JP2012142390A - 工程処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで且つ結果的に1電子部品あたりの曲げ動作を短縮することで装置動作の高速化を可能にした工程処理装置を提供する。
【解決手段】工程処理装置は、連続する複数の停止位置のそれぞれに予備曲げ処理を行う予備曲げ装置44aを1機ずつ複数配置し、またその後段に本曲げ処理を行う本曲げ装置44bを1機ずつ複数配置し、各予備曲げ装置44aと本曲げ装置44bは、装置の配置数と同数のサイクルごとに1度のリード成形処理を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子部品の搬送機構及び搬送された電子部品に対する各処理機構を備える工程処理装置に関し、特に電子部品のリード成形処理を含む工程処理装置に関する。
半導体素子等の電子部品は、ダイシング、マウンティング、ボンディング、及びシーリング等の各組み立て工程を経て個片に分離された後、各種検査等の後工程が行われ、テープやコンテナチューブなどに梱包されて出荷される。後工程としては、マーキング処理、外観検査、電気特性検査、リード成形処理、電子部品の分類、若しくは梱包、又はこれら各処理の複合が挙げられる。
この後工程は、主に電子部品を工程処理機構に搬送する工程処理装置によって実施される。工程処理装置は、電子部品を整列搬送する搬送機構と搬送経路上の各種の工程処理機構により構成される、電子部品の後工程処理装置である。搬送機構は、一般的にターンテーブル搬送方式や直線搬送方式等が用いられ、搬送経路上に並べられた各種の工程処理機構に電子部品を順番に供給していく。搬送機構は、真空吸着、静電吸着、またはベルヌーイチャック等の吸着手段や、機械的なチャック機構で構成された保持手段を有し、保持手段によって電子部品を保持して順番に電子部品を工程処理機構に搬送していく。
昨今、世界的な電子部品の需要増加傾向に伴って、この工程処理装置に対する動作の高速化が求められている。工程処理装置では、電子部品を整列させて各工程処理に順次搬送させる方式では、主に電子部品の搬送と停止を1サイクルとして繰り返し、停止中に電子部品の工程処理機構への受渡及び工程処理を実施する所謂間欠搬送が用いられることが多い。
電子部品を整列させて間欠搬送する方式では、その機構上の制約から搬送及び停止を搬送経路全体で行う必要があるため、最大工程処理時間が1サイクルの所要時間を律速する。最大工程処理時間は、各種の工程処理のうち、最も時間を要する工程処理の所要時間である。すなわち、1サイクルの所要時間は、搬送時間と停止時間の和となる。停止時間は、最低でも最大工程処理時間と電子部品の工程処理機構への受渡時間の和となる。
一般的には、電子部品の搬送と工程処理と受け渡しに要する総時間は、約95msである場合が多い。しかし、工程処理装置による工程処理にリード成形処理を加えた場合、リード成形処理は更に約165ms程度の時間を要するため、リード成形処理を含む工程処理装置の1サイクルの所要時間は、95+165=260msとなってしまい、装置全体の高速化を阻んでいた。
図7は、電子部品Dのリード成形処理を示す図である。リード成形処理では、図7の(b)に示すように、予備曲げ工程により電子部品DのリードD1を根本部分から本体底面と離れる方向へ屈曲させ、図7の(c)に示すように、本曲げ工程によりリードD1をガルウィング形状に屈曲させる。この予備曲げ工程及び本曲げ工程は、それぞれ、他の工程処理に比べて165ms余計に時間を要する。
リード成形処理を行う工程処理装置の高速化のためには、このリード成形処理工程の時間短縮化を図ることが有効であるが、近年ではそれも限界に達しつつある。
そこで、工程処理装置の搬送経路に同種の工程処理機構を複数連続して並べ、複数の電子部品を並行して処理する並行方式が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この方式では、1サイクルで同時に複数の電子部品を処理することができるため、同種の工程処理機構を増やした数に比例して高速化を図ることができる。
また、工程処理装置の工程処理部に処理機構を複数設け、電子部品を保持機構から処理機構の一つに受け渡した後、受け渡し場所とは別の場所に移動させて、工程処理を行う処理分割方式が提案されている。これにより、半導体素子の保持機構から処理機構への受け渡しと、処理機構から保持機構への受け渡しとを、別のサイクルで行うことができるため、高速化を図ることができる。
特開2002−29505号公報 国際公開WO02/06524号公報
上述のように、リード成形処理を行う整列搬送方式の工程処理装置にあっては、このリード成形処理に多大な時間を要するため、このリード成形処理が1サイクルの所要時間を律速し、装置全体の高速化を阻んでいた。
また、上記の特許文献1に開示された並行方式では、各工程処理機構の全てを複数配置しなくてはならないため、高コスト化を招くとともに、装置全体が大型化し、慣性質量増大による駆動力の増加、ランニングコスト増大につながる。
また、上記の特許文献2に開示された処理分割方式では、高コスト化を招くとともに、処理機構を工程処理部内で移動させるため、処理条件の不安定化、電気特性測定時のインピーダンス変動による高周波特性測定の精度低下を招くとともに、処理機構の移動時間の分だけ工程処理時間が短くなる。さらに、処理機構が大型化すると、搬送経路に沿って複数の処理機構を並べることができず、生産性をさらに向上させることが困難となる。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、低コストで且つ結果的に1電子部品あたりの曲げ動作を短縮することで装置動作の高速化を可能にした工程処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る工程処理装置は、電子部品を搬送しながら各種の工程処理を行う工程処理装置であって、搬送経路上に設定された複数の停止位置に配置される各種の工程処理機構と、1サイクル毎に電子部品を隣の前記停止位置に搬送する搬送手段と、前記工程処理機構のうちの1種類として、連続する複数の前記停止位置に1機ずつ配置され、前記電子部品に同種のリード成形処理を行う複数のリード成形手段と、を備え、前記各リード成形手段は、当該リード成形手段の配置数と同数のサイクルごとに1度の前記リード成形処理を行うこと、を特徴とする。
前記リード成形手段は、連続する複数の前記停止位置に1機ずつ配置され、前記電子部品のリードに予備曲げを行う複数の予備曲げ手段と、前記複数の予備曲げ手段の後段、且つ、連続する複数の前記停止位置に1機ずつ配置され、前記予備曲げされたリードに本曲げを行う前記予備曲げ手段と同数の本曲げ手段と、を備え、前記予備曲げ手段及び前記本曲げ手段は、当該予備曲げ手段又は当該本曲げ手段の配置数と同数のサイクルごとに1度の前記リード成形処理を行うようにしてもよい。
本発明によれば、リード成形処理を行うサイクル以外は、リード成形処理の終了を待つことなくサイクルを終了させることができるので、1サイクルの平均所要時間が短縮でき、工程処理装置の高速化を図ることができる。
工程処理装置の概略構成を示す図である。 搬送機構の概略構成を示す図である。 予備曲げ装置を示す図である。 本曲げ装置を示す図である。 フォーミング装置の詳細な配置構成を示す図である。 工程処理装置の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 リードの成形処理を示す図である。
以下、本発明に係る工程処理装置の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1及び2を参照して、工程処理装置の構成について説明する。図1は、工程処理装置の概略構成を示す図である。図2は、搬送機構の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る工程処理装置1は、電子部品Dを整列搬送しながら各種の工程処理を行う電子部品Dの後工程処理装置である。電子部品Dは、電気製品に使用される部品であり、半導体素子が含まれる。半導体素子としては、トランジスタや集積回路や抵抗やコンデンサ等が挙げられる。各種の工程処理は、主に、ダイシング、マウンティング、ボンディング、及びシーリング等の各組み立て工程を経た後の後工程であり、マーキング、外観検査、テストコンタクト、フォーミング、分類ソート、若しくは梱包、又はこれらの組み合わせが含まれる。
この工程処理装置1は、電子部品Dに対する各種の工程処理機構4、及び電子部品Dを各種の工程処理機構4に搬送する搬送機構を備えている。搬送機構は、ターンテーブル21を含んで構成される。ターンテーブル21は、下方に配置されたダイレクトドライブモータ22の駆動軸で中心が支持されている。このターンテーブル21は、ダイレクトドライブモータ22の駆動に伴って間欠的に所定角度回転する。
ターンテーブル21の外周端には、電子部品Dを保持する複数の保持手段がターンテーブル21の外周に沿って等間隔離間して取り付けられている。この搬送機構は、ターンテーブル21の外周が電子部品Dの搬送経路となる。搬送機構は、保持手段で電子部品Dを保持し、ターンテーブル21の外周に整列させ、ターンテーブル21を回転させることで外周方向に電子部品Dを搬送する。保持手段の配置間隔は、ターンテーブル21の1ピッチの回転角度と等しい。
保持手段は、電子部品を吸着及び離脱させる吸着ノズル31である。吸着ノズル31は、ターンテーブル21の外周端に取り付けられた支持部32によってターンテーブル21に対して上下動可能となっている。吸着ノズル31の直上には、操作ロッド34を備える駆動部33が配置されており、操作ロッド34が吸着ノズル31の上端に当接して下方へ押し下げることにより、吸着ノズル31は下降する。吸着ノズル31のパイプ内部は、図示しない真空発生装置の空気圧回路と連通しており、吸着ノズル31は、負圧の発生によって電子部品Dを吸着し、真空破壊によって電子部品Dを離脱させる。
各種の工程処理機構4は、ターンテーブル21を取り囲んで外周方向に等間隔離間して配置されている。配置間隔は、ターンテーブル21の1ピッチの回転角度と同一若しくは整数倍に等しい。各種の工程処理機構4の配置位置は、各保持手段の停止位置Pと一致する。この各停止位置Pに各種の搬送処理機構が1機ずつ配置される。尚、停止位置の数≧搬送処理機構4の数であれば、これらの数は同数でなくともよく、搬送処理機構4が配置されない停止位置Pが存在していてもよい。
各種の工程処理機構4としては、ターンテーブル21の回転方向に順に、例えば、パーツフィーダ41、方向判別ユニット42、反転ゲ−ジングユニット43、フォーミング装置44、反転ゲ−ジングユニット45、外観検査装置46、分類ソートユニット47、良品ボックス48、不良品排出装置49が配置されている。
パーツフィーダ41は、工程処理装置1に電子部品Dを供給する装置であり、円形の振動パーツフィーダと直線型の供給振動フィーダとを組み合わせて、ターンテーブル21の外周端直下の搬送経路終端まで多数の電子部品Dを整列させて連続的に搬送する。方向判別ユニット42は、パーツフィーダ41から排出された電子部品Dの方向を確認する。反転ゲ−ジングユニット43、45は、電子部品Dを一定方向に合わせ、及び位置決めを行う。
外観検査装置46は、カメラを有し、電子部品Dを撮影し、画像から電子部品Dの電極形状、表面の欠陥、キズ、汚れ、異物等の有無を検査する。分類ソートユニット47は、外観検査の結果に応じて電子部品Dを不良品と良品とに分類し、そのレベルに応じて分類してシュートする。良品ボックス48は、電子部品Dを収納する箱等の収容体を有し、良品と判定された電子部品Dを当該収納体に収納する。不良品排出装置49は、良品ボックス48に収納されなかった電子部品Dを工程処理装置1から排出する。
フォーミング装置44は、電子部品DのリードD1にリード成形処理を行う。このフォーミング装置44は、上金型と下金型とを有し、上金型と下金型で電子部品DのリードD1を挟み込んでリードD1に曲げ成形を施すことでリード成形処理を行う。
フォーミング装置44は、図3に示す予備曲げ装置44aと図4に示す本曲げ装置44bとから構成され、図7に示す予備曲げと本曲げを行う。図3に示す予備曲げ装置44aは、上金型となる予備曲げパンチ54と下金型となる予備曲げダイ51とを備え、電子部品DのリードD1に予備曲げを施す。
予備曲げダイ51は、一段掘り込まれた載置台52と、予備曲げダイ51の外周面に設けられたテーパ面53とを有する。テーパ面53は、予備曲げダイ51の上端から下方に行くにつれて外部向かってにリニアに拡がる。テーパ面53の長さは、リードD1の長さよりも長い。載置台52の広さは、電子部品Dの本体より若干広い程度となっており、電子部品Dの底部が載置台52に収容されると、リードD1の根元部がテーパ面53の上端に当接して載置台52からはみ出し、テーパ面53の上方に位置する。
予備曲げパンチ54は、それぞれ対応のテーパ面53に臨んで対向して一対配置され、テーパ面53に離間及び接近する方向に回転可能に支持されている。この予備曲げパンチ54は、テーパ面53に最も近いエッジ部分に回転ローラ55を備えている。
予備曲げ装置44aは、予備曲げダイ51の載置台52に電子部品Dを載置した状態で、予備曲げパンチ54を予備曲げダイ51のテーパ面53に向けて接近させる。回転ローラ55が電子部品DのリードD1の根本よりも若干先端よりの位置に上面から当接すると、更に予備曲げパンチ54をテーパ面53に沿って回転させ、回転ローラ55でリードD1をテーパ面53に向けて押し込む。これにより、予備曲げパンチ54の回転ローラ55と予備曲げダイ51のテーパ面53で完全にリードD1を挟み込んだ状態では、リードD1は、根本部からテーパ面53に沿って下方に斜めに成形される。
図4に示す本曲げ装置44bは、上金型となる本曲げパンチ65と下金型となる本曲げダイ61とを備え、予備曲げが施された電子部品DのリードD1に本曲げを施す。
本曲げダイ61は、一段掘り込まれた載置台62と、本曲げダイ61の外周面に設けられた湾曲面とを有する。湾曲面は、本曲げダイ61の上端から下方に行くにつれて外部に向かってリニアに拡がり、裾部分で外部へ向けて滑らかに湾曲した湾曲部63となり、湾曲部63から水平に延びて平面部64となっている。リニアな部分の傾斜角は、予備曲げダイ51のテーパ面53の傾斜角よりも急峻となっている。載置台62の広さは、電子部品Dの本体より若干広い程度となっており、電子部品Dの底部が載置台62に収容されると、リードD1の根元部が湾曲面の上端に当接して載置台62からはみ出し、湾曲面の上方に位置する。湾曲面のリニアな部分と湾曲部63との合計の長さは、予備曲げによって湾曲したリードD1の根本部から先端までの長さよりも短い。
本曲げパンチ65は、それぞれ対応の湾曲面に臨んで対向して一対配置され、湾曲面に離間及び接近する方向に回転可能に支持されている。
本曲げ装置44bは、電子部品DをリードD1の根本部と湾曲面の先端とを当接させるように本曲げダイ61に載置した状態で、本曲げパンチ65を本曲げダイ61の湾曲部63に向けて接近させる。本曲げパンチ65がリードD1の先端よりも中心よりの位置に上面から当接すると、更に本曲げパンチ65を湾曲部63に向かって回転させることで、リードD1を湾曲部63に押し込む。これにより、本曲げパンチ65と本曲げダイ61の湾曲部63で完全にリードD1を挟み込んだ状態では、リードD1は、先端側が外側に湾曲してガルウィング形状に成形される。
図5は、このフォーミング装置44の詳細な配置構成を示す図である。本実施形態においてフォーミング装置44は、同種のリード成形処理を行う装置を複数備えている。具体的には、フォーミング装置44は、予備曲げリード成形処理を行う複数の予備曲げ装置44aと、本曲げリード成形処理を行う複数の本曲げ装置44bをそれぞれ連続する停止位置Pに1機ずつ並べて配置している。
本実施形態では、4機の予備曲げ装置44aが連続して並べられ、その後段に4機の本曲げ装置44bが連続して並べられている。4機の予備曲げ装置44aの配置間隔は、他の工程処理機構4と同一であり、ターンテーブル21の回転角度と等しい。また、4機の本曲げ装置44bの配置間隔も、他の工程処理機構4と同一であり、ターンテーブル21の回転角度と等しい。
このフォーミング装置44は、リードD1の予備曲げがされていない電子部品Dが各予備曲げ装置44aに揃うまで予備曲げ工程処理を保留し、またリードD1の本曲げがされていない電子部品Dが各本曲げ装置44bに揃うまで本曲げ工程処理を保留する。すなわち、このフォーミング装置44は、同種の曲げ装置の数と同数のサイクル毎に一回の曲げ処理を行う。
このような工程処理装置1は、図示しない制御部を備え、ダイレクトドライブモータ22、吸着ノズル31を上下動させる駆動部33、真空発生装置、及び各種の工程処理機構4に電気信号を送出することで、これらの動作タイミングを制御している。すなわち、制御部は、制御プログラムを格納するROM、CPU、及びドライバを備え、制御プログラムに従い、インターフェースを介して各駆動機構に各タイミングで動作信号を出力している。
この制御部による制御により工程処理装置1は、以下のように動作する。まず、工程処理装置1の動作の1サイクルは、搬送と工程処理よりなる。搬送では、電子部品Dの受け取り、電子部品Dの移動、及び電子部品Dの受け渡しを順に経る。
電子部品Dの受け取りでは、吸着ノズル31の下降と、工程処理機構4のステージにある電子部品Dの吸着と、吸着ノズル31の上昇を順に経る。電子部品Dの移動は、換言するとターンテーブル21の所定角度の回転、すなわち吸着ノズル31の次の停止位置Pへの移動である。電子部品Dの受け渡しでは、吸着ノズル31の下降と、工程処理機構4のステージへの電子部品Dの離脱と、吸着ノズル31の上昇を順に経る。
個別的には、ターンテーブル21は、1サイクルごとに所定角度回転して所定時間停止する。各吸着ノズル31は、ターンテーブル21の間欠回転によって、ターンテーブル21の外周上の各停止位置Pに順に移動する。
吸着ノズル31の停止位置Pには、いずれかの種類の工程処理機構4が配置されている。各吸着ノズル31は、停止位置Pに移動すると、工程処理機構4のステージへ向けて下降し、電子部品Dを離脱させる。工程処理機構4は、電子部品Dを受け取ると、当該電子部品Dに処理を施す。
電子部品Dへの処理が終了すると、吸着ノズル31は再びステージへ向けて下降し、電子部品Dを吸着し、上昇する。吸着ノズル31が電子部品Dを保持すると、ターンテーブル21は、次のサイクルに移って所定角度回転する。
電子部品Dは、パーツフィーダ41の搬送経路終端に位置して、第1のサイクルで直上に移動してきた吸着ノズル31によって保持される。パーツフィーダ41の搬送経路終端で保持された電子部品Dは、次以降のサイクルごとに順に方向判別ユニット42、反転ゲ−ジングユニット43、フォーミング装置44、反転ゲ−ジングユニット45、外観検査ユニット46、分類ソーターユニット47、良品ボックス48に供給され、各種の工程が施される。梱包されなかった電子部品Dは、不良品排出装置49に供給され、工程処理装置1から排出される。
図6に、この工程処理装置1の動作のタイミングテーブルを示す。図7に示すように、4機の予備曲げ装置44a及び本曲げ装置44bを備えるフォーミング装置44は、4の倍数のサイクル毎にリード成形処理を行い、それ以外のサイクルでは処理を保留する。
第1サイクルでは、最前段の予備曲げ装置44aにのみリード成形処理が施されていない電子部品Dが供給される。第1サイクルでは、予備曲げ装置44aは、電子部品Dに対してリード成形処理を行わない。すなわち、予備曲げパンチを駆動させない。そのため、第1サイクルは、リード成形のための時間を確保する必要はなく、95msで終了する。
なお、リード成形処理を行わない状態では、フォーミング装置44に電子部品Dを供給するが予備曲げパンチや本曲げパンチを駆動しないようにしても、フォーミング装置44に対して吸着ノズル31の下降及び電子部品Dの離脱を行わないようにしてもどちらでもよい。
第2サイクルでは、最前段の予備曲げ装置44aに供給された未処理の電子部品Dが次段の予備曲げ装置44aに供給され、最前段の予備曲げ装置44aには新たな未処理の電子部品Dが供給される。第2サイクルでも、予備曲げ装置44aは、電子部品Dに対してリード成形処理を行わない。従って、第2サイクルでも、リード成形のための時間を確保する必要はなく、95msで終了する。
第3サイクルでは、2番目の予備曲げ装置44aに供給されていた電子部品Dが未処理のまま3番目の予備曲げ装置44aに供給され、最前段の予備曲げ装置44aに供給されていた電子部品Dが未処理のまま2番目の予備曲げ装置44aに供給され、最前段の予備曲げ装置44aに新たな未処理の電子部品Dが供給される。第3サイクルでも、予備曲げ装置44aは、電子部品Dに対してリード成形処理を行わない。従って、第3サイクルでも、リード成形のための時間を確保する必要はなく、95msで終了する。
第4サイクルでは、3番目の予備曲げ装置44aに供給されていた電子部品Dが未処理のまま最後段の予備曲げ装置44aに供給され、2番目の予備曲げ装置44aに供給されていた電子部品Dが未処理のまま3番目の予備曲げ装置44aに供給され、最前段の予備曲げ装置44aに供給されていた電子部品Dが未処理のまま2番目の予備曲げ装置44aに供給され、最前段の予備曲げ装置44aに新たな未処理の電子部品Dが供給される。
この第4サイクルで、全ての予備曲げ装置44aは、それぞれ供給されている電子部品DのリードD1に対して予備曲げ成型を行う。すなわち、予備曲げダイ51に載置された電子部品Dに対して予備曲げパンチ54を駆動する。この第4サイクルでは、リード成形のための時間が確保される。すなわち、第4サイクルは、95+165msの時間を要する。
本曲げ装置44bにおいても、予備曲げ成型と同様に、第1〜3サイクルでは、リード成形処理を行わず、第4サイクルではじめてリード成形処理を実施する。
このような工程処理装置1の処理時間は、第1〜3サイクル目は、リード成形処理が行われないので、それぞれ約95msとすることができる。そして、第4サイクル目では、リード成形処理が行われるので、95+165=260msを確保する必要がある。しかし、この第4サイクルで4つの電子部品に一度にリード成形処理が施されるため、1サイクルの平均所要時間は、(95×4+165)/4=約140msとなる。すなわち、1サイクルごとにリード成形処理を施すことで1サイクルにつき260msを要していた従来の工程処理装置1に比べて、全体として約1.8倍の高速化が達成される。
このように、本実施形態に係る工程処理装置1は、連続する複数の停止位置のそれぞれに予備曲げ処理を行う予備曲げ装置44aを1機ずつ複数配置し、またその後段に本曲げ処理を行う本曲げ装置44bを1機ずつ複数配置し、各予備曲げ装置44aと本曲げ装置44bは、装置の配置数と同数のサイクルごとに1度のリード成形処理を行うようにした。
これにより、リード成形処理を行うサイクル以外は、リード成形処理の終了を待つことなくサイクルを終了させることができるので、1サイクルの平均所要時間が短縮でき、工程処理装置1の高速化を図ることができる。
以上のように本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。この新規な実施形態は、そのほかの様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。そして、この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本実施形態では、一つのターンテーブル21に各種の工程処理機構4を配置する場合を例に挙げたが、搬送機構としては、直線搬送方式であってもよく、また複数のターンテーブル21で一の搬送経路を構成するようにしてもよい。また、保持手段として、真空の発生及び破壊により電子部品を吸着及び離脱させる吸着ノズル31に代えて、静電吸着方式、ベルヌーイチャック方式、又は電子部品Dを機械的に挟持するチャック機構を配してもよい。また、各種の工程処理機構4は、上記した種類に限られず、各種の工程処理機構4と置き換えることが可能であり、また配置順序も適宜変更可能である。
また、本実施形態では、リード成形処理を2工程に分割し、予備曲げと本曲げを行うようにしたが、一度に最終形態までリード成形処理するようにしてもよく、また更に複数段階を経てリード成形処理を行うようにしてもよい。この場合、各リード成形処理段階に応じてそれぞれ複数のリード成形手段を配置し、その配置数と同数のサイクルで一度のリード成形処理を行う。
また、本実施形態では、フォーミング装置44は、4機の予備曲げ装置44aと本曲げ装置44bを備えるようにしたが、2機以上であれば、高速化は達成される。例えば、フォーミング装置44が予備曲げ装置44aと本曲げ装置44bを各2機ずつ備えている場合は、第1サイクルはリード成形処理を行わず、第2サイクルでリード成形処理を行うように動作タイミングは制御される。このとき、1サイクルの平均所要時間は、(95×2+165)/2=約178msとなる。
また、フォーミング装置44が予備曲げ装置44aと本曲げ装置44bを各3機ずつ備えている場合は、第1及び2サイクルはリード成形処理を行わず、第3サイクルでリード成形処理を行うように動作タイミングは制御される。このとき、1サイクルの平均所要時間は、(95×3+165)/3=150msとなる。
すなわち、リード成形処理を行う工程処理機構4を2以上の複数機並べ、並べた数と同数のサイクル毎に一度のリード成形処理を行うようにすることで1サイクルの平均所要時間は短くなり、全体として電子部品Dに対する処理の高速化が図られる。
1 工程処理装置
21 ターンテーブル
22 ダイレクトドライブモータ
3 保持手段
31 吸着ノズル
32 支持部
33 駆動部
34 操作ロッド
4 工程処理機構
41 パーツフィーダ
42 方向判別ユニット
43 反転ゲ−ジングユニット
44 フォーミング装置
44a 予備曲げ装置
44b 本曲げ装置
45 反転ゲ−ジングユニット
46 外観検査装置
47 分類ソートユニット
48 良品ボックス
49 不良品排出装置
51 予備曲げダイ
52 載置台
53 テーパ面
54 予備曲げパンチ
55 回転ローラ
61 本曲げダイ
62 載置台
63 湾曲部
64 平面部
65 本曲げパンチ
D 電子部品
D1 リード
P 停止位置

Claims (2)

  1. 電子部品を搬送しながら各種の工程処理を行う工程処理装置であって、
    搬送経路上に設定された複数の停止位置に配置される各種の工程処理機構と、
    1サイクル毎に電子部品を隣の前記停止位置に搬送する搬送手段と、
    前記工程処理機構のうちの1種類として、連続する複数の前記停止位置に1機ずつ配置され、前記電子部品に同種のリード成形処理を行う複数のリード成形手段と、
    を備え、
    前記各リード成形手段は、
    当該リード成形手段の配置数と同数のサイクルごとに1度の前記リード成形処理を行うこと、
    を特徴とする工程処理装置。
  2. 前記リード成形手段は、
    連続する複数の前記停止位置に1機ずつ配置され、前記電子部品のリードに予備曲げを行う複数の予備曲げ手段と、
    前記複数の予備曲げ手段の後段、且つ、連続する複数の前記停止位置に1機ずつ配置され、前記予備曲げされたリードに本曲げを行う前記予備曲げ手段と同数の本曲げ手段と、
    を備え、
    前記予備曲げ手段及び前記本曲げ手段は、
    当該予備曲げ手段又は当該本曲げ手段の配置数と同数のサイクルごとに1度の前記リード成形処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1記載の工程処理装置。
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