JP2012161238A - 発電機及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動によって発電する技術において、振動していない時であっても持続的に発電し、かつ、取り出せる電力が多く、小型化に適した技術を提供する。
【解決手段】電子機器1は、発電機10と、発電機10によって発電された電力を蓄積する電源部(二次電池)20と、電源部20から供給される電力によって駆動する処理部(負荷回路)30とを備える。発電機10は、発条部12と、磁歪材料を用いて形成された発電部14と、キャパシタ16とを備える。発条部12は、振動、操作者の操作、又は、風力によって力を蓄える。発電部は14、磁歪材料に力が加わっていないときは、発条部12に蓄えられた力によって発電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電機及び電子機器に関する。
従来、圧電材料が撓むことにより発電する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−230440号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、圧電材料が振動していない時は発電ができないという問題がある。また、圧電材料の1つであるセラミックスは、高いインピーダンスであるため、取り出せる電力が少ないという問題がある。また、セラミックスは、脆性材料であるため、小型化に適しないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、振動によって発電する技術において、振動していない時であっても持続的に発電し、かつ、取り出せる電力が多く、小型化に適した技術を提供する。
上記問題を解決するために、本発明の一態様である発電機は、発条部と、磁歪材料を用いて形成された発電部とを備え、前記発電部は、前記磁歪材料に力が加わっていないときは、前記発条部に蓄えられた力によって発電することを特徴とする。
上記発電機において、前記発条部は、振動、操作者の操作、又は、風力によって力を蓄えるようにしてもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である電子機器は、上記発電機を備えることを特徴とする。
本発明によれば、筐体が振動していない時でも持続的な発電が可能になる。また、例えば、圧電素子に比べ、多くの電力の取り出しが可能であり、丈夫で小型化に適している。
本発明の一実施形態による電子機器1の構成図である。 発電部14の概略模式図である。 発電部114の概略模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態による電子機器1の概略機能構成図、図1(b)は、図1(a)に示した発電機10に関しより詳細に図示した構成図である。図2は、発電部14の概略模式図である。
電子機器1は、例えば、携帯情報機器であって、図1(a)に示すように、発電機10と、発電機10によって発電された電力を蓄積する電源部(二次電池)20と、電源部20から供給される電力によって駆動する処理部(負荷回路)30とを備える。
処理部30は、入力部32と制御部34と記憶部36と出力部38とを備える。入力部32は、外部から情報を入力する。電子機器1の種類に応じて異なるが、例えば、外部から送信された情報を受信する受信部、操作者による入力操作を受け付ける操作受付部、外部の状況を検出する検出部(例えば磁気センサ)などは入力部32に該当する。
制御部34は、入力部32によって入力された情報、記憶部36に記憶されている情報などに基づいて種々の処理を実行する。記憶部36は、入力部32によって入力された情報、制御部34による処理に用いられる情報(例えば、制御プログラム)、制御部34によって生成された情報(例えば、出力用情報)などを記憶する。
出力部38は、外部に情報を出力する。電子機器1の種類に応じて異なるが、例えば、外部に情報を送信する送信部、操作者に情報を提示する提示部(例えば、ディスプライ、ランプ、スピーカ)、電子機器1の筐体(以下、単に、「筐体」という)を駆動(例えば、バイブレーション機能)させる駆動部などは出力部38に該当する。
発電機10は、少なくとも発条部12及び発電部14を備え、図1(b)に示すように、発条部12及び発電部14に加え更に、キャパシタ16を備えていてもよい。
発条部12は、筐体の振動よって力(弾性エネルギー)を蓄える。例えば、ユーザが意識的に筐体を振った場合の振動、又は、ユーザによる持ち運びによる振動、又は、処理部30の処理による駆動(例えば、バイブレーション機能)などによって随時、力を蓄える。
また、発条部12は、振動以外から力を蓄えるようにしてもよい。例えば、操作者の操作、又は、風力などによって力を蓄えるようにしてもよい。なお、風力を用いる場合には、風車(ファン)を利用してもよい。
操作者の操作としては、直接的に発条部12に力を蓄えさせるような操作(例えば、意識的に発条を巻き上げる操作)に加え、間接的に発条部12に力を蓄えさせるような操作であってもよい。なお、間接的に発条部12に力を蓄えさせるような操作の一例は、筐体に配された釦押下である。つまり、発条部12は、釦押下時の力を蓄える。
なお、発条部12に蓄えられた力は、発電部14の磁歪材料を変形(振動、撓み)させる力として利用する(詳細は後述)。
発電部14は、図2に示すように、磁歪材料50とコイル52とを有して構成される。なお、図2は、コイル52内の磁歪材料50も見えるように図示した断面図である。なお、図2において、2本の磁歪材料50を図示したが、発電部14は、1本又は3本以上の磁歪材料50を有していてもよい(後述の図3の発電部114も同様)。また、図2は、2本の磁歪材料50の何れにもコイル52が巻かれている旨を示しているが、コイル52の巻き方としては、磁歪材料50毎にコイル52を巻くとよい。
発電部14が有する磁歪材料50は、力(曲げる力、引っ張る力、伸ばす力)によって変形し磁束密度に変化を生じさせる(逆磁歪効果)。発電部14が有するコイル52は、当該磁束密度の変化によって誘導電流を発生させる。つまり、発電部14は、磁歪材料50に力が加わっているときは(即ち、振動や撓みがあるときは)、磁歪材料50に加えられた力を電気に変える、即ち、発電する(電気エネルギーを得る)。例えば、発電部14は、筐体の振動よって磁歪材料50に力が加わった場合に発電する。
なお、磁歪材料50を用いた場合、例えば、下記の効果を得ることができる。また、磁歪材料50としては、Fe−Ga系の材料(鉄−ガリウム合金)が好適である。
・容量性インピーダンス(高インピーダンス)である圧電素子の場合には負荷で取り出せる電力は小さいが、磁歪材料50は低インピーダンスであるため負荷で取り出せる電力は大きい(負荷とのマッチングがよい)。
・セラミックス(脆弱材料)を用いる圧電素子は加工に不向きであるが、磁歪材料50は、壊れ難く、また、延性材料であるため、機械加工ができる。よって、超小型化(数ミリ程度)ができるため、小型の電子機器(例えば、携帯音楽プレーヤ、携帯通信機器、人体埋め込み型医療機器)などの搭載に有用である。
・磁歪材料50は、発電量が材料の大きさに比例する。
・圧電素子は低効率(圧電横効果)であるが、磁歪材料50は高効率である。
・共振振動による発電
・高温度使用範囲(−100℃〜100℃)である。
また、発電部14は、筐体が振動している場合、上述の如く、当該振動よって磁歪材料50が変形し発電するが、筐体が振動していない場合にも、発条部12に蓄えられた力によって磁歪材料50が変形し発電する。例えば、図2に示すように、磁歪材料50が板状(又は棒状)に形成されている場合、磁歪材料50が撓む方向(図2の矢印方向)に、発条部12に蓄えられた力を伝え、発電部14に発電させるようにしてもよい。なお、発条部12に蓄えられた力が伝えられる部分(図2の矢印部分)の逆側(図2の上部側)は固定されており、発条部12に蓄えられた力が伝わると、磁歪材料50は撓むようになっている。
また、磁歪材料50が長手方向に伸縮する方向に、発条部12に蓄えられた力を伝え、発電部14に発電させるようにしても構わない。
発電部14は、キャパシタ16を介して、発電した電力(筐体の振動による電力、又は、発条部12に蓄えられた力による電力)を二次電池20に供給する。なお、キャパシタ16は、二次電池20への供給電力の安定化のために用いている。
以上、本発明の一実施形態による電子機器1によれば、筐体が振動しているときには、筐体の振動を利用して発電部14は発電し、発条部12は力を蓄え、筐体が振動していないときは、発条部12に蓄えられた力を利用して発電部14は発電する。従って、筐体が振動していない時でも持続的な発電が可能になる。
また、磁歪材料50を用いた発電であるため、上述の如く、圧電素子に比べ、多くの電力の取り出しが可能であり、丈夫で小型化に適している。更に、上述の如く磁歪材料50の特性により、或いは、筐体の振動のエネルギーを磁歪材料50において電気エネルギーに代えるだけでなく、発条部12においても一旦、弾性エネルギーとして保持するため、高効率な発電が可能になる。また、振動の大小によらず安定した発電量を得ることができる。
図2に示した発電部14の構成の場合、磁歪材料50の振動が共振振動であると発電の効率が向上する。以下、共振周波数を変更できる構成について説明する。
図3は、発電部114の概略模式図である。図3(a)はコイル52内の磁歪材料50も見えるように図示した断面図、図3(b)は図3(a)の破線Sの位置の断面を図示した断面図である。なお、図3(a)(b)は、2本の磁歪材料50の何れにもコイル52が巻かれている旨、及び、磁歪材料50毎にコイル52が巻かれている旨を示している。
発電機10は、図2に示した発電部14に代えて、図3に示すような発電部114を備えていてもよい。発電部114は、磁歪材料50とコイル52と可動部(錘)54とを有して構成される。可動部54は、磁歪材料50の長手方向(図3(a)の矢印A方向)に移動可能である。可動部54の移動によって固定部と可動部54との間の距離が変化する。
図3に示した発電部114の構成の場合、可動部54の位置が変化し、固定部と可動部54との間の距離が変化するため、共振周波数を変更することができる。即ち、固定部と可動部54との間の距離を短くすれば共振周波数は高くなり、固定部と可動部54との間の距離を長くすれば共振周波数は低くなる。
可動部54の位置(固定部と可動部54との間の距離)の変更方法(調整方法)として、幾つかの方法が考えられる。例えば、可動部54の外部にアクチュエータ(不図示)を配置し、磁歪材料50の長手方向に可動部54が移動するように、アクチュエータが可動部54に力を加え、可動部54の位置を変更する。また、可動部54の内部にアクチュエータ(不図示)を配置し、アクチュエータの駆動によって可動部54を自走させ、可動部54の位置を変更してもよい。
最適な共振周波数は、筐体が振動している状態で、発生発電量が最大となる可動部54の位置から決めることができる。なお、筐体が振動していないときは、発条部12に蓄えられた力を利用して、磁歪材料50が撓む方向(図3(a)の矢印B方向)に可動部54を動かし、磁歪材料50を変形させて発電を行ってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…電子機器 10…発電機 12…発条部 14、114…発電部 16…キャパシタ 20…電源部(二次電池) 30…処理部(負荷回路) 32…入力部 34…制御部 36…記憶部 38…出力部 50…磁歪材料 52…コイル 54…可動部

Claims (3)

  1. 発条部と、
    磁歪材料を用いて形成された発電部と
    を備え、
    前記発電部は、前記磁歪材料に力が加わっていないときは、前記発条部に蓄えられた力によって発電することを特徴とする発電機。
  2. 請求項1に記載の発電機において、
    前記発条部は、振動、操作者の操作、又は、風力によって力を蓄えることを特徴とする発電機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の発電機を備えることを特徴とする電子機器。
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