JP2012169154A - 開閉器のコネクター構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブッシングとケーブルとの接続がワンタッチ操作で可能な開閉器において、定格電流の値が異なるもの同士のブッシングとケーブルの誤接続を防止することを課題とする。
【解決手段】ブッシング本体10における中心導体12の孔12aの深さを浅くすることにより、定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末300が奥まで挿入されても鋼球25が押し出されず、接続金具305の溝部305aに嵌合しないようにした。具体的には、孔12aの深さを鋼球25のほぼ直径分だけ浅くした。また、中心導体12の孔12aに対応するワンタッチプラグイン端末のピンコンタクトの長さも鋼球25のほぼ直径分だけ短くした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブッシングとケーブルの接続がワンタッチ操作で可能な開閉器のコネクター構造に関する。
従来、高圧配電線路における工事(電線の張替え、支持碍子の取替え、柱上用電気機器等の取替え)の際に用いる工事用開閉器が知られている(例えば特許文献1参照)。
工事用開閉器には各種仕様があり、工事の際には、工事対象の電線路に流れる電流の大きさに応じて、それを許容する定格電流の値を有する工事用開閉器が用いられる。例えば、電流の大きさが200Aであれば定格電流が200Aの工事用開閉器を用いる。あるいは定格電流が400Aの工事用開閉器を用いても良い。とはいえ、工事現場までの持ち運びや設置作業の手間(定格電流の値が大きい工事用開閉器はそれだけその寸法や重量も大きく扱いにくい)があるため、通常は、その電流を必要最低限に許容する定格電流の工事用開閉器が選ばれる。
このような工事の請負業者は、工事用開閉器として一般的に、工事対象となる頻度が比較的高い電線路の電流値を必要最低限に許容する第1の定格電流のもの、および、当該第1の定格電流の値の2倍以上の値である第2の定格電流のもの2種類を所有することが多い(例えば、第1の定格電流の値としては200A、第2の定格電流の値としては400Aの2種類の工事用開閉器)。
ところが、そのような定格電流の組み合わせでは、実用的な作業効率が悪くなる場合が多かった。つまり、実際には第1の定格電流の値を超える値の電流(上記例においては、例えば250〜300A)が流れる電線路もしばしば工事対象になることがあるため、その際は、第2の定格電流の工事用開閉器を用いなければならない。つまり、工事対象となった電線路の電流値が少しでも第1の定格電流の値を超えた場合でも、それを必要以上に許容する第2の定格電流の工事用開閉器をわざわざ持ち運び、作業をしなければならない。
そこで、第2の定格電流の値を第1の定格電流の値の2倍より小さい値(具体的には1.5倍前後)とすることが提案された。両者の差がその程度であれば、新たな第2の定格電流の工事用開閉器の寸法や重量は、ケーブル径が異なる以外は第1の定格電流のものほぼ同じとなる場合もある。
さらに、第2の定格電流の工事用開閉器を新たに製造する場合、当該新たな第2の定格電流の工事用開閉器の部品に、既存の第1の定格電流の工事用開閉器の部品を流用することができ、製造側としても従来の組み合わせと比較して製造コストの軽減が図れる。
特開2006−32212号
しかしながら、ブッシングとケーブルとの接続がワンタッチ操作で可能なコネクター構造を有するタイプの工事用開閉器において、既存の第1の定格電流の工事用開閉器の部品を、新たな第2の定格電流の工事用開閉器に流用した結果、第2の定格電流の工事用開閉器に対し、本来第1の定格電流の開閉器に接続されるケーブルが、誤って接続されるという課題があった。例えば、定格電流の値が200Aである工事用開閉器の部品を流用して、定格電流の値が300Aの工事用開閉器を新たに製造した場合、本来、定格電流200Aの工事用開閉器に接続されるケーブルが、誤って、定格電流300Aの工事用開閉器のブッシングに接続されることがあった。
これは、一つの理由としては、第2の定格電流の工事用開閉器は、第1の定格電流の工事用開閉器の流用設計であるため、開閉器本体もケーブルもその外観が両者でほぼ同じものとなり、それぞれ定格電流が異なる開閉器本体とケーブルの見分けがつきにくく、持ち運びや作業現場で混同されてしまうことがあった。また、もう一つの理由として、第2の定格電流の工事用開閉器のブッシングの受入口の径が、第1の定格電流の工事用開閉のケーブルの径より大きいため、定格電流の違いに関わらず、両者間の接続状態が成立してしまうことがあった。なお、逆のケースはない。第1の定格電流の工事用開閉器のブッシングの受入口の径は、第2の定格電流の工事用開閉のケーブルの径より小さいためである。
誤接続されたまま電流が流れると、接触の悪さゆえ、受入口とケーブル端子の非接触面間にアークが発生し、その結果、両者の周面が焼損してしまう。このように、定格電流の値を両者で1.5程度の差があるような組み合わせとし、第1の定格電流の開閉器を流用して第2の定格電流の開閉器を製造する場合(例えば、既存の定格電流200Aの工事用開閉器の部品を流用して定格電流300Aの工事用開閉器を製造する場合)、定格電流の値が大きい工事用開閉器に対して、定格電流の値が小さいケーブルが誤接続されるのを防止することが課題となっていた。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ブッシングとケーブルとの接続がワンタッチ操作で可能な開閉器において、定格電流の値が異なるもの同士のブッシングとケーブルの誤接続防止を可能とする開閉器のコネクター構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ケーブル端末側の棒状の雄形コネクターとブッシング側の有底状の雌形コネクターとの抜き差しで前記ケーブル端末と前記ブッシングの接続状態が切り替わり、完全接続時には両コネクターの抜き差しをロックするロック装置を備えた開閉器のコネクター構造であって、所定外のケーブル端末の挿入時、ケーブル端末側の雄形コネクターの先端のブッシング側の雌形コネクターの有底部への衝突により、前記所定外のケーブル端末の挿入度合いを規制し、これにより、前記ロック装置のロックを阻止するように前記棒状の雄形コネクターの長さと前記有底状の雌形コネクターの有底部の深さとを設定したことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、ケーブル端末側の有底状の雌形コネクターとブッシング側の棒状の雄形コネクターとの抜き差しで前記ケーブル端末と前記ブッシングの接続状態が切り替わり、完全接続時には両コネクターの抜き差しをロックするロック装置を備えた開閉器のコネクター構造であって、所定外のケーブル端末の挿入時、ケーブル端末側の雌形コネクターの有底部のブッシング側の雄形コネクターの先端への衝突により、前記所定外のケーブル端末の挿入度合いを規制し、これにより、前記ロック装置のロックを阻止するように前記有底状の雌形コネクターの有底部の深さと前記棒状の雄形コネクターの長さとを設定したことを特徴とする。
本発明によれば、開閉器のブッシングに対して所定外のケーブル(例えば定格電流が異なるもの)、誤って接続されようとした場合でも、完全接続の状態となることはないため、その誤接続を防止することができる。また、新たに製造する第2の定格電流の開閉器は、第1の定格電流の開閉器から流用可能であり、仮に流用して製造する場合、異なる寸法や形状の開閉器を別途製造する場合に比較して、コストを抑えることができる。
図1は、実施例1に係る開閉器のコネクター構造の概要を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る開閉器のコネクター構造の特徴を説明するための図である。 図3は、開閉器のコネクター構造の外観を示す図である。 図4は、ブッシング本体を説明するための図である。 図5は、ワンタッチ金具を説明するための図である。 図6は、ワンタッチプラグイン端末を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る開閉器のコネクター構造の実施形態について説明する。
まず、図1および図2を用いて実施例1に係る開閉器のコネクター構造の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る開閉器のコネクター構造の概要および特徴を説明するための図であり、図2は、実施例1に係る開閉器のコネクター構造の特徴を説明するための図である。
図1に示すように、開閉器のコネクター構造は、ワンタッチブッシング100およびワンタッチプラグイン端末200に具備される。ワンタッチブッシング100は、ブッシング本体10と、ワンタッチ金具20とを有し、開閉器ケース(図示せず)の所定位置に固定される。また、ワンタッチプラグイン端末200は、その端末部に接続金具105を有し、当該接続金具105とワンタッチ金具20とにより、ワンタッチブッシング100に対してケーブルがワンタッチ操作で接続可能となるものである。なお、図1に示すワンタッチブッシング100およびワンタッチプラグイン端末200は、第2の定格電流(300A)の開閉器の部品である。また、両部品は、第1の定格電流(200A)から流用可能であり、本実施例では、流用して製造したものについて説明する。
ブッシング本体10における中心導体12の孔12aに対し、ワンタッチプラグイン端末200のピンコンタクト102が挿入されると、接続金具105の溝部105a側の出口部21bが開口し、それまでワンタッチ金具20側でしまい込まれていた鋼球25が、凹部22aから溝部105aに移動し嵌合するとともに、凹部22a側の出口部21cがふさがれることにより、ロックが掛かり、接続が完了する。
このようなブッシング本体10やワンタッチ金具20は、定格電流200Aの工事用開閉器からの流用であることから、次のような課題があった。つまり、その外観が流用元の開閉器のワンタッチブッシングとほぼ同じであること、また、中心導体12の孔12aの径は、定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末のピンコンタクトの径より大きいことから、定格電流300Aのワンタッチブッシング100に対し、誤って、異なる規格の定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末が挿入され、そのままロックされ誤接続されるという課題があった。
そこで、本実施例に係るブッシング本体10では、中心導体12の孔12aの深さを、定格電流200Aのブッシング本体のそれより浅くしている。具体的には、孔12aの深さを鋼球25のほぼ直径分だけ浅くしている。こうすることにより、ブッシング本体10に対し、誤って、規格外の定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末が奥まで挿入されても、ロックが掛かって接続状態になることはない。なお、孔12aの深さに対応して、ピンコンタクト102の長さも定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末のそれより短くしている。
具体的には、図2に示すように、ブッシング本体10における中心導体12の孔12aに対し、定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末300のピンコンタクト302が奥まで挿入されたとしても、ピンコンタクト302の長さは、定格電流200Aのブッシング本体における中心導体の孔の深さに対応しているため、異なる定格電流のワンタッチプラグイン端末300が挿入されても、孔12aの有底部に対し、ピンコンタクト302の先端が衝突した時点で、それ以上ワンタッチプラグイン端末300が奥に挿入されることはない。その結果、ワンタッチ金具20の鋼球25が、ワンタッチプラグイン端末300における接続金具305の溝部305aへ嵌合することはなく、ロックが掛かることはない。したがって、作業者に対してその異変を気付かせることができ、その結果、誤接続が防止される。
このように、本実施例に係るワンタッチブッシング100は、定格電流200Aのブッシングと似た外観で、かつ、定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末のピンコンタクトを受け入れてしまうがために、誤って定格電流200Aのプラグイン端末が挿入されることがあっても、完全に接続状態となることはないため、その誤接続を防止することができる。また、本実施例に係るワンタッチブッシング100は、既存の定格電流200Aの工事用開閉器から流用可能であり、仮に流用して製造する場合に、異なる定格電流でそれに対応する寸法や形状のワンタッチブッシングを別途製造する場合に比較して、製造単価が下がる結果、製造コストを抑えることができる。
次に、図3にワンタッチブッシング100およびワンタッチプラグイン端末200の外観を示す。図3は、ワンタッチブッシングおよびワンタッチプラグイン端末の外観を示す図である。
図3に示すように、ワンタッチブッシング100は、開閉器ケース400のそれぞれの相に対して、所定のフランジ500にて固定される。そして、各ワンタッチブッシング100に対して、対応するワンタッチプラグイン端末200を所定の位置まで挿入することにより、ロック機構が機能して接続が完了する。
仮に、各ワンタッチブッシング100に対して、他の定格電流のワンタッチプラグイン端末を奥まで挿入しても、上記したようにロック機能は機能しない。したがって、作業者はその異変に気付き、誤接続が防止される。
次に、図4〜図6を用いて、ブッシング本体10、ワンタッチ金具50およびワンタッチプラグイン端末200を具体的に説明する。図4は、ブッシング本体を説明するための図であり、図5は、ワンタッチ金具を説明するための図であり、図6は、ワンタッチプラグイン端末を説明するための図である。
図4に示すように、ブッシング本体10は、絶縁筒11と、中心導体12と、接触子113とを備える。絶縁筒11は、例えばエポキシ樹脂などの絶縁体からなり、中心導体12を開閉器ケースと電気的に絶縁し、機械的に固定するものである。
中心導体12は、例えば銅合金などの導電体からなり、有底状の雌形コネクターで、電気通電路の一部として形成される。また、中心導体12の有底部の深さは、後述するピンコンタクト102の長さに対応する深さであり、流用元のブッシング本体(定格電流200A)の中心導体の孔の深さと比べて浅く設定される。接触子13は、中心導体12と同様、例えば銅合金などの導電体からなり、中心導体12と後述のピンコンタクト102とを電気的に接続するものである。具体的には、ばね性を有することで、ピンコンタクト102の着脱に対応できるようにしている。
図5に示すように、ワンタッチ金具20は、鋼球受金具21と、ロック制御金具22と、固定金具23と、スライド金具24と、鋼球25と、ロック制御金具用ばね26と、スライド金具用ばね27と、止め輪28と、止めねじ29とから構成される。
鋼球受金具21は、例えばアルミなどからなり、円筒形状をなし、その内周直径は、ワンタッチプラグイン端末200の外周直径と同値となる。そして、鋼球受金具21は、通過孔21aを所定個数備え、当該通過孔21aを通って鋼球25がロック制御金具22の凹部22aと後述の接続金具105の溝部105aとを行き来する。具体的には、鋼球25は、通過孔21aの出口部21bから出ると、接続金具105の溝部105aに嵌り、通過孔21aの出口部21cから出ると、凹部22aに嵌る。
ロック制御金具22は、例えばアルミなどからなり、鋼球受金具21の外側を覆うような円筒形状をなし、鋼球受金具21との間にできた隙間にロック制御金具用ばね26を備える。また、ロック制御金具22は、鋼球25を受けるための凹部22aを有し、当該凹部22aに対して鋼球25が嵌合しているときはその位置で固定されるが、一旦凹部22aから鋼球25が外れると、ロック制御金具用ばね26に押され、止め輪28に当たるまでスライドする。このロック制御金具22がスライドした動きにより、作業者は、ワンタッチプラグイン端末200との接続状態が完了したか否かを確認することができる。なお、このロック制御金具22のスライドと同時に、通過孔21aの出口部21cはふさがれる。
なお、ブッシング100からワンタッチプラグイン端末200を外す際は、ロック制御金具用ばね26の力に逆らってロック制御金具22を所定位置まで押し戻す。それにより、通過孔21aの出口部21cが開口し、接続金具の凹部に嵌合している鋼球25が、凹部22aにも嵌合可能となる。同時に、スライド金具用ばね27から力を受けたスライド金具24は、接続金具105を押し返し、その結果鋼球25が接続金具105の溝部105aから凹部22aへと嵌合を換えてロックが解除され、作業者は、ワンタッチプラグイン端末200を外すことができる。また、止めねじ29により、誤ってワンタッチプラグイン端末200が外れないようにすることもできる。
固定金具23は、例えばアルミなどからなり、円筒形状をなし、ピンやねじなどで鋼球受金具21と接合され、鋼球受金具21内周面との間にできた隙間にスライド金具用ばね27を備える。固定金具23を開閉器本体とねじ嵌合することで、ワンタッチ金具20が開閉器に固定される。
スライド金具24は、例えばステンレスなどからなり、円筒形状をなし、常にスライド金具用ばね27から力を受ける。スライド金具24は、ブッシング100として開閉器に装着されたワンタッチ金具20においては、ワンタッチプラグイン端末200の非接続時には、鋼球受金具21の通過孔21aの出口部21bをふさぐ位置に固定される。ワンタッチプラグイン端末200の接続時には、当該ワンタッチプラグイン端末200に押されることによりスライド金具用ばね27の力に逆らって押し戻され、通過孔21aの出口部21bを開口する位置まで移動し、その結果、鋼球25は、ロック制御金具22の凹部22aから接続金具105の凹部105aへと嵌合を換えてロック状態となる。
一方、スライド金具24は、定格電流の異なるワンタッチプラグイン端末300の接続時には、同様にスライド金具用ばね27の力に逆らって押し戻されるものの、中心導体12の孔12aの有底部に対し、ピンコンタクト302の先端が衝突した時点で、それ以上ワンタッチプラグイン端末300が奥に挿入されることはないため、通過孔21aの出口部21bを開口する位置までは移動しない。つまり、出口部21bは、依然として接続金具305の端部によってふさがれた状態となる(図2参照)。そのため、鋼球25が、接続金具305の溝部305aへと嵌合を換えることはなく、ロックも掛からない。したがって、作業者が誤ってブッシング100に対してワンタッチプラグイン端末300を挿入する場合でも、ロックが掛かることはないため、その異常に気付き、誤接続を防止することができる。
図6に示すように、ワンタッチプラグイン端末200は、ケーブル101と、ピンコンタクト102と、絶縁筒103と、保護カバー104と、接続金具105とから構成される。
ケーブル101は、配電線として通常に用いるケーブルであり、ケーブル導体101aと、ケーブル絶縁体101bと、ケーブル半導電層101cと、ケーブル遮へい層101dと、ケーブルシース101eとからなる。
ピンコンタクト102は、例えば銅合金からなり、棒状の雄形コネクターの形状、つまり、有底状の雌形コネクターであるブッシング本体10の中心導体12に接続可能な形状をなし、ケーブル導体101aに圧着接続される。また、ピンコンタクト102の長さは、ブッシング本体10の中心導体12の有底部の深さに対応する長さであり、流用元のワンタッチプラグイン端末(定格電流200A)のピンコンタクトの長さと比べて短く設定される。
絶縁筒103は、ケーブル導体101aを電気的に絶縁する絶縁筒本体103aと、ケーブル導体101aと接続金具105間の電界集中を緩和する絶縁筒外導103bと、ケーブル101および絶縁筒103aの遮へいを接地するため接続金具105に接続される絶縁筒埋込金具103cと、ピンコンタクト102を絶縁筒103aに固定する絶縁筒内導埋込金具103dと、ケーブル導体101aと遮へいの間の電界集中を緩和する絶縁筒内導103eとからなる。
接続金具105は、例えばステンレスからなり、円筒形状をなし、その外周面上に、ワンタッチ金具20の鋼球25に嵌合する溝部105aを有する。
以上、述べてきたように、本実施例では、ワンタッチブッシングは、中心導体の孔の深さを、ワンタッチ金具の鋼球のほぼ直径分だけ浅くすることにより、定格電流200Aのワンタッチプラグイン端末の誤接続を防止することが可能となる。また、定格電流200Aのワンタッチブッシングの流用であるため、定格電流400Aのワンタッチブッシングとして別途製造するのに比較してコストを抑えることが可能となる。
なお、本実施例では、ブッシング本体10の中心導体12を有底状の雌形コネクター、ワンタッチプラグイン端末200のピンコンタクト102を棒状の雄形コネクターとして、開閉器のコネクター構造を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆であってもよい。
つまり、ブッシング本体10の中心導体12を棒状の雄形コネクター、ワンタッチプラグイン端末200のピンコンタクト102を有底状の雌形コネクターとしてもよい。その場合、中心導体12の雄形コネクターの長さを長くし、ピンコンタクト102の雌型コネクターの底の深さを深くすればよい。
本発明に係る開閉器のコネクター構造は、ブッシングとケーブルの接続がワンタッチ操作で可能な工事用開閉器において、既存の第1の定格電流の工事用開閉器から流用して第2の定格電流の工事用開閉器を製造する場合に有用であり、第2の定格電流の工事用開閉器のワンタッチブッシングに対し、所定外の第1の定格電流のワンタッチプラグイン端末の誤接続を防止する効果を有する。
10 ブッシング本体
11 絶縁筒
12 中心導体
13 接触子
20 ワンタッチ金具
21 鋼球受金具
21a 通過孔
21b 出口部
21c 出口部
22 ロック制御金具
22a 凹部
23 固定金具
24 スライド金具
25 鋼球
26 ロック制御金具用ばね
27 スライド金具用ばね
28 止め輪
29 止めねじ
101 ケーブル
102 ピンコンタクト
103 絶縁筒
104 保護カバー
105 接続金具
200 ワンタッチプラグイン端末(定格電流200A)
300 ワンタッチプラグイン端末(定格電流300A)

Claims (2)

  1. ケーブル端末側の棒状の雄形コネクターとブッシング側の有底状の雌形コネクターとの抜き差しで前記ケーブル端末と前記ブッシングの接続状態が切り替わり、完全接続時には両コネクターの抜き差しをロックするロック装置を備えた開閉器のコネクター構造であって、
    所定外のケーブル端末の挿入時、ケーブル端末側の雄形コネクターの先端のブッシング側の雌形コネクターの有底部への衝突により、前記所定外のケーブル端末の挿入度合いを規制し、これにより、前記ロック装置のロックを阻止するように前記棒状の雄形コネクターの長さと前記有底状の雌形コネクターの有底部の深さとを設定したことを特徴とする開閉器のコネクター構造。
  2. ケーブル端末側の有底状の雌形コネクターとブッシング側の棒状の雄形コネクターとの抜き差しで前記ケーブル端末と前記ブッシングの接続状態が切り替わり、完全接続時には両コネクターの抜き差しをロックするロック装置を備えた開閉器のコネクター構造であって、
    所定外のケーブル端末の挿入時、ケーブル端末側の雌形コネクターの有底部のブッシング側の雄形コネクターの先端への衝突により、前記所定外のケーブル端末の挿入度合いを規制し、これにより、前記ロック装置のロックを阻止するように前記有底状の雌形コネクターの有底部の深さと前記棒状の雄形コネクターの長さとを設定したことを特徴とする開閉器のコネクター構造。
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