JP2012172341A - Water closet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ターントラップ方式の水洗便器に関するものである。 The present invention relates to a turn-trap flush toilet.
従来から、便器鉢の排水口部に接続された可動トラップの開放端を、下水管に通じる排出室内でモータ駆動により上下に回転させることで、便器鉢内の汚物排出と便器鉢内の封水とを行なう水洗便器が知られている(例えば特許文献1参照)。 Conventionally, the open end of the movable trap connected to the drainage port of the toilet bowl is rotated up and down by a motor drive in the discharge chamber leading to the sewer pipe, thereby discharging the waste in the toilet bowl and sealing water in the toilet bowl. There is known a flush toilet that performs the above (see, for example, Patent Document 1).
前記特許文献1の従来例において、水洗便器は、洗浄水を使って汚物を下水管に排出し、下水管の遠くまで汚物を搬送させることが要求される。
In the conventional example of
汚物の搬送距離は、下水管の設置勾配や管径、また汚物の量や便器の洗浄水量等によって変わってくる。この場合、搬送距離が短いと下水管の内部で汚物が滞留して汚物詰まりの原因ともなるため、各メーカーは便器機器の洗浄方式や洗浄水量を決めている。 The transport distance of filth varies depending on the installation slope and diameter of the sewage pipe, the amount of filth, the amount of flushing water in the toilet bowl, and the like. In this case, if the transport distance is short, the sewage stays inside the sewage pipe and causes clogging of the sewage. Therefore, each manufacturer determines the cleaning method and the amount of cleaning water for the toilet equipment.
しかし、水跳ね防止部9を備えた便器鉢1においては、図5に示すように、汚物Bは水跳ね防止部9に一度落下した後、便器鉢1の底部に転がり落ちる。このとき、便器鉢1に溜まった水Wは、汚物Bを境にして汚物Bより上流側にある水W1と汚物Bより下流側にある水W2(可動トラップ2側の水)とに分かれる。便器洗浄を行うと、汚物Bはこの水量バランスをほぼ一定に保ちながら下水管3の中を流れていく。このとき汚物Bはそれより上流側にある水W1に押されて搬送される。つまり、汚物Bよりも下流側にある水W2は汚物Bの搬送には寄与しない。しかも汚物Bは便器鉢1の底部に位置しているため、可動トラップ2の開放端2bまでの搬送距離が長い分だけ、下水管3中での汚物Bの搬送距離が短くなる。そこで従来では、便器鉢1に供給する洗浄水量を増やす必要があり、節水化が図れないという問題がある。
However, in the
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、少ない洗浄水量で汚物の搬送距離を長く伸ばすことが容易な水洗便器を提供することにある。 This invention is made | formed in view of said situation, The place made into the objective is providing the flush toilet which is easy to extend the conveyance distance of filth for a long time with little washing water quantity.
前記の課題を解決するために、本発明は、便器鉢の排水口部に接続された可動トラップの開放端を、下水管に通じる排出室内でモータ駆動により上下に回転させることで、便器鉢内の汚物排出と便器鉢内の封水とを行なうターントラップ方式の水洗便器であって、前記排出室内に、一定量の水を貯水・排水可能な水受け手段を設け、この水受け手段は、前記可動トラップの開放端が上向きの封水位置から下向きの排出位置に回転する途中でこの可動トラップより排出される一定量の水を受けて一時貯水する貯水状態となり、更にこの可動トラップの開放端が前記排出位置まで回転した後に前記一時貯水した水を排出する排水状態となることを特徴としている。 In order to solve the above-mentioned problem, the present invention is configured to rotate the open end of a movable trap connected to a drain outlet of a toilet bowl up and down by a motor drive in a discharge chamber that communicates with a sewer pipe. This is a turn trap type flush toilet that discharges filth and seals water in the toilet bowl, and is provided with water receiving means capable of storing and draining a certain amount of water in the discharge chamber. During the rotation of the open end of the movable trap from the upward sealing position to the downward discharge position, a fixed amount of water discharged from the movable trap is received and temporarily stored. Is rotated to the discharge position, and is in a drained state in which the temporarily stored water is discharged.
前記水受け手段は、前記排出室内の壁面に回転自在に取り付けられる水受け容器と
、この水受け容器を前記可動トラップの上向きから下向きへの回転に連動して前記貯水状態となる回転位置から前記排水状態となる回転位置へ回転させる連動回転機構とを有するのが好ましい。
The water receiving means includes a water receiving container rotatably attached to a wall surface in the discharge chamber, and the water receiving container from the rotational position where the water trapping state enters the water storage state in conjunction with the upward rotation of the movable trap. It is preferable to have an interlocking rotating mechanism that rotates the rotating position to the drainage state.
前記水受け手段は、前記排出室内の壁面に回転自在に取り付けられる水受け容器と、この水受け容器を前記可動トラップの開放端が下向きの排出位置に回転するまでは前記貯水状態となる回転位置に保持し且つ前記可動トラップの開放端が前記排出位置まで回転した後に前記水受け容器が前記一時貯水した水の重量により前記排水状態となる回転位置へ回転するのを許容する開閉用バネとを有するのが好ましい。 The water receiving means includes a water receiving container rotatably attached to the wall surface of the discharge chamber, and a rotational position where the water receiving state is maintained until the open end of the movable trap rotates to a downward discharge position. And an open / close spring that allows the water receiving container to rotate to the rotational position where the drainage state is caused by the weight of the temporarily stored water after the open end of the movable trap is rotated to the discharge position. It is preferable to have.
本発明の水洗便器は、少ない洗浄水量で汚物の搬送距離を長く伸ばすことが容易となる。 The flush toilet of the present invention makes it easy to extend the filth transport distance for a long time with a small amount of washing water.
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施形態の水洗便器Aは、図1に示すように、可動トラップ2の一端2aを便器鉢1の排水口部1aに接続し、可動トラップ2の他端を開放端2bとしている。この開放端2bを下水管3に通じる排出室4内でモータ駆動により上下に回転することで、便器鉢1内の汚物排出と便器鉢1内の封水とを行なうターントラップ方式水洗便器である。図中の9は水跳ね防止部である。
As shown in FIG. 1, the flush toilet A of this embodiment has one
可動トラップ2は、断面が円筒状をした屈曲自在の蛇腹構造をしている。可動トラップ2の回転軸2cは、制御部(図示略)に電気的に接続されて動作制御されるモータ(図示略)に連結される。モータ駆動による回転軸2cの回転にともなって可動トラップ2の開放端2bが回転軸2cを中心として上下に回転又は屈曲可能とされている。
The
便器鉢1の背後には、下水管3に通じる排出室4が設けられている。排出室4の内部には、一定量の水を貯水・排水可能な水受け手段5が設けられる。
Behind the
この水受け手段5は、排出室4内の壁面4aに回転自在に取り付けられる水受け容器6と、この水受け容器6を可動トラップ2の回転軸2cと連動してモータ駆動させる連動回転機構7とからなる。
The
水受け容器6は、図2に示すように、可動トラップ2の開放端2bと対向する排出室4の壁面4aに沿って配置される。水受け容器6は、排出室4の壁面4aに向かって開放されたカゴ状の板状物6aで構成されている。板状物6aの下端部はヒンジ駆動部7aを介して排出室4の壁面4aに回転自在に取り付けられている。
As shown in FIG. 2, the
水受け容器6のヒンジ駆動部7aは、可動トラップ2の回転軸2cと連動し、遅れて回転する連動回転機構7を構成しており、可動トラップ2の屈曲に連動し、可動トラップ2の屈曲より遅れて水受け容器6が回転駆動される。水受け容器6を構成する板状物6aは、その先端の移動軌跡が可動トラップ2の開放端2bの移動軌跡と干渉することがないように配置される。本例では、可動トラップ2が屈曲を開始する時点から少し遅延して、汚物Bが可動トラップ4を通過した後に水受け容器6の回転が開始するように、水受け容器6のヒンジ駆動部7aが遅延して可動トラップ2の回転軸2cと連動回転する仕組みとなっている。そして、便器洗浄初期に可動トラップ2から流出する一定量の水を水受け容器6で受けて一時貯水されるものであり、さらに水受け容器6が図2の仮想線で示す下向きに回転することで一時貯水した溜まり水W3が流出するようになっている。
The
上記構成によれば、水跳ね防止部9を備えた便器鉢1において、図1の矢印cで示すように、汚物Bは水跳ね防止部9に一度落下した後、矢印dで示すように便器鉢1の底部に落下する。便器洗浄前の段階では、便器鉢1の溜まり水Wは、図3に示すように、汚物Bを境にして汚物Bより上流側にある水W1と、汚物Bより下流側にある水W2とに分けられる。
According to the above configuration, in the
便器洗浄開始時に、可動トラップ2の開放端2bが上向き位置から微回転して斜め向きの微回転位置P2になると、可動トラップ2の開放端2bから汚物Bより下流側にある水W2の一部が排出される。この水W2は下水管3側に排出されずに、水受け容器6内に溜まり水W3として溜められる(図2参照)。このとき可動トラップ2内の汚物Bよりも下流側の水量が減少すると共に、便器鉢1内への通水によって汚物Bより上流側にある水量が増えることで、汚物Bが図1の矢印eで示すように下流側へ押されて、可動トラップ2の底部側へ移動しやすくなる。つまり、汚物Bは図3の実線で示す位置から破線で示す位置に移動しやすくなる。
When the
更に、可動トラップ2が下向きの排出位置P3まで回転すると、便器鉢1内の汚物Bは下水管3の中へすべて排出される。汚物Bの排出直後に、水受け容器6がモータ駆動によりヒンジ駆動部7aを軸にして、図2の矢印fで示す方向に回転して下向きとなる。これにより、水受け容器6内で溜められていた水W3が下水管3の中に排出されて、汚物Bの搬送に寄与するようになる。つまり、汚物Bより上流側の水量と汚物Bより下流側の水量のバランスを考えたとき、溜まり水W3の排出によって汚物Bよりも上流側の水量が多くなり、汚物Bの搬送距離を伸ばすことができる。この結果、便器鉢1内への洗浄水の供給量を増やすことなく、汚物Bの搬送距離を長く伸ばすことが容易となり、汚物Bが下水管3内で詰まりにくくなる。
Further, when the
また本例では、水受け容器6の回転を可動トラップ2の回転軸2cのモータ駆動と連動させているため、水受け容器6を駆動するための専用のモータを別途設ける必要がなく、構造を簡素化できる利点もある。
Further, in this example, since the rotation of the
前記実施形態では、水受け容器6を構成する板状物6aと排出室4の壁面4aとの間に貯水空間8を形成したが、図4に示すように、水受け容器6を排出室4の壁面4aとは別体の単体のカゴ5で構成してもよい。また、連動回転機構7を設けず、可動トラップ2とは別のモータで水受け容器6を駆動させるようにしても良い。
In the above embodiment, the
他の実施形態として、水受け容器6のヒンジ駆動部7aに開閉用バネとしてねじりバネ(図示略)を取り付け、水受け容器6の貯水量が一定以上になると水受け容器6が一時貯水した溜まり水W3の重さで回転して溜まり水W3が流れ出す仕組みとしてもよい。このねじりバネのバネ力は以下のように設定される。可動トラップ2が下向きの排出位置P3に回転するまでは、水受け容器6を貯水状態となる回転位置(図2の実線で示す上向き位置)に保持する。可動トラップ2が排出位置P3まで回転した後に、水受け容器6が溜まり水W3の重量により排水状態となる回転位置(図2の仮想線で示す下向き位置)に回転するのを許容する。これにより、汚物Bが可動トラップ2を通過する段階では、水受け容器6内に一定量の溜まり水W3が貯水されるようになる。汚物Bが可動トラップ2を通過した後に、水受け容器6がバネ力に抗して開いて溜まり水W3が下水管3に向かって放出される。溜まり水W3の放出後は水受け容器6はバネ力で自動的に元の上向き位置に復帰する。従って、水受け容器6のヒンジ駆動部7aをモータ駆動と連動させたりする必要がなく、構造を一層簡素化できるようになる。
As another embodiment, a torsion spring (not shown) is attached to the
前記実施形態では、可動トラップ2が斜め向きの微回転位置P2になったときに水受け容器6に貯水されるようにしたが、可動トラップ2が横向きになったときに水受け容器6に貯水される構成であってもよい。
In the above-described embodiment, water is stored in the
1 便器鉢
1a 排水口部
2 可動トラップ
2a 一端
2b 開放端
2c 回転軸
3 下水管
4 排出室
4a 壁面
5 水受け手段
6 水受け容器
7 連動回転機構
7a ヒンジ駆動部
8 貯水空間
A 水洗便器
B 汚物
P1 封水位置
P2 微回転位置
P3 排出位置
W 溜まり水
DESCRIPTION OF
Claims (3)
The water receiving means includes a water receiving container rotatably attached to the wall surface of the discharge chamber, and a rotational position where the water receiving state is maintained until the open end of the movable trap rotates to a downward discharge position. And an open / close spring that allows the water receiving container to rotate to the rotational position where the drainage state is caused by the weight of the temporarily stored water after the open end of the movable trap is rotated to the discharge position. The flush toilet according to claim 1, further comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011033636A JP2012172341A (en) | 2011-02-18 | 2011-02-18 | Water closet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011033636A JP2012172341A (en) | 2011-02-18 | 2011-02-18 | Water closet |
Publications (1)
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Family
ID=46975521
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015137574A1 (en) * | 2014-03-13 | 2015-09-17 | (주)여명테크 | Direct water-saving toilet |
-
2011
- 2011-02-18 JP JP2011033636A patent/JP2012172341A/en not_active Withdrawn
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WO2015137574A1 (en) * | 2014-03-13 | 2015-09-17 | (주)여명테크 | Direct water-saving toilet |
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