JP2012180965A - 暖房装置 - Google Patents

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光陽 内田
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Abstract

【課題】圧縮機の信頼性を向上させる。
【解決手段】暖房装置1は、圧縮機11を有する室外機(ヒートポンプユニット)2と、室外機2に接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニット3と、暖房ユニット3から温調水が供給される床暖房パネル4とを備える。また、暖房装置1は、通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約するリモコン(予約手段)5と、室外機2及び暖房ユニット3を制御する制御部60とを有する。制御部60は、リモコン5で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯のの通常暖房運転終了時における床暖房パネル4の目標温度よりも低い目標温度に基づく非予約時間帯暖房運転を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヒートポンプユニットによって加熱された温調水を暖房端末に供給する暖房装置に関するものである。
暖房装置として、圧縮機を有するヒートポンプユニットと、暖房端末である床暖房パネルと、ヒートポンプユニットから供給された冷媒によって床暖房パネルに供給される温水を加熱する暖房ユニットとを備えたものがある。また、暖房装置には、リモコンによって、暖房運転を行う複数の時間帯を予約できるようになっているものがある(例えば、特許文献1参照)。この暖房装置では、予約された時間帯の暖房運転が終了すると、圧縮機を停止させて、次の予約された時間帯になると、再び圧縮機の駆動が開始される。
特開2002−286231号公報
しかし、従来の暖房装置では、予約された時間帯の暖房運転が終了した後、次の予約された時間帯になるまでの間、圧縮機の停止状態が長時間にわたって継続されることになる。ここで、低温環境下で圧縮機を長時間停止していると、潤滑油に多くの冷媒が溶け込んだ状態となることが知られている。そして、圧縮機起動時において、多くの冷媒が潤滑油に溶け込んだ状態で、圧縮機を高い周波数で運転すると、潤滑油から蒸発する冷媒によって泡が生じ、ホーミングが起こることで、圧縮機の信頼性が悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は、圧縮機の信頼性を向上できる暖房装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係る暖房装置は、圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における前記暖房端末の目標温度よりも低い目標温度に基づく非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする。
この暖房装置では、予約時間帯以外の非予約時間帯に、非予約時間帯暖房運転を行うことで、圧縮機の停止状態が長時間にわたって継続されるのを抑制できる。したがって、低温環境下で圧縮機が長時間停止した後で潤滑油に多くの冷媒が溶け込んだ状態で起動されるのが抑制されるので、圧縮機の信頼性を向上できる。
また、本発明の非予約時間帯暖房運転は、予約時間帯の通常暖房運転終了時における暖房端末の目標温度よりも低い温度に基づく運転であるため、非予約時間帯暖房運転時に、暖房端末の温度が無駄に高温になることはなく、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
なお、「複数の予約時間帯以外の非予約時間帯」とは、1つの暖房端末に対して予約時間帯が予約される場合、1つの予約時間帯が終了した後で、次の予約時間帯になるまでの時間帯であって、複数の暖房端末に対して予約時間帯が予約される場合、複数の暖房端末のいずれに対しても予約時間帯が予約されない時間帯である。
また、本発明における「複数の時間帯を予約」とは、例えば、1日の間に複数の時間帯が予約される場合や、1日のうちの所定時間帯(24時間中、6時から10時)が毎日運転されるように予約される場合を含んでいる。
第2の発明に係る暖房装置は、第1の発明において、前記非予約時間帯暖房運転時の複数の目標温度を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数の目標温度のいずれかを決定する決定手段とを有し、前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、前記決定手段で決定された目標温度に基づいて制御することを特徴とする。
この暖房装置では、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を変更することができる。
第3の発明に係る暖房装置は、圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、前記暖房端末が設置される室内温度が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における室内温度を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする。
この暖房装置では、第1の発明と同様に、圧縮機の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
第4の発明に係る暖房装置は、第3の発明において、前記非予約時間帯暖房運転時の室内温度についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、前記暖房端末が設置される室内温度が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする。
この暖房装置では、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を変更することができる。
第5の発明に係る暖房装置は、圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、前記圧縮機の周波数が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における周波数を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする。
この暖房装置では、第1の発明と同様に、圧縮機の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
第6の発明に係る暖房装置は、第5の発明において、前記非予約時間帯暖房運転時の前記圧縮機の周波数についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、前記圧縮機の周波数が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする。
この暖房装置では、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を変更することができる。
第7の発明に係る暖房装置は、圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、暖房運転による消費電力が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における消費電力を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする。
この暖房装置では、第1の発明と同様に、圧縮機の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
第8の発明に係る暖房装置は、第7の発明において、前記非予約時間帯暖房運転運転時の消費電力についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、暖房運転による消費電力が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする。
この暖房装置では、非予約時間帯暖房運転における消費電力を変更することができる。
第9の発明に係る暖房装置は、圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、暖房運転時の電流値が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における電流値を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする。
この暖房装置では、第1の発明と同様に、圧縮機の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
第10の発明に係る暖房装置は、第9の発明において、前記非予約時間帯暖房運転運転時の電流値についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、暖房運転時の電流値が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする。
この暖房装置では、非予約時間帯暖房運転における消費電力を変更することができる。
第11の発明に係る暖房装置は、第1〜第10のいずれかの発明において、前記制御手段は、前記暖房ユニットに含まれる循環ポンプの回転数が、常に最低回転数になるように非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする。
この暖房装置では、非予約時間帯暖房運転における循環ポンプの回転数を最低回転数に制御することにより、消費電力を抑えることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、予約時間帯以外の非予約時間帯に、非予約時間帯暖房運転を行うことで、圧縮機の停止状態が長時間にわたって継続されるのを抑制できる。したがって、低温環境下で圧縮機が長時間停止した後で潤滑油に多くの冷媒が溶け込んだ状態で起動されるのが抑制されるので、圧縮機の信頼性を向上できる。
また、本発明の非予約時間帯暖房運転は、予約時間帯の通常暖房運転終了時における暖房端末の目標温度よりも低い温度に基づく運転であるため、非予約時間帯暖房運転時に、暖房端末の温度が無駄に高温になることはなく、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
第2の発明では、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を変更することができる。
第3、第5、第7、第9の発明では、第1の発明と同様に、圧縮機の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
第4、第6、第8、第10の発明では、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を変更することができる。
第11の発明では、非予約時間帯暖房運転における循環ポンプの回転数を最低回転数に制御することにより、消費電力を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る暖房装置の概略構成を示す回路図である。 図1の暖房装置の制御ブロック図である。 図1の暖房装置のタイマー運転時における床暖房パネルの温度、戻り温水温度、熱動弁の開度を示すグラフである。 本発明の第2実施形態の制御ブロック図である。 図4の暖房装置のタイマー運転時における床暖房パネルの温度、室内温度、熱動弁の開度を示すグラフである。 本発明の第3実施形態の制御ブロック図である。 図6の暖房装置のタイマー運転時における床暖房パネルの温度、熱動弁の開度、圧縮機の周波数を示すグラフである。 本発明の第4実施形態の制御ブロック図である。 図8の暖房装置のタイマー運転時における床暖房パネルの温度、熱動弁の開度、消費電力を示すグラフである。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係る暖房装置1について説明する。
<暖房装置1の全体構成>
図1に示すように、本実施形態の暖房装置1は、室外機2(ヒートポンプユニット)と、暖房ユニット3と、複数(本実施形態では2つ)の床暖房パネル(暖房端末)4(4A、4B)と、2つのリモコン5とを備えている。床暖房パネル4は、家屋の床面に設置され、室外機2と暖房ユニット3は屋外に設置される。暖房装置1では、室外機2と暖房ユニット3とによって冷媒循環回路6が構成されていると共に、暖房ユニット3と2つの床暖房パネル4とによって温水循環回路が構成されている。この暖房装置1では、室外機2から暖房ユニット3に高温冷媒が供給され、暖房ユニット3において高温冷媒との熱交換により加熱された温水が床暖房パネル4に供給される。
<暖房装置1の冷媒循環回路6の構成>
暖房装置1の冷媒循環回路6を構成する各部について説明する。
室外機2は、圧縮機11、室外熱交換器12、および電動膨張弁13がこの順に設けられた冷媒流路6aを有する。この冷媒流路6aには、四路切換弁14が設けられており、四路切換弁14を切り換えることにより、圧縮機11の吐出側と吸入側のいずれかが室外熱交換器12に接続されるようになっている。また、冷媒流路6aにおける圧縮機11の吸入側と四路切換弁14との間にはアキュムレータ15が設けられている。室外熱交換器12の近傍には、室外ファン16が配置されている。電動膨張弁13は、その開度が変化することによって、暖房ユニット3に送る冷媒量を変更でき、減圧機構として機能する。
冷媒流路6aにおける圧縮機11の吐出側には、吐出温度センサ17が付設されている。また、冷媒流路6aにおける四路切換弁14の下流側(図1に示す冷媒の流れ方向における下流側)には、冷媒温度センサ18が付設されている。また、冷媒流路6aにおける電動膨張弁13の上流側(図1に示す冷媒の流れ方向における上流側)には、冷媒温度センサ19が付設されている。また、室外熱交換器12には、室外熱交温度センサ20が付設されている。
また、室外機2は、上述の冷媒流路6aに加えて、制御部21と、外気温度センサ22とを備える。制御部21は、暖房ユニット3の制御部37と信号線で接続されている。
暖房ユニット3は、水熱交換器31が設けられた冷媒流路6bを有している。この冷媒流路6bは、室外機2の冷媒流路6aに接続されている。これにより、圧縮機11、水熱交換器31、電動膨張弁13、および室外熱交換器12が順に接続された冷媒循環回路6が構成される。この冷媒循環回路6においては、圧縮機11により圧縮された高温高圧の冷媒が暖房ユニット3に供給され、暖房ユニット3の水熱交換器31を通過した冷媒が室外機2に戻される。冷媒流路6aにおける水熱交換器31の下流側(図1に示す冷媒の流れ方向における下流側)には、流出冷媒温度センサ23が設けられている。
<暖房装置1の温水循環回路の構成>
次に、暖房装置1の温水循環回路を構成する各部について説明する。
暖房ユニット3は、上述の冷媒流路6aに加えて、温水流路7aを有する。この温水流路7aは、水熱交換器31と、水熱交換器31に接続された往き管41および戻り管42と、ヘッダ45を介して往き管41に接続された複数本の分岐往き管43と、ヘッダ46を介して戻り管42に接続された複数本の分岐戻り管44とで構成される。
往き管41には、水熱交換器31側から順に、貯留タンク32と循環ポンプ33が介設されている。また、分岐往き管43には、熱動弁34(34A、34B)が介設されている。熱動弁34A、34Bは、床暖房パネル4A、4Bに送る温調水の流量を個別に変更するためのものである。2つの床暖房パネル4の設定温度が異なる場合には、高い方の設定温度の床暖房パネル4に対応する熱動弁34は開状態で維持され、低い方の設定温度の床暖房パネル4に対応する熱動弁34は、開状態と閉状態とに交互に切り換えるように制御される(間欠制御)。
往き管41における貯留タンク32と循環ポンプ33との間には、往き温度センサ35が付設されており、戻り管42における水熱交換器31とヘッダ46との間には、戻り温度センサ36が付設されている。また、暖房ユニット3は、上述の冷媒流路6aと温水流路7aに加えて、暖房ユニット3の電気的制御を行う制御部37を備える。
床暖房パネル4(4A、4B)は、温水循環回路の一部を構成する蛇行形状のパイプを有している。床暖房パネル4のパイプは、水配管7b、7cを介して、暖房ユニット3の分岐往き管43と分岐戻り管44に接続されている。これにより、水熱交換器31、貯留タンク32、循環ポンプ33、熱動弁34、および床暖房パネル4が順に接続された温水循環回路が構成される。この温水循環回路においては、水熱交換器31によって加熱された温調水が床暖房パネル4に供給され、床暖房パネル4から流出した冷媒が水熱交換器31に戻されて、床暖房が行われる。
本実施形態の暖房装置1は、床暖房パネル4の温度がリモコン5で設定される設定温度となるように制御する通常暖房運転と、後述する非予約時間帯暖房運転とを行うことができる。
<リモコン5>
リモコン5では、ユーザーによって、運転の開始/停止の操作、床暖房パネル4の温度設定、タイマーのオン/オフの切り換え、タイマー運転の入時刻と切時刻の設定などが行われる。リモコン5は、操作部51と、設定温度などが表示される表示部と、室内の温度を検出する室内温度センサ52を有する。本実施形態では、床暖房パネル4A、4Bは、異なる部屋に設置されており、2つのリモコン5は、床暖房パネル4A、4Bが設定されている部屋の壁面にそれぞれ据え付けられている。運転の開始/停止の操作、温度設定、タイマー運転の設定は、床暖房パネル4A、4Bごとに行うことができる。1つのリモコン5により、2つの床暖房パネル4A、4Bのどちらの設定も行うことができる。
このリモコン5では、レベル1〜9の9段階の設定温度レベルのいずれかを選択できるようになっており、1つの設定温度レベルが選択されると、その設定温度レベルに対応した設定温度A1〜A9のいずれかが選択される。
リモコン5で設定される入時刻から切時刻までの時間帯を、予約時間帯とする。リモコン5(予約手段)は、通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約するものである。タイマー運転が設定されると、設定された時間帯に毎日、通常暖房運転が行われる。「複数の時間帯」とは、運転日の異なる複数の時間帯を含んでいる。したがって、毎日タイマー運転の時間帯が例えば6時から10時だけの場合であっても、「複数の時間帯」が予約されたことになる。また、複数の予約時間帯以外の時間帯を、非予約時間帯とする。非予約時間帯とは、2つの床暖房パネル4のうちの一方のみに対してタイマー運転が設定(予約時間帯が予約)される場合、1つの予約時間帯が終了した後で、次の予約時間帯になるまでの時間帯である。
本実施形態の暖房装置1では、リモコン5でタイマー運転が設定されると、タイマー運転が設定された床暖房パネル4は、非予約時間帯に非予約時間帯暖房運転が行われるようになっている。非予約時間帯暖房運転は、床暖房パネル4の温度が、所定の制限温度Bを超えないように制御する暖房運転である。
制限温度Bは、通常暖房運転時の床暖房パネル4の設定温度A1〜A9よりも低い温度に設定されている。したがって、非予約時間帯暖房運転は、タイマー運転時の床暖房パネル4の目標温度よりも低い目標温度に基づいて制御される。そのため、非予約時間帯暖房運転時の床暖房パネル4Aの温度は、タイマー運転終了時における床暖房パネル4の温度を超えない。制限温度Bは例えば10〜20℃の範囲内の温度である。本実施形態では、制限温度Bは予め設定されている。
<制御部60>
次に、図2を参照しつつ、暖房装置1を制御する制御部60について説明する。
制御部60は、上述のように室外機2に備えられた制御部21と、暖房ユニット3に備えられた制御部37とで構築されるものである。制御部60は、記憶部61と、運転切換部62と、目標温度決定部63と、熱動弁制御部64と、循環ポンプ制御部65と、膨張弁制御部66と、圧縮機制御部67とを備えている。
以下、本明細書では、暖房装置1の2つの床暖房パネル4の一方についてタイマー運転が設定され、他方の床暖房パネル4については暖房運転が行われない場合に関する内容を中心に説明する。
記憶部61には、設定温度や、制御プログラムや、制御プログラムの実行に必要なデータテーブルなどが記憶されている。さらに、記憶部61には、制限温度Bや、制限温度Bに対応した戻り温水の目標温度C0が記憶されている。
運転切換部62は、タイマー運転が設定された床暖房パネル4について通常暖房運転と非予約時間帯暖房運転とを切り換える。リモコン5で設定された予約時間帯には、通常暖房運転に切り換え、非予約時間帯には、非予約時間帯暖房運転に切り換える。
目標温度決定部63は、暖房ユニット3における温調水の目標温度を決定する。具体的には、暖房ユニット3の戻り管42を流れる温調水(以下、戻り温水という)の目標温度を決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、通常暖房運転状態の場合には、床暖房パネル4の設定温度(A1〜A9のいずれか)に基づいて、戻り温水の目標温度をC1〜C9のいずれかに決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、非予約時間帯暖房運転状態の場合には、戻り温水の目標温度をC0に決定する。温度C0は、非予約時間帯暖房運転時に、床暖房パネル4の温度が、制限温度Bを超えないように設定された温度である。温度C0は、通常暖房運転時の設定温度のうち最も低い設定温度C1よりも低い温度に設定されている。
熱動弁制御部64は、暖房ユニット3に設けられている熱動弁34の開閉を制御する。
タイマー設定された床暖房パネル4が通常暖房運転状態または非予約時間帯暖房運転状態のいずれの場合でも、その床暖房パネル4に対応する熱動弁34を開状態に維持し、通常暖房運転状態または非予約時間帯暖房運転状態のいずれも行われない場合は、その床暖房パネル4に対応する熱動弁34を閉じる。
循環ポンプ制御部65は、暖房ユニット3に設けられた循環ポンプ33の回転数を制御する。膨張弁制御部66は、室外機2に設けられた電動膨張弁13の開度を制御する。圧縮機制御部67は、室外機2に設けられた圧縮機11の運転周波数を制御する。
循環ポンプ制御部65、膨張弁制御部66、および圧縮機制御部67は、暖房ユニット3に設けられた戻り温度センサ36で検出される戻り温水温度Twが、目標温度決定部63で決定された戻り温水の目標温度に一致する(近づく)ように制御を行う。
より具体的には、循環ポンプ制御部65は、目標温度と戻り温水温度Twとの差に基づいて、循環する温調水の流量が変化するように循環ポンプ33を制御する。
また、膨張弁制御部66は、目標温度と戻り温水温度Twとの差が大きいほど、暖房ユニット3に供給される冷媒量が多くなるように電動膨張弁13を制御する。
圧縮機制御部67は、目標温度と戻り温水温度Twとの差が大きいほど、圧縮機11の周波数が増加するように圧縮機11を制御する。
なお、目標温度と戻り温水温度Twとの差とは、目標温度から戻り温水温度Twを引いた値である。
<暖房装置1の動作>
次に、暖房装置1の動作について説明する。
まず、床暖房パネル4Aに対してタイマー運転が設定された場合について図3のグラフを参照して説明する。ここでは、床暖房パネル4Aの予約時間帯を18時から22時とし、床暖房パネル4Aの設定温度レベルをレベル5とする。
図3のグラフは、横軸が時間を示し、縦軸が、床暖房パネル4Aの温度、戻り温水温度Tw、熱動弁34Aの開度をそれぞれ示している。
予約時間帯の開始時刻になると、床暖房パネル4Aについての通常暖房運転が開始される。目標温度決定部63は、床暖房パネル4Aの設定温度(レベル5、温度A5)に基づいて、戻り温水の目標温度をC5に決定する。熱動弁34Aは、開状態に維持されると共に、循環ポンプ33、電動膨張弁13および圧縮機11は、戻り温水温度Twが目標温度C5になるように制御される。
これにより、戻り温水温度Twおよび床暖房パネル4Aの温度は上昇する。戻り温水温度Twは目標温度C5まで上昇した後、目標温度C5に維持される。また、床暖房パネル4Aの温度は、設定温度A5まで上昇した後、設定温度A5に維持される。
予約時間帯の終了時刻になると、床暖房パネル4Aは、通常暖房運転から非予約時間帯暖房運転に切り換えられる。目標温度決定部63は、非予約時間帯暖房運転に対応した戻り温水の目標温度をC0に決定する。熱動弁34Aは、タイマー運転時と同じく、開状態に維持されると共に、循環ポンプ33、電動膨張弁13および圧縮機11は、戻り温水温度Twが目標温度C0になるように制御される。
これにより、戻り温水温度Twおよび床暖房パネル4Aの温度は低下する。戻り温水温度Twは、目標温度C0まで低下した後、目標温度C0に維持される。また、床暖房パネル4Aの温度は、制限温度B以下の温度まで低下した後、制限温度Bを超えない温度に維持される。
そして、次の日の予約時間帯の開始時刻になると、床暖房パネル4Aは、非予約時間帯暖房運転から再び通常暖房運転に切り換えられる。このように、床暖房パネル4Aについて通常暖房運転と非予約時間帯暖房運転が繰り返される。
<暖房装置1の特徴>
本実施形態の暖房装置1では、予約時間帯以外の時間帯(非予約時間帯)に非予約時間帯暖房運転を行うことで、圧縮機1の停止状態が長時間にわたって継続されるのを抑制できる。したがって、低温環境下で圧縮機が長時間停止した後で潤滑油に多くの冷媒が溶け込んだ状態で起動されるのが抑制されるので、圧縮機1の信頼性を向上できる。
また、非予約時間帯暖房運転は、予約時間帯の通常暖房運転終了時における床暖房パネル4の目標温度よりも低い温度に基づく運転であるため、非予約時間帯暖房運転時に、暖房パネル4の温度が無駄に高温になることはなく、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。
また、予約時間帯の前に既に床暖房パネル4が温まっているため、タイマー運転の開始時に、床暖房パネル4が目標温度になるまでの時間を短くすることができる。即ち、立ち上がりを速くすることができる。
また、予約時間帯の前に既に圧縮機11を駆動しているため、タイマー運転の開始時に、圧縮機11の吐出圧力が所望の圧力になるまでの時間を短くすることができる。そのため、床暖房パネル4の温度の立ち上がりを速くすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る暖房装置101について説明する。なお、前記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。本実施形態の暖房装置101は、制御部の構成が上記第1実施形態の制御部60と異なっており、その他の構成は第1実施形態と同じである。
暖房装置101では、上記第1実施形態と同様に、タイマー運転が設定された床暖房パネル4は、非予約時間帯に非予約時間帯暖房運転が行われるようになっている。
本実施形態の非予約時間帯暖房運転は、タイマー運転が設定された床暖房パネル4が設置されている室内の温度が、所定の制限温度Dを超えないように制御する暖房運転である。
制限温度Dは、タイマー運転終了時の室内温度を超えないように設定される。本実施形態では、制限温度Dは予め設定されている。制限温度Dは例えば5〜12℃の範囲内の温度である。
図4に示すように、暖房装置101の制御部160は、記憶部161と、運転切換部62と、目標温度決定部163と、熱動弁制御部64と、循環ポンプ制御部165と、膨張弁制御部166と、圧縮機制御部167とを備えている。
記憶部161には、設定温度や、制御プログラムや、制御プログラムの実行に必要なデータテーブルなどが記憶されている。さらに、記憶部161には、制限温度Dが記憶されている。
目標温度決定部163は、暖房ユニット3における温調水の目標温度を決定する。具体的には、戻り温水の目標温度を決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、通常暖房運転状態の場合には、タイマー設定された床暖房パネル4の設定温度(A1〜A9のいずれか)に基づいて、戻り温水の目標温度をC1〜C9のいずれかに決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、非予約時間帯暖房運転状態の場合には、例えばタイマー運転終了時の設定に基づいて、戻り温水の目標温度を決定する。
循環ポンプ制御部165、膨張弁制御部166、および圧縮機制御部167は、上記第1実施形態と同様に、暖房ユニット3に設けられた戻り温度センサ36で検出される戻り温水温度Twが、目標温度決定部163で決定された戻り温水の目標温度に一致する(近づく)ように制御を行う。このとき、循環ポンプ制御部165、膨張弁制御部166、および圧縮機制御部167は、タイマー設定された床暖房パネル4が非予約時間帯暖房運転状態の場合には、室内温度が制限温度Dを超えないように、循環ポンプ33、電動膨張弁13、および圧縮機11をそれぞれ制御する。
<暖房装置101の動作>
本実施形態の暖房装置101の動作は、図5に示すように、室内温度Trが制限温度Dを超えないように、循環ポンプ33、電動膨張弁13および圧縮機11が制御されて、非予約時間帯暖房運転が行われる以外は、上記第1実施形態と同様である。
<暖房装置101の特徴>
本実施形態の暖房装置101では、上記第1実施形態と同様に、圧縮機11の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。その他、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る暖房装置201について説明する。なお、前記第1または第2実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。本実施形態の暖房装置201は、制御部の構成が上記第1実施形態の制御部60と異なっており、その他の構成は第1実施形態と同じである。
暖房装置201では、上記第1実施形態と同様に、タイマー運転が設定された床暖房パネル4は、非予約時間帯に非予約時間帯暖房運転が行われるようになっている。
本実施形態の非予約時間帯暖房運転は、圧縮機11の周波数が、所定の制限周波数Eを超えないように制御する暖房運転である。
本実施形態では、制限周波数Eは予め設定されている。制限周波数Eは、タイマー運転終了時の圧縮機11の周波数を超えないように設定される。圧縮機11の最低周波数を、圧縮機11を駆動可能な最低の周波数とした場合に、制限周波数Eは、圧縮機11の最低周波数の例えば1倍〜2倍の範囲内で設定される。
図6に示すように、暖房装置201の制御部260は、記憶部261と、運転切換部62と、目標温度決定部263と、熱動弁制御部64と、循環ポンプ制御部65と、膨張弁制御部66と、圧縮機制御部267とを備えている。
記憶部261には、設定温度や、制御プログラムや、制御プログラムの実行に必要なデータテーブルなどが記憶されている。さらに、記憶部261には、制限周波数Eが記憶されている。
目標温度決定部263は、通常暖房運転を行うときに、暖房ユニット3における温調水の目標温度を決定する。具体的には、戻り温水の目標温度を決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、通常暖房運転状態の場合には、タイマー設定された床暖房パネル4の設定温度(A1〜A9のいずれか)に基づいて、戻り温水の目標温度をC1〜C9のいずれかに決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、非予約時間帯暖房運転状態の場合には、例えばタイマー運転終了時の設定に基づいて、戻り温水の目標温度を決定する。
循環ポンプ制御部265、膨張弁制御部266、および圧縮機制御部267は、上記第1実施形態と同様に、暖房ユニット3に設けられた戻り温度センサ36で検出される戻り温水温度Twが、目標温度決定部263で決定された戻り温水の目標温度に一致する(近づく)ように制御を行う。このとき、本実施形態の圧縮機制御部267は、タイマー設定された床暖房パネル4が非予約時間帯暖房運転状態の場合には、圧縮機11の周波数が、制限周波数Eを超えないように制御する。
<暖房装置201の動作>
本実施形態の暖房装置201の動作は、図7に示すように、圧縮機11の周波数が制限周波数Eを超えないように非予約時間帯暖房運転が行われる以外は、上記第1実施形態と同様である。
<暖房装置201の特徴>
本実施形態の暖房装置201では、上記第1実施形態と同様に、圧縮機11の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。その他、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る暖房装置301について説明する。なお、前記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。本実施形態の暖房装置301は、制御部の構成が上記第1実施形態の制御部60と異なっており、その他の構成は第1実施形態と同じである。
暖房装置301では、上記第1実施形態と同様に、タイマー運転が設定された床暖房パネル4は、非予約時間帯に非予約時間帯暖房運転が行われるようになっている。
本実施形態の非予約時間帯暖房運転は、暖房装置301の消費電力が、所定の制限値Fを超えないように制御する暖房運転である。
本実施形態では、制限値Fは予め設定されている。制限値Fは、タイマー運転終了時の暖房装置301の消費電力を超えないように設定される。制限値Fは、例えば圧縮機11が最低周波数で駆動された場合における消費電力(最低消費電力)を考慮して、最低消費電力の例えば1倍〜2倍の範囲内に設定される。
図8に示すように、暖房装置301の制御部360は、記憶部361と、運転切換部62と、目標温度決定部363と、熱動弁制御部64と、循環ポンプ制御部365と、膨張弁制御部366と、圧縮機制御部367と、暖房装置301の消費電力を検出する消費電力検出部368とを備えている。
記憶部361には、設定温度や、制御プログラムや、制御プログラムの実行に必要なデータテーブルなどが記憶されている。さらに、記憶部361には、制限値Fが記憶されている。
目標温度決定部363は、暖房ユニット3における温調水の目標温度を決定する。具体的には、戻り温水の目標温度を決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、通常暖房運転状態の場合には、タイマー設定された床暖房パネル4の設定温度(A1〜A9のいずれか)に基づいて、戻り温水の目標温度をC1〜C9のいずれかに決定する。
タイマー設定された床暖房パネル4が、非予約時間帯暖房運転状態の場合には、例えばタイマー運転終了時の設定に基づいて、戻り温水の目標温度を決定する。
循環ポンプ制御部365、膨張弁制御部366、および圧縮機制御部367は、上記第1実施形態と同様に、暖房ユニット3に設けられた戻り温度センサ36で検出される戻り温水温度Twが、目標温度決定部363で決定された戻り温水の目標温度に一致する(近づく)ように制御を行う。このとき、循環ポンプ制御部365、膨張弁制御部366、および圧縮機制御部367は、タイマー設定された床暖房パネル4が非予約時間帯暖房運転状態の場合には、消費電力検出部368で検出された暖房装置301の消費電力が、制限値Fを超えないように、循環ポンプ33、電動膨張弁13、および圧縮機11をそれぞれ制御する。
<暖房装置301の動作>
本実施形態の暖房装置301の動作は、図9に示すように、循環ポンプ33、電動膨張弁13および圧縮機11が、暖房装置301の消費電力が制限値Fを超えないように、非予約時間帯暖房運転が行われる以外は、上記第1実施形態と同様である。
<暖房装置301の特徴>
本実施形態の暖房装置301では、上記第1実施形態と同様に、圧縮機11の信頼性を向上できると共に、非予約時間帯暖房運転時における消費電力を抑えることができる。その他、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
上記第1〜第4実施形態では、暖房装置1の2つの床暖房パネル4の一方についてタイマー運転が設定され、他方の床暖房パネル4については暖房運転が行われない場合について説明したが、第1実施形態のリモコン5の説明で述べた通り、2つの床暖房パネル4に対してそれぞれタイマー運転を設定(予約時間帯を予約)することが可能である。この場合、非予約時間帯は、2つの床暖房パネル4のいずれに対しても予約時間帯が予約されない時間帯である。例えば、床暖房パネル4Aについて18時から22時のタイマー運転が設定され、床暖房パネル4Bについて6時から10時のタイマー運転が設定された場合には、22時から6時、および10時から18時の時間帯が、それぞれ、非予約時間帯となる。非予約時間帯においては、上記第1〜第4実施形態と同様の非予約時間帯暖房運転が行われる。
以上、本発明の第1〜第4実施形態について説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記第3実施形態の暖房装置301では、非予約時間帯暖房運転は消費電力に基づいて制御しているが、消費電力に代えて、暖房装置301に供給される電流値に基づいて制御してもよい。つまり、電流値が所定の制限値Gを超えないように制御してもよい。制限値Gは、タイマー運転終了時の暖房装置301に供給される電流値を超えないように設定される。制限値Gは、例えば圧縮機11が最低周波数で駆動された場合における電流値(最低電流値)を考慮して、最低電流値の例えば1倍〜2倍の範囲内に設定される。
上記第1〜第4実施形態およびその変更例では、非予約時間帯暖房運転における床暖房パネル4の制限温度B、室内温度の制限温度D、圧縮機の制限周波数E、消費電力の制限値F、電流値の制限値G(これらをまとめて閾値とする)は、予め設定されているが、変更可能であってもよい。例えば、記憶部61に複数の閾値が記憶されており、リモコン5によって複数の閾値の中から選択できるようになっていてもよい。
第1実施形態の場合、直前のタイマー運転終了時の設定温度よりも所定温度だけ低い温度を、制限温度Bに設定するようになっていてもよい。第2実施形態の場合、直前のタイマー運転終了時の室内温度よりも所定温度だけ低い温度を、制限温度Dに設定するようになっていてもよい。第3実施形態の場合、直前のタイマー運転終了時の圧縮機の周波数よりも所定値だけ低い周波数を、制限周波数Eに設定するようになっていてもよい。第4実施形態の場合、直前のタイマー運転終了時の消費電力よりも所定値だけ低い消費電力を、制限値Fに設定するようになっていてもよい。第4実施形態の変形例の場合、直前のタイマー運転終了時の電流値よりも所定値だけ低い電流値を、制限値Gに設定するようになっていてもよい。
上記第1実施形態の非予約時間帯暖房運転は、床暖房パネル4の温度に上限を設けて制御しているが、上限と下限を設けて制御してもよい。即ち、床暖房パネル4の温度が、所定の下限温度以上で、且つ、制限温度Bを超えないように制御してもよい。下限温度は予め所定の値に設定されていてもよく、リモコン5によって変更可能であってもよく、制御部によって外気温度等に応じて変更されるようになっていてもよい。
上記第2実施形態の非予約時間帯暖房運転は、室内温度に上限を設けて制御しているが、上限と下限を設けて制御してもよい。即ち、室内温度が、所定の下限温度以上で、且つ、制限温度Dを超えないように制御してもよい。下限温度は予め所定の値に設定されていてもよく、リモコン5によって変更可能であってもよく、制御部によって外気温度等に応じて変更されるようになっていてもよい。
また、上記第3実施形態の非予約時間帯暖房運転における圧縮機の周波数の制御についても同様に、上限(制限周波数E)だけでなく、下限を設けてもよい。下限値は、最低周波数以上の値とする。
また、上記第4実施形態における消費電力に基づく制御についても同様に、上限(制限値F)だけでなく、下限を設けてもよい。下限値は、圧縮機11が最低周波数で駆動されたときの最低消費電力以上の値とする。第4実施形態の変更例の電流値に基づく制御についても同様に、下限を設けてもよい。
循環ポンプ制御部65、165、265、365は、タイマー設定された床暖房パネル4が非予約時間帯暖房運転状態の場合には、循環ポンプ33の回転数が常に最低回転数になるように制御してもよい。これにより、消費電力を抑えることができる。
上記第1〜第4実施形態では、制御部は、暖房ユニット3の戻り管42を流れる戻り温水の目標温度を決定し、戻り温度センサ36で検出される戻り温水温度Twが目標温度になるように制御(戻り水温制御)を行っているが、往き管41を流れる往き温水の目標温度を決定し、往き温度センサ35で検出される戻り温水温度がこの目標温度になるように制御(往き水温制御)を行ってもよい。
上記第1〜第4実施形態では、熱動弁34は、オンオフ制御される開閉弁であるが、この熱動弁34に代えて、開度を全開と全閉の間の複数位置に調整できる開閉弁を使用し、開度を制御することで、床暖房パネル4に供給される温水の流量を調整してもよい。
上記第1〜第4実施形態の暖房装置では、1つの暖房ユニット3に対して、床暖房パネル4が2つ接続されているが、1つだけ接続されていてもよい。また、3つ以上の床暖房パネル4が接続されていてもよい。
上記第1〜第4実施形態の暖房装置では、1つの室外機(ヒートポンプユニット)2に対して、暖房ユニット3が1つだけ接続されているが、2つ以上の暖房ユニット3が接続されていてもよい。また、1つの室外機2に対して、1つまたは複数の暖房ユニット3と、1つまたは複数の空気調和機が接続されていてもよい。空気調和機は、空気熱交換器とファンとを備え、暖房運転と冷房運転の両方を行う装置である。冷房運転を行う場合には、暖房ユニット3に供給する冷媒量を調整するための電動膨張弁13を閉じた状態で、四路切換弁14を図1中破線で示す状態に切り換える。
本発明を利用すれば、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
1 暖房装置
2 室外機(ヒートポンプユニット)
3 暖房ユニット
4 床暖房パネル(暖房端末)
5 リモコン(予約手段、決定手段)
11 圧縮機
33 循環ポンプ
60 制御部(制御手段)

Claims (11)

  1. 圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、
    通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、
    前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における前記暖房端末の目標温度よりも低い目標温度に基づく非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする暖房装置。
  2. 前記非予約時間帯暖房運転時の複数の目標温度を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の目標温度のいずれかを決定する決定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、前記決定手段で決定された目標温度に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載の暖房装置。
  3. 圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、
    通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、
    前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、前記暖房端末が設置される室内温度が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における室内温度を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする暖房装置。
  4. 前記非予約時間帯暖房運転時の室内温度についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、前記暖房端末が設置される室内温度が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする請求項3に記載の暖房装置。
  5. 圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、
    通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、
    前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、前記圧縮機の周波数が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における周波数を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする暖房装置。
  6. 前記非予約時間帯暖房運転時の前記圧縮機の周波数についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、前記圧縮機の周波数が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする請求項5に記載の暖房装置。
  7. 圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、
    通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、
    前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、暖房運転による消費電力が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における消費電力を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする暖房装置。
  8. 前記非予約時間帯暖房運転運転時の消費電力についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、暖房運転による消費電力が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする請求項7に記載の暖房装置。
  9. 圧縮機を有するヒートポンプユニットと、前記ヒートポンプユニットに接続され且つ温調水の温度を調整する暖房ユニットと、前記暖房ユニットから温調水が供給される暖房端末とを備えた暖房装置であって、
    通常暖房運転が自動的に行われる複数の予約時間帯を予約する予約手段と、
    前記ヒートポンプユニット及び前記暖房ユニットを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段が、前記予約手段で予約された複数の予約時間帯以外の非予約時間帯において、暖房運転時の電流値が、当該非予約時間帯の直前の予約時間帯の通常暖房運転終了時における電流値を超えない非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする暖房装置。
  10. 前記非予約時間帯暖房運転運転時の電流値についての複数の制限値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記複数の制限値のいずれかを決定する決定手段とを有し、
    前記制御手段は、前記非予約時間帯暖房運転時に、暖房運転時の電流値が、前記決定手段で決定された制限値を超えないように制御することを特徴とする請求項9に記載の暖房装置。
  11. 前記制御手段は、前記暖房ユニットに含まれる循環ポンプの回転数が、常に最低回転数になるように非予約時間帯暖房運転を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の暖房装置。
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