JP2012164698A - ノイズ遮蔽機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気ケーブル1の長手方向に対して鉛直な面に設けた導電性の板状部材であるノイズ遮蔽板2を備える。また、前記導電性の板状部材は、前記電気ケーブル1を接続する電気機器の一側面であり、前記導電性の板状部材と前記電気機器のグランドとを電気的に接続している。
【選択図】図1
Description
電気ケーブルからの伝導ノイズを遮蔽する従来の技術として、例えば特許文献1では、電気ケーブルと接続される回路基板を金属筐体で囲うことにより、回路基板への外来ノイズを遮蔽したり、回路基板自身で発生したノイズの外部への伝播を遮蔽している。
また、特許文献2には、電気ケーブルであるシールドケーブルのシールドと、ケーブル接続先の電気機器のグランドとを接続するシールド用導体、及びシールドケーブルの信号線と電気機器の処理回路とを接続する端子を備えたコネクタが開示されている。この構成により、シールドを伝播する伝導ノイズを電気機器のグランドへ逃がしてノイズの影響を抑制している。
また、特許文献2に代表される従来の技術では、コネクタのような小さな部品のみで、シールドケーブルのシールドを電気機器のグランド電位に落としている。しかしながら、伝導ノイズの電磁界は、空間を介して電気機器の信号配線と結合するため、伝導ノイズが高い周波数になるほど、ノイズ低減の効果が得られなくなるという課題がある。
図1は、この発明の実施の形態1によるノイズ遮蔽機構の構成を示す図である。図1において、実施の形態1のノイズ遮蔽機構は、電気ケーブル1の長手方向に対して鉛直な面に導電性のノイズ遮蔽板2を配置して構成される。電気ケーブル1は、例えば、図1に示すように、2本の導体101a,101b、各導体101a,101bの外周を覆う誘電体102a,102b、さらに各導体101a,101bを1本のケーブル状にまとめるケーブル外皮103から構成される。
例えば、図1の左側から電気ケーブル1の導体101a,101bの少なくとも一方を伝導ノイズが伝播する場合において、電気ケーブル1の伝導ノイズは、電気ケーブル1の周囲にある導体又は大地(図示せず)をリターン経路として、周囲の導体又は大地と電気ケーブル1との間に電界を生じながら進行する。この場合は、電気ケーブル1とリターン経路との間の物理構造が伝導ノイズの進行方向に対して一様に連続すると、伝導ノイズの進行は妨げられることなく、全て図1の右側に通過してゆく。
図2は、実施の形態1によるノイズ遮蔽機構の他の構成を示す図であり、電気ケーブルとしてシールドケーブル3を用いた場合を示している。図2において、シールドケーブル3は、例えば、2本の導体301a,301b、各導体301a,301bの外周を覆う誘電体302a,302b、さらに各導体301a,301bを囲うシールド303から構成される。シールド303は、一般に細い導線からなる編組や、アルミ蒸着テープ等で構成される。また、シールド303のさらに外周にケーブル外皮(図示せず)があってもよい。
例えば、図2の左側からシールド303を伝導ノイズが伝播する場合において、シールド303の伝導ノイズは、シールドケーブル3の周囲にある導体又は大地(図示せず)をリターン経路として、周囲の導体又は大地とシールドケーブル3との間に電界を生じながら進行する。この場合は、シールド303とリターン経路との間の物理構造が伝導ノイズの進行方向に対して一様に連続すると、伝導ノイズの進行は妨げられることなく、全て図2中の右側に通過してゆく。
さらに、ノイズ遮蔽板2を電気ケーブル1又はシールドケーブル3の長手方向に対して鉛直な面に設けると最も効果的に伝導ノイズを抑制できるが、完全な鉛直でなく、略90度と判断できる所定の角度範囲の誤差があっても、ノイズ抑制効果を得ることができる。
図3は、この発明の実施の形態2によるノイズ遮蔽機構の構成を示す図である。図3において、実施の形態2のノイズ遮蔽機構は、電気ケーブル1と電気機器4とを備え、電気ケーブル1を接続する電気機器4の一面が導電性部材の側面部8で形成されており、電気ケーブル1の一端に設けた接続用のコネクタプラグ6aと電気機器4の内部に納められた回路基板5のコネクタソケット6bとを接続すると、側面部8が、電気ケーブル1の長手方向に対して鉛直な面となるように構成される。なお、回路基板5は、固定具7を介して電気機器4の内部に固定される。
例えば、図3の左側から電気ケーブル1の導線を伝導ノイズが伝播する場合において、電気ケーブル1の伝導ノイズは、電気ケーブル1の周囲にある導体又は大地(図示せず)をリターン経路として、周囲の導体又は大地と電気ケーブル1との間に電界を生じながら進行する。この場合は、電気ケーブル1とリターン経路との間の物理構造が伝導ノイズの進行方向に対して一様に連続すると、伝導ノイズの進行は妨げられることなく、全て図3の右側に通過してゆく。
図4は、実施の形態2によるノイズ遮蔽機構の他の構成を示す図である。図4に示す例では、電気機器4Aの側面及び底面を、L字型の導電性の部材からなる板状部8Aで形成する。電気ケーブル1が接続される板状部8Aの一面は、コネクタプラグ6aとコネクタソケット6bを接続すると、電気ケーブル1の長手方向に対して鉛直な面となる。また、板状部8Aの底面は導電性部材であることから、電気機器4の側面、後方面、上面、下面から接地することが可能である。
さらに、側面部8を電気ケーブル1又はシールドケーブル3の長手方向に対して鉛直な面に設けると最も効果的に伝導ノイズを抑制できるが、完全な鉛直ではなく、略90度と判断できる所定の角度範囲の誤差があっても、ノイズ抑制効果を得ることができる。
Claims (4)
- 電気ケーブルの長手方向に対して鉛直な面に設けた導電性の板状部材を備えたノイズ遮蔽機構。
- 前記導電性の板状部材は、前記電気ケーブルを接続する電気機器の一側面であることを特徴とする請求項1記載のノイズ遮蔽機構。
- 前記導電性の板状部材と前記電気機器のグランドとを電気的に接続したことを特徴とする請求項2記載のノイズ遮蔽機構。
- 前記電気ケーブルは、シールドケーブルであり、
前記シールドケーブルのシールドと前記導電性の板状部材とを電気的に接続したことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のノイズ遮蔽機構。
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