JP2012147906A - 電気掃除機 - Google Patents

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裕介 阿部
Akihiro Ishizawa
明弘 石澤
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Abstract

【課題】未だ掃除をしていない箇所へと使用者を案内して部屋中を確実に残らず掃除可能な電気掃除機を提案する。
【解決手段】電気掃除機1は、被掃除面上を走行可能な吸込口体26と、吸込口体26の移動量を算出可能な物理量を測定する移動量測定器35と、移動量測定器35の測定結果から吸込口体26の移動量を算出する移動量算出部71と、移動量算出部71の算出結果から吸込口体26の通過領域を記憶する通過領域記憶部72と、通過領域記憶部72が記憶する吸込口体26の通過領域から吸込口体26の未通過領域を特定する未通過領域特定部73と、未通過領域特定部73が特定した未通過領域を案内する表示を行う案内表示部36と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、電気掃除機に関する。
走行装置本体の位置情報を測定する位置センサを備え、走行装置本体が走行する場所の地図を推定し、この推定地図に基づき走行装置本体の走行制御を行う自律走行装置が知られている。また、この自律走行装置を備える電気掃除機が知られている。
ところで、使用者が取り扱いながら居室などの掃除を行う非自律走行タイプの電気掃除機は、未だ主流を占める一般的な掃除機である。以下、自律走行装置を備える電気掃除機を「自律走行型電気掃除機」と呼び、非自律走行タイプの電気掃除機を単に「電気掃除機」と呼ぶ。
特開2006−215860号公報
自律走行型電気掃除機は、部屋中を残らず掃除するために、当該部屋の大きさや形、間取りなど移動場所を、例えば地図のような形式で予め記憶しておく必要がある。
一方、電気掃除機は、使用者が取り扱いながら掃除を行うため、移動場所の大きさや形状、間取りによらず、使用者の判断で掃除を行うことができる。
しかし、考え事をしていたり、他に注意を奪われたりする不注意から使用者が掃除済みの箇所を忘却してしまうことがある。そうすると、使用者は疑心から掃除済みの箇所を再度掃除してしまったりすることがある。
そこで、本発明は、未だ掃除をしていない箇所へと使用者を案内して部屋中を確実に残らず掃除可能な電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る電気掃除機は、被掃除面上を走行可能な吸込口体と、前記吸込口体の移動量を算出可能な物理量を測定する移動量測定器と、前記移動量測定器の測定結果から前記吸込口体の移動量を算出する移動量算出部と、前記移動量算出部の算出結果から前記吸込口体の通過領域を記憶する通過領域記憶部と、前記通過領域記憶部が記憶する前記吸込口体の通過領域から前記吸込口体の未通過領域を特定する未通過領域特定部と、前記未通過領域特定部が特定した未通過領域を案内する表示を行う案内表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の移動量測定器を示す概念図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の移動量測定器の他の例を示す概念図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の移動量測定器の他の例を示す概念図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機のシステム構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の吸込口体制御部を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の未通過領域の案内表示制御を示す概略図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の未通過領域の案内表示制御を示す概略図。 本発明の実施形態に係る電気掃除機の未通過領域の案内表示制御を示す概略図。
本発明に係る電気掃除機の実施形態について図1から図9を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。電気掃除機1は、被掃除面上を走行可能な掃除機本体2と、掃除機本体2に着脱自在に接続する管部3と、を備える。
掃除機本体2は、本体ケース5と、本体ケース5の両側方に位置する一対の車輪6と、本体ケース5の前半部に位置する着脱自在な塵埃分離集塵部7と、本体ケース5の後半部に位置する電動送風機8と、主に電動送風機8の運転を制御する本体制御部9と、電動送風機8に電力を導く電源コード11と、を備える。
本体ケース5は、塵埃分離集塵部7に着脱自在な本体接続口12を有する。本体接続口12は、掃除機本体2の流体的な入口である。
車輪6は、大径の走行輪である。
塵埃分離集塵部7は、電動送風機8の運転にともない発生する負圧によって掃除機本体2が吸い込む塵埃を含んだ空気(以下、「含塵空気」と呼ぶ。)から塵埃を分離し、捕集する。
本体制御部9は、予め設定された複数の運転モードを有する。また、本体制御部9は、管部3から操作信号を読み取り、この操作信号に対応する任意の運転モードを複数の運転モードから択一的に選択し、選択した運転モードにしたがって電動送風機8を運転する。予め設定された複数の運転モードは、各々、管部3から読み取る操作信号に対応付けて互いに異なる入力値(電動送風機8の入力値)を有する。
電源コード11は、自由端部に電源プラグ13を備える。
管部3は、電動送風機8の運転にともない掃除機本体2から作用する負圧によって、被掃除面から含塵空気を吸い込み掃除機本体2に案内する。管部3は、掃除機本体2に着脱自在に接続する継手としての接続管19と、接続管19に流体的に接続する集塵ホース21と、集塵ホース21に流体的に接続する手元操作管22と、手元操作管22から突出する把持部23と、把持部23に位置する操作部24と、手元操作管22に着脱自在に接続する延長管25と、延長管25に着脱自在に接続する吸込口体26と、を備える。
接続管19は、本体接続口12を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
集塵ホース21は、可撓で細長い略円筒形状のホースである。集塵ホース21は、接続管19に繋がる一方の端部(ここでは、後方の端部)を有する。集塵ホース21は、接続管19を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
手元操作管22は、集塵ホース21の他方の端部(ここでは、前方の端部)に接続する一方の端部(ここでは、後方の端部)を有する。手元操作管22は、接続管19および集塵ホース21を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
把持部23は、電気掃除機1を操作するために使用者が手で把持する部分である。把持部23は、使用者が手で容易に把持できるよう、手に合わせた適宜の形状を有して手元操作管22から突出する。
操作部24は、それぞれの運転モードに対応するスイッチを備える。具体的には、操作部24は、電動送風機8の運転停止操作の入力を受け取る停止スイッチ24aと、電動送風機8の運転開始操作の入力を受け取る起動スイッチ24bと、を備える。操作部24は、起動スイッチ24bに代えて、弱運転スイッチ(図示省略)、中運転スイッチ(図示省略)および強運転スイッチ(図示省略)を別個に備えていても良い。電気掃除機1の使用者は、操作部24を操作して電動送風機8の運転モードを択一的に選択する。
延長管25は、伸縮可能な細長略円筒状の管である。延長管25は、複数の筒状体を重ね合わせたテレスコピック構造を有する。延長管25は、手元操作管22の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在に接続する一方の端部(ここでは、後方の端部)を有する。延長管25は、接続管19、手元操作管22および集塵ホース21を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
吸込口体26は、延長管25の他方の端部(ここでは、前方の端部)に着脱自在に接続する。また、吸込口体26は、木床やカーペットなどの被掃除面上を走行自在あるいは滑走自在な構造を有するとともに、走行状態において被掃除面に対向する底面に吸込口28を有する。さらに、吸込口体26は、吸込口28に位置して回転自在な回転清掃体29と、回転清掃体29を回転駆動する電動機31と、を備える。吸込口体26は、延長管25、手元操作管22および集塵ホース21を介して塵埃分離集塵部7に流体的に接続する。
また、吸込口体26は、吸込口体26の移動量を算出可能な物理量を測定する移動量測定器35と、吸込口体26が未だ通過していない領域(未通過領域)を案内する表示を行う案内表示部36と、吸込口体26が掃除中の箇所(被掃除面)の清掃状態を表示する塵埃検知表示部37と、を備える。
移動量測定器35は、吸込口体26の移動量を算出可能な物理量として、例えば、吸込口体26の並進運動にともなう変位、速度または加速度、吸込口体26の回転運動にともなう角度または角速度を測定する。ここで、吸込口体26の移動量は、吸込口体26の前後左右上下の3方向における並進移動量と、それぞれの並進方向まわりにおける回転角度で表す移動方向とである。
案内表示部36は、吸込口体26上に四方へ離間して位置し、それぞれが独立して点灯および消灯可能な複数の表示灯38を備える。
塵埃検知表示部37は、例えば、LEDであり、吸込口体26の上部中央に位置して吸込口体26が掃除中の箇所(被掃除面)の清掃状態を使用者に報知する。
電気掃除機1は、起動スイッチ24bで運転開始操作を受け取ると電動送風機8の運転を開始して掃除機本体2の内部に負圧(吸込負圧)を発生する。電気掃除機1は、例えば電動送風機8が停止した状態で起動スイッチ24bに運転開始操作の入力を受け取ると、先ず電動送風機8を強運転モードで運転し、次いで起動スイッチ24bに運転開始操作の入力を受け取ると電動送風機8を中運転モードで運転し、さらに起動スイッチ24bに運転開始操作の入力を受け取ると電動送風機8を弱運転モードで運転し、以下繰り返す。強運転モード、中運転モードおよび弱運転モードは、予め設定された複数の運転モードである。強運転モード、中運転モード、弱運転モードの順に入力値が下がる。
掃除機本体2の内部に生じた負圧は、本体接続口12から集塵ホース21と手元操作管22と延長管25とを経て吸込口体26の吸込口28に作用する。吸込口28に作用した負圧によって、電気掃除機1は、被掃除面に溜まった塵埃を空気とともに吸込口28から吸い込んで被掃除面を掃除する。このとき、電気掃除機1は、吸込口28に吸い込んだ含塵空気を塵埃分離集塵部7によって空気と塵埃とに分離する。電気掃除機1は、含塵空気から分離した塵埃を塵埃分離集塵部7に捕集する。他方、電気掃除機1は、含塵空気から分離した空気を塵埃分離集塵部7から電動送風機8へ吸い込んだ後、掃除機本体2から排気する。
次に、移動量測定器35の具体例について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の移動量測定器を示す概念図である。
図2に示すように、移動量測定器35は、所謂機械式マウスのような位置検出機構を備えるものであり、吸込口体26が被掃除面上を移動すると転動する球体41と、球体41の転動量を測定する複数のロータリーエンコーダ42a、42bと、を備える。ロータリーエンコーダ42a、42bは、互いに平行ではない回転軸、好ましくは直角に交わる回転軸を有する。移動量測定器35は、球体41の転動量をロータリーエンコーダ42a、42bで測定し、吸込口体26の移動量を算出可能な物理量、具体的には吸込口体26の並進運動にともなう変位を測定する。
図3は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の移動量測定器の他の例を示す概念図である。
図3に示すように、移動量測定器35Aは、所謂光学式マウスのような位置検出機構を備えるものであり、被掃除面上を照らす照明装置45と、被掃除面による照明装置45が発した光の反射光を測定する光センサ46と、を備える。移動量測定器35Aは、照明装置45で被掃除面を照らし、反射光を光センサ46で測定して吸込口体26の移動にともない変化する反射光の変化量から吸込口体26の移動量を算出可能な物理量、具体的には吸込口体26の並進運動にともなう変位を測定する。
図4は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の移動量測定器の他の例を示す概念図である。
図4に示すように、移動量測定器35Bは、所謂6軸センサであり、吸込口体26の加速度を測定する加速度センサ(図示省略)と、吸込口体26の姿勢変化を測定するジャイロ(図示省略)と、をそれぞれ3軸ずつ備える。
なお、電気掃除機1は、移動量測定器35、35A、35Bのいずれか1つを備える。移動量測定器35、35Aは、被掃除面上における吸込口体26の並進運動にともなう変位、すなわち、被掃除面に広がる二次元の仮想的な座標系における吸込口体26の並進運動にともなう変位を測定する。他方、移動量測定器35Bは、吸込口体26が被掃除面のある部屋などの空間における吸込口体26の並進運動にともなう加速度変化および回転運動にともなう角速度変化もしくは角度変化、すなわち、被掃除面の空間に広がる三次元の仮想的な座標系における吸込口体26の並進運動にともなう加速度変化および回転運動にともなう角速度変化もしくは角度変化を測定する。
図5は、本発明の実施形態に係る電気掃除機のシステム構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体2側の本体制御回路51と、管部3に配線された導線によって本体制御回路51に電気的に接続する吸込口体26側の吸込口体制御回路52と、を備える。電気掃除機1は、操作部24が受け取る操作の入力に応じて電動送風機8を運転し吸込負圧を生じるとともに、吸込口体26の電動機31を運転し回転清掃体29を回転駆動する。
先ず、本体制御回路51は、電動送風機8と、電動送風機8とともに商用交流電源Eに直列に接続する第一スイッチング素子55と、吸込口体制御回路52とともに商用交流電源Eに直列に接続する第二スイッチング素子56と、商用交流電源Eに接続する本体電源部57と、第一スイッチング素子55および第二スイッチング素子56のスイッチング制御を行う本体制御部9と、を備える。
第一スイッチング素子55および第二スイッチング素子56は、双方向サイリスタや逆阻止3端子サイリスタなどの電力制御用の素子である。第一スイッチング素子55および第二スイッチング素子56は、それぞれのゲート端子を本体制御部9に接続する。第一スイッチング素子55は、本体制御部9が制御するゲート電流に応じて電動送風機8の入力のスイッチング制御(位相制御)を行う。第二スイッチング素子56は、本体制御部9が制御するゲート電流に応じて吸込口体制御回路52の入力のスイッチング制御(位相制御)を行う。
ここで、操作部24は、停止スイッチ24aおよび起動スイッチ24bの操作の入力に対応して本体電源部57の出力電圧の分圧値を変化する電圧可変回路(図示省略)を備える。操作部24によって変化する本体電源部57の出力電圧の分圧値は、本体制御部9が受け取る操作信号である。
本体制御部9は、マイクロコンピュータからなり、中央処理部(図示省略)、メモリ(図示省略)、I/O部(図示省略)およびタイマ(図示省略)を備える。メモリは、中央処理部が実行する制御プログラムや、制御プログラムの実行に必要な定数などのデータを予め記憶する。このデータは、予め設定された各運転モードに対応する定数を含む。また、メモリは、中央処理部の演算データなどを一時記憶しておくデータ記憶領域ならびに作業領域である。
また、本体制御部9は、操作部24が出力する操作信号と、ゼロクロス検出器(図示省略)が検出する商用交流電源Eのゼロクロスタイミングと、を周期的に読み取り、選択中の運転モードにしたがって第一スイッチング素子55および第二スイッチング素子56のスイッチング制御(位相制御)を行って電動送風機8および吸込口体制御回路52の入力を制御する。
本体制御部9は、予め設定された運転モードとして、例えば、弱、中および強からなる3つの運転モードを有する。それぞれの運転モードは、弱モード<中モード<強モードの関係で予め設定する電動送風機8の入力値である。そして、本体制御部9は、起動スイッチ24bが運転開始操作を受け取る都度、運転モードを順次(例えば、強→中→弱→強→…)に切り換え第一スイッチング素子55のスイッチング制御を行い電動送風機8の入力を変更するとともに、第二スイッチング素子56のスイッチング制御を行い吸込口体制御回路52に電力の供給を開始する。
次いで、吸込口体制御回路52は、本体制御回路51が供給する電圧を検出する電源検出部58と、本体制御回路51が供給する交流電力を直流電力に変換する吸込口体電源部61と、吸込口体電源部61に接続して電動機31の入力を変化するスイッチング回路62と、吸込口体26が空気とともに吸い込む塵埃の量を測定する塵埃量測定部63と、移動量測定器35と、案内表示部36と、塵埃検知表示部37と、スイッチング回路62のスイッチング制御を行う吸込口体制御部65と、を備える。
電源検出部58は、本体制御回路51が供給する電圧の波形情報を検出して吸込口体制御部65へ出力する。
案内表示部36は、進行方向に対して横長の直方体形状を有する吸込口体26の右前角部、左前角部、右後角部、左後角部にそれぞれ一対ずつ位置する表示灯38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38hである。なお、表示灯38は、吸込口体26の前後左右の辺の中間部分に一つずつ位置しても良い。各表示灯38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38hは、例えばLEDである。案内表示部36は、未通過領域に近い側の表示灯38を点灯または点滅して使用者に未通過領域を案内する。
スイッチング回路62は、複数のスイッチング素子(図示省略)を有するブリッジ回路である。スイッチング回路62は、吸込口体制御部65のスイッチング制御に応じて電動機31の入力や回転方向を変化する。
塵埃量測定部63は、吸込口体26の流路内で向かい合う発光部66および受光部67を備える。塵埃量測定部63は、発光部66が発する光を受光部67で捕らえ、吸込口体26の流路を横切る光量の増減から両者の間を通過する塵埃量を測定して本体制御部9へ出力する。発光部66は、例えば発光ダイオードであり、他方、受光部67はフォトダイオードやフォトトランジスタである。
吸込口体制御部65は、本体制御部9と同様にマイクロコンピュータからなり、中央処理部(図示省略)、メモリ(図示省略)、I/O部(図示省略)およびタイマ(図示省略)を備える。メモリは、中央処理部が実行する制御プログラムや、制御プログラムの実行に必要な定数などのデータを予め記憶する。また、メモリは、中央処理部の演算データなどを一時記憶しておくデータ記憶領域ならびに作業領域である。吸込口体制御部65は、本体制御回路51を商用交流電源Eに接続して本体制御部9が第二スイッチング素子56のスイッチング制御を開始すると吸込口体電源部61から電力の供給を受けて動作可能となる。
また、吸込口体制御部65は、電源検出部58が出力する電圧の波形情報を読み取り、スイッチング回路62のスイッチング制御を行い電動機31の入力や回転方向を制御する。
さらに、吸込口体制御部65は、塵埃量測定部63が測定する塵埃の量が予め定める所定の塵埃量よりも小さい場合、塵埃検知表示部37を点灯して、掃除中の箇所(被掃除面)がきれいになったことを使用者に報知し、他方、塵埃量測定部63が測定する塵埃の量が予め定める所定の塵埃量以上の場合に塵埃検知表示部37を消灯して、掃除中の箇所(被掃除面)に未だ塵埃が存することを使用者に報知する。
さらにまた、吸込口体制御部65は、移動量測定器35、35A、35Bの測定結果から吸込口体26の移動量を算出し、この算出結果から吸込口体26が既に通過した領域(通過領域)を記憶し、この通過領域から吸込口体26の未通過領域を特定し、使用者に特定した未通過領域を案内するよう案内表示部36の制御を行う。この制御を未通過領域の案内表示制御と呼ぶ。
吸込口体制御部65による未通過領域の案内表示制御について詳述する。
図6は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の吸込口体制御部を示すブロック図である。
図6に示すように、本実施形態に係る吸込口体制御部65は、移動量測定器35、35A、35Bの測定結果から吸込口体26の移動量を算出する移動量算出部71と、移動量算出部71の算出結果から吸込口体26の通過領域を記憶する通過領域記憶部72と、通過領域記憶部72が記憶する吸込口体26の通過領域から吸込口体26の未通過領域を特定する未通過領域特定部73と、を備える。
また、吸込口体制御部65は、塵埃量測定部63の測定結果から通過領域記憶部72が記憶する通過領域を消去するリセット部75を備える。
移動量算出部71、未通過領域特定部73およびリセット部75は、中央処理部が実行する制御プログラムである。通過領域記憶部72は、中央処理部が実行する制御プログラムおよびメモリに確保するデータ記憶領域である。
移動量算出部71は、移動量測定器35、35A、35Bの測定結果(例えば、吸込口体26の並進運動にともなう変位、速度または加速度、吸込口体26の回転運動にともなう角度または角速度)から吸込口体26の移動量を算出する。
より具体的には、移動量測定器35または移動量測定器35Aを移動量算出部71に接続する場合、移動量算出部71は、移動量測定器35、35Aが測定する吸込口体26の並進運動にともなう変位とその移動方向から吸込口体26の移動量を算出する。このとき算出する吸込口体26の移動量は、被掃除面に広がる二次元の仮想的な座標系で定義する。
他方、移動量測定器35Bを移動量算出部71に接続する場合、移動量算出部71は、移動量測定器35Bが測定する吸込口体26の並進運動にともなう加速度変化および回転運動にともなう角速度変化もしくは角度変化から吸込口体26の移動量を算出する。このとき算出する吸込口体26の移動量は、被掃除面に広がる三次元の仮想的な座標系で定義する。移動量測定器35Bを移動量算出部71に接続する場合、移動量算出部71は、使用者が吸込口体26を被掃除面から持ち上げて移動しても、三次元空間における吸込口体26の移動量を算出して吸込口体26が再び被掃除面上に位置した領域を通過領域記憶部72に継続的に記憶できる。
通過領域記憶部72は、枡目状に区切る仮想的な平面P上に吸込口体26の移動量を対応付けて吸込口体26が通過する平面P上の枡目Mを通過領域として記憶する。枡目Mの仮想的な大きさは予め定めてあり、例えば被掃除面に対する吸込口体26の投影と略同等の大きさや、電気掃除機1の把持部23を握る使用者が腕を前後に振って吸込口体26を往復動する際のストロークに吸込口体26の横幅を掛けた大きさが望ましいが、これに限られるものではない。通過領域記憶部72は、移動量算出部71が刻々と算出する吸込口体26の移動量を枡目状に区切る仮想的な平面P上に対応付け、吸込口体26の移動の軌跡が重なる枡目Mを通過領域として記憶する。
通過領域記憶部72は、平面P上の全枡目に対応するデータ記憶領域をメモリ上に予め確保するデータ構造を有し、吸込口体26が通過した枡目Mと、吸込口体26が未通過の枡目Mとを異なる情報(具体的には、1ビットを含むビット列)で記憶する。また、通過領域記憶部72は、データ記憶領域を適宜に確保しつつ吸込口体26が通過した枡目Mを特定可能な情報(具体的には、1ビットを含むビット列)を順次に記憶するデータ構造を有するものでも良い。
また、通過領域記憶部72は、吸込口体26の現在位置に対応する仮想的な平面P上の枡目Mの情報も記憶する。
さらに、通過領域記憶部72は、塵埃量測定部63が測定する塵埃の量が予め定める所定の塵埃量よりも小さいこと、すなわち、掃除中の箇所(被掃除面)がきれいになったことと、吸込口体26の移動量が隣接する枡目Mに達したこととの論理積から吸込口体26の通過領域を判定するものであっても良い。
未通過領域特定部73は、通過領域記憶部72を参照して吸込口体26の現在位置に対応する枡目Mと通過領域とを比較し、吸込口体26の現在位置に隣接する4つの枡目Mのうち、未だ通過していない枡目M(すなわち未通過領域に相当する枡目M)を探索し、特定する。
また、未通過領域特定部73は、吸込口体26が現在位置する枡目から見て、未通過領域として特定した枡目Mが位置する方向(吸込口体26の前後左右の方向)を使用者に知らせるために、未通過領域として特定した枡目Mが位置する方向に対応する案内表示部36の表示灯38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38hを点灯または点滅する。
リセット部75は、塵埃量測定部63による測定結果が予め定める所定の時間継続して予め定める所定の塵埃量よりも小さい場合、使用者が意図的に吸込口体26を未掃除の箇所(すなわち、未通過領域)に移動する行動を取ったものと見なして、通過領域記憶部72が記憶する通過領域を消去する。予め定める所定の塵埃量は、被掃除面を略清浄と判断可能な塵埃量である。予め定める所定の時間は、偶然にも掃除箇所の塵埃量が極めて少なかったような場合に、被掃除面が略清浄になったと誤判断してしまうことを回避するために時定数として設定するものであり、具体的には約10秒に設定する。
また、リセット部75は、移動量測定器35、35Aの測定結果を加味して通過領域記憶部72が記憶する通過領域を消去することもできる。
具体的には、リセット部75は、移動量測定器35または移動量測定器35Aの場合、使用者が吸込口体26を被掃除面から持ち上げて移動すると移動量測定器35、35Aの測定結果に変化が無くなり一定になることから、移動量測定器35、35Aの測定結果が予め定める所定の時間継続して一定になり、かつ塵埃量測定部63による測定結果が予め定める所定の時間継続して予め定める所定の塵埃量よりも小さい場合、使用者が意図的に吸込口体26を未掃除の箇所(すなわち、未通過領域)に移動する行動を取ったものと見なして、通過領域記憶部72が記憶する通過領域を消去する。
なお、移動量測定器35Bの場合、使用者が吸込口体26を被掃除面から持ち上げて移動しても、移動量算出部71が吸込口体26の移動量を算出して吸込口体26が再び被掃除面上に位置した領域を通過領域記憶部72に継続的に記憶できることから、リセット部75を除外し、通過領域記憶部72が記憶する通過領域を消去しなくても良い。
リセット部75は、吸込口体26の移動量を算出可能な物理量を測定するために移動量測定器35、35Aを用いる場合に特に有効である。
次に、電気掃除機1の動作を説明する。
図7から図9は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の未通過領域の案内表示制御を示す概略図である。
図7から図9に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、使用者が部屋Rの被掃除面上に吸込口体26を置いて起動スイッチ24bを操作することで運転を開始する。電気掃除機1は、運転の開始と同時に仮想的な平面Pの基準位置M(0、0)から通過領域の記憶を始める。
ここで、仮想的な平面Pにおける枡目Mの大きさは、電気掃除機1の把持部23を握る使用者が腕を前後に振って吸込口体26を往復動する際のストロークに吸込口体26の横幅を掛けた大きさとする。また、吸込口体の通過領域を”○”で示し、未通過領域を”×”で示す。通過領域記憶部72は、部屋Rに対して十分に広い範囲を記憶できるよう枡目Mを確保する。枡目Mは、吸込口体26の前後方向を行番号、左右方向を列番号で表す。例示として、基準位置を枡目M(0、0)と表し、その前方を枡目M(−1、0)、後方を枡目M(1、0)、左方を枡目M(0、−1)、右方を枡目M(1、0)と表す。
先ず、吸込口体制御部65は、吸込口体26の通過領域を新たに記憶するために、通過領域記憶部72を初期化する。具体的には、平面P上の全枡目に対応するデータ記憶領域をメモリ上に予め確保するデータ構造を有する通過領域記憶部72の場合、全枡目に未通過領域である旨の情報を記憶する。データ記憶領域を適宜に確保するデータ構造を有する通過領域記憶部72の場合、全ての記憶内容を一旦消去する。
運転開始直後の吸込口体制御部65(より詳しくは未通過領域特定部73)は、基準位置M(0、0)を含める全ての枡目Mが未通過領域であるため、表示灯38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38hの全てを点灯または点滅(図中、白抜き)して使用者に全方向、すなわち枡目M(0、0)に隣接する枡目M(0、1)、枡目M(0、−1)、枡目M(−1、0)、枡目M(0、1)が未通過領域であることを案内する。
なお、吸込口体26の前方が部屋Rの壁面W1であっても、吸込口体制御部65(より詳しくは未通過領域特定部73)は、壁面W1の存在に関知せず、枡目M(0、0)に隣接する枡目M(−1、0)が未通過領域であることを案内する。しかしながら、吸込口体26は当然に前方へ進むことができないので、案内表示部36による未通過領域の案内機能に支障はない。このことは、吸込口体26の前後左右の方向に壁面がある全ての場合について共通する。
次に、吸込口体制御部65(より詳しくは移動量算出部71)は、吸込口体26が移動を始めると、移動量測定器35、35A、35Bの測定結果から吸込口体26の移動量を刻々算出する。
そして、図8に示すように、吸込口体制御部65(より詳しくは移動量算出部71)は、移動量の算出結果が現在位置する枡目M(0、0)から隣接する枡目M、例えば枡目M(0、1)に達すると、元居た枡目M(0、0)を通過領域として枡目M(0、0)に対応する情報を通過領域記憶部72に記憶する。このとき、吸込口体制御部65(より詳しくは未通過領域特定部73)は、表示灯38a、38hを消灯(図中、塗りつぶし)して使用者に枡目M(0、1)に隣接する枡目M(0、0)が通過領域であることを案内する。他方、吸込口体制御部65(より詳しくは未通過領域特定部73)は、表示灯38b、38c、38d、38e、38f、38gを点灯または点滅(図中、白抜き)して使用者に枡目M(0、1)に隣接する枡目M(−1、1)、枡目M(0、2)、枡目M(1、1)が未通過領域であることを案内する。
次に、図9に示すように、通過領域が部屋Rの他の壁面W2に達すると、吸込口体制御部65(より詳しくは未通過領域特定部73)は、表示灯38a、38h(図中、塗りつぶし)を消灯して使用者に枡目M(0、n)に隣接する枡目M(0、n−1)が通過領域であることを案内する。他方、吸込口体制御部65(より詳しくは未通過領域特定部73)は、表示灯38b、38c、38d、38e、38f、38gを点灯または点滅(図中、白抜き)して使用者に枡目M(0、n)に隣接する枡目M(−1、n)、枡目M(0、n+1)、枡目M(1、n)が未通過領域であることを案内する。
そうすると、使用者は、表示灯38が案内する方向のうち移動可能な枡目M(1、n)へ吸込口体26を移動して(図9中の矢印A)掃除を継続する。電気掃除機1は、図7から図9に示すような動作を順次に繰り返し、使用者を部屋Rの隅々に案内する。
そして、1つの部屋Rの掃除が終わって他の部屋R’へ掃除場所を移す際、電気掃除機1は、使用者が被掃除面から吸込口体26を持ち上げて移動すると、リセット部75によって通過領域記憶部72が記憶する通過領域の情報を消去し、新たに通過領域の記憶を再開して他の部屋R’でも同様に未通過領域の案内を行う。なお、吸込口体26の移動量を算出可能な物理量を測定するために移動量測定器35Bを用いる場合、吸込口体制御部65(より詳しくは移動量算出部71)が慣性航法によって一旦被掃除面から離れた吸込口体26の移動量を算出可能であることから、リセット部75による通過領域記憶部72の消去を不要にできる。
本実施形態に係る電気掃除機1は、吸込口体26の移動量を刻々算出して通過領域を記憶し、この記憶内容に基づいて未通過領域を特定し、案内表示部36の表示を制御して使用者に未通過領域を刻々案内することによって、考え事をしていたり、他に注意を奪われたりする不注意から使用者が掃除済みの箇所を忘却してしまっても、使用者を未だ掃除をしていない箇所へと誘導し、使用者の疑心から掃除済みの箇所を再度掃除してしまうことを回避しつつ部屋中を掃除できる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1は、当該部屋の大きさや形、間取りなど移動場所の状態を、例えば地図のような形式で予め記憶しておく必要がなく、吸込口体26が移動する先々で未通過領域を適宜に使用者へ案内して部屋中を残らず掃除することができる。このことから、電気掃除機1は、吸込口体26の移動軌跡を解析したり、部屋の大きさを測量したり、自己の移動経路を補正したりする複雑な手法を必要としない。
さらに、本実施形態に係る電気掃除機1は、所謂機械式マウスや光学式マウス、6軸センサのような簡便な構造を有する移動量測定器35、35A、35Bを用いつつ、掃除にともなって被掃除面上を走行あるいは滑走する吸込口体26から直接的に通過領域を記憶し、この記憶内容から未通過領域を特定するため、未だ掃除をしていない箇所を特定するための特別な計測を必要とせず、吸込口体26の構造簡略化やコスト上昇の抑制に寄与できる。
したがって、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、未だ掃除をしていない箇所へと使用者を案内して部屋中を確実に残らず掃除できる。
なお、本発明に係る電気掃除機1は、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、アップライト型の電気掃除機1であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 管部
5 本体ケース
6 車輪
7 塵埃分離集塵部
8 電動送風機
9 本体制御部
11 電源コード
12 本体接続口
13 電源プラグ
19 接続管
21 集塵ホース
22 手元操作管
23 把持部
24 操作部
24a 停止スイッチ
24b 起動スイッチ
25 延長管
26 吸込口体
28 吸込口
29 回転清掃体
31 電動機
35、35A、35B 移動量測定器
36 案内表示部
37 塵埃検知表示部
38、38a、38b、38c、38d、38e、38f、38g、38h 表示灯
41 球体
42a、42b ロータリーエンコーダ
45 照明装置
46 光センサ
51 本体制御回路
52 吸込口体制御回路
55 第一スイッチング素子
56 第二スイッチング素子
57 本体電源部
58 電源検出部
61 吸込口体電源部
62 スイッチング回路
63 塵埃量測定部
65 吸込口体制御部
66 発光部
67 受光部
71 移動量算出部
72 通過領域記憶部
73 未通過領域特定部
75 リセット部

Claims (10)

  1. 被掃除面上を走行可能な吸込口体と、
    前記吸込口体の移動量を算出可能な物理量を測定する移動量測定器と、
    前記移動量測定器の測定結果から前記吸込口体の移動量を算出する移動量算出部と、
    前記移動量算出部の算出結果から前記吸込口体の通過領域を記憶する通過領域記憶部と、
    前記通過領域記憶部が記憶する前記吸込口体の通過領域から前記吸込口体の未通過領域を特定する未通過領域特定部と、
    前記未通過領域特定部が特定した未通過領域を案内する表示を行う案内表示部と、を備えることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記吸込口体が吸い込む塵埃の量を測定する塵埃量測定部と、
    前記塵埃量測定部の測定結果から前記通過領域記憶部が記憶する通過領域を消去するリセット部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記リセット部は、前記塵埃量測定部による測定結果が予め定める所定の時間継続して予め定める所定の塵埃量よりも小さい場合に前記通過領域記憶部が記憶する通過領域を消去することを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記予め定める所定の塵埃量は、前記被掃除面を略清浄と判断可能な塵埃量であることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
  5. 前記案内表示部は、前記吸込口体上に四方へ離間して位置し、それぞれが独立して点灯および消灯可能な複数の表示灯を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 前記案内表示部は、前記未通過領域に近い側の前記表示灯を点灯または点滅して前記未通過領域を案内することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  7. 前記通過領域記憶部は、枡目状に区切る仮想的な平面上に前記吸込口体の移動量を対応付けて前記吸込口体が通過した前記平面上の枡目を前記通過領域として記憶することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  8. 前記移動量測定器は、前記吸込口体が前記被掃除面上を移動すると転動する球体と、前記球体の転動量を測定する複数のロータリーエンコーダと、を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  9. 前記移動量測定器は、前記被掃除面上を照らす照明装置と、前記被掃除面による前記照明装置が発した光の反射光を測定する光センサと、を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  10. 前記移動量測定器は、前記吸込口体の加速度を測定する加速度センサと、前記吸込口体の姿勢変化を測定するジャイロと、をそれぞれ3軸ずつ備える6軸センサであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
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