JP2012146483A - 電池収容ケースの製造方法及び組電池 - Google Patents

電池収容ケースの製造方法及び組電池 Download PDF

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Abstract

【課題】電池に加えられる押圧力のバラツキを低減することを目的とする。
【解決手段】電池を収容する電池収容ケースの内面に電池の外面に対向する対向面を備えたリブを形成することにより、電池の外面に沿って流れる冷却風の導通路を形成する電池収容ケースの製造方法であって、電池収容ケースは、第1及び第2の電池収容ケースからなり、第1の電池収容ケースは、中央部から導通路の一端部に向かって対向面がケースの内面から漸次離間する第1のテーパ面により形成された第1のリブ部を備え、第2の電池収容ケースは、中央部から導通路の他端部に向かって対向面がケースの内面から漸次離間する第2のテーパ面により形成された第2のリブ部を備え、第1のテーパ面を抜き勾配として第1の電池収容ケースを金型から抜き出し、第2のテーパ面を抜き勾配として前記第2の電池収容ケースを金型から抜き出す。
【選択図】図7

Description

本発明は、電池を収容する電池収容ケースの製造方法などに関する。
充放電可能な二次電池を動力源として搭載したハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)や電気自動車(Electric Vehicle)が知られている。ハイブリッド自動車や電気自動車に用いられる車両用二次電池として、互いに電気的に接続される複数の単電池を一方向に配列した組電池が用いられる。この種の組電池には、隣接する単電池の間に冷却風を導通させるためのリブが配置されている。また、この種の組電池には、単電池の配列方向に組電池を拘束するための拘束部材が設けられている。
特許文献1には、単電池を一方向に配列して単電池の集合体である組電池とするための箱状のケースが開示されている。このケースは、内部が隔壁(スペーサ)によって区切られ、隔壁によって区切られた各空間に、単電池が挿入される。そして、これらの単電池を電気的に接続することにより、組電池が構成される。
特開2010−080450号公報 特開2005−259500号公報 特開2010−97872号公報
しかしながら、充放電時に発電要素の温度が上昇することにより、単電池のケースは膨張する。ここで、単電池が扁平状のケースに発電要素を収容した、いわゆる角型電池である場合、ケースの中央部分は相対的に大きく膨張し、中央部分から離れた周辺部分は相対的に小さく膨張する。このため、前記中央部分及び前記周辺部分において、リブから受ける押圧力のバラツキが大きくなるおそれがある。押圧力のバラツキが大きくなると、単電池の充放電性能が低下する。
そこで、本発明は、電池に加えられる押圧力のバラツキを低減することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明に係る電池収容ケースの製造方法は、(1)電池を収容する該電池収容ケースの内面に前記電池の外面に対向する対向面を備えたリブを形成することにより、前記電池の外面に沿って流れる冷却風の導通路を形成する電池収容ケースの製造方法であって、前記電池収容ケースは、冷却風の導通方向における前記導通路の中央部に対応した分割位置で分割される一対の第1及び第2の電池収容ケースからなり、前記第1の電池収容ケースは、前記中央部から前記導通路の一端部に向かって前記対向面が前記ケースの内面から漸次離間する第1のテーパ面により形成された第1のリブ部を備え、前記第2の電池収容ケースは、前記中央部から前記導通路の他端部に向かって前記対向面が前記ケースの内面から漸次離間する第2のテーパ面により形成された第2のリブ部を備え、前記第1のテーパ面を抜き勾配として前記第1の電池収容ケースを金型から抜き出す第1の工程と、前記第2のテーパ面を抜き勾配として前記第2の電池収容ケースを金型から抜き出す第2の工程と、を有する。
(2)上記(1)の構成における前記第1及び第2の工程において、前記第1及び第2の電池収容ケースを射出成型法により製造することができる。抜き勾配を設けることが成型上のメリットとされる射出成型法により、電池に対する押圧力のバラツキが小さい電池収容ケースを簡易に製造することができる。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記リブは、前記電池収容ケースの前記内面に複数形成することができる。(3)の構成によれば、隣接するリブの間を流れる冷却風の導通経路とともに、個々の電池に対する押圧力のバラツキを抑制する抑制構造を得ることができる。
上記課題を解決するために、本願発明に係る組電池は、(4)複数の単電池を個々に収容する電池収容ケースを備えた組電池であって、前記電池収容ケースの内面には、前記電池収容ケースに収容される前記単電池の外面に沿って冷却風を導通させる導通路を形成するリブが形成されており、前記リブは、前記冷却風の導通方向における前記導通路の中央部に位置する第1のリブ部と、前記第1のリブ部よりも前記導通路の端部側に位置する第2のリブ部とを備え、前記第1のリブ部は前記第2のリブ部よりも前記電池収容ケース内における前記単電池の外面から離間していることを特徴とする。
(5)上記(4)の構成において、前記単電池は一方向に配列されており、これらの前記単電池を前記一方向に拘束する拘束部材を有し、前記電池収容ケースには、公差を吸収する公差吸収部が形成されている。(5)の構成によれば、電池収容ケースの公差を吸収することが可能となり、組電池の長さ、或いは拘束部材による拘束圧の調整が容易となる。
(6)上記(5)の構成において、前記公差吸収部は、前記電池収容ケースの前記導通方向における端部に位置し、前記電池収容ケースの外側方向に凸状に屈曲する先細り形状に形成することができる。(6)の構成によれば、簡易な構成で電池収容ケースの公差を吸収することができる。
(7)上記(4)乃至(6)の構成において、前記リブは、前記電池収容ケースの内面に複数形成することができる。(7)の構成によれば、隣接するリブの間を流れる冷却風の導通経路とともに単電池に対する押圧力のバラツキを抑制する抑制構造を得ることができる。
(8)上記(4)乃至(7)の構成において、前記電池収容ケースは、互いに平行な一対の第1の内面と、前記第1の内面に対して直交し、前記第1の内面よりも面積が小さい一対の第2の内面とを備え、前記リブは、前記第1の内面に形成することができる。(8)の構成によれば、膨張量のバラツキが特に大きい単電池の外面に対してリブが対向配置されるため、より効果的に押圧力のバラツキを抑制できる。
蓄電装置の斜視図である。 蓄電装置の組電池を収容する電池収容ケースの分解斜視図である。 図1に示す蓄電装置のX矢視図である。 蓄電装置を図3に示すA−A面で切断した断面図であり、電池未使用時の状態を示している。 蓄電装置を図3に示すA−A面で切断した断面図であり、電池使用時の状態を示している。 第1の電池収容ケースの射出成型方法を模式的に示す模式図であり、金型に樹脂を充填する充填時の状態を示している。 第1の電池収容ケースの射出成型方法を模式的に示す模式図であり、金型を抜き出す抜き出し時の状態を示している。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の蓄電装置の斜視図である。図2は、蓄電装置の組電池を収容する電池収容ケースの分解斜視図である。図3は、図1に示す蓄電装置のX矢視図である。図4は、蓄電装置を図3に示すA−A面で切断した断面図であり、単電池の膨張前の状態を示す。図5は、蓄電装置を図3に示すA−A面で切断した断面図であり、単電池の膨張時の状態を示す。ここで、図1から図5において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する三軸であり、Z軸は、鉛直方向に相当する軸である。
本実施形態の蓄電装置1は、ハイブリッド自動車や電気自動車の電源として用いられる車両用二次電池である。ハイブリッド自動車は、車両を走行させるための動力源として、蓄電装置1の他に、内燃機関又は燃料電池を備える車両である。また、電気自動車は、車両の動力源として、蓄電装置1だけを備える車両である。蓄電装置1は、車両の制動時に発生する回生エネルギを回生電力として蓄えたり、車両の外部から供給された電力を蓄電したりすることができる。
蓄電装置1は、組電池2と、組電池2のX軸方向の両端部に位置する図示しないエンドプレートと、これらのエンドプレートを接続することにより組電池2をX軸方向に拘束する図示しない拘束バンドとを備える。当該拘束バンドが当該エンドプレートに接続されることにより、組電池2はX軸方向に圧縮される。組電池2は、複数の単電池4と、個々の単電池4を収容する電池収容ケース10とを含む。複数の単電池4は、X軸方向に配列されており、図示しないバスバーにより電気的に直列に接続されている。
図4を参照して、単電池4は、互いに平行な一対の電池広外面41と、電池広外面41に対して直交し、電池広外面41よりも面積が小さい一対の電池狭外面42とから構成されるいわゆる角型ケース40を備え、この角型ケース40の内部には図示しない電解液及び発電要素が収容されている。なお、図5に示す充放電状態では、単電池4が充放電することによって発熱しているため、一対の電池広外面41は平行ではなくX軸方向に熱膨張している。
図1及び図3を参照して、単電池4は、電池収容ケース10の外部に露出した正極端子4a及び負極端子4bを備える。正極端子4a及び負極端子4bはそれぞれ発電要素の正極体及び負極体に対してリード線を介して接続されている。単電池4は、リチウムイオン電池、或いはニッケル水素電池であってもよい。
次に、図4を参照しながら、電池収容ケース10について詳細に説明する。電池収容ケース10は、一対の第1の電池収容ケース12及び第2の電池収容ケース14から構成される。第1の電池収容ケース12の下端面と第2の電池収容ケース14の上端面は互いに接触しており、分離位置Dにおいて互いに分離可能である。第1の電池収容ケース12は角型ケース40の上側半分を覆い、第2の電池収容ケース14は角型ケース40の下側半分を覆っている。すなわち、第1の電池収容ケース12及び第2の電池収容ケース14の分離位置Dは、電池広外面41の上下方向(Z軸方向)における中央に位置する。
第1の電池収容ケース12の内面(第1の内面)には上下方向に延びる第1のリブ部16aが形成されており、第2の電池収容ケース14の内面には上下方向に延びる第2のリブ部16bが形成されている。電池収容ケース10の組立状態において、第1のリブ16b及び第2のリブ部16bは上下方向に隙間なく延びる一つのリブ16を形成する。電池収容ケース10は、樹脂であってもよい。樹脂は、充放電する単電池4から熱を受けるため、耐熱樹脂であってもよい。
図2を参照して、リブ16は、電池収容ケース10の内面に複数設けられており、これらのリブ16は、単電池4の幅方向、つまり、Y軸方向に並んで形成されている。Y軸方向に隣接するリブ16の間には、冷却風の導通路が形成される。本実施形態では、導通路内に供給された冷却風が電池広外面41に沿って下方に流れるようになっている。
これにより、各単電池4が冷却され、電池性能の低下を抑制できる。なお、単電池4の角型ケース40がアルミなどの熱伝導性の高い材料で構成されている場合、冷却風が電池広外面41のY軸方向の中心側に集中的に供給されるように冷却経路を設計してもよい。この構成によれば、単電池4の一部が冷却されると、熱伝導により、他の部位が直ちに冷却される。したがって、単電池4内部における温度のバラツキを効果的に抑制することができる。
第1のリブ部16aは、電池広外面41に対向する第1の対向面(第1のテーパ面)161aを備え、この第1の対向面161aは冷却風の導通路の中央部から冷却風の流入側に向かって第1の電池収容ケース12の内面から漸次離間するテーパ形状に形成されている。第2のリブ16aは、電池広外面41に対向する第2の対向面(第2のテーパ面)161bを備え、この第2の対向面161bは冷却風の導通路の中央部から冷却風の流出側に向かって第2の電池収容ケース14の内面から漸次離間するテーパ形状に形成されている。
つまり、リブ16は、電池広外面41のZ軸方向中央部の高さが相対的に低く(低リブ部)、前記中央部よりも前記導通経路の端部側に位置する部位の高さが相対的に高く(高リブ部)なっている。なお、電池広外面41に対向する電池収容ケース10の内面(第1の内面)は、電池狭外面42に対向する電池収容ケース10の内面(第2の内面)よりも面積が大きい。
図4及び図5を参照しながら、第1のリブ部16a及び第2のリブ部16bによる効果を説明する。図4を参照して、組電池2が充放電されていない場合には、電池広外面41のうちZ軸方向の端部側の外面のみが第1のリブ部16a及び第2のリブ部16bに接触し、他の外面と第1のリブ部16a及び第2のリブ部16bとの間には空隙が形成されている(以下、第1の状態という)。ここで、電池広外面41の端部に加わる押圧力をF1、電池広外面41の中央部に加わる押圧力をF2としたとき、第1の状態における押圧力の大小関係はF1>F2である。
図5を参照して、組電池2を充放電させると、各単電池4はX軸方向に膨張する。この場合、各単電池4の各電池広外面41は、より中央部に接近する程膨らみが大きくなり、リブ16と電池広外面41との間に形成された空隙が無くなる。各単電池4がさらに膨張すると、電池広外面41の中央部に押圧力が発生し、この押圧力、つまり、F2が上昇する(以下、第2の状態という)。
ここで、第1の状態から第2の状態に変化したときの押圧力の増加量は、F1よりもF2のが大きい。すなわち、第1の状態において、押圧力の大小関係はF1>F2であるが、第2の状態になるとこれらのF1及びF2の差が縮小する。したがって、組電池2の充放電時において、第1のリブ部16a及び第2のリブ部16bから各単電池4に加わる押圧力のバラツキを抑制することができる。これにより、電池の充放電性能を維持することができる。
第1の電池収容ケース12の上端面には、単電池4の図示しないガス排出弁を覆う弁保護部13が形成されている。弁保護部13は、第1の電池収容ケース12に滴下する水からガス放出弁を保護する。これによりガス放出弁の腐食等を防止できる。さらに、弁保護部13には、第1の公差吸収部18aが形成されている。第1の公差吸収部18aは、弁保護部13の一部を上方(Z軸方向)に向かって凸状に屈曲させた先細り形状に形成されている。第2の公差吸収部18bは、第2の電池収容ケース14の下端部に形成されており、第1の公差吸収部18aと同様に下方に向かって凸状に屈曲させた先細り形状に形成されている。単電池4の積層方向両側から電池収容ケース10に対して拘束圧が加わると、これらの第1の公差吸収部18a及び第2の公差吸収部18bが収縮して間隔が狭くなる。これにより、電池収容ケース10の公差を吸収することが可能となり、組電池2のX軸方向(単電池4の積層方向)の長さ、或いは拘束圧の調整が容易となる。
次に、本実施形態に係る電池収容ケース10の製造方法について説明する。上述のように、電池収容ケース10は、分離位置Dで上下に分離する第1の電池収容ケース12と第2の電池収容ケース14とを備え、これらの第1の電池収容ケース12及び第2の電池収容ケース14はそれぞれ別々に製造される。
本実施形態では、金型の中に溶融した樹脂を充填して、これを冷却して固化させた後、成型品を金型から抜き出す射出成型法により電池収容ケース10を製造する。図6及び図7は、第1の電池収容ケース12の射出成型方法を模式的に示す模式図であり、図6は金型に樹脂を充填する充填時の状態を示し、図7は金型を抜き出す抜き出し時の状態を示す。図面を簡略化するため、第1の電池収容ケース12の一部のみを図示する。
本実施形態に係る金型50は、ダイス51及びポンチ52を含む。ポンチ52は図示しない油圧機構により、ダイス51に向かって上下方向に進退する。図6を参照して、ダイス51に向かって上動したポンチ52は、ダイス51の内面から所定のクリアランスを隔てた位置に停止する。なお、樹脂は固化時に収縮しながらポンチ52の外面に抱きつくため、クリアランスは第1の電池収容ケース12の壁厚よりも大きく設定するのが好ましい。
次に、ポンチ52をダイス51内に停止させた状態で、クリアランスに溶融した樹脂を供給し、これを冷却する。なお、ポンチ52には、クリアランスに向かって延びる樹脂供給路が形成されており、この樹脂供給路を介してクリアランスに溶融樹脂が供給されるようになっている。また、樹脂が供給される前に、金型50は十分に冷却されているものとする。
樹脂が冷却して固化されると、図7に図示するように、ポンチ52は下動して、ダイス51から退避する。このとき、第1のリブ部61aの第1の対向面161aはテーパ状に形成されているため、抜き勾配として利用される。これにより、離型するときの抜き抵抗が減少し、成型品のひずみや変形を抑止することができる。つまり、単電池4に対する押圧力のバラツキを抑制するためのテーパ構造を製造時の抜き勾配として利用するため、構造面及び製造面双方のメリットを同時に得ることができる。さらに、単電池4に対する押圧力のバラツキを抑制するために、特別な部品、或いは作業が不要となるためコストが削減される。
第2の電池収容ケース14は、第1の電池収容ケース12と同様の方法により射出成型されるため、詳細な説明を省略する。
(変形例1)
上述の実施形態では、リブ16は電池収容ケース10の上下方向に延びているが、本発明はこれに限られるものではなく、他の構成であってもよい。当該他の構成は、リブ16が電池収容ケース10の幅方向(Y軸方向)に延びる構成であってもよい。この場合、リブ16は、単電池4のY軸方向の中心に近づく程高さが低くなるように形成される。これにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、リブ16の傾斜を金型の抜き勾配として利用することを前提として、電池収容ケース10のリブ16の形状をテーパ状に形成したが、請求項4〜8に係る物の発明には、下記の変形例が含まれる。例えば、リブ16は、電池広外面41の中央に対向する面のみを凹状(以下、凹形状部という)に形成し、他の対向面をY−Z平面に沿って延びる水平面として形成することができる。このような構成であっても、単電池4の膨張し易い領域に働く押圧力を軽減できるため、押圧力のバラツキを効果的に抑制することができる。凹形状部は、曲面形状、或いは段差形状であってもよい。さらに、電池収容ケース10とリブ16とを別々に製造し、これらを接合した構成であってもよい。
(変形例3)
上述の実施形態では、電池収容ケース10を射出成型法により製造したが、本発明はこれに限られるものではなく、抜き勾配を設けることが成型上のメリットとされる他の成型方法であってもよい。当該他の成型方法は、金型の内部に溶融した金属を鋳込み、この鋳込んだ金属を冷却することにより目的の電池収容ケース10を得る鋳造方法であってもよい。なお、電池収容ケース10を金属で形成した場合、電池ケース10の表面に絶縁処理を施すのが好ましい。
1 蓄電装置 2 組電池 4 単電池 10 電池収容ケース
12 第1の電池収容ケース 13 弁保護部 14 第2の電池収容ケース 16 リブ
16a 第1のリブ部 16b 第2のリブ部 161a 第1の対向面 161b 第2の対向面
18a 第1の公差吸収部 18b 第2の公差吸収部

Claims (8)

  1. 電池を収容する該電池収容ケースの内面に前記電池の外面に対向する対向面を備えたリブを形成することにより、前記電池の外面に沿って流れる冷却風の導通路を形成する電池収容ケースの製造方法であって、
    前記電池収容ケースは、冷却風の導通方向における前記導通路の中央部に対応した分割位置で分割される一対の第1及び第2の電池収容ケースからなり、
    前記第1の電池収容ケースは、前記中央部から前記導通路の一端部に向かって前記対向面が前記ケースの内面から漸次離間する第1のテーパ面により形成された第1のリブ部を備え、前記第2の電池収容ケースは、前記中央部から前記導通路の他端部に向かって前記対向面が前記ケースの内面から漸次離間する第2のテーパ面により形成された第2のリブ部を備え、
    前記第1のテーパ面を抜き勾配として前記第1の電池収容ケースを金型から抜き出す第1の工程と、
    前記第2のテーパ面を抜き勾配として前記第2の電池収容ケースを金型から抜き出す第2の工程と、を有することを特徴とする電池収容ケースの製造方法。
  2. 前記第1及び第2の工程において、前記第1及び第2の電池収容ケースを射出成型法により製造することを特徴とする請求項1に記載の電池収容ケースの製造方法。
  3. 前記リブを、前記電池収容ケースの前記内面に複数形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の電池収容ケースの製造方法。
  4. 複数の単電池を個々に収容する電池収容ケースを備えた組電池であって、
    前記電池収容ケースの内面には、前記電池収容ケースに収容される前記単電池の外面に沿って冷却風を導通させる導通路を形成するリブが形成されており、
    前記リブは、前記冷却風の導通方向における前記導通路の中央部に位置する第1のリブ部と、前記第1のリブ部よりも前記導通路の端部側に位置する第2のリブ部とを備え、前記第1のリブ部は前記第2のリブ部よりも前記電池収容ケース内における前記単電池の外面から離間していることを特徴とする組電池。
  5. 前記単電池は一方向に配列されており、これらの前記単電池を前記一方向に拘束する拘束部材を有し、
    前記電池収容ケースには、公差を吸収する公差吸収部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の組電池。
  6. 前記公差吸収部は、前記電池収容ケースの前記導通方向における端部に位置し、前記電池収容ケースの外側方向に凸状に屈曲する先細り形状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の組電池。
  7. 前記リブは、前記電池収容ケースの内面に複数形成されていることを特徴とする請求項4乃至6のうちいずれか一つに記載の組電池。
  8. 前記電池収容ケースは、互いに平行な一対の第1の内面と、前記第1の内面に対して直交し、前記第1の内面よりも面積が小さい一対の第2の内面とを備える角型のケースであり、
    前記リブは、前記第1の内面に形成されていることを特徴とする請求項4乃至7のうちいずれか一つに記載の組電池。
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