JP2012145503A - スピンドル構造およびこれを備えたタイヤ試験機 - Google Patents
スピンドル構造およびこれを備えたタイヤ試験機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012145503A JP2012145503A JP2011005272A JP2011005272A JP2012145503A JP 2012145503 A JP2012145503 A JP 2012145503A JP 2011005272 A JP2011005272 A JP 2011005272A JP 2011005272 A JP2011005272 A JP 2011005272A JP 2012145503 A JP2012145503 A JP 2012145503A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- tire
- axis
- vertical direction
- respect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
【解決手段】下スピンドル27の端に位置するプランジャ28の凸部28pに上スピンドル47の凹部47pを係合させる際に、上スピンドル47の軸心が下スピンドル27の軸心に対してずれていたり傾いていたりしても、軸心間のずれや傾きが解消するように、積層ゴム支承41が上ハウジング46の上端、ひいては、上スピンドル47の上端を変位させる。
【選択図】図1
Description
(タイヤ試験機の構成)
本実施形態によるタイヤ試験機1は、図1に示すように、下フレーム20、下フレーム20上に取り付けられた一対の鉛直フレーム30a,30b、鉛直フレーム30a,30b間に架け渡された鉛直方向に移動可能なビーム40、及び、下フレーム20とビーム40との間に設けられ、タイヤ10を回転させるためのスピンドル構造11を有する。
スピンドル構造11は、下フレーム20に取り付けられた下チャック25、及び、ビーム40に取り付けられた上チャック45を有する。上チャック45は、ビーム40の長手方向中央に取り付けられており、ボールネジ31a,31bの回転に伴って、ビーム40に保持されつつ一対の鉛直フレーム30a,30bに沿って鉛直方向上方又は下方に移動する。また、上チャック45は、電磁ブレーキ33a,33bにより、ビーム40と共に鉛直フレーム30a,30bに対して移動不能に固定される。即ち、電磁ブレーキ33a,33bは、分離力による上下チャック25,45の相対的移動(ビーム40の鉛直方向の移動)を禁止する。ここで、分離力とは、上チャック45と下チャック25とを離隔させようとする力である。
次に、図1を参照し、タイヤ試験機1によるタイヤ10の試験方法について説明する。なお、以下に述べるタイヤ試験機1各部の動作は、タイヤ試験機1を備えたタイヤ試験システムのコントローラ(図示せず)によって制御される。
以上に述べたように、本実施形態に係るスピンドル構造11によると、下スピンドル27の上端に位置するプランジャ28の凸部28pに上スピンドル47の凹部47pを係合させる際に、組立精度などの事情により、上スピンドル47の軸心が下スピンドル27の軸心に対してずれていたり傾いていたりしても、軸心間のずれや傾きが解消するように、積層ゴム支承41が上スピンドル47の上端を変位させる。これにより、上スピンドル47の軸心が下スピンドル27の軸心に一致する。また、下スピンドル27と上スピンドル47との係合時に不要な応力が下スピンドル27や上スピンドル47、これらを支承する軸受などに作用することがない。以上より、試験精度の悪化を防止することができる。
(スピンドル構造の構成)
次に、本発明の第2実施形態に係るタイヤ試験機201について説明する。なお、上述した構成要素と同じ構成要素については、同じ参照番号を付してその説明を省略する。タイヤ試験機201が第1実施形態のタイヤ試験機1と異なる点は、図1の要部Bを拡大した図である図3に示すように、スピンドル構造211が軸心調整用構造体51を有している点である。
以上に述べたように、タイヤ10の性能試験は、下スピンドル27と上スピンドル47とを係合した状態でタイヤ10に圧縮空気を導入して行われるため、タイヤ10の内圧によって下スピンドル27および上スピンドル47には両者を離隔させようとする分離力が作用する。この分離力は上下方向に強く作用する一方、上下方向以外の方向にはほとんど作用しない。本実施形態に係るスピンドル構造211によると、上下方向に離隔された蓋部材40bとプレート52との間に作動油53が封入された軸心調整用構造体51は、上下方向が圧縮方向となり分離力に対する変形が小さい一方、水平方向および水平方向に対して傾く方向にはシール54及びオイルシール55のバネ定数を拘束力として容易に変形する。そのため、下スピンドル27の軸心と上スピンドル47の軸心とのずれや傾きを解消して、下スピンドル27と上スピンドル47とを上下方向に係合させることができるとともに、分離力に耐えることができる。
(タイヤ試験機の構成)
次に、本発明の第3実施形態に係るタイヤ試験機301について説明する。なお、上述した構成要素と同じ構成要素については、同じ参照番号を付してその説明を省略する。タイヤ試験機301が第1実施形態のタイヤ試験機1と異なる点は、図1の要部Cを拡大した図である図3に示すように、スピンドル構造311が、鉛直方向に移動不能にされた上チャック45(上スピンドル(固定側スピンドル)47)と、鉛直方向上方又は下方に移動可能にされた下チャック25(下スピンドル(可動側スピンドル)27)と、下スピンドル27の下端を水平方向および水平方向に対して傾く方向に変位させることが可能な積層ゴム支承341とを有している点である。
以上に述べたように、本実施形態に係るタイヤ試験機301によると、上スピンドル47の凹部47pに、下スピンドル27の上端に位置するプランジャ28の凸部28pを係合させる際に、組立精度などの事情により、下スピンドル27の軸心が上スピンドル47の軸心に対してずれていたり傾いていたりしても、軸心間のずれや傾きが解消するように、積層ゴム支承341が下スピンドル27の下端を変位させる。これにより、下スピンドル27の軸心が上スピンドル47の軸心に一致する。また、上スピンドル47と下スピンドル27との係合後にスピンドルの振れ周りが悪化することもない。また、不要な応力が上スピンドル47や下スピンドル27、これらを支承する軸受などに作用することがない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
10 タイヤ
11,211,311 スピンドル構造
20 下フレーム
25 下チャック
26 下ハウジング
27 下スピンドル
28 プランジャ
28a,28b エアシリンダ
28p 凸部
28x 空気供給穴
28y ロータリージョイント
29 下リム
30a,30b 鉛直フレーム
31a,31b ボールネジ
32a,32b モータ
33a,33b 電磁ブレーキ
34a,34b リニアモーションガイド
35 直線センサ
40,340 ビーム
40a 円筒部
40b 蓋部材
41,341 積層ゴム支承
45 上チャック
46 上ハウジング
46a 上端部
46b 上端
47 上スピンドル
47p 凹部
48 タイヤストリッパ
49 上リム
51 軸心調整用構造体
52 プレート
53 作動油
54 シール
55 オイルシール
56 傾き調整用ボルト
57 カラー
58a ゴム支承上フランジ
58b ゴム支承下フランジ
59 プレート支持部
60 水平方向位置調整ボルト
61 スプリング
302 エアシリンダ
302a シリンダロッド
340b 蓋部材
303 プレート
Claims (4)
- タイヤ試験機に設けられ、タイヤを回転させるためのスピンドル構造であって、
上下方向の中心軸まわりに回転可能であって、上下方向に固定された固定側スピンドルと、
前記固定側スピンドルの端に一端が係合され、前記中心軸まわりに回転可能であるとともに、上下方向に動かすことが可能な可動側スピンドルと、
前記可動側スピンドルの他端側に設けられ、水平方向および水平方向に対して傾く方向に当該他端を変位させることが可能な軸心調整用構造体と、
を有することを特徴とするスピンドル構造。 - 前記軸心調整用構造体が、ゴムシートと鋼板とを交互に積層させてなる積層ゴム支承であることを特徴とする請求項1に記載のスピンドル構造。
- 前記軸心調整用構造体は、
上下方向に離隔された2つのプレートと、
前記2つのプレートの間に封入された非圧縮性の液体と、
前記2つのプレートの隙間を封止するシールと、
を有することを特徴とする請求項1に記載のスピンドル構造。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のスピンドル構造を有していることを特徴とするタイヤ試験機。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005272A JP5666320B2 (ja) | 2011-01-13 | 2011-01-13 | スピンドル構造およびこれを備えたタイヤ試験機 |
US13/885,349 US9046444B2 (en) | 2010-12-15 | 2011-12-13 | Tire testing device |
PCT/JP2011/006937 WO2012081226A1 (ja) | 2010-12-15 | 2011-12-13 | タイヤ試験装置 |
DE112011104400.3T DE112011104400B4 (de) | 2010-12-15 | 2011-12-13 | Reifentestvorrichtung |
KR1020137015477A KR101482897B1 (ko) | 2010-12-15 | 2011-12-13 | 타이어 시험 장치 |
CN201180060446.8A CN103261870B (zh) | 2010-12-15 | 2011-12-13 | 轮胎试验装置 |
TW100146576A TWI453386B (zh) | 2010-12-15 | 2011-12-15 | Tire testing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011005272A JP5666320B2 (ja) | 2011-01-13 | 2011-01-13 | スピンドル構造およびこれを備えたタイヤ試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012145503A true JP2012145503A (ja) | 2012-08-02 |
JP5666320B2 JP5666320B2 (ja) | 2015-02-12 |
Family
ID=46789190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011005272A Expired - Fee Related JP5666320B2 (ja) | 2010-12-15 | 2011-01-13 | スピンドル構造およびこれを備えたタイヤ試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5666320B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104034539A (zh) * | 2013-03-05 | 2014-09-10 | 株式会社神户制钢所 | 轮胎试验机 |
WO2018225150A1 (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | タイヤ搬送装置、これを備えるタイヤ試験システム、及びタイヤ搬送方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09126956A (ja) * | 1995-10-26 | 1997-05-16 | Kobe Steel Ltd | タイヤ試験機 |
JP2006118979A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Bridgestone Corp | タイヤのユニフォミティ測定方法および装置 |
-
2011
- 2011-01-13 JP JP2011005272A patent/JP5666320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09126956A (ja) * | 1995-10-26 | 1997-05-16 | Kobe Steel Ltd | タイヤ試験機 |
JP2006118979A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Bridgestone Corp | タイヤのユニフォミティ測定方法および装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104034539A (zh) * | 2013-03-05 | 2014-09-10 | 株式会社神户制钢所 | 轮胎试验机 |
WO2018225150A1 (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 三菱重工機械システム株式会社 | タイヤ搬送装置、これを備えるタイヤ試験システム、及びタイヤ搬送方法 |
US11485584B2 (en) | 2017-06-06 | 2022-11-01 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. | Tire conveying apparatus, tire inspection system provided with same, and tire conveying method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5666320B2 (ja) | 2015-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101482897B1 (ko) | 타이어 시험 장치 | |
KR101031188B1 (ko) | 태핑 검사 장치 | |
CN105058022B (zh) | 水泵的水封总成压装方法及压力装置、压装装置 | |
US20140373613A1 (en) | Tire testing method and tire testing machine | |
WO2012117717A1 (ja) | タイヤ試験機用のタイヤ挟持部材 | |
EP2775283B1 (en) | Tire testing machine | |
JP5666320B2 (ja) | スピンドル構造およびこれを備えたタイヤ試験機 | |
JP5284340B2 (ja) | タイヤ試験装置 | |
KR101433854B1 (ko) | 연주기 세그먼트 롤 베어링 틈새 검사장치 | |
EP3184235B1 (en) | Clamp device | |
JP2002239892A (ja) | 遠心バレル研磨装置 | |
US20060289709A1 (en) | Positioning device and clamping system having the same | |
JP7094981B2 (ja) | 缶底成形 | |
JP2009103644A (ja) | 捩り試験装置 | |
US11333569B2 (en) | Dynamic balancer with a frameless motor drive | |
JP2015197368A (ja) | タイヤ試験機 | |
JP6866045B2 (ja) | 加工機及び加工方法 | |
JP6094007B2 (ja) | 動釣合い試験機用タイヤ保持装置 | |
CN217317046U (zh) | 环形件端面加工用辅助装置 | |
KR102248127B1 (ko) | 자동 팔레트 교환 장치 | |
JP5666321B2 (ja) | スピンドル構造およびこれを備えたタイヤ試験機 | |
JPH07237051A (ja) | シャフト芯出し装置 | |
KR100715326B1 (ko) | 부동구조를 갖는 제동부품 검사장치 | |
KR20220118202A (ko) | 공작기계의 피가공물 위치 조정 및 이송 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141021 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141114 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20141114 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20141114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141210 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5666320 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |