JP2012156626A - 管理装置、通信システム、通信方法、および通信プログラム - Google Patents

管理装置、通信システム、通信方法、および通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
仮想ネットワークを構築する際に、物理ネットワークリソースを有効活用すること。
【解決手段】
本発明による管理装置は、物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成手段と、前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は管理装置、通信システム、通信方法および通信プログラムに関し、特に物理ネットワーク上に仮想ネットワークを構築するものに関する。
ネットワークユーザの多様化にともない、それぞれのユーザ要求に応じた特性を有するネットワークの構築が望まれている。このような多様なネットワークを実現する技術として、物理的なネットワークを利用して複数の論理的なネットワークを構築する仮想ネットワーク技術がある。一般的に、仮想ネットワークは、実際の物理的なノード上に仮想的なノードを作成し、この仮想ノードを接続することで構成される。
図18に、一般的な仮想ネットワークシステムの構成例を示す。図18に示す仮想ネットワークシステムは、物理ネットワーク1101、仮想ネットワーク1102、仮想ネットワーク1103から構成される。
物理ネットワーク1101は、スイッチ機能を有する通信装置である物理ノードと、物理ノードを接続する物理リンクから構成される。仮想ネットワーク1102および仮想ネットワーク1103は、物理ネットワーク1101を利用して構成される仮想ネットワークである。仮想ネットワークでは、物理ネットワーク1101を構成する物理ノードから必要なノードを選択し仮想ノードとする。これら仮想ノードを接続して仮想ネットワークを構成する。物理ネットワーク1101のうち、どの物理ノードを選択するかはそれぞれの仮想ネットワークの要求に依存する。
図18では、仮想ネットワーク1102および仮想ネットワーク1103上の仮想ノードは、それぞれ点線で接続された物理ネットワーク1101上の物理ノードを利用して構成されている様子を示している。
図18では図示していないが、一般的に、物理ノードは、物理ネットワークを伝送するデータの転送先を制御するスイッチと、スイッチを制御するソフトウェアを動作させるためのCPU(Central Processing Unit)で構成される。
さらに、CPUでは、仮想化ソフトウェアが動作し、仮想マシンが構成される。さらに仮想マシン内では、各仮想ネットワークにおけるデータ転送処理を制御するためのソフトウェアが動作することで、仮想マシンが仮想ネットワークの仮想ノードとして動作する。
このような仮想ネットワークを設計する際に、どの物理ノードに仮想ノードを配置するか決める必要がある。配置の決定方法の一例として、特許文献1には、仮想ネットワークの要求者(ユーザ)自らが提供するサービスに都合が良いように、仮想ノードと物理ノードの対応を指定する方法が開示されている。より具体的には、管理サーバが仮想ネットワークに対する設定内容・設定期間等を含む設定要求を受信すると、物理ノードへの設定内容を生成し、物理ノードのリソースに空きがある場合には、設定予約を行う、というものである。
特開2010−141795号公報
しかしながら、特許文献1においては、仮想ネットワークの配置を仮想ネットワークの要求者が指定していた。そのため、特定の物理ノードへのリソース集中等、物理リソースの割当に偏りが起きてしまい、物理ネットワークのリソースを有効活用することができないという課題があった。
この課題について、図19から図22を参照して具体的に説明する。図19はある時点での物理ネットワークの状態を示している。図19の物理ネットワークは、物理ノードN1−N12と、物理ノード間を接続する物理リンクをネットワークのリソースとして構成される。ネットワークリソースとしては、ノードリソースとリンクリソースがある。ノードリソースとしては、例えば、ノード内で経路計算を処理するCPUの処理能力が挙げられる。リンクリソースとしては、例えば帯域が挙げられる。
ここで、図19の例では、図示していないが、いくつかの仮想ネットワークが既に存在し、物理ネットワークのリソースを既に使用しているとする。図19では、既存の仮想ネットワークが使用中のリソース量を物理ネットワークのリソース量から除いた残余リソース量を示している。物理ノードの右下の数値は、ノードリソースの残余リソース量を示している。例えば、物理ノードN1の残余リソースは30である。また、物理リンクに隣接する下線付きの数値は、物理リンクの残余リソース量を示している。例えば、物理ノードN1と物理ノードN2の間の物理リンクの残余リソースは50である。
図19の物理ネットワークに対して、ネットワークのユーザが、図20で示す仮想ネットワークVN1と仮想ネットワークVN2の新規作成を要求した場合を考える。
ネットワークユーザは、仮想ネットワークVN1の仮想ノードV1として物理ノードN1を、仮想ノードV2として物理ノードN8を、仮想ノードV3として物理ノードN10を、それぞれ要求している。従って、仮想ネットワークVN1を実現するためには、物理ノードN1、N8、N10に仮想ネットワークVN1用の仮想ノードを構築する必要がある。また、ユーザは、仮想リンクとして、物理ノードN1と物理ノードN8、物理ノードN8と物理ノードN10、物理ノードN1と物理ノードN10の間を接続する仮想リンクを要求している。さらに、ユーザは、仮想ノードのリソース量としてノードリソース量20を、仮想リンクのリソース量としてリンクリソース量10を要求している。
同様に、ネットワークユーザは、仮想ネットワークVN2の仮想ノードV1として物理ノードN1を、仮想ノードV2として物理ノードN3を、仮想ノードV3として物理ノードN10を、それぞれ要求している。また、ユーザは、仮想リンクとして、物理ノードN1と物理ノードN3、物理ノードN3と物理ノードN10、物理ノードN1と物理ノードN10の間を接続する仮想リンクを要求している。さらに、ユーザは、仮想ノードのリソース量としてノードリソース量20を、仮想リンクのリソース量としてリンクリソース量10を要求している。
まず、仮想ネットワークVN1を物理ネットワーク上に作成したとする。図21は、仮想ネットワークVN1を作成後の物理ネットワークのリソース状態を示している。仮想ノード(三角形で表示)は、指定された物理ノードN1、N8、N10上に作成されている。また、それぞれを接続するパスは仮想リンク(点線で表示)として作成されている。その結果、仮想ネットワークVN1で使用された物理ノードと物理リンクの残余リソース量が変化する。例えば、仮想ネットワークVN1の作成により、物理ノードN1の残余リソースは、30から10に減少している。また、物理リンクN1−N2の残余リソース量は50から40に減少している。
図21の状態から、仮想ネットワークVN2を作成する場合を考える。仮想ノードは、指定された物理ノードN1、N3、N10上に作成され、それぞれを接続するパスは仮想リンクとして作成される。
しかし、図22に示すように物理ノードN1および物理ノードN10において、要求されたノードリソースを確保することができない。具体的には、物理ノードN1の残余リソース10(図20)に対して、さらに20のリソースが要求されている。従って、仮想ノードV4(五角形で表示)を作成すると、物理ノードN1の残余リソースは、−10となってしまう。同様に、物理ノードN10の残余リソース量も、仮想ノードV6を作成すると、物理ノードN10の残余リソースは、−5となってしまう。よって、この物理ネットワーク上には仮想ネットワークVN2を作成することができない。
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能な、管理装置、通信システム、通信方法、および通信プログラムを提供することにある。
本発明の管理装置は、物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成手段と、前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の通信システムは、物理ネットワークと、前記物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成手段と、前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の通信方法は、物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成ステップと、前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の通信プログラムは、物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成処理と、前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択処理と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、仮想ネットワークを構築する際に、物理ネットワークリソースを有効活用することが可能となる。
実施形態1による管理装置の構成を示す図である。 実施形態1による動作を示すフローチャートである。 実施形態2による通信システムの構成を示す図である。 実施形態2による管理装置の構成を示す図である。 実施形態2によるエリア決定部の構成を示す図である。 実施形態2によるエリア算出部の構成を示す図である。 実施形態2によるエリア内リソース割当部の構成を示す図である。 実施形態2によるリソース算出部の構成を示す図である。 実施形態2による動作を示すフローチャートである。 実施形態2による動作を示すフローチャートである。 実施形態2による動作を示すフローチャートである。 実施形態2による動作の具体例を示す図である。 実施形態2による動作を示すフローチャートである。 実施形態2による動作の具体例を示す図である。 実施形態2で要求される仮想ネットワークの例を示した図である。 実施形態2による動作の具体例を示す図である。 実施形態2による動作の具体例を示す図である。 一般的な仮想ネットワークの構成を示す図である。 背景技術による仮想ネットワークの構成例を示す図である。 背景技術による仮想ネットワークの要求例を示す図である。 背景技術による動作の具体例を示す図である。 背景技術による動作の具体例を示す図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態1>
まず、本発明の実施形態1について説明する。
(構成)
図1は、実施形態1による管理装置1000の構成を示したブロック図である。図1によれば、管理装置1000は、エリア分割部1001と、エリア選択部1002とを含んで構成されている。
(動作)
図2は、実施形態1による動作の流れを示したフローチャートである。図2によれば、まず、エリア分割部1001により、物理ネットワーク(図1では非表示)をエリアに分割する(ステップS1001)。その後、エリア選択部1002は、分割したエリアの中から、仮想ノードを配置するエリアを選択する(ステップS1002)。
(効果)
本実施形態によれば、物理ネットワークをエリアに分割し、分割したエリアから仮想ノードを配置するエリアを選択している。物理ノード単位でなく、エリア単位で仮想ノードの配置を選択することにより、仮想ネットワークを構築する際に、特定の物理ノードにリソースが集中することを避けることが可能となる。従って、仮想ネットワークを構築する際に、物理ネットワークリソースを有効活用することが可能となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について説明する。
(構成)
図3は、実施形態2による通信システムの構成例を示したブロック図である。図3によれば、実施形態2による通信システムは、管理装置1と、物理ネットワーク2とを含んで構成されている。物理ネットワーク2は、物理ノードと、物理ノード間を接続する物理リンクとを含んで構成されている。なお、物理ネットワーク2の構成は、上述した図18の物理ネットワーク1101とほぼ同様のものであるため、詳細な説明は省略する。
図3の通信システムは、物理ネットワーク2に接続し、物理ネットワーク2から情報を取得し、仮想ネットワークの設定情報を通知できる状態で運用される。
また、物理ネットワーク2に関する情報をオフラインで仮想ネットワークシステムに通知し、また管理装置による仮想ネットワークの設定をオフラインで行うことも可能である。この場合、管理装置1は、物理ネットワーク2と直接接続していない場合でも運用可能である。
図4は、実施形態2による管理装置1の構成を示したブロック図である。図4によれば、管理装置1は、入力部10、出力部20、記憶部30、演算部40を含んで構成されている。以下、各々の構成要素について詳細に説明する。
入力部10は、ポリシー情報入力部11、エリア情報入力部12、仮想ネットワーク要求入力部13を有する。
ポリシー情報入力部11は、物理ネットワークを分割したエリアを作成する際に、どのようなポリシーで作成するかを入力する。入力するポリシーの例としては、リソース使用効率の向上を優先するポリシーや、障害の影響を受けにくくするポリシーが挙げられる。ポリシー情報入力部11では、複数の選択可能なポリシーを有するが、1回のエリア作成時に有効なポリシーとしては1つを受け付ける。
エリア情報入力部12は、作成するエリアに関する情報を入力する。入力する情報の例としては、物理ネットワーク全体の中で作成するエリア数や、1つのエリアに含まれる物理ノード数等が挙げられる。
仮想ネットワーク要求入力部13は、新たに作成する仮想ネットワークの要求情報を入力する。要求する仮想ネットワークの情報としては、仮想ノードを配置する物理ノード、どの仮想ノード間に仮想リンクを接続するかの仮想ノード間の接続関係、仮想ノードおよび仮想リンクに割り当てるリソース量等が挙げられる。
上述した通り、図20は仮想ネットワークの要求情報の一例を示している。図20については、既に説明したため、ここでの詳細な説明は省略する。なお、図20の例では、要求するノードリソース量とリンクリソース量は、すべてのノードおよびリンクにおいて同一の値であるとしているが、個々のノードおよびリンクが異なる値を要求しても良い。
出力部20は、エリア情報出力部21、仮想ネットワーク割当情報出力部22を有する。
エリア情報出力部21は、作成したエリア情報を出力する。出力されるエリア情報としては、物理ネットワークを分割した各エリアに含まれる物理ノードの組み合わせが挙げられる。例えば、エリアIDとエリアに含まれる物理ノードの組み合わせを対応付けて、文字を出力することができる。より具体的には、「エリアA1:物理ノードN1、物理ノードN2、物理ノードN3、物理ノードN4、物理ノードN5」のように出力する。また、他の出力方法としては、ネットワーク構成図をGUI(Graphic User Interface)で表示し、エリア分割も同様にGUIで表示する方法が挙げられる。
仮想ネットワーク割当情報出力部22は、仮想ネットワーク要求入力部13に入力された仮想ネットワーク要求に対して、エリア内リソース割当部60が割り当てた物理リソースを出力する。なお、エリア内リソース割当部60については、後述する。
仮想ネットワーク割当情報出力部22は、仮想ノードを配置する物理ノードと、仮想リンクが通る物理リンクの経路を出力する。例えば、仮想ノードを配置する物理ノードの組み合わせと仮想リンクが通る物理リンク経路を文字情報として表示することができる。また、他の出力方法としては、ネットワーク構成図をGUIで表示し、要求された仮想ネットワークの仮想ノードを配置する物理ノードの位置や仮想リンクが通る物理的な経路をGUI上に表示する方法が挙げられる。
記憶部30は、エリア情報記憶部31、仮想ネットワーク情報記憶部32、物理ネットワーク情報記憶部33から構成される。
エリア情報記憶部31は、エリア情報入力部12から入力されるエリア情報と、エリア決定部50で作成されるエリアと、エリアの構成要素である物理ノードと物理リンクの組み合わせを記憶する。なお、エリア決定部50については、後述する。
仮想ネットワーク情報記憶部32は、エリア内リソース割当部60で決定した仮想ネットワークに関する情報を記憶する。仮想ネットワークに関する情報としては、仮想ノードを配置する物理ノードの組み合わせや、仮想リンクを実現する物理リンクの組み合わせ等がある。
物理ネットワーク情報記憶部33は、物理ネットワークの構成要素である物理ノードと物理リンクの情報を記憶する。物理ノードの情報としては、例えば、物理ノードが有するCPUパワーを始めとする、物理ノードが処理可能な最大リソース量が挙げられる。物理リンクの情報としては、例えば、リンク帯域のように物理リンクが処理可能な最大リソース量が挙げられる。
演算部40は、エリア決定部50とエリア内リソース割当部60を有する。以下、エリア決定部50とエリア内リソース割当部60について、それぞれ図4、図5を用いて詳細に説明する。
まず、エリア決定部50について説明する。図5は、エリア決定部50の構成例を示したブロック図である。図5によれば、エリア決定部50は、エリア算出選択部51とエリア算出部52−1、エリア算出部52−2、エリア算出部52−Nを有する。以降、エリア算出部52−1〜Nのそれぞれを区別しない場合には、エリア算出部52と総称する。図5の例では、エリア算出部52は、エリア算出部52−1からエリア算出部52−NまでN個存在している。しかし、エリア算出部52は必ずしも複数である必要はなく、1個であっても良い。
エリア算出選択部51は、ポリシー情報入力部11から入力されたポリシーに従い、エリア決定の際に用いるアルゴリズムを有するエリア算出部52の中から、いずれかを選択する。
エリア算出選択部51は、あらかじめポリシーIDとエリア算出部52との組み合わせを保持している。この保持された情報を参照して、入力されたポリシーに対してエリア算出部52のうちいずれかを、エリア決定に用いる算出アルゴリズムとして選択する。
エリア算出部52は、物理ネットワークを分割するエリアを算出する。ここで、エリアとは、物理ネットワークの一部であり、仮想ネットワーク要求者が仮想ノードの位置を指定する単位となる範囲である。仮想ネットワーク要求者が仮想ノードの配置位置としてエリアを選択すると、仮想ノードを配置する物理ノードが選択したエリアに含まれる物理ノードから選択される。
次に、図6を参照してエリア算出部52の構成について説明する。図6は、エリア算出部52の構成例を示したブロック図である。図6によれば、エリア算出部52は、リソース負荷情報取得部53、近隣ノード選択部54、エリア内負荷平準化部55とから構成される。
リソース負荷情報取得部53は、物理ノードや物理リンクといった物理ネットワークのリソースの負荷情報を取得する。物理ノードの負荷情報としては、例えば、CPUの使用率、CPUの未使用率等が挙げられる。物理リンクの負荷情報としては、リンクの使用中の帯域、リンクの未使用の帯域等が挙げられる。
近隣ノード選択部54は、指定された物理ノードに隣接する物理ノードを探索する。
エリア内負荷平準化部55は、各エリア内のリソースの負荷合計が均一化されるように、エリアを構成する物理ノードを選択する。より具体的には、各エリアが含む物理ノードにかかる負荷が均一化されるようにエリアを選択する方法が考えられる。また、既に別の仮想ネットワークが構築されている場合には、既存の仮想ネットワークを構成する物理ノードの負荷が均一化されるようにエリアを選択する方法を取ることが可能である。ここで、物理ノードの選択には、上述のリソース負荷情報や近隣ノード情報を利用する。
続いて、エリア内リソース割当部60について説明する。図7は、エリア内リソース割当部60は、リソース算出選択部61とリソース算出部62−1、リソース算出部62−2、リソース算出部62−Nを有する。以降、リソース算出部62−1〜Nのそれぞれを区別しない場合には、リソース算出部62と総称する。図7の例では、リソース算出部62は、リソース算出部62−1からリソース算出部62−NまでN個存在している。しかし、リソース算出部62は必ずしも複数である必要はなく、1個であっても良い。
リソース算出選択部61は、ポリシー情報入力部11から入力されたポリシーに従い、仮想ノードを配置する物理ノードをエリア内から決定する際に用いるアルゴリズムを有するリソース算出部62の中から、いずれかを選択する。
リソース算出選択部61は、あらかじめポリシーIDとリソース算出部62との組み合わせを保持している。この保持された情報を参照して、入力されたポリシーに対してリソース算出部62のうちいずれかを選択する。
リソース算出部62は、指定されたエリア内の物理ノードの中から、仮想ノードを配置する物理ノードを算出する。リソース算出部62における物理ノードの選択方法としては、例えば、エリア内における物理リソースの負荷を分散させるようにリソースを割り当てる方法が挙げられる。また、耐障害性を高めるために、仮想ノード間を複数の物理リンクで接続する場合がある。そのような場合には、エリア内において重複したリソースの選択を避け、同時障害を避けるように物理リンクを選択する方法を採用することが考えられる。
次に、図8を参照してリソース算出部62の構成について説明する。図8は、リソース算出部62の構成例を示したブロック図である。図8によれば、リソース算出部62は、低負荷ノード選択部63と、リンク経路選択部64とから構成される。
低負荷ノード選択部63は、エリア内で負荷が低い物理ノードを選択する。
リンク経路選択部64は、データが伝送される仮想リンクの経路を検索する。経路を計算する方法としては、例えば、物理リンクごとにメトリックを付与し、このメトリックが最小となる経路を選択する方法が挙げられる。メトリックの例としては、伝送遅延量、余剰帯域の逆数等が挙げられる。
(動作)
次に、図9および図10を参照して実施形態2の全体的な動作の流れについて説明する。
図9は、物理ネットワークからエリアを決定するまでの手順を示したフローチャートである。
まず、ポリシー情報入力部11が、ポリシー情報を取得する(ステップS101)。ポリシーの例としては、物理ネットワークのリソースを有効活用するポリシーや、障害に対して耐性を高めるポリシー等が考えられる。入力されたポリシー情報は、エリア決定部50とエリア内リソース割当部60に転送される。
さらに、エリア情報入力部12が、エリア作成において必要なエリア情報を取得する。エリア情報の例としては、物理ネットワーク全体の中で作成するエリア数や、1つのエリアに含まれる物理ノード数等が挙げられる。入力されたエリア情報は、エリア決定部50に転送される。
続いて、エリア決定部50は、物理ネットワークからエリアとなる物理ノードの組み合わせを決める(ステップS102)。物理ノードの組み合わせは、エリアごとに複数考えられるため、ポリシー入力部11で入力されたポリシーに従って決定される。より具体的には、エリア算出部52が複数ある場合は、どれを用いてエリアを算出するかを決め、エリアを決定する。なお、エリア算出部52の動作については、後述する。
ステップS102でエリアが決定されると、エリア決定部50は、決定したエリアの情報を記憶部30および出力部20に転送する。記憶部30は、エリア情報を受信すると、エリア情報記憶部31に、受信したエリア情報を記憶する(ステップS103)。また、出力部20は、エリア情報を受信すると、エリア情報出力21から受信したエリア情報を出力する(ステップS104)。なお、これらのステップS103およびステップS104は、図9に示すものと実行順序が逆になっても良い。
続いて、図10を参照して、物理ネットワークを分割して作成したエリアに対して、要求された仮想ネットワークを作成する手順を説明する。
まず、仮想ネットワーク要求入力部13が、ユーザによる仮想ネットワークの要求を取得する(ステップS201)。仮想ネットワーク要求の例としては、図20に示したような情報がある。図20については既に説明した通りであるため、ここでの説明は省略する。続いて、仮想ネットワーク要求入力部13は、取得した仮想ネットワーク要求をエリア内リソース割当部60に転送する。
エリア内リソース割当部60は、記憶部30に記憶されたエリア情報および物理ネットワーク情報を参照して、仮想ノードを配置する位置をエリア内の物理ノードから選択する(ステップS202)。物理ノードの選択に際しては、リソース算出選択部61が、入力されたポリシーに対応するリソース算出部62を選択し、対応するアルゴリズムによって物理ノードの選択を行う。なお、リソース算出部62の動作については、後述する。
エリア内リソース割当部60は、作成したエリア内のリソース情報を記憶部30の仮想ネットワーク情報記憶部31に転送し、仮想ネットワーク情報記憶部31は受信したエリア内のリソース情報を記憶する(ステップS203)。
また、エリア内リソース割当部60は、エリア内のリソース情報を仮想ネットワーク割当情報出力部22に転送し、仮想ネットワーク割当情報出力部は、受信したエリア内のリソース情報を出力する(ステップS204)。以上のステップS203およびステップS204で転送されるエリア内のリソース情報とは、具体的には、仮想ノードを配置する物理ノードのリソース情報や、仮想リンクのデータが実際に伝送される物理リンク経路のリソース情報等である。
次に、図11を参照して、エリア算出部52の動作例について説明する。エリアの算出は作成するエリア数だけ実行される。算出されるエリア数は、入力情報として入力されても良い。また、1つのエリアを構成する物理ノード数を入力し、物理ネットワーク内の総物理ノード数を用いて、((物理ネットワーク内の総物理ノード数)/(エリアを構成する物理ノード数))という式でエリア数を算出することも考えられる。
上述のような方法で、エリア数が決まると、決まった数のエリア数分だけ、新規エリア作成処理として、エリアの算出ループが開始される(ステップS301)。
ループが開始されると、まず、エリア算出部52は、新規エリア作成処理として、どのエリアにも割り当てられていない物理ノードの中から、負荷が高いノード(例えば負荷最大の物理ノード)を選択し新規エリアを作成する(ステップS302)。
続いて、ステップS302で選択した高負荷ノードを含む新規エリアに隣接する(もしくは近隣にある)ノードのうち、負荷が低い物理ノード(例えば負荷最小の物理ノード)を選択し、新規エリアに追加する。さらに、新規エリア内の物理ノード数が、指定されたノード数に達するまで、新規エリアに隣接する物理ノードから、負荷が低い物理ノードを選択し、新規エリアに追加することを繰り返す(ステップS303)。
以上のステップS302およびステップS303を、作成するエリア数の分だけ実行する(ステップS304)。
最後に、作成したエリアの情報をエリア情報記憶部31へ記憶し、エリア情報出力部21において出力する(ステップS305)。
以上説明したエリア算出部52の動作について、図12の具体例を用いて説明する。図12は、12個の物理ノードで構成される物理ネットワークを、各エリアが4個ずつの物理ノードから構成される3個のエリアに分割する際の様子を示したものである。
図12において、物理ノードの中にある数字は物理ノードIDを示している。物理ノードの右下の数字は、各物理ノードが処理可能な残り処理量(残余リソース)を示しているものとする。すなわち、残余リソースが小さければ、現在の負荷が大きく、残余リソースが大きいほど、現在の負荷が小さいことになる。
まず、図12(1)は、物理ネットワーク内のすべての物理ノードが、いずれのエリアにも割り当てられていない状態を示している。図11のステップS302において、エリア算出部52は、すべての物理ノードから、負荷が最大のものを選択する。すなわち、すべての物理ノードから、残余リソースが最小の物理ノードを探すこととなり、図12の例では、物理ノードN1が選択され、新規エリアとなる。
図11のステップS303において、近隣ノード選択部54は、新規エリアに含まれる物理ノードN1の近隣ノードのうち、低負荷のノードを選択する。つまり、物理ノードN1に隣接する物理ノードN2、N5のうち残余リソースが大きいものを選択するので、物理ノードN5を選択し、新規エリアに追加する。この時点で、新規エリアに選択済みの物理ノードは物理ノードN1、N5であり、これらに隣接する物理ノードはN2、N6、N9である。近隣ノード選択部54は、この中から、残余リソースが大きい物理ノードN6を選択し、新規エリアに追加する。これにより新規エリアに選択済みの物理ノードは物理ノードN1、N5、N6であり、これらに隣接する物理ノードはN2、N7、N9、N10である。近隣ノード選択部54は、このうち残余リソースが大きい物理ノードN2を選択し、新規エリアに追加する。ここで、エリアを構成する物理ノード数である4個を選択したので、図12(2)に示される通り、新規に作成されたエリアAは物理ノードN1、N2、N5、N6から構成されることになる。
次に、2つ目のエリアであるエリアBを構成する物理ノードを選択する。エリアAの決定時と同様に、まず、ステップS302において、エリアに割り当てられていない物理ノードのうち負荷が最大の物理ノードである物理ノードN10が選択され、新規エリアとなる。続いて、ステップS303において、エリアAの場合と同様に、物理ノードN10に隣接する物理ノードのうち負荷が低い物理ノードを3個選択する。その結果、エリアBの構成要素として物理ノードN7、N9、N10、N11が選択され、新規エリアとなる。
最後に、物理ネットワーク内において未割当の物理ノードはN3、N4、N8、N12の4個であり、これらがエリアCの構成要素となる。
続いて、図11のフローチャートに従って作成したエリアを使用して、仮想ネットワークにリソースを割り当てる手順を説明する。
図13は、リソース算出部62の動作手順を示すフローチャートである。リソース算出部62は、要求された仮想ノードの個数だけ、ステップS402を繰り返す(ステップS401)。
ステップS401でループが開始されると、低負荷ノード選択部63は、選択されたエリア内の物理ノードから、負荷が低い物理ノードを選択する(ステップS402)。上述の通り、このステップS402は、指定された仮想ノード数分繰り返した段階で終了する(ステップS403)。
ステップS401からステップS403のループが終了すると、新たにステップS404からステップS406のループが開始される。このループも、ステップS401と同様、要求された仮想ノードの個数だけ繰り返される(ステップS404)。
ステップS404でループが開始されると、リンク経路選択部64は、仮想リンクの経路を探索する。リンク経路選択部64は、物理リンクごとに付与されるメトリックを用いて、メトリックが最小となる経路を選択する(ステップS405)。このステップS405は、すべての仮想リンクが決定されるまで繰り返し実行される(ステップS406)。
上述のリソース算出部62の動作例を、図14から図17に示す具体例を用いて説明する。
図14は、図12の具体例で示した、3つのエリアに分割された物理ネットワークを示している。ここで、2つの仮想ネットワークの要求があった場合を考える。要求される仮想ネットワークとしては、図15に示す仮想ネットワーク要求300を想定する。上述した図20の仮想ネットワーク要求200との違いは、仮想ノードを個別のノードでは指定するのではなく、エリア単位で指定していることである。例えば、仮想ネットワークVN1の仮想ノードV1はエリアA内に配置されることを指定している。
はじめに仮想ネットワークVN1に物理リソースを割り当てる手順を考える。仮想ノードの配置が要求されているエリアは、エリアA、B、Cである。各エリアにおいて図13のステップS402により、各エリア内において負荷が低い物理ノードを選択する。その結果、エリアAでは物理ノードN6、エリアBでは物理ノードN11、エリアCでは物理ノードN12がそれぞれ選択される。
続いて、仮想リンクの経路の選択をステップS405で行う。本具体例では、物理リンクの残余リソース量の逆数をメトリックとして、最小メトリック経路を探索する。その結果、図16に示すように、物理ノードN6と物理ノードN12間では物理リンクN6―N7−N8−N12という経路が選択される。同様に、物理ノードN11と物理ノードN12間の経路は、物理リンクN11−N12が選択される。また、物理ノードN6と物理ノードN11間の経路としては、物理リンクN6−N10−N11が選択される。
次に、仮想ネットワークVN2を作成する。仮想ネットワークVN1と同様に、ステップS402において、各エリア内での残余ノードリソースが最大の物理ノードを選択する。その結果、エリアAでは物理ノードN5、エリアBでは物理ノード7、エリアCでは物理ノード3が選択される。そしてステップS405において、仮想リンクに対応する物理リンクが図17に示すように選択される。
(効果)
以上説明したように、実施形態2によれば、物理ネットワークをエリアに分割し、分割したエリアから仮想ノードを配置するエリアを選択している。物理ノード単位でなく、エリア単位で仮想ノードの配置を選択することにより、仮想ネットワークを構築する際に、特定の物理ノードにリソースが集中することを避けることが可能となる。従って、仮想ネットワークを構築する際に、物理ネットワークリソースを有効活用することが可能となる。
また、各エリアに属する物理ノードにかかる負荷が均一となるように選択する方法や、仮想リンクの経路のメトリックが最小となるように経路を選択する方法を採用することにより、物理ネットワークリソースのさらなる均一化が可能である。
<その他の実施形態>
以下では、エリア算出部52によるエリア算出方法の別の実施形態について説明する。
上述したように、エリア算出部52には、複数のアルゴリズムを用意しておくことが可能である。これを利用して、仮想ネットワークの優先度に対応したエリア算出部をそれぞれ用意しておくことが可能である。
例えば、物理ノード5個のエリアを算出するエリア算出部、物理ノード10個のエリアを算出するエリア算出部、物理ノード20個のエリアを算出するエリア算出部のように異なるサイズのエリアを作成するエリア算出部を複数用意しておく。同時に、ポリシー情報として、仮想ネットワークの優先度をゴールド、シルバー、ブロンズのように決めておく。
これにより、例えば、入力されたポリシー情報が優先度の高いゴールドの場合には、物理ノード5個で算出したエリアで仮想ノード位置を指定することでより物理的に限定された地域に仮想ノードを作成することができる。
一方、優先度が低いブロンズを選択した場合には、物理ノード数20個で構成されたエリアで仮想ノードを指定することでインフラ事業者が配置可能な選択肢が増える。これにより、ブロンズの使用者には安い使用料の代わりに仮想ノード位置の指定範囲が広くなるような使用者の要望に応じた仮想ネットワークの提供が可能となる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また、上記の実施形態による管理装置は、その有する機能をハードウェアで実現することも可能であるし、コンピュータと、コンピュータ上で実行されるプログラムとで実現することも可能である。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られる。このようにコンピュータの動作を制御し、コンピュータを上述の各実施形態における処理割り当て装置として機能させ、前述した処理を行わせる。
さらに、上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成手段と、
前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
(付記2)
前記管理装置は、さらに、
前記選択したエリアから、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択する物理ノード選択手段を備えることを特徴とする付記1に記載の管理装置。
(付記3)
前記管理装置は、さらに、
前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクを決定する仮想リンク決定手段を備えることを特徴とする付記2に記載の管理装置。
(付記4)
前記エリア作成手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記エリアを作成することを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の管理装置。
(付記5)
前記物理ノード選択手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択し、
前記仮想リンク決定手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記2から4のいずれか1つに記載の管理装置。
(付記6)
前記エリア作成手段は、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記エリアを作成することを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の管理装置。
(付記7)
前記エリア作成手段は、
どのエリアにも割り当てられていない物理ノードから、負荷が最大の物理ノードを選択し新規エリアを作成する新規エリア作成手段と、
前記新規エリアに含まれる物理ノードに隣接する物理ノードのうち負荷が最小の物理ノードを選択して前記新規エリアに追加する物理ノード追加手段と、を備え、
前記物理ノード追加手段は、前記新規エリア内の物理ノード数が指定数に達するまで繰り返し行われ、
前記エリア選択手段は、前記仮想ノードの配置位置を前記エリア単位で指定する仮想ネットワーク要求が入力される入力手段を備え、
前記物理ノード選択手段は、前記仮想ネットワーク要求として指定されたエリア内の物理ノードのうち、負荷が最小の物理ノードを選択することを特徴とする付記2から6のいずれか1つに記載の管理装置。
(付記8)
前記物理ノード選択手段は、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択することを特徴とする付記2から7のいずれか1つに記載の管理装置。
(付記9)
前記仮想リンク決定手段は、前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクのメトリックの合計が最小となるように前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記3から8のいずれか1つに記載の管理装置。
(付記10)
物理ネットワークと、
前記物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成手段と、
前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記11)
前記通信システムは、さらに、
物理ネットワーク上に配置された物理ノードと、
前記選択したエリアから、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択する物理ノード選択手段を備えることを特徴とする付記10に記載の通信システム。
(付記12)
前記通信システムは、さらに、
前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクを決定する仮想リンク決定手段を備えることを特徴とする付記11に記載の通信システム。
(付記13)
前記エリア作成手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記エリアを作成することを特徴とする付記10から12のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記14)
前記物理ノード選択手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択し、
前記仮想リンク決定手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記11から13のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記15)
前記エリア作成手段は、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記エリアを作成することを特徴とする付記10から14のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記16)
前記エリア作成手段は、
どのエリアにも割り当てられていない物理ノードから、負荷が最大の物理ノードを選択し新規エリアを作成する新規エリア作成手段と、
前記新規エリアに含まれる物理ノードに隣接する物理ノードのうち負荷が最小の物理ノードを選択して前記新規エリアに追加する物理ノード追加手段と、を備え、
前記物理ノード追加手段は、前記新規エリア内の物理ノード数が指定数に達するまで繰り返し行われ、
前記エリア選択手段は、前記仮想ノードの配置位置を前記エリア単位で指定する仮想ネットワーク要求が入力される入力手段を備え、
前記物理ノード選択手段は、前記仮想ネットワーク要求として指定されたエリア内の物理ノードのうち、負荷が最小の物理ノードを選択することを特徴とする付記11から15のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記17)
前記物理ノード選択手段は、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択することを特徴とする付記11から16のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記18)
前記仮想リンク決定手段は、前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクのメトリックの合計が最小となるように前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記12から17のいずれか1つに記載の通信システム。
(付記19)
物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成ステップと、
前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択ステップと、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記20)
前記通信方法は、さらに、
前記選択したエリアから、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択する物理ノード選択ステップを含むことを特徴とする付記19に記載の通信方法。
(付記21)
前記通信方法は、さらに、
前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクを決定する仮想リンク決定ステップを含むことを特徴とする付記20に記載の通信方法。
(付記22)
前記エリア作成ステップは、ユーザが入力したポリシーに従って、前記エリアを作成することを特徴とする付記19から21のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記23)
前記物理ノード選択ステップは、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択し、
前記仮想リンク決定ステップは、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記20から22のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記24)
前記エリア作成ステップは、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記エリアを作成することを特徴とする付記19から23のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記25)
前記エリア作成ステップは、
どのエリアにも割り当てられていない物理ノードから、負荷が最大の物理ノードを選択し新規エリアを作成する新規エリア作成ステップと、
前記新規エリアに含まれる物理ノードに隣接する物理ノードのうち負荷が最小の物理ノードを選択して前記新規エリアに追加する物理ノード追加ステップと、を含み、
前記物理ノード追加ステップは、前記新規エリア内の物理ノード数が指定数に達するまで繰り返し行われ、
前記エリア選択ステップは、前記仮想ノードの配置位置を前記エリア単位で指定する仮想ネットワーク要求が入力される入力ステップを含み、
前記物理ノード選択ステップは、前記仮想ネットワーク要求として指定されたエリア内の物理ノードのうち、負荷が最小の物理ノードを選択することを特徴とする付記20から24のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記26)
前記物理ノード選択ステップは、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択することを特徴とする付記20から25のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記27)
前記仮想リンク決定ステップは、前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクのメトリックの合計が最小となるように前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記21から26のいずれか1つに記載の通信方法。
(付記28)
物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成処理と、
前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択処理と、
を含むことを特徴とする通信プログラム。
(付記29)
前記通信プログラムは、さらに、
前記選択したエリアから、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択する物理ノード選択処理を含むことを特徴とする付記28に記載の通信プログラム。
(付記30)
前記通信プログラムは、さらに、
前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクを決定する仮想リンク決定処理を含むことを特徴とする付記29に記載の通信プログラム。
(付記31)
前記エリア作成処理は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記エリアを作成することを特徴とする付記28から30のいずれか1つに記載の通信プログラム。
(付記32)
前記物理ノード選択処理は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択し、
前記仮想リンク決定処理は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記28から31のいずれか1つに記載の通信プログラム。
(付記33)
前記エリア作成処理は、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記エリアを作成することを特徴とする付記28から32のいずれか1つに記載の通信プログラム。
(付記34)
前記エリア作成処理は、
どのエリアにも割り当てられていない物理ノードから、負荷が最大の物理ノードを選択し新規エリアを作成する新規エリア作成処理と、
前記新規エリアに含まれる物理ノードに隣接する物理ノードのうち負荷が最小の物理ノードを選択して前記新規エリアに追加する物理ノード追加処理と、を含み、
前記物理ノード追加処理は、前記新規エリア内の物理ノード数が指定数に達するまで繰り返し行われ、
前記エリア選択処理は、前記仮想ノードの配置位置を前記エリア単位で指定する仮想ネットワーク要求が入力される入力処理を含み、
前記物理ノード選択処理は、前記仮想ネットワーク要求として指定されたエリア内の物理ノードのうち、負荷が最小の物理ノードを選択することを特徴とする付記29から33のいずれか1つに記載の通信プログラム。
(付記35)
前記物理ノード選択処理は、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択することを特徴とする付記29から34のいずれか1つに記載の通信プログラム。
(付記36)
前記仮想リンク決定処理は、前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクのメトリックの合計が最小となるように前記仮想リンクを決定することを特徴とする付記30から35のいずれか1つに記載の通信プログラム。
1、1000 管理装置
2、1101 物理ネットワーク
10 入力部
11 ポリシー情報入力部
12 エリア情報入力部
13 仮想ネットワーク要求入力部
20 出力部
21 エリア情報出力部
22 仮想ネットワーク割当情報出力部
30 記憶部
31 エリア情報記憶部
32 仮想ネットワーク情報記憶部
33 物理ネットワーク情報記憶部
40 演算部
50 エリア決定部
51 エリア算出選択部
52−1、52−2、52−N エリア算出部
53 リソース負荷情報取得部
54 近隣ノード選択部
55 エリア内負荷平準化部
60 エリア内リソース割当部
61 リソース算出選択部
62−1、62−2、62−N リソース算出部
63 低負荷ノード選択部
64 リンク経路選択部
200、300 仮想ネットワーク要求
1001 エリア分割部
1002 エリア選択部
1102、1103、VN1、VN2 仮想ネットワーク
N1、N2、N3、N4、N5、N6、N7、N8、N9、N10、N11、N12 物理ノード
V1、V2、V3、V4、V5、V6 仮想ノード

Claims (10)

  1. 物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成手段と、
    前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択手段と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記管理装置は、さらに、
    前記選択したエリアから、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択する物理ノード選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記管理装置は、さらに、
    前記仮想ノードを配置する前記物理ノード間を結ぶ仮想リンクを決定する仮想リンク決定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記エリア作成手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記エリアを作成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の管理装置。
  5. 前記物理ノード選択手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想ノードを配置する物理ノードを選択し、
    前記仮想リンク決定手段は、ユーザが入力したポリシーに従って、前記仮想リンクを決定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1つに記載の管理装置。
  6. 前記エリア作成手段は、前記分割したエリアに属する物理ノードの負荷が均一になるように前記エリアを作成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の管理装置。
  7. 前記エリア作成手段は、
    どのエリアにも割り当てられていない物理ノードから、負荷が最大の物理ノードを選択し新規エリアを作成する新規エリア作成手段と、
    前記新規エリアに含まれる物理ノードに隣接する物理ノードのうち負荷が最小の物理ノードを選択して前記新規エリアに追加する物理ノード追加手段と、を備え、
    前記物理ノード追加手段は、前記新規エリア内の物理ノード数が指定数に達するまで繰り返し行われ、
    前記エリア選択手段は、前記仮想ノードの配置位置を前記エリア単位で指定する仮想ネットワーク要求が入力される入力手段を備え、
    前記物理ノード選択手段は、前記仮想ネットワーク要求として指定されたエリア内の物理ノードのうち、負荷が最小の物理ノードを選択することを特徴とする請求項2から6のいずれか1つに記載の管理装置。
  8. 物理ネットワークと、
    前記物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成手段と、
    前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成ステップと、
    前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  10. 物理ネットワークを分割したエリアを作成するエリア作成処理と、
    前記分割したエリアのうち、仮想ノードを配置するエリアを選択するエリア選択処理と、
    を含むことを特徴とする通信プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015070439A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 富士通株式会社 設計支援装置、設計支援プログラムおよび設計支援方法
JP2016063544A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 富士通株式会社 ネットワークのプロビジョニングのための方法、システム及びメモリデバイス

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