JP2012162928A - 掘削機のスイベル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的長期に亘ってパッキンの使用が可能で、メンテナンスが容易な掘削機のスイベル装置を提供する。
【解決手段】駆動部に回転可能に連結された掘削ロッドにセメントミルク等の液体を供給するスイベル装置である。駆動部の出力軸4の上端には、通液路16を貫設したスイベル軸8を接続し、スイベル軸8の外周には、駆動部の外枠部15に固定されたパッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合して、パッキンケース11内に詰め込まれたグランドパッキン31Aを締め付けるパッキン押え10をパッキンケース11の上端部側に取り付け、パッキン押え10は、下端部がパッキン31Aの上端側に押接し且つ上端開口部が給液ポート27を形成して液体をスイベル軸8の通液路16に導入する円筒部10aを有し、円筒部10aには、内周面に付着した液体の滓等の付着物を必要時にバネを伸縮させて破断除去する付着物除去用コイルバネ41を圧縮状態で内装する。
【選択図】図3

Description

本発明は、掘削ロッドによって地盤を掘削する掘削機において、掘削ロッドにセメントミルク等の液体を供給するためのスイベル装置に関する。
従来における掘削機のスイベル装置として、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。このスイベル装置は、掘削機の駆動部に設けられ、その駆動部に回転可能に連結された掘削ロッドにセメントミルク等の液体を供給するもので、駆動部の出力軸の上端にスイベルパイプ(中空状のスイベル軸)を接続し、このスイベルパイプの外周に、前記駆動部に回転不能に設けてあるシールケース(パッキンケース)を相対的に回転自在に嵌合して、前記スイベルパイプとシールケースとの間に上下複数段に設けられたシールリングによって液密に封止する。シールケースの上端開口部は給液ポートで、これに液体供給管のプラグをねじ込んで接続することにより、液体供給管から供給されるセメントミルク等の液体を、回転するスイベルパイプから出力軸の中空部を通じて、掘削ロッドの液体通路に送給し、このロッドの下端部側の吐出口より地盤中に吐出させることができる。
特開2000−240390号公報
上記従来のスイベル装置は、スイベルパイプとシールケースとの間で軸封止するパッキンとしてOリングからなるシールリングをシールケース内に間隔をおいて複数段に配設したものであって、シールケースの内周面にはリング受け溝を軸方向一定間隔おきに設け、また隣り合うリング受け溝の間にはグリス溜め溝を設けていることから、シールケースの構造が複雑化となって、製作コストが高くつく上に、シールリングの取付け及び取外しが面倒となる問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑み、パッキンケースの構造が簡単で、パッキンの取付け・取外しが容易で、メンテナンスも簡単に行える掘削機のスイベル装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、掘削機の駆動部1に設けられ、その駆動部1に回転可能に連結された掘削ロッド5にセメントミルク等の液体を供給するためのスイベル装置であって、前記駆動部1の出力軸4の上端に、通液路16を貫設したスイベル軸8を接続し、スイベル軸8の外周には、前記駆動部1の外枠部15に固定されたパッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合して、このパッキンケース11内に詰め込まれたグランドパッキン31Aを軸方向に締め付けるパッキン押え10をパッキンケース11の上端部側に取り付け、パッキン押え10は、下端部がパッキン31Aの上端側に押接し且つ上端開口部が給液ポート27を形成して液体をスイベル軸8の通液路16に導入する円筒部10aを有し、この円筒部10aには、内周面に付着した液体の滓等の付着物を必要時にバネを伸縮させることによって破断除去する付着物除去用コイルバネ41を圧縮状態で内装してなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の掘削機のスイベル装置において、前記パッキン押え10の円筒部10a内には付着物除去用コイルバネ41の下端側とスイベル軸8の上端側との間に、互いに面接触状態で上下に重なり合って相対的に回転自在であって円筒部10aの内周面に接する上部側リング42とスイベル軸8の上端面に接する下部側リング43とからなるスリップリング44を介装してなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の掘削機のスイベル装置において、前記スイベル軸8にはカラー23を取外し可能に嵌合固定し、このカラー23の外周に前記パッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合するようにしてなることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の掘削機のスイベル装置において、前記パッキンケース11内に上下複数段に配設されたグランドパッキン31A間に、給油リング32Aを介装してなることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、掘削機の駆動部1に設けられ、その駆動部1に回転可能に連結された掘削ロッド5の2箇所にセメントミルク等の液体を供給するための二重スイベル装置であって、前記駆動部1の出力軸4の上端に、第1及び第2の2つの通液路16,17を貫設したスイベル軸8を接続し、スイベル軸8の上部側外周には、前記駆動部1の外枠部15に固定された筒状ケーシング13内の上部に嵌装した第1パッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合し、この第1パッキンケース11内に詰め込まれたグランドパッキン31Aその上端側から軸方向に締め付ける第1パッキン押え10を筒状ケーシング13の上端部に取り付け、第1パッキン押え10は、下端部がパッキン31Aの上端側に押接し且つ上端開口部が給液ポート27を形成して液体をスイベル軸8の第1通液路16に導入する円筒部10aを有し、この円筒部10aに、内周面に付着した液体の滓等の付着物を必要時にバネを伸縮させることによって破断除去する付着物除去用コイルバネ41を圧縮状態で内装し、スイベル軸8の下部側外周には、筒状ケーシング13内の下部に嵌装した第2パッキンケース12を相対的に回転自在に嵌合し、この第2パッキンケース12内に詰め込まれたグランドパッキン31Bをその下端側から軸方向に締め付ける第2パッキン押え20を筒状ケーシング13の下端部に取り付け、この筒状ケーシング13には液体をスイベル軸8の第2通液路17に導入する給液ポート37を設けてなることを特徴としている。
請求項6は、請求項4に記載の掘削機のスイベル装置において、前記第1パッキン押え10の円筒部10a内にはコイルバネ41の下端側とスイベル軸8の上端側との間に、互いに面接触状態で上下に重なり合って相対的に回転自在であって円筒部内周面に接する上部側リング42とスイベル軸8の上端面に接する下部側リング43とからなるスリップリング44を介装してなることを特徴とする。
請求項7は、請求項5又は6に記載の掘削機のスイベル装置において、前記スイベル軸8の上部側及び下部側には夫々カラー23,24を取外し可能に嵌合固定し、上部側カラー23の外周に第1パッキンケース11を、また下部側カラー24の外周に第2パッキンケース12を夫々相対的に回転自在に嵌合するようにしてなることを特徴とする。
請求項8は、請求項5〜7の何れかに記載の掘削機のスイベル装置において、前記第1及び第2パッキンケース11,12内に夫々上下複数段に配設されたグランドパッキン31A,31B間に、給油リング32A,32Bを介装してなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、スイベル装置7は、駆動部1の出力軸4上端にスイベル軸8を接続し、スイベル軸8の外周には駆動部1の外枠部15に固定されたパッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合して、このパッキンケース11内に詰め込まれたグランドパッキン31Aを軸方向に締め付けるパッキン押え10をパッキンケース11の上端部側に取り付けたもので、構造が簡単であって、パッキンケース11内にグランドパッキン31Aを詰め込み、このパッキンケース11をスイベル軸8に嵌め込んで、このパッキンケース11に第1パッキン押え10を取り付けることによって、簡単に取り付けることができるし、グランドパッキン31Aの取り換えも簡単に行うことができる。またグランドパッキン31Aのシール機能が低下したら、その都度、パッキン押え10で軸方向に締め付ければよいから、メンテナンスも簡単で、長期間有効に使用することができる。
また、パッキン押え10の円筒部10aにはその内周面に付着したセメントミルクの滓などの付着物を必要時に当該バネ41を伸縮させることにより破断除去する付着物除去用コイルバネ41が圧縮状態で内装されているから、グランドパッキン31Aの締め付けにあたり、フランジ部10bの下のロックナット50を緩めてから締付ナット40を締め付けると、コイルバネ41が収縮して、その収縮作用により、コイルバネ41のコイル部間に溜まって付着したセメントミルクの滓等を自動的に破断して除去することができる。従って、円筒部10aの上端開口部である給液ポート27の詰まりを防止できる。
請求項2に係る発明によれば、パッキン押え10の円筒部10a内には付着物除去用コイルバネ41の下端側とスイベル軸8の上端側との間に、互いに面接触状態で上下に重なり合って相対的に回転自在であって円筒部10aの内周面に接する上部側リング42とスイベル軸8の上端面に接する下部側リング43とからなるスリップリング44を介装しているから、コイルバネ41がスイベル軸8の回転力によって共回りすることがないのでコイルバネ41の上下端部接触面を破損しない。
請求項3に係る発明によれば、スイベル軸8にはカラー23を取外し可能に嵌合固定し、このカラー23の外周にパッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合しているから、カラー23が摩耗した時は、このカラー23のみを取り換えればよく、スイベル軸8自体はそのまま使用できるので、きわめて経済的である。
請求項4に係る発明によれば、パッキンケース11内に上下複数段に配設されたグランドパッキン31A間に、給油リング32Aを介装しているから、給油リング32Aにシール油を供給すると、このシール油は、カラー23の外周面伝いにグランドパッキン31A全体に一様に分配給油されて、シール効果が有効に発揮される。
請求項5に係る発明の二重スイベル装置は、スイベル軸8の上部側外周に、駆動部1の外枠部15に固定された筒状ケーシング13内の上部に嵌装した第1パッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合し、第1パッキンケース11内に詰め込んだグランドパッキン31Aをその上端側から軸方向に締め付ける第1パッキン押え10を筒状ケーシング13の上端部に取り付け、スイベル軸8の下部側外周には、筒状ケーシング13内の下部に嵌装した第2パッキンケース12を相対的に回転自在に嵌合し、この第2パッキンケース12内に詰め込んだグランドパッキン31Bを下端側から軸方向に締め付ける第2パッキン押え20を、筒状ケーシング13の下端部に取り付けてなるもので、構造が簡単であって、第1パッキンケース11及び第2パッキンケース12の夫々のグランドパッキン31A,31Bは、これらのパッキンケース11,12内に夫々グランドパッキン31A,31Bを詰め込み、これらパッキンケース11,12をスイベル軸8の上部側及び下部側に嵌め込んで、第1パッキン押え10及び第2パッキン押え20を取り付けることにより、簡単に取り付けることができるし、グランドパッキン31A,31Bの取り換えも簡単に行うことができる。またグランドパッキン31A,31Bのシール機能が低下したら、その都度、パッキン押え10,20で軸方向に締め付ければよいから、メンテナンスも簡単で、長期間有効に使用することができる。
また、第1パッキン押え10の円筒部10aにはその内周面に付着したセメントミルクの滓などの付着物を必要時に当該バネ41を伸縮させることにより破断除去する付着物除去用コイルバネ41が圧縮状態で内装されているから、グランドパッキン31Aの締め付けにあたり、フランジ部10bの下のロックナット50を緩めてから締付ナット40を締め付けると、コイルバネ41が収縮して、その収縮作用により、コイルバネ41のコイル部間に溜まって付着したセメントミルクの滓等を自動的に破断して除去することができる。従って、円筒部10aの上端開口部である給液ポート27の詰まりを防止できる。
請求項6に係る発明によれば、第1パッキン押え10の円筒部10a内には付着物除去用コイルバネ41の下端側とスイベル軸8の上端側との間に、互いに面接触状態で上下に重なり合って相対的に回転自在であって円筒部10aの内周面に接する上部側リング42とスイベル軸8の上端面に接する下部側リング43とからなるスリップリング44を介装しているから、コイルバネ41がスイベル軸8の回転力によって共回りすることがないのでコイルバネ41の上下端部接触面を破損しない。
請求項7に係る発明によれば、スイベル軸8の上部側及び下部側には夫々カラー23,24を取外し可能に嵌合固定し、上部側カラー23の外周に第1パッキンケース11を、また下部側カラー24の外周に第2パッキンケース12を夫々相対的に回転自在に嵌合するから、カラー23,24が摩耗した時は、このカラー23,24のみを取り換えればよく、スイベル軸8自体はそのまま使用できるので、きわめて経済的である。
請求項8に係る発明によれば、パッキンケース11,12内に夫々上下複数段に配設されたグランドパッキン31A,31B間に、給油リング32A,32Bを介装しているから、給油リング32A,32Bにシール油を供給すると、このシール油は、カラー23,24の外周面伝いにグランドパッキン31A,31B全体に一様に分配給油されて、シール効果が有効に発揮される。
掘削機の全体を示す正面図である。 掘削機の駆動部側を示す拡大正面図である。 本発明に係るスイベル装置の縦断面図である。 図3に示すスイベル装置の一部拡大図である。 (a) は掘削機の撹拌翼部分を示す拡大正面図、(b) は(a) のX−X線断面図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、ここに示す掘削機は、2つのオーガーを並列に設けた二軸オーガータイプのもので、図1,図2に示すように、図示しないタワー(リーダ)に沿って昇降自在に支持される機枠30に駆動部1を設け、駆動部1は、上部に設置されるモータ2と、このモータ2を減速する減速歯車機構3と、この減速歯車機構3により所定の減速比に減速されて回転する出力軸4を有する。出力軸4の下端は駆動部1の下部に突出されていて、カップリング60により掘削ロッド5及び撹拌翼6を接続し、そして出力軸4の上端側に、掘削ロッド5及び撹拌翼6にセメントミルク等の液体を供給するためのスイベル装置7を設置する。スイベル装置7は、掘削ロッド5を回転駆動する出力軸4ごとに設けられ、そしてスイベル装置7は、掘削ロッド5の2箇所(詳しくは撹拌翼6の2箇所)に個別にセメントミルク等の液体を供給する二重スイベル装置である。
図3はスイベル装置7の全体を示す縦断面図であり、図4は図3に示すスイベル装置7の一部拡大図である。図3から分かるように、駆動部1の出力軸4上端にはスイベル軸8がカップリング9によって一体回転可能に接続され、このスイベル軸8には、上部側に第1パッキンケース11を内装し且つ下部側に第2パッキンケース12を内装した筒状ケーシング13が夫々スイベル軸8に対し相対的に回転自在に嵌装され、この筒状ケーシング13は、図2及び図3に示すように連結部材14によって駆動部1の外枠部15に固定されている。
スイベル軸8は、上部側の径小軸部8aと下部側の径大軸部8bとからなるもので、このスイベル軸8には第1通液路16及び第2通液路17が貫設され、第1通液路16は、径小軸部8aの中心部を通り、径大軸部8bの上端部で屈曲して、径大軸部8bの中心部より片側へ寄った位置から径大軸部8bと平行にその下端まで延び、第2通液路17は、径大軸部8bの上端部から第1通液路16と平行に下端まで延びている。また第1通液路16及び第2通液路17の夫々下端部は、掘削ロッド5に貫設された夫々の通液路(図示省略)を通って、図5に示すように撹拌翼6の軸部47に設けられた通液路18,19に夫々連通し、通液路18の下端部は軸部47の上部吐出口21に開口し、通液路19の下端部は軸部47の下部吐出口22に開口している。
スイベル軸8の上部側径小軸部8a及び下部側径大軸部8bには夫々カラー23,24が夫々取外し可能に嵌合固定されている。このカラー23,24は、図3及び図4に示すように、径小軸部8a及び径大軸部8bに対し夫々ネジ具25,26によって取り付けてあるから、簡単に付け替えることができる。
筒状ケーシング13は、図3に示すように、上部ケーシング13aと、これより径大でボルト52によって上部ケーシング13aに連結された下部ケーシング13bとからなるもので、上部ケーシング13a内に第1パッキンケース11が嵌合されて、ボルト28で固定され、下部ケーシング13bに第2パッキンケース12が嵌合されて、ボルト29で固定されている。下部ケーシング13bの上端部には、セメントミルク等液体をスイベル軸8の第2通液路17に導入する給液ポート37が設けられている。
図4から分かるように、第1パッキンケース11にはリング状のグランドパッキン31Aが上下複数段に重合配設され、これらグランドパッキン31A・・・の上下方向中間部に、周方向に間隔をおいた位置に孔32aを有する給油リング32Aが介装され、そしてこれらグランドパッキン31A・・・及び給油リング32Aが、スイベル軸8の上部側径小軸部8aに嵌合固定されたカラー23に対し相対的に回転自在に嵌合されている。各リング状グランドパッキン31Aは断面が角形に形成されたものである。また第1パッキンケース11の外周面には深さの浅い環状凹溝33が形成されると共に、この凹溝33の底面と第1パッキンケース11の内周面とに亘って貫通する連通孔34が複数設けられ、また上部ケーシング13aには、複数の給油孔35がケーシング厚み方向に貫通して設けられ、各給油孔35の外端部には閉止栓36が螺着される。
各給油孔35にはグリース等のシール油が注入され、各給油孔35に注入されたシール油は、図4に示すように、環状凹溝33から複数の連通孔34を通って給油リング32の外周側に流入し、そのシール油は、給油リング32の孔32aからその内周側に入って、カラー23の外周面伝いに給油リング32を挟んで上下両側にあるグランドパッキン31A・・・全体に一様に分配給油されるようになっている。尚、図3,図4に示す実施形態では、給油リング32Aを、第1パッキンケース11内に例えば9段に重合配置されたグランドパッキン31A・・・の中間部に1個介在させているが、これら複数段のグランドパッキン31A・・・の例えば2個ごとに1個の給油リング32Aを介在させるようにしてもよい。
また図4に示すように、第1パッキンケース11内のグランドパッキン31A・・・をその上段側から軸方向下向きに締め付ける第1パッキン押え10が、上部ケーシング13aの上端部に取り付けられる。この第1パッキン押え10は、下端部が最上段のグランドパッキン31Aに押接し且つ上端開口部が給液ポート27を形成してセメントミルク等の液体をスイベル軸8の第1通液路16に導入する円筒部10aと、この円筒部10aの外周面に突設され、複数のボルト挿通孔38を有するフランジ部10bとからなるもので、取り付けにあたっては、円筒部10aの下端部をカラー23の上端部外周面と第1パッキンケース11の上端部内周面との間に挿入し、上部ケーシング13aの上端面に立設された複数の固定ボルト39をフランジ部10bのボルト挿通孔38に挿通した状態で締付ナット40を締め付けることにより、円筒部10aを押し下げて、グランドパッキン31A・・・に軸方向の圧縮力を与えてシールするようになっている。図中、50はロックナットを示す。
第1パッキン押え10の円筒部10aには、その内周面に付着したセメントミルク等液体の滓等の付着物を必要時に当該バネ41を伸縮させることにより破断除去する付着物除去用コイルバネ41が圧縮状態で内装されている。即ち、第1パッキン押え10の円筒部10aは、上端開口部が給液ポート27を形成していることから、繰り返し使用しているうちに円筒部10aの内周面にセメントミルク等の滓等が付着し、その付着層が厚くなると、給液ポート27が詰まるおそれがある。付着物除去用コイルバネ41は、そのように円筒部10aの内周面に付着した付着物を破断除去するもので、グランドパッキン31Aの締め付けにあたって、フランジ部10bの下側にあるロックナット50を緩めてから締付ナット40を締め付けると、コイルバネ41が収縮して、その収縮作用により、コイルバネ41のコイル部間に溜まって付着したセメントミルクの滓等を破断して除去することができる。尚、コイルバネ41で除去された滓等は、給液ポート27から供給されるセメントミルク等の液体によって通液路16側へ流出される。
また、第1パッキン押え10の円筒部10a内にはコイルバネ41の下端側とスイベル軸8の上端側との間に、互いに面接触状態で上下に重なり合って相対的に回転自在な上部側リング42と下部側リング43とからなるスリップリング44が介装されている。このように、互いに面接触状態で上下に重なって相対的に回転自在であって円筒部10aの内周面に接する上部側リング42と、スイベル軸8の上部側径小軸部8a及びカラー23の上端面に接する下部側リング43とからなるスリップリング44を、コイルバネ41の下端側とスイベル軸8の上端側との間に介装することにより、コイルバネ41がスイベル軸8の回転力によって共回りすることがないから、コイルバネ41の上下端部接触面を破損しない。
また図3に示すように、第2パッキンケース12には、第1パッキンケース11と同様に、グランドパッキン31Bが上下複数段に配設され、これらグランドパッキン31B・・・の中間部には周方向に間隔をおいた位置に孔32bを設けた給油リング32Bが介装され、そしてこれらグランドパッキン31B・・・及び給油リング32Bが、スイベル軸8の下部側径大軸部8bに嵌合固定されたカラー24に対して相対的に回転自在に嵌合されている。また第2パッキンケース12の外周面には深さの浅い環状凹溝33が形成されると共に、この凹溝33の底面と第1パッキンケース11の内周面とに亘って貫通する連通孔34が複数設けられ、また下部ケーシング13bには、複数の給油孔35がケーシング厚み方向に貫通して設けられ、各給油孔35の外端部には閉止栓36が螺着される。この第2パッキンケース12内のグランドパッキン31B・・・間に介装された給油リング32Bは、前述した第1パッキンケース11内のグランドパッキン31A・・・間に介装された給油リング32Aと同様の機能を有するものである。
そして、第2パッキンケース12内のグランドパッキン31B・・・をその下段側から軸方向上向きに締め付ける第2パッキン押え20が、筒状ケーシング13の下部ケーシング13bの下端部に取り付けられる。この第2パッキン押え20は、図3に示すように、上端部が最下段のグランドパッキン31Bに押接する円筒部20aと、この円筒部20aの下端部から突設され、ボルト挿通孔38を複数有するフランジ部20bとからなるもので、取り付けにあたっては、円筒部20aの上端部をカラー24の外周面と第2パッキンケース12の下端部内周面との間に挿入し、下部ケーシング13bの下端面に突設された複数の固定ボルト39をフランジ部20bのボルト挿通孔38に挿通した状態で、締付ナット40を締め付けることにより、円筒部20aを押し上げ、グランドパッキン31・・・に軸方向の圧縮力を与えることによってシールするようになっている。図3において、45はカラー24と第2パッキン押え20の円筒部20aの間に嵌挿されたブッシュで、ボルト46によって第2パッキン押え20のフランジ部20bに固定されている。
尚、図5の(a) ,(b) に示す撹拌翼6は、掘削ロッド5の下端部に同軸状に連結される軸部47と、この軸部47に複数段に突設された複数の翼本体48とからなり、両撹拌翼6,6の軸部47,47は、(a) に示すように、両軸部47,47に対し相対回転自在に嵌合された間隔保持枠49によって一定間隔に保持されるようになっている。下部側の翼本体48には掘削刃51が取り付けてある。尚、両掘削ロッド5,5も図1に概略示すように、同様な間隔保持枠53によって一定間隔に保持されている。
図3及び図4において、54はスイベル軸8の径大軸部8bの上端面部と上部ケーシング13aの下端面部との間に介装されたスラストリングであり、55は 上部ケーシング13aの下端部内周面と、スイベル軸8の径大軸部8bの上端部外周面との間に介装されたブッシュである。また、56は、筒状ケーシング13の上部ケーシング13aと第1パッキンケース11とカラー23との間に夫々介装されているパッキン57,58及び前記スラストリング54からの液漏れを確認する液漏れ確認用孔である。これらパッキン57,58及びスラストリング54の液漏れを知らずに放置しておくと、漏れた液がブッシュ55を通って筒状ケーシング13b側へ流入することが考えられる。従って、液漏れ確認用孔56を設けたことにより、液漏れが生じた時にはその孔56内部で液漏れを確認できるから、パッキン57,58やスラストリング54を新しいものに取り換えるなどの対策を早期に実施することができる。
以上説明したような掘削機の使用にあたって、掘削ロッド5の2箇所にセメントミルク等の液体を供給する二重スイベル装置7の固定側である第1パッキン押え10の給液ポート27と、同じく固定側である筒状ケーシング13の給液ポート37に、図示は省略するが、夫々セメントミルク供給管の端部が接続され、しかしてこれら給液ポート27,37から回転側であるスイベル軸8の第1通液路16及び第2通液路17にセメントミルクが加圧供給されると、第1通液路16からのセメントミルクは、掘削ロッド5内の一方の通液路(図示省略)を通って、撹拌翼6の軸部47内の一方の通液路18の上部吐出口21から吐出し、また第2通液路17からのセメントミルクは、掘削ロッド5内の他方の通液路(図示省略)を通って、撹拌翼6の軸部47内の他方の通液路19の下部吐出口22から吐出されることなる。
そして、この二重スイベル装置7は、スイベル軸8の上部側外周に、駆動部1の外枠部15に固定された筒状ケーシング13内の上部に嵌装した第1パッキンケース11を相対的に回転自在に嵌合し、この第1パッキンケース11内に上下複数段に配設されたグランドパッキン31Aをその上段側から軸方向に締め付ける第1パッキン押え10を筒状ケーシング13の上端部に取り付け、スイベル軸8の下部側外周には、筒状ケーシング13内の下部に嵌装した第2パッキンケース12を相対的に回転自在に嵌合し、この第2パッキンケース12内に上下複数段に配設されたグランドパッキン31Bを下段側から軸方向に締め付ける第2パッキン押え20を、筒状ケーシング13の下端部に取り付けてなる。第1パッキンケース11及び第2パッキンケース12の夫々のグランドパッキン31A,31Bをパッキンケース11,12内に詰め込み、これらのパッキンケース11,12をスイベル軸8の上部側及び下部側に嵌め込んで、第1パッキン押え10及び第2パッキン押え20を取り付けることにより、簡単に取付けできるし、グランドパッキン31A,31Bの取り換えも簡単に行うことができる。またグランドパッキン31A,31Bは、シール機能が低下したら、その都度、パッキン押え10,20で軸方向に締め付ければよいから、Oリングに比べて優れている。
また、第1パッキン押え10の円筒部10aにはその内周面に付着したセメントミルクの滓などの付着物を必要時に当該バネ41を伸縮させることにより破断除去する付着物除去用コイルバネ41が圧縮状態で内装されており、この付着物除去用コイルバネ41は、グランドパッキン31Aの締め付けにあたって、フランジ部10bの下側にあるロックナット50を緩めてから締付ナット40を締め付けると、コイルバネ41が収縮して、その収縮作用により、コイルバネ41のコイル部間に溜まって付着したセメントミルクの滓等を破断して除去することができる。
また、スイベル軸8の上部側及び下部側には夫々カラー23,24を取外し可能に嵌合固定し、上部側カラー23の外周に第1パッキンケース11を、また下部側カラー24の外周に第2パッキンケース24を夫々相対的に回転自在に嵌合しているから、カラー23,24が摩耗した時は、このカラー23,24のみを取り換えればよく、スイベル軸8自体はそのまま使用できるから、きわめて経済的である。
以上図1〜図5により説明した実施形態のスイベル装置7は、掘削ロッド5の2箇所に個別にセメントミルク等の液体を供給するようにした二重スイベル装置であるが、本発明に係るスイベル装置7は、掘削ロッド5の1箇所のみにセメントミルク等液体を供給するスイベル装置、例えば図3に示すスイベル装置7における第2通液路17を無くし、第1通液路16のみとしたスイベル装置7にも適用される。また、上述した実施形態のスイベル装置7では、第1パッキンケース11及び第2パッキンケース12には夫々、複数のリング状グランドパッキン31A,31Bを夫々上下複数段に重合配設したものについて説明したが、1本の長尺なパッキンを各パッキンケース11,12にスパイラル状に詰め込んだものでもよい。
1 駆動部
4 出力軸
5 掘削ロッド
6 撹拌翼
10 第1パッキン押え
11 第1パッキンケース
12 第2パッキンケース
13 筒状ケーシング
15 外枠部
16 第1通液路
17 第2通液路
20 第2パッキン押え
23 カラー
24 カラー
31A 第1パッキンケース側のグランパッキン
31B 第2パッキンケース側のグランパッキン
32A 第1パッキンケース側の給油リング
32B 第2パッキンケース側の給油リング
41 付着物除去用コイルバネ

Claims (8)

  1. 掘削機の駆動部に設けられ、その駆動部に回転可能に連結された掘削ロッドにセメントミルク等の液体を供給するためのスイベル装置であって、前記駆動部の出力軸の上端に、通液路を貫設したスイベル軸を接続し、スイベル軸の外周には、前記駆動部の外枠部に固定されたパッキンケースを相対的に回転自在に嵌合して、このパッキンケース内に詰め込まれたグランドパッキンを軸方向に締め付けるパッキン押えをパッキンケースの上端部側に取り付け、パッキン押えは、下端部がパッキンの上端側に押接し且つ上端開口部が給液ポートを形成して液体をスイベル軸の通液路に導入する円筒部を有し、この円筒部には、内周壁に付着した液体の滓等の付着物を必要時にバネを伸縮させることによって破断除去する付着物除去用コイルバネを圧縮状態で内装してなる掘削機のスイベル装置。
  2. 前記パッキン押えの円筒部内にはコイルバネの下端側とスイベル軸の上端側との間に、互いに面接触状態で上下に重なり合って相対的に回転自在であって円筒部内周面に接する上部側リングとスイベル軸の上端面に接する下部側リングとからなるスリップリングを介装してなる請求項1に記載の掘削機のスイベル装置。
  3. 前記スイベル軸にはカラーを取外し可能に嵌合固定し、このカラーの外周に前記パッキンケースを相対的に回転自在に嵌合するようにしてなる請求項1又は2に記載の掘削機のスイベル装置。
  4. 前記パッキンケース内に上下複数段に配設されたグランドパッキン間に、給油リングを介装してなる請求項1〜3の何れかに記載の掘削機のスイベル装置。
  5. 掘削機の駆動部に設けられ、その駆動部に回転可能に連結された掘削ロッドの2箇所にセメントミルク等の液体を供給するための二重スイベル装置であって、前記駆動部の出力軸の上端に、第1及び第2の2つの通液路を貫設したスイベル軸を接続し、スイベル軸の上部側外周には、前記駆動部の外枠部に固定された筒状ケーシング内の上部に嵌装した第1パッキンケースを相対的に回転自在に嵌合し、この第1パッキンケース内に詰め込まれたグランドパッキンをその上端側から軸方向に締め付ける第1パッキン押えを筒状ケーシングの上端部に取り付け、第1パッキン押えは、下端部がパッキンの上端側に押接し且つ上端開口部が給液ポートを形成して液体をスイベル軸の第1通液路に導入する円筒部を有し、この円筒部に、内周壁に付着した液体の滓等の付着物を必要時にバネを伸縮させることによって破断除去する付着物除去用コイルバネを圧縮状態で内装し、スイベル軸の下部側外周には、筒状ケーシング内の下部に嵌装した第2パッキンケースを相対的に回転自在に嵌合し、この第2パッキンケース内に詰め込まれたグランドパッキンをその下端側から軸方向に締め付ける第2パッキン押えを筒状ケーシングの下端部に取り付け、この筒状ケーシングにはセメントミルク等の液体をスイベル軸の第2通液路に導入する給液ポートを設けてなる掘削機のスイベル装置。
  6. 前記第1パッキン押えの円筒部内にはコイルバネの下端側とスイベル軸の上端側との間に、互いに面接触状態で上下に重なり合って相対的に回転自在な上部側リングと下部側リングとからなるスリップリングを介装してなる請求項5に記載の掘削機のスイベル装置。
  7. 前記スイベル軸の上部側及び下部側には夫々カラーを取外し可能に嵌合固定し、上部側カラーの外周に第1パッキンケースを、また下部側カラーの外周に第2パッキンケースを夫々相対的に回転自在に嵌合するようにしてなる請求項5又は6に記載のスイベル装置。
  8. 前記第1及び第2パッキンケース内に夫々上下複数段に配設されたグランドパッキン間に、給油リングを介装してなる請求項5〜7の何れかに記載の掘削機のスイベル装置。
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