JP2012165334A - 多重化伝送装置、多重化伝送方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 対向するクライアント通信装置間にて自動調整が可能であり、且つ複数のポートの通信を1つの伝送路パスに多重化して効率的に転送することを可能とする。
【解決手段】 GFP−F(Frame−mapped Generic Framing Procedure)方式を利用した多重化伝送装置であって、ギガビットイーサネット信号(登録商標)を受信した際、ギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出するオートネゴシエーション情報処理部と、抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングするGFP処理部と、少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングするフレーマ部と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 GFP−F(Frame−mapped Generic Framing Procedure)方式を利用した多重化伝送装置であって、ギガビットイーサネット信号(登録商標)を受信した際、ギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出するオートネゴシエーション情報処理部と、抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングするGFP処理部と、少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングするフレーマ部と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、多重化伝送装置、多重化伝送方法、およびコンピュータプログラムに関する。
クライアント通信装置(例えば、ルータ、ブリッジ、あるいはスイッチ)とのインタフェースが、通信速度が1Gbps(bits per second)のギガビットイーサネット(登録商標)である多重化伝送装置が知られている。この多重化伝送装置における伝送方法(マッピングモード)として、ITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication sector) G.7041には、2種類の伝送方法が規定されている。なお、以下、ギガビットイーサネットのことをGbEと呼ぶことにする。
1つ目は、GFP−F(Frame−mapped Generic Framing Procedure)である。図6は、このGFP−Fの一般的な多重化伝送装置を含む通信システムのブロック図を示す。図6に示す多重化伝送装置は、GbE信号の8B10B符号を一旦終端し、GbE信号からMAC(Media Access Control address)フレームのみを取り出す。該多重化伝送装置は、MACフレームに、GFPヘッダおよびFCS(Frame Check Sequence)を付加してカプセル化し、これをSONET(Synchronous Optical NETwork)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)信号のペイロードへマッピングして多重する。
2つ目は、GFP−T(Transparent Generic Framing Procedure)である。図7は、このGFP−Tの一般的な多重化伝送装置を含む通信システムのブロック図を示す。GFP−Tは、8B10B符号で定義されるオーダセットなどの符号を透過させる目的を有する。図7に示す多重化伝送装置は、GbE信号の8B10B符号を終端せず8符号語(64ビット相当)単位に65ビットデータへ符号化(64B65B符号化)し、8つの64B65B符号でSuperblockを生成する。該多重化伝送装置は、複数個のSuperblockをGFPペイロード情報とし、これに、GFPヘッダおよびFCSを付加してカプセル化して、GbE信号単位に確保されたSONET/SDH信号のペイロードへマッピングする。
特許文献1は、8B10B復号処理により削除していたオートネゴシエーション情報を中継し、対向する端末間で、通信速度認識やフロー制御や全二重・半二重通信の動作モードの自動設定等のオートネゴシエーションを可能にする伝送装置について記載する。
特許文献2は、オートネゴシエーションのコンフィグレーションコードを監視し、一定時間の間に一定数以上のオートネゴシエーションのコンフィギュレーションコードが送信されたことを検知した場合に、スイッチ3、4間のオートネゴシエーションシーケンスがデッドロック状態に陥っていると判断し、そのことを対向の中継伝送装置に通知する中継伝送装置について記載する。
上述したとおり、GFP−Fの場合、GbE信号を受信したところで8B10B符号が一旦終端されるので、8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットを利用するオートネゴシエーション情報を、多重化伝送装置を介して対向するクライアント通信装置間で通信することはできない。オートネゴシエーションは、多重化伝送装置間を介して対向するクライアント通信装置間で、通信速度認識、フロー制御、および全二重・半二重通信モード等を最適にするための自動調整機能である。
一方、GFP−Tの場合、オートネゴシエーションは可能になるものの、それぞれのGbE信号毎に伝送路上に専用のパスを設定する必要があり、複数のGbE信号で伝送路上のパスを共有することはできない、換言すれば帯域を有効に活用することができないという問題を有する。
また、特許文献1および特許文献2に記載された技術では、複数のポートの通信を1つの伝送路パスに多重しつつ且つクライアント通信装置間での自動調整を行うことはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、対向するクライアント通信装置間にて自動調整が可能であり、且つ複数のポートの通信を1つの伝送路パスに多重化して効率的に転送することが可能な多重化伝送装置、多重化伝送方法、およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明の多重化伝送装置は、GFP−F(Frame−mapped Generic Framing Procedure)方式を利用した多重化伝送装置であって、ギガビットイーサネット信号(登録商標)を受信した際、ギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出するオートネゴシエーション情報処理部と、抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングするGFP処理部と、少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングするフレーマ部と、を備える。
本発明の多重化伝送方法は、GFP−F方式を利用した多重化伝送方法であって、ギガビットイーサネット信号を受信した際、ギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出し、抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングし、少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングする。
本発明のコンピュータプログラムは、GFP−F方式を利用した多重化伝送装置のコンピュータに、ギガビットイーサネット信号を受信した際、クライアント通信装置から受信するギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出する処理と、抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングする処理と、少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングする処理と、を実行させる。
本発明によれば、対向するクライアント通信装置間にて自動調整が可能であり、且つ複数のポートの通信を1つの伝送路パスに多重化して効率的に転送することが可能となる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る多重化伝送装置1を含む通信システムのブロック図を示す。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る多重化伝送装置1を含む通信システムのブロック図を示す。
該通信システムは、基本的には、多重化伝送装置1と、伝送路(例えば、光ファイバ)を介して多重化伝送装置1と対向する多重化伝送装置1’(以下、対向多重化伝送装置1’と呼ぶ)と、を備える。多重化伝送装置1と対向多重化伝送装置1’とは同一の構成であるものとする。
また、多重化伝送装置1には、ギガビットイーサネット伝送を可能とする伝送媒体を介して複数のクライアント通信装置20−1〜20−nが接続される。一方、対向多重化伝送装置1’にも、上記と同様の伝送媒体を介して複数のクライアント通信装置20’−1〜20’−nが接続される。
上記伝送媒体の例として、例えば、IEEE802.3zで規定される1000BASE−SX、1000BASE−LX、1000BASE−CXや、IEEE802.3abで規定されるUTPケーブルを使う1000BASE−Tを挙げることができる。上記において、IEEEは、Institute of Electrical and Electronic Engineersの略である。なお、以下の説明では、伝送媒体が1000BASE−SXである場合を例に挙げて説明する。
多重化伝送装置1は、フレーマ部10と、GFP処理部11と、MAC処理部12−1〜12−nと、PCS13−1〜13−nと、PMA14−1〜14−nと、PMD15−1〜15−nと、AN回路16−1〜16−n(オートネゴシエーション情報処理部)と、を備える。上記各構成のうち、MAC処理部12−1〜12−nと、PCS13−1〜13−nと、PMA14−1〜14−nと、PMD15−1〜15−nと、AN回路16−1〜16−nとは、クライアント通信装置20−1〜20−n毎に設けられる。なお、上記において、PCSは、Physical Coding Sublayerの略である。PMAは、Physical Medium Attachmentの略である。PMDは、Physical Medium Dependentの略である。ANは、Automatic Negotiationの略である。また、クライアント通信装置20−1〜20−nは、多重化伝送装置1のクライアントインタフェースに接続されるルータやL2スイッチ等の通信装置である。
フレーマ部10は、GFP処理部11から受信したGFPフレームを、SONET、SDH、OTN(Optical Transport Network)等の伝送路フレームのペイロードにマッピングして対向多重化伝送装置1’へ送信する。また、フレーマ部10は、対向多重化伝送装置1’から受信した伝送路フレームのペイロードからGFPフレームをデマッピングし、GFP処理部11へ出力する。
GFP処理部11は、MAC処理部12−1〜12−nから受信したMACフレームをGFPデータフレームにフレーム化するとともに、AN情報用通信路25を介してAN回路16−1〜16−nから入力したオートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにフレーム化する。そして、GFP処理部11は、複数のクライアント通信装置20−1〜20−n(クライアントポートとも言う)のGFPフレームを多重化してフレーマ部10へ出力する。また、GFP処理部11は、フレーマ部10から入力したGFPフレームの宛先クライアントポートを識別し、GFPデータフレームからMACフレームを抽出し、該MACフレームを宛先クライアントポートのMAC処理部12−1〜12−nへ出力する。GFPクライアントマネージメントフレームにオートネゴシエーション情報が入っている場合、GFP処理部11は、オートネゴシエーション情報を抽出し、これを該当するクライアントポートのAN回路16−1〜16−nへ出力する。
MAC処理部12−1〜12−nは、MACフレームの送信処理及び受信処理を行う。
PCS13−1〜13−nは、PMA14−1〜14−nから受信したデータを8B10B復号し、MACフレームまたはオートネゴシエーション情報を検出する。また、PCS13−1〜13−nは、送信MACフレームまたはオートネゴシエーション情報を8B10B符号化しPMA14−1〜14−nへ出力する。
PMA14−1〜14−nは、各クライントポートから受信したデータであるシリアルデータを10ビットパラレルデータに変換する。また、PMA14−1〜14−nは、各クライアントポートへ送信するデータである10ビットパラレルデータをシリアルデータに変換する。
PMD15−1〜15−nは、各クライアントポートから受信した光信号を電気信号に変換するとともに、各クライアントポートへ送信する電気信号を光信号に変換する。
AN回路16−1〜16−nは、PCS13−1〜13−nの一機能ブロックである。AN回路16−1〜16−nは、各受信データ(各PMA14−1〜14−nから入力したデータ)からオートネゴシエーション情報を抽出し、AN情報用通信路25を介してGFP処理部11へ通知する。また、AN回路16−1〜16−nは、GFP処理部11から通知されるオートネゴシエーション情報を8B10B符号に変換して、PMA14−1〜14−nへ出力する。
以上、多重化伝送装置1の構成について説明したが、上述したように、対向多重化伝送装置1’の構成は多重化伝送装置1と同一である。従って、図1において、対向多重化伝送装置1’の各構成に多重化伝送装置1の構成と同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
以下に、図1に示す通信システムの動作について説明する。
図2は、多重化伝送装置1の送信動作(各クライアントポートから受信したGbE信号を最終的に多重化された伝送路フレームとして、対向多重化伝送装置1’へ送信する動作)の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、クライアント通信端末20−1から受信したGbE信号を処理する場合を例に挙げる。
多重化伝送装置1において、クライアント通信装置20−1からのGbE信号は、PMD15−1において光信号から電気信号に変換される。PMA14−1は、電気信号をシリアル信号からパラレル信号へ変換する。PCS13−1は、パラレル信号に対して8B10B復号処理を実行する(ステップS1)。
PCS13−1によって検出されたMACフレームは、MAC処理部12−1へ出力される。MAC処理部12−1は、MAC受信処理(ステップS2)を行い、処理済のMACフレームをGFP処理部11へ出力する。
GFP処理部11は、MACフレーム(図4A(1)参照)のDAからFCSまでを、GFPデータフレームにフレーム化する(図4A(2)または図4A(3)参照)(ステップS3)。
オートネゴシエーション情報が含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセット(/C1/または/C2/)が検出された場合、PCS13−1を構成するAN回路16−1は、/C1/または/C2/のデータ部分2バイトデータ(/Da.b/および/Dc.d/)を、GFP処理部11へオートネゴシエーション情報として通知する(ステップS4)。
GFP処理部11は、/C1/または/C2/の/Da.b/および/Dc.d/(図4B(1)参照)を、GFPクライアントマネージメントフレームのペイロードにマッピングする(図4B(2)または図4B(3)参照/ステップS5)。
コンフィグレーション・オーダセットの終了時には、GFP処理部11は、GFPクライアントマネージメントフレームのペイロードヘッダのみのフレームを生成する(図4C(1)または図4C(2)参照)ことによりオートネゴシエーションの終了を通知してもよい。8B10Bのコンフィグレーション・オーダセットは、オートネゴシエーションが動作している間、連続して交互に/C1/と/C2/により入力される。従って、伝送路上の必要な帯域を削減するために、GFPクライアントマネージメントフレームは、オートネゴシエーション情報の変化時のみに生成されてもよく、あるいは、所定の時間間隔で周期的に生成されてもよい。
図4B(2)または図4B(3)ではオートネゴシエーション情報が含まれたクライアントマネージメントフレームであることを識別するために、UPI(User Payload Identifier)に独自仕様のために予約されている範囲内の“1110 0000”を使用した例を示している。
一つの伝送パスを複数ポートで共有する場合、図4A(3)または図4B(3)のフォーマットでGFPフレーム化し、CID(Channel Identification)にポートを識別する番号を設定する。
一つの伝送パスを複数ポートで共有しない(ポート毎に固有の伝送パスを割り当てる)場合、図4A(2)または図4B(2)のフォーマットでGFPフレーム化する。
GFP処理部11は、複数クライアントポート分のGFPデータフレームおよびGFPクライアントマネージメントフレームを多重化するとともに空き帯域にはGFPアイドルフレームを多重化してGFPのスクランブル処理を行い、GFPフレームをフレーマ部10へ出力する(ステップS6)。フレーマ部10は、伝送路フレームのペイロードにGFPフレームをマッピングして対向多重化伝送装置1’へ送信する(ステップS7)。
図3は、対向多重化伝送装置1’の受信動作(多重化伝送装置1から受信した伝送路フレームから各クライアントポートへのGbE信号を生成するまでの動作)の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、対向多重化伝送装置1’に接続されるクライアント通信端末20’−1へGbE信号を送信する場合を例に挙げる。
対向多重化伝送装置1’において、フレーマ部10は、伝送路フレームのペイロードからGFPフレームを抽出する(ステップS10)。フレーマ部10は、抽出したGFPフレームを、GFP処理部11へ出力する。GFP処理部11は、GFPフレーム同期、デスクランブル処理を行う。
GFPデータフレームが検出された場合、GFP処理部11は、MACフレームを抽出する。GFP処理部11は、CIDにより宛先クライアントポートを識別し、該MACフレームを、該当するクライアントポートのMAC処理部12−1へ出力する(ステップS11)。
一方、GFPクライアントマネージメントフレームにオートネゴシエーション情報が含まれているGFPフレームであった場合、GFP処理部11は、ペイロードから2バイトのオートネゴシエーション情報を抽出する。GFP処理部11は、CIDにより出力先クライアントポートを識別し、抽出したオートネゴシエーション情報を、該当するクライアントポートのAN回路16−1へ出力する(ステップS12)。
オートネゴシエーション情報を含むGFPクライアントマネージメントフレームは、上述したとおり、所定の時間間隔で周期的に送信されるか、あるいはオートネゴシエーション情報の変化時に送信される。従って、受信側のGFP処理部11は、現在のオートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームの次の受信タイミングまで、あるいはペイロードヘッダのみのGFPクライアントマネージメントフレームを検出するまで保持し、受信終了となったことをAN回路16−1に通知する。
MAC処理部12−1は、MACフレームの送信処理を行う(ステップS13)。PCS13−1は、MACフレームを8B10B符号化する(ステップS14)。
AN回路16−1は、オートネゴシエーション情報を8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセット(/C1/または/C2/)に変換する(ステップS15)。
MACフレームおよび/またはオートネゴシエーション情報を含む8B10B符号は、PMA14−1においてパラレル信号からシリアル信号へ変換される。シリアル信号は、PMD15−1にて光信号に変換され、GbE信号としてクライアント通信装置20−1へ送信される(ステップS16)。
以上説明した第1の実施形態は、GFP−Fを使用した多重化伝送装置において、GFPクライアントマネージメントフレームを使用して対向するクライアント通信装置間でオートネゴシエーション情報をやり取りする。従って、上記対向するクライアント通信装置間で、通信速度認識、フロー制御、あるいは通信モード等の自動調整を行うことが可能となる。
さらに、第1の実施形態の場合、GFP−Fを使用した多重化伝送装置においてオートネゴシエーション情報を転送することができるので、GFP−Tと異なり、オートネゴシエーション情報のような制御信号を含め複数のクライアントポートの通信を1つの伝送路パスに多重化して効率的に転送できるという効果もある。
以上を纏めると、第1の実施形態によれば、対向するクライアント通信装置間にて自動調整が可能であり、且つ複数のポートの通信を1つの伝送路パスに多重化して効率的に転送することが可能となる。
なお、以上の説明では、送信処理を実行する例として多重化伝送装置1を挙げたが、対向多重化伝送装置1’も同様の送信処理を実行することが可能である。また、受信処理を実行する例として対向多重化伝送装置1’を挙げたが、多重化伝送装置1も同様の受信処理を実行することが可能である。
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施形態に係る多重化伝送装置30の構成例を示すブロック図である。多重化伝送装置30は、GFP−F方式を利用した多重化伝送装置である。多重化伝送装置30は、AN回路32(オートネゴシエーション情報処理部)と、GFP処理部34と、フレーマ部36と、を備える。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る多重化伝送装置30の構成例を示すブロック図である。多重化伝送装置30は、GFP−F方式を利用した多重化伝送装置である。多重化伝送装置30は、AN回路32(オートネゴシエーション情報処理部)と、GFP処理部34と、フレーマ部36と、を備える。
AN回路32は、クライアント通信装置40から受信するギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出する。
GFP処理部34は、抽出されたオートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングする。
フレーマ部36は、少なくともGFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路42のフレームにマッピングして対向多重化伝送装置44へ送信する。
以上説明した第2の実施形態は、GFP−Fを使用した多重化伝送装置において、GFPクライアントマネージメントフレームを使用して対向するクライアント通信装置間でオートネゴシエーション情報をやり取りする。従って、上記対向するクライアント通信装置間で、通信速度認識、フロー制御、あるいは通信モード等の自動調整を行うことが可能となる。
さらに、第2の実施形態の場合、GFP−Fを使用した多重化伝送装置においてオートネゴシエーション情報を転送することができるので、GFP−Tと異なり、オートネゴシエーション情報のような制御信号を含め複数のクライアントポートの通信を1つの伝送路パスに多重化して効率的に転送できるという効果もある。
以上を纏めると、第2の実施形態によれば、対向するクライアント通信装置間にて自動調整が可能であり、且つ複数のポートの通信を1つの伝送路パスに多重化して効率的に転送することが可能となる。
なお、以上説明した第1および第2の実施形態は、所定のハードウェア、例えば、回路として具現化することもできる。
また、以上説明した第1および第2の実施形態は、制御プログラムに基づいて図示しないコンピュータ回路(例えば、CPU(Central Processing Unit))によって制御され、動作するようにすることができる。その場合、これらの制御プログラムは、例えば、多重化伝送装置の内部の記憶媒体、あるいは、外部の記憶媒体に記憶され、上記コンピュータ回路によって読み出され実行される。内部の記憶媒体としては、例えば、ROM(Read Only Memory)やハードディスク等を挙げることができる。また、外部の記憶媒体としては、例えば、リムーバブルメディアやリムーバブルディスク等を挙げることができる。
1、30 多重化伝送装置
1’、44 対向多重化伝送装置
10、36 フレーマ部
11、34 GFP処理部
12−1〜12−n MAC処理部
13−1〜13−n PCS
14−1〜14−n PMA
15−1〜15−n PMD
16−1〜16−n、32 AN回路
20−1〜20−n、20’−1〜20’−n クライアント通信装置
25 AN情報用通信路
42 伝送路
1’、44 対向多重化伝送装置
10、36 フレーマ部
11、34 GFP処理部
12−1〜12−n MAC処理部
13−1〜13−n PCS
14−1〜14−n PMA
15−1〜15−n PMD
16−1〜16−n、32 AN回路
20−1〜20−n、20’−1〜20’−n クライアント通信装置
25 AN情報用通信路
42 伝送路
Claims (9)
- GFP−F(Frame−mapped Generic Framing Procedure)方式を利用した多重化伝送装置であって、
ギガビットイーサネット信号(登録商標)を受信した際、ギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出するオートネゴシエーション情報処理部と、
抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングするGFP処理部と、
少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングするフレーマ部と、
を備えることを特徴とする多重化伝送装置。 - 伝送路フレームを受信した際、前記フレーマ部は、伝送路フレームからGFPフレームを抽出し、前記GFP処理部は、GFPクライアントマネージメントフレームにオートネゴシエーション情報が含まれているGFPフレームがある場合、該GFPクライアントマネージメントフレームから前記オートネゴシエーション情報を抽出し、前記オートネゴシエーション情報処理部は、前記オートネゴシエーション情報を受信し、8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットに変換することを特徴とする請求項1記載の多重化伝送装置。
- 前記オートネゴシエーション情報を含む前記GFPクライアントマネージメントフレームは、GFPの拡張ヘッダのUPI(User Payload Identifier)値で識別されることを特徴とする請求項1または2記載の多重化伝送装置。
- GFP−F方式を利用した多重化伝送方法であって、
ギガビットイーサネット信号を受信した際、ギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出し、
抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングし、
少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングする
ことを特徴とする多重化伝送方法。 - 伝送路フレームを受信した際、伝送路フレームからGFPフレームを抽出し、
GFPクライアントマネージメントフレームにオートネゴシエーション情報が含まれているGFPフレームがある場合、該GFPクライアントマネージメントフレームから前記オートネゴシエーション情報を抽出し、
前記オートネゴシエーション情報を受信し、8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットに変換する
ことを特徴とする請求項4記載の多重化伝送方法。 - 前記オートネゴシエーション情報を含む前記GFPクライアントマネージメントフレームは、GFPの拡張ヘッダのUPI値で識別されることを特徴とする請求項4または5記載の多重化伝送方法。
- GFP−F方式を利用した多重化伝送装置のコンピュータに、
ギガビットイーサネット信号を受信した際、ギガビットイーサネット信号に含まれる8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットからオートネゴシエーション情報を抽出する処理と、
抽出された前記オートネゴシエーション情報を、GFPクライアントマネージメントフレームにマッピングする処理と、
少なくとも前記GFPクライアントマネージメントフレームを含むGFPフレームを、伝送路フレームにマッピングする処理と
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 伝送路フレームを受信した際、前記コンピュータに、伝送路フレームからGFPフレームを抽出する処理と、
GFPクライアントマネージメントフレームにオートネゴシエーション情報が含まれているGFPフレームがある場合、該GFPクライアントマネージメントフレームから前記オートネゴシエーション情報を抽出する処理と、
前記オートネゴシエーション情報を受信し、8B10B符号のコンフィグレーション・オーダセットに変換する処理と
を、さらに実行させることを特徴とする請求項7記載のコンピュータプログラム。 - 前記オートネゴシエーション情報を含む前記GFPクライアントマネージメントフレームは、GFPの拡張ヘッダのUPI値で識別されることを特徴とする請求項7または8記載のコンピュータプログラム。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012209753A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Nec Access Technica Ltd | 伝送制御回路及び伝送制御方法 |
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WO2022224373A1 (ja) * | 2021-04-21 | 2022-10-27 | 日本電信電話株式会社 | 伝送装置、パス設定方法及びコンピュータプログラム |
JP7220930B1 (ja) | 2021-09-10 | 2023-02-13 | モーターコム・エレクトロニック・テクノロジー・カンパニー・リミテッド | 光電マッチング方法及びシステム |
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2011
- 2011-02-09 JP JP2011026258A patent/JP2012165334A/ja not_active Withdrawn
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