JP2012149891A - リニアセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】リニア方向の絶対位置を特定するスケールを直列に配置して長い距離の絶対位置を正確に検出可能で組立性にも優れたリニアセンサを提供する。
【解決手段】移動体の絶対位置を特定するために複数直列に配置された移動体絶対位置特定スケールからなる長尺スケールと、長尺スケールの何れの移動体絶対位置特定スケールに移動体が存在するかを特定する移動体存在領域識別スケールと、各移動体絶対位置特定スケールにおける移動体の絶対位置を検出する移動体絶対位置検出手段と、何れの移動体存在領域識別スケールに移動体が存在するかを特定する移動体存在領域識別手段と、を備え、長尺スケールと移動体存在領域識別スケールがそれぞれ並列に配置されており、各移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、移動体存在領域識別手段が移動体存在領域識別スケールを読取る位置を所定量だけずらす。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばリニア移動型の移動体の絶対位置を検出する移動体の読取装置に関する。
従来から、例えばリニア移動型の移動体の原点からの絶対位置を検出する移動体の位置読取装置は一般に知られている。このようなリニア移動型の移動体の位置を検出する移動体の位置読取装置は、一般に磁気スケールとMR素子の組合せによって構成されている。そして、磁気スケールに記録された情報をMR素子で正確に読取るためには、移動体の位置読取装置の設計段階のみならず、組立てた状態においても両者の相対的位置関係のずれが生じないことが要求される。
そのため、磁気スケールやMR素子自体、これらを取り付けるベース部材や支持部材などの全ての部品公差による影響を極力なくすと共に、これら各部品を組立てた際の組立公差の影響を極力無くさなければ、出力値の安定化が図れず、検出精度の低下を招く。
そこで、一般には各部品の寸法公差を厳しくし、組付公差の影響を受け難くすることが必要となる。なお、このような各部品の寸法公差をあまり厳しくすることなく、スケール結合部において一方のスケールの位置情報パターンと他方のスケールの位置情報パターンとをオーバーラップさせ、そのオーバーラップ区間で出力信号に切り替えることで調整する機構を備えた移動体の位置読取装置も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−003505号公報
上述した特許文献1に記載されたような従来型のリニアセンサは、一方のスケールの位置情報パターンと他方のスケールの位置情報パターンとをオーバーラップさせるため、それなりの余分な接合用スケールを備えなければならない。また、この余分な接合用スケールは、特許文献1において明らかなようにメインのスケールの接続部に並列して配置しなければならず、この部分のみ余分なスケールがスケール幅方向に突出して無駄なスケールの配置スペースをその接続部ごとに必要としてしまう。
また、移動体絶対位置特定スケールの繋ぎ目での連続性は1本のスケールで構成すれば隣接するスケール間の隙間の問題は解決することができるが、何本目の移動体絶対位置特定スケールを使用しているかを検出する必要があり、移動体位置センサと移動体存在領域識別センサの相対位置関係や移動体存在領域識別スケールの取り付け位置などに誤差が生じてしまう。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、長い距離に亘って移動体の絶対位置を正確に検出可能で組立性にも優れたリニアセンサを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に係るリニアセンサは、
移動体の絶対位置を特定するために複数直列に配置された移動体絶対位置特定スケールからなる長尺スケールと、
前記長尺スケールの何れの移動体絶対位置特定スケールに移動体が存在するかを特定する移動体存在領域識別スケールと、
前記各移動体絶対位置特定スケールにおける移動体の絶対位置を検出する移動体絶対位置検出手段と、
前記何れの移動体存在領域識別スケールに前記移動体が存在するかを特定する移動体存在領域識別手段と、を備えるリニアセンサであって、
前記長尺スケールと前記移動体存在領域識別スケールがそれぞれ並列に配置されており、前記各移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、前記移動体存在領域識別手段が前記移動体存在領域識別スケールを読取る位置を所定量だけずらすことを特徴としている。
本発明の請求項1に係るリニアセンサによると、各移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、移動体存在領域識別手段が移動体存在領域識別スケールを読取る位置を所定量だけずらすようにしたので、両スケールの位置関係が多少ずれても読み間違いを起こさない。
また、本発明の請求項2に係るリニアセンサは、請求項1に記載のリニアセンサにおいて、
前記移動体存在領域識別手段には、前記移動体絶対位置特定スケールの連結部付近での前記移動体絶対位置検出手段の検出結果により、前記移動体が存在する移動体存在領域識別スケールを特定する2個の検出器が設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項2に係るリニアセンサによると、移動体存在領域識別手段には移動体絶対位置特定スケールの連結部付近での移動体絶対位置検出手段の検出結果により、移動体が存在する移動体存在領域識別スケールを特定する2個の検出器が設けられているので、隣接する移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において移動体が存在する移動体存在領域識別スケールを確実に特定することができる。
また、本発明の請求項3に係るリニアセンサは、請求項2に記載のリニアセンサにおいて、
前記2個の検出器は、前記移動体絶対位置検出手段による検出結果に基づいて、前記移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、前記移動体存在領域識別スケールの前記所定量だけ離れた位置を検出することを特徴としている。
これによって、移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、移動体が存在する移動体絶対位置特定スケールに対応する移動体存在領域識別スケールを確実に検出することができる。
また、本発明の請求項4に係るリニアセンサは、請求項1乃至3の何れかに記載のリニアセンサにおいて、
前記移動体絶対位置検出手段により検出された前記移動体絶対位置特定スケールの絶対位置の情報と、
前記移動体存在領域識別手段により検出された移動体が存在する前記移動体絶対位置特定スケールの位置に基づき、各移動体絶対位置特定スケールの絶対位置を演算することを特徴としている。
これによって、長尺スケールをなす複数の移動体絶対位置特定スケールの全長に亘って移動体の正確な絶対位置を常に特定することができ、信頼性の高いリニアセンサを提供することができる。
また、本発明の請求項5に係るリニアセンサは、請求項1に記載のリニアセンサにおいて、
前記連結部付近での前記移動体絶対位置検出手段の検出結果に基づいて、前記移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、前記移動体存在領域識別スケールの前記所定量だけ離れた位置を検出するように、前記移動体存在領域識別手段の検出結果に補正処理を行うことを特徴としている。
これによって、リニア方向の絶対位置を特定するスケールの連結部を避けて移動体の絶対位置を読取ることになるため、移動体位置センサと移動体存在領域識別センサの相対位置関係や移動体存在領域識別スケールの取り付け位置などの誤差にかかわらず、移動体の絶対位置を正確に特定することができる。
本発明によると、リニア方向の絶対位置を特定するスケールの連結部付近におけるスケール本数の誤判別を防止し、長い距離に亘って移動体の絶対位置を正確に検出可能で組立性にも優れたリニアセンサを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るリニアセンサの概略構成図である。 図1に示したリニアセンサに関する回路ブロック図である。 図1に示したリニアセンサの作用を説明する説明図であり、本発明の構成を有さない比較例(図3(a))と、本発明の構成を有する本実施例(図3(b))である。 本発明の第2の実施形態に係るリニアセンサの概略構成図である。 図4に示したリニアセンサに関する回路ブロック図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係るリニアセンサ1を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るリニアセンサ1の概略構成図である。また、図2は、図1に示したリニアセンサ1に関する回路ブロック図である。
本発明の第1の実施形態に係るリニアセンサ1は、移動体の絶対位置を特定する移動体絶対位置特定スケール111,112,113,114(以下、適宜「移動体絶対位置特定スケール111〜114」とする)が順次配置されている長尺スケール110と、この長尺スケール110における何れの移動体絶対位置特定スケール111〜114に移動体が存在するかをコード位置として特定する移動体存在領域識別スケール120と、長尺スケール110を構成する各移動体絶対位置特定スケール111〜114のうち、移動体が存在する移動体絶対位置特定スケール111〜114における移動体の絶対位置を検出する移動体位置センサ10Aと、長尺スケール110のうち移動体が存在する移動体存在領域識別スケール120をコード位置として特定する移動体存在領域識別センサ140と、を備えている。なお、移動体位置センサ10Aには、移動体絶対位置検出センサ素子130が、移動体存在領域識別センサ140には、原点側センサ素子141,142及び終点側センサ素子146,147が、それぞれ内蔵されている(図1参照)。
そして、リニアセンサ1の長尺スケール110と移動体存在領域識別スケール120は、それぞれ並列に配置されている。より具体的には、磁気特性が2ビットでスケール長さがそれぞれ100mmの移動体絶対位置特定スケールを例に取ると、長尺スケール110は、4本の移動体絶対位置特定スケール111〜114が直列に配置されて構成され、全長400mmの長尺スケール110を形成している。また、移動体存在領域識別スケール120が長尺スケール110に並列に配置されている。また、リニアセンサ1は、長尺スケール110の隣接する移動体絶対位置特定スケール111〜114ごとに移動体存在領域識別スケール120を読取る移動体存在領域識別センサ140の読取る位置を切り替える切り替え部(図2参照)を備えている。
移動体絶対位置特定スケール111〜114は、ここでは詳細には示さないが、長さの極めて短い磁石をそのS極とN極が交互に並ぶように連続的に配置されて構成されるか、若しくはS極とN極の着磁の組合せで位置情報が記録されている。また、移動体存在領域識別スケール120は、磁石が全く配列されていない長さ100mmの無磁気スケール121,123,126,127と、一定の磁界に着磁した長さ100mmの磁気スケール122,124,128,129を組み合わせて構成されている。
移動体存在領域識別センサ140は、図1に示すように、原点側センサ素子141,142と終点側センサ素子146,147からなり、切り替え部は、長尺スケール110を構成する複数の移動体絶対位置特定スケール111〜114の隣接するスケール連結部付近における移動体絶対位置検出センサ素子130の検出結果に基づき、移動体存在領域識別センサ140に内蔵されている何れか一組(一対)の2個のセンサ素子を選択的に用いて、長尺スケール110の内、移動体が存在する移動体絶対位置特定スケール111〜114が何れのスケールに存在するかのスケール位置(以下、これを「コード位置」という)を特定するように構成されている。
具体的には、2個の一対のセンサ素子は、原点側に位置する原点側センサ素子141,142と終点側に位置する終点側センサ素子146,147からなる。なお、ここで、原点とは、図1における長尺スケール110の長さ0mmの位置を言い、終点とは、図1における長尺スケール110の長さ400mmの位置を言う。
そして、連結部付近において、移動体絶対位置検出センサ素子130による検出結果が移動体絶対位置特定スケール111〜114の前半(図1中各移動体絶対位置特定スケール111〜114の左側0mm以上50mm未満であり、ドットで示す三角形の幅の小さい半分側)であるときは、終点側センサ素子146,147によって移動体絶対位置特定スケール111〜114のコード位置を特定するように構成されている。
一方、移動体絶対位置検出センサ素子130による検出結果が移動体絶対位置特定スケール111〜114の後半(図1中各移動体絶対位置特定スケール111〜114の右側50mm以上100mm未満であり、ドットで示す三角形の幅の大きい半分側)であるときは、原点側センサ素子141,142によって移動体絶対位置特定スケール111〜114のコード位置を特定する。
これにより、移動体位置センサ10Aの各センサ素子の取り付け、各スケールの取り付けの誤差による移動体位置センサ10Aの位置を誤ることなく移動体の絶対位置を正確に特定することが可能になる。
本実施形態においては、移動体絶対位置検出センサ素子130としてMR素子を用い、多数の磁石を直列に配置した移動体絶対位置特定スケール111〜114と共に、リニアエンコーダを構成している。なお、このリニアエンコーダは、絶対位置エンコーダなので、その位置の情報を1回で読取る。
また、原点側センサ素子141,142及び終点側センサ素子146,147にもMR素子を用い、移動体存在領域識別スケール120における磁石の配置されていない無磁気スケール121,123,126,127の出力値は、「0」となり、磁石が配置されている磁気スケール122,124,128,129の出力値は、「1」として出力するようになっている。これによって、原点側センサ素子141,142、終点側センサ素子146,147共に移動体絶対位置特定スケール111〜114の左側から上下方向の並び具合も考慮して(0,0),(1,0),(0,1),(1,1)と出力し、移動体が移動体絶対位置特定スケール111〜114の何れの領域、即ち原点から終点までの長尺スケール110の1段目乃至4段目の何れの移動体絶対位置特定スケール111〜114に存在するかを識別する。
図2は、1本のリニアスケール上の2つセンサ素子141,142(146,147)を切り替える回路ブロック図である。同図から明らかなように、CPU150には、移動体存在領域識別スケール120における原点側センサ素子141と終点側センサ素子146を切り替える第1の切り替えスイッチ151と、原点側センサ素子142と終点側センサ素子147を切り替える第2の切り替えスイッチ152と、移動体絶対位置検出センサ素子130からの信号を受け取り、この信号による検出結果を数値比較器153で比較するための所定の閾値を記憶する閾値記憶メモリ154を有している。そして、数値比較器153の出力結果に応じて、第1の切り替えスイッチ151及び第2の切り替えスイッチ152をそれぞれ切り替える信号を生成する切り替え信号生成部156を有している。
CPU150は更に、第1の切り替えスイッチ151によって切り替えられた原点側センサ素子141又は終点側センサ素子146の出力値と、第2の切り替えスイッチ152によって切り替えられた原点側センサ素子142又は終点側センサ素子147の出力値から、移動体絶対位置特定スケール111〜114のコード位置を認識すると共に、移動体絶対位置検出センサ素子130からの出力信号から絶対位置データ出力を行う演算器155を備えている。なお、図中点線で囲んだ部分は、本実施形態ではCPU150として構成されているが、必ずしもこのようなCPU150として構成される必要はない。
そして、移動体絶対位置検出センサ素子130による検出結果を閾値記憶メモリ154に記憶した値と数値比較器153で比較し、第1の切り替えスイッチ151と第2の切り替えスイッチ152を原点側又は終点側の何れに切り替えるかを決定し、切り替え信号生成部156を介して第1の切り替えスイッチ151と第2の切り替えスイッチ152の各スイッチを切り替えるように構成されている。
また、第1の切り替えスイッチ151と第2の切り替えスイッチ152の出力結果を演算器155に入力し、これによって得られた移動体存在領域識別スケール120のコード位置と、移動体絶対位置検出センサ素子130の値から演算器155を介して移動体の絶対位置を算出するようになっている。
この際、移動体の絶対位置を算出するにあたって、演算器155において、「移動体の原点からの絶対位置=移動体絶対位置特定スケール111〜114のコード位置の段数×移動体絶対位置特定スケール111〜114の1段の長さ+移動体絶対位置検出センサ素子130の出力値」の演算式で求める。例えば、移動体絶対位置特定スケール111〜114のコード位置は、1段目(1本目)では検出されないので、「0」となり、2段目では1本だけ検出されるので、「1」になる。
そして、第1の実施形態に係るリニアセンサ1は、リニアセンサ1の移動体の絶対位置を特定する移動体絶対位置特定スケール111〜114を複数直列に配置し、長い距離を算出する際に、隣接する移動体絶対位置特定スケール111〜114の連結部付近を避けて読取るための特別な構成を有している。
これを具体的数値に基づいて説明する。例えば、移動体絶対位置検出センサ素子130の値が0mm以上50mm未満の時は移動体存在領域識別センサ140の右側に位置する終点側センサ素子146,147の出力値を読取る。一方、移動体絶対位置検出センサ素子130の値が50mm以上100mm未満では左側に位置する原点側センサ素子141,142の出力値を読取る。これによって、繋ぎ目(図1の連結点CP参照)において、移動体絶対位置検出センサ素子130と各移動体存在領域識別センサ140のセンサ素子との測長方向のずれ分だけ繋ぎ目と離れた方向にシフトした移動体存在領域識別スケール120の値を読むようになるので、繋ぎ目付近の読み間違いを避けることができる。
以下、本実施形態に係るリニアセンサ1の作用について、このような構成を有さないリニアセンサ5と比較してより詳細に説明する。図3(a)は、本実施形態と同等の構成を有さないリニアセンサ5(以下、「比較例に係るリニアセンサ5」とする)を示す動作説明図であり、図3(b)は、本実施形態に係るリニアセンサ1(以下、「本実施例に係るリニアセンサ1」とする)の動作説明図である。
そして、双方のリニアセンサ1,5は、上述したように長さ100mmの移動体絶対位置特定スケールを直列に並べ、これに並行して移動体が何れの移動体絶対位置特定スケール111〜114に存在するかを識別するための移動体存在領域識別スケール120を並列に配列させている。ここで、この移動体絶対位置特定スケールは同じものを複数直列に並べても良いし、1本の長いスケールにコードパターンを配置して、読取っても良い。
ここで、移動体絶対位置検出センサ素子と、移動体存在領域識別センサ素子の位置をスケールの長手方向において完全に一致させるように取り付けることはかなり難しいので、比較例に係るリニアセンサ5の場合、図3(a)に示すように、移動体絶対位置特定スケールの繋ぎ目(連結点)において移動体存在領域識別スケール120のスケール段数(コード位置)の情報を間違って読取ってしまう可能性がある。
一方、本実施例に係るリニアセンサ1の場合、図3(b)に示すように、移動体存在領域識別スケール120の原点側センサ素子141,142と終点側センサ素子146,147を各識別スケールにおいて長尺スケールの長手方向に配置し、そのほぼ中央に移動体絶対位置検出センサ素子130を配置している。そのため、比較例のような不具合が発生することはない。
図3(b)に示したリニアセンサ1の作用をより詳細に説明する。図3(b)のように移動体存在領域識別スケール120の図中右側の取り付け位置が移動体絶対位置特定スケールの繋ぎ目(連結点)部分より右側(原点から遠ざかる方向)にずれて後ろになってしまったとする。この際、図3(a)に示す比較例のように、移動体絶対位置特定スケール111,112(110)、移動体存在領域識別スケール120共、各々1つのセンサ素子530,541,542を備えた移動体位置センサと移動体存在領域識別センサで読取る場合、移動体位置センサに内蔵されている移動体絶対位置検出センサ素子530は、既に次の移動体絶対位置特定スケール112を読取っている。即ち、移動体絶対位置検出センサ素子530が移動体存在領域識別スケール120の2段目(2本目)となる原点から100mm以上のところを読取っているにも拘わらず、移動体存在領域識別センサ素子541,542は、移動体が移動体絶対位置特定スケール111〜114のまだ1段目(1本目)の100mm未満のところに存在していると判断してしまう虞がある。従って、移動体の原点からの絶対位置は、実際は103mmだったとしても、演算結果は3mmとなってしまう。
一方、図3(b)に示す原点側センサ素子141,142は、移動体絶対位置検出センサ素子130に対して左側へオフセットすると共に、終点側センサ素子146,147は、右側にオフセットしているので、各々のセンサ素子や移動体絶対位置特定スケールの取り付け誤差による、比較例で紹介したリニアセンサ5において問題となっていた移動体絶対位置特定スケールの繋ぎ目(連結点)付近での移動体存在領域識別スケール120の読み間違いの発生を本実施例に係るリニアセンサ1では回避することができる。
続いて、本発明の第2の実施形態に係るリニアセンサ2について説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係るリニアセンサ2の概略構成図である。なお、第1の実施形態に係るリニアセンサ1と共通する構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略し、異なる構成について図面に基づき詳細に説明する。
本発明の第2の実施形態に係るリニアセンサ2は、第1の実施形態に係るリニアセンサ1と同等の移動体絶対位置特定スケール211〜214からなる長尺スケール210と、移動体の長尺スケール210のコード位置を特定する移動体存在領域識別スケール220と、各移動体絶対位置特定スケール211〜214の絶対位置を検出する移動体絶対位置検出センサ素子230が内蔵されている移動体位置センサ20Aと、移動体が移動体絶対位置特定スケール211〜214の何れに存在するかを特定する移動体存在領域識別センサ素子240が内蔵されている移動体存在領域識別センサ20Bと、を備えている。そして、長尺スケール210と移動体存在領域識別スケール220がそれぞれ並列に配置されている。また、複数の移動体絶対位置特定スケール211〜214のうち、隣接する移動体絶対位置特定スケールの前半部と後半部において移動体存在領域識別センサ20Bの読取値を補正するようになっている。
具体的には、この補正を行なうにあたって、移動体絶対位置検出センサ素子230の検出結果が、移動体絶対位置特定スケール211〜214の前半(例えば、移動体絶対位置特定スケール211〜214のうち、0mm以上50mm未満)であるときは、移動体存在領域識別センサ20Bに内蔵されている移動体存在領域識別センサ素子240が移動体存在領域識別スケール220を読取った際の検出結果に所定の補正値を加算した状態での出力値に基づき長尺スケール210の何れの移動体絶対位置特定スケールに移動体が存在するかを特定する。
その一方、移動体絶対位置検出センサ素子230の検出結果が、移動体絶対位置特定スケール211〜214の後半(例えば、移動体絶対位置特定スケール211〜214のうち、50mm以上100mm未満)であるときは、移動体存在領域識別センサ素子240が移動体存在領域識別スケール220を読取った際の検出結果に所定の補正値を減算した状態での出力値に基づき長尺スケール210の何れの移動体絶対位置特定スケールに移動体が存在するかを特定する。
続いて、この第2の実施形態に係るリニアセンサ2をその具体的数値と共に詳しく説明する。リニアセンサ2の長尺スケール210と移動体存在領域識別スケール220は、それぞれ並列に配置されている。より具体的には、磁気特性が2ビットでスケール長さがそれぞれ100mmの移動体絶対位置特定スケールを例に取ると、長尺スケール210は、4本の移動体絶対位置特定スケール211〜214が直列(1列)に配置されて構成され、全長400mmの長尺スケール210を形成している。また、移動体存在領域識別スケール220は長尺スケール210に並列に1列配置されている。また、リニアセンサ2の移動体存在領域識別スケール220は、長尺スケール210の長さに対応した1本のスケールから構成されている。
第2の実施形態に係る移動体絶対位置特定スケール211〜214及び移動体絶対位置検出センサ素子230は、第1の実施形態に係る移動体絶対位置特定スケール111〜114及び移動体絶対位置検出センサ素子130と同等の構成を有している。これにより、移動体絶対位置検出センサ素子230と移動体絶対位置特定スケール211〜214とでリニアエンコーダを構成している。
図5は、図4に示したリニアセンサ2に関するブロック図であり、移動体存在領域識別センサ素子240が移動体存在領域識別スケール220を読取った際の検出結果を加減算するブロック図である。同図において、CPU250には、移動体絶対位置検出センサ素子230からの出力値及び閾値記憶メモリ254に記憶されている閾値を比較する第1数値比較器253と、第1数値比較器253の出力値及び移動体存在領域識別センサ素子240の出力値を演算処理する第1演算器255と、第1演算器255の出力値及び閾値記憶メモリ254に記憶されている閾値を比較する第2数値比較器256と、第2数値比較器256の出力値と移動体絶対位置検出センサ素子230の出力信号から絶対位置データ出力を行う第2演算器257を備えている。
ここで、第1数値比較器253において、移動体絶対位置検出センサ素子230からの出力値及び閾値記憶メモリ254に記憶されている閾値を比較した結果、移動体が移動体絶対位置特定スケール211〜214の前半に位置することが分かった場合は、第1演算器255で所定の値を移動体存在領域識別センサ素子240の読取値に加算する。一方、移動体が移動体絶対位置特定スケール211〜214の後半に位置することが分かった場合は、第1演算器255で所定の値を移動体存在領域識別センサ素子240の読取値から減算する。その演算結果の値と、閾値記憶メモリ254に記憶されている閾値から、第2数値比較器256で値を比較し何段目(何本目)の移動体絶対位置特定スケールであるかを判別する。
ここで、移動体の絶対位置の原点からの距離、即ち「移動体の原点からの絶対位置=(移動体絶対位置特定スケール211〜214のコード位置の段数−1)×移動体絶対位置特定スケール211〜214の1段の長さ+移動体絶対位置検出センサ素子230の出力値」となる。この演算を第2演算器257で行い、移動体の原点からの絶対位置を出力する。なお、図中点線で囲まれたブロックは、1つのCPU250であるが、これらは必ずしもCPU250に全て含まれる必要は無い。
続いて、本発明の第2の実施形態に係るリニアセンサ2特有の作用について説明する。図4において、各移動体絶対位置特定スケールにおける移動体の絶対位置を検出する移動体位置センサ20Aが(1)から(8)まで移動する場合について考える。移動体位置センサ20Aが図4(1)に位置する時は、移動体絶対位置検出センサ素子230による読取値は前半部分にある。この場合、移動体存在領域識別センサ素子240の出力値に所定の補正値を加算してその補正後の時点における出力値に基づき移動体位置センサ20Aがどの移動体存在領域識別スケール220に位置しているかを判断する。
続いて、移動体位置センサ20Aが図4(2)に移動すると、移動体絶対位置検出センサ素子230による読取値は後半部分にある。この場合、移動体存在領域識別センサ素子240の出力値に所定の補正値を減算して、その補正後の時点における出力値に基づき、移動体位置センサ20Aがどの移動体存在領域識別スケール220に位置しているかを判断する。これによって、長尺スケール210に対応する移動体絶対位置特定スケール211に移動体位置センサ20Aが存在することを読取る。
また、移動体位置センサ20Aが(3)に移動すると、移動体絶対位置検出センサ素子230による読取値は前半部分にある。この場合、移動体存在領域識別センサ素子240の出力値に所定の補正値を加算して、その補正後の時点における出力値に基づき、移動体位置センサ20Aがどの移動体存在領域識別スケール220に位置しているかを判断する。そして、移動体位置センサ20Aが(4)に移動すると、移動体絶対位置検出センサ素子230による読取値は後半部分にある。この場合、移動体存在領域識別センサ素子240の出力値に所定の補正値を減算して、その補正後の時点における出力値に基づき、移動体位置センサ20Aがどの移動体存在領域識別スケール220に位置しているかを判断する。これによって、移動体存在領域識別スケール220のうち移動体絶対位置特定スケール212に対応する何れの移動体存在領域に移動体位置センサ20Aが存在するかを読取る。この結果、移動体位置センサ20Aが存在する移動体存在領域識別スケール220の位置を正確に認識することができる。
このようにして、移動体位置センサ20Aが(1)から(8)まで移動体存在領域識別スケール220に対応した移動体絶対位置特定スケール211〜214を読取ることにより、移動体位置センサ20Aの絶対位置を誤って算出せずに済む。
そして、スケール全体の長さが測定できる移動体存在領域識別スケール220と、より詳細な絶対位置を測れる移動体絶対位置特定スケール211〜214を並列に配置して、補正後の移動体存在領域識別スケール220の読取値によって移動体絶対位置特定スケール211〜214の段数(本数)を判断し、全長を求める。
本発明の第2の実施形態に係るリニアセンサ2がこのような構成を有することで、移動体存在領域識別スケール220には分解能の低いスケールを使うことができる。そして、移動体存在領域識別スケール220の値が0mm以上100mm未満の時は、移動体は長尺スケール210のうち1本目の移動体絶対位置特定スケール211に位置すると判断する。また、移動体存在領域識別スケール220の値が100mm以上200mm未満の時は、2本目の移動体絶対位置特定スケール212に位置すると判断する。また、移動体存在領域識別スケール220の値が200mm以上300mm未満の時は、3本目の移動体絶対位置特定スケール213に位置すると判断する。
しかしながら、移動体絶対位置特定スケール211〜214の繋ぎ目(連結点)において、移動体絶対位置特定スケールの取り付け誤差などにより上記の範囲がずれることがある。そこで、移動体絶対位置検出センサ素子230の読取値が移動体絶対位置特定スケール211〜214のそれぞれ前半の時は、移動体絶対位置特定スケール211〜214の1段の長さの例えば10%程度の補正値を加算した出力値を読取り、移動体絶対位置検出センサ素子230の値が移動体絶対位置特定スケール211〜214のそれぞれ後半の時は、移動体絶対位置特定スケール211〜214の1段の長さの例えば10%程度の補正値を減算した出力値を読取る。これにより、スケール同士の接続箇所である繋ぎ目(連結点)付近のスケール本数の読取ミスを防ぐようにしている。
移動体存在領域識別スケール220から増減(加減算)する値は移動体絶対位置特定スケール211〜214にこの方法を適用する範囲未満の値にする。例えば移動体絶対位置特定スケール211〜214の繋ぎ目(連結点)から移動体絶対位置特定スケール211〜214の1段の長さの中央(±50%の範囲)で増減を切り替える場合は、この増減値は移動体絶対位置特定スケール211〜214の1段の長さの50%未満でないと効果が無い。また、例えば移動体絶対位置特定スケール211〜214の繋ぎ目(連結点)から移動体絶対位置特定スケール211〜214の1段の長さの±10%の範囲で増減を切り替える場合は、この増減値は移動体絶対位置特定スケール211〜214の1段の長さの90%未満まで可能である。
即ち、移動体絶対位置特定スケール211〜214の長さをAとし、この補正を移動体絶対位置特定スケール211〜214の繋ぎ目(連結点)から±Xの範囲に適用する場合、移動体存在領域識別スケール220に増減する補正値Cは、C<A−Xとなる。
これによって、本発明のような構成を有さない従来のリニアセンサの問題点である、絶対位置特定スケールの取り付け誤差などにおけるスケールの切り替え点での読み間違いが生じるのを有効に防止する。
なお、上述の第1及び第2の実施形態のようなセンサの代わりに、光学的センサを用いると共に、移動体絶対位置特定スケールによる読取路に磁石を配置する代わりにこの光学的センサの出力値を01コードに変換するための光反射部又は光遮光部を配置しても良い。また、これらの代わりに静電容量で検出しても良い。
また、本発明の第1の実施形態に係るリニアセンサ1に関しては、磁気特性(ビット数)が2ビットの場合について説明したが、これに限定されることは無く、2ビット以下であっても2ビット以上であっても、この第1の実施形態に係るリニアセンサ1に関する発明を実現可能である。この場合、移動体存在領域識別スケール220の並列数及びこれら移動体存在領域識別スケール220にそれぞれ備わるセンサ素子の総数がそのビット数によって変わってくる。
また、本発明の第1及び第2の実施形態に係るリニアセンサ1,2は、厳密な意味でのリニア型(直線型)スケール上を走行する移動体の絶対位置を検出する形態に限定されず、このスケールが多少湾曲していたり、スケール自体が回転体の周面に配置されているような閉じたスケールからなっていたりしても、本発明を適用することは可能である。
以上説明したように第1及び第2の実施形態に係るリニアセンサ1,2によると、移動体絶対位置検出用センサの切り替え点において、移動体存在領域識別センサの誤差を生じ得る範囲を避けて読む、若しくは誤差の生じない範囲の値に補正して判定するので、移動体の絶対位置の読取誤差を生じなくて済む。
特に、第1の実施形態に係るリニアセンサ1によると、比較例に係るリニアセンサ5が有さない本発明の第1の利点として、移動体が存在している移動体絶対位置特定スケールの本数(段数)の誤判別を無くすことができる。また、第2の利点として、移動体存在領域識別センサに分解能の低いものが使え、コストの低減を達成することができる。また、第3の利点として、移動体絶対位置の検出距離が限定されたセンサを使って、それ以上の長さを測ることができる。即ち、移動体絶対位置特定スケールを複数個直列に繋げて1本の測長範囲以上の長さを検出するリニアセンサを低コストで実現できる。
そして、第2の実施形態に係るリニアセンサ2においても上述した利点と同様の利点を有する。
1,2 リニアセンサ
10A,20A 移動体位置センサ
20B 移動体存在領域識別センサ
110 長尺スケール
111〜114 移動体絶対位置特定スケール
120 移動体存在領域識別スケール
121,123,126,127 無磁気スケール
122,124,128,129 磁気スケール
130 移動体絶対位置検出センサ素子
140 移動体存在領域識別センサ
141,142 原点側センサ素子
146,147 終点側センサ素子
151 第1の切り替えスイッチ
152 第2の切り替えスイッチ
210 長尺スケール
211〜214 移動体絶対位置特定スケール
220 移動体存在領域識別スケール
230 移動体絶対位置検出センサ素子
240 移動体存在領域識別センサ素子

Claims (5)

  1. 移動体の絶対位置を特定するために複数直列に配置された移動体絶対位置特定スケールからなる長尺スケールと、
    前記長尺スケールの何れの移動体絶対位置特定スケールに移動体が存在するかを特定する移動体存在領域識別スケールと、
    前記各移動体絶対位置特定スケールにおける移動体の絶対位置を検出する移動体絶対位置検出手段と、
    前記何れの移動体存在領域識別スケールに前記移動体が存在するかを特定する移動体存在領域識別手段と、を備えるリニアセンサであって、
    前記長尺スケールと前記移動体存在領域識別スケールがそれぞれ並列に配置されており、前記各移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、前記移動体存在領域識別手段が前記移動体存在領域識別スケールを読取る位置を所定量だけずらすことを特徴とするリニアセンサ。
  2. 前記移動体存在領域識別手段には、前記移動体絶対位置特定スケールの連結部付近での前記移動体絶対位置検出手段の検出結果により、前記移動体が存在する移動体存在領域識別スケールを特定する2個の検出器が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のリニアセンサ。
  3. 前記2個の検出器は、前記移動体絶対位置検出手段による検出結果に基づいて、前記移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、前記移動体存在領域識別スケールの前記所定量だけ離れた位置を検出することを特徴とする、請求項2に記載のリニアセンサ。
  4. 前記移動体絶対位置検出手段により検出された前記移動体絶対位置特定スケールの絶対位置の情報と、
    前記移動体存在領域識別手段により検出された移動体が存在する前記移動体絶対位置特定スケールの位置に基づき、移動体が存在する前記長尺スケールの絶対位置を演算することを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載のリニアセンサ。
  5. 前記連結部付近での前記移動体絶対位置検出手段の検出結果に基づいて、前記移動体絶対位置特定スケールの連結部付近において、前記移動体存在領域識別スケールの前記所定量だけ離れた位置を検出するように、前記移動体存在領域識別手段の検出結果に補正処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載のリニアセンサ。
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