JP5708008B2 - 液晶レンズ及び液晶レンズ製造用基材 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶レンズのレンズ効果を概念的に示す模式図であり、図2は、同実施形態に係る液晶レンズにおける一のレンズ領域の構成を示す断面図である。
第1の透明基板2及び第2の透明基板3としてガラス基板(縦100mm×横100mm)を、ストライプ状透明電極4及び全面透明電極5の形成用材料としてITOを、第1の配向膜6及び第2の配向膜7の形成用材料としてポリイミド系配向膜組成物(JSR製,AL1254)、液晶層8を構成する液晶材料としてメルク社製の液晶(ZLI−1237)を用意した。
上記試料1において、長尺状スペーサ9の短手方向の幅を10μmとした以外は試料1と同様にして液晶レンズ1を製造した
上記試料1において、長尺状スペーサ9の短手方向の幅を8μmとした以外は試料1と同様にして液晶レンズ1を製造した。
上記試料1において、長尺状スペーサ9の形状を図6(A)に示す形状にした以外は試料1と同様にして液晶レンズ1を製造した。なお、当該液晶レンズ1においては、スペーサ9a間の間隔Gを20μmとした。
上記試料1において、スペーサの形状を略円柱形状とし、複数の略円柱形状のスペーサを長尺状透明電極41と略平行に、所定の間隔をあけて設けた以外は試料1と同様にして液晶レンズ1を製造した。当該液晶レンズ1においては、略円柱形状のスペーサの直径(第1の透明基板2と設置していない部分(上底部)の直径)を30μm、高さを10μmとし、一のレンズ領域Lの幅(一のエッジ部LEと他のエッジ部LEとの距離)を300μmとし、その中に1個の長尺状透明電極(電極幅WE=30μm)さらに、一のレンズ領域Lにはスペーサ間隔が50μmとなるようにして70mmにわたって略円柱形状のスペーサを設けた。
上記試料5において、略円柱形状のスペーサの直径を20μmとした以外は試料5と同様にして液晶レンズ1を製造した。
上述のようにして得られた試料1〜6の液晶レンズに対して振動試験を行い、振動試験後の液晶レンズを顕微鏡で観察しスペーサの状態を評価した。なお、上記の振動試験は、液晶レンズを振動試験装置に固定した状態で、当該振動試験装置を液晶レンズの面外方向(第1の透明基板2及び第2の透明基板3の表面の法線方向)に動かして液晶レンズを振動させた。また、液晶レンズを振動させる際に、振動数が5分間で50Hzから100Hzまで変調(スイープ)するサイン振動を、加速度1.0〜4.0Gの範囲でそれぞれ30分間加えた。評価は、顕微鏡で確認した際にスペーサが倒れていた等の破損が見られなかった場合は「○」とし、スペーサが倒れていた等の破損が見られた場合は「×」とした。なお、加速度2.0Gでスペーサに破損が確認されなければ好ましい機械的強度を有する液晶レンズ1であると評価することができ、加速度3.0Gでスペーサに破損が確認されなければより好ましい
結果を表1に示す。
2…第1の透明基板(第1の基板)
3…第2の透明基板(第2の基板)
4…ストライプ状透明電極
41…長尺状透明電極
5…全面透明電極
8…液晶
9…長尺状スペーサ
L…レンズ領域(所定の領域)
Claims (12)
- 略方形状の第1の基板と、
前記第1の基板に対向して配置されてなる略方形状の第2の基板と、
前記第1の基板の対向する二辺と略平行な方向に延在するようにして、前記第1の基板上に互いに離隔されて設けられてなる複数の長尺状電極と、
前記第2の基板上に全面に亘って設けられてなる全面電極と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間に液晶材料が封入されて構成される液晶層と、
前記第1の基板及び前記第2の基板の間であって、電圧源から前記複数の長尺状電極に電圧が印加され、前記全面電極に接地電圧が印加されたときに、前記液晶層にかかる電界が最小となる位置に、前記長尺状電極と略平行な方向に延在する長尺状スペーサと
を備え、
前記長尺状スペーサが、前記複数の長尺状電極のうちの隣接する2つの長尺状電極の間に設けられていることを特徴とする液晶レンズ。 - 前記長尺状スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項1に記載の液晶レンズ。
- 前記長尺状スペーサは、前記第1の基板上又は前記第2の基板上に固着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶レンズ。
- 前記複数の長尺状電極のうちの少なくとも一部であるN個(Nは3以上の整数である)の長尺状電極を含み、当該N個の長尺状電極のうちの隣接する2つの長尺状電極の電極中心により構成されるN−1個の電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記N−1個の電極中心間隔は、一の電極中心間隔と、当該一の電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 裸眼立体表示装置用であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の液晶レンズ。
- 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
略方形状の基板と、
前記基板の対向する二辺と略平行な方向に延在するようにして、前記基板の一方の面に互いに離隔されて設けられてなる複数の長尺状電極と、
前記基板における前記長尺状電極が設けられている面上、又は前記長尺状電極が設けられていない面上に、前記長尺状電極と略平行な方向に延在するようにして設けられている長尺状スペーサと
を備え、
前記長尺状スペーサは、前記基材と、略方形状の他の基板の一方の面の全面に亘って全面電極が設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記複数の長尺状電極に電圧を印加し、前記他の基板に設けられている全面電極に接地電圧を印加したときに、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、前記基板に設けられており、
前記長尺状スペーサが、前記複数の長尺状電極のうちの隣接する2つの長尺状電極の間に設けられていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。 - 前記長尺状スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項6に記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記長尺状スペーサは、前記基板における前記長尺状電極が設けられている面上、又は前記長尺状電極が設けられていない面上に固着されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記複数の長尺状電極のうちの少なくとも一部であるN個(Nは3以上の整数である)の長尺状電極を含み、当該N個の長尺状電極のうちの隣接する2つの長尺状電極の電極中心により構成されるN−1個の電極中心間隔を有する所定の領域内において、前記N−1個の電極中心間隔は、一の電極中心間隔と、当該一の電極中心間隔とは間隔の異なる少なくとも1個の他の電極中心間隔とを含むことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の液晶レンズ製造用基材。
- 液晶レンズの製造に用いられる基材であって、
略方形状の基板と、
前記基板の一方の面の全面に設けられてなる全面電極と、
前記基板における前記全面電極が設けられている面上、又は前記全面電極が設けられていない面上に、前記基板の対向する二辺と略平行な方向に延在するようにして設けられている略直方体形状を有する長尺状スペーサと
を備え、
前記長尺状スペーサは、前記基材と、略方形状の他の基板の一方の面に複数の長尺状電極が当該他の基板の対向する二辺と略平行な方向に延在するようにして、互いに離隔されて設けられてなる他の基材とを対向配置させ、両基材間に液晶材料を封入して製造される液晶レンズにおいて、前記全面電極に接地電圧を印加し、前記他の基材に設けられている複数の長尺状電極に電圧を印加したときに、前記液晶材料により構成される液晶層にかかる電界が最小となる部位に配置されるように、かつ前記長尺状電極と略平行な方向に延在するように前記基板に設けられており、
前記長尺状スペーサが、前記他の基材に設けられている複数の長尺状電極のうちの隣接する2つの長尺状電極の間に配置されるように、前記基板に設けられていることを特徴とする液晶レンズ製造用基材。 - 前記長尺状スペーサの高さが、3〜150μmであることを特徴とする請求項10に記載の液晶レンズ製造用基材。
- 前記長尺状スペーサは、前記基板における前記全面電極が設けられている面上、又は前記全面電極が設けられていない面上に固着されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の液晶レンズ製造用基材。
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JP2011031931A JP5708008B2 (ja) | 2011-02-17 | 2011-02-17 | 液晶レンズ及び液晶レンズ製造用基材 |
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