JP2012142652A - 発振装置 - Google Patents

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Yasuharu Onishi
康晴 大西
Atsushi Kuroda
淳 黒田
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雄一郎 岸波
Yukio Murata
行雄 村田
Shigeo Sato
重夫 佐藤
Nobuhiro Kawashima
信弘 川嶋
Motoyoshi Komoda
元喜 菰田
Tatsuya Uchikawa
達也 内川
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Abstract

【課題】圧電素子を用いており、出力を向上させた発振装置を提供する。
【解決手段】この発振装置は、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、第2圧電フィルム130、及び枠体140を備えている。第1圧電フィルム120は、平面形状が第1圧電素子110よりも大きく、第1圧電素子110の第1面に接している。第2圧電フィルム130は、平面形状が第1圧電素子110よりも大きく、第1圧電素子110の第1面とは逆側の面に接している。枠体140は、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130を保持している。
【選択図】図1

Description

本発明は、音波を発振する発振装置に関する。
近年、携帯電話やラップトップ型コンピュータの携帯端末などの需要が拡大している。特にテレビ電話や動画再生、ハンズフリー電話機能などの音響機能を商品価値とした薄型の携帯端末の開発が進められている。これらの開発の中で、小型でかつ出力が大きい電気音響変換器の要求が高まっている。従来、携帯電話等の電子機器には、電気音響変換器として動電型電気音響変換器が利用されている。この動電型電気音響変換器は、永久磁石とボイスコイルと振動膜から構成されている。しかしながら動電型電気音響変換器は、その動作原理及び構造から、薄型化には限界がある。そこで、特許文献1に記載されているように、圧電素子をスピーカとして使用することが進められている。
特開昭58−202699号公報
圧電素子を用いた発振装置において、改善する必要がある特性の一つに、出力の向上がある。
本発明の目的は、圧電素子を用いており、出力を向上させた発振装置を提供することにある。
本発明によれば、第1圧電素子と、
平面形状が前記第1圧電素子よりも大きく、前記第1圧電素子の第1面に接している第1圧電フィルムと、
平面形状が前記第1圧電素子よりも大きく、前記第1圧電素子の前記第1面とは逆側の面である第2面に接している第2圧電フィルムと、
前記第1圧電フィルム及び前記第2圧電フィルムを保持する枠体と、
を備える発振装置が提供される。
本発明によれば、圧電素子を用いており、出力を向上させた発振装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る発振装置の構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る発振装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る発振装置の構成を示す断面図である。この発振装置は、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、第2圧電フィルム130、及び枠体140を備えている。第1圧電フィルム120は、平面形状が第1圧電素子110よりも大きく、第1圧電素子110の第1面に接している。第2圧電フィルム130は、平面形状が第1圧電素子110よりも大きく、第1圧電素子110の第1面とは逆側の面に接している。枠体140は、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130を保持している。以下、詳細に説明する。
第1圧電素子110は、例えば無機材料、具体的にはジルコン酸チタン酸塩(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO)などのセラミックスにより形成されている。第1圧電素子110の平面形状は任意であるが、例えば矩形や円形である。第1圧電素子110は厚さ方向に分極している。第1圧電素子110の厚さhは、例えば10μm以上1mm以下である。厚さhが10μm未満の場合、発振装置の製造時に第1圧電素子110が破損する可能性が出てくる。また厚さhが1mm超の場合、電気機械変換効率が低くなりすぎてしまい、十分な大きさの振動を得られない。その理由は、第1圧電素子110の厚さが厚くなると、圧電振動子内における電界強度は反比例して小さくなるためである。
第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130は、いずれも有機材料、例えばフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)などの樹脂などにより形成されており、厚さ方向に分極している。上記したように第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130は、平面形状が第1圧電素子110よりも大きいため、平面視において第1圧電素子110の外側にはみ出している。そして第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130は、外周部が枠体140の内周側の側壁に固定されている。
第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130の平面形状は互いに同一であり、例えば矩形や円形である。ただし、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130の平面形状は、第1圧電素子110の平面形状と相似形であっても良いし、相似形でなくても良い。
本実施形態において、第1圧電フィルム120は第1電極122及び第3電極124を有しており、第2圧電フィルム130は第2電極132及び第4電極134を有している。第1電極122は、第1圧電フィルム120の本体と第1圧電素子110に挟まれており、これら双方に電位を印加する。第3電極124は、第1圧電フィルム120のうち第1圧電素子110とは逆側の面に接している。第2電極132は、第2圧電フィルム130の本体と第1圧電素子110に挟まれており、これら双方に電位を印加する。第4電極134は、第2圧電フィルム130のうち第1圧電素子110とは逆側の面に接している。
すなわち第1圧電フィルム120は、第1電極122及び第3電極124の間に印加される電圧(信号)に従って伸縮し、第2圧電フィルム130は、第2電極132及び第4電極134の間に印加される電圧(信号)に従って伸縮する。そして第1圧電素子110は、第1電極122及び第2電極132の間に印加される電圧に従って伸縮する。
また、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130の分極方向は互いに同じである。しかし、第1圧電素子110の分極方向は、第1圧電フィルム120の分極方向とは逆である。
また発振装置は、制御部160を有している。制御部160は、第1電極122及び第3電極124の間に信号を入力するとともに、第2電極132及び第4電極134の間に信号を入力する。ここで制御部160は、第1電極122及び第4電極134を正極としており、かつ第3電極124及び第2電極132を負極としている。
そして制御部160は、第2電極132及び第4電極134の間に、第1電極122及び第3電極124の間に入力する信号と同一の位相の信号を入力する。第1圧電フィルム120と第2圧電フィルム130の分極方向は同一であるため、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130は互いに同位相で振動する。
また第1圧電素子110には、第1電極122と第2電極132によって、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130と同一の信号が入力される。ただし、厚さ方向(図中上下方向)で見た場合、第1圧電素子110には、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130とは逆向きに信号が印加される。上記したように、第1圧電素子110の分極方向は、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130とは逆である。このため、第1圧電素子110も、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130と同位相で振動する。
ここで、制御部160は、発振装置をスピーカとして使用する場合、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、及び第2圧電フィルム130に対して、アナログの音声信号をそのまま入力しても良いし、パラメトリックスピーカの変調信号に変調した音声信号を入力しても良い。後者の場合、変調信号のキャリア周波数は、20kHz以上の超音波帯域であるのが好ましい。この場合、発振装置を小型化できる。
また、第1電極122、第3電極124、第2電極132、及び第4電極134を構成する材料は特に限定されないが、例えば、銀や銀/パラジウムを使用することができる。銀は低抵抗な汎用的な電極材料して使用されているため、製造プロセスやコストなどに利点がある。銀/パラジウムは耐酸化に優れた低抵抗材料であるため、信頼性の観点から利点がある。また、各電極の厚さhは特に限定されないが、その厚さhが1μm以上100μm以下であるのが好ましい。厚さhが1μm未満では、各電極を均一に成形することが難しくなり、その結果、電気機械変換効率が低下する可能性がある。また、各電極の膜厚が100μmを超える場合は、各電極が圧電体に対して拘束面となり、エネルギー変換効率を低下させてしまう可能性が出てくる。
以上、本実施形態によれば、第1圧電素子110を、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130を用いて枠体140に取り付けている。このため、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、及び第2圧電フィルム130を互いに同位相で振動させることにより、発振装置の出力を大きくすることができる。また、可撓性の材料からなる第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130を用いているため、発振装置の耐衝撃性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る発振装置の構成を示す断面図である。本実施形態に係る発振装置は、電極の構成を除いて、第1の実施形態に係る発振装置と同様の構成である。
本実施形態に係る発振装置において、第1圧電素子110は、一面に電極112を有しており、電極112とは逆側の面に電極114を有している。そして第1圧電素子110と第2圧電フィルム130の間には絶縁層170が設けられている。また第1圧電素子110と第1圧電フィルム120の間にも、絶縁層170が設けられている。すなわち本実施形態では、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120及び第2圧電フィルム130を互いに独立して制御することができる。そして制御部160は、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、及び第2圧電フィルム130が互いに同位相で駆動するように制御する。なお、本実施形態では、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、及び第2圧電フィルム130の分極方向は任意である。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記した実施形態では、発振装置をスピーカとして用いる場合を例示した。しかし、発振装置の用途はスピーカに限定されるものではなく、例えば音波センサの発振源として使用されても良い。
また、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、及び第2圧電フィルム130の電極の構造は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、第1圧電素子110、第1圧電フィルム120、及び第2圧電フィルム130を互いに同位相で駆動できる方式であれば、どのような構成であっても良い。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
110 第1圧電素子
112 電極
114 電極
120 第1圧電フィルム
122 第1電極
124 第3電極
130 第2圧電フィルム
132 第2電極
134 第4電極
140 枠体
160 制御部
170 絶縁層

Claims (5)

  1. 第1圧電素子と、
    平面形状が前記第1圧電素子よりも大きく、前記第1圧電素子の第1面に接している第1圧電フィルムと、
    平面形状が前記第1圧電素子よりも大きく、前記第1圧電素子の前記第1面とは逆側の面である第2面に接している第2圧電フィルムと、
    前記第1圧電フィルム及び前記第2圧電フィルムを保持する枠体と、
    を備える発振装置。
  2. 請求項1に記載の発振装置において、
    前記第1圧電素子と、前記第1圧電フィルム及び前記第2圧電フィルムとは、分極方向が逆であり、
    前記第1圧電素子と前記第1圧電フィルムに挟まれている第1電極と、
    前記第1圧電素子と前記第2圧電フィルムに挟まれている第2電極と、
    前記第1圧電フィルムのうち前記第1圧電素子とは逆側の面に接している第3電極と、
    前記第2圧電フィルムのうち前記第1圧電素子とは逆側の面に接している第4電極と、
    を備える発振装置。
  3. 請求項1に記載の発振装置において、
    前記第1圧電素子、前記第1圧電フィルム、及び前記第2圧電フィルムは、それぞれ両面に電極を有しており、
    前記第1圧電素子の前記第1面と前記第1圧電フィルムの間に位置する第1絶縁層と、
    前記第1圧電素子の前記第2面と前記第2圧電フィルムの間に位置する第2絶縁層と、
    を備える発振装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発振装置において、
    前記第1圧電素子は無機材料で形成されている発振装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発振装置において、
    前記第1圧電素子、前記第1圧電フィルム、及び前記第2圧電フィルムに、パラメトリックスピーカの変調信号を入力する制御手段をさらに備える発振装置。
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