JP2012179084A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Fumio Mochizuki
史生 望月
Takeshi Fukazawa
雄志 深澤
Kenichi Unayama
憲一 宇南山
Kazuto Nakada
一人 中田
Takatoshi Okumura
貴敏 奥村
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Abstract

【課題】バッテリー電源の充電残量が、使用者が望む使用態様で超音波診断装置を駆動させるために十分かどうかを判断できる超音波診断装置を提供する。
【解決手段】実施形態に記載の超音波診断装置は、超音波診断装置へ電力を供給するバッテリー電源を有する。また入力部により、装置使用時間を入力が入力される。また電流計測部は、バッテリー電源の出力電流を計測する。また、算出部は、バッテリー電源の出力電流に基づいて、バッテリー電源の充電残量が所定の閾値に達するまでの経過時間を算出する。また比較部は、装置使用時間と経過時間とを比較する。また報知部は、所定の報知情報を出力する。また制御部は、比較部により装置使用時間が経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、報知情報を出力させるよう報知部を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、超音波プローブに内蔵された超音波振動子が発生する超音波パルスを被検体内に放射する。そして、被検体組織の音響インピーダンスの差異によって生ずる反射波を超音波振動子により受信する。更にその受信した信号を解析することにより、被検体内の様々な情報を収集することができるものである。
また超音波診断装置は、反射波の強さを明るさの強弱に変換して画像表示させるB(Brightness)モードや、Bモード画像にカラーの血流像を重ねてリアルタイムに表示させるカラードプラモード等、様々な超音波走査モードを有している。
ここで、超音波診断装置には、検査室等に常時据え置いた状態で使用されるもの以外に、往診や救急医療に際して携帯できるものや、病室のベットサイド等に移動できるものがある。
このような超音波診断装置では、従来の商用電源に替わって可搬性に優れた充電式のバッテリー電源が用いられる。この明細書では、このようなバッテリー電源を用いる超音波診断装置を「バッテリー駆動型超音波診断装置」という。
特開2005−323845号公報 特開2009−273517号公報
バッテリー駆動型超音波診断装置は、バッテリー電源からの電力供給により駆動している。つまりバッテリー駆動型超音波診断装置は、バッテリー電源の充電残量が0[mAh]になると使用できなくなる。
従って、使用者が超音波診断装置を使用する時間よりもバッテリー電源の充電残量が0[mAh]になるまでの時間が短い場合には、使用者が超音波走査等をしている最中で電力供給が途切れてしまう可能性がある。このような場合には、超音波生体画像観測が完了する前であっても生体画像の表示などができなくなることから、特に救急医療や手術の現場において問題があった。
また使用者が選択する走査モード及び/または走査条件(送信電圧、送信波数、開口等)によっては、同じバッテリー電源の充電残量であっても電力供給が出来ないケースも生じる。これは走査モード及び/または走査条件(送信電圧、送信波数、開口等)により使用される電力量が異なっているからである。
実施形態では、上記課題を解決するために、バッテリー電源の充電残量が、使用者が望む使用態様で超音波診断装置を駆動させるために十分かどうかを判断できる超音波診断装置について説明を行う。なお「使用態様」とは、超音波診断装置を使用する条件を意味する。例えば使用時間や走査モード及び/または走査条件(送信電圧、送信波数、開口等)である。
上記課題を解決するために、実施形態に記載の超音波診断装置は、超音波診断装置へ電力を供給するバッテリー電源を有する。また入力部により、装置使用時間を入力が入力される。また電流計測部は、バッテリー電源の出力電流を計測する。また、算出部は、バッテリー電源の出力電流に基づいて、バッテリー電源の充電残量が所定の閾値に達するまでの経過時間を算出する。また比較部は、装置使用時間と経過時間とを比較する。また報知部は、所定の報知情報を出力する。また制御部は、比較部により装置使用時間が経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、報知情報を出力させるよう報知部を制御する。
第1実施形態に係る超音波診断装置のブロック図である。 第1実施形態に係る超音波診断装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る超音波診断装置のブロック図である。 第2実施形態に係る超音波診断装置の動作を示すフローチャートである。 第1、第2実施形態の変形例に係る超音波診断装置の動作を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る超音波診断装置のブロック図である。 第3実施形態に係るテーブルの一例である。 第4実施形態に係る超音波診断装置のブロック図である。
<第1実施形態>
図1から図3を用いて第1実施形態に係る超音波診断装置1の構成について説明する。本実施形態を含む以下の実施形態における超音波診断装置1は、バッテリー駆動型超音波診断装置である。バッテリー駆動型超音波診断装置には、屋外での救急医療等に使用するために持ち運び可能な所謂、携帯型だけでなく、病院内のみで使用される据え置き型も含まれる。
本実施形態を含む以下の実施形態において、「装置使用時間」とは、超音波診断装置の使用者が希望する使用時間をいう。「経過時間」とは、ある時点からバッテリー電源7の充電残量が所定の閾値に達するまでの時間をいう。ここで閾値は、バッテリー電源7の使用が可能かどうかを判断するための値である。例えば、閾値としてバッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になる時間を閾値として用いることが可能である。「バッテリー電源の充電残量」とは、ある時点におけるバッテリー電源の電圧、或いは電力量をいう。「バッテリー電源使用時間」とは、バッテリー電源が実際に使用された時間をいう。「省電力モード(第2電力モード)」とは、あるモード(第1電力モード)に対して超音波診断装置を駆動させる際の電力消費が少ないモードをいう。「超音波走査モード」とは、所定の表示モードで超音波診断画像を表示させるために超音波診断装置を駆動させる方法(表示方法も含む)をいう。所定の表示モードには、例えばBモードやカラードプラモードがある。「必要電力量」とは、装置使用時間に消費される電力量をいう。「変動要因」とは、経過時間が短くなる要因またはバッテリー放電容量[mAh]が少なくなる要因をいう。「バッテリー電源の周辺温度」とは、バッテリー電源周辺(超音波診断装置の内外は不問)の温度、或いはバッテリー電源そのものの温度をいう。
<装置構成>
図1に示す通り、超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信部3、信号処理部4、画像生成部5、表示部6、バッテリー電源7、入力部8、算出部9、比較部10、報知部11、制御部12、記憶部13、及び電流計測部14を含んで構成されている。
超音波プローブ2は被検体に対して超音波を送信し、被検体からの反射波を受信する。超音波プローブ2は超音波を送受信するための振動子(図示なし)を有している。
送受信部3は、超音波プローブ2の振動子に対して、超音波を発生させるための駆動信号を送る。また送受信部3は、超音波プローブ2の振動子から得られる受信信号に対して整相加算処理等を行い、信号処理部4に送る。
信号処理部4は、送受信部3から送られた受信信号に対して各種の信号処理を行う。例えば、Bモード画像を形成する場合には、信号処理部4は検波、ゲイン調整、対数圧縮、及びエッジ強調等の処理を行う。
画像生成部5は、信号処理部4で信号処理がされた受信信号に対して画像生成に関する処理を行う。画像生成部5により、超音波画像信号が構築される。この超音波画像信号に基づいて、表示部6に超音波画像が表示される。
バッテリー電源7は、超音波診断装置1の各種構成を動作させるための電力を供給する。超音波診断装置1に設けられたバッテリー電源7は交換可能となっている。
入力部8は、超音波診断装置1に対して各種動作を実行させるための入力指示を行うために用いられる。入力部8は、例えばキーボードやタッチパネル等を含む。特に携帯型のバッテリー駆動型超音波診断装置では、入力部8としてタッチパネルが用いられることが多い。本実施形態では、入力部8により装置使用時間を入力することができる。
算出部9は、バッテリー電源7の充電残量に基づいて経過時間を算出する。具体的に、算出部9は電流計測部14(後述)によりバッテリー出力電流[mA]を取得する。また記憶部13(後述)よりバッテリー放電容量[mAh]を読み出す。
バッテリー放電容量は、バッテリー電源7の種類毎に固有の情報である。例えば、バッテリー放電容量は、バッテリーを作成した会社等から提示される仕様値である。
また算出部9は、現在時刻までのバッテリー出力電流[mA]を積算し、その積算した値をバッテリー放電容量[mAh]から減算することで、現在時刻におけるバッテリー充電残量[mAh]を求める。そして、算出部9は、バッテリー電源7の充電残量[mAh]を現在時刻のバッテリー出力電流[mA]で除算することで、バッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間を算出する。算出部9は、算出された経過時間を比較部10に送信する。
また、超音波診断装置1の起動前のバッテリー電源7の充電残量が最大でない場合(つまりバッテリー電源7がフル充電でない場合)にはバッテリーエラー状態として警告を行うことも可能である。この場合には、例えば特開平9−27346号公報に記載の公知技術を応用することができる。
比較部10は、入力部8で入力された装置使用時間と算出部9で算出された経過時間とを比較する。具体的に、比較部10は装置使用時間が経過時間を超えるか否かの判断を行う。ここで装置使用時間が経過時間を超える場合とは、装置使用時間だけ超音波診断装置1を使用するために必要な電力量がバッテリー電源7の残量(電力量)を超えているということである。つまり、超音波診断装置1を使用者が望む時間だけ駆動させることができないということである。この場合、比較部10はその比較結果を制御部12に送信する。
報知部11は、所定の報知情報を出力する。所定の報知情報とは例えば警告音や警告メッセージ等、使用者に対して超音波診断装置1を望む時間だけ駆動させることができない旨を知らせる情報である。警告メッセージとしては、例えば「電力モードの切り換え」、「装置使用時間の短縮」或いは「バッテリー電源7の交換」を促すメッセージが表示部6に表示される。このように報知情報として警告メッセージを用いる場合には、報知部11には表示部6も含まれる。
制御部12は、超音波診断装置1が有する各構成部分の動作制御を行う。本実施形態において制御部12は、比較部10により装置使用時間が経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、報知情報を出力させるよう報知部11を制御する。制御部12の制御に基づき、報知部11は報知情報を出力する。例えば報知情報が警告音の場合、制御部12はスピーカー(図示なし)等を通じて警告音を発信させる。また報知情報が警告メッセージの場合、制御部12は表示部6に対して報知情報を送信してこれを表示させる。
なお、上記説明では装置使用時間が経過時間を超える場合のみ、比較部10がその比較結果を制御部12に送信する構成について説明したがこれに限られない。例えば装置使用時間が経過時間を超えない場合(すなわち、超音波診断装置1を装置使用時間の間、駆動させることができる場合)にも、その比較結果を制御部12に送信する。そして制御部12が、報知部11に対して「使用可能」という情報を出力するよう制御を行うことも可能である。当該情報は例えば表示部6にメッセージとして表示される。使用者は表示部6に表示された情報を確認することで超音波診断装置1が使用可能であることを認識できる。
記憶部13は、超音波診断装置1で撮影された画像情報や、バッテリー電源7の放電容量等、種々の情報を記憶する。
電流計測部14は、バッテリー電源7の出力電流を計測し、当該出力電流の値を算出部9に送信する。
<超音波診断装置の動作>
次に図2を参照して本実施形態に係る超音波診断装置1の動作について述べる。具体的には、装置使用時間の間、バッテリー駆動型の超音波診断装置1が使用できるかどうかを確かめる場合の動作について説明を行う。
まず使用者は、入力部8を用いて装置使用時間の入力を行う。入力部8は入力された装置使用時間を示す情報を比較部10に送る(S10)。
装置使用時間の入力が行われると、算出部9はバッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間を算出する(S11)。算出部9は、算出された経過時間を示す情報を比較部10に送る。
比較部10は、S10で得られた装置使用時間と、S11で得られた経過時間とを比較する(S12)。
S12において装置使用時間が経過時間を超えていると判断された場合(S13でYの場合)、制御部12は、報知情報を出力させるよう報知部11を制御する(S14)。本実施形態においては制御部12の制御に基づき、報知情報としての警告メッセージが表示部6に表示される。
一方、S12において経過時間が装置使用時間以上であると判断された場合(S13でNの場合)、バッテリー電源7の残量で使用者の望む使用時間を確保できる。従って制御部12は、超音波診断装置1による超音波診断が開始できるよう各種構成を制御する(S15)。
またS13でNの場合、制御部12が経過時間を表示部6に表示させることも可能である。この場合、使用者は超音波診断装置1を使用できる時間を容易に把握することが可能となる。
<第1実施形態の作用効果>
本実施形態によれば、超音波診断装置1はバッテリー電源7を有する。使用者が超音波診断装置1の使用を望む装置使用時間が入力部8により入力される。算出部9は、電流測定部14の測定結果に基づいて、バッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間を算出する。比較部10は、装置使用時間と経過時間とを比較する。報知部11は、所定の報知情報を出力する。比較部10により装置使用時間が経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、制御部12は報知情報を出力させるよう報知部11を制御する。
従って使用者が望む使用態様で超音波診断装置1を駆動させるためにバッテリー電源7の充電残量が十分かどうかを判断できる。
更に本実施形態によれば、報知部11は表示部6を有する。そして制御部12が表示部6に報知情報として所定の警告メッセージを表示させる。
従って使用者が望む使用態様で超音波診断装置1を駆動させるためにバッテリー電源7の充電残量が十分かどうかについて、表示部6を介して容易に判断できる。
<第2実施形態>
図3、図4を用いて第2実施形態に係る超音波診断装置1の構成について説明する。第1実施形態と同様の構成も多いため、異なる構成について詳細な説明を行う。
<装置構成>
図3に示す通り、超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信部3、信号処理部4、画像生成部5、表示部6、バッテリー電源7、入力部8、算出部9、比較部10、制御部12、記憶部13、電流計測部14、及び切換部15を含んで構成されている。
切換部15は、第1電力モード(通常モード)と、第1の電力モードよりも電力消費が少ない第2電力モード(省電力モード)とを切り換える。電力モードは第1、第2には限られず、消費電力の違う複数のモードが設けられてもよい。その場合、切換部15は複数の電力モードを択一的に切り換える。
なお省電力モードの具体的な動作については、特開2003−175035号公報等に記載の公知技術を応用することが可能である。
本実施形態における制御部12は、比較部10により装置使用時間が経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、切換部15を制御して、通常モードから省電力モードに切り換えさせる制御を行う。
<超音波診断装置の動作>
次に図4を参照して本実施形態に係る超音波診断装置1の動作について述べる。具体的には、装置使用時間の間、バッテリー駆動型の超音波診断装置1が使用できるかどうかを確かめる場合の動作について説明を行う。また本実施形態における超音波診断装置1は通常モードがデフォルトで設定されているものとする。
まず使用者は、入力部8を用いて装置使用時間を入力する。入力部8は入力された装置使用時間を示す情報を比較部10に送る(S20)。
装置使用時間の入力が行われると、算出部9はバッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間(通常モードにおける経過時間)を算出する(S21)。算出部9は、算出された経過時間を示す情報を比較部10に送る。経過時間の算出方法については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
比較部10は、S20で得られた装置使用時間と、S21で得られた経過時間とを比較する(S22)。
S22において装置使用時間が経過時間を超えていると判断された場合(S23でYの場合)、通常モード下では使用者が望む装置使用時間で超音波診断装置1を使用できないことになる。この場合、制御部12は通常モードから省電力モードに切り換えるよう切換部15を制御する(S24)。バッテリー電源7の電力消費が少なくなることにより経過時間が延びることとなる。よって通常モードでは装置使用時間が経過時間を超える場合であっても、省電力モードでは装置使用時間(或いは装置使用時間により近い時間)を確保できる場合がある。
一方、S22において経過時間が装置使用時間以上であると判断された場合(S23でNの場合)、通常モード下であっても使用者の望む使用時間を確保できる。従って制御部12は、超音波診断装置1による超音波診断が開始できるよう各種構成を制御する(S25)。
<第2実施形態の作用効果>
本実施形態によれば、超音波診断装置1はバッテリー電源7を有する。使用者が超音波診断装置1の使用を望む装置使用時間が入力部8により入力される。算出部9は、電流測定部14の測定結果に基づいて、バッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間を算出する。比較部10は、装置使用時間と経過時間とを比較する。切換部15は、通常モードと、省電力モードとを切り換える。制御部12は、比較部10により装置使用時間が経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、切換部15を制御して、省電力モードに切り換えさせる。
従って使用者が望む使用態様で超音波診断装置1を駆動させるためにバッテリー電源7の充電残量が十分かどうかを判断できる。更に、十分でないと判断された場合には電力モードを切り換えることにより使用者が望む使用態様の実現を図ることができる。
<第1実施形態及び第2実施形態の変形例>
第1実施形態と第2実施形態の構成を合わせて有する超音波診断装置の構成も可能である。
すなわち超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信部3、信号処理部4、画像生成部5、表示部6、バッテリー電源7、入力部8、算出部9、比較部10、報知部11、制御部12、記憶部13、電流計測部14、及び切換部15を含んで構成されている。各構成の動作は第1、第2実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
図5を参照して本変形例に係る超音波診断装置1の動作について述べる。具体的には、装置使用時間の間、バッテリー駆動型の超音波診断装置1が使用できるかどうかを確かめる場合の動作について説明を行う。また本実施形態における超音波診断装置1は通常モードがデフォルトで設定されているものとする。
まず使用者は、入力部8を用いて装置使用時間の入力を行う。入力部8は入力された装置使用時間を示す情報を比較部10に送る(S30)。
入力部8による装置使用時間の入力が行われると、算出部9は通常モードにてバッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間を算出する(S31)。算出部9は、算出された経過時間を示す情報を比較部10に送る。経過時間の算出方法については第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
比較部10は、S30で得られた装置使用時間と、S31で得られた経過時間とを比較する(S32)。
S32において装置使用時間が経過時間を超えていると判断された場合(S33でYの場合)、制御部12は、通常モードから省電力モードに切り換えるよう切換部15を制御する(S34)。そして、算出部9は、省電力モードにて経過時間を算出する(S35)。その算出方法はS31と同様である。
比較部10は、S35で算出された経過時間と、装置使用時間とを比較する(S36)。
S36においても装置使用時間が経過時間を超えていると判断された場合(S37でYの場合)、省電力モード下でも装置使用時間の間、超音波診断装置1を使用できないことになる。この場合、制御部12は報知情報を出力させるよう報知部11を制御する(S38)。
S35において経過時間が装置使用時間以上と判断された場合(S37でNの場合)、省電力モード下では装置使用時間を確保できることになる。従って、制御部12は、省電力モード下で超音波診断装置1による超音波診断を開始できるように、各種構成を制御する(S39)。
またS32において経過時間が装置使用時間以上であると判断された場合(S33でNの場合)、通常モード下であっても使用者の望む使用時間を確保できる。従って制御部12は、超音波診断装置1による超音波診断が開始できるよう各種構成を制御する(S40)。
<第1実施形態及び第2実施形態の変形例の作用効果>
本実施形態によれば、超音波診断装置1はバッテリー電源7を有する。使用者が超音波診断装置1の使用を望む装置使用時間が入力部8により入力される。算出部9は、電流測定部14の測定結果に基づいて、バッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間を算出する。比較部10は、装置使用時間と経過時間とを比較する。報知部11は、所定の報知情報を出力する。切換部15は、第1電力モードと、第1電力モードよりも電力消費が少ない第2電力モードとを切り換える。制御部12は、比較部10により装置使用時間が経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、通常モードから省電力モードに切り換えるよう切換部15を制御する。そして、省電力モードにて経過時間を算出させるよう算出部9を制御し、省電力モードにおける経過時間と装置使用時間とを比較するよう比較部10を制御し、装置使用時間が省電力モードにおける経過時間を超えているとの比較結果が得られた場合、報知情報を出力させるよう報知部11を制御する。
従ってバッテリー電源7の充電残量が、通常モード下で使用者が望む使用態様で超音波診断装置1を駆動させるために十分かどうかを判断できる。更に十分でないと判断された場合であっても、省電力モード下で使用者が望む使用態様で超音波診断装置1を駆動可能かどうか判断できる。
<第3実施形態>
図6、図7を参照して第3実施形態に係る超音波診断装置1の構成について説明する。第1実施形態と同様の構成も多いため、異なる点について詳細に述べる。
<装置構成>
図6に示す通り、超音波診断装置1は、算出部9が推定部16を含む構成となっている。
推定部16は、経過時間の変動要因(経過時間が短くなる要因)に基づいて、バッテリー電源7の性能低下を推定する。本実施形態では、変動要因がバッテリー電源使用時間であるとして説明を行う。なお、経過時間の変動要因として、バッテリー電源7の充電回数、またはバッテリー電源7の使用回数もある。これらバッテリー電源使用時間、バッテリー電源7の充電回数、及びバッテリー電源7の使用回数を含め「経時劣化情報」という。
バッテリー電源使用時間は例えば記憶部13に記憶されている。記憶部13は、経時劣化情報をバッテリー電源性能等と関連付けたテーブルAとして記憶している(図7参照)。図7に示すようにテーブルAは、バッテリー電源使用時間が0h〜100hの場合にはバッテリー電源7の性能は劣化していない(劣化度0)、バッテリー電源使用時間が101h〜200hの場合にはバッテリー電源7の性能は10%劣化している(劣化度10)・・・バッテリー電源使用時間がMh〜Nhの場合にはバッテリー電源7の性能はX%劣化している(劣化度X)となっている。またテーブルAには、各劣化度にバッテリー電源7の放電容量C1、C2・・・・Cnが対応付けられている。劣化度が高くなるほど放電容量は小さくなる。
つまり本実施形態において、推定部16はバッテリー電源使用時間に関連付けられたバッテリー性能の劣化度を記憶部13に記憶されたテーブルで特定することでバッテリー電源7の性能低下を推定する。
本実施形態において算出部9は、推定部16で推定された性能低下とバッテリー電源7の充電残量から経過時間を算出する。具体的に算出部9は、電流計測部14よりバッテリー出力電流[mA]を取得する。また、算出部9は、テーブルAを用いて推定部16で推定された劣化度に対応する放電容量を読み出す。放電容量は記憶部13に記憶されている。算出部9は、現在時刻までのバッテリー出力電流[mA]を積算し、その積算した値をバッテリー放電容量[mAh]から減算することで、現在時刻におけるバッテリー充電残量[mAh]を求める。そして、算出部9は、バッテリー電源7の充電残量[mAh]を現在時刻のバッテリー出力電流[mA]で除算することで、バッテリー電源7の充電残量が0[mAh]になるまでの経過時間を算出する。算出部9は、算出された経過時間を比較部10に送信する。
<超音波診断装置の動作>
本実施形態に係る超音波診断装置1の動作は、第1実施形態の動作とほぼ同じである。但し本実施形態では、経過時間を算出する際(第1実施形態のS11)に用いる放電容量が経時劣化情報によって変化する。
なお、上記説明では第1実施形態の構成をベースに説明したがこれに限られない。上記第1〜第2実施形態で説明した超音波診断装置1に第3実施形態の構成を組み合わせることが可能である。
<第3実施形態の作用効果>
本実施形態によれば、算出部9は経過時間の変動要因に基づいて、バッテリー電源の性能低下を推定する推定部16を有する。そして算出部9は、推定部16で推定された性能低下とバッテリー電源7の充電残量から経過時間を算出する。
更に本実施形態によれば、記憶部13が変動要因として、バッテリー電源7の性能と関連付けられた経時劣化情報を記憶する。推定部16は、経時劣化情報に関連付けられたバッテリー電源7の性能に基づいて性能低下を推定する。そして算出部9は、推定部16で推定された性能低下と残量とに基づいて、経過時間を算出する。
従ってバッテリー電源7の経時劣化等の経過時間の変動要因を加味した上で、使用者が望む使用態様で超音波診断装置1を駆動させるために十分かどうかを判断できる。つまりバッテリー電源7自体の性能が低下している場合であっても、その性能低下を考慮して超音波診断装置1を使用するか否かの判断ができる。
<第4実施形態>
図8を参照して第4実施形態に係る超音波診断装置1の構成について説明する。第3実施形態と同様の構成も多いため、異なる点について詳細に述べる。
<装置構成>
図8に示す通り、超音波診断装置1は、温度検出部17を含む構成となっている。
温度検出部17は、変動要因としてバッテリー電源の周辺温度を検出する機能を有している。一般に低温であればバッテリー電源7の電圧が低くなる。従って消費できる電力量は少なくなる。
本実施形態では、記憶部13が第3実施形態のバッテリー電源使用時間(経時劣化情報)の代わりに温度検出部17で検出される温度とバッテリー電源7の性能とを関連付けたテーブルを記憶している。
つまり本実施形態において、推定部16は、温度検出部17で検出された温度に対応するバッテリー性能の劣化度を記憶部13に記憶されたテーブルで特定することでバッテリー電源7の性能低下を推定する。
<超音波診断装置の動作>
本実施形態に係る超音波診断装置1の動作は、第3実施形態の動作とほぼ同じである。但し本実施形態では、経過時間を算出する際(第1実施形態のS11)に用いる放電容量が温度検出部17により検出された温度によって変化する。
なお、上記説明では第1実施形態の構成をベースに説明したがこれに限られない。上記第1〜第3実施形態で説明した超音波診断装置1に第4実施形態の構成を組み合わせることが可能である。
<第4実施形態の作用効果>
本実施形態によれば、温度検出部17が変動要因としてバッテリー電源7の周辺温度を検出する。推定部16は、温度検出部17で検出された温度に関連付けられたバッテリー電源7の性能に基づいて性能低下を推定する。そして算出部9は、推定部16で推定された性能低下と残量とに基づいて経過時間を算出する。
従ってバッテリー電源の周辺温度による経過時間の変動を加味した上で、使用者が望む使用態様で超音波診断装置1を駆動させるために十分かどうかを判断できる。つまり温度変化によりバッテリー電源7の性能が低下している場合であっても、その性能低下を考慮して超音波診断装置1を使用するか否かの判断ができる。
<各実施形態に共通の事項>
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 超音波診断装置
2 超音波プローブ
3 送受信部
4 信号処理部
5 画像生成部
6 表示部
7 バッテリー電源
8 入力部
9 算出部
10 比較部
11 報知部
12 制御部
13 記憶部
14 電流計測部

Claims (7)

  1. 超音波診断装置へ電力を供給するバッテリー電源と、
    装置使用時間を入力するための入力部と、
    前記バッテリー電源の出力電流を計測する電流計測部と、
    前記バッテリー電源の出力電流に基づいて、前記バッテリー電源の充電残量が所定の閾値に達するまでの経過時間を算出する算出部と、
    前記装置使用時間と前記経過時間とを比較する比較部と、
    所定の報知情報を出力する報知部と、
    前記比較部により前記装置使用時間が前記経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、前記報知情報を出力させるよう前記報知部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 超音波診断装置へ電力を供給するバッテリー電源と、
    装置使用時間を入力するための入力部と、
    前記バッテリー電源の出力電流を計測する電流計測部と、
    前記バッテリー電源の出力電流に基づいて、前記バッテリー電源の充電残量が所定の閾値に達するまでの経過時間を算出する算出部と、
    前記装置使用時間と前記経過時間とを比較する比較部と、
    第1電力モードと、前記第1の電力モードよりも電力消費が少ない第2電力モードとを切り換える切換部と、
    前記比較部により前記装置使用時間が前記経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、前記切換部を制御して前記第2電力モードに切り換えさせる制御部と、
    を有することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 前記算出部は、
    前記経過時間の変動要因に基づいて、前記バッテリー電源の性能低下を推定する推定部を有し、
    前記推定部で推定された性能低下と前記残量とに基づいて前記経過時間を算出することを特徴とする請求項1または2記載の超音波診断装置。
  4. 前記変動要因として、前記バッテリー電源の性能と関連付けられた経時劣化情報を記憶する記憶部を有し、
    前記推定部は、前記経時劣化情報に関連付けられた前記バッテリー電源の性能に基づいて前記性能低下を推定し、
    前記算出部は、前記推定部で推定された性能低下と前記残量とに基づいて前記経過時間を算出することを特徴とする請求項3記載の超音波診断装置。
  5. 前記変動要因として、前記バッテリー電源の周辺温度を検出する温度検出部を有し、
    前記推定部は、前記温度検出部で検出された温度に関連付けられた前記バッテリー電源の性能に基づいて前記性能低下を推定し、
    前記算出部は、前記推定部で推定された性能低下と前記残量とに基づいて前記経過時間を算出することを特徴とする請求項3記載の超音波診断装置。
  6. 前記報知部は、表示部を有し、
    前記制御部は、前記表示部に前記報知情報として所定の警告メッセージを表示させることを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  7. 超音波診断装置へ電力を供給するバッテリー電源と、
    装置使用時間を入力するための入力部と、
    前記バッテリー電源の出力電流を計測する電流計測部と、
    前記バッテリー電源の出力電流に基づいて、前記バッテリー電源の充電残量が所定の閾値に達するまでの経過時間を算出する算出部と、
    前記装置使用時間と前記経過時間とを比較する比較部と、
    所定の報知情報を出力する報知部と、
    第1電力モードと、前記第1の電力モードよりも電力消費が少ない第2電力モードとを切り換える切換部と、
    前記比較部により前記装置使用時間が前記経過時間を超えるとの比較結果が得られた場合、前記第2電力モードにおける前記経過時間を算出させるよう前記算出部を制御し、前記第2電力モードにおける前記経過時間と前記装置使用時間とを比較するよう前記比較部を制御し、前記比較部により前記装置使用時間が前記第2電力モードにおける前記経過時間を超えているとの比較結果が得られた場合、前記報知情報を出力させるよう前記報知部を制御し、前記第2電力モードにおける前記経過時間が前記装置使用時間以上の場合、前記第1電力モードから前記第2電力モードへの切換を行わせるよう前記切換部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする超音波診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013090644A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Fujifilm Corp 超音波診断装置および超音波画像生成方法

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