JP2012156747A - 撮像装置、画像合成方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる焦点距離で合焦する被写対象が複数あった場合、任意の被写対象にピントを合わせ、立体感が得られるような合成出力画像を得る。
【解決手段】フォーカスブラケット撮影モードにおいて、制御部6は、シャッタキーへの操作を検出すると、複数の合焦点に対応するレンズ位置に順次フォーカスレンズ2を移動させながら、各レンズ位置で撮像部4にて画像データを複数撮影する。再生出力モードにおいて、制御部6は、複数の画像データから合焦している画像領域を決定し、焦点距離、被写体の実寸(高さ)に基づいて、各画像内の被写体を3次元空間内に仮想配置し、一枚の2次元画像として合成して表示する。ユーザがピントを合わせたい被写体を指示すると、その被写体のみにピントを合わせ、他の画像領域をぼかしたような合成画像を生成して表示する。
【選択図】図1
【解決手段】フォーカスブラケット撮影モードにおいて、制御部6は、シャッタキーへの操作を検出すると、複数の合焦点に対応するレンズ位置に順次フォーカスレンズ2を移動させながら、各レンズ位置で撮像部4にて画像データを複数撮影する。再生出力モードにおいて、制御部6は、複数の画像データから合焦している画像領域を決定し、焦点距離、被写体の実寸(高さ)に基づいて、各画像内の被写体を3次元空間内に仮想配置し、一枚の2次元画像として合成して表示する。ユーザがピントを合わせたい被写体を指示すると、その被写体のみにピントを合わせ、他の画像領域をぼかしたような合成画像を生成して表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮影された画像から立体的な効果を有する画像を合成出力する撮像装置、画像合成方法、及びプログラムに関する。
従来より、ステレオカメラ等で撮像された右目用及び左目用の画像を、視差を利用して合成し、近景と遠景とを区別可能に、且つ、立体的に合成して表示する技術が考案されている。
また、上記のステレオカメラを利用することなく、特許文献1記載の技術のように単眼のカメラにおいて、焦点距離を複数の画像領域について求め、この焦点距離で合焦して画像データを複数得、表示の際には非合焦領域を透過させて重ね表示させることで立体感を得る技術も考案されている。
しかしながら、これらの従来技術は、撮影時おいて注目すべき被写対象が構図の定位置に存在する場合に、その効果を発揮するものであり、注目すべき被写対象が決まっていないような任意の構図で記録された画像については、どの被写対象に注目するか分からないために、効果的な立体感を得ることが困難であるという問題があった。
そこで本発明は、異なる焦点距離で合焦する被写対象が複数あった場合、任意の被写対象にピントを合わせ、立体感が得られるような合成出力画像を得ることができるようにすることを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、撮像手段と、フォーカスレンズと、このフォーカスレンズのレンズ位置を移動させる移動手段と、この撮像手段によって撮像された画像データから合焦すべき画像領域を複数検出する検出手段と、この検出手段によって検出された複数の画像領域の夫々に対し合焦させるため、前記移動手段が前記フォーカスレンズを移動させるべきレンズ位置を焦点距離として取得する焦点距離取得手段と、前記移動手段を制御して前記焦点距離取得手段によって取得された焦点距離に前記フォーカスレンズを順次移動させ、その時点で前記撮像手段が撮像した画像データを順次記録するよう制御する記録制御手段と、この記録制御手段によって記録された画像データに含まれる合焦された画像領域とその時の焦点距離とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記記録制御手段によって順次記録された画像データを一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段によって取得した画像領域に合焦されていた画像データを前記記憶手段から読み出してこの画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては前記記憶手段に記憶された各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、異なる焦点距離で合焦する被写対象が複数あった場合、任意の被写対象にピントを合わせ、立体感が得られるような合成出力画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.実施形態の構成
図1は、本発明の一実施形態として説明するデジタルカメラ1の各部分の機能を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、装置全体を制御する制御部6を中心として構成され、この制御部6はバス14を介して、レンズ駆動部3、撮像部4、信号処理部5、キー入力部7、プログラムメモリ8、画像処理部9、ワークメモリ10、画像ファイル格納部11、表示部12、タッチパネル13の各回路部に接続し、プログラムメモリ8に格納されたプログラムとの協働で、ワークメモリ10を作業用メモリとして制御信号の入出力を制御することにより、デジタルカメラ1全体を制御する。
図1は、本発明の一実施形態として説明するデジタルカメラ1の各部分の機能を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、装置全体を制御する制御部6を中心として構成され、この制御部6はバス14を介して、レンズ駆動部3、撮像部4、信号処理部5、キー入力部7、プログラムメモリ8、画像処理部9、ワークメモリ10、画像ファイル格納部11、表示部12、タッチパネル13の各回路部に接続し、プログラムメモリ8に格納されたプログラムとの協働で、ワークメモリ10を作業用メモリとして制御信号の入出力を制御することにより、デジタルカメラ1全体を制御する。
フォーカスレンズ2は、レンズ駆動部3によりそのレンズ位置の移動が制御される。レンズ駆動部3は、例えばキー入力部7に含まれるシャッターキーの半押し操作を制御部6が検出し、この検出をトリガーとしてコントラストAFを行ない、最大のコントラストピークが得られたレンズ位置にフォーカスレンズ2を移動させる。
また、本実施形態においては、「フォーカスブラケット撮影」モードを起動させることにより、検出された複数のコントラストの山に対応する、夫々のレンズ位置にフォーカスレンズ2を順次移動させる。
撮像部4は、CCDやCMOS等のデバイスで構成され、フォーカスレンズ2にて結像された被写体の光像を光電変換して撮像信号を生成する。撮像部4は、その撮像面の中心が光軸上にあるように配置されている。
信号処理部5は、撮像部4によりそれぞれ生成された撮像信号をサンプリングしてノイズを除去しデジタル信号に変換する。キー入力部7は、シャッタキーやモードキー、SETキー、十字キー、撮影モード選択キー等の複数の操作キーから構成される(不図示)。キー入力部7は、ユーザのキー操作に応じた操作信号を制御部6へと送る。
プログラムメモリ8には、制御部6によるデジタルカメラ1のAF制御、AE制御等に必要なプログラムとデータが格納されている。プログラムメモリ8には、後述するフローチャートに示す制御を実行するためのプログラムやデータが格納されている。
画像処理部9は、デジタル信号に変換された撮像信号に対し輝度信号処理等のデータ処理を行う。また、画像処理部9は、撮影画像データのJPEG方式の圧縮符号化、及び圧縮符号化されている撮影画像データの伸長、伸長された画像の加工などの各種画像処理を行う。
ワークメモリ10は、順次撮影される撮影画像データを一時的に記憶するバッファメモリとして、また、制御部6が処理を実行するに際し作業用メモリとして使用される。
画像ファイル格納部11は、画像データを格納する回路部であり、本実施の形態においてはフォーカスブラケット撮影された複数の画像データを合焦した画像領域と焦点距離情報とを組にしたデータと併せて一つの画像ファイルとして格納する。なお、この画像ファイル格納部11はデジタルカメラ1に着脱自在に接続されているメモリーカード等の記録媒体であっても良い。
表示部12は、不図示の液晶ディスプレイとその駆動回路とで構成されている。デジタルカメラ1が撮影待機状態にあるときには、撮像部4によって撮像された被写体像をライブビュー画像として液晶ディスプレイに表示出力する。また、表示部12は、デジタルカメラ1が再生出力モード下のときには、画像ファイル格納部11から読み出され、画像処理部9にて加工された画像を液晶ディスプレイに表示出力する。また、表示部12には、透明タッチパネル13が実装されている。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。ユーザがキー入力部7に対する所定の操作によりフォーカスブラケット撮影モードを設定すると、制御部6は、プログラムメモリ8から読み出してワークメモリ10に展開したプログラムとの協働により、図2のフローチャートに示されるフォーカスブラケット撮影モードの処理を実行する。
図2において、フォーカスブラケット撮影モードが設定されると、制御部6は、撮像部4から順次撮り込まれワークメモリ10に順次蓄積された撮影画像データを表示部12にライブビュー表示する処理を開始する(ステップSA1)。
そして、制御部6は、シャッタキーへの操作を検出有無に従い、記録指示が検知されたか否かを判断する(ステップSA2)。この状態において、制御部6は、記録指示を検知しない場合(ステップSA2のNO)、ステップS1へと処理を戻し、ライブビュー表示を継続する。
一方、記録指示が検知されると(ステップSA2のYES)、フォーカスブラケット撮影処理を実行する。
このフォーカスブラケット撮影の概略を説明すると、制御部6は、先ずコントラストAFによる合焦処理を開始し、複数の合焦点に対応するレンズ位置(焦点距離情報)を取得する。そして、レンズ駆動部3に対してこれらのレンズ位置と無限遠のレンズ位置とに順次フォーカスレンズ2を移動させながら、そのレンズ位置で撮像部4にて生成された撮像信号をサンプリングし、ノイズを除去し、デジタル信号に変換する。更に、画像処理部9にて、デジタル信号に変換された撮像信号に対し、輝度信号処理等のデータ処理、及び圧縮符号化を順次行うことで、夫々のレンズ位置で撮像した画像データを複数生成する(ステップSA3)。
次いで制御部6は、複数の画像データのそれぞれについてヘッダデータを生成し、ヘッダデータ及び圧縮符号化された画像データからなる画像ファイルを生成し、画像ファイル格納部11に一旦記録させる(ステップSA4)。なお、このとき、格納されるヘッダデータには、上記の合焦処理において合焦した被写対象を含む画像領域とその時の焦点距離とが関連付けられたデータが含まれる。
図3、図4は、本実施形態における撮影状況を説明するための概念図である。図3は、デジタルカメラ1と各被写対象を上方から見た図である。図3に示されるように、本実施形態における撮影場所には、デジタルカメラ1と、被写対象である人物41と人物42と建物43とが存在する。これら各被写対象41〜43は、デジタルカメラ1に対して近い順に、人物41とは距離41a、人物42とは距離42a、建物43とは距離43aの間隔で配置されている。
フォーカスブラケット撮影においては、これらの距離41a〜43aに対応する焦点距離が合焦すべきレンズ位置として順次検出され、フォーカスレンズ2を移動させながら撮像画像に基づく画像データを記録する。また、このフォーカスブラケット撮影モードにおいては、上記被写対象への合焦の他、背景撮影用にレンズ位置を無限遠に移動させ、画像データを記録する。
図4には、デジタルカメラ1が撮像画角に収めることができる各被写対象の様子を示されている。各被写対象41〜43は、画角全体の高さ方向の長さをLとして、人物41は長さ41b、人物42は長さ42b、建物43は長さ43bで画角に収められている。なお、背景は距離∞である。
図5(a)〜(e)は、本実施形態による、上述したフォーカスブラケット撮影で、夫々のレンズ位置(焦点距離)で撮像された複数の画像データの一例を示す模式図である。図5(a)は、最もデジタルカメラ1に近い焦点距離F=aで撮影された画像データであり、人物41に合焦している。次に、図5(b)は、焦点距離F=bで撮影された画像データであり、人物42に合焦している。図5(c)は、焦点距離F=cで撮影された画像データであり、建物43に合焦している。図5(d)は、焦点距離F=∞で撮影された画像データであり、背景に合焦している。
図6は、本実施形態による、デジタルカメラでの再生出力モードでの動作を説明するためのフローチャートである。ユーザがキー入力部7に対する所定の操作により再生出力モードを設定すると、制御部6は、プログラムメモリ8から読み出してワークメモリ10に展開したプログラムとの協働により、図6のフローチャートに示される再生出力モードの処理を実行する。
図6において、再生出力モードが設定されると、制御部6は、フォーカスブラケット撮影モードにて撮影された複数の画像データを読み出す(ステップSB1)。次に、各画像データを解析し、合焦している画像領域を決定し(ステップSB2)、焦点距離が無限遠として記録された画像領域があるか否かを判断する(ステップSB3)。そして、焦点距離が無限遠として記録された画像領域がある場合には(ステップSB3のYES)、背景画像領域として設定する(ステップSB4)。一方、焦点距離が無限遠として記録された画像領域がない場合には(ステップSB3のNO)、背景画像領域は設定しない。いずれの場合も、次に、焦点距離に基づいて、画像領域に存在する被写体の実寸を算出する(ステップSB5)。
図7は、フォーカスブラケット撮影モードにて撮影された複数の画像データから切り出された、合焦している画像領域(被写体)を示す概念図である。図7に示すように、上記ステップSB5では、被写体の実寸が算出される。例えば、図7(a)に示す人物41は、1.5m、図7(b)に示す人物42は、1.7m、図7(c)に示す建物43は、5.0mとなる。なお、各被写体の焦点距離については、前述した図3〜図5を参照されたい。
次に、フォーカスレンズの移動範囲に基づいて、実寸を調整し(ステップSB6)、画像内の奥行き方向の距離を調整し、被写体を3次元空間内に仮想配置する(ステップSB7)。この時点で、表示部12には、3次元空間内に仮想配置された被写体(人物41、42、建物43、背景)は、一枚の2次元画像として合成されて表示されている。
ここで、図8は、本実施形態による、3次元空間内への仮想配置を説明するための概念図である。本実施形態では、縦方向をY軸、デジタルカメラ1からの距離をZ軸、画角横方向をX軸とする3次元空間を用意し、該3次元空間内に、上述した被写体である人物41、42、建物43を、それぞれの高さ、焦点距離a、b、cに応じて仮想配置する。より具体的には、焦点距離a、b、cから、この焦点距離a、b、cの各々で合焦された画像領域に存在する被写対象と当該デジタルカメラ1との距離を取得し、該取得した距離と該距離の取得に用いた焦点距離で合焦された画像領域の画像データに占める大きさとから、必要に応じて当該画像領域を拡大、または縮小する。
次に、表示部12にピントを合わせたい被写体を指示するようガイダンスを出力する(ステップSB8)。ここで、ユーザは、タッチパネル13を介して、ピントを合わせたい被写体を指示する。制御部6は、指示が検出されたか否かを判断しており(ステップSB9)、ユーザがピントを合わせたい被写体を指示したことを検出した場合には(ステップSB9のYES)、検出された被写体を基準に焦点距離のズレを算出する(ステップSB10)。一方、ユーザによる指示が検出されない場合には(ステップSB9のNO)、画像中央にある被写体を基準に焦点距離のズレを算出する(ステップSB11)。
いずれの場合も、焦点距離のズレに応じて、他の画像領域を錯乱円状に加工し(ステップSB12)、表示部12に出力する(ステップSB13)。この結果、ユーザがピントを合わせたい被写体を指示すると、その被写体のみにピントが合い、他の画像領域がぼやけたような表示となる。ユーザが指示しない場合には、画像中央の被写体のみにピントが合い、他の画像領域がぼやけたような表示となる。
次に、ユーザによる被写体切り替えが検出されたか否かを判断し(ステップSB14)、ユーザが別の被写体を指示した場合には(ステップSB14のYES)、ステップSB10に戻り、新たに指示された被写体に対して、ステップSB10〜SB13を繰り返し実行する。すなわち、新たに指示された被写体のみにピントが合い、他の画像領域がぼやけたような表示となる。
図9(a)〜(d)は、本実施形態による、表示部12での表示例を示す模式図である。人物41が指示された場合には、図9(a)に示すように、人物41にピントが合い、他の画像がぼやけたような表示となる。人物42が指示された場合には、図9(b)に示すように、人物42にピントが合い、他の画像がぼやけたような表示となる。建物43が指示された場合には、図9(c)に示すように、建物43にピントが合い、他の画像がぼやけたような表示となる。そして、背景が指示された場合には、図9(d)に示すように、背景にピントが合い、他の画像がぼやけたような表示となる。
一方、ユーザが別の被写体を指示しない場合には(ステップSB14のNO)、再生出力モードの終了(操作)が検出されたか否かを判断し(ステップSB15)、再生出力モードの終了(操作)が検出されない場合には(ステップSB15のNO)、ステップSB13に戻り、画像の出力、被写体の切り替え検出を継続する。一方、再生出力モードの終了(操作)が検出された場合には、当該処理を終了する。
上述した本実施形態によれば、異なる焦点距離で合焦する被写対象が複数あった場合であっても、特定の被写対象にピントを合わせながら複数の画像を撮影し、再生時に、複数の画像から合焦する被写対象を特定し、該被写対象の焦点距離、大きさ(高さ)に基づいて3次元空間内に仮想配置し、一枚の2次元画像として合成して表示し、ユーザがピントを合わせたい被写体を指示すると、その被写体のみにピントを合わせ、他の画像領域をぼかしたような合成画像を生成して表示するようにしたので、容易に立体感が得られるような合成出力を得ることができる。
特に、ユーザがピントを合わせたい被写体を指示した際、その被写体の焦点距離を基準に、他の画像領域を焦点距離の差に基づいて錯乱円状の加工を施して、それぞれの合成画像を生成して表示するようにしたので、また、被写対象までの距離とその大きさとに基づいて、拡大または縮小して、それぞれの合成画像を生成して表示するようにしたので、容易に立体感が得られるような合成出力を得ることができる。
最後に、本発明の上記実施形態及び各変形例は、何れも最良の実施形態としての単なる例に過ぎず、添付の特許請求の範囲を限定する趣旨のものでない。したがって、本発明の上記実施形態に対してなされ得る多種多様な変形はすべて本発明の範囲内に含まれるものであり、添付の特許請求の範囲に含まれるものと解さなければならない。
以上、この発明のいくつかの実施形態を説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、撮像手段と、フォーカスレンズと、このフォーカスレンズのレンズ位置を移動させる移動手段と、この撮像手段によって撮像された画像データから合焦すべき画像領域を複数検出する検出手段と、この検出手段によって検出された複数の画像領域の夫々に対し合焦させるため、前記移動手段が前記フォーカスレンズを移動させるべきレンズ位置を焦点距離として取得する焦点距離取得手段と、前記移動手段を制御して前記焦点距離取得手段によって取得された焦点距離に前記フォーカスレンズを順次移動させ、その時点で前記撮像手段が撮像した画像データを順次記録するよう制御する記録制御手段と、この記録制御手段によって記録された画像データに含まれる合焦された画像領域とその時の焦点距離とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記記録制御手段によって順次記録された画像データを一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段によって取得した画像領域に合焦されていた画像データを前記記憶手段から読み出してこの画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては前記記憶手段に記憶された各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置である。
請求項1に記載の発明は、撮像手段と、フォーカスレンズと、このフォーカスレンズのレンズ位置を移動させる移動手段と、この撮像手段によって撮像された画像データから合焦すべき画像領域を複数検出する検出手段と、この検出手段によって検出された複数の画像領域の夫々に対し合焦させるため、前記移動手段が前記フォーカスレンズを移動させるべきレンズ位置を焦点距離として取得する焦点距離取得手段と、前記移動手段を制御して前記焦点距離取得手段によって取得された焦点距離に前記フォーカスレンズを順次移動させ、その時点で前記撮像手段が撮像した画像データを順次記録するよう制御する記録制御手段と、この記録制御手段によって記録された画像データに含まれる合焦された画像領域とその時の焦点距離とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記記録制御手段によって順次記録された画像データを一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段によって取得した画像領域に合焦されていた画像データを前記記憶手段から読み出してこの画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては前記記憶手段に記憶された各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記出力制御手段は、前記その他の画像領域に対して、前記各焦点距離の差に基づく錯乱円状の加工を施した後、前記注目される画像領域と合成して出力するよう制御することを特徴とする撮像装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の撮像装置において、前記焦点距離から、この焦点距離で合焦された画像領域に存在する被写対象と当該撮像装置との距離情報を取得する距離情報取得手段を更に備え、前記出力制御手段は、更に、前記距離情報取得手段によって取得した距離情報とこの距離情報の取得に用いた焦点距離で合焦された画像領域の前記画像データに占める大きさとに基づいて、必要に応じて当該画像領域を拡大または縮小するよう制御することを特徴とする撮像装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置において、外部からの操作により前記画像データにおける任意の位置に対する指示を検出する指示検出手段を更に備え、前記出力制御手段は、前記指示検出手段によって検出された任意の位置を、注目すべき画像領域の位置として出力制御することを特徴とする撮像装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置において、表示手段を更に備え、前記出力制御手段は、前記表示手段に合成された画像を出力することを特徴とする撮像装置である。
請求項6に記載の発明は、1つの撮像画角に付き、焦点距離情報とその焦点距離で合焦された画像領域とが関連付けられた複数の画像データを取得する画像データ取得ステップと、この画像データ取得ステップにて取得された複数の画像データを、一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得ステップと、この情報取得ステップにて取得した画像領域に合焦されていた画像データから、この画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御ステップとを含むことを特徴とする画像合成方法である。
請求項7に記載の発明は、コンピュータを、1つの撮像画角に付き、焦点距離情報とその焦点距離で合焦された画像領域とが関連付けられた複数の画像データを取得する画像データ取得手段、この画像データ取得手段によって取得された複数の画像データを一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得手段、この情報取得手段によって取得した画像領域に合焦されていた画像データから、この画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
1 デジタルカメラ
2 レンズ
3 レンズ駆動部
4 撮像部
5 信号処理部
6 制御部
7 キー入力部
8 プログラムメモリ
9 画像処理部
10 ワークメモリ
11 画像ファイル格納部
12 表示部
13 タッチパネル
2 レンズ
3 レンズ駆動部
4 撮像部
5 信号処理部
6 制御部
7 キー入力部
8 プログラムメモリ
9 画像処理部
10 ワークメモリ
11 画像ファイル格納部
12 表示部
13 タッチパネル
Claims (7)
- 撮像手段と、
フォーカスレンズと、
このフォーカスレンズのレンズ位置を移動させる移動手段と、
この撮像手段によって撮像された画像データから合焦すべき画像領域を複数検出する検出手段と、
この検出手段によって検出された複数の画像領域の夫々に対し合焦させるため、前記移動手段が前記フォーカスレンズを移動させるべきレンズ位置を焦点距離として取得する焦点距離取得手段と、
前記移動手段を制御して前記焦点距離取得手段によって取得された焦点距離に前記フォーカスレンズを順次移動させ、その時点で前記撮像手段が撮像した画像データを順次記録するよう制御する記録制御手段と、
この記録制御手段によって記録された画像データに含まれる合焦された画像領域とその時の焦点距離とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記録制御手段によって順次記録された画像データを一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得手段と、
この情報取得手段によって取得した画像領域に合焦されていた画像データを前記記憶手段から読み出してこの画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては前記記憶手段に記憶された各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御手段と
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記出力制御手段は、
前記その他の画像領域に対して、前記各焦点距離の差に基づく錯乱円状の加工を施した後、前記注目される画像領域と合成して出力するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記焦点距離から、この焦点距離で合焦された画像領域に存在する被写対象と当該撮像装置との距離情報を取得する距離情報取得手段を更に備え、
前記出力制御手段は、
更に、前記距離情報取得手段によって取得した距離情報とこの距離情報の取得に用いた焦点距離で合焦された画像領域の前記画像データに占める大きさとに基づいて、必要に応じて当該画像領域を拡大または縮小するよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 外部からの操作により前記画像データにおける任意の位置に対する指示を検出する指示検出手段を更に備え、
前記出力制御手段は、
前記指示検出手段によって検出された任意の位置を、注目すべき画像領域の位置として出力制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。 - 表示手段を更に備え、
前記出力制御手段は、
前記表示手段に合成された画像を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。 - 1つの撮像画角に付き、焦点距離情報とその焦点距離で合焦された画像領域とが関連付けられた複数の画像データを取得する画像データ取得ステップと、
この画像データ取得ステップにて取得された複数の画像データを、一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得ステップと、
この情報取得ステップにて取得した画像領域に合焦されていた画像データから、この画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御ステップと
を含むことを特徴とする画像合成方法。 - コンピュータを、
1つの撮像画角に付き、焦点距離情報とその焦点距離で合焦された画像領域とが関連付けられた複数の画像データを取得する画像データ取得手段、
この画像データ取得手段によって取得された複数の画像データを一枚の画像として合成して再生出力させる際、この一枚の画像において注目される画像領域の情報を取得する情報取得手段、
この情報取得手段によって取得した画像領域に合焦されていた画像データから、この画像領域を抽出すると共に、その他の画像領域に対しては各焦点距離の差に基づいて加工して、これら画像領域を合成して再生出力するよう制御する出力制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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JP2011013710A JP2012156747A (ja) | 2011-01-26 | 2011-01-26 | 撮像装置、画像合成方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (5)
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