JP2012175351A - サービス振分方法、サービス振分装置、およびプログラム - Google Patents

サービス振分方法、サービス振分装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のサービスに対してクライアントの要求に応じて接続を行うネットワークにおいて、パケット転送容量の拡大を可能にしたサービス振分方法を提供する。
【解決手段】クライアントから送信されるパケットの第1のレイヤのヘッダから第1のアドレスの情報を読み出し、第1のアドレスから、送信先のサービス処理装置を特定できるか否かを判定し、第1のアドレスから送信先のサービス処理装置を特定できる場合、第1のアドレスが示すサービス処理装置にパケットを送信し、第1のアドレスから送信先のサービス処理装置を特定できない場合、パケットにおいて第1のレイヤよりも上位レイヤの第2のレイヤのヘッダから第2のアドレスの情報を読み出し、第2のアドレスで特定されるサービス処理装置にパケットを送信するものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、クライアントに複数のサービスを提供可能な情報通信ネットワークにおいて、クライアントの接続先を、クライアントの要求するサービスに応じて、その提供元に振り分けるサービス振分方法、サービス振分装置、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、複数のサービスが存在するネットワークにおいて、クライアントが所望のサービス処理を行う機能を有する装置への転送を行うため、まずパケット参照範囲が小さく処理が単純でハードウェア化が容易なL2スイッチやL3スイッチにより、大きな粒度で振り分けた後、パケット参照範囲が大きいL4スイッチやL7スイッチにより、細かい粒度で振り分けることで、サービスを識別したパケット転送を行っている。
このとき、クライアントが、必ずしも振り分けたい粒度でL2やL3のアドレスを保持することはできないため、多種のサービスに対応するためには、全パケットが必ずL4スイッチやL7スイッチにより振り分けられることが必要となる。
L4スイッチは、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)のポート番号まで参照して振分先を決定することから、より多種のサービスに対しサービスセッション単位の振り分けが可能となる。また、L7スイッチは、パケットのペイロードの中身まで参照して振分先を決定することから、L4スイッチと同様に、より多種のサービスに対しサービスセッション単位の振り分けが可能となる。
なお、特許文献1には、ユーザの通信端末を複数のISPサービスへの振り分けを行う際、L2で規定されたVLANIDに基づいてISPサービスを識別することが開示されている。
特開2005−311957号公報
特許文献1に開示された通信方法では、L2で規定されたアドレスだけでは、細かい粒度で多種のサービスの振り分けを行うことができない。L4スイッチやL7スイッチを用いた通信においては、L4スイッチやL7スイッチは、L2スイッチやL3スイッチに比べてパケット参照範囲が大きく、高機能なため、パケット転送処理に時間がかかり、転送容量の拡大においてボトルネックとなってしまうという問題点がある。
本発明は上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、提供される複数のサービスに対してクライアントの要求に応じて接続を行うネットワークにおいて、パケット転送容量の拡大を可能にしたサービス振分方法、サービス振分装置、およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のサービス振分方法は、クライアントから送信されるパケットを、複数のサービス処理装置のうちのいずれかにネットワークを介して転送するサービス振分方法であって、
前記パケットの第1のレイヤのヘッダから第1のアドレスの情報を読み出し、該第1のアドレスから、送信先のサービス処理装置を特定できるか否かを判定し、
前記第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できる場合、該第1のアドレスが示すサービス処理装置に前記パケットを送信し、前記第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できない場合、前記パケットにおいて前記第1のレイヤよりも上位レイヤの第2のレイヤのヘッダから第2のアドレスの情報を読み出し、該第2のアドレスで特定されるサービス処理装置に該パケットを送信するものである。
また、本発明のサービス振分装置は、クライアントから受信するパケットを、複数のサービス処理装置のうちのいずれかにネットワークを介して転送するサービス振分装置であって、
前記パケットに含まれる第1のレイヤのヘッダから第1のアドレスの情報を読み出し、該第1のアドレスから、送信先のサービス処理装置を特定できるか否かを判定し、該第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できる場合、該第1のアドレスで特定されるサービス処理装置にパケットを送信し、前記第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できない場合、前記パケットを第2レイヤ部に転送する第1レイヤ部と、
前記第1レイヤ部からパケットを受信すると、該パケットにおいて前記第1のレイヤよりも上位レイヤの第2のレイヤのヘッダから第2のアドレスの情報を読み出し、該第2のアドレスで特定されるサービス処理装置に前記パケットを送信する前記第2レイヤ部と、
を有する構成である。
さらに、本発明のプログラムは、上記の本発明のサービス振分方法に示す処理をコンピュータに実行させるものである。
本発明によれば、複数のサービスを提供する装置とクライアントとの接続の振り分けに際して、上位レイヤでのサービス識別の処理の負荷を抑制することで、パケット転送容量を拡大することができる。
第1の実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。 クライアント、アドレス解決部および第2レイヤ部のそれぞれに格納されるテーブルの一例を示す図である。 第1レイヤ部に格納される変換テーブルの例を示す図である。 第1の実施形態のサービス振り分け動作を示すシーケンス図である。 第2の実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。 第2レイヤ部に格納される変換テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。 実施例1のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。 第1レイヤ部の転送テーブルの一例を示す図である。 第4の実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。 クライアントに格納されるアドレステーブルの一例を示す図であり、 アドレス解決部に格納されるアドレステーブルの例を示す図である。 第5の実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。 クライアントおよびアドレス解決部に格納されるアドレステーブルの例を示す図である。 アドレス解決部に格納されるアドレステーブルの例を示す図である。 第6の実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。 第2レイヤ部に格納される転送テーブルの一例を示す図であり、 第1レイヤ部に格納される変換テーブルの例を示す図である。 第7の実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。
(第1の実施形態)
本実施形態について図面を参照して説明する。図1は本実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。
図1に示すように、本実施形態のサービス振分装置10は、データの送受信を行う複数のクライアント20、Aサービスを提供するための処理を行うAサービス処理装置70、および、Bサービスを提供するための処理を行うBサービス処理装置80のそれぞれとネットワークを介して接続されている。説明を簡単にするために、本実施形態では、クライアント20が1つの場合とし、また、Aサービス処理装置70およびBサービス処理装置80のそれぞれが1つの場合とする。
サービス振分装置10は、サービス処理装置に対するクライアント20の利用状況を把握し、クライアント20に通知するアドレスを管理するアドレス解決部30と、クライアント20から受信するパケットを転送する第1レイヤ部40および第2レイヤ部50と、第1レイヤ部40および第2レイヤ部50に振り分けられたパケットを多重化してAサービス処理装置70またはBサービス処理装置80に転送する接続部60a、60bとを有する。
第1レイヤ部40は、クライアント20から受信するパケットを参照し、参照情報に基づいてパケット処理を行う。第1レイヤ部40は、パケット参照範囲が小さく、処理が比較的単純であるため、ハードウェア化し易い構成である。第2レイヤ部50は、第1レイヤ部40よりもパケット参照範囲が大きく、複雑な処理を行う。
第1レイヤ部40は、受信するパケットの第1レイヤのヘッダに記述されたアドレスの情報を読み出して、そのパケットの送信先を特定する。第2レイヤ部50は、受信するパケットにおいて、第1レイヤよりも上位レイヤに相当する第2レイヤのヘッダに記述されたアドレスの情報を読み出し、そのパケットの送信先を特定する。例えば、第1レイヤはOSI(国際標準化機構)参照モデルのL2やL3であり、第2レイヤはL4やL7である。以下では、第1レイヤに規定されるアドレスを第1レイヤアドレスと称し、第2レイヤに規定されるアドレスを第2レイヤアドレスと称する。
接続部60a、60bのそれぞれは、第1レイヤ部40および第2レイヤ部50のそれぞれから振り分けられたパケットを多重化する多重化部61を有する。接続部60aは、多重化部61で多重化されたデータをAサービス処理装置70に転送する。接続部60bは、多重化部61で多重化されたデータをBサービス処理装置80に転送する。
本実施形態では、Aサービス処理装置70に、第1レイヤアドレスL1−3が割り当てられ、第2レイヤアドレスL2−1が割り当てられているものとする。また、Bサービス処理装置80に、第1レイヤアドレスL1−5が割り当てられ、第2レイヤアドレスL2−2が割り当てられているものとする。
図1に示した各装置の構成を詳しく説明する。図2はクライアント、アドレス解決部および第2レイヤ部のそれぞれに格納されるテーブルの一例を示す図である。図3は第1レイヤ部に格納される変換テーブルの例を示す図である。
クライアント20は、アドレステーブル21と、パケット生成部22とを有する。アドレステーブル21は図に示さない記憶部に格納されている。図2(a)は、アドレステーブル21の一例である。図2(a)では、AサービスおよびBサービスのうち、少なくともいずれかのサービスの利用に際して、クライアント20に対し、第1レイヤアドレスとして、第2レイヤ部50の第1レイヤアドレスL1−2がアドレス解決部30から付与されている場合を示す。
ユーザがクライアント20を操作して利用するサービスに関する指示を入力すると、パケット生成部22は、アドレステーブル21を参照し、第1レイヤアドレスをパケットの第1レイヤのヘッダに記述し、利用するサービスに対応する第2レイヤアドレスをパケットの第2レイヤのヘッダに記述し、そのパケットをサービス振分装置10に送信する。
アドレス解決部30は、アドレステーブル31と、処理装置利用状況DB32と、アドレス通知部33と、アドレス変換設定部34とを有する。アドレステーブル31および処理装置利用状況DB32は図に示さない記憶部に格納されている。図2(b)はアドレステーブル31の一例である。アドレス通知部33は、クライアント20からAサービスまたはBサービスを利用する旨の要求を受け取ると、第2レイヤ部50の第1レイヤアドレスL1−2をクライアント20に通知する。
アドレス変換設定部34は、Aサービス処理装置70およびBサービス処理装置80から受信する、クライアント20の利用状況の情報を処理装置利用状況DB32に記録するとともに、処理装置利用状況DB32を参照し、第1レイヤ部40に対して、クライアント20から受信するパケットのアドレス変換を指示する。
第1レイヤ部40は、転送テーブル41と、変換テーブル42と、転送処理部43と、アドレス変換部44とを有する。転送テーブル41および変換テーブル42は図に示さない記憶部に格納されている。転送テーブル41には、Aサービス処理装置70およびBサービス処理装置80など、ネットワークに接続されている他の装置の第1レイヤアドレスが登録されている。図3(a)および図3(b)は変換テーブル42の具体例である。図3(a)は、第2レイヤ部50にパケット転送処理が発生するアンオフロード時の変換テーブルの一例である。図3(b)は、第2レイヤ部50の負荷を軽減させるオフロード時の変換テーブルの一例である。
アドレス変換部44は、アドレス解決部30からのアドレス変換の指示に基づいて、変換テーブル42を更新する。また、アドレス変換部44は、クライアント20からパケットを受信すると、パケットの第1レイヤのヘッダに記述されたアドレスを、変換テーブル42を参照して変更する。転送処理部43は、アドレス変換部44からパケットを受け取ると、パケットの第1レイヤのヘッダからアドレスを読み出し、転送テーブル41を参照して、アドレスに対応する装置宛にパケットを送出する。
第2レイヤ部50は、転送テーブル51と、転送処理部52とを有する。転送テーブル51は図に示さない記憶部に格納されている。転送テーブル51には、Aサービス処理装置70およびBサービス処理装置80など、ネットワークに接続されている他の装置の第2レイヤアドレスが登録されている。図2(c)は転送テーブル51の一例である。図2(c)に示すテーブルでは、第2レイヤアドレスL2−1と出力ポート#2−1が組になって記述され、第2レイヤアドレスL2−2と出力ポート#2−3が組になって記述されている。
転送処理部52は、第1レイヤ部40からパケットを受信すると、パケットの第2レイヤのヘッダからアドレスを読み出し、転送テーブル51を参照して、そのアドレスに対応する出力ポートを特定し、特定した出力ポートからパケットを送出する。出力ポート#2−1は接続部60aを介してAサービス処理装置70に接続され、出力ポート#2−3は接続部60bを介してBサービス処理装置80に接続されている。
Aサービス処理装置70は、サービス処理部71と、利用状況通知部72と、検出部73とを有する。サービス処理部71は、クライアント20から受信するパケットに含まれる情報にしたがってサービスを提供する。利用状況通知部72は、クライアント20の利用状況の情報を定期的にサービス振分装置10のアドレス解決部30に通知する。検出部73は、第1レイヤ40および第2レイヤ50から受信するパケットが自装置宛か否かを判定し、自装置宛のパケットである場合、パケットをサービス処理部71に渡す。一方、検出部73は、受信したパケットが自装置宛のパケットでない場合、Aサービス以外の異なるサービスを利用するためのパケットを受信したと判定し、異サービスのパケットを検出したことをサービス振分装置10のアドレス解決部30に通知し、そのパケットを第2レイヤ部50に返送する。
なお、Bサービス処理装置80の構成もAサービス処理装置70の構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、本実施形態では、Aサービス処理装置70およびBサービス処理装置80への転送機能が接続部60a、60bに設けられている場合で説明しているが、これらのサービス処理装置への転送機能が第1レイヤ部40および第2レイヤ部50に設けられていてもよい。この場合の実施形態は後述する。
次に、図1に示すサービス振分装置10が実行するサービス振り分け動作を説明する。図4は本実施形態のサービス振り分け動作を示すシーケンス図である。
クライアント20がAサービスの利用を開始する際、Aサービスを利用するための第1レイヤアドレスをサービス振分装置10に要求する(ステップ1001)。アドレス解決部30は、クライアント20から第1レイヤアドレスの要求を受け付けると、クライアント20がまだいずれのサービス処理装置も利用していないことから第2レイヤ部50に対応する第1レイヤアドレスL1−2をクライアント20に返答する(ステップ1002)。
クライアント20は、アドレス解決部30から受け付けた第1レイヤアドレスL1−2を宛先としてパケットを生成して送付する(ステップ1004)。アドレス解決部30は、クライアント20のAサービス処理装置70の利用状況から、クライアント20はAサービスしか利用していないと判断し、第1レイヤ部40において、受信するパケットの振り分け前に、クライアント20からの第1レイヤアドレスL1−2宛のパケットの宛先をAサービス処理装置70の第1レイヤアドレスL1−3に変換するように設定する(ステップ1003)。
第1レイヤ部40は、アドレス解決部30からのアドレス変換の指示に基づいて、クライアント20から受信するパケットを第2レイヤ部50に転送する処理を行わずに、直接Aサービス処理装置70へと振り分け(ステップ1005、1006)、接続部60aがその振り分けに基づきパケットをAサービス処理装置70に転送する(ステップ1007)。
その後、クライアント20がAサービスに加えてBサービスの利用を開始すると、クライアント20は同一の第1レイヤアドレスしか保持していないことから、Bサービスに対するパケットも第1レイヤアドレスL1−2宛で送付する(ステップ1008)。その結果、第1レイヤ部40がBサービスに振り分けるべきパケットをAサービス処理装置70に振り分けてしまうことになる(ステップ1009〜1011)。Aサービス処理装置70は、接続部60aから受信したパケットが他サービス宛のパケットであることを検出すると、Aサービスとは異なるサービスのパケットを受信したことを示す異サービス検出をアドレス解決部30に通知するとともに(ステップ1012)、そのパケットを接続部60aに返送する(ステップ1014)。
接続部60aは、Aサービス処理装置70から受信したパケットの宛先がAサービス処理装置70を示すアドレスであることから、パケットの折り返しであることを検出すると(ステップ1015)、異サービス検出によるパケットの返送と判断し、そのパケットを第2レイヤ部50に送信する。第2レイヤ部50は、接続部60aからパケットを受信すると、そのパケットの第2レイヤのヘッダで宛先を調べ、そのパケットをBサービス処理装置80へと振り分けて(ステップ1016)、接続部60aを介してBサービス処理装置80に転送する(ステップ1017)。
ステップ1012において、アドレス解決部30は、Aサービス処理装置70から異サービス検出の通知を受けると、クライアント20がAサービスとBサービスの両方を利用していると判断する。そして、アドレス解決部30は、第1レイヤ部40における第1レイヤアドレス変換として、クライアント20の第1レイヤアドレスL1−2宛のパケットの宛先をL1−2のままにするように設定する(ステップ1013)。その結果、第1レイヤ部40はクライアント20から受信するパケットを第2レイヤ部50に転送し(ステップ1018〜1020)、クライアント20から送出されるパケットを第2レイヤ部50が第2レイヤアドレスに基づいて振り分けることで(ステップ1021)、Aサービスに対するパケットはAサービス処理装置70に転送され(ステップ1022)、Bサービスに対するパケットはBサービス処理装置80に転送される(ステップ1023)。
クライアント20がAサービスの利用を終了し、Bサービスしか利用しない状況になると、アドレス解決部30は、Aサービス処理装置70に対するクライアント20の利用状況から(ステップ1024)、クライアント20がBサービスしか利用していないと判断し、第1レイヤ部40における第1レイヤアドレス変換を、クライアント20の第1レイヤアドレスL1−2宛のパケットの宛先を第1レイヤアドレスL1−5宛に変換するよう設定する(ステップ1025)。そして、第1レイヤ部40は、アドレス解決部30からのアドレス変換の指示に基づいて、クライアント20から受信するパケットを第2レイヤ部50に転送する処理を行わずに、直接Bサービス処理装置80へと振り分け(ステップ1027、1028)、接続部60bがその振り分けに基づきパケットをBサービス処理装置80に転送する(ステップ1029)。
このように、上述した構成のネットワークでは、クライアント20は、サービス振分装置10における、第1レイヤ部40のみの振り分けにより、または第1レイヤ部40および第2レイヤ部50の振り分けにより、複数のサービスに対応する複数のサービス処理装置のうち、所望のサービスのサービス処理装置の1つと接続される。
本実施形態によれば、複数のサービスに対応して複数のサービス提供手段が接続されたネットワークにおいて、クライアントからのサービス提供手段への接続の振り分けを、可能な限り第1レイヤのみでサービスを識別して行い、必要な場合にのみ第1レイヤよりも上位レイヤの第2レイヤでサービスを識別して行っている。このようにして、クライアントから送出されたパケットを複数のサービス提供手段のうち、いずれかに転送する際、上位レイヤの第2レイヤにおけるサービス識別による負荷を抑制することで、パケット転送容量を拡大することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態で説明した接続部がサービス振分装置に設けられておらず、第1レイヤ部がクライアントからの接続要求を振り分け、指定されたサービス処理装置にクライアントを接続する構成である。
本実施形態のサービス振分装置の構成を説明する。図5は本実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。図6は本実施形態の第2レイヤ部に格納される変換テーブルの一例を示す図である。第1の実施形態と同様な構成については、その詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点を詳しく説明する。
本実施形態のサービス振分装置11には、図1に示した接続部60a、60bが設けられていないが、第1レイヤ部40がAサービス処理装置70およびBサービス処理装置80とネットワークを介して接続されている。
サービス振分装置11は、変換テーブル151およびアドレス変換部152を含む第2レイヤ部53を有する。第2レイヤ部53のアドレス変換部152は、受信するパケットを詳細に参照して、第2レイヤアドレスからサービス処理装置を識別すると、図6に示す変換テーブルを参照し、第1レイヤアドレスを識別したサービス処理装置の第1レイヤアドレスに変換した後、パケットを第1レイヤ部40に返送する。
図6には、第2レイヤアドレスに対応して、変換前の第1レイヤアドレスと変換後の第1レイヤアドレスが記述されている。アドレス変換部152は、受信したパケットの第2レイヤアドレスからAサービス処理装置70宛のパケットであることを認識すると、パケットの第1レイヤアドレスをL1−2からL1−3に変換し、受信したパケットがBサービス処理装置80宛であることを認識すると、パケットの第1レイヤアドレスをL1−2からL1−5に変換する。
第1レイヤ部40は、第2レイヤ部53からパケットを受け取ると、第1レイヤアドレスを読み出し、転送テーブルを参照し、送信先となるサービス処理装置にパケットを転送する。本実施形態でも、サービス処理装置からの異サービス検出時により返送されたパケットは、第1レイヤ部40で検出され、第2レイヤ部53による振り分けとアドレス変換後に第1レイヤ部40で振り分けられ、正しいサービス処理装置へと転送される。
本実施形態では、サービス振分装置が接続部を備えていなくても、第2レイヤ部でパケットの送信先のサービス処理装置を特定し、特定したサービス処理装置宛の第1レイヤアドレスにパケットを変換した後、第1レイヤ部へパケットを返送し、第1レイヤ部でパケットを再度振り分けて転送することが可能である。そのため、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態で説明した接続部がサービス振分装置に設けられておらず、第1レイヤ部および第2レイヤ部のそれぞれがクライアントからの接続要求を振り分け、指定されたサービス処理装置にクライアントを接続するものである。
本実施形態のサービス振分装置の構成を説明する。図7は本実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。第1の実施形態と同様な構成については、その詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点を詳しく説明する。
本実施形態のサービス振分装置12には、第2の実施形態と同様に、図1に示した接続部60a、60bが設けられておらず、第1レイヤ部40がAサービス処理装置70およびBサービス処理装置80とネットワークを介して接続されている。また、サービス振分装置12では、第2レイヤ部50がAサービス処理装置70およびBサービス処理装置80とネットワークを介して接続されている。
本実施形態では、図7に示すように、サービス振分装置12が接続部60a、60bを有しておらず、第1レイヤ部40および第2レイヤ部50のそれぞれが直接パケットを転送する構成である。本実施形態でも、異サービス検出時にサービス処理装置から第2レイヤ部50宛に返送されるパケットは、第2レイヤ部50による再度の振り分けにより、正しいサービス処理装置へと転送される。
本実施形態では、各サービス処理装置に対する、第1レイヤ部によるパケット振り分けの経路と第2レイヤ部によるパケット振り分けの経路が別々に設けられているため、サービス振分装置に接続部が設けられていなくても、クライアントを所望のサービス処理装置に接続させることが可能となる。そのため、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
本実施例は、第1の実施形態において、第1レイヤがイーサネット(登録商標)の場合である。
図8は本実施例のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。図9は第1レイヤ部の転送テーブルの一例を示す図である。図9(a)は、第2レイヤ部50にパケット転送処理が発生するアンオフロード時の転送テーブルの一例である。図9(b)は、第2レイヤ部50の負荷を軽減させるオフロード時の転送テーブルの一例である。
アドレス解決部30は、クライアントからのARP(Address Resolution Protocol)に対してMAC(Media Access Control)アドレスを返答し、第1レイヤ部45はMACラーニングで振り分けテーブルを作成し振り分けを行う。第1レイヤアドレスのアドレス変換はMACアドレス変換で行う。
本実施例のサービス振分装置13は、第1レイヤ部45ではアドレス変換を行わずに、参照したパケットの情報をもとに明示的に出力ポートを指定することで振り分けを行う。クライアント20のサービス利用状況から、アドレス解決部30が第1レイヤ部45の転送テーブル41を設定することで振り分けを実施する。
例えば、クライアント20がAサービスとBサービスを利用している場合、アドレス解決部30は、クライアント20からの、クライアント20に通知済の第1レイヤアドレスL1−2宛のパケットを、出力ポート#1−2に出力するように、転送テーブル41を図9(a)に設定する。クライアント20がAサービスしか利用していない場合、アドレス解決部30は、第1レイヤアドレスL1−2宛のパケットを出力ポート#1−3に出力するように、転送テーブル41を図9(b)(出力ポート#1−3)に設定する。クライアント20がBサービスしか利用していない場合、アドレス解決部30は、第1レイヤアドレスL1−2宛のパケットを#1−5に出力するように、転送テーブル41を図9(b)(出力ポート#1−5)に設定する。
本実施例のように、第1レイヤがイーサネット(登録商標)の場合は、第1レイヤ部はクライアントを識別する送信元MACアドレスやVLANIDごとに宛先MACアドレスと出力ポートを対応づけたテーブルを持ち、このテーブルを参照してパケットの振り分けを行う。このように、振り分けに使用するパラメータとして出力ポートなどを用いてもよい。
(第4の実施形態)
本実施形態は、第1レイヤ部でのアドレス変換を行わない場合の一例であり、アドレス解決部がクライアントにサービスに対応する第1レイヤアドレスをクライアントに通知するものである。
本実施形態のサービス振分装置の構成を説明する。図10は本実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。第1の実施形態と同様な構成については、その詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点を詳しく説明する。
図11はクライアントに格納されるアドレステーブルの一例を示す図であり、図12はアドレス解決部に格納されるアドレステーブルの例を示す図である。図12(a)は、第2レイヤ部50にパケット転送処理が発生するアンオフロード時のアドレステーブルの一例である。図12(b)は、第2レイヤ部50の負荷を軽減させるオフロード時のアドレステーブルの一例である。
クライアント20のサービス利用状況から、アドレス解決部35がクライアント20毎に、送信してもらいたい第1レイヤアドレスを通知する。クライアント20がAサービスとBサービスを利用している場合には、アドレス解決部35は第1レイヤアドレスL1−2をクライアント20に通知する。クライアント20がAサービスしか利用していない場合、アドレス解決部35は、第1レイヤアドレスL1−3をクライアント20に通知し、Bサービスしか利用していない場合、第1レイヤアドレスL1−5をクライアント20に通知する。
図11を参照して説明する。クライアント20がAサービスおよびBサービスの両方を利用する場合、または、いずれを利用するか不明な場合、図11に示すテーブルの第1レイヤアドレスにはL1−2が登録される。この場合、アドレステーブル31に図12(a)に示すテーブルが登録される。クライアント20がAサービスのみ利用する場合、図11に示すテーブルの第1レイヤアドレスにはL1−3が登録される。クライアント20がBサービスのみ利用する場合、図11に示すテーブルの第1レイヤアドレスにはL1−5が登録される。の場合、アドレステーブル31に図12(b)に示すテーブルが登録される。
第1レイヤ部45は、クライアント20からパケットを受信すると、パケットから第1レイヤアドレスを読み出し、第1レイヤアドレスL1−2のパケットを第2レイヤ部50に転送し、第1レイヤアドレスL1−3のパケットを接続部60aに転送し、第1レイヤアドレスL1−5のパケットを接続部60bに転送する。
本実施形態では、クライアントのサービス利用状況から、アドレス解決部がクライアント毎に、送信してもらいたい第1レイヤアドレスを通知することで、クライアントにパケットの第1レイヤアドレスの変更を促している。そのため、第1レイヤ部ではアドレス変換を行わなくても、第2レイヤ部の負荷を軽減した、パケットの振り分けが第1レイヤ部で可能となる。その結果、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
本実施形態において、第1レイヤがイーサネット(登録商標)の場合、アドレス解決部はクライアントからのARPに対してMACアドレスを返答し、第1レイヤ部はMACラーニングで振り分けテーブルを作成し振り分けを行う。アドレス解決部はクライアントのアドレス変更を促したい場合には、Gratuitous ARPを送信し、クライアントの再度のARP送信を促し、そのARPに返答することでクライアントの送信するパケットのアドレス変更を行う。
(第5の実施形態)
本実施形態は、第1レイヤ部でのアドレス変換を行わない場合の別の例であり、アドレス解決部がクライアントに第1レイヤアドレスとして通知した仮想アドレスを、パケットの送信先に対応して動的に設定可能にしたものである。
本実施形態のサービス振分装置の構成を説明する。図13は本実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。第1の実施形態と同様な構成については、その詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点を詳しく説明する。
図14(a)はクライアントに格納されるアドレステーブルの一例を示し、図14(b)はアドレス解決部に格納されるアドレステーブルの一例を示す図である。図15はアドレス解決部に格納されるアドレステーブルの例を示す図である。図15(a)は、第2レイヤ部50にパケット転送処理が発生するアンオフロード時のアドレステーブルの一例である。図15(b)は、第2レイヤ部50の負荷を軽減させるオフロード時のアドレステーブルの一例である。なお、図14(b)はクライアント通知用のアドレステーブルであり、図15(a)および図15(b)は制御用のアドレステーブルである。
アドレス解決部36は、クライアント20からのアドレス要求に対して、クライアント毎に異なる第1レイヤアドレスL1−Xを仮想的に割り当ててクライアント20に通知する。図14(a)のアドレステーブルは、第1レイヤアドレスとして、L1−Xが登録されている場合を示す。
第1レイヤ部45がクライアント20からパケットを受信すると、アドレス解決部36のアドレス切替制御部131は、処理装置利用状況DB32を参照する。クライアント20がAサービスとBサービスを利用している場合、アドレス切替制御部131は、図15(a)のテーブルを参照し、第2レイヤ部50に対応する第1レイヤアドレスL1−2を、そのパケットの第1レイヤアドレスL1−Xに一時的に設定する。
一方、クライアント20がAサービスしか利用していない場合、アドレス切替制御部131は、図15(b)のテーブルを参照し、Aサービス処理装置70に対応する第1レイヤアドレスL1−3を、パケットの第1レイヤアドレスL1−Xに一時的に設定する。クライアント20がBサービスしか利用していない場合、アドレス切替制御部131は、図15(b)のテーブルを参照し、Bサービス処理装置80に対応する第1レイヤアドレスL1−5を、パケットの第1レイヤアドレスL1−Xに一時的に設定する。
第1レイヤ部45は、アドレス解決部36によって設定された第1レイヤアドレスL1−Xをパケットから読み出し、第1レイヤアドレスL1−Xが第2レイヤ部50に設定されていればパケットを第2レイヤ部50に転送し、第1レイヤアドレスL1−XがAサービス処理装置70に設定されていればパケットを接続部60aに転送し、第1レイヤアドレスL1−XがBサービス処理装置80に設定されていればパケットを接続部60bに転送する。
本実施形態のように、クライアントに通知する第1レイヤアドレスを固定しておき、アドレス解決部がサービス利用状況に合わせて接続先の第1レイヤアドレスを動的に切り替えることで接続先の割り振りを行ってもよい。
本実施形態では、第1レイヤ部ではアドレス変換を行わずに、クライアントのサービス利用状況から、アドレス解決部がクライアント毎に予め通知した仮想アドレスを、サービス処理装置および第2レイヤ部のうち、いずれかの第1レイヤアドレスに動的に切り替えることで、第2レイヤ部の負荷を軽減した、パケットの振り分けが第1レイヤ部で可能となる。そのため、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
本実施形態において、第1レイヤがイーサネット(登録商標)の場合、アドレス解決部はクライアントからのARPに対して仮想MACアドレスを返答し、クライアントごとにVLAN設定を行うことでMACアドレスの重複を可能とし、第1レイヤ部はクライアントごとにMACラーニングで振り分けテーブルを作成し振り分けを行う。
(第6の実施形態)
本実施形態は、同種のサービスを提供するサービス処理装置が複数設けられ、これらのサービス処理装置にかかる負荷を分散するものである。
本実施形態のサービス振分装置の構成を説明する。図16は本実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。第1の実施形態と同様な構成については、その詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点を詳しく説明する。
本実施形態では、図16に示すように、2つのAサービス処理装置70a、70bがネットワークに接続されているものとする。Aサービス処理装置70bには、第1レイヤアドレスL1−4が割り当てられ、第2レイヤアドレスL2−1が割り当てられている。Aサービス処理装置70bと第2レイヤ部54との間に接続部60cが接続されている。
図17は第2レイヤ部に格納される転送テーブルの一例を示す図である。図17に示すように、第2レイヤアドレスL2−1に対応して出力ポート#2−1および出力ポート#2−2が記述され、第2レイヤアドレスL2−2に対応して出力ポート#2−3が記述されている。第2レイヤ部50の出力ポート#2−2は接続部60cを介してAサービス処理装置70bと接続される。
図18は第1レイヤ部に格納される変換テーブルの例を示す図である。図18(a)は、第2レイヤ部50にパケット転送処理が発生するアンオフロード時のアドレス変換テーブルの一例である。図18(b)は、第2レイヤ部50の負荷を軽減させるオフロード時のアドレス変換テーブルの一例である。図18(a)に示すように、アンオフロード時では、受信するパケットの第1レイヤアドレスは変更されない。図18(b)に示すように、オフロード時では、受信するパケットの第1レイヤアドレスL1−2は、L1−3、L1−4,L1−5のいずれかに変換される。
本実施形態のサービス振分装置16は、処理装置負荷DB132および負荷分散部133を含むアドレス解決部37を有する。Aサービス処理装置70a、70bのそれぞれの利用状況通知部72は、サービス提供に関する処理についての負荷を示す情報である負荷情報を定期的にサービス振分装置16のアドレス解決部37に通知する。負荷情報としては、例えば、単位時間あたりに受信するパケットの数、単位時間あたりに送出するパケットの数、メモリの使用容量、CPU(Central Processing Unit)の稼働時間、パケットを受信してから応答パケットを送出するまでの時間などがある。各Aサービス処理装置から通知された負荷情報は、アドレス解決部37の処理装置負荷DB132に記録される。このようにして、アドレス解決部37が2つのAサービス処理装置の負荷情報を収集する。
アドレス解決部37の負荷分散部133は、処理装置負荷DB132を参照し、Aサービス処理装置70a、70bのうち、負荷の小さい方にクライアント20からのパケットを送信させるように、第1レイヤ部40にAサービスに対するアドレス変換を行わせる。例えば、Aサービス処理装置70aの負荷よりもAサービス処理装置70bの負荷が大きければ、負荷分散部133は、図18(b)に示す変換テーブル42において、「変更後」のアドレスを「L1−3」に設定する。
また、負荷分散部133は、Aサービス処理装置70a、70bのうち、負荷の小さい方にクライアント20からのパケットを送信させるように、第2レイヤ部50にAサービスに対する出力ポート変換を行わせる。例えば、Aサービス処理装置70aの負荷よりもAサービス処理装置70bの負荷が大きければ、負荷分散部133は、図17に示す転送テーブル51において、第2レイヤアドレスL2−1に対応する出力ポートを「#2−1」に設定する。このようにして、第1レイヤ部においてAサービスに対する2つのアドレスと第2レイヤ部においてAサービスに対する2つの出力ポートのそれぞれを使い分けることで、2つのAサービス処理装置70a、70bの負荷分散を実現することが可能となる。
本実施形態では、アドレス解決部が各サービス処理装置の負荷情報を収集し、収集した負荷情報に基づいて、各サービス処理装置の負荷を分散するようにパケットの振り分け先を、第1レイヤ部と第2レイヤ部に指示している。そのため、複数のサービス処理装置に負荷を分散させるとともに、第2レイヤ部の負荷を軽減することが可能となる。
なお、本実施形態では、同種のサービスを提供する複数のサービス処理装置が2つの場合で説明したが、その数は2つに限らず、3つ以上であってもよい。この場合、これらの装置の負荷を分散するには、パケットを転送する際に、最も負荷の小さい装置を選択し、選択した装置にパケットを送信すればよい。
(第7の実施形態)
本実施形態は、第6の実施形態と同様に、同種のサービスを提供する複数のサービス処理装置の負荷分散を行う場合の別の例である。第6の実施形態では、アドレス解決部が負荷分散の制御を行うものであるが、本実施形態は、第1レイヤ部と第2レイヤ部がアドレス解決部から指定された範囲で負荷分散の制御を行うものである。
本実施形態のサービス振分装置の構成を説明する。図19は本実施形態のサービス振分装置を含むネットワークの一構成例を示すブロックである。第1および第6の実施形態と同様な構成については、その詳細な説明を省略し、第1および第6の実施形態と異なる点を詳しく説明する。
図19に示すように、本実施形態では、図16に示したネットワークに、Aサービス処理装置70cが追加されている。Aサービス処理装置70cには、第1レイヤアドレスL1−6が割り当てられ、第2レイヤアドレスL2−1が割り当てられている。Aサービス処理装置70は第2レイヤ部54の出力ポート#2−4と接続部60dを介して接続される。また、本実施形態のサービス振分装置17は、負荷分散部153を含む第2レイヤ部54と、負荷分散部141を含む第1レイヤ部46とを有する。
第6の実施形態と同様にして、アドレス解決部37は3つのAサービス処理装置70a〜70cの負荷情報を収集する。そして、アドレス解決部37の負荷分散部133は、Aサービス処理装置70a〜70cのうち、負荷分散の対象となる範囲を特定し、その範囲で負荷分散を行うためのアドレス変換テーブルを作成して第1レイヤ部46および第2レイヤ部54に通知する。第1レイヤ部46と第2レイヤ部54のそれぞれは、受信するパケットをAサービス処理装置に転送する際に、アドレス変換テーブルを参照し、アドレス解決部37から指定された範囲においてAサービス処理装置の負荷を分散するようにパケットを転送する。
なお、同種のサービスを提供する複数のサービス処理装置のうち、負荷分散の対象となる範囲を特定する方法として、アドレス解決部37が、各サービス処理装置の負荷情報と閾値とを比較し、負荷情報が閾値より小さいサービス処理装置を負荷分散の対象にする方法が考えられる。この場合、閾値は予め決められていてもよく、各処理装置の負荷情報から予め決められた演算式にしたがってアドレス解決部37が閾値を算出してもよい。算出する場合の閾値として、例えば、負荷情報の平均値がある。
ここで、本実施形態におけるサービス振分方法の具体例を説明する。
アドレス解決部37は、3つのAサービス処理装置70a〜70cの負荷情報を収集し、負荷分散部133は、Aサービス処理装置70cの負荷が他のAサービス処理装置70a、70bよりも極端に大きいと判断すると、Aサービスに関するパケットの宛先をAサービス処理装置70aまたはAサービス処理装置70bにするためのアドレス変換テーブルを作成する。負荷分散部133は生成したアドレス変換テーブルを第1レイヤ部46および第2レイヤ部54に通知する。これにより、第2レイヤ部54の転送テーブル51に図17に示した転送テーブルが登録され、第1レイヤ部46の変換テーブル42に図18に示した変換テーブルが登録される。
第1レイヤ部46の負荷分散部141は、Aサービス処理装置を宛先とするパケットをクライアント20から受信すると、変換テーブル42を参照し、Aサービス処理装置70a、70bのうち、いずれか一方にパケットを送信させるように、図18(b)に示す変換テーブル42の「変換後」のアドレスを書き換える。ここでは、「変更後」のアドレスを「L1−3」にしたものとする。その後、負荷分散部141は、パケットをアドレス変換部44に渡す。アドレス変換部44および転送処理部43の処理は第1の実施形態と同様なため、詳細な説明を省略するが、第1レイヤアドレスとして「L1−3」がヘッダに記述されたパケットは接続部60aを介してAサービス処理装置70aに送信される。
その次に、第1レイヤ部46がAサービス処理装置を宛先とするパケットをクライアント20から受信すると、負荷分散部141は、変換テーブル42の「変換後」のアドレスを「L1−3」から「L1−4」に書き換えた後、パケットをアドレス変換部44に渡す。そのパケットは、接続部60bを介してAサービス処理装置70bに送信される。以降、負荷分散部141は、変換テーブル42の「変換後」のアドレスに、「L1−3」と「L1−4」を交互に設定する。また、第1レイヤ部46は、クライアント20から第1レイヤアドレスが「L1−2」のパケットを受信すると、そのパケットを第2レイヤ部54に転送する。
第2レイヤ部54の負荷分散部153は、第1レイヤ部46からパケットを受信すると、パケットの第2レイヤアドレスを読み出す。読み出した第2レイヤアドレスが「L2−1」であると、負荷分散部153は、Aサービス処理装置70a、70bのうち、いずれか一方にパケットを送信させるように、図17に示す転送テーブル51の出力ポートを書き換える。ここでは、第2レイヤアドレスL2−1に対応する出力ポートを「#2−1」にしたものとする。その後、負荷分散部153は、パケットを転送処理部52に渡す。転送処理部52の処理は第1の実施形態と同様なため、詳細な説明を省略するが、第2レイヤアドレスとして「L2−1」がヘッダに記述されたパケットは出力ポート#2−1および接続部60aを介してAサービス処理装置70aに送信される。
その次に、第2レイヤ部54は第2レイヤアドレスが「L2−1」のパケットを第1レイヤ部46から受信すると、負荷分散部153は、転送テーブル51において第2レイヤアドレスL2−1に対応する出力ポートを「#2−1」から「#2−2」に書き換えた後、パケットを転送処理部52に渡す。そのパケットは、出力ポート#2−2および接続部60bを介してAサービス処理装置70bに送信される。以降、負荷分散部153は、転送テーブル51において、第2レイヤアドレスL2−1に対応する出力ポートとして、「#2−1」と「#2−2」を交互に設定する。
本実施形態では、アドレス解決部がサービス処理装置の負荷情報を収集し、負荷分散の対象とする範囲を第1レイヤ部と第2レイヤ部に指定し、第1レイヤ部と第2レイヤ部がアドレス解決部から指定された範囲においてサービス処理装置の負荷を分散するようにパケットの送信先を決めて、パケットの振り分けを行っている。そのため、第6の実施形態と同様な効果が得られる。
なお、上述の第1から第7の実施形態においては、接続部、第1レイヤ部、第2レイヤ部およびアドレス解決部が1つのサービス振分装置に含まれる構成の場合で説明したが、接続部、第1レイヤ部、第2レイヤ部およびアドレス解決部のうち、一部または各部が装置単体でネットワーク上に設けられていてもよい。
また、アドレス解決部、第1レイヤ部、第2レイヤ部および接続部で実行される処理は、専用の回路で実現されてもよく、CPUがプログラムを実行することで実現されるものであってもよい。
10〜17 サービス振分装置
20 クライアント
30、35、36、37 アドレス解決部
40、45、46 第1レイヤ部
50、53、54 第2レイヤ部
60a〜60d 接続部
70、70a〜70c Aサービス処理装置
80 Bサービス処理装置

Claims (10)

  1. クライアントから送信されるパケットを、複数のサービス処理装置のうちのいずれかにネットワークを介して転送するサービス振分方法であって、
    前記パケットの第1のレイヤのヘッダから第1のアドレスの情報を読み出し、該第1のアドレスから、送信先のサービス処理装置を特定できるか否かを判定し、
    前記第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できる場合、該第1のアドレスが示すサービス処理装置に前記パケットを送信し、前記第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できない場合、前記パケットにおいて前記第1のレイヤよりも上位レイヤの第2のレイヤのヘッダから第2のアドレスの情報を読み出し、該第2のアドレスで特定されるサービス処理装置に該パケットを送信する、サービス振分方法。
  2. 請求項1記載のサービス振分方法において、
    前記複数のサービス処理装置は、同種のサービスを提供する複数の装置を含み、
    前記同種のサービスを提供する複数の装置から負荷の情報を収集し、
    前記同種のサービスを提供する複数の装置のいずれかを送信先とするパケットを受信すると、収集した負荷の情報に基づいて、該同種のサービスを提供する複数の装置の負荷を分散するように該パケットを送信する、サービス振分方法。
  3. 請求項1記載のサービス振分方法において、
    前記複数のサービス処理装置は、同種のサービスを提供する複数の装置を含み、
    前記同種のサービスを提供する複数の装置から負荷の情報を収集し、
    収集した、前記同種のサービスを提供する複数の装置の負荷の情報に基づいて、該同種のサービスを提供する複数の装置のうち、負荷分散の対象となる振り分け範囲を決定し、
    前記同種のサービスを提供する複数の装置のいずれかを送信先とするパケットを受信すると、前記振り分け範囲で装置の負荷が均等になるように、受信したパケットを送信する、サービス振分方法。
  4. クライアントから受信するパケットを、複数のサービス処理装置のうちのいずれかにネットワークを介して転送するサービス振分装置であって、
    前記パケットに含まれる第1のレイヤのヘッダから第1のアドレスの情報を読み出し、該第1のアドレスから、送信先のサービス処理装置を特定できるか否かを判定し、該第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できる場合、該第1のアドレスで特定されるサービス処理装置にパケットを送信し、前記第1のアドレスから前記送信先のサービス処理装置を特定できない場合、前記パケットを第2レイヤ部に転送する第1レイヤ部と、
    前記第1レイヤ部からパケットを受信すると、該パケットにおいて前記第1のレイヤよりも上位レイヤの第2のレイヤのヘッダから第2のアドレスの情報を読み出し、該第2のアドレスで特定されるサービス処理装置に前記パケットを送信する前記第2レイヤ部と、
    を有するサービス振分装置。
  5. 請求項4記載のサービス振分装置において、
    前記複数のサービス処理装置は、同種のサービスを提供する複数の装置を含み、
    前記同種のサービスを提供する複数の装置から負荷の情報を収集し、収集した負荷の情報に基づいて、該同種のサービスを提供する複数の装置の負荷を分散するようにパケットの送信先を前記第1レイヤ部および前記第2レイヤ部に指示するアドレス解決部がさらに設けられ、
    前記第1レイヤ部および前記第2レイヤ部のそれぞれは、前記同種のサービスを提供する複数の装置のいずれかを送信先とするパケットを受信すると、前記アドレス解決部によって指示された装置に該パケットを送信する、サービス振分装置。
  6. 請求項4記載のサービス振分装置において、
    前記複数のサービス処理装置は、同種のサービスを提供する複数の装置を含み、
    前記同種のサービスを提供する複数の装置から負荷の情報を収集し、該同種のサービスを提供する複数の装置のうち、負荷分散の対象となる振り分け範囲を決定するアドレス解決部がさらに設けられ、
    前記第1レイヤ部および前記第2レイヤ部のそれぞれは、前記同種のサービスを提供する複数の装置のいずれかを送信先とするパケットを受信すると、前記振り分け範囲で装置の負荷が均等になるように、受信したパケットを送信する、サービス振分装置。
  7. 請求項4記載のサービス振分装置において、
    前記複数のサービス処理装置のいずれかに前記パケットを送信するための前記第1のアドレスとして、第1のレイヤで規定された、前記第2レイヤ部のアドレスを前記クライアントに通知し、前記複数のサービス処理装置に対する、前記クライアントの利用状況の情報を収集するアドレス解決部がさらに設けられ、
    前記アドレス解決部は、
    収集した前記利用状況の情報を参照し、前記クライアントが前記複数のサービス処理装置のうち、第1のサービス処理装置を利用している場合、前記第1レイヤ部が前記クライアントから受信するパケットの前記第1のアドレスを前記第1のサービス処理装置を示す、第1のレイヤで規定されたアドレスに変換し、前記クライアントが前記複数のサービス処理装置のうち、前記第1のサービス処理装置とは異なる第2のサービス処理装置を利用している場合、前記第1レイヤ部が前記クライアントから受信するパケットの前記第1のアドレスを前記第2のサービス処理装置を示す、第1のレイヤで規定されたアドレスに変換し、前記クライアントが前記第1および第2のサービス処理装置の両方を利用している場合、前記第1レイヤ部が前記クライアントから受信するパケットの前記第1のアドレスを維持する、サービス振分装置。
  8. 請求項7記載のサービス振分装置において、
    前記第2レイヤ部は、
    前記第1のサービス処理装置から受信したパケットの送信先が該第1のサービス処理装置を示す第1のレイヤで規定されたアドレスである場合、該パケットの第2のレイヤのヘッダから前記第2のアドレスの情報を読み出し、該第2のアドレスで特定されるサービス処理装置に該パケットを送信する、サービス振分装置。
  9. 請求項7記載のサービス振分装置において、
    前記第2レイヤ部は、
    前記第1レイヤ部からパケットを受信すると、該パケットの前記第2のアドレスでサービス処理装置を特定し、該パケットの前記第1のアドレスを、特定したサービス処理装置を示す第1のレイヤで規定されたアドレスに書き換えたパケットを前記第1レイヤ部に返送し、
    前記第1レイヤ部は、
    前記第2レイヤ部からパケットを受信すると、該パケットの前記第1のアドレスの情報を読み出し、該第1のアドレスで特定されるサービス処理装置にパケットを送信する、サービス振分装置。
  10. 請求項1から3のいずれか1項記載のサービス振分方法に示す処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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