JP2012173517A - 液晶レンズ及び液晶レンズ製造用基材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液晶レンズ1は、第1の基板2、第1の基板2に対向して配置された第2の基板3、第1の基板2上に互いに離隔されて設けられてなる複数の電極41、第2の基板3上に全面に亘って設けられてなる全面電極5、第1の基板2及び第2の基板3の間に液晶材料が封入されてなる液晶層8、並びに第1の基板2上の、電極41及び全面電極5に電圧が印加されたときに液晶層8にかかる電界が最小となる位置に設けられたスペーサ9を備え、液晶層8に電界がかけられていない状態での液晶分子の長軸方向に応じて、液晶材料の異常光又は常光に対する屈折率ne,no及びスペーサ9を構成する材料の屈折率nspの差を±0.05以内とする。
【選択図】図2
Description
−0.05≦nsp−ne≦0.05
−0.05≦nsp−no≦0.05
−0.05≦nsp−ne≦0.05
−0.05≦nsp−no≦0.05
−0.05≦nsp−ne≦0.05
−0.05≦nsp−no≦0.05
−0.05≦nsp−ne≦0.05
−0.05≦nsp−no≦0.05
−0.05≦nsp−ne≦0.05
−0.05≦nsp−no≦0.05
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶レンズのレンズ効果を概念的に示す模式図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る液晶レンズにおける一のレンズ領域の構成を示す断面図である。
続いて、第1の透明基板2及び第2の透明基板3を、ストライプ状透明電極4が設けられている面と全面透明電極5が設けられている面とを対向させるようにして配置し、第1及び第2の透明基板2,3の周縁部をシール材により封止して、第1及び第2の透明基板2,3間に所定の屈折率ne,no(スペーサ9を構成する材料の屈折率nSPとの差が±0.05以内)を有する液晶材料を注入して液晶層8を構成する。これにより、第1の実施形態に係る液晶レンズ1を製造することができる。
本発明の第2の実施形態に係る液晶レンズ100について、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る液晶レンズ100のレンズ効果を概念的に示す模式図であり、図7は、本発明の第2の実施形態に係る液晶レンズ100における一のレンズ領域L1の構成を示す断面図である。
第1の透明基板2及び第2の透明基板3としてガラス基板を、ストライプ状透明電極4及び全面透明電極5の形成用材料としてITOを、水平配向膜としての第1の配向膜6及び第2の配向膜7の形成用材料としてポリイミド系配向膜組成物(JSR製,AL1254)を、液晶層8を構成する液晶材料としてメルク社製の液晶(ZLI−1237,ne=1.63,no=1.49)を用意した。
上記実施例1において、スペーサ9を構成する材料(スペーサ9の形成用材料)として、無機フィラー(テイカ社製,ルチル型酸化チタン,MT−500HDM)、分散剤(ビックケミー・ジャパン製,Disperbyk163)、アクリルポリマー(アクリル酸メチル:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=55.0:30.0:15.0(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを15.0モル%付加したもの、重量平均分子量:22000)、多官能アクリルモノマー(ダイセル工業社製,DPHA)、及び光重合開始剤(BASF社製,イルガキュアー907)を、固形分の重量比で無機フィラー:分散剤:アクリルポリマー:多官能アクリルモノマー:光重合開始剤=15:5:50:25:5となるよう混合したもの(屈折率nsp=1.58)を用いた以外は実施例1と同様にして液晶レンズ1を製造した(ne−nsp=0.05)。
上記実施例1において、スペーサ9を構成する材料(スペーサ9の形成用材料)として、無機フィラー及び分散剤を含まず、アクリルポリマー(アクリル酸メチル:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=55.0:30.0:15.0(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを15.0モル%付加したもの、重量平均分子量:22000)、多官能アクリルモノマー(ダイセル工業社製,DPHA)、及び光重合開始剤(BASF社製,イルガキュアー907)を、固形分の重量比でアクリルポリマー:多官能アクリルモノマー:光重合開始剤=40:55:5となるよう混合したもの(屈折率nsp=1.51)を用いた以外は実施例1と同様にして液晶レンズ1を製造した(ne−nsp=0.12)。
上記比較例1においてスペーサ9を構成する材料(スペーサ9の形成用材料)として、無機フィラー(テイカ社製,ルチル型酸化チタン,MT−500HDM)、分散剤(ビックケミー・ジャパン製,Disperbyk163)、アクリルポリマー(アクリル酸メチル:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=55.0:30.0:15.0(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを15.0モル%付加したもの、重量平均分子量:22000)、多官能アクリルモノマー(ダイセル工業社製,DPHA)、及び光重合開始剤(BASF社製,イルガキュアー907)を、固形分の重量比で無機フィラー:分散剤:アクリルポリマー:多官能アクリルモノマー:光重合開始剤=5:5:60:25:5となるよう混合したもの(屈折率nsp=1.56)を用いた以外は比較例1と同様にして液晶レンズ1を製造した(ne−nsp=0.07)。
上述のようにして得られた実施例1〜2及び比較例1〜2の液晶レンズに電界をかけない状態で第1及び第2の配向膜6,7のラビング方向に平行な直線偏光を入射できるよう偏光板を配置し、ヘイズメータ(村上色彩技術研究所製,HR−100)を用いて光線透過率を測定し、下記式に基づいてヘイズ値(試験片の散乱光線透過率の全光線透過率に対する百分率)を求めた。
上記式中、Tdは散乱光線透過率を表し、Ttは全光線透過率を表すものであり、ここで全光線透過率とは、上記液晶レンズを備えない偏光板のみでの測定値を意味し、散乱光線透過率とは、偏光板と液晶レンズとを上記のようにして配置したものの測定値を意味するものとする。
結果を表1に示す。
2,101…第1の透明基板(第1の基板)
3,102…第2の透明基板(第2の基板)
4…ストライプ状透明電極
41…長尺状透明電極
103…第1のストライプ状透明電極
131…第1の長尺状透明電極
104…第2のストライプ状透明電極
141…第2の長尺状透明電極
5,105…全面透明電極
8,109…液晶層
9,110…スペーサ
L,L1,L2…レンズ領域(所定の領域)
Claims (41)
- 第1の基板と、
前記第1の基板に対向して配置されてなる第2の基板と、
前記第1の基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の電極と、
前記第2の基板上に全面に亘って設けられてなる全面電極と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間に液晶材料が封入されて構成される液晶層と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間であって、電圧源から前記複数の電極に電圧が印加され、前記全面電極に接地電圧が印加されたときに、前記液晶層にかかる電界が最小となる位置に設けられてなるスペーサとを備え、
前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略直交する場合、前記液晶材料の異常光に対する屈折率neと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有することを特徴とする液晶レンズ。
−0.05≦nsp−ne≦0.05 - 第1の基板と、
前記第1の基板に対向して配置されてなる第2の基板と、
前記第1の基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の電極と、
前記第2の基板上に全面に亘って設けられてなる全面電極と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間に液晶材料が封入されて構成される液晶層と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間であって、電圧源から前記複数の電極に電圧が印加され、前記全面電極に接地電圧が印加されたときに、前記液晶層にかかる電界が最小となる位置に設けられてなるスペーサとを備え、
前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略平行である場合、前記液晶材料の常光に対する屈折率noと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有することを特徴とする液晶レンズ。
−0.05≦nsp−no≦0.05 - 前記スペーサが、前記複数の電極のうちの隣接する2つの電極の間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶レンズ。
- 前記スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 前記第1の基板の形状が、略方形状であり、
前記複数の電極が、前記第1の基板の対向する二辺と略平行に延在するようにして設けられており、
前記スペーサの形状が、略直方体形状であり、
前記略直方体形状のスペーサが、前記複数の電極と略平行に延在するようにして設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液晶レンズ。 - 前記スペーサの形状が、略円柱形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 前記スペーサは、前記第1の基板上又は前記第2の基板上に固着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 前記複数の電極のうちの少なくとも一部であるN個(Nは3以上の整数である)の電極を含み、当該N個の電極のうちの隣接する2つの電極の電極中心により構成されるN−1個の電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記N−1個の電極中心間隔は、一の電極中心間隔と、当該一の電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 裸眼立体表示装置用であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
基板と、
前記基板の一方の面に互いに離隔されて設けられてなる複数の電極と、
前記基板における前記電極が設けられている面上、又は前記電極が設けられていない面上に設けられているスペーサと
を備え、
前記スペーサは、前記基材と、他の基板の一方の面の全面に亘って電極が設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記複数の電極に電圧を印加し、前記他の基板に設けられている電極に接地電圧を印加したときに、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、前記基板に設けられており、
前記スペーサは、前記基材を用いて製造される液晶レンズに封入される予定の前記液晶材料により構成される前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略直交する場合、前記液晶材料の異常光に対する屈折率neと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有する材料により構成されていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。
−0.05≦nsp−ne≦0.05 - 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
基板と、
前記基板の一方の面に互いに離隔されて設けられてなる複数の電極と、
前記基板における前記電極が設けられている面上、又は前記電極が設けられていない面上に設けられているスペーサと
を備え、
前記スペーサは、前記基材と、他の基板の一方の面の全面に亘って電極が設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記複数の電極に電圧を印加し、前記他の基板に設けられている電極に接地電圧を印加したときに、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、前記基板に設けられており、
前記スペーサは、前記基材を用いて製造される液晶レンズに封入される予定の前記液晶材料により構成される液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略平行である場合、前記液晶材料の常光に対する屈折率noと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有する材料により構成されていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。
−0.05≦nsp−no≦0.05 - 前記スペーサが、前記複数の電極のうちの隣接する2つの電極の間に設けられていることを特徴とする請求項10又は11に記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記基板が、略方形状であり、
前記複数の電極が、前記略方形状の基板の対向する二辺と略平行に延在するようにして設けられており、
前記スペーサの形状が、略直方体形状であり、
前記略直方体形状のスペーサが、前記複数の電極と略平行に延在するようにして設けられていることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。 - 前記スペーサの形状が、略円柱形状であることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記スペーサは、前記基板における前記電極が設けられている面上、又は前記電極が設けられていない面上に固着されていることを特徴とする請求項10〜15のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記複数の電極のうちの少なくとも一部であるN個(Nは3以上の整数である)の電極を含み、当該N個の電極のうちの隣接する2つの電極の電極中心により構成されるN−1個の電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記N−1個の電極中心間隔は、一の電極中心間隔と、当該一の電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項10〜16のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
基板と、
前記基板の一方の面の全面に設けられてなる電極と、
前記基板における前記電極が設けられている面上、又は前記電極が設けられていない面上に設けられているスペーサと
を備え、
前記スペーサは、前記基材と、他の基板の一方の面に複数の電極が互いに離隔されて設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記電極に接地電圧を印加し、前記他の基材に設けられている複数の電極に電圧を印加したときに、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、前記基板に設けられており、
前記スペーサは、前記基材を用いて製造される液晶レンズに封入される予定の前記液晶材料により構成される前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略直交する場合、前記液晶材料の異常光に対する屈折率neと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有する材料により構成されていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。
−0.05≦nsp−ne≦0.05 - 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
基板と、
前記基板の一方の面の全面に設けられてなる電極と、
前記基板における前記電極が設けられている面上、又は前記電極が設けられていない面上に設けられているスペーサと
を備え、
前記スペーサは、前記基材と、他の基板の一方の面に複数の電極が互いに離隔されて設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記電極に接地電圧を印加し、前記他の基材に設けられている複数の電極に電圧を印加したときに、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、前記基板に設けられており、
前記スペーサは、前記基材を用いて製造される液晶レンズに封入される予定の前記液晶材料により構成される前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略平行である場合、前記液晶材料の常光に対する屈折率noと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有する材料により構成されていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。
−0.05≦nsp−no≦0.05 - 前記スペーサが、前記他の基材に設けられている複数の電極のうちの隣接する2つの電極の間に配置されるように、前記基板に設けられていることを特徴とする請求項18又は19に記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項18〜20のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記液晶レンズ製造用基材を用いて製造される液晶レンズにおいて、当該液晶レンズ製造用基材と対向配置される、他の基板の一方の面に複数の電極が互いに離隔されて設けられてなる他の基材における当該他の基板が、略方形状であり、
前記他の基材に設けられている複数の電極が、前記略方形状の他の基板の対向する二辺と略平行に延在しており、
前記スペーサの形状が、略直方体形状であり、
前記液晶レンズ製造用基材と前記他の基材とを対向配置させたときに、前記略直方体形状のスペーサが、前記他の基材に設けられている複数の電極と略平行に延在して配置されるように、前記基板に設けられていることを特徴とする請求項18〜21のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。 - 前記スペーサの形状が、略円柱形状であることを特徴とする請求項18〜21のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記スペーサは、前記基板本体における前記電極が設けられている面上、又は前記電極が設けられていない面上に固着されていることを特徴とする請求項18〜23のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 略方形状の第1の基板と、
前記第1の基板に対向して配置されてなる第2の基板と、
前記第1の基板の対向する二辺と平行な方向に延在するようにして、当該第1の基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第1の電極と、
前記複数の第1の電極と直交する方向に延在するようにして、前記第1の基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第2の電極と、
前記第2の基板上に全面に亘って設けられてなる全面電極と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間に液晶材料が封入されて構成される液晶層と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間であって、電圧源から前記複数の第1の電極に電圧を印加し、前記全面電極に接地電圧を印加したとき、及び前記複数の第2の電極に電圧を印加し、前記全面電極に接地電圧を印加したときのいずれにおいても、前記液晶層にかかる電界が最小となる位置に設けられてなるスペーサと
を備え、
前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略直交する場合、前記液晶材料の異常光に対する屈折率neと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有することを特徴とする液晶レンズ。
−0.05≦nsp−ne≦0.05 - 略方形状の第1の基板と、
前記第1の基板に対向して配置されてなる第2の基板と、
前記第1の基板の対向する二辺と平行な方向に延在するようにして、当該第1の基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第1の電極と、
前記複数の第1の電極と直交する方向に延在するようにして、前記第1の基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第2の電極と、
前記第2の基板上に全面に亘って設けられてなる全面電極と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間に液晶材料が封入されて構成される液晶層と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間であって、電圧源から前記複数の第1の電極に電圧を印加し、前記全面電極に接地電圧を印加したとき、及び前記複数の第2の電極に電圧を印加し、前記全面電極に接地電圧を印加したときのいずれにおいても、前記液晶層にかかる電界が最小となる位置に設けられてなるスペーサと
を備え、
前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略平行である場合、前記液晶材料の常光に対する屈折率noと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有することを特徴とする液晶レンズ。
−0.05≦nsp−no≦0.05 - 前記スペーサが、前記複数の第1の電極のうちの隣接する2つの第1の電極の間、かつ前記複数の第2の電極のうちの隣接する2つの第2の電極の間に設けられていることを特徴とする請求項25又は26に記載の液晶レンズ。
- 前記スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項25〜27のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 前記スペーサの形状が、略円柱形状であることを特徴とする請求項25〜28のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 前記スペーサは、前記第1の基板上又は前記第2の基板上に固着されていることを特徴とする請求項25〜29のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 前記複数の第1の電極のうちの少なくとも一部であるN個(Nは3以上の整数である)の第1の電極を含み、当該N個の第1の電極のうちの隣接する2つの第1の電極の電極中心により構成されるN−1個の第1電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記N−1個の第1電極中心間隔は、一の第1電極中心間隔と、当該一の第1電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の第1電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項25〜30のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 前記複数の第2の電極のうちの少なくとも一部であるM個(Mは3以上の整数である)の電極を含み、当該M個の第2の電極のうちの隣接する2つの第2の電極の電極中心により構成されるM−1個の第2電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記M−1個の第2電極中心間隔は、一の第2電極中心間隔と、当該一の第2電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の第2電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項25〜31のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 裸眼立体表示装置用であることを特徴とする請求項25〜32のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
略方形状の基板と、
前記基板の対向する二辺と平行な方向に延在するようにして、当該基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第1の電極と、
前記複数の第1の電極と直交する方向に延在するようにして、前記基板における第1の電極が設けられている面上、又は第1の電極が設けられていない面上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第2の電極と、
前記基板のいずれか一方の面上に設けられているスペーサと
を備え、
前記スペーサは、前記基材と、他の基板の一方の面の全面に亘って電極が設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記複数の第1の電極に電圧を印加し、前記他の基材に設けられている電極に接地電圧を印加したとき、及び前記第2の電極に電圧を印加し、前記他の基材に設けられている電極に接地電圧を印加したときのいずれにおいても、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、前記基板に設けられており、
前記基材を用いて製造される液晶レンズに封入される予定の前記液晶材料により構成される前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略直交する場合、前記液晶材料の異常光に対する屈折率neと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有する材料により構成されていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。
−0.05≦nsp−ne≦0.05 - 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
略方形状の基板と、
前記基板の対向する二辺と平行な方向に延在するようにして、当該基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第1の電極と、
前記複数の第1の電極と直交する方向に延在するようにして、前記基板における第1の電極が設けられている面上、又は第1の電極が設けられていない面上に互いに離隔されて設けられてなる複数の第2の電極と、
前記基板のいずれか一方の面上に設けられているスペーサと
を備え、
前記スペーサは、前記基材と、他の基板の一方の面の全面に亘って電極が設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記複数の第1の電極に電圧を印加し、前記他の基材に設けられている電極に接地電圧を印加したとき、及び前記第2の電極に電圧を印加し、前記他の基材に設けられている電極に接地電圧を印加したときのいずれにおいても、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、前記基板に設けられており、
前記基材を用いて製造される液晶レンズに封入される予定の前記液晶材料により構成される前記液晶層に電界がかけられていない状態での当該液晶層における液晶分子の長軸方向が、前記液晶レンズを透過する光の進行方向と略平行である場合、前記液晶材料の常光に対する屈折率noと、前記スペーサを構成する材料の屈折率nspとが、下記式に示す関係を有する材料により構成されていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。
−0.05≦nsp−no≦0.05 - 前記スペーサが、前記複数の第1の電極のうちの隣接する2つの第1の電極の間、かつ前記複数の第2の電極のうちの隣接する2つの第2の電極の間に設けられていることを特徴とする請求項34又は35に記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項34〜36のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記スペーサの形状が、略円柱形状であることを特徴とする請求項34〜37のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記スペーサは、前記基板本体のいずれか一方の面上に固着されていることを特徴とする請求項34〜38のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記複数の第1の電極のうちの少なくとも一部であるN個(Nは3以上の整数である)の第1の電極を含み、当該N個の第1の電極のうちの隣接する2つの第1の電極の電極中心により構成されるN−1個の第1電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記N−1個の第1電極中心間隔は、一の第1電極中心間隔と、当該一の第1電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の第1電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項34〜39のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記複数の第2の電極のうちの少なくとも一部であるM個(Mは3以上の整数である)の第2の電極を含み、当該M個の第2の電極のうちの隣接する2つの第2の電極の電極中心により構成されるM−1個の第2電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記M−1個の第2電極中心間隔は、一の第2電極中心間隔と、当該一の第2電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の第2電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項34〜40のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
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