JP2012173089A - 電気設備の部分放電監視方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁波測定器を用いて電気設備の部分放電を精度よく検出できる電気設備の部分放電監視方法を提供することである。
【解決手段】電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し、アンテナが微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発する電磁波測定器をアンテナに接続して携帯し、電気設備の巡視中に電磁波測定器がブザー音を発したときは当該電気設備に部分放電が発生していると判定し、電磁波測定器がブザー音を発しないときは当該電気設備には部分放電が発生していないと判定する。
【選択図】 図1
【解決手段】電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し、アンテナが微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発する電磁波測定器をアンテナに接続して携帯し、電気設備の巡視中に電磁波測定器がブザー音を発したときは当該電気設備に部分放電が発生していると判定し、電磁波測定器がブザー音を発しないときは当該電気設備には部分放電が発生していないと判定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、微小な高周波スパイクノイズを検出する電磁波測定器を用いて電気設備の部分放電を監視する電気設備の部分放電監視方法に関する。
静電気放電等による一過性の微小な高周波スパイクノイズを検出する電磁波測定器は、電気設備の部分放電現象の検出に用いられている。この電磁波測定器は、微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発したり、表示器にその旨を表示したりして、部分放電が発生していることを報知するものであり、例えば、変電設備の巡視の際に巡視員が携帯し、変電設備のスーパークラッド(SPC)などの開閉装置の部分放電現象の検出に用いられている。
電磁波測定器は、小型軽量で可搬性に優れているので、電気設備の巡視時に巡視員が携帯するのに適しているが、電磁波測定器から離れた電気設備の部分放電は把握することができない可能性がある。例えば、変電設備の高所に設置してある電気設備の部分放電を検出できないことがある。
静止誘導電気機器の部分放電を診断するものとして、部分放電検出センサをセンサ収納用容器に予め収納しておき、部分放電検出センサが静止誘導電気機器のタンクとセンサ収納用容器の間を移動できるように構成して、部分放電の検出感度を高めるとともに、保守メンテナンスや交換を容易に行えるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、アンテナの感度を向上させるために衣服等の人体に装着される物品にアンテナを内蔵したものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、特許文献1のものは部分放電検出センサをセンサ収納用容器に予め収納しておくものであり、電磁波測定器を携帯して簡便に部分放電を検出できるものではない。また、特許文献2のものは、衣服等の人体に装着される物品にアンテナを内蔵し、アンテナや受信器本体は外部から見えず自然な形で人間を識別するものであるが、アンテナは、カードを所持している人間を識別するためにカードとの間で通信を行うものであり、微小な高周波スパイクノイズを検出し電気設備の部分放電を検出するものではない。
電気設備の部分放電は、断続的に発生するので継続的に発生しているとは限らない。従って、電気設備の部分放電が断続的に発生している場合に、巡視員が巡視した際にタイミングによっては部分放電が検知できない場合がある。
その場合、電磁波測定器のアンテナの検出感度の問題で電気機器の異常が検出できないのか、電気設備が部分放電を断続的に発生しているのに、タイミングの問題で検出できないのかが分からない。
本発明の目的は、電磁波測定器を用いて電気設備の部分放電を精度よく検出でき、また、継続性のない部分放電も検出できる電気設備の部分放電監視方法を提供することである。
請求項1の発明に係る電気設備の部分放電監視方法は、電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し、前記アンテナが微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発する電磁波測定器を前記アンテナに接続して携帯し、前記電気設備の巡視中に前記電磁波測定器がブザー音を発したときは当該電気設備に部分放電が発生していると判定し、前記電磁波測定器がブザー音を発しないときは当該電気設備には部分放電が発生していないと判定することを特徴とする。
請求項2の発明に係る電気設備の部分放電監視方法は、電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し、前記アンテナが微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発する電磁波測定器の1台を前記アンテナに接続して携帯するとともに少なくとも前記電気設備の数だけの前記電磁波測定器を携帯し、前記電気設備の巡視中に前記電磁波測定器がブザー音を発したときは当該電気設備に部分放電が発生していると判定し、前記電磁波測定器がブザー音を発しないときは当該電気設備の近傍に前記電磁波測定器及びブザー音により発信する発信装置を設置し、
前記発信装置からの発信を受信装置で受信したときは当該電気設備に部分放電が発生した判定することを特徴とする。
前記発信装置からの発信を受信装置で受信したときは当該電気設備に部分放電が発生した判定することを特徴とする。
請求項3の発明に係る電気設備の部分放電監視方法は、請求項2の発明において、前記発信装置及び前記受信装置は携帯電話機であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣するので、電磁波測定器の部分放電の検出精度が向上する。また、電磁波測定器を胸ポケット内部に収納しておけるため、両手を自由に使えるメリットもある。
請求項2の発明によれば、電磁波測定器が部分放電を検出しないときには、当該電気設備の近傍に電磁波測定器及び発信装置を設置し、発信装置からの部分放電の発生したことの発信を受信装置で受信するので、継続性のない部分放電であっても遠隔地で確実に把握できる。
請求項3の発明によれば、発信装置及び受信装置として携帯電話機を用いるので、携帯電話機の着信(発信)履歴によりトラブルの発生時刻や発生間隔を容易に把握することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る電気設備の部分放電監視方法の一例を示すフローチャートである。まず、巡視員は、電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し(S1)、電磁波測定器をアンテナに接続して携帯する(S2)。
図2はアンテナが織り込まれた衣服の説明図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は背面図である。図2では衣服11としてベストである場合を示している。衣服11の生地12の中にアンテナ13が織り込まれている。このアンテナ13は、巡視員が衣服11を着衣したときには、胴体周囲のいずれの方向にもアンテナが位置するようになっている。
アンテナ13の接続端子14は胸ポケット15に設けられている。従って、電磁波測定器16の接続端子とアンテナ13の接続端子14とをアンテナコード17で接続して、電磁波測定器16をアンテナ13に接続し、電磁波測定器16を胸ポケット15に収納する。これにより、電磁波測定器16をアンテナ13に接続して携帯する。
巡視員は、電磁波測定器16を携帯した状態で電気設備を巡回する(S3)。電磁波測定器16は、微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発するものであり、巡視員は電気設備の巡視中にブザー音があるかどうかを判断する(S4)。巡視員は、電気設備の巡視中に電磁波測定器16がブザー音を発したときは、当該電気設備に部分放電が発生していると判定する(S5)。一方、電磁波測定器16がブザー音を発しないときは、当該電気設備には部分放電が発生していないと判定する(S6)。
このように、巡視員は、電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナ13が織り込まれた衣服11を着衣し、そのアンテナ13に電磁波測定器16を接続するので、アンテナ13の感度が向上し、電磁波測定器16による部分放電の検出精度が向上する。従って、電磁波測定器16から離れた電気設備、例えば、変電設備の高所に設置してある電気設備の部分放電であっても検出できる。また、電磁波測定器15を胸ポケット15の内部に収納しておけるため、両手を自由に使え作業性が向上する。
次に、図3は、本発明の実施形態に係る電気設備の部分放電監視方法の他の一例を示すフローチャートである。この一例は、図1に示した一例に対し、ステップS11を追加して設けるとともに、ステップS6に代えてステップS12、S13を設け、複数個の電磁波測定器16を携帯し、ブザー音が発生しなかった電気設備の近傍に電磁波測定器16及びブザー音により発信する発信装置を設置し、発信装置からの発信を受信装置で受信したかどうかを監視するようにしたものである。そして、発信装置からの発信を受信したときは当該電気設備に部分放電が発生した判定する。
図1と同一ステップには同一符号を付し重複する説明は省略する。まず、巡視員は、電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し(S1)、電磁波測定器をアンテナに接続して携帯する(S2)。
それとともに、少なくとも電気設備の数だけの電磁波測定器16を携帯する(S11)。
巡視員は、電磁波測定器16を携帯した状態で電気設備を巡回する(S3)。そして、電気設備の巡視中にブザー音があるかどうかを判断し(S4)、電気設備の巡視中に電磁波測定器16がブザー音を発したときは、当該電気設備に部分放電が発生していると判定する(S5)。
一方、電磁波測定器16がブザー音を発しないときは、当該電気設備の近傍に電磁波測定器16及びブザー音により発信する発信装置を設置する(S12)。そして、受信装置は、発信装置から信号を受信したか否かを監視し(S13)、発信装置から信号を受信したときは、部分放電が発生していると判定する(S5)。
ここで、ブザー音により発信する発信装置は、ブザー音を検知したときに信号を発信する装置であり、受信装置は、発信装置からの信号を受信して監視員に報知できる装置である。例えば、発信装置及び受信装置としては携帯電話機を用いる。また、電磁波測定器16のブザー音を検知する音検知器は、例えば、音によりスイッチが入るマイクロスイッチを使用する。
これにより、当該電気設備が部分放電を検出した際に、電磁波測定器16から発せられるブザー音をマイクロスイッチで検出され、マイクロスイッチのオンにより、電気設備近傍に設置された発信装置(携帯電話機)を発信させる。そして、発信装置(携帯電話機)から発信された信号を受信装置(携帯電話機)で受信する。
このように、電気設備の巡視時だけでなく、電気設備から離れた遠隔地でも常時電気設備の監視ができ、電気設備が部分放電を断続的に発生している場合であっても監視が可能となる。また、発信装置及び受信装置として、携帯電話機を用いた場合には、携帯電話機の着信(発信)履歴によりトラブルの発生時刻や発生間隔を容易に把握することができる。
11…衣服、12…生地、13…アンテナ、14…接続端子、15…胸ポケット、16…電磁波測定器、17…アンテナコード
Claims (3)
- 電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し、
前記アンテナが微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発する電磁波測定器を前記アンテナに接続して携帯し、
前記電気設備の巡視中に前記電磁波測定器がブザー音を発したときは当該電気設備に部分放電が発生していると判定し、
前記電磁波測定器がブザー音を発しないときは当該電気設備には部分放電が発生していないと判定する電気設備の部分放電監視方法。 - 電気設備の微小な高周波スパイクノイズを受信するアンテナが織り込まれた衣服を着衣し、
前記アンテナが微小な高周波スパイクノイズを検出したときブザー音を発する電磁波測定器の1台を前記アンテナに接続して携帯するとともに少なくとも前記電気設備の数だけの前記電磁波測定器を携帯し、
前記電気設備の巡視中に前記電磁波測定器がブザー音を発したときは当該電気設備に部分放電が発生していると判定し、
前記電磁波測定器がブザー音を発しないときは当該電気設備の近傍に前記電磁波測定器及びブザー音により発信する発信装置を設置し、
前記発信装置からの発信を受信装置で受信したときは当該電気設備に部分放電が発生した判定する電気設備の部分放電監視方法。 - 前記発信装置及び前記受信装置は携帯電話機であることを特徴とする請求項2記載の電気設備の部分放電監視方法。
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JP2011034461A JP2012173089A (ja) | 2011-02-21 | 2011-02-21 | 電気設備の部分放電監視方法 |
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CN104535912B (zh) * | 2015-01-14 | 2017-06-06 | 广州供电局有限公司 | 振荡波局部放电检测波形生成方法和装置 |
WO2017147466A1 (en) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | Group CBS, Inc. | Wearable partial discharge detector |
KR20180083946A (ko) | 2015-12-11 | 2018-07-23 | 후지필름 가부시키가이샤 | 고체 전해질 조성물, 바인더 입자, 전고체 이차 전지용 시트, 전고체 이차 전지용 전극 시트 및 전고체 이차 전지와, 이들의 제조 방법 |
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2011
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