JP2012151667A - 携帯機器及びマイクロコンピュータ - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的構造及び制御の点で規模とコストを抑えて立体表示を可能にする携帯機器を提供する。
【解決手段】操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データをカメラ部に取得させ、取得された前記複数の撮像データの焦点距離に応じて相違する合焦画像(FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4)とその焦点距離との相関に基づいて前記複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行って画像データを生成する。焦点距離を変えて撮像された複数の撮像データのそれぞれにおいてその焦点距離に応じて合焦画像が相違するから、焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行うことによって、3次元表示データを生成することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像データを立体的に表示する3次元表示機能を持つ携帯機器、更にはその制御を行うマイクロコンピュータに関し、例えば、デジタルカメラ、携帯電話、カメラ付き携帯機器などに適用して有効な技術に関する。
携帯電話などのカメラ付きの携帯機器においても撮像データを用いてその画像を立体的に表示する技術が提供されている。本明細書において画像の立体的表示を単に3D表示(3次元表示)とも記す。
特許文献1には、立体表示のために2個のカメラを用いる場合にはコストが上昇し且つ電力消費も増大するという点を解消するために、1個のカメラを用いて撮像した撮像データに視差情報を持たせて3D画像を生成することが記載される。視差情報の付加に関しては、撮像画像から人の目や鼻などの構成部品を抽出し、抽出した構成部品に応じた視差情報を自動的に又は人の入力操作によって付加するものとされる。従って、画像処理プログラムが顔や鼻などの所定の画像構成部品を認識してその部分を立体的に表示し、或いは、撮像画像のモニタ画面で人が指示した画像構成部品を立体的に表示することができる。
特許文献2には、一対の鏡などの受像部を対向配置し、受像部に映った画像を、首振り可能に設けた1個の撮像手段で撮影して、視差を持つ左側画像データと右側画像データを生成して3D表示を行う事が記載される。
特開平6−30446号公報 特開2004−40445号公報
特許文献1では画像処理プログラムが顔や鼻などの所定の画像構成部品を認識してその部分を立体的に表示するか否かを判別して処理したり、或いは、撮像画像のモニタ画面から立体表示位置を人がしなければならない。前者において、種々の画像構成部品を認識しなければならず、認識対象が増えるに従ってそのデータ処理が重くなり、処理プログラムも複雑になり、規模が大きくなり過ぎることが想定される。後者の場合には自動化できず、操作が煩雑になる虞がある。
特許文献2では一対に受像部の配置に合わせて撮像手段を首振り可能に配置すると共に位置決め制御を行わなければならず、撮像手段を2個必要としないが、機械的構造及び制御機構の点で構成が複雑になる。
本発明の目的は、機械的構造及び制御の点で規模とコストを抑えて立体表示を可能にする携帯機器、更にはその立体表示制御に好適なマイクロコンピュータを提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データをカメラ部に取得させ、取得された前記複数の撮像データの焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて前記複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行って画像データを生成する。
焦点距離を変えて撮像された複数の撮像データのそれぞれにおいてその焦点距離に応じて合焦画像が相違するから、焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行うことによって、3次元表示データを生成することが可能になる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、機械的構造及び制御の点で規模とコストを抑えて立体表示を可能にすることができる。
図1はカメラ部による撮像画像を立体表示するためのマイクロコンピュータによるデータ処理である3次元表示データ化処理の原理的な処理手順を示す説明図である。 図2は本発明の実施の形態1に係る携帯機器としての携帯電話の構成を例示するブロック図である。 図3はフォーカスレンズのAF制御を位相検出によるアクティブ方式で行うカメラ部の構成を例示するブロック図である。 図4はフォーカスレンズのAF制御を位相検出によるパッシブ方式で行う場合の構成を例示するブロック図である。 図5はマイクロコンピュータの具体例を示すブロック図である。 図6は背景画像に合焦点画像を合成したときの合成後の合焦画像と合成前の合焦画像との配置ずれ量を図1との対応で例示する説明図である。 図7は図1で説明した実距離や配置ずれ量を取得するためのルックアップテーブルを用いるシステム構成例を示すブロック図である。 図8はカメラ部による撮像画像に対する3次元表示データ化処理を更に具体的に例示する説明図である。 図9は処理Aの詳細な処理手順を例示するフローチャートである。 図10は処理Bの詳細な処理手順を例示するフローチャートである。 図11は処理Cの詳細な処理手順を例示するフローチャートである。 図12は実距離変換テーブルを例示する説明図である。 図13はワークテーブルの説明図である。 図14は3次元表示方式としてフレームシーケンシャル方式、レンチキュラー方式、及び2画面方式の概要を示す説明図である。 図15は2画面方式に対応する処理Dの詳細な処理手順を例示するフローチャートである。 図16はレンチキュラー方式に対応する処理Dの詳細な処理手順を例示するフローチャートである。 図17はAFポイントに対して近傍及び遠望の各焦点距離を複数とする実施の形態2の説明図である。 図18は高速で移動する物体を被写体とする施の形態3の説明図である。 図19は本発明思想は静止画だけでなく動画にも適用する実施の形態4の説明図である。 図20はAFポイントにおける距離の測定で測距領域を9分割して分割領域毎に行う分割AF制御機能を併用する実施の形態5の説明図である。 図21はAFポイントにおける距離の測定で測距領域を5分割して分割領域毎に行う分割AF制御機能を併用する実施の形態5の別の説明図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<焦点距離を変えた撮像データを焦点距離との相関で3次元表示データ化>
本発明の代表的な実施の形態に係る携帯機器(1)は、カメラ部(10)、操作部(13)、及びデータ処理部(5)を有する。前記データ処理部は、前記操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラ部に取得させ、取得された前記複数の撮像データの焦点距離に応じて相違する合焦画像(FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4)とその焦点距離との相関に基づいて前記複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行う。
焦点距離を変えて撮像された複数の撮像データのそれぞれにおいてその焦点距離に応じて合焦画像が相違するから、焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行うことによって、3次元表示データを生成することが可能になる。合焦画像は非合焦画像に対して画像境界の検出度合いが相違されるから、その検出度合に応じて画像の検出若しくは抽出が可能になり、検出対象とする画像の特徴や輪郭を予め登録してパターンマッチングのような手法で画像を認識する処理を採用することを要しないから、3次元化のデータ処理が簡単になり、データ容量やプログラム容量も小さくて済む。更に複数のカメラ部を用意することを要しないのはもとより、カメラ部の首振り位置決め機構のような複雑な機械構造や位置決め制御機構を全く必要としない。
〔2〕<焦点距離を変えた撮像データを焦点距離との相関で3Dデータ化>
本発明の別の実施の形態に係る携帯機器(1)は、カメラ部(10)と、操作部(13)と、前記操作部の操作に基づいて前記カメラ部を制御すると共に前記カメラ部による撮像データのデータ処理を行うデータ処理部(5)と、前記データ処理部で生成された画像データを用いて3次元表示を行う表示部(11)と、を有する。前記データ処理部は、前記操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラ部に取得させ、取得された複数の撮像データから、合焦画像(FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4)のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像(BCKG)のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像(RFRM,LFRM)のデータを生成する。
焦点距離を変えて撮像された複数の撮像データのそれぞれにおいてその焦点距離に応じて合焦画像が相違するから、焦点距離に応じて相違する合焦画像までの距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の合焦画像を背景画像に合成することにより、撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データから3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成することができる。合焦画像は非合焦画像に対して画像境界の検出度合いが相違されるから、その検出度合に応じて画像の検出若しくは抽出が可能になり、検出対象とする画像の特徴や輪郭を予め登録してパターンマッチングのような手法で画像を認識する処理を採用することを要しない。よって、3次元化のデータ処理が簡単になり、データ容量やプログラム容量も小さくて済む。更に複数のカメラ部を用意することを要しないのはもとより、カメラ部の首振り位置決め機構のような複雑な機械構造や位置決め制御機構を全く必要としない。
〔3〕<合焦、非合焦>
項2の携帯機器において、前記データ処理部は、エッジ検出及び色差検出を行って、検出度の高い境界を有する画像を合焦画像、検出度の低い境界を有する画像を非合焦画像とする。
容易に合焦画像と非合焦画像を区別して検出することができる。
〔4〕<指示焦点、その近傍及び遠望の撮像位置>
項2の携帯機器において、前記データ処理部は、操作部の操作によって指示された焦点距離を中心として、それよりも所定焦点距離分だけ近傍、及びそれよりも所定焦点距離分だけ遠望とする、それぞれ近傍、中心、遠望の各焦点距離で前記カメラ部に撮像を指示する。
撮像目的とする画像を中心に立体画像を生成することができる。
〔5〕<近傍・遠望の撮影頻度>
項4の携帯機器において、前記中心に対する近傍の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離であり、前記中心に対する遠望の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離である。
近傍及び遠望の焦点距離の種類を増やせば3次元化のデータ処理時間は増えるが立体画像の臨場感を高くすることができ、逆に、近傍及び遠望の焦点距離の種類を減らせば立体画像の臨場感は低くなるが3次元化のデータ処理時間を短縮することができる。
〔6〕<近傍、中間、遠望の撮像順>
項4の携帯機器において、前記データ処理部は、前記焦点距離を変えて撮像する複数の撮像データの撮像順序を、前記近傍、中心、遠望の順に制御する。
カメラ部が合焦する動作方向を一方向に制限でき、中心を基点に行う場合のように動作方向を往復方向にしなくてもよいから、焦点距離を変えて複数の撮像データを取得する動作の高速化と安定性を増すことができる。
〔7〕<移動量で参照される実距離のルックアップテーブル>
項2の携帯機器において、前記データ処理部は、カメラ部の合焦位置の焦点を移動したときの移動量と実距離との対応を格納する、移動量による実距離のルックアップテーブル(90)を有し、合焦位置を基点に焦点距離を変えて撮像したとき、前記基点の合焦位置に対する焦点の移動量に基づいて前記ルックアップテーブルから取得した実距離と、前記基点の合焦位置の焦点距離とに基づいて、前記焦点距離を変えて取得した複数の撮像データに関する前記基点以外の焦点距離を取得する。
複数の撮像データの焦点距離を容易に取得することが出来る。
〔8〕<焦点距離で参照される配置ずれ量のルックアップテーブル>
項7の携帯機器において、前記データ処理部は、前記焦点距離が反映される奥行きを決定するために前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置ずれ量を前記焦点距離と対応させて格納する、焦点距離による配置ずれ量のルックアップテーブル(91)を有し、前記焦点距離によりルックアップテーブルを参照して前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置を決定する。
焦点距離に応ずる配置ずれ量を容易に取得することができる。
〔9〕<複数画像データ間での同一合焦画像(高速移動体)の競合>
項2の携帯機器において、前記データ処理部は、複数の撮像データの間で合焦画像が競合するとき、競合する合焦画像のうちで焦点距離が最も短い撮像データの合焦画像を前記背景画像に合成する対象とする。
撮像データの焦点距離の変化方向に移動する物体は焦点距離を変えた複数の撮像データのそれぞれにおいて合焦画像になる可能性が高く、そのような状況で複数の撮像データの間で合焦画像が競合することになり、競合する合焦画像の内の一つを選んで背景画像に合成しなければならないが、そのとき、焦点距離が最も短い撮像データの合焦画像を選ぶことにより、移動する物体を正面側から張り出して目立つように立体表示することができる。
〔10〕<焦点距離を変えた撮像データを焦点距離との相関で3次元表示データ化>
本発明の更に別の実施の形態に係る携帯機器(1)は、カメラ部(10)と、操作部(13)と、前記操作部の操作に基づいて前記カメラ部を制御すると共に前記カメラ部による撮像データのデータ処理を行うデータ処理部(5)と、前記データ処理部で生成された画像データを用いて3次元表示を行う表示部(11)と、を有する。前記データ処理部は、前記操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラ部に取得させ、取得された複数の撮像データから、合焦画像(FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4)のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を当該合焦画像の3次元表示のための配置ずれ量に反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像(RFRM,LFRM)のデータを生成する。
項2と同様の作用により、3次元化のデータ処理が簡単になり、データ容量やプログラム容量も小さくて済み、更に複数のカメラ部を用意することを要しないのはもとより、カメラ部の首振り位置決め機構のような複雑な機械構造や位置決め制御機構を全く必要としない。
〔11〕<合焦、非合焦>
項10の携帯機器において、前記データ処理部は、エッジ検出及び色差検出を行って、検出度の高い境界を有する画像を合焦画像、検出度の低い境界を有する画像を非合焦画像とする。
容易に合焦画像と非合焦画像を区別して検出することができる。
〔12〕<指示焦点、その近傍及び遠望の撮像位置>
項10の携帯機器において、前記データ処理部は、操作部の操作によって指示された焦点距離を中心として、それよりも所定焦点距離分だけ近傍、及びそれよりも所定焦点距離分だけ遠望の、それぞれ近傍、中心、遠望の各焦点距離で前記カメラ部に撮像を指示する。
撮像目的とする画像を中心に立体画像を生成することができる。
〔13〕<近傍・遠望の撮影頻度>
項12の携帯機器において、前記中心に対する近傍の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離であり、前記中心に対する遠望の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離である。
近傍及び遠望の焦点距離の種類を増やせば3次元化のデータ処理時間は増えるが立体画像の臨場感を高くすることができ、逆に、近傍及び遠望の焦点距離の種類を減らせば立体画像の臨場感は低くなるが3次元化のデータ処理時間を短縮することができる。
〔14〕<近傍、中間、遠望の撮像順>
項12の携帯機器において、前記データ処理部は、前記焦点距離を変えて撮像する複数の撮像データの撮像順序を、前記近傍、中心、遠望の順に制御する。
カメラ部が合焦する動作方向を一方向に制限でき、中心を基点に行う場合のように動作方向を往復方向にしなくてもよいから、焦点距離を変えて複数の撮像データを取得する動作の高速化と安定性を増すことができる。
〔15〕<移動量で参照される実距離のルックアップテーブル>
項10の携帯機器において、前記データ処理部は、カメラ部の合焦位置の焦点を移動したときの移動量と実距離との対応を格納する、移動量による実距離のルックアップテーブル(90)を有し、合焦位置を基点に焦点距離を変えて撮像したとき、前記基点の合焦位置に対する焦点の移動量に基づいて前記ルックアップテーブルから取得した実距離と、前記基点の合焦位置の焦点距離とに基づいて、前記焦点距離を変えて取得した複数の撮像データに関する前記基点以外の焦点距離を取得する。
複数の撮像データの焦点距離を容易に取得することが出来る。
〔16〕<焦点距離で参照される配置ずれ量のルックアップテーブル>
項15の携帯機器において、前記データ処理部は、前記合焦画像の3次元表示のための配置ずれ量を決定するために前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置ずれ量を前記焦点距離と対応させて格納する、焦点距離による配置ずれ量のルックアップテーブル(91)を有し、前記焦点距離によりルックアップテーブルを参照して前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置を決定する。
焦点距離に応ずる配置ずれ量を容易に取得することができる。
〔17〕<複数画像データ間での同一合焦画像(高速移動体)の競合>
項10の携帯機器において、前記データ処理部は、複数の撮像データの間で合焦画像が競合するとき、競合する合焦画像のうちで焦点距離が最も短い撮像データの合焦画像を前記背景画像に合成する対象とする。
撮像データの焦点距離の変化方向に移動する物体は焦点距離を変えた複数の撮像データのそれぞれにおいて合焦画像になる可能性が高く、そのような状況で複数の撮像データの間で合焦画像が競合することになり、競合する合焦画像の内の一つを選んで背景画像に合成しなければならないが、そのとき、焦点距離が最も短い撮像データの合焦画像を選ぶことにより、移動する物体を正面側から張り出して目立つように立体表示することができる。
〔18〕<焦点距離を変えた撮像データを焦点距離との相関で3次元表示データ化>
本発明の更に別の実施の形態に係るマイクロコンピュータ(5)は、カメラ部への制御出力と撮像データの入力を行うカメラインタフェース(77、78)と、カメラ部に対する操作指示を入力する入力インタフェース(76)と、入力した前記操作指示に基づいて前記カメラ部への制御出力を生成すると共に前記カメラインタフェースから入力した撮像データのデータ処理を行うプログラム処理部(70,80,81,82,83)と、を有する。前記プログラム処理部は、前記入力インタフェースからの操作指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラインタフェースから取得し、取得した前記複数の撮像データの焦点距離に応じて相違する合焦画像(FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4)とその焦点距離との相関に基づいて前記複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行う。
焦点距離を変えて撮像された複数の撮像データのそれぞれにおいてその焦点距離に応じて合焦画像が相違するから、焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行うことによって、3次元表示データを生成することが可能になる。合焦画像は非合焦画像に対して画像境界の検出度合いが相違されるから、その検出度合に応じて画像の検出若しくは抽出が可能になり、検出対象とする画像の特徴や輪郭を予め登録してパターンマッチングのような手法で画像を認識する処理を採用することを要しないから、3次元化のデータ処理が簡単になり、データ容量やプログラム容量も小さくて済む。更にこのマイクロコンピュータを採用することにより、複数のカメラ部を用意することなく、カメラ部の首振り位置決め機構のような複雑な機械構造や位置決め制御機構を全く必要とせずに、撮像機能を備えた携帯機器を実現可能になる。
〔19〕<焦点距離を変えた撮像データを焦点距離との相関で3次元表示データ化>
本発明の更に別の実施の形態に係るマイクロコンピュータ(5)は、カメラ部への制御出力と撮像データの入力を行うカメラインタフェース(77,78)と、カメラ部に対する操作指示を入力する入力インタフェース(76)と、入力した前記操作指示に基づいて前記カメラ部への制御出力を生成すると共に前記カメラインタフェースから入力した撮像データのデータ処理を行うプログラム処理部(70,80,81,82,83)と、を有する。前記プログラム処理部は、前記入力インタフェースからの操作指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラインタフェースから取得し、取得した複数の撮像データから、合焦画像(FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4)のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成する。
焦点距離を変えて撮像された複数の撮像データのそれぞれにおいてその焦点距離に応じて合焦画像が相違するから、焦点距離に応じて相違する合焦画像までの距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の合焦画像を背景画像に合成することにより、撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データから3次元表示の右目用及び左目用の画像データを生成することができる。合焦画像は非合焦画像に対して画像境界の検出度合いが相違されるから、その検出度合に応じて画像の検出若しくは抽出が可能になり、検出対象とする画像の特徴や輪郭を予め登録してパターンマッチングのような手法で画像を認識する処理を採用することを要しない。よって、3次元化のデータ処理が簡単になり、データ容量やプログラム容量も小さくて済む。更にこのマイクロコンピュータを採用することにより、複数のカメラ部を用意することなく、カメラ部の首振り位置決め機構のような複雑な機械構造や位置決め制御機構を全く必要とせずに、撮像機能を備えた携帯機器を実現可能になる。
〔20〕<焦点距離を変えた撮像データを焦点距離との相関で3次元表示データ化>
本発明の更に別の実施の形態に係るマイクロコンピュータ(5)は、カメラ部への制御出力と撮像データの入力を行うカメラインタフェース(77,78)と、カメラ部に対する操作指示を入力する入力インタフェース(76)と、入力した前記操作指示に基づいて前記カメラ部への制御出力を生成すると共に前記カメラインタフェースから入力した撮像データのデータ処理を行プログラム処理部(70,80,81,82,83)と、を有する。前記プログラム処理部は、前記入力インタフェースからの操作指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラインタフェースから取得し、取得された複数の撮像データから、合焦画像(FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4)のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を当該合焦画像の3次元表示のための配置ずれ量に反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成する。
項19と同様の作用により、3次元化のデータ処理が簡単になり、データ容量やプログラム容量も小さくて済む。更にこのマイクロコンピュータを採用することにより、複数のカメラ部を用意することなく、カメラ部の首振り位置決め機構のような複雑な機械構造や位置決め制御機構を全く必要とせずに、撮像機能を備えた携帯機器を実現可能になる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
<実施の形態1>
図2には本発明の実施の形態1に係る携帯機器としての携帯電話の構成が例示される。携帯電話1はパワーマネージメントユニット(PMIC)2による電源管理のもとでバッテリ(BTRY)3の電圧を動作電源として動作する。携帯電話1は、移動体通信のための高周波部(RF)4を有し、高周波部4による送受信信号のベースバンド処理及びその他の機能ユニットの制御処理などを行うためのマイクロコンピュータ(MCU)5を備える。マイクロコンピュータ5は、特に制限されないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基板にCMOS集積回路製造技術により形成され、あるいは、ベースバンドプロセッサ部と、アプリケーションプロセッサ部に分けてマルチチップで構成される。
携帯電話1はその他の機能ユニットとして、例えばオートフォーカス(AF)機能を備えたカメラ部(CMR)10、液晶ディスプレイパネル(LCD)11、液晶ディスプレイパネル11のバックライトユニット(BLGHT)12、キーマトリクスまたはタッチパネルなどの入力操作ユニット(INPTOP)13、USBインタフェースコネクタ(USBIFC)14、赤外線通信ユニット(IrDA)15、SIMなどのセキュリティカードが挿入(接続)されるためのセキュリティーカードスロット(SIMC)16、メモリカードが挿入(接続)されるためのメモリカードスロット(MRYC)17、SDRAMやフラッシュメモリなどの外付けメモリデバイス(MRYD)18、スピーカやマイクロホンに接続されるオーディオコーデック(CODEC)19、ブルートゥース通信ユニット(BLUTH)20、無線LAN通信ユニット(WRLSLAN)21、全地球無線測位システム(GPS)22、近接非接触通信ユニット(NCNTCT)23、及び地上波テレビチューナ(DTV)24を有する。液晶ディスプレイパネル11はケーシング26の外側から視認可能に配置され、入力操作ユニット13は操作面がケーシング26から露出されている。
図3にはカメラ部10の構成が例示される。カメラ部10は駆動素子30の駆動力で焦点深度方向に往復動可能に支持されたフォーカスレンズ31を有し、フォーカスレンズ31の位置はエンコーダ32で検出される。フォーカスレンズ30のAF制御は例えばマイクロコンピュータ5が赤外線検出器40を用いてアクティブ方式で行う。赤外線検出器40は、LEDドライバ41で点燈駆動されるLED42からの光をフォーカスレンズ31を通して被写体43に照射する。そして、その反射光を受光レンズ44を通して受光素子45で受けて差動の光電変換信号を生成し、光電変換信号をセンスアンプ46,47で前置増幅させる。その後、これを差動増幅回路48で増幅した検出信号をサンプルホールド回路49に一時的に保持して、保持された検出信号をA/Dコンバータ50で順次ディジタル変換してマイクロコンピュータ5に与える。マイクロコンピュータ5はその検出信号に基づいて反射光の戻り時間に対応して被写体43までの距離を判別し、判別した距離にフォーカスレンズ31の焦点距離を合わせるように駆動素子30を駆動し、検出信号の強度に基づいてフォーカスレンズ31が合焦したか否かを確認する。マイクロコンピュータ5のAF制御において、フォーカスレンズ31が合焦したときの焦点距離は、前記赤外線検出器40を用いて計測した被写体43までの距離とみなすことができ、この焦点距離はマイクロコンピュータ5のワークメモリ若しくはメモリデバイス18等のメモリ領域に保持され、カメラ部10による撮像画像を立体表示するためのデータ処理(3次元表示データ化処理)などに用いられる。
図4にはフォーカスレンズ30のAF制御を位相検出によるパッシブ方式で行う場合の構成が例示される。図4では赤外線検出器40に代えて位相検出器40Aを用いる。位相検出器40Aはフォーカスレンズ31から入った光は撮像系とAF系に分けられ、AF系に分けられた光が位相検出器40Aに導かれる。位相検出器40Aは、入射した光をセパレータレンズ60で分けて2つの画像を撮像ラインセンサ61に結像させ、結像した2つの画像データをサンプルホールド回路62で保持する。さらに、位相検出器40Aは、保持したデータを順次オートゲインコントロール(AGC)アンプ63で増幅して再度サンプルホールド回路64でホールドし、ホールドされた検出信号をA/Dコンバータ65で順次ディジタル変換してマイクロコンピュータ5に与える。マイクロコンピュータ5はその検出信号に基づいて上記結像された2つの画像の間隔から合焦する焦点位置の方向と移動量を判別してAF制御を行う。マイクロコンピュータ5のAF制御において、フォーカスレンズ31が合焦したときの焦点距離は、前記赤外線検出器40Aを用いて計測した被写体43までの距離とみなすことができ、この焦点距離はマイクロコンピュータ5のワークメモリ若しくはメモリデバイス18に保持され、カメラ部10による撮像画像を立体表示するためのデータ処理(3次元表示データ化処理)などに用いられる。撮像ラインセンサ61はクロックジェネレータ67から出力されるクロック信号に同期して撮像素子制御装置68が生成する駆動信号により電荷転送による検出動作を行う。
図5にはマイクロコンピュータの具体例が示される。マイクロコンピュータ5は、プログラムを実行するCPU(中央処理装置)70と共に、CPU70と一緒にメインバス(MBUS)71を共有するバスステートコントローラ(BSC)72及び内部メモリ(MERAM)73を備える。BSC72には前記メモリデバイス18として例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)が接続され、CPU70のプログラムやCPU70のデータ処理に用いられるデータテーブルなどの記憶領域として用いられる。内部メモリ73はCPU70のワーク領域などに用いられる。
メインバス71はバスブリッジ回路(BRDG)74を介して周辺バス(PBUS)75に接続する。周辺バス75には、入力操作ユニット(INPTOP)13に接続される入出力ポート(PORT)76、カメラ部10に接続する入出力ポート(PORT)77、カメラ部10に接続するキャプチャ回路(CEU)78、液晶ディスプレイパネル11に接続してその表示制御を行う液晶表示制御回路(LCDC)79、補正回路(DISP)80、回転処理回路(2DR)81、ブレンド処理回路(BEU)82、及びリサイズ回路(VEU)83などが接続される。補正回路80、回転処理回路(2DR)81、ブレンド処理回路(BEU)82、及びリサイズ回路(VEU)83はCPU71の指示に基づいて画像データを処理するアクセラレータであり、補正回路80は画像強調処理などを行い、回転処理回路(2DR)81は画像データのDMA転送を用いて画像の回転処理を行い、ブレンド処理回路(BEU)82は複数の画像や色などの重ねあわせの処理を行い、リサイズ回路(VEU)83は画像サイズの拡大又は縮小を行う回路である。
カメラ部10に対するAF動作の指示、フォーカスロック指示及び撮像動作の指示は、入力操作ユニット13が備えるボタンなどの操作によって入出力ポート(PORT)76に与えられる。例えば入力操作ユニット13が備えるシャッターボタンBTNの押下によってAF動作の開始が指示され、中間部まで押し込んだ状態を維持することによってAF動作された焦点距離を維持するフォーカスロック状態が指示され、更に奥に押し込むことによって撮像が指示される。この入出力ポート76はカメラ部10に対する操作指示を入力する入力インタフェースの一例である。入出力ポート77に与えられたフォーカスロック指示及び撮像動作の指示などに応答してCPU70等がカメラ部10に与える撮像のためのAF動作などを制御する制御信号は入出力ポート(PORT)77からカメラ部10に出力される。これによってカメラ部10で撮像された撮像データはキャプチャ回路78がカメラ部10から取り込む。入出力ポート77及びキャプチャ回路(CEU)78は、カメラ部10への制御出力と撮像データの入力を行うカメラインタフェースの一例である。
図1にはカメラ部10による撮像画像を立体表示するためのマイクロコンピュータ5によるデータ処理である3次元表示データ化処理の原理的な処理手順が例示される。
SCNは撮像対象とされる実風景であり、例えば被写体SBJ_1乃至SBJ_5が存在する。この実風景SCNに対して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラ部で取得する。ここではAF動作で実風景SCNの被写体SBJ_2に合焦された焦点距離に対して、それぞれ所定の遠距離及び近距離で合焦する焦点距離で撮像する場合を一例とする。AF動作で合焦された焦点距離による中距離での撮像画像FRMmのデータ、前記中距離よりも遠い遠距離に合焦された撮像画像FRMfのデータ、及び前記中距離よりも近い近距離に合焦された撮像画像FRMnのデータを取得する。夫々の撮像画像において合焦された被写体以外は輪郭がぼける。したがって、カメラ部の10焦点距離を近傍、中間、遠望(または、遠望、中間、近傍、若しくはそれ以外の順)とずらしながら撮像することで、ピントが合う対象物と合わない対象物に分かれる。例えば、中距離撮像画像FRMmにおける合焦画像はFPCT_2、近距離撮像画像FRMnにおける合焦画像はFPCT_1、遠距離撮像画像FRMfにおける合焦画像はFPCT_4である。
3次元表示データ化処理では、取得された前記複数の撮像データの焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて前記複数の撮像データを3次元表示データ化する。
更に詳しくは、例えばエッジ検出及びコントラスト検出によって夫々の撮像画像から合焦画像FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4とそれらに対応する非合焦画像を抽出する。一の撮像画像において抽出された合焦画像は他の撮像画像において当該合焦画像に対応する非合焦画像となる。例えば、撮像画像FRMnにおいてFPCT_1が合焦画像であるとき、他の撮像画像FRMf、FRMmにおいて被写体SBJ_1の画像が当該合焦画像FPCT_1に対応する非合焦画像になる。抽出された全ての合焦画像FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4に対応する被写体SBJ_1,SBJ_2,SBJ_4以外の被写体SBJ_3,SBJ_5に対応する画像は背景画像に含まれる背景を構成する。合焦画像は中距離に焦点距離を有する画像FPCT_2、近距離に焦点距離を有する画像FPCT_1、及び遠距離に焦点距離を有する画像FPCT_4である。3次元表示データ化処理では、合焦画像、非合焦画像及び背景画像を区別し、中距離に焦点距離を有する画像FPCT_2を中心とし、それに対する遠近夫々の焦点距離における合焦画像FPCT_1,FPCT_4を、3次元表示の奥行きが反映された配置ずれ量をもって夫々前記背景画像に合成した右目用画像RFRM及び左目用画像LFRMのデータを生成する。右目用画像RFRMは合焦画像RPCT_1,RPCT_4を持ち、左目用画像LFRMは合焦画像LPCT_1,LPCT_4を持つ。右目用画像RFRM(左目用画像RFRM)において合成後の合焦画像RPCT_1,RPCT_4(LPCT_1,LPCT_4)と合成前の合焦画像FPCT_1,FPCT_4との配置ずれの状態を理解し易くするために、実際には合成後存在しない合成前の合焦画像FPCT_1,FPCT_4の位置も参考として図示してある。
図6には背景画像に合焦点画像を合成したときの合成後の合焦画像と合成前の合焦画像との配置ずれ量が図1との対応で例示される。
右目用画像RFRMにおいて近距離合焦画像FPCT_1と合成後の合焦画像RPCT_1との配置ずれ量はGPRnで示され、遠距離合焦画像FPCT_4と合成後の合焦画像RPCT_4との配置ずれ量はGPRfで示される。左目用画像LFRMにおいて近距離合焦画像FPCT_1と合成後の合焦画像LPCT_1との配置量はGPLnで示され、遠距離合焦画像FPCT_4と合成後の合焦画像LPCT_4との配置ずれ量はGPLfで示される。その配置ずれ量は画像の焦点距離によって相違される。例えば、被写体からカメラ部10までの距離に応ずる焦点距離が短いほど配置ずれ量が大きくなる。従って、配置ずれ量は、夫々の合焦画像FPCT_1,FPCT_2,FPCT_4が得られたときの焦点距離を把握して行われる。具体的には、AF制御によって中距離合焦画像FPCT_2の焦点距離を把握し、これを基準に所定距離だけ焦点距離を近くした近距離合焦画像FPCT_1、所定距離だけ焦点距離を遠くした遠距離合焦画像FPCT_4、及びAF制御で得れた焦点距離の中距離合焦画像FPCT_2を取得するものであり、近距離合焦画像の焦点距離は、カメラ部10の合焦位置の焦点を近方に移動したときの光学系の移動量(若しくは駆動量)から実際の焦点距離の変化分である実距離を演算し、演算された実距離に、中距離合焦画像の撮像のためのAF制御によって得られる焦点距離を加算することで取得する。遠距離合焦画像の焦点距離は、カメラ部10の合焦位置の焦点を遠くへ移動したときの光学系の移動量(若しくは駆動量)から実際の焦点距離の変化分である実距離を演算し、演算された実距離に、中距離合焦画像の撮像のためのAF制御によって得られる焦点距離を加算することで取得する。焦点距離に応じてどの程度の配置ずれ量を与えるかは、表示画像のサイズや必要な立体化の度合いを考慮して適宜の画像立体化アルゴリズムに従って決定すればよい。配置ずれ量は左目用画像と右目用画像との間で絶対値を等しく設定してもよいし、所要の表示特性を得るためにその絶対値を相違させてもよい。
図7には図1で説明した実距離や配置ずれ量を取得するのにルックアップテーブルを用いる例が示される。図7において90は、カメラ部10の光学系の移動量(若しくは駆動量)から実際の焦点距離の変化分である実距離を取得するための実距離変換テーブルであり、91は合焦画像の焦点距離から前記配置ずれ量を取得するための配置ずれ量変換テーブルである。
実距離変換テーブル90は、カメラ部10の合焦位置の焦点を移動したときの移動量と実距離との対応を格納する、移動量による実距離のルックアップテーブルを構成する。マイクロコンピュータ5は、中距離合焦画像の焦点位置を基点に焦点距離を変えて撮像したとき、前記基点の焦点位置に対する焦点の移動量に基づいて前記実距離変換テーブル90から取得した実距離と、前記中距離合焦画像の焦点距離とに基づいて、前記焦点距離を変えて取得した遠距離合焦画像及び近距離合焦画像の焦点距離を取得する。複数の撮像データにおける夫々の合焦画像の焦点距離を容易に取得することができ、CPU70の演算処理負担を軽減することができる。
配置ずれ量変換テーブル91は、合焦画像の配置ずれ量を焦点距離と対応させて格納するルックアップテーブルを構成する。マイクロコンピュータ5は、焦点距離により変換テーブル91から配置ずれ量を参照して、中距離合焦画像に対する前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置を決定する。配置ずれ量を容易に取得することができ、CPUの演算処理負担を軽減することができる。
図8にはカメラ部10による撮像画像に対する3次元表示データ化処理を更に具体的に例示する説明図である。マイクロコンピュータによる処理フローと対応する画像イメージが例示される。図1とは実風景は相違されるが、便宜上参照符号については図1と同じとして以下説明する。中距離撮像画像(焦点画像)FRMmに対してAF制御によって焦点距離を取得し、それに対して遠方に焦点距離を持つ遠距離撮像画像(遠方画像)FRMf、近方に焦点距離を持つ近距離撮像画像(近接画像)FRMn、及びAF制御で測距された中距離撮像画像(焦点画像)FRMmの3個の2次元撮像画像データを用いて3次元表示データ化処理を行う点は図1と同じである。近接画像における合焦画像を近接要素FPCT_1、焦点画像における合焦画像を焦点要素FPCT_2、遠方画像における合焦画像を遠方要素FPCT_4とも記す。近接要素FPCT_1、焦点要素FPCT_2、及び遠方要素FPCT_4に対応する画像を除外した背景の背景画像を背景要素BCKGと記す。
図8において3次元表示データ化処理は、シャッターボタンの押下に応答するAF制御などの画像取り込み前処理(処理A)、AF制御で確定された焦点距離とその前後の焦点距離で複数の撮像データを取得する画像取り込み処理(処理B)、取り込まれた複数の撮像データから合焦画像のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像(RFRM)及び左目用画像(LFRM)のデータを生成する、画像抽出及び合成処理(処理C)、及び画像表示処理(処理D)に大別される。
図9には処理Aの詳細な処理手順が例示される。シャッターボタンBTNを中間まで押下(中押し)されると(S1)、カメラ部10でAF制御が開始され(S2)、フォーカスエリアの被写体に対する距離を計測して光学系の焦点距離をその計測距離にあわせる処理が行われる(S4)。光学系の焦点距離が確定されるとカメラ部10でモニタ画像が撮像され(S5)、撮像されたモニタ画像のデータがキャプチャ回路78に入力され、入力されたモニタ画像データは補正回路80で必要な手振れ補正などが施され(S6)、ワークメモリ73に格納される(S7)。ワークメモリに格納されたモニタ画像のデータに対する表示処理が開始され(S8)、予め設定されている表示形態のオプション指定などに従って、ブレンド処理回路82による色変換及びブレンド処理(S9)、リサイズ回路83による画像のサイズ変更処理(S10)、回転処理回路81による画像の回転処理(S11)、ブレンド処理回路82による電池残量などの別の色変換及びブレンド処理(S12)、及び液晶表示成魚回路79による液晶ディスプレイ11の出力調整などが必要に応じて行われ、それらの処理が施された画像データが液晶ディスプレイ11に表示され(S14)、モニタ画像の表示処理が完了される(S15)。撮影者はその表示状態を確認し、不都合であればシャッターボタンBTNの中押し状態を開放することにより、ステップS1から処理をやり直すことができる。その表示状態でよければシャッターボタンBTNを奥まで押し込むことにより(S20)、次の処理Bが開始されて、そのモニタ画像の構図で撮像が行われる。
図10には処理Bの詳細な処理手順が例示される。シャッターボタンBTNが奥まで押し込まれると(S20)、被写体の移動を補正するために再度カメラ部10でAF制御が開始され(S21)、フォーカスエリアの被写体に対する距離を計測して光学系の焦点距離をその計測距離にあわせる処理が行われる(S22)。光学系の焦点距離が確定されると、光学系の焦点距離をその確定距離から近接距離に変更し(S23)、近接画像FRMnを撮像してそのデータをバッファメモリ73に格納する(S24)。ステップS24の処理は図9のステップS4乃至S6の処理に対応される。次に、光学系の焦点距離をAF制御による確定距離に変更し(S25)、焦点画像FRMmを撮像してそのデータをバッファメモリ73に格納する(S26)。ステップS26の処理は図9のステップS4乃至S6の処理に対応される。最後に、光学系の焦点距離を確定距離から遠方距離に変更し(S27)、遠方画像FRMfを撮像してそのデータをバッファメモリ73に格納する(S28)。これによりAF制御で測定された距離を中心にその前後と併せて、焦点距離を変えた近接画像FRMn、焦点画像FRMm、遠方画像FRMfの3枚の画像の撮像データをワークメモリ73に取得する。
特に、焦点距離を変えて撮像する複数の撮像データの撮像順序を、近接位置(近傍位置)、AF焦点位置(中心位置)、遠方位置(遠望位置)の順に制御するから、カメラ部10が合焦する動作方向を一方向に制限でき、AF焦点位置を基点に行う場合のように動作方向を往復方向にしなくてもよいから、焦点距離を変えて複数の撮像データを取得する動作の高速化と安定性を増すことができる。
図11には処理Cの詳細な処理手順が例示される。画像抽出処理を開始すると(S30)、先に取得されている遠方画像FRMf、近接画像FRMn、及び焦点画像FRMmの3個の2次元撮像画像データに一つを読み込み(S31)、読み込んだ画像データに対してエッジ検出を行うと共に(S32)、色検出並びにコントラストの検出を行って(S33)、検出したエッジや色に基づいて物体の画像が存在するか否かを判別する(S34)。例えば、エッジで囲まれた領域、色のコントラストの大きな色境界で囲まれた領域に物体の画像が存在すると判定する。物体の画像であると存在された領域に対してはそのデータの切り出しが行われる(S35)。物体の判別ではエッジやコントラストの検出強度を変えることによって合焦画像と非合焦画像を区別する。物体の画像として合焦画像と非合焦画像を切り出した後に残った背景のデータに対しては、切り出した部分を背景のデータを用いて補間処理を行う(S36)。ステップS31からS36までの処理を全ての撮像画像データに対して行う(S37)。抽出された画像データはワークテーブル92に蓄積される。
ワークテーブル92に蓄積された画像データの合焦画像である近接要素FPCT_1と遠方要素FPCT_4のデータに対しては実距離変換テーブル90を用いて焦点距離を演算する。更に、近接要素FPCT_1と遠方要素FPCT_4のそれぞれに対して、立体表示のための左目用画像における配置ずれ量とを右目用画像における配置ずれ量とを上記演算された焦点距離に基づいて配置ずれ量変換テーブル91から求める処理が行われる(S38)。
実距離変換テーブル90には、例えば図12に例示されるように、カメラ部10における光学系の遠方方向への単位移動量(単位駆動時間)に対応する焦点距離の遠方への変化量として0.025m/msecと、カメラ部10における光学系の近接方向への単位移動量(単位駆動時間)に対応する焦点距離の近接への変化量として0.031m/msecとのデータが格納されている。単位移動量は単位駆動時間に限定されない。
ワークテーブル92は、例えば図13に例示されるように、ステップS34で存在すると判別された合焦画像の物体、即ち画像要素毎に、焦点距離(単位m)、画像サイズ(X軸画素数、Y軸画素数)、及び撮像データのビットマップ上における合焦画像の配置アドレス(バッファメモリアドレス)を保有する。焦点距離に応じて配置ずれ量変換テーブル91から求めた配置ずれ量は、特に図示はしないがワークテーブル92の遠方要素用の記憶領域及び近接要素用の記憶領域に保持される。
図11のステップ39ではステップ38でワークテーブル92に格納されたデータを用いて、背景画像に、焦点要素FPCT_2を配置アドレスの位置にマッピングすると共に、近接要素FPCT_1及び遠方要素FPCT_4を夫々の配置アドレスに対して配置ずれ量分ずらした位置にマッピングして、左目用画像LFRMのデータと右目用画像RFRMのデータを生成する。左目用画像LFRMのデータと右目用画像RFRMのデータはワークメモリ73上の図示を省略するフレームバッファに格納される。これによって画像抽出処理が完了される(S40)。
前記処理Dの画像表示の詳細が画像の3次元表示方式に応じて相違される。3次元表示方式には図14に例示されるフレームシーケンシャル方式、レンチキュラー方式、及び2画面方式がある。フレームシーケンシャル方式は左目用画像と右眼用画像を交互に切り替え表示し、切り替えに同期する切り替え信号によってメガネの左目用シャッタと右眼用シャッタを画面表示に同期させてオン・オフ制御することによって、立体画像を認識可能にする。レンチキュラー方式は、シート状のレンチキュラーレンズを用いて、見る角度によって絵柄が変化したり、立体感が得られたりする方式である。レンチキュラー方式に用いるレンチキュラー画像は、2つ以上の画像を細長く短冊状に切り、切った画像をインターレース状に順番に並べて1枚の画像にされるものであり、画像の1つの細片ごとに1つの凸レンズが載るように対応されることが必要になる。
2画面方式は左目用画像と右目用画像を2個のディスプレイに並列に表示し、2画面が重なるように視認して立体感を得るようにするものである。
図15には2画面方式に対応する処理Dの詳細な処理手順が例示される。画像表示処理が指示されると(S50)、ワークメモリ73から前記左目用画像LFRMのデータと右目用画像RFRMのデータをリードして表示用の画像処理を行って(S51)、液晶ディスプレイ11への表示制御を行う(S52)。S51の表示用の画像処理では図9で説明したステップS9乃至S13に対応する処理が行われる。表示処理を完了することにより(S53)、一連の立体表示のための処理を完了する(S54)。
図16にはレンチキュラー方式に対応する処理Dの詳細な処理手順が例示される。画像表示処理が指示されると(S50)、ワークメモリ73の前記左目用画像LFRMのデータと右目用画像RFRMのデータをレンチキュラーレンジの幅に合わせて短冊状に細分化し(S60)、細分化した左右のデータを交互に合成して、レンチキュラー対応画像データを生成する(S61)。レンチキュラー対応画像データはワークメモリ73からリードされて表示用の画像処理が行われて(S62)、処理液晶ディスプレイ11に表示される(S52)。S62の表示用の画像処理では図9で説明したステップS10、S11,S13に対応する処理が行われる。表示処理を完了することにより(S53)、一連の立体表示のための処理を完了する(S54)。
以上説明した実施の形態1によれば、焦点距離を変えて撮像された複数の撮像データのそれぞれにおいてその焦点距離に応じて合焦画像が相違するから、焦点距離に応じて相違する合焦画像までの距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の合焦画像を背景画像に合成することにより、撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データから3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成することができる。合焦画像は非合焦画像に対して画像境界の検出度合いが相違されるから、その検出度合に応じて画像の検出若しくは抽出が可能になり、検出対象とする画像の特徴や輪郭を予め登録してパターンマッチングのような手法で画像を認識する処理を採用することを要しない。よって、3次元化のデータ処理が簡単になり、データ容量やプログラム容量も小さくて済む。更に複数のカメラ部を用意することを要しないのはもとより、カメラ部の首振り位置決め機構のような複雑な機械構造や位置決め制御機構を全く必要としない。
<実施の形態2>
実施の形態1では、3次元表示データ化処理対象の対象とする撮像データは焦点距離を図1で説明したように近距離、中距離、遠距離の3か所に変更したデータとした。すなわち、図17のAに示されるようにAF制御による焦点距離(AFポイント)を中心として、それよりも所定焦点距離分だけ近傍、及びそれよりも所定焦点距離分だけ遠望の、それぞれ近傍、中心、遠望の各焦点距離とした。実施の形態2は焦点距離を変更した撮像回数の点で実施の形態1と相違する。図17のB、Cに例示されるように、前記中心(AGFポイント)に対する近傍の所定焦点距離を複数の焦点距離とし、前記中心(AFポイント)に対する遠望の所定焦点距離を複数の焦点距離とする。その他の点については実施の形態1と同様であるからその詳細な説明は省略する。
近傍及び遠望の焦点距離の種類を増やせば3次元化のデータ処理時間は増えるが立体画像の臨場感を高くすることができ、逆に、近傍及び遠望の焦点距離の種類を減らせば立体画像の臨場感は低くなるが3次元化のデータ処理時間を短縮することができる。
<実施の形態3>
実施の形態3では特に高速で移動する物体を被写体とする場合について考慮したものである。ここで想定する高速とは、3次元化のデータ処理に必要な複数の撮像データを得るために焦点距離を変えるときの光学系による焦点距離の変更速度に匹敵する移動速度である。要するに、そのような被写体をその移動方向と同じ方向に焦点距離を延ばして撮像すると、どの撮像画面でも当該被写体は合焦画像になり、これに対処しようとするものである。そこで、複数画像データ間で同一合焦画像が競合するとき、その同一合焦画像を高速移動体として把握することによって対処しようとするものである。例えば図18のAに例示されるように移動物体MVOが焦点深度の前から奥方に高速移動する場合には、移動物体MVOの合焦画像とし、近傍、AFポイント、及び遠望のどれを採用してもよいが、立体視の観点に立つと、競合する合焦画像のうちで焦点距離が最も短い撮像データ、即ち近傍の合焦画像を前記背景画像に合成する対象とする。合焦画像が競合するか否かの判別は、各撮像画像データから抽出した画像形状の合同だけでなく相似についての判別も行えばよい。
図18のBに例示されるように、焦点深度方向に対して傾いて奥方向に高速移動する移動物体を一つの被写体とする場合にも、同一合焦画像が競合する場合にはAと同様に処理を行えばよい。
図18のCに例示されるように、高速移動物体MVOが横方向をよぎる場合には理論的に合焦画像の競合は生じないから、高速移動を考慮しなくてもよく、合焦した一つの画像を用いればよい。その他の場合も含めて、何らかの理由で合焦画像が競合した場合には最も焦点距離の短い画像データを採用して処理すれば足りる。
実施の形態3によれば、撮像データの焦点距離の変化方向に移動する物体は焦点距離を変えた複数の撮像データのそれぞれにおいて合焦画像になる可能性が高く、そのような状況で複数の撮像データの間で合焦画像が競合することになり、競合する合焦画像の内の一つを選んで背景画像に合成しなければならないが、そのとき、焦点距離が最も短い撮像データの合焦画像を選ぶことにより、移動する物体を正面側から張り出して目立つように立体表示することができる。
<実施の形態4>
本発明思想は静止画だけでなく動画にも適用することができる。動画は複数フレームの静止画によって構成されるから、各フレームをFAポイントの画像データと位置付けて適用すればよい。即ち、各フレームの前後に立体視のための近傍および遠望のフレームデータを取得して、上述の合焦画像の抽出と背景画像への合成の処理を行って、表示フレームのデータを生成すればよい。
例えば、図19のAのようにAFポイントのフレーム毎にその前後で近傍のフレームデータと遠望のフレームデータを取得することにより、フレーム単位で焦点距離を変えた複数の撮像データを取得すればよい。静止画の場合と同じシーケンスを繰り緒返せばよいから処理が単純で、処理野最適化も図り易い。
一方、動画の場合には前後のフレームで画像の相関が高いから、相関が高い範囲で、近傍(又は遠望)のフレームデータを隣のフレームの近傍(又は遠望)のフレームデータを流用するようにして、各フレームの前後に立体視のための近傍および遠望のフレームデータを取得してもよい。例えば、第1フレームに関しては近傍及びAFポイントの撮像データを取得し、第2フレームでは遠望及びAFポイントの撮像データを取得し、第3フレームでは近傍及びAFポイントの撮像データを取得する。この場合、第1フレームに対する立体視の表示フレームは、第1フレームに関する近傍及びAFポイントの撮像データと第2フレームに関する遠望の撮像データを用いて生成する。同様に、第2フレームに対する立体視の表示フレームは、第2フレームに関する遠望及びAFポイントの撮像データと第3フレームに関する近傍の撮像データを用いて生成する。図19のBの方法によればAに比べて撮像データの取得処理時間を短縮でき、且つ使用メモリ容量を減らすことができる。従って、高速処理と低消費電力に優れ、リアルタイム性と点で動画撮影に好適である。
その他の点は実施の形態1と同様に適用することができるからその詳細な説明は省略する。
<実施の形態5>
AFポイントにおける距離の測定は測距領域を分割して分割領域毎に行う分割AF制御機能を併用することも可能である。図20の例示されるように、撮像エリアに対して測距領域の全体を9分割し、測距できた被写体に対してそれによって得られる焦点距離を用いて配置ずれ量を演算するようにしてもよい。図21のように、撮像エリアに対して測距領域の中心部分を5分割し、測距できた被写体の合焦画像に対してそれによって得られる焦点距離を用いて配置ずれ量を演算し、測距できない被写体の合焦画像については実施の形態1で説明した手法によって配置ずれ量を演算すればよい。
その他の点については実施の形態1と同様であるからその詳細な説明は省略する。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、位相検知によるAF制御のほかにコントラストによるAF制御を採用してもよい。コントラストAFとは、撮像素子に映った映像をもとに、ピントレンズを動かしながら明暗差(コントラスト)が大きなところを探してピントを合わせる方式です。
マイコンとSDRAMは個別パッケージされた半導体装置に限定されず、POP((Package on Package)SiP(System in Package)として単一モジュール化されても用意し、SoC(System on a chip)として単一LSIかされてもよい。
本発明は携帯電話やスマートフォンに代表されるPDAだけでなく、ディジタルスチルカメラ、ビデオカメラなど、撮像機能を有する携帯機器に広く適用することができる。
1 携帯機器(携帯電話)
2 パワーマネージメントユニット(PMIC)
3 バッテリ(BTRY)
4 高周波部(RF)
5 マイクロコンピュータ(MCU)
10 カメラ部(CMR)
11 液晶ディスプレイパネル(LCD)
12 バックライトユニット(BLGHT)
13 入力操作ユニット(INPTOP)
14 USBインタフェースコネクタ(USBIFC)
15 赤外線通信ユニット(IrDA)
16 セキュリティーカードスロット(SIMC)
17 メモリカードスロット(MRYC)
18 外付けメモリデバイス(MRYD)
19 オーディオコーデック(CODEC)
20 ブルートゥース通信ユニット(BLUTH)
21 無線LAN通信ユニット(WRLSLAN)
22 全地球無線測位システム(GPS)
23 近接非接触通信ユニット(NCNTCT)
24 地上波テレビチューナ(DTV)
26 ケーシング
31 フォーカスレンズ
32 エンコーダ
40 赤外線検出器
41 LEDドライバ
43 被写体
44 受光レンズ
45 受光素子
46,47 センスアンプ
48 差動増幅回路
49 サンプルホールド回路
50 A/Dコンバータ
70 CPU(中央処理装置)
71 メインバス(MBUS)
72 バスステートコントローラ(BSC)
73 内部メモリ(MERAM)
74 バスブリッジ回路(BRDG)
75 周辺バス(PBUS)
76 入出力ポート(PORT)
77 入出力ポート(PORT)
78 キャプチャ回路(CEU)
79 液晶表示制御回路(LCDC)
80 補正回路(DISP)
81 回転処理回路(2DR)
82 ブレンド処理回路(BEU)
83 リサイズ回路(VEU)
SCN 実風景
SBJ_1乃至SBJ_5 被写体
FRMm 中距離での撮像画像
FRMf 遠距離での撮像画像
FRMn 近距離での撮像画像
FPCT_2 中距離撮像画像FRMmにおける合焦画像
FPCT_1 近距離撮像画像FRMnにおける合焦画像
FPCT_4 遠距離撮像画像FRMfにおける合焦画像
90 実距離変換テーブル
91 配置ずれ量変換テーブル
92 ワークテーブル

Claims (20)

  1. カメラ部と、操作部と、データ処理部と、を有する携帯機器であって、
    前記データ処理部は、前記操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラ部に取得させ、取得された前記複数の撮像データの焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて前記複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行う、携帯機器。
  2. カメラ部と、操作部と、前記操作部の操作に基づいて前記カメラ部を制御すると共に前記カメラ部による撮像データのデータ処理を行うデータ処理部と、前記データ処理部で生成された画像データを用いて3次元表示を行う表示部と、を有する携帯機器であって、
    前記データ処理部は、前記操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラ部に取得させ、取得された複数の撮像データから、合焦画像のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成する、携帯機器。
  3. 前記データ処理部は、エッジ検出及び色差検出を行って、検出度の高い境界を有する画像を合焦画像、検出度の低い境界を有する画像を非合焦画像とする、請求項2記載の携帯機器。
  4. 前記データ処理部は、操作部の操作によって指示された焦点距離を中心として、それよりも所定焦点距離分だけ近傍、及びそれよりも所定焦点距離分だけ遠望の、それぞれ近傍、中心、遠望の各焦点距離で前記カメラ部に撮像を指示する、請求項2記載の携帯機器。
  5. 前記中心に対する近傍の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離であり、前記中心に対する遠望の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離である、請求項4記載の携帯機器。
  6. 前記データ処理部は、前記焦点距離を変えて撮像する複数の撮像データの撮像順序を、前記近傍、中心、遠望の順に制御する、請求項4記載の携帯機器。
  7. 前記データ処理部は、カメラ部の合焦位置の焦点を移動したときの移動量と実距離との対応を格納する、移動量による実距離のルックアップテーブルを有し、合焦位置を基点に焦点距離を変えて撮像したとき、前記基点の合焦位置に対する焦点の移動量に基づいて前記ルックアップテーブルから取得した実距離と、前記基点の合焦位置の焦点距離とに基づいて、前記焦点距離を変えて取得した複数の撮像データに関する前記基点以外の焦点距離を取得する、請求項2記載の携帯機器。
  8. 前記データ処理部は、前記焦点距離が反映される奥行きを決定するために前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置ずれ量を前記焦点距離と対応させて格納する、焦点距離による配置ずれ量のルックアップテーブルを有し、前記焦点距離によりルックアップテーブルを参照して前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置を決定する、請求項7記載の携帯機器。
  9. 前記データ処理部は、複数の撮像データの間で合焦画像が競合するとき、競合する合焦画像のうちで焦点距離が最も短い撮像データの合焦画像を前記背景画像に合成する対象とする、請求項2記載の携帯機器。
  10. カメラ部と、操作部と、前記操作部の操作に基づいて前記カメラ部を制御すると共に前記カメラ部による撮像データのデータ処理を行うデータ処理部と、前記データ処理部で生成された画像データを用いて3次元表示を行う表示部と、を有する携帯機器であって、
    前記データ処理部は、前記操作部による撮像動作の指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラ部に取得させ、取得された複数の撮像データから、合焦画像のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を当該合焦画像の3次元表示のための配置ずれ量に反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成する、携帯機器。
  11. 前記データ処理部は、エッジ検出及び色差検出を行って、検出度のが高い境界を有する画像を合焦画像、検出度の低い境界を有する画像を非合焦画像とする、請求項10記載の携帯機器。
  12. 前記データ処理部は、操作部の操作によって指示された焦点距離を中心として、それよりも所定焦点距離分だけ近傍、及びそれよりも所定焦点距離分だけ遠望の、それぞれ近傍、中心、遠望の各焦点距離で前記カメラ部に撮像を指示する、請求項10記載の携帯機器。
  13. 前記中心に対する近傍の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離であり、前記中心に対する遠望の所定焦点距離は単数又は複数の焦点距離である、請求項12記載の携帯機器。
  14. 前記データ処理部は、前記焦点距離を変えて撮像する複数の撮像データの撮像順序を、前記近傍、中心、遠望の順に制御する、請求項12記載の携帯機器。
  15. 前記データ処理部は、カメラ部の合焦位置の焦点を移動したときの移動量と実距離との対応を格納する、移動量による実距離のルックアップテーブルを有し、合焦位置を基点に焦点距離を変えて撮像したとき、前記基点の合焦位置に対する焦点の移動量に基づいて前記ルックアップテーブルから取得した実距離と、前記基点の合焦位置の焦点距離とに基づいて、前記焦点距離を変えて取得した複数の撮像データに関する前記基点以外の焦点距離を取得する、請求項10記載の携帯機器。
  16. 前記データ処理部は、前記合焦画像の3次元表示のための配置ずれ量を決定するために前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置ずれ量を前記焦点距離と対応させて格納する、焦点距離による配置ずれ量のルックアップテーブルを有し、前記焦点距離によりルックアップテーブルを参照して前記左目用画像及び右目用画像における合焦画像の配置を決定する、請求項15記載の携帯機器。
  17. 前記データ処理部は、複数の撮像データの間で合焦画像が競合するとき、競合する合焦画像のうちで焦点距離が最も短い撮像データの合焦画像を前記背景画像に合成する対象とする、請求項10記載の携帯機器。
  18. カメラ部への制御出力と撮像データの入力を行うカメラインタフェースと、カメラ部に対する操作指示を入力する入力インタフェースと、入力した前記操作指示に基づいて前記カメラ部への制御出力を生成すると共に前記カメラインタフェースから入力した撮像データのデータ処理を行うプログラム処理部と、を有するマイクロコンピュータであって、
    前記プログラム処理部は、前記入力インタフェースからの操作指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラインタフェースから取得し、取得した前記複数の撮像データの焦点距離に応じて相違する合焦画像とその焦点距離との相関に基づいて前記複数の撮像データを3次元表示データ化する処理を行う、マイクロコンピュータ。
  19. カメラ部への制御出力と撮像データの入力を行うカメラインタフェースと、カメラ部に対する操作指示を入力する入力インタフェースと、入力した前記操作指示に基づいて前記カメラ部への制御出力を生成すると共に前記カメラインタフェースから入力した撮像データのデータ処理を行うプログラム処理部と、を有するマイクロコンピュータであって、
    前記プログラム処理部は、前記入力インタフェースからの操作指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラインタフェースから取得し、取得した複数の撮像データから、合焦画像のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を3次元表示の奥行きに反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成する、マイクロコンピュータ。
  20. カメラ部への制御出力と撮像データの入力を行うカメラインタフェースと、カメラ部に対する操作指示を入力する入力インタフェースと、入力した前記操作指示に基づいて前記カメラ部への制御出力を生成すると共に前記カメラインタフェースから入力した撮像データのデータ処理を行プログラム処理部と、を有するマイクロコンピュータであって、
    前記プログラム処理部は、前記入力インタフェースからの操作指示に応答して焦点距離を変えた複数の撮像データを前記カメラインタフェースから取得し、取得された複数の撮像データから、合焦画像のデータと前記合焦画像に対応する非合焦画像のデータと前記合焦画像及び前記非合焦画像を除いた背景画像のデータとを区別し、前記合焦画像に応じた焦点距離を当該合焦画像の3次元表示のための配置ずれ量に反映して夫々の前記合焦画像を前記背景画像に合成した3次元表示の右目用画像及び左目用画像のデータを生成する、マイクロコンピュータ。
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