JP2012160052A - 太陽電池モジュールの盗難監視装置及びこれを用いた盗難監視システム - Google Patents

太陽電池モジュールの盗難監視装置及びこれを用いた盗難監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の太陽電池モジュールが盗難された場合であっても、当該盗難された複数の太陽電池モジュールを特定可能な太陽電池モジュールの盗難監視装置を提供する。
【解決手段】盗難監視装置本体3と、盗難監視装置本体3と監視対象となる複数の太陽電池モジュールMとを接続すると共に、盗難監視装置本体3から各太陽電池モジュールMに至る配線長がそれぞれ異なるように形成された信号線4と、信号線4と各太陽電池モジュールMの接続部5に設けられ、信号線4を介して監視信号を受信したとき、信号線4に応答信号を返送する応答素子5cとを備え、盗難監視装置本体3は、信号線4の一端から監視信号を送信し、各応答素子5cから返送されてくる応答信号を順次受信して、応答信号が返送されてこない応答素子5cに対応する太陽電池モジュールMが盗難されたことを検知する盗難検知部10を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールの盗難監視装置及びこれを用いた盗難監視システムに関するものである。
従来より、太陽電池モジュールの盗難監視装置に関する開発が行われている(例えば、特許文献1参照)。
最近では、メガソーラ発電所等の大規模太陽電池発電所の普及に伴い、太陽電池モジュールの盗難を検知するのみではなく、太陽電池モジュールを盗難された位置も検知したいという要求が出てきている。
この要求に対し、特許文献2に記載の太陽電池アレイ故障診断方法を盗難検知に応用することが考えられる。特許文献2に記載の太陽電池アレイ故障診断方法は、太陽電池ストリングの端子または太陽電池アレイの端子とアース間に、測定信号波形を印加し、その応答信号波形を測定信号波形と比較することによって、太陽電池アレイ中の故障(盗難)位置を特定するものである。
特開2002−367046号公報 特開2009−21341号公報
しかしながら、特許文献2に記載の太陽電池アレイ故障診断方法を盗難検知に応用した太陽電池モジュールの盗難監視装置では、複数の太陽電池モジュールが盗難された場合に、当該盗難された複数の太陽電池モジュールのそれぞれを特定することができないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、複数の太陽電池モジュールが盗難された場合であっても、当該盗難された複数の太陽電池モジュールを特定することが可能な太陽電池モジュールの盗難監視装置及びこれを用いた盗難監視システムを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、盗難監視装置本体と、該盗難監視装置本体と監視対象となる複数の太陽電池モジュールとを接続すると共に、前記盗難監視装置本体から前記各太陽電池モジュールに至る配線長がそれぞれ異なるように形成された信号線と、前記信号線と前記各太陽電池モジュールの接続部にそれぞれ設けられ、前記信号線を介して監視信号を受信したとき、前記信号線に応答信号を返送する応答素子と、を備え、前記盗難監視装置本体は、前記信号線の一端から前記監視信号を送信し、前記各応答素子から返送されてくる応答信号を順次受信して、当該応答信号が返送されてこない応答素子に対応する前記太陽電池モジュールが盗難されたことを検知する盗難検知部を備えた太陽電池モジュールの盗難監視装置である。
前記信号線は、その一端が前記盗難監視装置本体に接続されると共に、他端が分岐して監視対象となる複数の太陽電池モジュールのそれぞれに接続されるよう構成されてもよい。
前記信号線は、前記盗難監視装置本体から前記各太陽電池モジュールに至る配線長が、一定長ずつ異なるように形成されてもよい。
前記接続部は、前記信号線の端部に設けられた信号線側コネクタと、前記太陽電池モジュールに設けられると共に、前記応答素子が搭載され、前記信号線側コネクタを嵌合させたときに、前記信号線と前記応答素子とが電気的に接続されるよう構成されたモジュール側コネクタと、からなり、前記太陽電池モジュールの盗難時に、前記信号線側コネクタと前記モジュール側コネクタとの嵌合が解除され、前記信号線と前記応答素子とが電気的に遮断されるように構成されていてもよい。
また、本発明は、前記太陽電池モジュールの盗難監視装置と、該太陽電池モジュールの盗難監視装置が前記太陽電池モジュールが盗難されたと判断したときに、警報を発する警報手段と、を備えた太陽電池モジュールの盗難監視システムである。
本発明によれば、複数の太陽電池モジュールが盗難された場合であっても、当該盗難された複数の太陽電池モジュールを特定することが可能な太陽電池モジュールの盗難監視装置及びこれを用いた盗難監視システムを提供できる。
本発明の一実施の形態に係る太陽電池モジュールの盗難監視装置を用いた太陽電池モジュールの盗難監視システムを示す図であり、(a)は概略構成図、(b)はその要部拡大図である。 図1の太陽電池モジュールの盗難監視装置の動作を説明する図である。 図1の太陽電池モジュールの盗難監視装置で用いる盗難位置テーブルの一例を示す図である。 図1の太陽電池モジュールの盗難監視装置において、盗難監視制御処理の制御フローの一例を示すフローチャートである。 図1の太陽電池モジュールの盗難監視装置において、盗難監視制御処理の制御フローの他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る太陽電池モジュールの盗難監視装置を用いた太陽電池モジュールの盗難監視システムを示す図であり、(a)は概略構成図、(b)はその要部拡大図である。
図1(a),(b)に示すように、太陽電池モジュールの盗難監視システム100は、本発明の太陽電池モジュールの盗難監視装置1と、太陽電池モジュールの盗難監視装置1が太陽電池モジュールMが盗難されたと判断したときに、警報を発する警報手段20と、を備えている。
本実施の形態に係る太陽電池モジュールの盗難監視装置1は、盗難監視装置本体3と、盗難監視装置本体3と監視対象となる複数の太陽電池モジュールMとを接続すると共に、盗難監視装置本体3から各太陽電池モジュールMに至る配線長がそれぞれ異なるように形成された信号線4と、信号線4と各太陽電池モジュールMの接続部5にそれぞれ設けられると共に、太陽電池モジュールMに対して固定され、信号線4を介して盗難監視装置本体3から監視信号を受信したとき、信号線4に応答信号を返送する応答素子5cと、を備えている。
本実施の形態では、信号線4は、盗難監視装置本体3の入出力部6に一端が接続されると共に、他端が分岐して監視対象となる複数の太陽電池モジュールMのそれぞれに接続されるように構成されている。また、本実施の形態では、盗難監視装置本体3から各太陽電池モジュールMに至る配線長が、一定長ΔLずつ異なるように、信号線4を形成した。
ここでは、監視対象となる太陽電池モジュールMがn台である場合を説明する。この場合、信号線4は、n台の太陽電池モジュールMに対応してn本に分岐するようにされ、分岐された信号線4の端部を各太陽電池モジュールMに接続するように構成される。以下、説明の簡略化のため、盗難監視装置本体3からの配線長が短い順に、すなわち図1(a)の上側から下側にかけて、太陽電池モジュールMのモジュール番号が1,2,3,4,・・・,nであるとする。
本実施の形態では、接続部5は、信号線4の端部に設けられた信号線側コネクタ5aと、太陽電池モジュールMに設けられると共に、応答素子5cが搭載され、信号線側コネクタ5aを嵌合させたときに、信号線4と応答素子5cとが電気的に接続されるよう構成されたモジュール側コネクタ5bと、からなる。接続部5は、太陽電池モジュールMの盗難時に、信号線側コネクタ5aとモジュール側コネクタ5bとの嵌合が解除され、信号線4と応答素子5cとが電気的に遮断されるように構成されている。モジュール側コネクタ5bは、盗難時に太陽電池モジュールMから取り外すことができないように、太陽電池モジュールMと一体に形成されるか、あるいは太陽電池モジュールMに対して強固に固定される。
接続部5を構成する信号線側コネクタ5a及びモジュール側コネクタ5bは、太陽電池モジュールMから電力を取り出すために用いられているコネクタと一体に構成してもよいし、別体としてもよい。
なお、接続部5は、太陽電池モジュールMの盗難時に信号線4と応答素子5cとが電気的に遮断される構成であればどのような構成でもよく、図1(b)のようなコネクタ型でなくとも、単純に応答素子5cを太陽電池モジュールMに対して強固に固定して、信号線4を切断しなければ太陽電池モジュールMを盗難できないように構成してもよい。
監視信号としては、パルス信号を用いてもよいし、交流信号を用いてもよい。本実施の形態では、監視信号としてパルス信号を用いた。
応答素子5cとしては、監視信号を受信したときに応答信号を返送するものであればどのようなものを用いてもよく、例えば、入力された監視信号を起動電力として起動し、起動と同時にパルス状の応答信号を発するように構成された素子(例えば、ワンショットマルチバイブレータのような素子)を用いることができる。なお、応答素子5cに太陽電池モジュールMから電力供給するように構成することも勿論可能であるし、監視信号として交流信号を用いる場合には、さらに整流素子を備えるようにしてもよい。
さらには、応答素子5cを、入力された監視信号を反射し、反射した監視信号を応答信号として返送するように構成することもできる。この場合、応答素子5cとしては、例えばインダクタ素子等を用いればよい。また、信号線4の端部を開放することで、その開放端にて監視信号を反射させる構成とすることも可能である。但し、この場合、条件によっては、応答素子5cとしての開放端で反射された応答信号と、太陽電池モジュールMの盗難時に信号線4と応答素子5cとが電気的に遮断されたときに、その電気的に遮断された箇所で反射される反射信号との区別が困難となり、太陽電池モジュールMの盗難を検知することが困難になる場合も考えられ、このような問題を避けるため適宜調整を行う必要がある。このように、応答素子5cは、応答素子5cからの応答信号と太陽電池モジュールMの盗難時の反射信号とを明確に区別できるように構成される必要がある。
本実施の形態では、応答素子5cとして、入力されたパルス信号を起動電力として起動し、起動と同時にパルス状の応答信号を出力するように構成された素子を用いるようにした。また、説明の簡略化のため、以下では、太陽電池モジュールMの盗難時に電気的に遮断された箇所で反射が発生しないものとして説明を行う。
盗難監視装置本体3は、信号線4の一端から監視信号(パルス信号)を送信し、各応答素子5cから返送されてくる応答信号を順次受信して、応答信号が返送されてこない応答素子5cを検出し、当該応答信号が返送されてこない応答素子5cに対応する太陽電池モジュールMが盗難されたことを検知する盗難検知部10を備えている。盗難検知部10は、所定の時間間隔ごとに監視信号を送信するように構成される。盗難検知部10は、盗難監視装置本体3の制御基板3a内の基本回路3bに実装され、メモリ(RAM、ROM)やCPU、I/Oインターフェイス、ソフトウェア等を適宜組み合わせて実現される。
ここで、太陽電池モジュールの盗難監視装置1の動作について説明しておく。
図2に示すように、信号線4の一端から監視信号としてのパルス信号を入力すると、パルス信号は分岐されて、各太陽電池モジュールMに対応する応答素子5cのそれぞれに入力される。パルス信号が入力された各応答素子5cは、入力されたパルス信号を起動電力として起動し、起動と同時にパルス状の応答信号を出力する。各応答素子5cから出力された応答信号は、信号線4を監視信号の伝播方向と反対方向に伝播し、盗難監視装置本体3の入出力部6にて受信される。
このとき、例えば、モジュール番号2の太陽電池モジュールMに対応する応答素子5cから返信される応答信号は、モジュール番号1の太陽電池モジュールMに対応する応答素子5cから返信される応答信号と比較して、配線長の差ΔLに応じた遅れを伴って受信されることになる。具体的には、信号線4を監視信号が伝播する速度をvとすると、任意のモジュール番号iの太陽電池モジュールMに対応する応答素子5cから返信される応答信号は、モジュール番号i−1の太陽電池モジュールMに対応する応答素子5cから返信される応答信号と比較して、下式(1)で算出される遅延時間Δtだけ遅れて受信されることになる。
Δt=2×ΔL/v ・・・(1)
したがって、図2に示すように、太陽電池モジュールMが盗難されていない正常時には、モジュール番号が若い順(つまり配線長が短い順)に、ある時間間隔(上述の遅延時間Δt)ごとに、各応答素子5cからの応答信号が順次盗難監視装置本体3で受信されることになる。
太陽電池モジュールMが盗難された盗難時には、盗難された太陽電池モジュールMに対応する応答素子5cから応答信号が返送されなくなるので、盗難検知部10は、応答信号が返送されない応答素子5cを検出することで、盗難された太陽電池モジュールMのモジュール番号を検知することができる。図2の例では、モジュール番号n−1の太陽電池モジュールMに対応する応答素子5cから応答信号が返送されていないので、モジュール番号n−1の太陽電池モジュールMが盗難されたと判断できる。
なお、図2では示していないが、実際には、盗難された太陽電池モジュールMの接続部5にて信号線4と応答素子5cとが電気的に遮断されているので、その電気的に遮断された箇所で反射した反射信号も、盗難監視装置本体3にて受信されることになる。このため、盗難検知部10は、盗難時の反射信号と応答信号を区別し、応答信号のみを検出するように構成されている。本実施の形態では、盗難時の反射信号の信号強度が小さくなるように特性インピーダンス等の調整を行い、盗難検知部10にて、受信した信号の信号強度が予め設定した所定の閾値より大きいときのみ、応答信号を受信したと判断するようにした。
さらに、本実施の形態では、監視信号(パルス信号)を送信してから応答信号を受信するまでの時間Tと、太陽電池モジュールMのモジュール番号との関係をマップ化した盗難位置テーブル11をさらに備えており、盗難検知部10は、盗難位置テーブル11を参照して、盗難された太陽電池モジュールMのモジュール番号を特定するように構成されている。
盗難位置テーブル11の設定例を図3に示す。図3の盗難位置テーブル11によれば、例えば、パルス信号を送信してからX0からX1の間の時間に応答信号を受信しなければ、モジュール番号1の太陽電池モジュールMが盗難されたと判断できる。図3における時間X0〜Xnは、事前に実験等を行って適宜設定しておけばよい。
また、盗難検知部10は、特定した盗難された太陽電池モジュールMのモジュール番号を、盗難位置信号として警報手段20に出力するようにされる。なお、本実施の形態では、盗難位置信号が盗難検知の役割を兼ねているが、盗難位置信号とは別に、盗難を検知した段階で盗難検知信号を警報手段20に出力するように構成してもよい。
警報手段20は、太陽電池モジュールの盗難監視装置1の盗難検知部10から盗難位置信号を受信すると、警告灯21を点灯して太陽電池モジュールMの盗難があったことを管理者に知らせると共に、モニタ22に盗難位置を表示し、これと同時に、警報メール送信手段23により、管理者の携帯電話等に警報メールを送信して、太陽電池モジュールMの盗難があったこと及びその盗難位置を通知する。
なお、警報手段20は上述のものに限定されず、例えば、各太陽電池モジュールMの近傍に音や光を発する威嚇手段を設け、警報手段20により、盗難位置に対応する威嚇手段を作動させて盗難を未然に防ぐようにしてもよい。
次に、太陽電池モジュールの盗難監視装置1における盗難監視の制御(以下、盗難監視制御処理という)の制御フローを図4を用いて具体的に説明する。
図4に示すように、盗難監視制御処理では、まず、ステップS1にて、盗難検知部10が、信号線4の一端に接続された入出力部6から監視信号としてのパルス信号を入力し、その後、ステップS2にて、タイマTをスタートする。
ステップS3では、時間X0が経過するまで待ち、時間X0が経過した後、ステップS4にて、変数iに初期値1を代入する。
ステップS5では、盗難検知部10が、応答信号を受信したかを判断する。ステップS5でNOと判断された場合、ステップS6にて、タイマTがXi(現在はi=1なのでX1)以下であるか判断し、YESと判断されればステップS5に戻る。つまり、i=1の場合、X0<T≦X1の条件が成立する間、応答信号を受信するまでステップS5とS6を繰返す。
ステップS6でNOと判断された場合、すなわち、X0<T≦X1の時間内に応答信号を受信しなかった場合、ステップS7にて、盗難検知部10が、モジュール番号1の太陽電池モジュールMが盗難されていると判定し、ステップS8にて、盗難された太陽電池モジュールMのモジュール番号を、盗難位置信号として警報手段20に出力し、ステップS10に進む。
他方、ステップS5でYESと判断された場合、すなわち、X0<T≦X1の時間内に応答信号を受信した場合、ステップS9にて、時間Xi(現在はi=1なのでX1)が経過するまで待ち、ステップS10に進む。
ステップS10では、変数iをインクリメントし、ステップS11に進む。ステップS11では、変数iが太陽電池モジュールの台数であるnより大きいかを判断し、NOと判断された場合、ステップS5に戻る。つまり、ステップS5〜S11の流れをn回繰返す。
ステップS11にてYESと判断された場合、すなわち、n個の応答信号について検出の有無をそれぞれ判定し終えた後、ステップS12にて、タイマTをリセットし、リターンする(ステップS1に戻る)。
図4の制御フローでは、応答信号が返送されてこない応答素子5cを検出し、盗難された太陽電池モジュールMのモジュール番号を特定する度に盗難位置情報を送信するようにしたが、図5に示す制御フローのように、特定した盗難された太陽電池モジュールのモジュール番号を記憶しておき、一括して盗難位置情報を送信するように構成してもよい。図5の制御フローは、図4の制御フローにおいて、ステップS8にて盗難位置信号を送信せずに、モジュール番号を記憶するようにし、ステップS11とS12の間にステップS13を挿入し、ステップS13にて、一括して盗難位置信号を送信するようにしたものである。
さらに、一括して盗難位置信号を送信する場合には、応答信号が返送されてきた応答素子5cに対応する太陽電池モジュールMのモジュール番号を記憶しておき、全ての応答信号を受信した後、1〜nのうち記憶されていないモジュール番号を抽出して、盗難された太陽電池モジュールMのモジュール番号を特定するよう構成することも可能である。
本実施の形態の作用を説明する。
本実施の形態に係る太陽電池モジュールの盗難監視装置1では、盗難監視装置本体3から各太陽電池モジュールMに至る配線長がそれぞれ異なるように信号線4を形成し、信号線4と各太陽電池モジュールMの接続部に、監視信号を受信したときに応答信号を返送する応答素子5cを備え、信号線4の一端から監視信号を送信し、各応答素子5cから返送されてくる応答信号を順次受信して、応答信号が返送されてこない応答素子5cを検出し、当該応答信号が返送されてこない応答素子5cに対応する太陽電池モジュールMが盗難されたことを検知するように構成している。
これにより、複数の太陽電池モジュールMが盗難された場合であっても、当該盗難された複数の太陽電池モジュールMを個々に特定することが可能となる。
また、太陽電池モジュールの盗難監視装置1は、特許文献1のようにループ回路2に常時電流を流す構成ではなく、所定の時間間隔ごとに監視信号を送信する構成であるため、消費電力を低く抑えることができる。
また、太陽電池モジュールの盗難監視装置1では、信号線4を、一端が盗難監視装置本体3に接続され、他端が分岐して監視対象となる複数の太陽電池モジュールMのそれぞれに接続されるよう構成しているため、盗難監視装置本体3から1つの監視信号を出力するだけで盗難監視を実施することが可能となり、盗難監視装置本体3を簡易な構成とし、かつ消費電力をより抑制できる。
さらに、太陽電池モジュールの盗難監視装置1では、信号線4を、盗難監視装置本体3から各太陽電池モジュールMに至る配線長が、一定長ΔLずつ異なるように形成しているため、盗難監視装置本体3にて等間隔で応答信号を受信できることとなり、盗難位置テーブル11の設定がし易い。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
例えば、監視対象となる太陽電池モジュールMの数が多数ある場合には、分岐が多くなって監視信号が減衰してしまうので、このような場合は、監視対象となる太陽電池モジュールMを複数のグループに分けて、各グループ毎に盗難監視を行うようにしてもよい。この場合、各グループに対してそれぞれ監視信号を出力することになるので、1つの監視信号に対する監視対象となる太陽電池モジュールMの数を減らし、監視信号の減衰を抑制することが可能になる。
また、上記実施の形態では、盗難監視装置本体3から延びる信号線4の端部を分岐して、監視対象となる複数の太陽電池モジュールMのそれぞれに接続するように構成したが、これに限らず、長さの異なる複数の信号線を用いて、盗難監視装置本体3と各太陽電池モジュールMとをそれぞれ個別に接続するように構成してもよい。この場合、複数の信号線のそれぞれに同時に監視信号を送信すれば、各応答素子5cから順次応答信号が受信されることになる。
上記実施の形態では、太陽電池モジュールMの盗難を検知する場合を説明したが、本発明によれば、例えば、太陽電池モジュールMを構成する太陽電池パネルのそれぞれに接続部5を設けて、太陽電池パネルの盗難を検知することも可能である。
1 太陽電池モジュールの盗難監視装置
3 盗難監視装置本体
4 信号線
5 接続部
5a 信号線側コネクタ
5b モジュール側コネクタ
5c 応答素子
10 盗難検知部
M 太陽電池モジュール

Claims (5)

  1. 盗難監視装置本体と、
    該盗難監視装置本体と監視対象となる複数の太陽電池モジュールとを接続すると共に、前記盗難監視装置本体から前記各太陽電池モジュールに至る配線長がそれぞれ異なるように形成された信号線と、
    前記信号線と前記各太陽電池モジュールの接続部にそれぞれ設けられ、前記信号線を介して監視信号を受信したとき、前記信号線に応答信号を返送する応答素子と、を備え、
    前記盗難監視装置本体は、前記信号線の一端から前記監視信号を送信し、前記各応答素子から返送されてくる応答信号を順次受信して、当該応答信号が返送されてこない応答素子に対応する前記太陽電池モジュールが盗難されたことを検知する盗難検知部を備えた
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの盗難監視装置。
  2. 前記信号線は、その一端が前記盗難監視装置本体に接続されると共に、他端が分岐して監視対象となる複数の太陽電池モジュールのそれぞれに接続されるよう構成される
    請求項1記載の太陽電池モジュールの盗難監視装置。
  3. 前記信号線は、前記盗難監視装置本体から前記各太陽電池モジュールに至る配線長が、一定長ずつ異なるように形成される
    請求項1または2記載の太陽電池モジュールの盗難監視装置。
  4. 前記接続部は、
    前記信号線の端部に設けられた信号線側コネクタと、前記太陽電池モジュールに設けられると共に、前記応答素子が搭載され、前記信号線側コネクタを嵌合させたときに、前記信号線と前記応答素子とが電気的に接続されるよう構成されたモジュール側コネクタと、からなり、
    前記太陽電池モジュールの盗難時に、前記信号線側コネクタと前記モジュール側コネクタとの嵌合が解除され、前記信号線と前記応答素子とが電気的に遮断されるように構成されている
    請求項1〜3いずれかに記載の太陽電池モジュールの盗難監視装置。
  5. 請求項1〜4いずれかに記載の太陽電池モジュールの盗難監視装置と、
    該太陽電池モジュールの盗難監視装置が前記太陽電池モジュールが盗難されたと判断したときに、警報を発する警報手段と、
    を備えたことを特徴とする太陽電池モジュールの盗難監視システム。
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