JP2012160838A - Tv会議システム - Google Patents

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Abstract

【課題】システム全体の負荷を軽くするTV会議システムを提供する。
【解決手段】本発明のTV会議システム50は、ディスプレイ1と、端末側エンコーダー3、及び端末側デコーダー5を有する端末A、Bと、サーバー側デコーダー8、9、画像合成モジュール10、サーバー側エンコーダー13、14、及びバッファー11、12を備えたサーバー6と、サーバー6にデコーダー7、8により復号化された画像に対して前景と背景とを判断して画像マップ情報を生成する複数の画像分析モジュール15、16と、を備えたTV会議システムであって、画像分析モジュール15、16により分析された画像マップ情報、及びデコーダー7、8により符号化された情報に基づいて、画像合成モジュール10、及びエンコーダー13、14を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、TV会議システムに関して、TV会議システムのようなリアルタイムで画像を送受信するシステムにおいて、端末と端末間を中継するサーバーが行う送信画像の調整技術に関するものである。
TV会議システムにおいて、画像及び音声情報を各端末間で通信しようとした場合、各端末と通信を中継するサーバーにはコーデックが必要である。また、端末側のエンコーダーは、カメラが撮像した画像データをリアルタイムに符号化して、サーバーに送信する。また、サーバーからの画像データを端末側のデコーダーを使って復号化する。サーバー側は、複数のエンコーダーとデコーダーを利用して、各端末からの画像データを一つに合成して、それぞれの端末に配信するという機能がある。現在の圧縮技術を利用して、画像ストリームの圧縮率は効率化することができるが、TV会議の画像の高品質化や低遅延の要求が厳しいため、端末側やサーバー側のエンコーダーとデコーダーには、常時高負荷がかかっている状態である。そこて、端末側やサーバー側の負荷又は消費電力を下げる技術として、ローエフォートTV会議システムが知られている。
図4は従来のTV会議における端末と端末間を中継するサーバーの構成を示す図である。図4のTV会議システム100は、夫々、カメラ52、ディスプレイ51を備えた端末A、Bと、サーバー56により構成されている。TV会議をする際にカメラ52がオリジナル画像をリアタイムで撮像する。各端末A、Bでは、表示用のディスプレイ51を用意する。端末A、Bには、符号化処理するエンコーダー53、復号化処理するデコーダー55、及びエンコーダー53のリファレンスフレームとデコーダー55のアウトプットフレームを保存するためのバッファー54がある。サーバー56は、各端末A、Bの要求によって、符号化された複数のビットストリームを一つに合成したストリームとして各端末に送信する。そのため、コーデックエンジン57と画像合成モジュール60がサーバー56中に存在する。
例えば、図4は2拠点のTV会議システムである。AさんとBさんの端末側で、現在撮像されている会議画面を符号化して、ビットストリーム(S1、S2)を生成して、サーバー56に送信する。サーバー56側で、受信したビットストリームを復号化して、ピクセルレベルの画像データ(S3、S4)を画像合成モジュール60に送る。そして、画像合成モジュール60は、各端末のフォーマット情報によって、会議画面を合成して、合成された画像データ(S5、S6)を各エンコーダー63、64に送る。サーバー56側のエンコーダー63、64は合成された画像を符号化して、そのアウトプットストリーム(S7、S8)を各端末A、Bに送信する。端末側でデコーダー53を利用して、ディスプレイ51に合成された会議画面を表示する。
図5は、従来のTV会議システムにおける処理を示すフローチャートである。まず、TV会議をしている各端末側で、現在の会議画面をカメラ52で撮像する(S50)。各端末は撮像された画像をエンコーダー53により符号化する(S51)。各端末は符号化されたビットストリームをサーバー56に送信する(S52)。そのとき、端末側で表示したい画面構成スペック(フォーマット)を一緒に送る。そして、サーバー56側で、各端末から入力ビットストリームをインプットして、サーバー56側のデコーダー58、59を使って、入力画像データを復号化する(S53)。次に、端末のフォーマットを受信して、各端末に対する画像合成スペックを作る(S54)。復号化された各端末の画像データを合成する(S55)。そして、合成された画像データをもう一回符号化する(S56)。符号化されたビットストリームを各端末に送信する(S57)。各端末はビットストリームを受信して、端末のデコーダー55を利用して、合成された画像をディスプレイ51に表示する(S58)。
このような構成においては、実際は、テレビ会議の過程中、前景として動いている画面部分と、背景として動かない部分が存在しているので、常に全負荷である必要がないにも関わらず、各端末の情況と画像特徴を考慮していないので、端末A、B側やサーバー56側は、常に全負荷で運行してしまう。
特許文献1には、異種のネットワーク環境/端末上で低遅延と高品質のテレビ会議を行う目的で、サーバー側でスケーラブルなビデオ符号化(SVC)フォーマットを用いて、各端末からの画像情報を一つに合成して、TV会議の遅延時間の増加やエラーを抑制するテレビ会議システム構成について開示されている。
しかし、今までの制御技術では、撮像された画像データ内容に関らず、圧縮技術を使ってすべての画像フレームをサーバーに送信している。即ち、今までの圧縮技術の、例えば、H.264/AVC、又はH.264/SVCでは、画像品質を守ると同時にネットワーク帯域負荷の減少を目指して、いろいろな低ビットレート化技術を採用しているので、演算量が大幅に増えて、TV会議としてのシステム全体負荷、又は消費電力が増加するといった問題があった。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、端末とサーバーの両方が圧縮技術を利用して、テレビ会議システムを立ち上げる点では本発明と類似しているが、テレビ会議システムの高演算量、高負荷、及び高消費電力という問題は解消できていない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、各端末ではエンコード前の画像分析処理は行わず、サーバー側で復号化された端末の画像データに対して、画像分析処理を実行することにより、システム全体の負荷を軽くするTV会議システムを提供することを目的とする。
また、他の目的は、サーバー側の画像分析結果を利用して、サーバー側のコーデックと端末側のデコーダーの消費電力を減少させることである。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、少なくとも2つの端末において夫々撮像対象物を撮像することによって得られた画像データを、コーデック機能を有するサーバーにより中継して会議を行うTV会議システムであって、前記サーバーは、前記各端末により符号化された画像データを夫々復号化する複数のサーバー側デコーダーと、該サーバー側デコーダーにより復号化された画像データに対して前景と背景とを識別して画像マップ情報を生成する複数の画像分析手段と、前記各端末のフォーマット情報によって前記画像データを合成する画像合成手段と、該画像合成手段により合成された前記各端末の夫々の画像データを符号化する複数のサーバー側エンコーダーと、前記サーバー側デコーダーのアウトプットフレームと前記サーバー側エンコーダーのリファレンスフレームを保存するバッファーと、を備え、前記サーバーは、前記画像分析手段により前記サーバー側デコーダーにより復号化された前記各画像データ中の前景に係る画像データと背景に係る画像データを識別し、該識別された情報に基づいて、前記画像合成手段、及びサーバー側エンコーダーに指示して、前記背景に係る画像データを粗く処理して前記各端末に送信するか、又は処理せずに前記バッファーに記憶されたデータを前記各端末に送信するかを判断することを特徴とする。
本発明の最も大きな特徴は、サーバー側で、復号化された画像から前景と背景の部分を検出して、その検出内容に基づいて画像合成手段とエンコーダー処理の方法を制御する。これにより、システム全体の負荷を軽くすると共に、コーデックの消費電力を低減することができる。
請求項2は、前記各端末に夫々備えられて前記各撮像対象物を撮像する撮像手段と、前記各端末に夫々備えられて復号化された画像を表示する表示手段と、前記各端末に夫々備えられて前記各撮像手段により得られた各端末の画像データをスケーラブル圧縮符号化する端末側エンコーダー、及び前記表示手段に表示するための画像データを復号化する端末側デコーダーを有する端末と、前記サーバーと、を備えたTV会議システムであって、前記画像分析手段により分析された画像マップ情報、及び前記各サーバー側デコーダーにより符号化された情報に基づいて、前記画像合成手段、及び前記各サーバー側エンコーダーを制御することを特徴とする。
本発明の具体的な構成要件の特徴は、従来のサーバーの構成に、サーバー側デコーダーにより復号化された画像データに対して前景と背景とを識別して画像マップ情報を生成する複数の画像分析手段を備えた点である。この画像分析手段は、画像合成手段と各エンコーダーを制御する。即ち、画像分析手段により分析された画像マップ情報、及び各サーバー側デコーダーにより符号化された情報に基づいて動作を制御するものである。これにより、端末から受信した画像データに基づいて、効率的に画像合成と復号処理を行うので、サーバーの負荷を軽くすると共に、消費電力も低減することができる。
請求項3は、前記画像分析手段によりビットストリームが全て背景に係る画像データと判断された場合、前記画像合成手段、及び前記サーバー側エンコーダーの動作を停止して、前記バッファーに保存されたフレーム情報を送信することを特徴とする。
具体的な画像分析手段の動作としては、例えば、ビットストリームが全て背景に係る画像データと判断された場合は、画像合成手段、及びサーバー側エンコーダーの動作を停止する。そして、バッファーに保存されたフレーム情報をそのまま送信する。これにより、サーバー側及び端末側の消費電力を低減することができる。
請求項4は、前記画像合成手段は、前記画像マップ情報に従って画像の合成方法を切り替えることを特徴とする。
画像合成手段は、画像分析手段により分析された画像マップ情報により合成方法を切り替えるように働く。即ち、画像マップ情報が背景である場合は、バッファーに記録された情報を利用して合成するか、又は合成しないで出力する。また、画像マップ情報が背景でない場合は、他の復号化された画像と一緒に合成する。これにより、合成する画像が、背景であるか否かにより切り替えて、不要な合成処理を省くことができる。
請求項5は、前記サーバー側エンコーダーは、前記画像マップ情報に従って画像のエンコード方法を切り替えることを特徴とする。
サーバー側エンコーダーは、画像分析手段により分析された画像マップ情報によりエンコード方法を切り替えるように働く。即ち、画像マップ情報が背景である場合で、且つ、インターモードのときは、中心だけでインター16×16を採用して動きを予測する。また、インターモードでなければ、イントラ16×16を予測する。また、画像マップ情報が背景でない場合で、且つ、インターモードのときは、全サーチウィンドウと全モードで動きを予測する。また、インターモードでなければ、イントラ16×16と4×4を予測する。これにより、システム負荷が常時、高負荷である状態を回避することができる。
請求項6は、前記各端末に前記サーバーから受信した画像マップ情報を受信する画像マップ情報受信手段を備え、前記端末側デコーダーは、前記画像マップ情報受信手段により受信した画像マップ情報に従って画像のデコード方法を切り替えることを特徴とする。
各端末側は、画像マップ情報を受信する画像マップ情報受信手段を備えておき、受信した画像マップ情報に基づいてデコード方法を切り替える。即ち、画像マップ情報が背景であれば、バッファーに保存された前フレームの情報を利用する。これにより、端末側の負荷が常時、高負荷である状態を回避することができる。
本発明によれば、サーバー側で、復号化された端末画像データの前景と背景の部分を識別し、その識別された情報を利用して、サーバー側の画像合成や、エンコーダーに指示して、背景の部分を粗く処理して送信するか、又は処理せずにバッファデータを送信するかを判断するので、サーバー側だけで入力画像データの画像分析処理を実行して、システム全体の負荷を軽くすることができる。また、画素レベルの画像分析結果を利用する際に、サーバー側のコーデックと各端末側のデコーダーの消費電力を低減することができる。
本発明のTV会議システムにおける端末とサーバーの構成について説明する図である。 サーバー側のエンコーダーの動作を示すフローチャートである。 本発明を利用したTV会議システムの処理を示すフローチャートである。 従来のTV会議における端末と端末間を中継するサーバーの構成を示す図である。 従来のTV会議システムにおける処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明のTV会議システムにおける端末とサーバーの構成について説明する図である。同じ構成要素には図4と同じ参照番号を付して説明する。図1が図3と異なる点は、図3の従来の構成に画像分析モジュール15、16を追加した点である。
本発明のTV会議システム50は、端末A、Bに夫々備えられて各撮像対象物を撮像するカメラ(撮像手段)2と、拠点に夫々備えられて復号化された画像を表示するディスプレイ(表示手段)1と、拠点に夫々備えられてカメラ2により撮像された自端末の画像データをスケーラブル圧縮符号化する端末側エンコーダー(以下、単にエンコーダーと呼ぶ)3、及びディスプレイ1に表示するための画像データを復号化する端末側デコーダー(以下、単にデコーダーと呼ぶ)5を有する端末A、Bと、エンコーダー3により符号化された画像データを夫々復号化する複数のサーバー側デコーダー(以下、単にデコーダーと呼ぶ)8、9、各端末A、Bのフォーマット情報によって画像データを合成する画像合成モジュール(画像合成手段)10、画像合成モジュール10により合成された各端末の夫々の画像データを符号化する複数のサーバー側エンコーダー(以下、単にエンコーダーと呼ぶ)13、14、及びデコーダー7、8のアウトプットフレームとエンコーダー13、14のリファレンスフレームを保存するバッファー11、12を備えたサーバー6と、サーバー6にデコーダー7、8により復号化された画像データに対して前景と背景とを判断して画像マップ情報を生成する複数の画像分析モジュール(画像分析手段)15、16と、を備えたTV会議システムであって、画像分析モジュール15、16により分析された画像マップ情報、及びデコーダー7、8により符号化された情報に基づいて、画像合成モジュール10、及びエンコーダー13、14を制御する。
即ち、端末側のカメラ2で撮像された各撮影対象物の画像を符号化して、ビットストリームとしてサーバー6に送信する。サーバー6側で、各端末A、Bからのビットストリームを受信して復号化する。そして、復号化された画像データを画像分析モジュール15、16と画像合成モジュール10に送る。この画像分析モジュール15、16は既存の画素レベル背景検知技術を利用して、各端末A、Bの画像の前景と背景情報を整理して、サーバー6のエンコーダー13、14に分析した情報(S10、S9)を送る。又、H.264/AVC等の圧縮技術には、動きモード情報をよく使っている。その情報が復号化処理後で取得することができる。本発明はデコーダー7、8で回復された入力画像の動きモード情報をエンコーダー13、14に指示する。そして、従来のサーバー側コーデック57と違って、図1のコーデックエンジン7のエンコーダー13、14は画像分析モジュール15、16からの情報(S10、S9)とデコーダー7、8からのモード情報(S11、S12)によって動作する。例えば、今回のビットストリームS2は全部背景と判断すれば、サーバー側の画像合成モジュールやエンコーダーは全部動作しなくて、直接バッファー中で保存されたフレーム情報を利用する。
もし、ビットストリームS2中には背景と前景が両方あるならば、前景の部分はデコーダー8から入力画像のモード情報に従って処理を行い、背景の部分もモード情報を参考して更に粗く処理をする。尚、各端末A、B側でサーバー6側の画像分析情報を参考にして、サーバー6から合成されたビットストリームをアダプティブで復号化する。そうすると、TV会議画面の特徴を活用して、端末A、Bとサーバー6側両方を低消費電力化することができる。
本発明の具体的な構成要件の特徴は、従来のサーバーの構成に、デコーダー8、9により復号化された画像に対して前景と背景とを判断して画像マップ情報を生成する画像分析モジュール15、16を備えた点である。この画像分析モジュール15、16は、画像合成モジュール10と各エンコーダー13、14を制御する。即ち、画像分析モジュール15、16により分析された画像マップ情報、及び各デコーダー8、9により符号化された情報に基づいて動作を制御するものである。これにより、端末から受信した画像に基づいて、効率的に画像合成と復号処理を行うので、サーバー6の負荷を軽くすると共に、消費電力も低減することができる。
また、具体的な画像分析モジュール15、16の動作としては、例えば、ビットストリームが全て背景と判断された場合は、画像合成モジュール10、及びエンコーダー13、14の動作を停止する。そして、バッファー11、12に保存されたフレーム情報をそのまま送信する。これにより、サーバー側及び端末側の消費電力を低減することができる。
また、画像合成モジュール10は、画像分析モジュール15、16により分析された画像マップ情報により合成方法を切り替えるように働く。即ち、画像マップ情報が背景である場合は、バッファー11、12に記録された情報を利用して合成するか、又は合成しないで出力する。また、画像マップ情報が背景でない場合は、他の復号化された画像と一緒に合成する。これにより、合成する画像が、背景であるか否かにより切り替えて、不要な合成処理を省くことができる。
また、エンコーダー13、14は、画像分析モジュール15、16により分析された画像マップ情報によりエンコード方法を切り替えるように働く。即ち、画像マップ情報が背景である場合で、且つ、インターモードのときは、中心だけでインター16×16を採用して動きを予測する。また、インターモードでなければ、イントラ16×16を予測する。また、画像マップ情報が背景でない場合で、且つ、インターモードのときは、全サーチウィンドウと全モードで動きを予測する。また、インターモードでなければ、イントラ16×16と4×4を予測する。これにより、システム負荷が常時、高負荷である状態を回避することができる。
また、各端末A、Bは、画像マップ情報を受信する画像マップ情報受信手段を備えておき、受信した画像マップ情報に基づいてデコード方法を切り替える。即ち、画像マップ情報が背景であれば、バッファーに保存された前フレームの情報を利用する。これにより、端末側の負荷が常時、高負荷である状態を回避することができる。
図2は、サーバー側のエンコーダーの動作を示すフローチャートである。
エンコーディングが開始されると、画像分析モジュール15、16により、全フレームが背景であるか否かをチェックする(S1)。全フレームが背景であれば(S1でYes)、エンコーディングを終了し、全フレームが背景でなければ(S1でNo)、現在の部分のフレームが背景か否かをチェックする(S2)。現在のフレームが背景でなければ(S2でNo)、そのフレームがインターモードが否かをチェックする(S6)。インターモードであれば(S6でYes)、全サーチウィンドウと全モードで動き予測をする(S7)。ステップS6でインターモードでなければ(S6でNo)、イントラ16×16と4×4を予測する(S8)。一方、ステップS2で現在のフレームが背景である場合は(S2でYes)、そのフレームがインターモードが否かをチェックする(S3)。インターモードであれば(S3でYes)、中心だけでインター16×16を採用して動き予測をする(S4)。ステップS3でインターモードでなければ(S3でNo)、イントラ16×16を予測する(S5)。
即ち、図1中のデコーダー9、8からの入力画像動きモード情報S11、S12と、画像分析モジュール15、16からの分析結果S9、S10によって、エンコーディングストラテジーを設定する。具体的に、合成画面のエンコーディング処理前に、画像分析モジュール15、16からの背景情報を確認する。既存のガウス混合モデル(Gaussian Mixture Model)等の検出ツールで画素レベル背景情報を取得することができる。もし、画像分析モジュール15、16の結果で今回の合成画面は全フレームが背景と判断すれば、エンコーダー13、14が動作せず、全フレームの符号化タスクをスキップする。もし、全フレームが背景でないならば、エンコーダー13、14がデコーダー8、9からの動きモード情報(図1中のS12、S11)に従って軽く処理対策を実装する。
H.264/AVC等の圧縮技術は空間と時間の冗長を減らすため、時間のインターモードと空間のイントラモードを使って、動画像の運動情報を表示する。インター処理の場合は、現在のブロックが前の参考フレームのサーチウィンドウ中で一番小さい残差の位置を探して、その位置に指向する動きベクトルを取得する。決定された動きベクトルと、それに関する残差が符号化処理を行う。イントラの場合は、現在のブロックの隣接画素を利用して、予測画像ブロックを作成して、現在のブロックと残差を計算する。更に、様々の運動特性をカバーするため、H.264/AVCは7つのインター予測モード(インター16×16モードからインター4×4モード)が存在している。イントラ予測モードについて、イントラ16×16とイントラ4×4という2つのモードがある。
本発明は図2によって、デコーダー8、9から入力画像のモード情報と画像分析モジュール15、16からの背景情報を利用して、エンコーダー13、14に軽く処理を指示する。例えば、図2によって、全フレームは背景ではない場合は、合成された画面の各部分に対して符号化処理を続ける。もし、現在の部分について、画像分析結果が背景と判断して、デコーダー8、9側で対応する部分の解析モードがインターモードならば(「背景+インター」の場合)、現在の部分のエンコーディング処理はインター16×16予測モードを採用して、サーチウィンドウが中心だけで動き予測プロセスを実行する。それにより、元々の高演算量インター処理(全サーチウィンドウでインター又はイントラの全モードの動き予測過程)を無くして、システム負荷を減らすことができる。もし、「背景+イントラ」の場合は、イントラ16×16モードだけを実行して、全てのイントラ4x4予測モードの処理を省略する。又は、画像分析モジュールの結果は背景ではないなら、デコーダーからのモード種類だけを予測処理する。例えば、「背景ではない+イントラ」の場合なら、合成のエンコーダー側で二つイントラモード(イントラ16×16とイントラ4×4モード)を実装して、インターに関する処理をスキップする。
図3は、本発明を利用したTV会議システムの処理を示すフローチャートである。本発明を利用し、端末画像データの内容を分析して、低消費電力化できるTV会議システムでは、TV会議をしている各端末側で、現在の会議画面を撮像する(S10)。各端末は撮像された画像データをエンコーダーを利用して符号化する(S11)。各端末は符号化されたビットストリームをサーバー6に送信する。又は、端末側で表示したい画面構成スペック(フォーマット)を一緒に送る(S12)。サーバー6側で、各端末から入力ストリームをインプットして、サーバー6側で、入力ストリームを復号化する(S13)。次に、サーバー6側で、復号化された画像は画像分析モジュールにより、各端末の画像背景を識別する(S14)。識別方法について、既存のガウス混合モデル(Gaussian Mixture Model)という検出ツールを利用して、画素レベルの背景情報を検出する。各端末の画面構成スペックによって、各端末への画像合成要求を作る(S15)。
画像分析モジュールの情報を利用して、復号化された各端末の画像をアダプティブで合成する(バッファー情報をして、合成する。又は合成しないケースもある)(S16)。画像分析モジュールの情報を利用して、合成された画像をアダプティブで符号化する(バッファー情報をして、符号化する。又は符号化しないケースもうある)(S20)。符号化されたビットストリームは各端末に送信する(S24)。各端末はビットストリームを受信して、端末のデコーダーでサーバーからの合成されたストリーム特徴を参考して、復号化する(S25)。アウトプット画像はディスプレイに表示するというTV会議の画像配信を実施している。
このような構成においては、各端末の情況と画像特徴を考えているので、端末側やサーバー側も軽く処理することができる。もし背景ならば、今回の処理をスッキプして、バッファーに保存された前フレームの情報を利用する。
1 ディスプレイ、2 カメラ、3 エンコーダー、4 バッファー、5 デコーダー、6 サーバー、7 コーデックエンジン、8 デコーダー、9 デコーダー、10 画像合成モジュール、11 バッファー、12 バッファー、13 エンコーダー、14 エンコーダー、15 画像分析モジュール、16 画像分析モジュール、50 TV会議システム
特表2009−521880公報

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの端末において夫々撮像対象物を撮像することによって得られた画像データを、コーデック機能を有するサーバーにより中継して会議を行うTV会議システムであって、
    前記サーバーは、前記各端末により符号化された画像データを夫々復号化する複数のサーバー側デコーダーと、該サーバー側デコーダーにより復号化された画像データに対して前景と背景とを識別して画像マップ情報を生成する複数の画像分析手段と、前記各端末のフォーマット情報によって前記画像データを合成する画像合成手段と、該画像合成手段により合成された前記各端末の夫々の画像データを符号化する複数のサーバー側エンコーダーと、前記サーバー側デコーダーのアウトプットフレームと前記サーバー側エンコーダーのリファレンスフレームを保存するバッファーと、を備え、
    前記サーバーは、前記画像分析手段により前記サーバー側デコーダーにより復号化された前記各画像データ中の前景に係る画像データと背景に係る画像データを識別し、該識別された情報に基づいて、前記画像合成手段、及びサーバー側エンコーダーに指示して、前記背景に係る画像データを粗く処理して前記各端末に送信するか、又は処理せずに前記バッファーに記憶されたデータを前記各端末に送信するかを判断することを特徴とするTV会議システム。
  2. 前記各端末に夫々備えられて前記各撮像対象物を撮像する撮像手段と、
    前記各端末に夫々備えられて復号化された画像を表示する表示手段と、
    前記各端末に夫々備えられて前記各撮像手段により得られた各端末の画像データをスケーラブル圧縮符号化する端末側エンコーダー、及び前記表示手段に表示するための画像データを復号化する端末側デコーダーを有する端末と、
    前記サーバーと、を備えたTV会議システムであって、
    前記画像分析手段により分析された画像マップ情報、及び前記各サーバー側デコーダーにより符号化された情報に基づいて、前記画像合成手段、及び前記各サーバー側エンコーダーを制御することを特徴とする請求項1に記載のTV会議システム。
  3. 前記画像分析手段によりビットストリームが全て背景に係る画像データと判断された場合、前記画像合成手段、及び前記サーバー側エンコーダーの動作を停止して、前記バッファーに保存されたフレーム情報を送信することを特徴とする請求項2に記載のTV会議システム。
  4. 前記画像合成手段は、前記画像マップ情報に従って画像の合成方法を切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載のTV会議システム。
  5. 前記サーバー側エンコーダーは、前記画像マップ情報に従って画像のエンコード方法を切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載のTV会議システム。
  6. 前記各端末に前記サーバーから受信した画像マップ情報を受信する画像マップ情報受信手段を備え、
    前記端末側デコーダーは、前記画像マップ情報受信手段により受信した画像マップ情報に従って画像のデコード方法を切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載のTV会議システム。
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