JP2012175185A - 基地局装置、端末装置、無線通信システム、およびハンドオーバ方法 - Google Patents

基地局装置、端末装置、無線通信システム、およびハンドオーバ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】HO処理に起因して基地局装置と端末装置の無線信号の干渉が増加するのを抑制し、かつ、HO対象の端末装置とHO先の基地局装置との無線通信を良好に行わせる。
【解決手段】BTS300は、複数のUEそれぞれから、第1,第2の受信電力値を受信する送受信部302を備える。第1,第2の受信電力値は、それぞれ各UEが受信ビームフォーミングを行わないでBTSからの無線信号を受信したときの受信電力値、受信ビームフォーミングを行って無線信号を受信した受信電力値である。BTS300は、第1,第2の受信電力値に基づいて、各UEの中から、通信相手の基地局装置をBTS300からBTSへ切り替えるHO処理を実行する候補を選択するHO候補選択部306を備える。BTS300は、選択されたUEに対してHO処理を実行するHO制御部308を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、基地局装置、端末装置、無線通信システム、およびハンドオーバ方法に関する。
従来、携帯電話機などの端末装置と無線通信を行う基地局装置は、端末装置の移動にともなって、端末装置と無線通信を行う基地局装置を他の基地局装置に切り替えることが知られている。以下の説明では、端末装置と無線通信を行う基地局装置を他の基地局装置に切り替えることをHO(Hand Over:ハンドオーバ)という。
また、多数の端末装置が特定の基地局装置のエリア内に集中することによって基地局装置の通信負荷が大きくなった場合には、通信負荷の大きい基地局装置が、自エリア内の端末装置を通信負荷の小さい他の基地局装置へHOさせる場合がある。これにより、基地局装置の通信負荷の平準化が図られる。
この場合、基地局装置は、端末装置を他の基地局装置へHOした後に適切な無線通信速度を確保できるように、複数の端末装置のうち、HO先の基地局装置から送信された無線信号の受信電力値が大きな端末装置をHO候補として選択する場合がある。
特表2007−525893号公報
しかしながら、特許文献1等の従来技術は、複数の端末装置の受信性能の差を考慮してHO候補を選択することは考慮されていない。
すなわち、複数の端末装置の無線信号の受信性能がほぼ同等である場合には、各端末装置の受信電力値は、他の基地局装置からの距離を反映したものとなる。しかしながら、複数の端末装置は、特定の方向から送信された無線信号を選択的に受信感度よく受信する受信ビームフォーミング機能を有しているものと有していないものがあるので、無線信号の受信性能には差がある。また、受信ビームフォーミング機能を有する端末装置であっても、受信ビームフォーミング機能の性能には差があるので、無線信号の受信性能にはばらつきがある。したがって、各端末装置の受信電力値は、他の基地局装置からの距離を正しく反映した値にならないことが考えられる。
例えば、基地局装置Aと通信を行う複数の端末装置C,Dのうちいずれかを、他の基地局装置BへHOする場合を考える。端末装置Cは、基地局装置Bからの距離が遠く、基地局装置Aからの距離が近い場所に位置しており、基地局装置Bへ向けた受信ビームフォーミング機能を有していると仮定する。また、端末装置Dは、基地局装置Bからの距離が近く、基地局装置Aからの距離が遠い場所に位置しており、受信ビームフォーミング機能を有していないと仮定する。この場合、端末装置Cの受信性能が高いために、端末装置Cが基地局装置Bから送信された無線信号を受信した際の受信電力値は、端末装置Dの受信電力値よりも大きくなる場合がある。すると、基地局装置Aは、端末装置Cのほうが基地局装置Bからの距離が遠いにもかかわらず、端末装置Cを基地局装置BへHOする候補として選択する場合がある。
この場合、端末装置Cと基地局装置Bとの間で送受信される無線信号は、基地局装置Aに属する他の端末装置の無線信号と大きく干渉することが考えられる。すなわち、基地局装置Aは、基地局装置Aに属する端末装置については、各端末装置の干渉が極力少なくなるように周波数帯域などの無線リソースを割り当てることができるが、他の基地局装置Bに属する端末装置については無線リソースの割り当てを把握できない。加えて、基地局装置Aからの距離が近い端末装置Cの周辺には、基地局装置Aに属して基地局装置Aと通信を行う端末装置が多数存在することが考えられる。さらに、端末装置Cは、基地局装置Bからの距離が遠いので、基地局装置Bへ無線信号を送信する場合には、大きな送信電力で無線信号を送信する。以上の要因から、端末装置Cを基地局装置BへHOすると、端末装置Cと基地局装置Bとの間で送受信される無線信号と、基地局装置Aに属する他の端末装置の無線信号との干渉が大きく増加することが考えられる。
また、単にHO先の基地局装置からの距離が近い端末装置を選択した場合には、選択された端末装置の受信性能が低ければ、HO先の基地局装置との間で良好な無線通信が行われないことも考えられる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、HO処理に起因して基地局装置と端末装置との間で送受信される無線信号の干渉が増加するのを抑制し、かつ、HO対象の端末装置とHO先の基地局装置との無線通信を良好に行わせることができる基地局装置、端末装置、無線通信システム、およびハンドオーバ方法を実現することを目的とする。
本願の開示する基地局装置は、一つの態様において、自基地局装置と通信を行う複数の端末装置それぞれから、第1の受信電力値と第2の受信電力値とを受信する受信部を備える。第1の受信電力値は、各端末装置が受信ビームフォーミングを行わないで他の基地局装置から送信された無線信号を受信したときの受信電力値である。第2の受信電力値は、各端末装置が前記受信ビームフォーミングを行って前記無線信号を受信したときの受信電力値である。また、基地局装置は、受信部によって受信された第1の受信電力値と第2の受信電力値とに基づいて、複数の端末装置の中から、通信相手の基地局装置を自基地局装置から他の基地局装置へ切り替えるハンドオーバ処理を実行する候補を選択するハンドオーバ候補選択部を備える。また、基地局装置は、ハンドオーバ候補選択部によって選択された端末装置に対して、ハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ制御部を備える。
本願の開示する基地局装置の一つの態様によれば、HO処理に起因して基地局装置と端末装置との間で送受信される無線信号の干渉が増加するのを抑制し、かつ、HO対象の端末装置とHO先の基地局装置との無線通信を良好に行わせることができる。
図1は、第1実施例の無線通信システムの全体構成を示す図である。 図2は、受信ビームフォーミング機能を有するUEの構成を示すブロック図である。 図3は、受信ビームフォーミング機能を有さないUEの構成を示すブロック図である。 図4は、第1実施例のBTSの構成を示すブロック図である。 図5は、第1実施例のBTSの処理フローを示す図である。 図6は、HO候補となるUEを選択する第1実施例の処理について説明する図である。 図7は、第2実施例のBTSの構成を示すブロック図である。 図8は、第2実施例のBTSの処理フローを示す図である。 図9は、HO候補となるUEを選択する第2実施例の処理について説明する図である。
以下に、本願の開示する基地局装置、端末装置、無線通信システム、およびハンドオーバ方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。例えば、以下の実施例では、UE(User Equipment:端末装置)の一例として携帯電話機を挙げて説明するが、これに限らず、PDA(Personal Digital Assistant)などの端末装置に対して以下の実施例を適用することができる。
図1は、第1実施例の無線通信システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、無線通信システム100は、UE200−1,200−2,および200−3を含む複数の端末装置と、BTS(Base Transceiver Station:基地局装置)300とを備える。UE200−1,200−2,および200−3を含む複数の端末装置はいずれも、例えば携帯電話機などの無線通信機能を有する端末装置である。そこで、以下、説明の便宜上、UE200−1,200−2,および200−3を含む複数の端末装置をまとめて示す場合には、UE200という。
図1において、破線303は、BTS300との通信対象となる範囲の外延を示している。言い換えれば、破線303とBTS300との間に位置するUEは、BTS300の通信対象となる。UE200−1,200−2,および200−3は、いずれも破線303とBTS300との間に位置するので、BTS300の通信対象となっている。本実施例は、BTS300の通信負荷がBTS400の通信負荷に対して大きくなっているものとする。そこで、本実施例は、BTS300とBTS400との通信負荷の偏りを平準化するために、UE200−1,200−2,および200−3のいずれかを、BTS400へHO(Hand Over:ハンドオーバ)することを想定して説明を行う。
例えば、BTS300とBTS400とを管理するBTS管理装置500は、BTS300の通信負荷とBTS400の通信負荷とを各BTSから受信する。そして、BTS管理装置500は、BTS300とBTS400の通信負荷の偏りがあらかじめ設定された閾値より大きくなったら、通信負荷の偏りを平準化すべき指令を、通信負荷が大きいほうのBTS(本実施例ではBTS300)へ送信する。BTS300は、BTS管理装置500から通信負荷の偏りを平準化する指令を受信したら、UE200−1,200−2,および200−3のいずれかを、BTS400へHOする。BTS300の構成および処理の詳細は後述する。
なお、図1において、破線402は、UE200−3が、受信ビームフォーミングを行わないでBTS400から送信された無線信号を受信した際の受信電力値と同じ電波強度の場所を結んだ線である。同様に、破線404は、UE200−2が、受信ビームフォーミングを行わないでBTS400から送信された無線信号を受信した際の受信電力値と同じ電波強度の場所を結んだ線である。また、破線406は、UE200−1が、受信ビームフォーミングを行わないでBTS400から送信された無線信号を受信した際の受信電力値と同じ電波強度の場所を結んだ線である。
また、本実施例では、UE200−1およびUE200−2は、受信ビームフォーミング機能を有しており、UE200−3は、受信ビームフォーミング機能を有さないものとする。受信ビームフォーミング機能とは、特定の方向から送信される無線信号を選択的に受信することにより、特定の方向から送信される無線信号を高感度で受信する機能である。
近年、UE200のアンテナの小型化が進んでおり、例えば携帯電話機のような小さな機器でも多くのアンテナを搭載できるようになっている。またUE200には重力センサや磁気センサ、GPS(Global Positioning System)等が搭載されるようになっており、UE200でも自身の姿勢や向きなどの情報を容易に取得でき、これらの情報を利用してビームフォーミングのような物理的指向性を持つ技術の実装が可能になってきている。
なお、図1において、楕円407,楕円408は、UE200−1およびUE200−2が、受信ビームフォーミング機能によって、BTS400から送信された無線信号を高感度で受信することができることを模式的に示している。また、図1において、円409は、UE200−3が、受信ビームフォーミング機能による受信指向性を有していないことを模式的に示している。
図2は、受信ビームフォーミング機能を有するUEの構成を示すブロック図である。図2に示すように、UE200−1およびUE200−2は、受信部202と、ビームフォーミング機能部204と、測定部206と、SEL(Selector:選択器)208と、復調・復号化部210と、変調・符号化部212とを備える。また、UE200−1およびUE200−2は、アンプ214と、ハイブリッド回路216と、HO処理部218とを備える。なお、受信部202、アンプ214、およびハイブリッド回路216は、RF(Radio Frequency)部220に含まれ、例えばアナログ回路により実現される。また、ビームフォーミング機能部204、測定部206、SEL208、復調・復号化部210、変調・符号化部212、およびHO処理部218は、BB(Base Band:ベースバンド)部230に含まれ、例えばCPU(Central Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)等により実現される。
受信部202は、アンテナ201を介して、受信ビームフォーミング機能の有無をBTS300へ送信すべきことを示す指示信号、および、第1の受信電力値と第2の受信電力値とを測定してBTS300へ送信すべきことを示す指示信号をBTS300から受信する。第1の受信電力値とは、UE200−1およびUE200−2が受信ビームフォーミングを行わないでBTS400から送信された無線信号を受信したときの受信電力値である。また、第2の受信電力値とは、UE200−1およびUE200−2が受信ビームフォーミングを行ってBTS400から送信された無線信号を受信したときの受信電力値である。また、受信部202は、アンテナ201を介して、BTS400から送信された無線信号を受信する。また、受信部202は、BTS400から送信された無線信号を、ビームフォーミング機能部204、測定部206、およびSEL208へ出力する。なお、図2のUE200−1およびUE200−2は、アンテナ201が2本設けられている例を説明したが、アンテナ201の数は2本には限られない。
ビームフォーミング機能部204は、受信部202によって受信された無線信号の受信ビームフォーミングを実施する。測定部206は、BTS400から送信された無線信号を、受信ビームフォーミングを行わないで受信したときの第1の受信電力値と受信ビームフォーミングを行って受信したときの第2の受信電力値とを測定する。具体的には、測定部206は、受信部202から出力された無線信号の受信電力を測定して第1の受信電力値とする。また、測定部206は、ビームフォーミング機能部204から出力された無線信号の受信電力を測定して第2の受信電力値とする。
SEL208は、受信部202から出力された無線信号とビームフォーミング機能部204から出力された無線信号とのいずれか一方を選択して復調・復号化部210へ出力する。言い換えると、SEL208は、受信ビームフォーミングを行わないで受信した無線信号と、受信ビームフォーミングを行って受信した無線信号とのいずれか一方を選択して復調・復号化部210へ出力する。復調・復号化部210は、SEL208によって選択された無線信号の復調および復号化の処理を行う。復調・復号化部210は、復調および復号化の処理を行った無線信号をHO処理部218へ出力する。
変調・符号化部212は、測定部206で測定された第1の受信電力値と第2の受信電力値の信号に対して、変調および符号化の処理を行う。アンプ214は、変調・符号化部212によって変調および符号化の処理が行われた第1の受信電力値と第2の受信電力値の信号を増幅する。
ハイブリッド回路216は、アンテナ201を介して受信された無線信号を受信部202へ出力する受信モードと、アンテナ201を介して信号を送信する送信モードとを切り替える回路である。例えば、ハイブリッド回路216は、アンプ214で増幅された第1の受信電力値と第2の受信電力値の信号を、受信ビームフォーミング機能を有することを示す信号とともに、アンテナ201を介してBTS300へ送信する。HO処理部218は、復調・復号化部210によって復調および復号化の処理が行われた無線信号に、HO処理を実行する候補として選択されたことを示す制御信号が含まれる場合には、通信対象をBTS300からBTS400へ切り替えるHO処理を行う。HO処理部218は、例えば、UE内のメモリに格納されている通信対象を、BTS300からBTS400へ書き換えるなどの処理を行う。
図3は、受信ビームフォーミング機能を有さないUEの構成を示すブロック図である。図3に示すように、UE200−3は、UE200−1およびUE200−2と比較して、ビームフォーミング機能部204とSEL208とを有していない点が相違する。そこで、UE200−1およびUE200−2との相違点を中心に説明して、重複する構成の説明は省略する。
受信部202は、BTS400から送信された無線信号を、測定部206へ出力する。測定部206は、BTS400から送信された無線信号を、受信ビームフォーミングを行わないで受信したときの第1の受信電力値を測定する。具体的には、測定部206は、受信部202から出力された無線信号の受信電力を測定して第1の受信電力値とする。復調・復号化部210は、測定部206から出力された無線信号の復調および復号化の処理を行う。
変調・符号化部212は、測定部206で測定された第1の受信電力値の信号に対して、変調および符号化の処理を行う。アンプ214は、変調・符号化部212によって変調および符号化の処理が行われた第1の受信電力値の信号を増幅する。ハイブリッド回路216は、アンテナ201を介して受信された無線信号を受信部202へ出力する受信モードと、アンテナ201を介して信号を送信する送信モードとを切り替える回路である。例えば、ハイブリッド回路216は、アンプ214で増幅された第1の受信電力値の信号を、受信ビームフォーミング機能を有さないことを示す信号とともに、アンテナ201を介してBTS300へ送信する。なお、UE200−3においては、測定部206、復調・復号化部210、変調・符号化部212、およびHO処理部218は、BB部230に含まれ、例えばCPUまたはDSP等により実現される。
図4は、第1実施例のBTSの構成を示すブロック図である。図4に示すように、BTS300は、送受信部302と、復調・復号化部304と、記憶部305と、HO候補選択部306と、HO制御部308と、変調・符号化部310とを備える。なお、BTS400の構成は、BTS300の構成と同様である。なお、送受信部302は、RF部320に含まれ、例えばアナログ回路により実現される。また、復調・復号化部304、記憶部305、HO候補選択部306、HO制御部308、および変調・符号化部310は、BB部330に含まれ、例えばCPU、DSP、またはメモリ等により実現される。
送受信部302は、アンテナ301を介して、UE200−1,200−2,および200−3それぞれに対して、受信ビームフォーミング機能の有無をBTS300へ送信すべきことを示す指示信号を送信する。また、送受信部302は、アンテナ301を介して、UE200−1,200−2,および200−3それぞれに対して、第1の受信電力値と第2の受信電力値とを測定してBTS300へ送信すべきことを示す指示信号とを送信する。また、送受信部302は、アンテナ301を介して、BTS300との通信対象となるUE200−1,200−2,および200−3それぞれから、受信ビームフォーミング機能の有無を示す信号と、第1の受信電力値と第2の受信電力値の信号とを受信する。なお、図4のBTS300は、アンテナ301が2本設けられている例を説明したが、アンテナ301の数は2本には限られない。また、本実施例は、説明の便宜上、UE200−1,200−2,および200−3に対して各種指示信号を送信する例を挙げたが、これには限られず、BTS300に属する複数のUEに対して各種指示信号を送信することもできる。
復調・復号化部304は、送受信部302で受信されたUE200−1,200−2,および200−3の受信ビームフォーミング機能の有無を示す信号の復調および復号化の処理を行う。また、復調・復号化部304は、送受信部302で受信されたUE200−1,200−2,および200−3の第1の受信電力値と第2の受信電力値の復調および復号化の処理を行う。記憶部305は、復調・復号化部304によって復調および復号化の処理が行われたUE200−1,200−2,および200−3の受信ビームフォーミング機能の有無を示す信号を格納するメモリである。また、記憶部305は、復調・復号化部304によって復調および復号化の処理が行われたUE200−1,200−2,および200−3の第1の受信電力値と第2の受信電力値を格納する。
HO候補選択部306は、復調・復号化部304によって復調および復号化の処理が行われたUE200−1,200−2,および200−3の第1の受信電力値と第2の受信電力値とに基づいて、HO処理を実行する候補を選択する。具体的には、HO候補選択部306は、UE200−1,200−2,および200−3の中からBTS400との通信対象に切り替えるHO処理を実行する候補を選択する。なお、HO候補選択部306は、復調・復号化部304から出力された第1の受信電力値と第2の受信電力値、または記憶部305に格納された第1の受信電力値と第2の受信電力値とに基づいて、HO処理を実行する候補を選択することができる。
HO制御部308は、HO候補選択部306によって選択されたUEに対してHO処理を実行する。HO制御部308は、例えば、HO候補選択部306によって選択されたUEへ送信するために、通信対象をBTS400へ切り替えるべき旨の制御信号を生成する。
変調・符号化部310は、HO制御部308で生成された制御信号に対して、変調および符号化の処理を行う。送受信部302は、変調・符号化部310によって変調および符号化の処理が行われた制御信号を、アンテナ301を介して、HO候補選択部306によって選択されたUEへ送信する。
図5は、第1実施例のBTSの処理フローを示す図である。また、図6は、HO候補となるUEを選択する第1実施例の処理について説明する図である。図6のグラフの横軸は、BTS300とBTS400との物理的な距離を示すものである。図6のグラフの横軸は、紙面に向かって左側に向かうにつれてBTS300との距離が近くなることを表しており、紙面に向かって右側に向かうにつれてBTS400との距離が近くなることを表している。また、図6のグラフの縦軸は、UE200−1,200−2,および200−3それぞれが、BTS400から送信された無線信号を受信した際の受信電波強度(受信電力値)を表している。
また、図6において、UE200−1が受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、丸印410で示される。また、UE200−2が受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、丸印412で示される。UE200−3が受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、丸印414で示される。丸印410,412,414に示すように、受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、BTS400との物理的な距離に比例しており、BTS400からの距離が近いほど受信電力値が大きくなる。また、UE200−1が受信ビームフォーミングを行ったときの受信電力値は、四角印420で示される。また、UE200−2が受信ビームフォーミングを行ったときの受信電力値は、四角印422で示される。
図5に示すように、送受信部302は、まず、UE200−1,200−2,および200−3のそれぞれから送信された受信ビームフォーミング機能の有無を示す信号、および、第1,第2の受信電力値の信号を受信する(ステップS101)。続いて、復調・復号化部304は、受信ビームフォーミング機能の有無を示す信号、および第1,第2の受信電力値の信号をUE毎に記憶部へ登録する(ステップS102)。
続いて、HO候補選択部306は、UE200−1,UE200−2,およびUE200−3の第1の受信電力値に基づいて、UE200−1,UE200−2,およびUE200−3の中から一次候補を選択する(ステップS103)。例えば、HO候補選択部306は、UE200−1,UE200−2,およびUE200−3の中から、第1の受信電力値が最も大きいUEを選択する。本実施例では、図6に示すように、第1の受信電力値が最も大きいUEであるUE200−3が一次候補として選択される。また、HO候補選択部306は、UE200−3の第1の受信電力値に対する第1の受信電力値の差分があらかじめ設定された範囲430内であるUEも、一次候補として選択する。
本実施例では、図6に示すように、UE200−3の第1の受信電力値からあらかじめ設定された範囲430内にUE200−2の第1の受信電力値が含まれているため、UE200−2も一次候補として選択される。一方、UE200−1の第1の受信電力値は、UE200−3の第1の受信電力値からあらかじめ設定された範囲430内に含まれていないため、一次候補として選択されない。なお、本実施例は、UE200−3の第1の受信電力値に対する第1の受信電力値の差分があらかじめ設定された範囲430内であるUEを一次候補として選択する例を示したが、これには限られない。例えば、HO候補選択部306は、図6に示すように、絶対値としての閾値440をあらかじめ設定しておき、設定された閾値440よりも第1の受信電力値が大きいUEを一次候補として選択することもできる。閾値440は、BTS300のユーザの操作により可変に設定することができる。このように、第1実施例は、HO元のBTSからほぼ同じ距離にあるUE200−2,200−3についてはHOを実行した場合の干渉は同程度と判断して一次候補とする。
図5に戻って、続いて、HO候補選択部306は、選択された一次候補の中から、第2の受信電力値に基づいてHO処理を実行する候補を選択する(ステップS104)。例えば、HO候補選択部306は、選択された一次候補であるUE200−2およびUE200−3の中から、第2の受信電力値が最も大きいUEを、HO処理を実行する候補として選択する。
本実施例では、図6に示すように、選択された一次候補の中に、受信ビームフォーミング機能を有するUE200−2と、受信ビームフォーミング機能を有さないUE200−3とを含んでいる。この場合、HO候補選択部306は、選択された一次候補の中から、UE200−2の第2の受信電力値とUE200−3の第1の受信電力値のうち受信電力値が最も大きいUEを、HO処理を実行する候補として選択する。本実施例では、UE200−2の第2の受信電力値(四角印422)がUE200−3の第1の受信電力値(丸印414)よりも大きいので、HO候補選択部306は、HO処理を実行する候補としてUE200−2を選択する。なお、図6において、UE200−2を囲む楕円442は、HO処理を実行する候補としてUE200−2が選択されたことを模式的に示すものである。このように、第1実施例は、一次候補の中から、受信能力の高い、受信ビームフォーミング時の受信電力の大きなUE200−2がHO候補として選択される。したがって、第1実施例によれば、HO元のBTSがサービスする無線通信のスループットを下げることなく、HO先において高いスループットで無線通信を行うことができるUEを選択することができる。
図5に戻って、続いて、HO制御部308は、選択されたHO候補であるUE200−2に対してHO処理を実行する(ステップS105)。HO制御部308は、例えば、通信対象をBTS400へ切り替えるべき旨の制御信号を生成し、送受信部302は、生成された制御信号をUE200−2へ送信する。
続いて、HO制御部308は、ロードバランシングが完了したか否かを判定する(ステップS106)。例えば、HO制御部308は、BTS300の通信負荷が設定された閾値より小さくなったか否かによって、ロードバランシングが完了したか否かを判定する。HO制御部308は、ロードバランシングが完了していないと判定された場合には(ステップS106でNo)、ステップS103へ戻る。一方、HO制御部308は、ロードバランシングが完了したと判定された場合には(ステップS106でYes)、処理を終了する。
以上、第1実施例によれば、HO処理に起因してBTSとUEとの間で送受信される無線信号の干渉が増加するのを抑制し、かつ、HO対象のUEとHO先のBTSとの無線通信を良好に行わせることができる。すなわち、第1実施例によれば、第1の受信電力値が大きいUE、言い換えればHO先のBTSとの距離が近いUEが一次候補として選択される。したがって、一次候補として選択されたUEの周辺には、HO元のBTSに属するUEの数が比較的少なくなる。また、一次候補として選択されたUEは、HO先のBTSからの距離が近いので、HO先のBTSへ無線信号を送信する場合には、比較的小さな送信電力で無線信号を送信する。その結果、第1実施例によれば、HO処理を実行した後に、HO元のBTSに属する他のUEが送受信する無線信号と、HO対象となったUEが送受信する無線信号との干渉の増加を抑制することができる。加えて、第1実施例によれば、一次候補の中から、第2の受信電力値が大きいUEがHO処理を実行する候補として選択される。したがって、HO処理を実行する候補には、HO先のBTSから送信された無線信号の受信電力値が高いUEが選択される。その結果、第1実施例によれば、HO対象のUEとHO先のBTSとの無線通信を良好に行わせることができる。また、第1実施例によれば、複数のBTSの負荷平準化のためにHO処理を実行することによって、HO元のBTSの通信容量を増やすことができる。なお、無線通信システムは、3G(CDMA:Code Division Multiple Access)方式から、4G(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式に移行しつつある。4G方式は、HO処理に起因するBTSとUEとの間で送受信される無線信号の干渉の増加がより顕著に現れるので、第1実施例を適用することがより好ましい。
図7は、第2実施例のBTSの構成を示すブロック図である。図7に示すように、第2実施例のBTS350は、第1実施例のBTS300と比較して、補正部312が追加された点が相違する。そこで、BTS300との相違点を中心に説明して、重複する構成の説明は省略する。第2実施例においては、UE200−1,UE200−2,およびUE200−3のうち、UE200−1が送信ビームフォーミング機能を有しているものとする。送信ビームフォーミング機能とは、特定の方向へ向けて選択的に無線信号を送信することにより、特定の方向へ送信される無線信号の強度を向上させる機能である。なお、送受信部302は、RF部320に含まれ、例えばアナログ回路により実現される。また、復調・復号化部304、記憶部305、HO候補選択部306、HO制御部308、変調・符号化部310、および補正部312は、BB部330に含まれ、例えばCPU、DSP、またはメモリ等により実現される。
送受信部302は、第1実施例に加えて、アンテナ301を介して、UE200−1,200−2,および200−3それぞれに対して、送信ビームフォーミング機能の有無をBTS350へ送信すべきことを示す指示信号を送信する。また、送受信部302は、アンテナ301を介して、UE200−1,200−2,および200−3それぞれに対して、送信ビームフォーミング機能が有の場合は、送信ビームフォーミング能力をBTS350へ送信すべきことを示す指示信号を送信する。
補正部312は、UE200−1,UE200−2,およびUE200−3のうち送信ビームフォーミング機能を有するUEの第1の受信電力値を、送信ビームフォーミング機能を有するUEの送信ビームフォーミング能力に応じて補正する。本実施例では、補正部312は、UE200−1の第1の受信電力値を、UE200−1の送信ビームフォーミング能力に応じて補正する。なお、補正部312は、復調・復号化部304から出力されたUE200−1の送信ビームフォーミング能力、または記憶部305に格納されたUE200−1の送信ビームフォーミング能力に基づいて、UE200−1の第1の受信電力値を補正することができる。なお、本実施例は、送信ビームフォーミング機能を有するUEから送信された送信ビームフォーミング能力を用いて第1の受信電力値を補正する例を挙げたが、これには限られない。例えば、UEの送信ビームフォーミング能力は、そのUEの受信ビームフォーミング能力に相関する場合が多い。そこで、補正部312は、UEの受信ビームフォーミング能力から送信ビームフォーミング能力を推定し、推定した送信ビームフォーミング能力を用いて第1の受信電力値を補正することができる。
HO候補選択部306は、UE200−1の補正部312によって補正された第1の受信電力値と、UE200−2,UE200−3の第1の受信電力値とに基づいて、HO処理を実行する一次候補を選択する。また、HO候補選択部306は、選択された一次候補の中から、第2の受信電力値に基づいてHO処理を実行する候補を選択する。なお、HO候補選択部306は、補正部312から出力された補正後の第1の受信電力値と第2の受信電力値、または記憶部305に格納された補正後の第1の受信電力値と第2の受信電力値とに基づいて、HO処理を実行する候補を選択することができる。HO候補選択部306の詳細は後述する。
図8は、第2実施例のBTSの処理フローを示す図である。図9は、HO候補となるUEを選択する第2実施例の処理について説明する図である。図9のグラフの横軸は、BTS350とBTS400との物理的な距離を示すものである。図9のグラフの横軸は、紙面に向かって左側に向かうにつれてBTS350との距離が近くなることを表しており、紙面に向かって右側に向かうにつれてBTS400との距離が近くなることを表している。また、図9のグラフの縦軸は、UE200−1,200−2,および200−3それぞれが、BTS400から送信された無線信号を受信した際の受信電波強度(受信電力値)を表している。
また、図9において、UE200−1が受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、丸印410で示される。また、UE200−2が受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、丸印412で示される。UE200−3が受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、丸印414で示される。丸印410,412,414に示すように、受信ビームフォーミングを行わないときの受信電力値は、BTS400との物理的な距離に比例しており、BTS400からの距離が近いほど受信電力値が大きくなる。また、UE200−1が受信ビームフォーミングを行ったときの受信電力値は、四角印420で示される。また、UE200−2が受信ビームフォーミングを行ったときの受信電力値は、四角印422で示される。また、本実施例では、補正部312の補正によって、UE200−1の第1の受信電力値が補正される。図9において、矢印444は、UE200−1の第1の受信電力値の補正幅を示している。また、丸印446は、補正部312によって補正された後のUE200−1の第1の受信電力値を示している。
図8に示すように、送受信部302は、まず、UE200−1,200−2,および200−3のそれぞれから送信された受信ビームフォーミング機能の有無を示す信号、および、第1,第2の受信電力値の信号を受信する(ステップS201)。続いて、復調・復号化部304は、受信ビームフォーミング機能の有無を示す信号、および第1,第2の受信電力値の信号をUE毎に記憶部へ登録する(ステップS202)。
続いて、補正部312は、送信ビームフォーミング機能を有するUEの第1の受信電力値を補正する(ステップS203)。例えば、補正部312は、UE200−1が送信ビームフォーミングを行ってBTS350へ無線信号を送信したときの利得(ゲイン)に応じて、UE200−1の第1の受信電力値を補正する。例えば、補正部312は、UE200−1が送信ビームフォーミングを行わずにBTS350へ無線信号を送信したときの受信電力値に対する、送信ビームフォーミングを行ってBTS350へ無線信号を送信したときの受信電力値の比によって利得を求める。
続いて、HO候補選択部306は、UE200−1の補正後の第1の受信電力値と、UE200−2およびUE200−3の第1の受信電力値に基づいて、UE200−1,UE200−2,およびUE200−3の中から一次候補を選択する(ステップS204)。例えば、HO候補選択部306は、UE200−1,UE200−2,およびUE200−3の中から、第1の受信電力値が最も大きいUEを選択する。本実施例では、図9に示すように、第1の受信電力値が最も大きいUEであるUE200−1とUE200−3とが一次候補として選択される。また、HO候補選択部306は、UE200−1およびUE200−3の第1の受信電力値に対する第1の受信電力値の差分があらかじめ設定された範囲430内であるUEも、一次候補として選択する。
本実施例では、図9に示すように、UE200−1およびUE200−3の第1の受信電力値からあらかじめ設定された範囲430内にUE200−2の第1の受信電力値が含まれているため、UE200−2も一次候補として選択される。なお、本実施例は、UE200−3の第1の受信電力値に対する第1の受信電力値の差分があらかじめ設定された範囲430内であるUEを一次候補として選択する例を示したが、これには限られない。例えば、HO候補選択部306は、図9に示すように、絶対値としての閾値440をあらかじめ設定しておき、設定された閾値440よりも第1の受信電力値が大きいUEを一次候補として選択することもできる。閾値440は、BTS350のユーザの操作により可変に設定することができる。
図8に戻って、続いて、HO候補選択部306は、選択された一次候補の中から、第2の受信電力値に基づいてHO処理を実行する候補を選択する(ステップS205)。例えば、HO候補選択部306は、選択された一次候補であるUE200−1,UE200−2およびUE200−3の中から、第2の受信電力値が最も大きいUEを、HO処理を実行する候補として選択する。
本実施例では、図9に示すように、選択された一次候補の中に、受信ビームフォーミング機能を有するUE200−1およびUE200−2と、受信ビームフォーミング機能を有さないUE200−3とを含んでいる。この場合、HO候補選択部306は、選択された一次候補の中から、UE200−1およびUE200−2の第2の受信電力値と、UE200−3の第1の受信電力値とのうち受信電力値が最も大きいUEを、HO処理を実行する候補として選択する。本実施例では、UE200−1の第2の受信電力値(四角印420)が、UE200−2の第2の受信電力値(四角印422)およびUE200−3の第1の受信電力値(丸印414)よりも大きい。したがって、HO候補選択部306は、HO処理を実行する候補としてUE200−1を選択する。なお、図9において、UE200−1を囲む楕円443は、HO処理を実行する候補としてUE200−1が選択されたことを模式的に示すものである。
図8に戻って、続いて、HO制御部308は、選択されたHO候補であるUE200−1に対してHO処理を実行する(ステップS206)。HO制御部308は、例えば、通信対象をBTS400へ切り替えるべき旨の制御信号を生成し、送受信部302は、生成された制御信号をUE200−1へ送信する。
続いて、HO制御部308は、ロードバランシングが完了したか否かを判定する(ステップS207)。例えば、HO制御部308は、BTS350の通信負荷が設定された閾値より小さくなったか否かによって、ロードバランシングが完了したか否かを判定する。HO制御部308は、ロードバランシングが完了していないと判定された場合には(ステップS207でNo)、ステップS204へ戻る。一方、HO制御部308は、ロードバランシングが完了したと判定された場合には(ステップS207でYes)、処理を終了する。
以上、第2実施例によれば、第1実施例の効果に加えて、UEの送信ビームフォーミンング能力も考慮して最適なHO候補のUEを選択することができる。すなわち、第1実施例では、UE200−1は、BTS400からの距離が遠いため、UE200−1がBTS400と送受信する無線信号と、BTS350に属する他のUEが送受信する無線信号との干渉の増加が大きいと判断され、一次候補として選択されない。しかし、UE200−1は、BTS400から遠い場所に位置しているとしても、送信ビームフォーミングを行い無線信号の送信ビームをBTS400に向けることができれば、BTS350に属する他のUEが送受信する無線信号との干渉を抑制することができる。そこで、第2実施例は、UE200−1の送信ビームフォーミング能力を受信能力に換算し、換算した値を用いてUE200−1の受信ビームフォーミング無の受信電力値を補正する。そして、第2実施例は、補正した受信電力値を用いてHO候補のUEの選択を行う。したがって、第2実施例によれば、UEの送信ビームフォーミング能力を考慮してHO候補の最適なUEを選択することができる。
上記の第1実施例および第2実施例については、以下の変更を加えることができる。第1実施例および第2実施例は、前記選択された一次候補の中に、受信ビームフォーミング機能を有する1または複数のUEと、受信ビームフォーミング機能を有さない1または複数のUEとを含む場合を例に挙げたが、これには限られない。例えば、選択された一次候補の中に、受信ビームフォーミング機能を有する複数のUEのみを含む場合には、HO候補選択部306は、選択された一次候補の中から、第2の受信電力値が最も大きいUEを、HO処理を実行する候補として選択することができる。また、選択された一次候補の中に、受信ビームフォーミング機能を有さない複数のUEのみを含む場合には、HO候補選択部306は、選択された一次候補の中から、第1の受信電力値が最も大きいUEを、HO処理を実行する候補として選択することができる。
また、第1実施例および第2実施例では、BTS300,350が、BTS管理装置500から、BTS400との通信負荷の偏りを平準化すべきことを示す指示信号を受信した場合に、HO候補のUEを選択する処理を行ってHO処理を実行する例を挙げた。これによれば、BTS管理装置500がBTSの通信負荷の平準化をすべきと判断したときのみHO候補のUEの選択処理を実行するので、各UEが第1,第2の受信電力値を測定して送信する負荷や、BTSがHO候補を選択する負荷を軽減することができる。その一方で、この態様に限らず、例えば、HO候補選択部306は、あらかじめ設定された周期ごとに、複数のUEから第1の受信電力値と第2の受信電力値を受信するとともに、HO処理を実行する候補を選択して記憶部305に記憶することができる。この場合、HO制御部308は、BTS管理装置500からBTS300,350の通信負荷とBTS400の通信負荷との偏りを平準化すべきことを示す指示信号を受信した場合に、記憶部305に記憶された最新のHO候補のUEに対して、HO処理を実行する。これによれば、BTS300,350は、BTS管理装置500から、BTS300,350の通信負荷とBTS400の通信負荷との偏りを平準化すべきことを示す指示信号を受信した場合に、迅速にHO処理を実行することができる。また、第1実施例および第2実施例では、HO候補をして1つのUEを選択する例を示したが、これには限られない。例えば、HO候補選択部306は、複数のHO候補のUEを順位付けして記憶部305に登録することもできる。これによれば、BTS300,350は、複数のUEをHOする場合に、迅速にHO処理を実行することができる。
また、第1実施例および第2実施例では、BTS300,350が、自BTSに属する複数のUEに対して、第1の受信電力値と第2の受信電力値とを測定してBTS300,350へ送信すべきことを示す指示信号等を送信する例を挙げたが、これには限られない。例えば、送受信部302は、あらかじめ設定された周期ごとに、複数のUE200の第1の受信電力値を受信することができる。そして、送受信部302は、BTS管理装置500から、BTS300,350の通信負荷とBTS400の通信負荷との偏りを平準化すべきことを示す指示信号を受信した場合に、第1の受信電力値と第2の受信電力値とを測定して送信すべきことを示す指示信号等を送信することができる。この場合、送受信部302は、複数のUE200のうち、送受信部302によって受信された第1の受信電力値があらかじめ設定された閾値より小さいUEに対して、第1の受信電力値と第2の受信電力値とを測定して送信すべきことを示す指示信号等を送信することができる。これによれば、自BTSに属する多数のUEのうち、自BTSからの距離が遠いUEに対してのみ、第1の受信電力値と第2の受信電力値とを測定してBTS300,350へ送信すべきことを示す指示信号等を送信することができる。その結果、HO候補の選択対象となるUEの数が少なくなるので、BTS300,350は、効率よくHO候補の選択処理およびHO処理を行うことができる。また、HO候補の選択対象とならないUEについては、第1,第2の受信電力値を測定して送信する負荷を軽減することができる。
100 無線通信システム
202 受信部
204 ビームフォーミング機能部
206 測定部
216 ハイブリッド回路
218 HO処理部
302 送受信部
304 復調・復号化部
305 記憶部
306 HO候補選択部
308 HO制御部
312 補正部
500 BTS管理装置

Claims (12)

  1. 自基地局装置と通信を行う複数の端末装置それぞれから、各端末装置が受信ビームフォーミングを行わないで他の基地局装置から送信された無線信号を受信したときの第1の受信電力値を受信するとともに、少なくとも1つの端末装置から、該少なくとも1つの端末装置が前記受信ビームフォーミングを行って前記無線信号を受信したときの第2の受信電力値とを受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とに基づいて、前記複数の端末装置の中から、通信相手の基地局装置を前記自基地局装置から前記他の基地局装置へ切り替えるハンドオーバ処理を実行する候補を選択するハンドオーバ候補選択部と、
    前記ハンドオーバ候補選択部によって選択された端末装置に対して、前記ハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ制御部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記ハンドオーバ候補選択部は、前記第1の受信電力値に基づいて、前記複数の端末装置の中から前記ハンドオーバ処理を実行する一次候補を選択し、前記選択された一次候補の中から、前記第1の受信電力値または前記第2の受信電力値に基づいて前記ハンドオーバ処理を実行する候補を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記ハンドオーバ候補選択部は、前記複数の端末装置の中から、前記第1の受信電力値が最も大きい第1の端末装置と、該第1の端末装置以外の端末装置のうち、前記第1の端末装置の第1の受信電力値に対する第1の受信電力値の差分があらかじめ設定された範囲内である端末装置とを、前記一次候補として選択し、前記選択された一次候補の中から、前記第1の受信電力値または前記第2の受信電力値が最も大きい端末装置を、前記ハンドオーバ処理を実行する候補として選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記ハンドオーバ候補選択部は、前記複数の端末装置の中から、あらかじめ設定された閾値よりも前記第1の受信電力値が大きい端末装置を前記一次候補として選択し、前記選択された一次候補の中から、前記第1の受信電力値または前記第2の受信電力値が最も大きい端末装置を、前記ハンドオーバ処理を実行する候補として選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  5. 前記ハンドオーバ候補選択部は、前記選択された一次候補の中に、前記受信ビームフォーミング機能を有する1または複数の端末装置と、前記受信ビームフォーミング機能を有さない1または複数の端末装置とを含む場合には、前記選択された一次候補の中から、前記受信フォーミング機能を有する端末装置の前記第2の受信電力値と前記受信ビームフォーミング機能を有さない端末装置の前記第1の受信電力値のうち受信電力値が最も大きい端末装置を、前記ハンドオーバ処理を実行する候補として選択し、
    前記選択された一次候補の中に、前記受信ビームフォーミング機能を有する複数の端末装置のみを含む場合には、前記選択された一次候補の中から、前記第2の受信電力値が最も大きい端末装置を、前記ハンドオーバ処理を実行する候補として選択し、
    前記選択された一次候補の中に、前記受信ビームフォーミング機能を有さない複数の端末装置のみを含む場合には、前記選択された一次候補の中から、前記第1の受信電力値が最も大きい端末装置を、前記ハンドオーバ処理を実行する候補として選択する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の基地局装置。
  6. 前記複数の端末装置のうち送信ビームフォーミング機能を有する端末装置の前記第1の受信電力値を、該端末装置の送信ビームフォーミング能力に応じて補正する補正部
    をさらに備え、
    前記ハンドオーバ候補選択部は、前記送信ビームフォーミング機能を有する端末装置の前記補正部によって補正された第1の受信電力値と、前記送信ビームフォーミング機能を有さない端末装置の前記第1の受信電力値とに基づいて、前記複数の端末装置の中から前記ハンドオーバ処理を実行する一次候補を選択し、前記選択された一次候補の中から、前記第2の受信電力値に基づいて前記ハンドオーバ処理を実行する候補を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  7. 前記ハンドオーバ候補選択部は、あらかじめ設定された周期ごとに、前記ハンドオーバ処理を実行する候補を選択して記憶部に記憶し、
    前記ハンドオーバ制御部は、前記自基地局装置の通信負荷と前記他の基地局装置の通信負荷とを監視する基地局管理装置から、前記自基地局装置の通信負荷と前記他の基地局装置の通信負荷との偏りを平準化すべきことを示す指示信号を受信した場合に、前記記憶部に記憶された前記ハンドオーバ処理を実行する候補の端末装置に対して、前記ハンドオーバ処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  8. 前記基地局管理装置から、前記自基地局装置の通信負荷と前記他の基地局装置の通信負荷との偏りを平準化すべきことを示す指示信号を受信した場合に、前記複数の端末装置それぞれに対して、前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とを測定して送信すべきことを示す指示信号を送信する送信部を
    さらに備えることを特徴とする請求項7に記載の基地局装置。
  9. 前記受信部は、あらかじめ設定された周期ごとに、前記複数の端末装置の前記第1の受信電力値を受信し、
    前記送信部は、前記基地局管理装置から、前記自基地局装置の通信負荷と前記他の基地局装置の通信負荷との偏りを平準化すべきことを示す指示信号を受信した場合に、前記複数の端末装置のうち、前記受信部によって受信された前記第1の受信電力値があらかじめ設定された閾値より小さい端末装置に対して、前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とを測定して送信すべきことを示す指示信号を送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載の基地局装置。
  10. 第1の基地局装置と通信を行う端末装置であって、
    受信ビームフォーミングを行わないで前記第1の基地局装置とは異なる第2の基地局装置から送信された無線信号を受信したときの第1の受信電力値と前記受信ビームフォーミングを行って前記無線信号を受信したときの第2の受信電力値とを測定する測定部と、
    前記測定部によって測定された前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とを前記第1の基地局装置へ送信する送信部と、
    前記送信部によって送信された前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とに基づいて通信相手の基地局装置を前記第1の基地局装置から前記第2の基地局装置へ切り替えるハンドオーバ処理を実行する候補として選択された場合には、通信対象を前記第1の基地局装置から前記第2の基地局装置へ切り替えるハンドオーバ処理部と、
    を備えたことを特徴とする端末装置。
  11. 通信対象となる第1の基地局装置とは異なる第2の基地局装置から送信された無線信号を、受信ビームフォーミングを行わないで受信したときの第1の受信電力値と前記受信ビームフォーミングを行って受信したときの第2の受信電力値とを測定する測定部と、
    前記測定部によって測定された前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とを前記第1の基地局装置へ送信する送信部と、
    をそれぞれ有する複数の端末装置と、
    前記複数の端末装置それぞれから送信される前記第1の受信電力値を受信するとともに、少なくとも1の端末装置から送信される前記第2の受信電力値を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とに基づいて、前記複数の端末装置の中から、通信相手の基地局装置を前記第1の基地局装置から前記第2の基地局装置へ切り替えるハンドオーバ処理を実行する候補を選択するハンドオーバ候補選択部と、
    前記ハンドオーバ候補選択部によって選択された端末装置に対して、前記ハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ制御部と、
    を有する第1の基地局装置と、
    を備える無線通信システム。
  12. 自基地局装置と通信を行う複数の端末装置それぞれから、各端末装置が受信ビームフォーミングを行わないで他の基地局装置から送信された無線信号を受信したときの第1の受信電力値を受信するとともに、少なくとも1の端末装置から、該少なくとも1の端末装置が前記受信ビームフォーミングを行って前記無線信号を受信したときの第2の受信電力値を受信し、
    前記受信された前記第1の受信電力値と前記第2の受信電力値とに基づいて、前記複数の端末装置の中から、通信相手の基地局装置を前記自基地局装置から前記他の基地局装置へ切り替えるハンドオーバ処理を実行する候補を選択し、
    前記選択された端末装置に対して、前記ハンドオーバ処理を実行する
    ことを特徴とするハンドオーバ方法。
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