JP2012155697A - 情報表示システム - Google Patents

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裕介 清水
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圭 中村
Akihito Ninomiya
明人 二宮
Yasuko Tabuchi
康子 田淵
Osamu Mizutani
道 水谷
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Abstract

【課題】入力装置が、薄く、かつ、入力に専用ペンを不要とし、かつ、ディスプレイにおける表示位置を容易に定めることができるようになっている情報表示システムを提供する。
【解決手段】情報を出力するパソコンPと、上記情報を入力して表示するディスプレイDと、四角枠状の光導波路Wを有し、その光導波路Wの枠内に入力した情報を上記パソコンPに出力して上記ディスプレイDに表示する入力装置Aとを備えている。上記光導波路Wは、その枠状において互いに対向する一方の部分に、光出射用の複数のコアが形成され、他方の部分に、光入射用の複数のコアが形成され、各コアの先端部が上記枠状の内側縁に位置決めされ、光出射用のコアの先端部と光入射用のコアの先端部とが対向している。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレゼンテーションや会議等の際に、資料等の情報を表示するのに用いられる情報表示システムに関するものである。
プレゼンテーションや会議等では、USBメモリ等の情報記憶媒体に予め記憶させておいた資料等の情報を、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)を利用して、液晶パネル等のディスプレイに表示し、その表示された資料等について説明等が行われる。その説明の際には、上記表示された資料等に、文字,図,印等の新たな情報を書き加えるために、入力装置としてポインティングデバイス(例えば、特許文献1参照)が利用されている。
上記ポインティングデバイスは、専用ペンと専用ボードとを備えており、その専用ボード上で専用ペンを移動させることにより、文字等の情報を入力するようになっている。すなわち、専用ボード上での専用ペンの先端の軌跡(文字等の入力情報)を、電磁誘導を利用して検知し、その軌跡を信号として上記パソコンに出力し、ディスプレイに表示することができるようになっている。
また、他の入力装置として、複数の発光素子および受光素子を備えた光学的位置検出装置(例えば、特許文献2参照)も利用可能である。このものは、四角枠状に形成され、その四角枠を構成する一対のL字状部分の一方に、発光素子を複数並設し、他方に、上記発光素子に対向する受光素子を複数並設したものとなっている。そして、その四角枠内でペンや指等を移動させることにより、文字等の情報を入力するようになっている。すなわち、上記四角枠内でペンや指等を移動させると、上記発光素子からの光が上記ペンや指等により遮光され、その遮光を、上記発光素子に対向する受光素子が感知することにより、上記ペンや指等の軌跡(文字等の入力情報)を検知するようになっている。そして、その軌跡を信号として上記パソコンに出力すると、ディスプレイに文字等として表示することも可能である。
このように、上記ポインティングデバイスや光学的位置検出装置等の入力装置は、文字,図,印等の詳細な入力が直感的にできる点に特徴がある。
特開2004−206613号公報 特許第3682109号公報
しかしながら、上記ポインティングデバイスは、専用ペンと専用ボードとが必要であるため、会議等で多人数が専用ボードを利用する場合は、1本の専用ペンを順番に回すか、または、専用ペンを多数準備する必要がある。また、ディスプレイに表示される資料等に文字等の新たな情報を書き加える場合、その書き加える位置が専用ボードのどの位置に相当するか明確ではないため、一度大まかな位置を見当をつけて専用ペンで専用ボード上に位置決めしてその位置をディスプレイに表示し、ディスプレイにおける目標位置とのずれを、入力者が感覚的に補正して再度位置決めする必要がある。
上記光学的位置検出装置は、入力に専用ペンを要しない。しかしながら、上記光学的位置検出装置は、複数の発光素子および受光素子を枠状に並設しているため、その枠体が厚くなっており(厚み約6mm以上)、枠内でペンや指等の入力体を移動させて入力する場合、上記枠体の厚みのため、その入力に用いる手が不自然に位置決めされ、入力し難くなっている。それに加えて、発光素子が厚いことから、発光素子からの光は、上記光学的位置検出装置の枠内の底面からある程度高い位置(4mm程度)を走行するため、ペンや指等で入力する場合、その入力位置が、枠内の底面ではなく、ある程度高い位置で検知される。しかも、入力する際のペンや指等は、通常、枠内の底面に直角ではなく、斜めになるため、検知される軌跡は、ペン先や指先等の軌跡(枠内の底面での軌跡)ではなく、その斜め上の軌跡となり、ディスプレイに表示される文字等が、入力者が意図した表示位置とずれる。これらのことから、入力する文字等をディスプレイに適正に表示するためには、その入力が不自然になる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、入力装置が、薄く、かつ、入力に専用ペンを不要とし、かつ、ディスプレイにおける表示位置を容易に定めることができるようになっている情報表示システムの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の情報表示システムは、情報を出力するパソコンと、上記情報を入力して表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示された情報に加える新たな情報を入力体の移動により入力し、その入力情報を上記パソコンに出力する入力装置とを備えた情報表示システムであって、上記入力装置が、下記(A)の枠状の光導波路を備え、その光導波路の枠内での上記入力体の軌跡を上記新たな情報とするという構成をとる。
(A)枠状に形成され、その枠状において互いに対向する一方の部分に、光出射用の複数のコアが形成され、他方の部分に、光入射用の複数のコアが形成され、各コアの先端部が上記枠状の内側縁に位置決めされ、光出射用のコアの先端部と光入射用のコアの先端部とが対向している光導波路。
本発明の情報表示システムは、入力装置における、入力体の軌跡の検知手段として、上記(A)の枠状の光導波路を備えている。そのため、入力に専用ペンは不要であり、入力体として、通常の筆記に用いるペンや人の指等の細長い物を用いることができる。また、光導波路は、薄く形成することができるため、その光導波路が入力の際の妨げにならず、入力体の移動に用いる手を自然な位置に位置決めすることができる。そのため、入力し易くなっている。そして、光導波路は、上記のように薄いことから、光出射用のコアの先端部から出射する光は、その枠内の底面から僅かに高い位置を走行するため、ペンや指等の入力体を斜めにした状態で入力しても、検知される軌跡は、ペン先や指先等の、入力体の先端の軌跡(枠内の底面での軌跡)と略同じであり、ディスプレイに表示される文字等が、入力者が意図した表示位置とずれない。すなわち、ディスプレイにおける表示位置を容易に定めることができる。
特に、光導波路の枠内に、ディスプレイに表示する情報と同じ情報を印刷した印刷物、または、その情報を表示する第2のディスプレイを設置している場合には、上記印刷物または第2のディスプレイの表示情報を目印として、光導波路の枠内に新たな情報を入力することができるため、その新たな情報を正確な位置に入力することができる。
また、光出射用のコアの先端部および光入射用のコアの先端部が、レンズ部に形成されている場合には、光出射用のコアのレンズ部からの出射光を、光の拡散を適正に抑制した状態で出射することができ、光入射用のコアのレンズ部では、上記出射光を、適正に収束させた状態で、コア内に導くことができる。その結果、光導波路の枠内での光伝送効率を向上させることができ、その枠内での入力体の軌跡を正確に検知することができる。
さらに、光出射用のコアの先端部および光入射用のコアの先端部を被覆した状態でオーバークラッド層の先端部が形成され、そのオーバークラッド層の先端部が、レンズ部に形成されている場合には、光出射側では、オーバークラッド層のレンズ部からの出射光を、光の拡散を適正に抑制した状態で出射することができ、光入射側では、上記出射光を、オーバークラッド層のレンズ部の広い領域で入射させ、その光を、さらに絞って集束した状態でコアの端面に入射させることができる。その結果、光導波路の枠内での光伝送効率を向上させることができ、その枠内での入力体の軌跡を正確に検知することができる。
本発明の情報表示システムの第1の実施の形態を模式的に示す説明図である。 (a)は、上記情報表示システムの入力装置を模式的に示す平面図であり、(b)は、(a)のX1−X1断面図であり、(c)は、(a)のX2−X2断面図である。 (a)〜(c)は、上記入力装置の作製方法の一例を模式的に示す説明図である。 (a)〜(c)は、上記図3に示す工程に続く入力装置の作製方法を模式的に示す説明図である。 (a)〜(b)は、上記図4に示す工程に続く入力装置の作製方法を模式的に示す説明図である。 (a)は、上記図5に示す工程に続く入力装置の作製方法を模式的に示す説明図であり、(b)は、(a)のX4−X4断面図である。 上記図6に示す工程に続く入力装置の作製方法を模式的に示す説明図である。 本発明の情報表示システムの第4の実施の形態を模式的に示す説明図である。 本発明の情報表示システムの第5の実施の形態の一例を模式的に示す説明図である。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1は、本発明の情報表示システムの第1の実施の形態を示している。この実施の形態の情報表示システムは、図1に示すように、情報を出力するパソコンPと、上記情報を入力して表示するディスプレイDと、四角枠状の光導波路Wを有し、その光導波路Wの枠内に入力した情報を上記パソコンPに出力する入力装置Aとを備えている。上記情報の伝達は、接続ケーブルにより行ってもよいし、無線により行ってもよい。この実施の形態では、パソコンPからディスプレイDへの情報伝達は、接続ケーブルEで行われ、入力装置AからパソコンPへの情報伝達は、無線Fで行われるようになっている。このように、上記入力装置Aとして、光導波路Wを入力情報検知手段に採用したものを用いることが、本発明の大きな特徴である。
その特徴的な入力装置Aについて詳しく説明する。
上記入力装置Aは、その平面図を図2(a)に示すように、各辺が同一太さの上記四角枠状の光導波路Wと、上記入力装置A自体を制御する制御手段Cとを備えており、一辺(図の下側の辺)が太く、他の3辺が同一太さの四角枠状に形成されている。この入力装置Aにおいて、四角枠状の中空枠の外側部分に、上記四角枠状の光導波路Wが配設され、上記太い一辺の外側端縁側に、上記制御手段Cが帯状に配設されている。また、上記入力装置Aのうち、上記光導波路Wが配置された部分の拡大断面図〔図2(a)のX1−X1断面図〕である図2(b)および上記制御手段Cが配置された部分の拡大断面図〔図2(a)のX2−X2断面図〕である図2(c)に示すように、この実施の形態では、上記光導波路Wおよび上記制御手段Cは、ステンレス等からなる四角枠状の保持板30上に固定されているとともに、それらの頂面がポリカーボネート等からなる保護板40で覆われている。上記保持板30は、入力装置Aの平面性を保持し易くするためのものであり、上記保護板40は、入力装置Aを保護するためのものである。
上記四角枠状の光導波路Wは、図2(a),(b)に示すように、つぎのような、アンダークラッド層1,コア2a,2b,オーバークラッド層3からなっている。すなわち、上記四角枠状の保持板30上に、四角枠状のアンダークラッド層1が形成されている。そして、そのアンダークラッド層1の四角枠を構成する一対のL字状部分の一方の表面に、光出射用のコア2aが複数に分岐された状態で形成され、他方の表面に、光入射用の複数のコア2bが並列状態で形成されている。各コア2a,2bの先端部は、上記四角枠状の内側縁に位置決めされ、光出射用のコア2aの先端部と光入射用のコア2bの先端部とが対向した状態に形成されている。さらに、上記光出射用のコア2aおよび光入射用のコア2bを被覆した状態で、上記アンダークラッド層1の表面に、オーバークラッド層3が四角枠状に形成されている。この実施の形態では、上記四角枠状の内側縁に位置決めされているコア2a,2bの先端部が、平面視形状が略1/2円弧状の曲面を有する凸状のレンズ部に形成され、そのレンズ部を被覆するオーバークラッド層3の先端部が、側断面形状が略1/4円弧状の曲面を有する凸状のレンズ部3aに形成されている。なお、図2(a)では、コア2a,2bを鎖線で示しており、鎖線の太さがコア2a,2bの太さを示している。また、図2(a),(b)では、コア2a,2bの数を略して図示している。
上記制御手段Cは、回路基板と、この回路基板に電気を供給する電池とを備えている。上記回路基板は、図2(a),(c)に示すように、上記光出射用のコア2aの端部に接続された発光素子5,上記光入射用のコア2bの端部に接続された受光素子6,上記入力装置Aを制御するIC,上記光導波路Wの枠内に入力した情報(ペンや指等の入力体の移動軌跡の情報)をパソコンPに出力する出力モジュール等がフレキシブルプリント基板7に搭載されたものとなっている。なお、図2(c)では、上記電池,IC,出力モジュール等をまとめて符号8を付した斜線部分で示している。
そして、上記入力装置Aにおいて、上記発光素子5からの光は、上記光出射用のコア2aを通り、その先端のレンズ部を経て、それを被覆するオーバークラッド層3のレンズ部3aの表面から出射される。これにより、その光は、上記四角枠状の光導波路Wの枠内において、格子状に走った状態となる。その格子状に走る光は、上記光出射用のコア2aの先端のレンズ部およびそれを被覆するオーバークラッド層3のレンズ部3aの屈折作用により、発散が抑制されている。そして、この状態で、上記入力装置Aをテーブル等の上に載置し、光導波路Wの枠内でペンや指等の入力体を移動させることにより、文字,図,印等の情報を入力することができる。すなわち、上記光導波路Wの枠内で上記入力体を移動させると、上記格子状に走る光は、上記入力体の先端(ペン先や指先等)により遮光され、その遮光が上記受光素子6により感知されることにより、上記入力体の先端の軌跡(文字等の入力情報)が検知される。そして、その軌跡が信号として上記パソコンPに出力され、ディスプレイDに表示されるようになっている。
このように、上記入力装置Aにおいて、入力体の軌跡の検知手段として、上記枠状の光導波路Wを用いると、入力に専用ペンは不要であり、多人数で利用しても、不都合な点はない。また、光導波路Wは、薄く形成することができ(厚くても1mm程度)、この実施の形態のように、光導波路Wの表裏面に保持板30および保護板40を設けても、総厚を3mm程度に形成できるため、その光導波路Wに保持板30および保護板40を合わせた四角枠状の部分が入力の際の妨げにならず、入力し易くなっている。そして、光導波路Wは、上記のように薄いことから、光出射用のコア2aの先端部から出射する光は、上記保持板30の厚みを考慮しても、その枠内の底面から僅かに高い位置(0.6mm程度)を走行するため、上記入力体を斜めにした状態で入力しても、検知される軌跡は、入力体の先端の軌跡(枠内の底面での軌跡)と略同じである。そのため、ディスプレイDに表示される文字等が、入力者が意図した表示位置とずれないことから、ディスプレイDにおける表示位置を容易に定めることができる。
つぎに、上記入力装置A以外の、上記情報表示システムの構成であるパソコンPおよびディスプレイDについて説明する。
上記パソコンPは、プレゼンテーションや会議等で説明に用いる資料等の情報を、ディスプレイDに出力するとともに、上記入力装置Aからの情報(入力装置Aで入力した文字等の情報)をディスプレイDに出力するものとなっている。これにより、上記ディスプレイDには、上記資料等の情報に、上記入力装置Aで入力した文字等の情報が重ね合わさった状態で表示される。また、入力装置Aで入力した文字等を、その入力した位置に対応するディスプレイDの位置に表示させるために、入力装置Aの四角枠状の光導波路Wの枠内の座標を、ディスプレイDの画面の座標に変換し、入力装置Aで入力した文字等をディスプレイDに表示するソフトウェア(プログラム)が、上記パソコンPに組み込まれている。なお、上記資料等の情報は、通常、上記パソコンP内のハードディスクや外部のUSBメモリ等の情報記憶媒体に予め記憶させておき、その情報記憶媒体から出力される。また、上記ディスプレイDに表示された、上記資料等の情報と上記入力装置Aで入力した文字等の情報とが重ね合わさった情報が、上記情報記憶媒体に記憶される。
上記ディスプレイDとしては、例えば、液晶パネル,有機エレクトロルミネッセンスパネル,プラズマパネル,プロジェクタ等が用いられる。
つぎに、上記入力装置Aの作製方法の一例について説明する。なお、この説明のうち、光導波路Wの作製方法の説明に引用する図3〜図4は、図2(a)のX3−X3断面に相当する部分を図示している。
まず、光導波路Wを形成するための四角枠状の基板10〔図3(a)参照〕を準備する。この基板10の形成材料としては、例えば、金属,樹脂,ガラス,石英,シリコン等があげられる。
ついで、図3(a)に示すように、上記四角枠状の基板10の表面に、それと同形状の四角枠状のアンダークラッド層1を形成する。このアンダークラッド層1は、感光性樹脂を形成材料として、フォトリソグラフィ法により形成することができる。アンダークラッド層1の厚みは、例えば、5〜50μmの範囲内に設定される。
つぎに、図3(b)に示すように、上記四角枠状のアンダークラッド層1の表面に、フォトリソグラフィ法により前記パターンの光出射用のコア2aおよび光入射用のコア2bを形成する。これらコア2a,2bの形成材料としては、上記アンダークラッド層1および下記オーバークラッド層3〔図4(b)参照〕の形成材料よりも屈折率が高い感光性樹脂が用いられる。
ここで、図3(c)に示すように、オーバークラッド層形成用の、透光性を有する四角枠状の成形型20を準備する。この成形型20には、オーバークラッド層3〔図4(b)参照〕の表面形状に対応する型面を有する凹部21が形成されている。そして、その凹部21を上にして、成形型20を成形ステージ(図示せず)の上に設置し、その凹部21に、オーバークラッド層3の形成材料である感光性樹脂3Aを充填する。
ついで、図4(a)に示すように、上記アンダークラッド層1の表面にパターン形成したコア2a,2bを、上記成形型20の凹部21に対して位置決めし、その状態で、上記アンダークラッド層1を上記成形型20に押圧し、上記オーバークラッド層3の形成材料である感光性樹脂3A内に、上記コア2a,2bを浸す。そして、この状態で、紫外線等の照射線を、上記成形型20を透して上記感光性樹脂3Aに照射し、その感光性樹脂3Aを露光する。これにより、上記感光性樹脂3Aが硬化し、四角枠状の内周縁部がレンズ部3aに形成された四角枠状のオーバークラッド層3が形成される。
つぎに、図4(b)〔図4(a)とは上下を逆に図示している〕に示すように、上記成形型20〔図4(a)参照〕から、上記オーバークラッド層3を、上記基板10,アンダークラッド層1およびコア2a,2bと共に脱型する。
そして、図4(c)に示すように、上記基板10〔図4(b)参照〕をアンダークラッド層1から剥離し、アンダークラッド層1,コア2a,2bおよびオーバークラッド層3からなる四角枠状の光導波路Wを得る。
つぎに、図5(a)に平面図で示すように、フレキシブルプリント基板7を準備し、それに、発光素子5,受光素子6,上記入力装置A(図1参照)を制御するIC(図示せず),上記光導波路W(図1参照)の枠内に入力した情報をパソコンP(図1参照)に出力する出力モジュール(図示せず)等を搭載し、回路基板を作製する。
ここで、図5(b)に平面図で示すように、前記四角枠状の保持板30を準備する。この保持板30は、四角枠状の一辺31が太く形成されている。この保持板30の形成材料としては、例えば、金属,樹脂,ガラス,石英,シリコン等があげられる。なかでも、平面性の保持に優れている点で、ステンレスが好ましい。保持板30の厚みは、例えば、0.5mm程度に設定される。
そして、図6(a)に平面図で示し,図6(b)に断面図〔図6(a)のX4−X4断面図〕で示すように、上記回路基板の上記発光素子5を光出射用のコア2aに接続し、上記受光素子6を光入射用のコア2bに接続する。この状態で、上記保持板30の表面に、上記光導波路Wを貼着するとともに、上記回路基板と、この回路基板の電源となる電池とを固定する。このとき、上記光導波路Wの貼着は、上記保持板30の表面のうち、上記太い一辺31の外側端縁側の帯状部分31a〔図5(b)参照〕を残して施され、上記回路基板および電池の固定は、上記帯状部分31aに施される。
その後、図7に断面図で示すように、上記オーバークラッド層3のレンズ部3aを除く頂面と、上記回路基板および電池の固定部分とを、保護板40で被覆する。この保護板40の形成材料としては、例えば、樹脂,金属,ガラス,石英,シリコン等があげられる。保護板40の厚みは、例えば、金属製であれば、0.5mm程度、樹脂製であれば、0.8mm程度に設定される。
このようにして、上記入力装置Aを作製することができる。この入力装置Aにおいて、上記光導波路Wの部分は、先に述べたように、その表裏面の上記保持板30と保護板40とを合わせても、総厚を3mm程度と、薄く形成することができる。上記回路基板と電池とが固定された部分は、その表裏面の上記保持板30と保護板40とを合わせても、総厚を6mm程度と、薄く形成することができる。
本発明の情報表示システムの第2の実施の形態を説明する。この実施の形態では、ディスプレイDに表示する資料等の情報と同じ情報を、予め、紙等に、光導波路Wの枠内の大きさに印刷しておき、その印刷物を入力装置Aの下に設置し、その印刷物の印刷部分を光導波路Wの枠内から露呈させている。そして、ディスプレイDに表示する資料等の情報を変えると、それに合わせて、入力装置Aの下に設置する印刷物も変えるようにする。それ以外の部分は、上記第1の実施の形態と同様である。
この第2の実施の形態では、光導波路Wの枠内の印刷部分を目印として、光導波路Wの枠内に新たな情報を入力することができるため、その新たな情報を正確な位置に入力することができる。また、光導波路Wの枠内への新たな情報の入力を、筆記用具で行うと、その新たな情報を上記印刷物に直接書き込むことができる。そして、その新たな情報が書き込まれた印刷物を保存する等して利用することができる。
本発明の情報表示システムの第3の実施の形態を説明する。この実施の形態では、(第1の)ディスプレイDに表示する資料等の情報と同じ情報を、光導波路Wの枠内の大きさに表示する第2のディスプレイを準備し、その第2のディスプレイを入力装置Aの下に設置し、その第2のディスプレイにおける表示部分を光導波路Wの枠内から露呈させている。上記第2のディスプレイには、パソコンPから出力された情報が入力され表示されるようになっている。すなわち、光導波路W(入力装置A)の枠内に入力した情報は、パソコンPを介して、第1のディスプレイDだけでなく、第2のディスプレイにも表示される。上記パソコンPからの情報の伝達は、接続ケーブルにより行ってもよいし、無線により行ってもよい。それ以外の部分は、上記第1の実施の形態と同様である。
この第3の実施の形態でも、光導波路Wの枠内の、第2のディスプレイの表示情報を目印として、光導波路Wの枠内に新たな情報を入力することができるため、その新たな情報を正確な位置に入力することができる。また、第1のディスプレイDに表示する情報と第2のディスプレイに表示する情報とは、どちらもパソコンPから出力されるため、第1のディスプレイDの表示情報を変えると、それに同調して、第2のディスプレイの表示情報も変わるため、新たな情報を入力する際に、瞬時に対応することができる。
上記第2のディスプレイとしては、例えば、液晶パネル,有機エレクトロルミネッセンスパネル,タブレット型パソコン等が用いられる。
図8は、本発明の情報表示システムの第4の実施の形態を示している。この実施の形態の情報表示システムは、上記第3の実施の形態において、入力装置Aと、その下に設置する上記第2のディスプレイBとを複数(図8では、各3個)用いるものである。すなわち、この実施の形態では、上記複数の入力装置Aのうち、1個の入力装置Aの枠内に入力した情報は、第1のディスプレイDおよび上記1個の入力装置Aの下の第2のディスプレイBだけでなく、パソコンPを介して、他の第2のディスプレイBにも表示されるようになっている。また、この実施の形態でも、情報の伝達は、接続ケーブルにより行ってもよいし、無線により行ってもよい。図8では、パソコンPから第1のディスプレイDへの情報伝達は、接続ケーブルEで行われ、入力装置AからパソコンPへの情報伝達、およびパソコンPから第2のディスプレイBへの情報伝達は、無線Fで行われるようになっている。それ以外の部分は、上記第3の実施の形態と同様である。
この第4の実施の形態では、どの入力装置Aから入力されたかがわかるよう、上記第1のディスプレイD等に表示される情報を、入力装置Aによって色分けしたり、記号やコメント等を追加表示したりしてもよい。また、複数の入力装置Aからの同時入力による混線を防止するために、発信者(入力者)を1人とする発信権(優先権)機能を追加してもよい。さらに、この第4の実施の形態の情報表示システムを、別の場所(会場等)にも設置し、複数の場所で同時に、プレゼンテーションや会議等を行ってもよい。この場合、ある一つの場所のパソコンPをホストパソコンPとし、別の場所のパソコンPを中継パソコンPとし、それぞれのパソコンPを通信可能に接続する。
本発明の情報表示システムの第5の実施の形態を説明する。この実施の形態では、上記第1〜4の各実施の形態において、入力装置Aにスイッチを設け、そのスイッチの切り換えにより、入力装置Aへの入力を有効にするか無効にするかを一時的に切り換えるようにしたものである。上記スイッチは、自動式でも手動式でもよい。それ以外の部分は、上記第1〜4の各実施の形態と同様である。
この第5の実施の形態では、情報表示システムを使用中に、例えば、入力装置Aを他者に手渡す際に、上記スイッチを切り換え、入力装置Aへの入力を無効とすることができる。これにより、上記手渡しの際に、人の指等が上記入力装置Aの枠内に掛かったとしても、その指等の感知は無視し、ディスプレイD等に表示しないようにすることができる。しかも、上記手渡しの際に、入力装置Aの電源を切る必要がないため、手渡し後の使用(リスタート)を速くすることができる(電源を切るとリスタートが遅くなる)。
上記スイッチは、入力装置Aの表面に設けてもよいし、裏面に設けてもよい。裏面に設ける場合は、上記スイッチとして、光学式スイッチまたは押しボタン式スイッチが用いられる。すわなち、上記光学式スイッチは、入力装置Aが、その下のテーブル(上記第1の実施の形態参照),印刷物(上記第2の実施の形態参照),第2のディスプレイB(上記第3,4の実施の形態参照)等に載置すると、それを自動的に感知し、入力装置Aへの入力を有効にするよう切り換えることができ、上記テーブル等から持ち上げられると、それを自動的に感知し、入力装置Aへの入力を無効にするよう切り換えることができる。また、上記押しボタン式スイッチは、図9に示すように、入力装置Aが上記テーブルT等に載置されると、入力装置Aの自重により、押しボタン式スイッチ50のボタン部51が入力装置Aの奥に(図では上に)に押されて引っ込み、入力装置Aへの入力を有効にするよう切り換えることができ、入力装置Aが上記テーブルT等から持ち上げられると、押しボタン式スイッチ50の内部から上記ボタン部51に加わっている付勢力により、上記ボタン部51が入力装置Aの底面から突出し、入力装置Aへの入力を無効にするよう切り換えることができる。
なお、上記各実施の形態では、入力装置Aの四角枠状の光導波路Wにおいて、枠内での光伝送効率を向上させるために、光出射用のコア2aの先端部および光入射用のコア2bの先端部をレンズ部に形成するとともに、それを被覆するオーバークラッド層3の先端部もレンズ部3aに形成したが、枠内での光伝送効率が充分であれば、上記レンズ部は、コア2a,2bまたはオーバークラッド層3の一方のみに形成してもよいし、両方とも形成しなくてもよい。また、上記レンズ部を形成しない場合、別体のレンズ体を準備し、光導波路Wの枠内に設置してもよい。
また、上記各実施の形態では、上記光導波路Wの平面性を保持するために、光導波路Wの裏面に保持板30を設け、さらに、光導波路Wを保護するために、光導波路Wの表面に保護板40を設けたが、上記平面性保持や保護が充分であれば、いずれか一方のみを設けてもよいし、両方とも設けなくてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、上記入力装置Aの制御手段Cの表裏面にも、保持板30および保護板40を設けたが、その入力装置AからパソコンPへの情報出力を無線Fで行う場合(前記出力モジュールが無線モジュールの場合)、上記保護板40がステンレス製であると、無線モジュールの電波に対してノイズが発生し、適正な情報出力ができなくなるおそれがあるため、上記保護板40は、ポリカーボネート製等の樹脂製であることが好ましい。
そして、上記各実施の形態において、入力装置A(光導波路W)の枠内にゴミ等があると、そのゴミ等もペン先や指先等と同様のものと感知するため、その状態でペン等による入力があると、2個所以上で感知されることとなる。このような場合、アラームを出すようにしてもよい。そのようにすると、上記枠内にゴミ等があることを、知ることができる。さらに、入力装置Aの使用環境が非常に明るい場合(屋外等)、ペン先等で遮光しても、外部から強い光が受光素子6に入射し、ペン先等(遮光部分)を感知できないため、そのように強い光を感知した場合は、アラームを出すようにしてもよい。
つぎに、実施例について説明する。但し、本発明は、実施例に限定されるわけではない。
〔アンダークラッド層の形成材料〕
成分A:脂環骨格を含むエポキシ樹脂(ダイセル化学工業社製、EHPE3150)75重量部。
成分B:エポキシ基含有アクリル系ポリマー(日油社製、マープルーフG−0150M)25重量部。
成分C:光酸発生剤(サンアプロ社製、CPI−200K)4重量部。
これら成分A〜Cを、紫外線吸収剤(チバジャパン社製、TINUVIN479)5重量部とともに、シクロヘキサノン(溶剤)に溶解することにより、アンダークラッド層の形成材料を調製した。
〔コアの形成材料〕
成分D:BisA骨格を含むエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン社製、157S70)85重量部。
成分E:BisA骨格を含むエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン社製、エピコート828)5重量部。
成分F:エポキシ基含有スチレン系ポリマー(日油社製、マープルーフG−0250SP)10重量部。
これら成分D〜Fと上記成分C4重量部とを、乳酸エチルに溶解することにより、コアの形成材料を調製した。
〔オーバークラッド層の形成材料〕
成分G:脂環骨格を有するエポキシ樹脂(アデカ社製、EP4080E)100重量部。
この成分Gと上記成分C2重量部とを混合することにより、オーバークラッド層の形成材料を調製した。
〔光導波路の作製〕
四角枠状のステンレス製基板(厚み50μm)の表面に、上記アンダークラッド層の形成材料を塗布した後、160℃×2分間の加熱処理を行い、感光性樹脂層を形成した。ついで、上記感光性樹脂層に対し、紫外線を照射して積算光量1000mJ/cm2 の露光を行い、厚み10μmの四角枠状のアンダークラッド層(波長830nmにおける屈折率1.510)を形成した。
ついで、上記四角枠状のアンダークラッド層の表面に、上記コアの形成材料を塗布した後、170℃×3分間の加熱処理を行い、感光性樹脂層を形成した。つぎに、フォトマスクを介して(ギャップ100μm)、紫外線を照射し、積算光量3000mJ/cm2 の露光を行った。つづいて、120℃×10分間の加熱処理を行った。その後、現像液(γ−ブチロラクトン)を用い現像することにより、未露光部分を溶解除去した後、120℃×5分間の乾燥処理を行い、幅30μm×高さ50μmのコア(波長830nmにおける屈折率1.570)をパターン形成した。
ここで、オーバークラッド層形成用の、透光性を有する四角枠状の成形型を準備した。この成形型には、オーバークラッド層の表面形状に対応する型面を有する凹部が形成されている。そして、その凹部を上にして、成形型を成形ステージの上に設置し、その凹部に、上記オーバークラッド層の形成材料を充填した。
ついで、上記アンダークラッド層の表面にパターン形成したコアを、上記成形型の凹部に対して位置決めし、その状態で、上記アンダークラッド層を上記成形型に押圧し、上記オーバークラッド層の形成材料内に、上記コアを浸した。そして、この状態で、紫外線を、上記成形型を透して上記オーバークラッド層の形成材料に照射して積算光量8000mJ/cm2 の露光を行い、四角枠状の内周縁部が凸状のレンズ部に形成された四角枠状のオーバークラッド層を形成した。その凸状のレンズ部は、側断面形状が略1/4円弧状のレンズ曲面(曲率半径1.4mm)を有するものであった。
つぎに、上記成形型から、上記オーバークラッド層を、上記基板,アンダークラッド層およびコアと共に脱型した。
そして、上記基板をアンダークラッド層から剥離し、アンダークラッド層,コアおよびオーバークラッド層からなる四角枠状の光導波路(総厚1mm)を得た。
〔入力装置の作製〕
つぎに、フレキシブルプリント基板を準備し、それに、発光素子(Optowell社製、SM85−2N001),受光素子(浜松ホトニクス社製、S−10226),CMOS駆動IC,水晶振動子,無線モジュール等を搭載し、回路基板を作製した。そして、この回路基板の上記発光素子を光出射用のコアに接続し、上記受光素子を光入射用のコアに接続した。また、上記回路基板に、電源となるコイン型リチウム電池(CR1216:厚み1.6mm、直径1.25mm、電圧3V)を2個接続した。この回路基板とコイン型リチウム電池とからなる制御手段の総厚は、3mmであった。
ここで、四角枠状のステンレス製保持板(厚み0.5mm)を準備した。この保持板の中空枠は、縦94.7mm×横125.7mmの四角形とした。また、上記四角枠状の一辺は、幅25mmと太く形成し、他の3辺は、幅7mmに形成した。そして、上記保持板の表面のうち、上記中空枠の外側部分に、上記四角枠状の光導波路を貼着するとともに、上記太い一辺の外側端縁側に、上記回路基板および電池を固定した。その後、上記オーバークラッド層のレンズ部を除く頂面と、上記回路基板および電池の固定部分とを、ポリカーボネート製保護板(厚み0.8mm)で被覆し、入力装置を得た。この入力装置において、光導波路部分は、その表裏面の上記保持板と保護板とを合わせて、総厚2.5mmであり、上記回路基板と電池とが固定された部分は、その表裏面の上記保持板と保護板とを合わせて、総厚6mmであった。
〔情報表示システムの作製〕
パソコンと液晶パネルとを準備し、それらを接続ケーブルで情報伝達可能に接続した。上記パソコンには、入力装置の四角枠状の光導波路の枠内の座標を、液晶パネルの画面の座標に変換し、入力装置で入力した文字等を液晶パネルに表示するソフトウェア(プログラム)が、組み込まれている。また、上記パソコンは、上記入力装置の無線モジュールからの電波(情報)を受信できるよう受信手段を備えており、上記パソコンと入力装置とを、無線で情報伝達可能に接続した。なお、上記入力装置は、上記ステンレス製保持板を下にして、平坦なテーブルの上に載置した。
〔実施例1〕
〔情報表示システムの作動確認〕
資料等の情報を記憶したUSBメモリを準備し、そのUSBメモリの記憶情報を、上記パソコンを利用して、上記液晶パネルに表示した。この状態で、上記入力装置の四角枠状の光導波路の枠内で、入力者が自分の指を移動させた。その結果、その移動軌跡が、上記液晶パネルに表示されている資料等の情報に重ね合わさった状態で、表示された。
〔実施例2〕
上記実施例1において、液晶パネルに表示する資料等の情報と同じ情報を、予め、紙に、光導波路の枠内の大きさに印刷し、その印刷物を入力装置の下に設置し、その印刷物の印刷部分を光導波路の枠内から露呈させた。この状態で、その光導波路の枠内で、筆記用のペンを移動させた。その結果、その移動軌跡が、上記液晶パネルに表示されている資料等の情報に重ね合わさった状態で、表示された。また、光導波路の枠内に設置した印刷物を目印にすることができたため、上記移動軌跡を、液晶パネルの正確な位置に表示させることができた。さらに、上記筆記用のペンを用いたため、上記印刷物に、上記移動軌跡を書き込むことができた。
〔実施例3〕
上記実施例1において、液晶パネルに表示する資料等の情報と同じ情報を、光導波路の枠内の大きさに表示する有機ELパネルを準備し、その有機ELパネルを入力装置の下に設置し、その有機ELパネルにおける表示部分を光導波路の枠内から露呈させた。この状態で、上記入力装置の四角枠状の光導波路の枠内で、入力者が自分の指を移動させた。その結果、その移動軌跡が、上記液晶パネルに表示されている資料等の情報に重ね合わさった状態で、表示された。また、光導波路の枠内に設置した有機ELパネルの表示情報を目印にすることができたため、上記移動軌跡を、液晶パネルの正確な位置に表示させることができた。さらに、液晶パネルの表示情報を変えると、それに同調して、有機ELパネルの表示情報も変わったため、新たな情報を入力する際に、瞬時に対応することができた。
本発明の情報表示システムは、プレゼンテーションや会議等において、ディスプレイに表示された資料等に、文字,図,印等の新たな情報を書き加えることに利用可能である。特に、多人数が上記新たな情報を書き加える場合に有用である。
A 入力装置
D ディスプレイ
P パソコン
W 光導波路

Claims (4)

  1. 情報を出力するパーソナルコンピュータと、上記情報を入力して表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示された情報に加える新たな情報を入力体の移動により入力し、その入力情報を上記パーソナルコンピュータに出力する入力装置とを備えた情報表示システムであって、上記入力装置が、下記(A)の枠状の光導波路を備え、その光導波路の枠内での上記入力体の軌跡を上記新たな情報とすることを特徴とする情報表示システム。
    (A)枠状に形成され、その枠状において互いに対向する一方の部分に、光出射用の複数のコアが形成され、他方の部分に、光入射用の複数のコアが形成され、各コアの先端部が上記枠状の内側縁に位置決めされ、光出射用のコアの先端部と光入射用のコアの先端部とが対向している光導波路。
  2. 光導波路の枠内に、ディスプレイに表示する情報と同じ情報を印刷した印刷物、または、その情報を表示する第2のディスプレイを設置している請求項1記載の情報表示システム。
  3. 光出射用のコアの先端部および光入射用のコアの先端部が、レンズ部に形成されている請求項1または2記載の情報表示システム。
  4. 光出射用のコアの先端部および光入射用のコアの先端部を被覆した状態でオーバークラッド層の先端部が形成され、そのオーバークラッド層の先端部が、レンズ部に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報表示システム。
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