JP2012147258A - ハンドオーバパラメータ調整装置、ハンドオーバパラメータ調整方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

ハンドオーバパラメータ調整装置、ハンドオーバパラメータ調整方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバパラメータの調整方向が相反するハンドオーバ失敗事象が同時に発生する場合に、ハンドオーバパラメータ調整の安定性の向上を図る。
【解決手段】隣接基地局からの受信電力と接続基地局からの受信電力との電力差の判定閾値を大きくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第1のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、前記閾値を小さくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第2のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、を用いて、ハンドオーバ失敗を少なくするための前記閾値の調整方向を示す閾値調整重み(オフセット調整重み)を計算し(S6)、前記閾値調整重み(オフセット調整重み)に基づいて前記閾値(オフセット値)を決定する(S7)。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハンドオーバパラメータ調整装置、ハンドオーバパラメータ調整方法およびコンピュータプログラムに関する。
近年、標準化団体の3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)システムと呼ばれるセルラシステムの標準化作業が進められている。LTEシステムにおいて、移動端末が接続する基地局(以下、接続基地局と称する)を切り替えるためのハンドオーバ処理は、移動端末から送信される測定報告(Measurement Report:MR)メッセージ(以下、MRと称する)を接続基地局が受信したことを契機に実行される。ここで、移動端末がMRを送信するタイミングは、接続基地局が移動端末に設定するMRパラメータによって調節することができる。従って、移動端末がハンドオーバするタイミングは、MRパラメータによって調節することができる。
MRは送信契機の違いにより複数の種類が定義されているが、A3MRと呼ばれるMRが一般的にハンドオーバ処理で使用される。式(1)が満たされるときに、移動端末から接続基地局sへ、接続基地局sに隣接する基地局(以下、隣接基地局と称する)nに関するA3MRが送信される(非特許文献1参照)。
Figure 2012147258
但し、sは接続基地局の識別子(ID)、nは隣接基地局のIDである。M(s,n)は、移動端末が接続基地局sの隣接基地局nから送信された参照信号を受信したときの受信電力(Reference Signal Received Power:RSRP)[dBm]又は受信品質(Reference Signal Received Quality:RSRQ)[dB]である。M(s,s)は、移動端末が接続基地局sから送信された参照信号を受信したときのRSRP[dBm]又はRSRQ[dB]である。
Of(s,n)は、接続基地局sが周波数帯の違いに基づいて設定する隣接基地局nに関するオフセット値である。Of(s,s)は、接続基地局sが周波数帯の違いに基づいて設定する自基地局sに関するオフセット値である。Oc(s,n)は、接続基地局sが隣接基地局nごとに設定するオフセット値である。Oc(s,s)は、接続基地局sが設定する自基地局sに関するオフセット値である。Hys(s)は、接続基地局sごとに設定される、ヒステリシスと呼ばれるオフセット値である。OffA3(s)は、接続基地局sごとに設定される、A3MR固有のオフセット値である。これらのオフセット値はハンドオーバパラメータである。
上記式(1)は、移動端末が隣接基地局nから受信する電力が接続基地局sから受信する電力よりも閾値以上大きい電力差を有することが接続基地局sのセル(接続セルs)から隣接基地局nのセル(隣接セルn)へハンドオーバする条件(ハンドオーバ実行条件)であるセルラシステムにおいて、該ハンドオーバ実行条件を判定する判定式となる。該電力差の閾値は、式(1)の各オフセット値から構成される。従って、式(1)のオフセット値を変更することによって、接続セルsから隣接セルnへのハンドオーバ実行条件である電力差を変えることができる。これにより、移動端末が接続セルsから隣接セルnへハンドオーバするタイミングを変更することができる。
移動端末が接続セルから隣接セルへハンドオーバするタイミングを変更することで、ハンドオーバの失敗を低減し、また、不必要なハンドオーバを防止することができる。ハンドオーバの失敗事象は、大きく分けて以下の3つに分類できる(非特許文献2参照)。
(1)「Too Early HO(Hand Over)」
セルAからセルBへのハンドオーバ実行途中、もしくはハンドオーバが成功した直後に無線リンク断(Radio Link Failure:RLF)が発生し、セルAに再接続する事象である。「Too Early HO」は、ハンドオーバタイミングが早すぎることが一要因として考えられる。
(2)「Too Late HO」
移動端末がセルAに接続中、もしくはセルAからセルBへのハンドオーバ実行途中にRLFが発生し、セルAとは異なるセルBと接続を再確立する事象である。「Too Late HO」は、ハンドオーバタイミングが遅すぎることが一要因として考えられる。
(3)「HO to Wrong Cell」
セルAからセルBへのハンドオーバ実行途中、もしくはハンドオーバが成功した直後にRLFが発生し、セルA、Bとは異なるセルCと接続を再確立する事象である。セルBは「Target Cell」と呼ばれ、セルCは「Reconnection Cell」と呼ばれる。
又、特定の2つの隣接セルの間で一定期間内に一定回数以上ハンドオーバを繰り返す事象は、ピンポン(Ping-Pong)・ハンドオーバと呼ばれる。ピンポン・ハンドオーバは、不必要なハンドオーバであると考えられる。
非特許文献3、4には、ハンドオーバの失敗事象ごとに判定閾値を設け、あるハンドオーバ失敗事象の発生回数(もしくは発生率)が判定閾値を超えた場合に、当該ハンドオーバ失敗事象に応じた調整をハンドオーバパラメータに行う技術が記載されている。
3GPP, TS 36.331, v9.3.0, 2010-06 3GPP, TS 36.300, v9.4.0, 2010-06 "移動局の位置を考慮したハンドオーバ・パラメータの自己最適化", 2010年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会, B-5-90. "Self-optimization for handover oscillation control in LTE", Network Operations and Management Symposium (NOMS), 2010 IEEE.
しかし、上述した非特許文献3、4に記載される従来技術では、同一の接続セルと隣接セルの組合せにおいて、ハンドオーバパラメータを調整する方向が相反するハンドオーバ失敗事象が同時に発生する場合には、ハンドオーバパラメータの調整に不都合が生じる。例えば、あるハンドオーバ失敗事象を少なくするために、ハンドオーバパラメータの値を小さくすると、別のハンドオーバ失敗事象が多くなることが考えられる。この結果、調整ごとにハンドオーバパラメータの値が上げ下げすることとなって、安定性が悪くなる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ハンドオーバパラメータの調整方向が相反するハンドオーバ失敗事象が同時に発生する場合に、ハンドオーバパラメータ調整の安定性の向上を図ることができるハンドオーバパラメータ調整装置、ハンドオーバパラメータ調整方法およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るハンドオーバパラメータ調整装置は、移動端末が隣接基地局から受信する電力が接続基地局から受信する電力よりも閾値以上大きい電力差を有することが当該接続セルから当該隣接セルへハンドオーバする条件であるセルラシステムにおいて、セルごとに設けるハンドオーバパラメータ調整装置であり、前記閾値を大きくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第1のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、前記閾値を小さくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第2のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、を用いて、ハンドオーバ失敗を少なくするための前記閾値の調整方向を示す閾値調整重みを計算する閾値調整重み計算部と、前記閾値調整重みに基づいて前記閾値を決定する閾値決定部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るハンドオーバパラメータ調整装置において、前記第1のハンドオーバ失敗事象は、「Too Early HO」、及び、隣接セルを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」であり、前記第2のハンドオーバ失敗事象は、「Too Late HO」、及び、隣接セルを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」である、ことを特徴とする。
本発明に係るハンドオーバパラメータ調整装置において、前記閾値調整重み計算部は、前記第1のハンドオーバ失敗事象に関する閾値の調整方向別の第1の重みと、前記第2のハンドオーバ失敗事象に関する閾値の調整方向別の第2の重みと、を隣接セルごとに計算し、全ての隣接セルを対象にした前記閾値の調整方向の組合せごとに、全ての隣接セルの前記第1の重みと前記第2の重みを総合し、全ての隣接セルを対象にした前記閾値の調整方向の組合せの中から、前記総合結果の重み付けが最大となる組合せを選択する、ことを特徴とする。
本発明に係るハンドオーバパラメータ調整装置においては、ハンドオーバ失敗率が大きい隣接セルから順番に前記閾値を調整してゆき、前記閾値調整重み計算部は、第1の隣接セルと「HO to Wrong Cell」のペアとなる第2の隣接セルに関し、前記第1の隣接セルの閾値の調整方向に応じた「HO to Wrong Cell」に関する調整規則に従って、前記第2の隣接セルの閾値調整重みを計算する、ことを特徴とする。
本発明に係るハンドオーバパラメータ調整装置において、前記閾値調整重み計算部は、前記第2のハンドオーバ失敗事象のうち、隣接セルを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」の発生回数を0として閾値調整重みを計算する、ことを特徴とする。
本発明に係るハンドオーバパラメータ調整装置において、前記閾値決定部は、前記閾値調整重みが閾値を大きくする調整方向である場合にのみ、ピンポン・ハンドオーバを少なくするための閾値更新を行う、ことを特徴とする。
本発明に係るハンドオーバパラメータ調整装置においては、ピンポン・ハンドオーバ発生回数が大きい隣接セルから順番に、ピンポン・ハンドオーバを少なくするための閾値を調整してゆき、前記閾値調整重み計算部は、第1の隣接セルと「HO to Wrong Cell」のペアとなる第2の隣接セルに関し、前記第1の隣接セルの閾値の調整方向に応じた「HO to Wrong Cell」に関する調整規則に従って、前記第2の隣接セルの閾値調整重みを計算する、ことを特徴とする。
本発明に係るハンドオーバパラメータ調整方法は、移動端末が隣接基地局から受信する電力が接続基地局から受信する電力よりも閾値以上大きい電力差を有することが当該接続セルから当該隣接セルへハンドオーバする条件であるセルラシステムにおいて、セルごとにハンドオーバパラメータを調整する方法であり、閾値調整重み計算部が、前記閾値を大きくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第1のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、前記閾値を小さくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第2のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、を用いて、ハンドオーバ失敗を少なくするための前記閾値の調整方向を示す閾値調整重みを計算するステップと、閾値決定部が、前記閾値調整重みに基づいて前記閾値を決定するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、移動端末が隣接基地局から受信する電力が接続基地局から受信する電力よりも閾値以上大きい電力差を有することが当該接続セルから当該隣接セルへハンドオーバする条件であるセルラシステムにおいて、セルごとにハンドオーバパラメータを調整する処理を行うためのコンピュータプログラムであって、前記閾値を大きくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第1のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、前記閾値を小さくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第2のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、を用いて、ハンドオーバ失敗を少なくするための前記閾値の調整方向を示す閾値調整重みを計算するステップと、前記閾値調整重みに基づいて前記閾値を決定するステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
これにより、前述のハンドオーバパラメータ調整装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、ハンドオーバパラメータの調整方向が相反するハンドオーバ失敗事象が同時に発生する場合に、ハンドオーバパラメータ調整の安定性の向上を図ることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係るセルラシステムの構成例を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整装置10の構成図である。 本発明に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例1である。 本発明に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例1である。 本発明に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例2である。 図5のステップS40に係るハンドオーバ失敗低減処理の第1の実施例である。 図5のステップS40に係るハンドオーバ失敗低減処理の第2の実施例である。 図5のステップS50に係るピンポンハンドオーバ低減処理の第2の実施例である。 本発明に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例3である。 図9のステップS80に係るハンドオーバ失敗低減処理の実施例である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るセルラシステムの構成例を示す概念図である。本実施形態では、セルラシステムの一例としてLTEシステムを挙げて説明する。図1において、各基地局1は各セル110、120、130に対応して設けられる。ハンドオーバパラメータ調整装置10は、セル110、120、130ごとに設けられる。ハンドオーバパラメータ調整装置10は、自セルの基地局1との間でデータを送受する。なお、ハンドオーバパラメータ調整装置10は、独立した装置として構成されてもよく、あるいは、基地局1に実装されてもよい。
移動端末2は、基地局1と無線接続する。移動端末2は、式(1)を判定し、合格となった場合にA3MRを接続基地局へ送信する。このA3MRの送信は、移動端末2が接続セルsから隣接セルnへハンドオーバする契機となる。式(1)の各種のオフセット値は、接続基地局sから移動端末2へ通知される。移動端末2は、接続基地局sから通知されたオフセット値を用いて、式(1)を構成する。
図2は、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整装置10の構成図である。図2において、ハンドオーバパラメータ調整装置10は、ハンドオーバ失敗低減処理部11とピンポンハンドオーバ低減処理部12と制御部13を有する。ハンドオーバパラメータ調整装置10には、自セルの基地局1から入力データ21が入力される。ハンドオーバパラメータ調整装置10は、入力データ21を用いてハンドオーバパラメータ調整処理を行い、出力データ22を自セルの基地局1へ出力する。
入力データ21は、自セル(接続セルs)で発生した各ハンドオーバ失敗事象の発生回数を有する。ハンドオーバ失敗事象の発生回数は一定期間内に計数されたものである。本実施形態では、以下に示す5種類のハンドオーバ失敗事象を使用する。
(1)隣接セルnに対する「Too Early HO」
(2)隣接セルnに対する「Too Late HO」
(3)隣接セルnを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」
(4)隣接セルnを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」
(5)隣接セルnに対するピンポン・ハンドオーバ
本実施形態では、式(1)において電力差「M(s,n)−M(s,s)」を判定する閾値を調整することによって、上記5種類のハンドオーバ失敗事象を低減することを図る。
(1)隣接セルnに対する「Too Early HO」と(3)隣接セルnを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」とは、電力差「M(s,n)−M(s,s)」の閾値を大きくすると、発生回数を低減することができる(第1のハンドオーバ失敗事象)。
これに対し、(2)隣接セルnに対する「Too Late HO」と(4)隣接セルnを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」とは、電力差「M(s,n)−M(s,s)」の閾値を小さくすると、発生回数を低減することができる(第2のハンドオーバ失敗事象)。
(5)隣接セルnに対するピンポン・ハンドオーバは、電力差「M(s,n)−M(s,s)」の閾値を大きくすると、発生回数を低減することができる。
ハンドオーバ失敗低減処理部11は、入力データ21を用いて、第1のハンドオーバ失敗事象および第2のハンドオーバ失敗事象を対象に、ハンドオーバ失敗事象を低減させるためのハンドオーバパラメータ調整処理を行う。ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、入力データ21を用いて、ピンポン・ハンドオーバを低減させるためのハンドオーバパラメータ調整処理を行う。制御部13は、各部11、12を制御する。
ハンドオーバパラメータ調整処理の結果である出力データ22は、式(1)に係る電力差「M(s,n)−M(s,s)」の閾値を定めるものである。式(1)に係る電力差「M(s,n)−M(s,s)」の閾値は、式(1)に係る6種類のオフセット値(Of(s,n)、Of(s,s)、Oc(s,n)、Oc(s,s)、Hys(s)、OffA3(s))から構成される。本実施形態では、これら6種類のオフセット値のうち、Oc(s,n)を調整する。Oc(s,n)は、自セルの基地局1(接続基地局s)が隣接基地局nごとに設定するオフセット値である。従って、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整装置10は、隣接基地局n(隣接セルn)ごとに、Oc(s,n)を調整する。
なお、式(1)において、Oc(s,n)はM(s,n)と同じ左辺にあって正符号を有する。従って、式(1)に係る電力差「M(s,n)−M(s,s)」の閾値を大きくする場合にはOc(s,n)を小さくし、該閾値を小さくする場合にはOc(s,n)を大きくする。
又、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整装置10は、必要に応じて、OffA3(s)を調整する。OffA3(s)は、接続基地局sごとに設定される、A3MR固有のオフセット値である。
以下、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整装置10の動作を、実施例ごとに詳細に説明する。
図3、図4は、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例1である。
実施例1では、Oc(s,n)の調整方向を示すオフセット調整重みを式(2)で定義する。
オフセット調整重み=−(w1×(「Too Early HO」発生回数)+b1)+(w2×(「Too Late HO」発生回数)+b2)−(w3×(隣接セルnを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)+b3)+(w4×(隣接セルnを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)+b4) ・・・(2)
但し、w1、w2、w3及びw4並びにb1、b2、b3及びb4は実数である。ハンドオーバパラメータ調整を行う際には、w1、w2、w3及びw4並びにb1、b2、b3及びb4の設定値によって、各ハンドオーバ失敗事象をどの程度考慮するのかを調整することができる。例えばw3、b3、w4及びb4を0とすれば、「HO to Wrong Cell」を考慮せず、「Too Early HO」と「Too Late HO」のみを考慮して、ハンドオーバ失敗率を下げるパラメータ調整を実施することができる。
図3、図4を参照して、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例1を説明する。制御部13は、一定の周期で図3及び図4のハンドオーバパラメータ調整処理を開始する。
ステップS1:制御部13は、パラメータ調整の実行条件A1を判定する。パラメータ調整の実行条件Aは、自セルにおいて、ハンドオーバ失敗率が規定値(x1%)以上である、又は、隣接セル個別のハンドオーバ失敗率が規定値(x2%)以上である、又は、隣接セル個別のピンポン・ハンドオーバの発生回数が規定回数(z回)以上である、のいずれかが成立することである。
ステップS2:制御部13は、ステップS1の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A1を満足する場合にステップS3へ進む。パラメータ調整の実行条件A1を満足しない場合には、図3及び図4のハンドオーバパラメータ調整処理を終了する。
ステップS3:制御部13は、隣接セルリスト(Neighbor List)から未選択の隣接セルを一つ選択する。隣接セルリストは、隣接セルのIDのリストである。
ステップS4:制御部13は、ステップS3で選択した隣接セルnに対して、パラメータ調整の実行条件A2を判定する。パラメータ調整の実行条件A2は、自セルと隣接セルnとの間において、ハンドオーバ発生回数が規定値(y1回)以上かつハンドオーバ失敗率が規定値(x3%)以上である、又は、ハンドオーバ発生回数が規定値(y1回)未満かつハンドオーバ失敗回数が規定値(y2回)以上である、のいずれかが成立することである。
ステップS5:制御部13は、ステップS4の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A2を満足する場合にステップS6へ進む。パラメータ調整の実行条件A2を満足しない場合には、ステップS8へ進む。
ステップS6:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、式(2)により、隣接セルnに係るオフセット調整重みを計算する。
ステップS7:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、隣接セルnに係るオフセット調整重みに基づいて、隣接セルnに係るOc(s,n)を決定する。
ステップS7に係るOc(s,n)決定方法を説明する。まず、定数cを0以上の実数として予め設定しておく。オフセット調整重みが定数cよりも大きい場合には、Oc(s,n)を現在値よりも大きくする。オフセット調整重みが定数c以下「−c」以上である場合には、Oc(s,n)をそのまま(現在値を維持)とする。オフセット調整重みが「−c」よりも小さい場合には、Oc(s,n)を現在値よりも小さくする。Oc(s,n)の変更量としては、固定量であってもよく、あるいは、オフセット調整重みの大きさに応じた可変量であってもよい。
ステップS8:制御部13は、ステップS3で選択した隣接セルnに対して、パラメータ調整の実行条件A3を判定する。パラメータ調整の実行条件A3は、自セルと隣接セルnとの間において、ピンポン・ハンドオーバ発生回数が規定値(z回)以上であることである。
ステップS9:制御部13は、ステップS8の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A3を満足する場合にステップS10へ進む。パラメータ調整の実行条件A3を満足しない場合には、ステップS20へ進む。
ステップS10:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、式(2)により、隣接セルnに係るオフセット調整重みを計算する。
ステップS11:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、隣接セルnに係るオフセット調整重みに基づいて、隣接セルnに係るOc(s,n)を決定する。
ステップS11に係るOc(s,n)決定方法を説明する。まず、定数cを0以上の実数として予め設定しておく。オフセット調整重みが「−c」よりも小さい場合には、Oc(s,n)を現在値よりも小さくする。オフセット調整重みが「−c」以上である場合には、Oc(s,n)をそのまま(現在値を維持)とする。Oc(s,n)の変更量としては、固定量であってもよく、あるいは、オフセット調整重みの大きさに応じた可変量であってもよい。
ステップS12:制御部13は、隣接セルnについてオフセット調整履歴の条件B1を判定する。オフセット調整履歴の条件B1は、直近の過去の所定回数のOc(s,n)調整方向が上げ下げしていないことである。
ステップS13:制御部13は、ステップS12の判定の結果、オフセット調整履歴の条件B1を満足する場合にステップS14へ進む。オフセット調整履歴の条件B1を満足しない場合には、ステップS15へ進む。
ステップS14:制御部13は、ステップS7又はS11で決定された隣接セルnに係るOc(s,n)を出力データ22に設定する。この後、ステップS19へ進む。なお、このステップS14では、出力データ22にOc(s,n)を設定するだけであり、まだ出力データ22は出力しない。
ステップS15:制御部13は、隣接セルnについてオフセット調整履歴の条件B2を判定する。オフセット調整履歴の条件B2は、直近の過去の所定回数連続して、Oc(s,n)の調整がキャンセルされていることである。
ステップS16:制御部13は、ステップS15の判定の結果、オフセット調整履歴の条件B2を満足する場合にステップS17へ進む。オフセット調整履歴の条件B2を満足しない場合には、ステップS18へ進む。
ステップS17:制御部13は、隣接セルnのオフセット調整履歴をクリアする。この後、ステップS14へ進む。
ステップS18:制御部13は、隣接セルnに係る今回のOc(s,n)調整をキャンセルする。この後、ステップS19へ進む。
ステップS19:制御部13は、隣接セルnのオフセット調整履歴を更新する。
ステップS20:制御部13は、隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っているかを判断する。この結果、隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っている場合にステップS3に戻る。隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っていない場合には図4のステップS21に進む。
ステップS21:制御部13は、出力データ22に設定された全Oc(s,n)を対象にして、上限および下限の規定を満足しているかを判定する。
ステップS22:制御部13は、ステップS21の判定の結果、出力データ22に設定された全Oc(s,n)が上限および下限の規定を満足している場合に、図3及び図4のハンドオーバパラメータ調整処理を終了する。出力データ22に設定されたいずれかのOc(s,n)が上限又は下限の規定を満足していない場合には、ステップS23に進む。
ステップS23:制御部13は、出力データ22に設定された全Oc(s,n)を対象にして、上限および下限の規定を満足するように全体調整する。この後、図3及び図4のハンドオーバパラメータ調整処理を終了する。
ステップS23に係る全体調整方法を説明する。本実施形態では、式(1)に係るOffA3(s)を用いて、全体調整を行う。具体的には、まず、出力データ22に設定された全Oc(s,n)を対象にして中央値を求める。次いで、その中央値分をOffA3(s)に移す。次いで、出力データ22に設定された全Oc(s,n)を対象にして、各Oc(s,n)から中央値分を減ずる。
ハンドオーバパラメータ調整装置10、図3及び図4のハンドオーバパラメータ調整処理の終了後、出力データ22を自セルの基地局1へ出力する。
なお、ステップS23において、式(1)に係るHys(s)を用いて全体調整を行ってもよい。又、ステップS23において、中央値の代わりに平均値を用いてもよい。
図5は、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例2である。図5において、実施例1に係る図3の各ステップに対応する部分には同一の符号を付している。実施例2では、隣接セル間で互いに及ぼし合う影響を考慮して、Oc(s,n)の調整を行う。
図5を参照して、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例2を説明する。制御部13は、一定の周期で図5のハンドオーバパラメータ調整処理を開始する。まず、ステップS1からS5までは実施例1(図3)と同じである。但し、ステップS5で、ステップS4の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A2を満足する場合にはステップS31又はS32へ進む。このステップS31へ進むかS32へ進むのかは、後述するステップS40の処理内容に対応している。
ステップS31:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、実施例1と同様に式(2)により、隣接セルnに係るオフセット調整重みを計算する。
ステップS32:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ステップS3で選択された隣接セルnのIDをハンドオーバ失敗低減対象リストに追加する。この後、ステップS20へ進む。
ステップS5で、ステップS4の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A2を満足しない場合には、ステップS8に進む。ステップS8は実施例1(図3)と同じである。
ステップS9:制御部13は、ステップS8の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A3を満足する場合にステップS33へ進む。パラメータ調整の実行条件A3を満足しない場合には、ステップS20へ進む。
ステップS33:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、実施例1と同様に式(2)により、隣接セルnに係るオフセット調整重みを計算する。
ステップS34:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、ステップS3で選択された隣接セルnのIDをピンポン・ハンドオーバ低減対象リストに追加する。この後、ステップS20へ進む。
ステップS20:制御部13は、隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っているかを判断する。この結果、隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っている場合にステップS3に戻る。隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っていない場合にはステップS40に進む。
ステップS40:ハンドオーバ失敗低減対象リストに含まれる隣接セルを対象にして、ハンドオーバ失敗低減処理を行う。このステップS40の処理内容については後述する。
ステップS50:ピンポン・ハンドオーバ低減対象リストに含まれる隣接セルを対象にして、ピンポンハンドオーバ低減処理を行う。このステップS50の処理内容については後述する。
ステップS60:制御部13は、出力データ22に設定された全Oc(s,n)を対象にして、全体調整処理を行う。このステップS60の全体調整処理は、実施例1の図4のステップS21からS23と同じである。この後、図5の処理を終了する。
[ステップS40の第1の実施例]
図6は、図5のステップS40に係るハンドオーバ失敗低減処理の第1の実施例である。図6を参照して、図5のステップS40に係るハンドオーバ失敗低減処理の第1の実施例を説明する。
ステップS40の第1の実施例に対しては、図5のステップS5で、ステップS4の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A2を満足する場合には、ステップS32へ進む。従って、図5のステップS31は実行しない。
ステップS401:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リストから未選択の隣接セルを一つ選択する。
ステップS402:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ステップS401で選択した隣接セルnに対して、詳細重み計算処理を行う。
ステップS402の詳細重み計算処理を説明する。詳細重み計算処理では、以下に示すように、隣接セルnを対象にして、ハンドオーバ失敗事象(1)から(4)ごとに、Oc(s,n)の調整方向別に各重みを全て計算する。Oc(s,n)の調整方向としては、現在値よりも大きくする、現在値よりも小さくする、現在値を維持する、の3種類がある。
(1)隣接セルnに対する「Too Early HO」に係る重みWe,nの計算方法
現在値よりも大きくする場合、
We,n=−(隣接セルnに対する「Too Early HO」発生回数)
現在値よりも小さくする場合、
We,n=+(隣接セルnに対する「Too Early HO」発生回数)
現在値を維持する場合、
We,n=0
(2)隣接セルnに対する「Too Late HO」に係る重みWl,nの計算方法
現在値よりも大きくする場合、
Wl,n=+(隣接セルnに対する「Too Late HO」発生回数)
現在値よりも小さくする場合、
Wl,n=−(隣接セルnに対する「Too Late HO」発生回数)
現在値を維持する場合、
Wl,n=0
(3)隣接セルnを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」に係る重みWwt,n,rの計算方法
但し、「Reconnection Cell」の候補となる隣接セルをrとする。j1及びj2は正の実数であり、j1はj2以下である。
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも大きくし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値よりも大きくする場合、
Wwt,n,r=0
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも大きくし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値の維持とする場合、
Wwt,n,r=−j1×(隣接セルnを「Target Cell」とし、隣接セルrを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも大きくし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値よりも小さくする場合、
Wwt,n,r=−j2×(隣接セルnを「Target Cell」とし、隣接セルrを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値の維持とし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値よりも大きくする場合、
Wwt,n,r=j1×(隣接セルnを「Target Cell」とし、隣接セルrを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値の維持とし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値の維持とする場合、
Wwt,n,r=0
隣接セルnのOc(s,n)を現在値の維持とし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値よりも小さくする場合、
Wwt,n,r=−j1×(隣接セルnを「Target Cell」とし、隣接セルrを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも小さくし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値よりも大きくする場合、
Wwt,n,r=j2×(隣接セルnを「Target Cell」とし、隣接セルrを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも小さくし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値の維持とする場合、
Wwt,n,r=j1×(隣接セルnを「Target Cell」とし、隣接セルrを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも小さくし、かつ、隣接セルrのOc(s,r)を現在値よりも小さくする場合、
Wwt,n,r=0
(4)隣接セルnを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」に係る重みWwr,n,tの計算方法
但し、「Target Cell」の候補となる隣接セルをtとする。j1及びj2は正の実数であり、j1はj2以下である。
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも大きくし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値よりも大きくする場合、
Wwr,n,t=0
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも大きくし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値の維持とする場合、
Wwr,n,t=j1×(隣接セルnを「Reconnection Cell」とし、隣接セルtを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも大きくし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値よりも小さくする場合、
Wwr,n,t=j2×(隣接セルnを「Reconnection Cell」とし、隣接セルtを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値の維持とし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値よりも大きくする場合、
Wwr,n,t=−j1×(隣接セルnを「Reconnection Cell」とし、隣接セルtを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値の維持とし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値の維持とする場合、
Wwr,n,t=0
隣接セルnのOc(s,n)を現在値の維持とし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値よりも小さくする場合、
Wwr,n,t=j1×(隣接セルnを「Reconnection Cell」とし、隣接セルtを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも小さくし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値よりも大きくする場合、
Wwr,n,t=−j2×(隣接セルnを「Reconnection Cell」とし、隣接セルtを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも小さくし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値の維持とする場合、
Wwr,n,t=−j1×(隣接セルnを「Reconnection Cell」とし、隣接セルtを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)
隣接セルnのOc(s,n)を現在値よりも小さくし、かつ、隣接セルtのOc(s,t)を現在値よりも小さくする場合、
Wwr,n,t=0
以上がステップS402の詳細重み計算処理の説明である。
ステップS403:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っているかを判断する。この結果、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っている場合にステップS401に戻る。ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っていない場合にはステップS404に進む。
ステップS404:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内の全ての隣接セルを対象にしたOc(s,n)の調整方向の組合せごとに、式(3)により総合重みWを計算する。
Figure 2012147258
次いで、ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内の全ての隣接セルを対象にしたOc(s,n)の調整方向の組合せの中から、総合重みWが最大となる組合せを選択する。これにより、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内の各隣接セルに対して、それぞれにOc(s,n)の調整方向が決まる。次いで、ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内の各隣接セルに対し、各Oc(s,n)の調整方向に従ってOc(s,n)を決定する。このOc(s,n)の決定方法は、実施例1に係る図3のステップS7と同じである。
[ステップS40の第2の実施例]
図7は、図5のステップS40に係るハンドオーバ失敗低減処理の第2の実施例である。図7を参照して、図5のステップS40に係るハンドオーバ失敗低減処理の第2の実施例を説明する。
ステップS40の第2の実施例に対しては、図5のステップS5で、ステップS4の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A2を満足する場合には、ステップS31へ進む。図5のステップS31は、実施例1に係る図3のステップS6と同じであり、ハンドオーバ失敗低減処理部11は、式(2)により、隣接セルnに係るオフセット調整重みを計算する。このステップS31の計算結果である各隣接セルに係るオフセット調整重みは、オフセット調整重みの初期値として記録しておく。
ステップS411:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リストから未選択、且つ、ハンドオーバ失敗率が最大である隣接セルを一つ選択する。この選択された隣接セルを対象セルnと称する。
ステップS412:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、対象セルnに対して、パラメータ調整の実行条件C1を判定する。パラメータ調整の実行条件C1は、対象セルnのオフセット調整重みの最新値が、ステップS31の計算結果(初期値)と符合が同じであることである。
ステップS413:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ステップS412の判定の結果、パラメータ調整の実行条件C1を満足する場合にステップS414へ進む。パラメータ調整の実行条件C1を満足しない場合には、ステップS421へ進む。
ステップS414:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、対象セルnに係るオフセット調整重みに基づいて、対象セルnに係るOc(s,n)を決定する。このOc(s,n)の決定方法は、実施例1に係る図3のステップS7と同じである。
ステップS415:制御部13は、オフセット調整履歴判定処理を行う。このオフセット調整履歴判定処理は、実施例1に係る図3のステップS12からS19と同様である。
ステップS416:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、隣接セルリストから未選択、且つ、対象セルnと「HO to Wrong Cell」のペアになることができる隣接セルを一つ選択する。この選択された隣接セルを対象ペアセルpと称する。
ステップS417:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、対象ペアセルpのオフセット調整状況を確認する。
ステップS418:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ステップS417の確認の結果、対象ペアセルpに係るOc(s,p)が決定済みである場合にはステップS420に進む。対象ペアセルpに係るOc(s,p)が未定である場合にはステップS419に進む。
ステップS419:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、対象ペアセルpのオフセット調整重みを更新する。
ステップS419に係るオフセット調整重み更新方法を説明する。このオフセット調整重み更新方法では、対象セルnと対象ペアセルpに関し、対象セルnのOc(s,n)の調整方向に応じた「HO to Wrong Cell」に関する調整規則(a)、(b)に従って、対象ペアセルpのオフセット調整重みを更新する。この更新後の値は、対象ペアセルpのオフセット調整重みの最新値となる。但し、k1は正の実数である。
(a)対象セルnのOc(s,n)の調整方向が現在値よりも大きくするである場合、対象ペアセルpのオフセット調整重みから「k1×(w3×(対象ペアセルpを「Target Cell」且つ対象セルnを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)+b3)」を減ずる。
(b)対象セルnのOc(s,n)の調整方向が現在値よりも小さくするである場合、対象ペアセルpのオフセット調整重みから「k1×(w4×(対象セルnを「Target Cell」且つ対象ペアセルpを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)+b4)」を減ずる。
ステップS420:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っているかを判断する。この結果、隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っている場合にステップS416に戻る。隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っていない場合にはステップS421に進む。
ステップS421:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っているかを判断する。この結果、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っている場合にステップS411に戻る。ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っていない場合には図7の処理を終了する。
[ステップS50の第1の実施例]
図5のステップS50に係るピンポンハンドオーバ低減処理の第1の実施例としては、ピンポン・ハンドオーバ低減対象リストに含まれる隣接セルを対象にして、実施例1に係る図3のステップS11と同様に、隣接セルnに係るオフセット調整重みに基づいて、隣接セルnに係るOc(s,n)を決定する。次いで、実施例1に係る図3のステップS12からS19と同様のオフセット調整履歴判定処理を行う。
[ステップS50の第2の実施例]
図8は、図5のステップS50に係るピンポンハンドオーバ低減処理の第2の実施例である。図8を参照して、図5のステップS50に係るピンポンハンドオーバ低減処理の第2の実施例を説明する。
ステップS501:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、ピンポン・ハンドオーバ低減対象リストから未選択、且つ、ピンポンハンドオーバ発生回数が最大である隣接セルを一つ選択する。この選択された隣接セルを対象セルnと称する。
ステップS502:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、対象セルnに対して、パラメータ調整の非実行条件D1を判定する。パラメータ調整の非実行条件D1は、対象セルnのオフセット調整重みが、図5のステップS50のハンドオーバ失敗低減処理において他の隣接セルのオフセット調整重みの更新により負値からさらに負方向への更新がない、且つ、本ステップS50のピンポンハンドオーバ低減処理において他の隣接セルのオフセット調整重みの更新のみによりステップS33の計算結果と符合が逆転している、ことである。
ステップS503:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、ステップS502の判定の結果、パラメータ調整の非実行条件D1を満足する場合にステップS511へ進む。パラメータ調整の非実行条件D1を満足しない場合には、ステップS504へ進む。
ステップS504:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、実施例1に係る図3のステップS11と同様に、対象セルnに係るオフセット調整重みに基づいて、対象セルnに係るOc(s,n)を決定する。
ステップS505:制御部13は、オフセット調整履歴判定処理を行う。このオフセット調整履歴判定処理は、実施例1に係る図3のステップS12からS19と同様である。
ステップS506:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、隣接セルリストから未選択、且つ、対象セルnと「HO to Wrong Cell」のペアになることができる隣接セルを一つ選択する。この選択された隣接セルを対象ペアセルpと称する。
ステップS507:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、対象ペアセルpのオフセット調整状況を確認する。
ステップS508:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、ステップS507の確認の結果、対象ペアセルpに係るOc(s,p)が決定済みである場合にはステップS510に進む。対象ペアセルpに係るOc(s,p)が未定である場合にはステップS509に進む。
ステップS509:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、対象ペアセルpのオフセット調整重みを更新する。
ステップS509に係るオフセット調整重み更新方法を説明する。このオフセット調整重み更新方法では、対象セルnと対象ペアセルpに関し、対象セルnのOc(s,n)の調整方向に応じた「HO to Wrong Cell」に関する調整規則(c)に従って、対象ペアセルpのオフセット調整重みを更新する。
(c)対象ペアセルpのオフセット調整重みから「k1×(w4×(対象セルnを「Target Cell」且つ対象ペアセルpを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)+b4)」を減ずる。
ステップS510:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っているかを判断する。この結果、隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っている場合にステップS506に戻る。隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っていない場合にはステップS511に進む。
ステップS511:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、ピンポン・ハンドオーバ低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っているかを判断する。この結果、ピンポン・ハンドオーバ低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っている場合にステップS501に戻る。ピンポン・ハンドオーバ低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っていない場合には図8の処理を終了する。
図9は、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例3である。図9において、実施例2に係る図5の各ステップに対応する部分には同一の符号を付している。実施例3では、実施例2と同様に、隣接セル間で互いに及ぼし合う影響を考慮して、Oc(s,n)の調整を行う。但し、オフセット調整重みの計算式である式(2)において、w4=0、b4=0、とする。これにより、隣接セルnのオフセット調整重みに対して、隣接セルnを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数を反映させない。これは、隣接セルnを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」を優先して低減させるためである。
図9を参照して、本実施形態に係るハンドオーバパラメータ調整処理の実施例3を説明する。制御部13は、一定の周期で図9のハンドオーバパラメータ調整処理を開始する。まず、ステップS1からS5までは実施例1(図3)と同じである。但し、ステップS5で、ステップS4の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A2を満足する場合にはステップS71へ進む。
ステップS71:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、式(2)に対して「w4=0、b4=0」として、隣接セルnに係るオフセット調整重みを計算する。
ステップS32:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ステップS3で選択された隣接セルnのIDをハンドオーバ失敗低減対象リストに追加する。この後、ステップS20へ進む。
ステップS5で、ステップS4の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A2を満足しない場合には、ステップS8に進む。ステップS8は実施例1(図3)と同じである。
ステップS9:制御部13は、ステップS8の判定の結果、パラメータ調整の実行条件A3を満足する場合にステップS72へ進む。パラメータ調整の実行条件A3を満足しない場合には、ステップS20へ進む。
ステップS72:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、式(2)に対して「w4=0、b4=0」として、隣接セルnに係るオフセット調整重みを計算する。
ステップS34:ピンポンハンドオーバ低減処理部12は、ステップS3で選択された隣接セルnのIDをピンポン・ハンドオーバ低減対象リストに追加する。この後、ステップS20へ進む。
ステップS20:制御部13は、隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っているかを判断する。この結果、隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っている場合にステップS3に戻る。隣接セルリスト内に未選択の隣接セルが残っていない場合にはステップS80に進む。
ステップS80:ハンドオーバ失敗低減対象リストに含まれる隣接セルを対象にして、ハンドオーバ失敗低減処理を行う。このステップS80の処理内容については後述する。
ステップS50:ピンポン・ハンドオーバ低減対象リストに含まれる隣接セルを対象にして、ピンポンハンドオーバ低減処理を行う。このステップS50の処理は、実施例2に係るステップS50の第1の実施例又は第2の実施例を利用する。
ステップS60:制御部13は、出力データ22に設定された全Oc(s,n)を対象にして、全体調整処理を行う。このステップS60の全体調整処理は、実施例1の図4のステップS21からS23と同じである。この後、図9の処理を終了する。
[ステップS80の実施例]
図10は、図9のステップS80に係るハンドオーバ失敗低減処理の実施例である。図10を参照して、図9のステップS80に係るハンドオーバ失敗低減処理の実施例を説明する。
ステップS801:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リストから未選択、且つ、ハンドオーバ失敗率が最大である隣接セルを一つ選択する。この選択された隣接セルを対象セルnと称する。
ステップS802:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、対象セルnに係るオフセット調整重みに基づいて、対象セルnに係るOc(s,n)を決定する。このOc(s,n)の決定方法は、実施例1に係る図3のステップS7と同じである。
ステップS803:制御部13は、オフセット調整履歴判定処理を行う。このオフセット調整履歴判定処理は、実施例1に係る図3のステップS12からS19と同様である。
ステップS804:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、隣接セルリストから未選択、且つ、対象セルnと「HO to Wrong Cell」のペアになることができる隣接セルを一つ選択する。この選択された隣接セルを対象ペアセルpと称する。
ステップS805:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、対象ペアセルpのオフセット調整状況を確認する。
ステップS806:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ステップS804の確認の結果、対象ペアセルpに係るOc(s,p)が決定済みである場合にはステップS808に進む。対象ペアセルpに係るOc(s,p)が未定である場合にはステップS807に進む。
ステップS807:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、対象ペアセルpのオフセット調整重みを更新する。
ステップS807に係るオフセット調整重み更新方法を説明する。このオフセット調整重み更新方法では、対象セルnと対象ペアセルpに関し、対象セルnのOc(s,n)の調整方向に応じた「HO to Wrong Cell」に関する調整規則(a)に従って、対象ペアセルpのオフセット調整重みを更新する。
(a)対象セルnのOc(s,n)の調整方向が現在値よりも大きくするである場合、対象ペアセルpのオフセット調整重みに対して「k1×(w4×(対象セルnを「Target Cell」且つ対象ペアセルpを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」発生回数)+b4)」を加える。
ステップS808:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っているかを判断する。この結果、隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っている場合にステップS804に戻る。隣接セルリスト内に未選択の対象ペアセル候補が残っていない場合にはステップS809に進む。
ステップS809:ハンドオーバ失敗低減処理部11は、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っているかを判断する。この結果、ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っている場合にステップS801に戻る。ハンドオーバ失敗低減対象リスト内に未選択の隣接セルが残っていない場合には図10の処理を終了する。
なお、実施例1又は2に対して、オフセット調整重みの計算式である式(2)において、w4=0、b4=0、とする変形を行うだけでも、隣接セルnを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」を優先して低減させるという効果が得られる。
上述したように本実施形態によれば、ハンドオーバパラメータの調整方向が相反するハンドオーバ失敗事象(第1のハンドオーバ失敗事象、第2のハンドオーバ失敗事象)に対して総合的に低減を図ることができる。これにより、ハンドオーバパラメータ調整の安定性が向上するという効果が得られる。又、ピンポン・ハンドオーバに対しても低減を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態では、LTEシステムを例に挙げて説明したが、他のセルラシステムにも適用可能である。
又、各実施例における各ステップを実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、ハンドオーバパラメータ調整処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…基地局、2…移動端末、10…ハンドオーバパラメータ調整装置、11…ハンドオーバ失敗低減処理部、12…ピンポンハンドオーバ低減処理部、13…制御部、110、120及び130…セル

Claims (9)

  1. 移動端末が隣接基地局から受信する電力が接続基地局から受信する電力よりも閾値以上大きい電力差を有することが当該接続セルから当該隣接セルへハンドオーバする条件であるセルラシステムにおいて、セルごとに設けるハンドオーバパラメータ調整装置であり、
    前記閾値を大きくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第1のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、
    前記閾値を小さくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第2のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、を用いて、
    ハンドオーバ失敗を少なくするための前記閾値の調整方向を示す閾値調整重みを計算する閾値調整重み計算部と、
    前記閾値調整重みに基づいて前記閾値を決定する閾値決定部と、
    を備えたことを特徴とするハンドオーバパラメータ調整装置。
  2. 前記第1のハンドオーバ失敗事象は、「Too Early HO」、及び、隣接セルを「Target Cell」とした「HO to Wrong Cell」であり、
    前記第2のハンドオーバ失敗事象は、「Too Late HO」、及び、隣接セルを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンドオーバパラメータ調整装置。
  3. 前記閾値調整重み計算部は、
    前記第1のハンドオーバ失敗事象に関する閾値の調整方向別の第1の重みと、
    前記第2のハンドオーバ失敗事象に関する閾値の調整方向別の第2の重みと、を隣接セルごとに計算し、
    全ての隣接セルを対象にした前記閾値の調整方向の組合せごとに、全ての隣接セルの前記第1の重みと前記第2の重みを総合し、
    全ての隣接セルを対象にした前記閾値の調整方向の組合せの中から、前記総合結果の重み付けが最大となる組合せを選択する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドオーバパラメータ調整装置。
  4. ハンドオーバ失敗率が大きい隣接セルから順番に前記閾値を調整してゆき、
    前記閾値調整重み計算部は、
    第1の隣接セルと「HO to Wrong Cell」のペアとなる第2の隣接セルに関し、
    前記第1の隣接セルの閾値の調整方向に応じた「HO to Wrong Cell」に関する調整規則に従って、前記第2の隣接セルの閾値調整重みを計算する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のハンドオーバパラメータ調整装置。
  5. 前記閾値調整重み計算部は、
    前記第2のハンドオーバ失敗事象のうち、隣接セルを「Reconnection Cell」とした「HO to Wrong Cell」の発生回数を0として閾値調整重みを計算する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のハンドオーバパラメータ調整装置。
  6. 前記閾値決定部は、前記閾値調整重みが閾値を大きくする調整方向である場合にのみ、ピンポン・ハンドオーバを少なくするための閾値更新を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドオーバパラメータ調整装置。
  7. ピンポン・ハンドオーバ発生回数が大きい隣接セルから順番に、ピンポン・ハンドオーバを少なくするための閾値を調整してゆき、
    前記閾値調整重み計算部は、
    第1の隣接セルと「HO to Wrong Cell」のペアとなる第2の隣接セルに関し、
    前記第1の隣接セルの閾値の調整方向に応じた「HO to Wrong Cell」に関する調整規則に従って、前記第2の隣接セルの閾値調整重みを計算する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のハンドオーバパラメータ調整装置。
  8. 移動端末が隣接基地局から受信する電力が接続基地局から受信する電力よりも閾値以上大きい電力差を有することが当該接続セルから当該隣接セルへハンドオーバする条件であるセルラシステムにおいて、セルごとにハンドオーバパラメータを調整する方法であり、
    閾値調整重み計算部が、
    前記閾値を大きくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第1のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、
    前記閾値を小さくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第2のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、を用いて、
    ハンドオーバ失敗を少なくするための前記閾値の調整方向を示す閾値調整重みを計算するステップと、
    閾値決定部が、前記閾値調整重みに基づいて前記閾値を決定するステップと、
    を含むことを特徴とするハンドオーバパラメータ調整方法。
  9. 移動端末が隣接基地局から受信する電力が接続基地局から受信する電力よりも閾値以上大きい電力差を有することが当該接続セルから当該隣接セルへハンドオーバする条件であるセルラシステムにおいて、セルごとにハンドオーバパラメータを調整する処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    前記閾値を大きくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第1のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、
    前記閾値を小さくするとハンドオーバ失敗が少なくなる第2のハンドオーバ失敗事象の発生回数と、を用いて、
    ハンドオーバ失敗を少なくするための前記閾値の調整方向を示す閾値調整重みを計算するステップと、
    前記閾値調整重みに基づいて前記閾値を決定するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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