量よりも所定値以上多くなるまで、ステップS39−S43の処理が繰り返される。
一方、携帯電話機10aがTV視聴機能を停止して第2音声制御処理を実行すると、ステップS61では“YES”と判断される。つまり、上記したステップS21と同様、音声データの再生が「交代後」であるためステップS61で“YES”と判断され、ステップS69で音声信号を受信したか否かを判断する。つまり、携帯電話機10bが第1音声制御処理を実行することで音声信号が送信され、携帯電話機10aがその音声信号を受信したか否かを判断する。そして、音声信号を受信すれば、ステップS71で音声の出力を開始する。さらに、携帯電話機10aの電池残容量が、携帯電話機10bの電池残容量よりも所定値以上多くなるまで、ステップS73−S77の処理が繰り返される。
なお、他の実施例では、携帯電話機10が置き台Crに置かれていない状態で、TV視聴機能が実行されてもよい。
また、TV放送のほかに、ラジオ放送が受信されてもよい。また、「放送」の他に、ネットワークを利用して配信された、音声データまたは映像データを受信してもよい。この場合、携帯電話機10は、サーバ上に保存された映像または音声データを取得して、ステレオ再生がされる。そして、交代指示には、サーバのIPアドレスや、サイトのURLが含まれる。
携帯電話機10の通信方式はCDMA方式であるが、LTE(Long Term Evolution)方式、W−CDMA方式、GSM方式、TDMA方式、FDMA方式およびPHS方式などが採用されてもよい。
また、本実施例では、2つの携帯電話機10を用いてステレオ再生する場合を例にして説明したが、ステレオ再生する場合だけでなく、その他の再生方式で再生する場合に適用してもよい。たとえば、他の実施例では、2つの携帯電話機10を用いてモノラル再生が行われてもよい。また、利用する携帯電話機10の数も、2つに限定されるものではなく、3つ以上の数であってもよい。
また、本実施例では、2つの携帯電話機10の各電池残容量に所定位置以上の差が生じれば音声データの再生が交代されるようにしたが、他の実施例では、他のタイミングで交代されるようにしてもよい。たとえば、電池残容量の検出や、他の端末の電池残容量との比較を所定間隔(たとえば、30秒)毎に行うようにして、各電池残容量の大きさが逆転した場合に、電池残容量が大きい携帯電話機10で音声データが再生されるように、交代されるようにしてもよい。
また、本実施例で用いられた複数のプログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機10に配信されてもよい。また、CD,DVD,BD(Blu−ray Disc)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、複数のプログラムが本実施例と同等の構成の携帯電話機にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。
さらに、本実施例は、携帯電話機10のみに限らず、スマートフォンおよびPDA(Personal Digital Assistant)に適用されてもよい。
そして、本明細書中で挙げた、所定時間などの具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10a,10b … 携帯電話機
12 … アンテナ
14 … 無線通信回路
22b … 第2スピーカ
24 … プロセッサ
26 … キー入力装置
34 … RAM
36 … TVチューナ
38 … TVアンテナ
40 … 近距離無線通信回路
42 … 近距離無線通信アンテナ
44 … 電源回路
46 … 二次電池

Claims (10)

  1. 電池によって駆動され、他の端末と接続可能な、通信端末であって、
    音声データを再生する再生部、
    前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する出力部、
    前記他の端末から送信された音声信号を受信する受信部、
    自身の電池残容量と、前記他の端末の電池残容量とを比較する比較部、
    前記比較部の比較結果において、前記他の端末の電池残容量が自身の電池残容量以上の場合に、前記他の端末に自身への音声信号の送信を指示する第1送信指示部、および
    前記第1送信指示部によって指示がされた後に、前記再生部による音声信号の再生を停止する停止部を備える、通信端末。
  2. 前記再生部によって再生された音声信号を前記他の端末に送信する送信部をさらに備え、
    前記出力部は、前記比較部の比較結果において、自身の電池残容量が前記他の端末の電池残容量より多い場合に、前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力し、
    前記送信部は、前記出力部から音声が出力された後に、前記再生部によって再生された音声信号を前記他の端末に送信する、請求項1記載の通信端末。
  3. 前記他の端末の電池残容量が自身の電池残容量よりも所定値以上多いかを判断する判断部、および
    前記判断部によって前記他の端末の電池残容量が自身の電池残容量よりも所定値以上多いと判断されたとき、前記他の端末に自身への音声信号の送信を指示する第2送信指示部をさらに備える、請求項2記載の通信端末。
  4. 放送を受信する放送受信部をさらに備え、
    前記再生部は、前記放送受信部によって受信された放送に含まれる音声データを再生する、請求項1ないし3のいずれかに記載の通信端末。
  5. それぞれが電池によって駆動され、互いに接続可能な複数の通信端末を有する、音声再生システムであって、
    前記複数の通信端末のうち少なくとも2つの通信端末は、
    音声データを再生する再生部、
    前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する第1出力部、
    前記再生部によって再生された音声信号を送信する送信部、
    送信された音声信号を受信する受信部、
    前記受信部によって受信された音声信号に基づく音声を出力する第2出力部、
    前記少なくとも2つの通信端末の電池残容量を比較する比較部、および
    前記比較部の比較結果において、電池残容量が多い一方の通信端末の前記送信部に音声信号の送信を指示する送信指示部を備え、
    前記一方の通信端末では、前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声が前記第1出力部から出力され、
    電池残容量が少ない他方の通信端末では、受信した音声信号に基づく音声が前記第2出力部によって出力される、音声再生システム。
  6. 前記少なくとも2つの通信端末は、
    前記他方の通信端末の電池残容量が前記一方の通信端末の電池残容量よりも所定値以上多いかを判断する判断部、および
    前記判断部によって前記他方の通信端末の電池残容量が前記一方の通信端末の電池残容量よりも所定値以上多いと判断されたとき、音声信号を送信する通信端末の交代を前記他方の通信端末に指示する交代指示部をさらに備え、
    前記送信指示部は、前記交代指示部によって交代が指示された後に、電池残容量が多い一方の通信端末の前記送信部に音声信号の送信を指示する、請求項5記載の音声再生システム。
  7. 前記少なくとも2つの通信端末は、
    放送を受信する放送受信部をさらに備え、
    前記再生部は、前記放送受信部によって受信された放送に含まれる音声データを再生する、請求項5または6記載の音声再生システム。
  8. 電池によって駆動され、音声データを再生する再生部、前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する出力部および前記他の端末から送信された音声信号を受信する受信部を有し、他の端末と接続可能な、通信端末のプロセッサを、
    自身の電池残容量と、前記他の端末の電池残容量とを比較する比較部、
    前記比較部の比較結果において、前記他の端末の電池残容量が自身の電池残容量以上の場合に、前記他の端末に自身への音声信号の送信を指示する送信指示部、および
    前記送信指示部によって指示がされた後に、前記再生部による音声信号の再生を停止する停止部として機能させる、再生制御プログラム。
  9. 電池によって駆動され、音声データを再生する再生部、前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する出力部および前記他の端末から送信された音声信号を受信する受信部を有し、他の端末と接続可能な、通信端末の再生制御方法であって、
    自身の電池残容量と、前記他の端末の電池残容量とを比較し、
    比較結果において、前記他の端末の電池残容量が自身の電池残容量以上の場合に、前記他の端末に自身への音声信号の送信を指示し、そして
    前記他の端末に指示がされた後に、前記再生部による音声信号の再生を停止する、再生制御方法。
  10. それぞれが電池によって駆動され、互いに接続可能な複数の通信端末を有する、音声再生システムの音声再生方法であって、
    前記複数の通信端末のうち少なくとも2つの通信端末は、
    音声データを再生する再生部、
    前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声を出力する第1出力部、
    前記再生部によって再生された音声信号を送信する送信部、
    送信された音声信号を受信する受信部、および
    前記受信部によって受信された音声信号に基づく音声を出力する第2出力部を含み、さらに
    前記少なくとも2つの電池残容量を比較し、
    前記比較部の比較結果において、電池残容量が多い一方の通信端末の前記送信部に音声信号の送信を指示し、
    前記一方の通信端末では、前記再生部によって再生された音声信号に基づく音声を前記第1出力部から出力し、そして
    電池残容量が少ない他方の通信端末では、受信した音声信号に基づく音声を前記第2出力部から出力する、音声再生方法。
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JP2013126001A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Nec Saitama Ltd 音声再生システム及び方法

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