JP2012159626A - 撮像ユニット - Google Patents

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Takashi Arai
崇 荒井
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Abstract

【課題】 簡単な構造で、はずれにくく、且つ左右レンズ間のゴーストやフレアーを防止するAFセンサー用遮光部材を有する撮像ユニットの提供。
【解決手段】 遮光シートの一部をメガネレンズ間へ伸ばし、メガネレンズ間に遮光シートはずれ防止用引っ掛け構造を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置に関し、さらに詳しくは該撮像装置における撮像ユニット(フォーカス用測距ユニット)に関する。
ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等のオートフォーカス(AF)方式の一つとして、測距センサを撮影レンズとは独立に設け、該測距センサにより検出された被写体までの距離からフォーカスレンズの合焦位置を演算し、そこにフォーカスレンズを移動させる外測位相差検出方式がある。
外測位相差検出方式では、被写体から受けた光束を2分割し、該2分割した光束を一組の受光素子列(ラインセンサ)によりそれぞれ受光する。そして、該一組のラインセンサ上に形成された像のずれ量、すなわち位相差を検出し、該位相差から三角測量法を用いて被写体距離を求め、該被写体距離に対して合焦する位置にフォーカスレンズを移動させる。
なお、本方式の原理は、例えば特許文献1(実施形態の一部)等で開示されている。
ここで、従来の外測位相差検出方式測距ユニット(今後外測AFセンサーと呼ぶ)の構成を説明する。
図6は従来例による外測AFセンサーの外観図、図7は従来例による外測AFセンサーの断面図(図6のQ-Q断面)、図8は従来例による外測AFセンサーの分解図である。
上記図において、1001は遮光シート、1006は2つの受光素子列(ラインセンサ)を内蔵したセンサーチップ、1005は前記センサーチップ1006を保持するセンサーホルダー、1002はセンサーチップ1006から信号を取り出すフレキシブル基板、1003は光束を2分割するための透明樹脂一体成形のメガネレンズ、1004はレンズを保持しカメラ本体への取り付け部を有するレンズホルダーである。
以上の構成において、部品の組み立て手順とその機能を説明する。
まずメガネレンズ1003は、レンズホルダー1004に接着固定されユニット1となる。またセンサーチップ1006は、センサーホルダー1005に接着固定されユニット2となる。更に上記2つのユニット1,2は、メガネレンズ1003の光軸とセンサーチップ1006の2つの受光素子列(ラインセンサ)中心を所定の工具で合わせて接着される。そして最後に遮光シート1001を取り付ける。ここで遮光シート1001は、黒く薄い樹脂シートで、内側には粘着加工が施されており、粘着材によりユニットを囲うように固定される。これにより、各部品間の隙間から入射する有害光を遮光することができる。
特開平7−154663号公報
しかしながら、上述の背景技術に記載された従来技術では、接着面積が小さい遮光シート1001が簡単に剥がれてしまう。(図7のA方向に剥がれる)また、メガネレンズ1003の左右レンズ間は透明なため、この部分から有害光が入ってしまい、ゴーストやフレアーの原因となっていた。
また、特許文献1において、レンズペア間に遮光する方法が考案されているが、レンズペアは別体構造であり、部品点数が増えてしまうという課題があった。
そこで本発明の目的は、簡単な構造で、はずれにくく、且つ左右レンズ間に入射するゴーストやフレアーを防止するAFセンサー用遮光部材を有する撮像ユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像ユニットは、一体で構成された複数のレンズと、前記各レンズに対となる複数の撮像素子と、有害光を遮光する遮光部材を有する撮像ユニットにおいて、前記複数のレンズ間に凸部、前記遮光部材に開口部が設けられた構成とした。そして前記遮光部材は前記撮像素子及び前記各レンズの間を一体で被い、遮光部材の開口部にレンズの凸部を挿入して遮光部材を固定することを特徴とする。
本発明によれば、単な構造で、はずれにくく、且つ左右レンズ間に入射するゴーストやフレアーを防止するAFセンサー用遮光部材を有する撮像ユニットを提供することができる。
第1の実施例による外測AFセンサーの外観図 第1の実施例による外測AFセンサーの断面図 第1の実施例による外測AFセンサーの分解図 第2の実施例による外測AFセンサーの断面図 第2の実施例による外測AFセンサーの分解図 従来例による外測AFセンサーの外観図 従来例による外測AFセンサーの断面図 従来例による外測AFセンサーの分解図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
図1は第1の実施例による外測AFセンサーの外観図、図2は第1の実施例による外測AFセンサーの断面図(図1のP-P断面)、図3は第1の実施例による外測AFセンサーの分解図である。
ここで、101は裏側に粘着加工が施されている遮光シート、102は前記遮光シート101に設けられたU字切り込み、104は第1の実施例によるメガネレンズ、103は前記メガネレンズに一体で形成された突起爪である。また、その他の構成部品に関しては背景技術説明図(図6、7、8)と同一のため説明を省略する。
図3において、遮光シート101は、メガネレンズ104の2つのレンズ間を被う形状になっており、その部分にU字切り込み102が施されている。一方メガネレンズ104の2つのレンズ間には突起爪103が、メガネレンズ104に一体で形成されている。よって遮光シート101をユニットに装着すると、図1、図2のように突起爪103がU字切り込み102部に勘合して固定される。
以上の構成により、遮光シート101は上方向に剥がれにくくなると共に、2つのレンズ間から入る有害光を遮光することができ、フレアーやゴーストを防止することが可能となる。
[実施例2]
図4は第2の実施例による外測AFセンサーの断面図(図1のP-P断面と同様中央位置での断面)、図5は第2の実施例による外測AFセンサーの分解図である。
ここで、201は第2の実施例によるフレキシブル基板、203はフレキシブル基板から一体となって形成された側面遮光部、204はフレキシブル基板から一体となって形成された上面遮光部、202はフレキシブル基板201に施されたU字切り込みである。また、その他の構成部品に関しては背景技術説明図(図10.11,12)と同一のため説明を省略する。
図5においてフレキシブル基板201は、ユニットの上面、側面を被うための側面遮光部203、上面を被うための上面遮光部204を有しており、更にそれぞれ遮光部内側には粘着加工、外側には黒のベタ印刷が施されている。また、遮光部U字切り込み202も施されており、実施例1と同様、メガネレンズ104の突起103と勘合するよう形成されている。よってフレキシブル基板201の一部が実施例1における遮光シート101の役割を果すことになる。
以上の構成により、フレキシブル基板201の上面遮光部204は上方向に剥がれにくくなると共に、2つのレンズ間から入る有害光を遮光することができ、フレアーやゴーストを防止することが可能となる。また、フレキシブル基板201の一部が実施例1における遮光シート101の役割を担うため、部品点数が削減され、コストが下がるという利点もある。
101・・・第1の実施例による遮光シート
102・・・第1の実施例によるU字切り込み
103・・・第1の実施例による突起爪
104・・・第1の実施例によるメガネレンズ
201・・・第2の実施例によるフレキシブル基板
202・・・第2の実施例によるU字切り込み
203・・・第2の実施例によるフレキシブル基板の側面遮光部
204・・・第2の実施例によるフレキシブル基板の上面遮光部
1001・・・従来例による遮光シート
1002・・・フレキシブル基板
1003・・・従来例によるメガネレンズ
1004・・・レンズホルダー
1005・・・センサーホルダー
1006・・・センサーチップ

Claims (4)

  1. 一体で構成された複数のレンズと、前記各レンズに対となる複数の撮像素子と、有害光を遮光する遮光部材を有する撮像ユニットにおいて、前記複数のレンズ間に凸部、前記遮光部材に開口部が設けられ、遮光部材は前記撮像素子及び前記各レンズの間を一体で被い、遮光部材の開口部にレンズの凸部を挿入して遮光部材を固定することを特徴とした撮像ユニット。
  2. 前記撮像ユニットは、位相差検出方式測距ユニットであることを特徴とした請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記遮光部材の開口部は、U字型の切り欠きであることを特徴とした請求項1に記載の撮像ユニット。
  4. 前記遮光部材は、撮像素子のフレキシブル基板であることを特徴とした請求項1に記載の撮像ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016189731A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 オリンパス株式会社 撮像装置、および内視鏡システム

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WO2016189731A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 オリンパス株式会社 撮像装置、および内視鏡システム
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