JP2012141106A - クリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリーンルーム用ブーツ6内の奥部、特に爪先部62を素早く確実に乾燥させることができ、しかも、ブーツ6内の塵埃等を確実に外側へ排出することができるクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10を提供すること。
【解決手段】給気パイプ2に靴底を上にして逆さに被せたブーツ6内へ清浄空気を送風してブーツ6をその清浄度を保って乾燥させる清浄乾燥装置において、給気パイプ2の上端に、ブーツ6の内底部61を支持する一対の支持部31と、ブーツ6の爪先部62へ送風する爪先側凹部32と、踵部63へ送風する踵側凹部33とから成る給気ノズル3を設け、給気パイプ2の外面の周方向における前記爪先側凹部の側にのみ、複数の凸条21を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、クリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置、より詳しくは、洗浄脱水後のクリーンルーム用ブーツに清浄な空気を送風して清浄度を保って乾燥させるクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置に関する。
クリーンルーム用ブーツは、一般的に装着者の爪先からほぼ踝までを覆う合成ゴム製の短靴部と、この短靴部から延設され、装着者の下腿を覆う柔軟な防塵布製のフード部とから構成されており、自立させることができない。
従来、かかるクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置として、下記の特許文献1に記載のものが開示されている。この装置は、クリーンルーム用ブーツをその靴底を上にして逆さにし、フード部及び短靴部を逆U字状の掛止杆に被せ、掛止杆で支えたブーツの内側へ清浄空気を送風することによりブーツを清浄乾燥させるものである。
しかしながら、この清浄乾燥装置は、掛止杆で支えたブーツの履き口部に向かってその下方から清浄空気を噴射していたため、ブーツ内の奥部、特に爪先部の乾燥が他の部分よりも遅れ、乾燥度合いにばらつきが生じ、ブーツ全体としての乾燥に時間がかかる問題があった。
さらに、この清浄乾燥装置は、ブーツの履き口部に向かって外側から清浄空気を噴射していたため、ブーツ内の塵埃等を確実に外側へ排出することができない問題があった。
特開平5−177109号公報(第4頁、図7、図8)
本発明は、従来のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置に上記のような問題があったことに鑑みて為されたもので、ブーツ内の奥部、特に爪先部を素早く確実に乾燥させることができ、しかも、ブーツ内の塵埃等を確実に外側へ排出することができるクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置を提供することを課題とする。
本発明は、乾燥室と、該乾燥室内に立設され、上端に給気ノズルを備える複数の給気パイプと、該乾燥室外に設けられ、前記給気パイプへ清浄な空気を供給する供給手段とを備え、前記各給気パイプに靴底を上にして被せたクリーンルーム用ブーツの内側へ清浄空気を送風して該ブーツを清浄に乾燥させるクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置であって、前記給気ノズルが、前記給気パイプの上端に設けられ、前記ブーツの内底部を、該ブーツの爪先部を踵部よりも上にした傾斜姿勢で支持し得る一対の支持部と、前記一対の支持部間に設けられ、前記給気パイプを通じて供給された清浄空気の一部を、該支持部で支持した前記ブーツの爪先部へ送風する爪先側凹部と、前記一対の支持部間に設けられ、前記給気パイプを通じて供給された清浄空気の一部を、該支持部で支持した前記ブーツの踵部へ送風する踵側凹部と、から成り、前記給気パイプの外面の周方向における前記爪先側凹部の側にのみ、該給気パイプの長手方向に沿う複数の凸条が設けられ、前記ブーツの爪先部を経由した清浄空気の一部を、該複数の凸条間を通して該給気パイプの下端側へ導くことを特徴としている。
本発明は、前記給気パイプに前記ブーツを被せたとき、該給気パイプの外面と前記複数の凸条と該ブーツの内面とによって囲まれて形成される排気流路の横断面積が、該給気ノズルの爪先側凹部と該ブーツの内底部とによって囲まれて形成される爪先側送風口の送風方向に垂直な仮想面上への投影面積よりも小さいことを特徴としている。
本発明は、前記給気パイプに前記ブーツを被せたとき、該給気ノズルの踵側凹部と該ブーツの内底部とによって囲まれて形成される踵側送風口の送風方向に垂直な仮想面上への投影面積が、該給気ノズルの爪先側凹部と該ブーツの内底部とによって囲まれて形成される爪先側送風口の送風方向に垂直な仮想面への投影面積よりも小さいことを特徴としている。
本発明は、前記乾燥室の底部が、多数の通孔を有する平板材から成ることを特徴としている。
本発明は、前記給気パイプが前記乾燥室の底部を貫通し、前記供給手段と該給気パイプの下端とを接続する分岐配管が前記乾燥室外に設けられていることを特徴としている。
本発明に係るクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置によれば、給気パイプの上端に、ブーツの内底部を支持する一対の支持部と、ブーツの爪先部へ送風する爪先側凹部と、踵部へ送風する踵側凹部とから成る給気ノズルを備えているので、給気パイプにブーツを被せた状態において、清浄空気を確実にブーツ内の奥部の爪先部及び踵部へ送風することができ、クリーンルーム用ブーツを素早く確実に乾燥させることができる。
しかも、給気パイプの外面の周方向における爪先側凹部の側に複数の凸条を設けているので、給気パイプに、ブーツをその爪先部を上にして傾斜姿勢で安定に被せたとき、爪先部側において給気パイプの外面とブーツとの間に一定の断面面積を有する排気流路を確保することができ、ブーツの爪先部側の乾燥が給気パイプとの接触により阻害されることがない。
さらに、給気パイプの外面の周方向における爪先側凹部の側にのみ、凸条を設け、給気パイプの周方向における踵側凹部の側には凸条を設けていないので、清浄空気の周方向への流れが遮られることがなく、ブーツを周方向に均等に乾燥させることができ、ブーツ内の塵挨等も円滑に排出することができる。
また、凸条による排気流路の横断面積を、爪先側凹部による爪先側送風口の投影面積よりも小さくすれば、爪先部を経由した清浄空気の一部を、確実に給気ノズルの外側を通してブーツの側方へ回すことができ、ブーツをより均等に乾燥させることができる。
また、踵側凹部による踵側送風口の投影面積を、爪先側凹部による爪先側送風口の投影面積よりも小さくすれば、ブーツのより奥部の爪先部へより多くの清浄空気を送風することができ、このことによっても、ブーツをより均等に乾燥させることができる。
また、乾燥室の底部を多数の通孔を有する平板材により形成すれば、空気とともにブーツから排出された湿気や塵挨等を速やかに乾燥室外へ排出することができる。
また、供給手段と複数の給気パイプを接続する分岐配管を乾燥室外に設ければ、ブーツから排出された塵挨等が、配管のデッドスペース等に留まるような難点もなく、また、乾燥室のメンテナンス作業も容易に行うことができる。
本実施形態の清浄乾燥装置の一部断面正面図である。 本実施形態の清浄乾燥装置の一部断面平面図である。 本実施形態の清浄乾燥装置の給気ノズルの(a)平面図、及び(b)側面図である。 本実施形態の清浄乾燥装置の給気パイプにクリーンルーム用ブーツを被せた状態の(a)要部縦断面図、(b)爪先側送風口の投影面図、(c)踵側送風口の投影面図、及び(d)排気流路の横断面図である。 本実施形態の清浄乾燥装置の給気パイプにクリーンルーム用ブーツを被せた状態の一部断面側面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10は主として、乾燥室1と、乾燥室1内に立設され、上端に給気ノズル3を備えた複数の給気パイプ2と、乾燥室1外に設けられ、各給気パイプ2へ清浄な空気を供給する供給手段4とから構成されている。この清浄乾燥装置10は、乾燥室1内の各給気パイプ2に、クリーンルーム用ブーツ6をその靴底を上にして逆さに被せ、各給気ノズル3からブーツ6内へ清浄空気を送風することにより各ブーツ6をその清浄度を保って乾燥させる。
乾燥室1は、図1に示すように、基台フレーム11上に設けられ、底部12と、周壁部13と、天井部14とから構成されている。底部12は、多数の通孔を有する平板材から形成されており、本実施形態では、開口率30%のパンチングメタルを使用している。また、天井部14には複数の開口部が開設されており、各開口部には取手付きの扉15が開閉可能に設けられている。本実施形態の扉15は、透明なポリカーボネート樹脂から成り、扉15を閉じた状態でも乾燥室1内を視認することができる。
給気パイプ2は、図1に示すように、乾燥室1の底部12を貫通して鉛直に立設されており、パイプ上端の給気ノズル3は乾燥室1内に位置する一方、パイプ下端は乾燥室1外に位置している。本実施形態では、給気パイプ2は塩化ビニル製の円管材から形成されている。
供給手段4は、図1に示すように、基台フレーム41上に設けられたブロア42と、ブロア42により送風された空気をろ過して清浄化するフィルタユニット43とを備えている。ブロア42は、導入室44内に設けられており、導入室44の外気取入口に設けられたプレフィルタ45を通して外気を取り込み、吸引する。フィルタユニット43は、その内蔵フィルタ46として、要求される清浄度に応じてHEPAフィルタ、ULPAフィルタ等が使用される。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、導入室44内に計二つのブロア42を設け、各ブロア42から送風された空気を一つのフィルタユニット43で清浄化し、得られた清浄空気を計二つの乾燥室1へ供給するようにしている。そして、フィルタユニット43の入口部及び出口部にそれぞれ、バタフライダンパ47、48を設け、各乾燥室1への送風流量の調節の他、各ブロア42の切換えや各乾燥室1への送風切換えを適宜行うように構成している。勿論、一つのブロア42から送風された空気を一つのフィルタユニット43で清浄化し、一つの乾燥室1へ供給するように構成してもよい。また、本実施形態の供給手段4は、クリーンルーム用ブーツの素材や接着剤等の劣化を防ぐため、外部から取り入れた空気を積極的に加熱するヒータ等を特に設けていない。
この供給手段4は、清浄空気を分岐配管5を介して複数の給気パイプ2へ供給する。分岐配管5は、図1及び図2に示すように、供給手段4の出口部にフレキシブル配管51を介して接続された本管52と、本管52に連設され、各給気パイプ2の下端に接続された複数の枝管53とから構成されており、乾燥室1の外部下方に配設されている。本管52は環状に形成されており、各枝管53にはバタフライダンパ54が設けられている。各バタフライダンパ54を調節することによって、清浄空気を各給気パイプ2へ均等に供給することができる。
給気ノズル3は、図3及び図4に示すように、各給気パイプ2の上端に設けられ、クリーンルーム用ブーツ6の内底部61を、ブーツ6の踵部63よりも爪先部62が上となるような傾斜姿勢で支持し得る一対の支持部31・31と、これら一対の支持部31の間に設けられ、給気パイプ2を通じて供給された清浄空気の一部を爪先部62へ送風するための爪先側凹部32と、爪先側凹部32の反対側において一対の支持部31間に設けられ、給気パイプ2を通じて供給された清浄空気の一部を踵部63へ送風するための踵側凹部33とから構成されている。本実施形態では、図3(b)中の一点鎖線で示すように、円管材から成る給気パイプ2の先端側を斜めに切断し、さらにこの切断部の鋭角部分と鈍角部分とをそれぞれ、所要角度で斜めに切断することによって、一対の支持部31、爪先側凹部32、及び踵側凹部33を備える給気ノズル3を形成している。
このことで、図4に示すように、ブーツ6を給気パイプ2の上端に被せ、給気ノズル3の支持部31でブーツ6の内底部61を支持したとき、給気ノズル3の爪先側凹部32とブーツ6の内底部61とにより囲まれた爪先側送風口71(図4(b)参照)が形成される。つまり、給気ノズル3の爪先側凹部32の凹辺と、この凹辺の両端同士を内底部61の底面に沿って結ぶ仮想線とにより囲まれた爪先側送風口71が形成される。そして、この爪先側送風口71からブーツ6の爪先部62へ向けて清浄空気を送風することが可能となる。また同様に、給気ノズル3の踵側凹部33とブーツ6の内底部61とにより囲まれた踵側送風口72(図4(c)参照)が形成される。つまり、給気ノズル3の踵側凹部33の凹辺と、この凹辺の両端同士を内底部61の底面に沿って結ぶ仮想線とにより囲まれた踵側送風口72が形成される。そして、この踵側送風口72からブーツ6の踵部63へ向けて清浄空気を送風することが可能となる。本実施形態では、踵側送風口72のその送風方向に垂直な仮想面上への投影面積A2を、爪先側送風口71のその送風方向に垂直な仮想面への投影面積A1よりも小さくしている。なお、爪先側送風口71及び踵側送風口72における送風方向は、ブーツ6の爪先部62と踵部63とを結ぶ仮想直線と平行な方向である。
また、給気パイプ2には、図3に示すように、パイプ外面の周方向における爪先側凹部32の側にのみ、給気パイプ2の長手方向に沿う計二つの凸条21が設けられている。
このことで、図4に示すように、ブーツ6を給気パイプ2の上端に被せ、給気ノズル3の支持部31でブーツ6の内底部61を傾斜状態で支持したとき、各凸条21の凸端が、ブーツ6の合成ゴム製の短靴部64の口縁部、及び防塵布製のフード部65の内面と当接して、給気パイプ2の外面と凸条21の互いの対向面とブーツ6の内面とにより囲まれた排気流路73(図4(d)参照)が形成され、この凸条21間の排気流路73を通して、ブーツ6の爪先部62を経由した清浄空気の一部を、給気パイプ2の下端側へ導くことが可能となる。本実施形態では、排気流路73の横断面積A3を、爪先側送風口71の投影面積A1よりも小さくしている。また、給気ノズル3の支持部31がブーツ6の内底部61を傾斜状態で支持し、給気パイプ2の凸条21がブーツ6の短靴部64の口縁部と当接したとき、ブーツ6の踵部63側においては、短靴部64及びフード部65と給気パイプ2の外面との間には隙間が形成される。
次に、本実施形態の清浄乾燥装置10によるクリーンルーム用ブーツ6の清浄乾燥作業について説明する。
まず、乾燥室1の各扉15を順に開き、各給気パイプ2の上端に、洗浄脱水後のクリーンルーム用ブーツ6を被せ、給気ノズル3の支持部31でブーツ6の内底部61を傾斜状態で支持する。そして、各扉15を閉じる。乾燥室1には予め、供給手段4から乾燥運転時の約20%の送風量にて清浄空気が供給されており、乾燥室1内は常時正圧に維持され、乾燥室1内の清浄度が保たれている。
次いで、供給手段4の送風量を増加させ、給気ノズル3からブーツ6内へ清浄空気を送風することによって各ブーツ6を清浄乾燥させる。
このとき、図5に示すように、給気ノズル3の爪先側送風口71からは、爪先部62へ向けて清浄空気a1が送風され、爪先部62を経由した清浄空気の一部a2は、排気流路73を通って給気パイプ2の下端側へ流れるとともに、爪先部62を経由した清浄空気の一部a3は、給気ノズル3の外側を通って給気パイプ2の側方へ回りながら給気パイプ2の外面とフード部65の内面との隙間を通って給気パイプ2の下端側へ流れる。一方、給気ノズル3の踵側送風口72からは、踵部63へ向けて清浄空気a4が送風され、踵部63を経由した清浄空気a5は、給気パイプ2の外面とフード部65の内面との隙間を通って給気パイプ2の下端側へ流れる。これら清浄空気の流れによって、ブーツ6を乾燥させるとともに、ブーツ6内の塵埃等を排出する。ブーツ6の外側へ排出された湿気や塵埃等は、乾燥室1の底部12の多数の通孔を通って乾燥室1外へ排出される。
そして、予め設定された所定の乾燥時間が経過した後、自動または手動により供給手段4の送風量を乾燥運転時の約20%まで減少させ、清浄乾燥済みのブーツ6を乾燥室1から取り出す。こうして、本実施形態の清浄乾燥装置10による清浄乾燥作業が行われる。なお、乾燥終了後、すぐにブーツ6を乾燥室1から取り出さない場合においても、乾燥室1内へは乾燥運転時の約20%の送風量で清浄空気が供給されて乾燥室1内の正圧が保たれているため、ブーツ6の清浄度を維持することができる。
このように本実施形態のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10にあっては、給気パイプ2の上端に、ブーツ6の内底部61を支持する一対の支持部31と、ブーツ6の爪先部62へ送風する爪先側凹部32と、踵部63へ送風する踵側凹部33とから成る給気ノズル3を備えているので、給気パイプ2にブーツ6を被せた状態において、清浄空気を確実にブーツ6内の奥部の爪先部62及び踵部63へ送風することができ、クリーンルーム用ブーツ6を素早く確実に乾燥させることができる。
しかも、給気パイプ2の外面の周方向における爪先側凹部32の側に二つの凸条21を設けているので、給気パイプ2にブーツ6をその爪先部62を上にして傾斜姿勢で安定に被せたとき、爪先部62側において給気パイプ2の外面とブーツ6の短靴部64及びフード部65との間に一定の断面面積を有する排気流路73を確保することができ、ブーツ6の爪先部62側の乾燥が給気パイプ2との接触により阻害されることがない。
さらに、給気パイプ2の外面の周方向における爪先側凹部32の側にのみ、凸条21を設け、給気パイプ2の周方向における踵側凹部33の側には凸条を設けていないので、清浄空気の周方向への流れが遮られることがなく、比較的に柔軟なフード部65を周方向に均等に乾燥させることができる。また、ブーツ6内の塵挨等も円滑に排出することができる。
また、本実施形態のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10は、凸条21による排気流路73の横断面積A3を、爪先側凹部32による爪先側送風口71の投影面積A1よりも小さくしているので、爪先部62を経由した清浄空気の一部を、確実に給気ノズル3の外側を通してブーツ6の側方へ回すことができ、このことによっても、ブーツ6をより均等に乾燥させることができる。
また、本実施形態のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10は、踵側凹部33による踵側送風口72の投影面積A2を、爪先側凹部32による爪先側送風口71の投影面積A1よりも小さくしているので、ブーツ6のより奥部の爪先部62へより多くの清浄空気を送風することができ、このことによっても、ブーツ6をより均等に乾燥させることができる。
また、本実施形態のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10は、乾燥室1の底部12を多数の通孔を有する平板材により形成しているので、空気とともにブーツ6から鉛直下方へ排出された湿気や塵挨等を速やかに乾燥室1外へ排出することができる。
また、本実施形態のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10は、供給手段4と複数の給気パイプ2を接続する分岐配管5を乾燥室1外に設けているので、ブーツ6から排出された塵挨等が、配管のデッドスペース等に留まるような難点もなく、また、乾燥室1の清浄度を保つメンテナンス作業も容易に行うことができる。
以上、クリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置10について説明したが、本発明はその他の形態でも実施することができる。
例えば、上記実施形態では、給気ノズル3を、円管材から成る給気パイプ2を斜めに切断することにより形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、給気パイプ2の先端に一対の支持部31を付設するようにしてもよい。また、爪先側凹部32、踵側凹部33の給気パイプ2に対する形成位置、角度等についても、種々の設計変更が可能であり、例えば、爪先側凹部32が爪先部62側へ突出していてもよく、踵側凹部33が踵部63側へ突出していてもよい。
また、上記実施形態では、給気パイプ2に計二つの凸条21を設けているが、三つ以上の凸条を設けるようにしてもよい。凸条は、給気パイプ2の外面の周方向における爪先側凹部32の側にのみ設けられているのであれば、その数、形状等について種々の設計変更が可能である。
本発明は、その他、その趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良く、また、一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている発明特定事項を一体に構成した形態で実施しても良い。
10 クリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置
1 乾燥室
12 底部
2 給気パイプ
21 凸条
3 給気ノズル
31 支持部
32 爪先側凹部
33 踵側凹部
4 供給手段
5 分岐配管
6 ブーツ
61 内底部
62 爪先部
63 踵部
71 爪先側送風口
72 踵側送風口
73 排気流路
A1 爪先側送風口の投影面積
A2 踵側送風口の投影面積
A3 排気流路の横断面積
a1〜a5 清浄空気

Claims (5)

  1. 乾燥室と、該乾燥室内に立設され、上端に給気ノズルを備える複数の給気パイプと、該乾燥室外に設けられ、前記給気パイプへ清浄な空気を供給する供給手段とを備え、前記各給気パイプに靴底を上にして被せたクリーンルーム用ブーツの内側へ清浄空気を送風して該ブーツを清浄に乾燥させるクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置であって、
    前記給気ノズルが、
    前記給気パイプの上端に設けられ、前記ブーツの内底部を、該ブーツの爪先部を踵部よりも上にした傾斜姿勢で支持し得る一対の支持部と、
    前記一対の支持部間に設けられ、前記給気パイプを通じて供給された清浄空気の一部を、該支持部で支持した前記ブーツの爪先部へ送風する爪先側凹部と、
    前記一対の支持部間に設けられ、前記給気パイプを通じて供給された清浄空気の一部を、該支持部で支持した前記ブーツの踵部へ送風する踵側凹部と、
    から成り、
    前記給気パイプの外面の周方向における前記爪先側凹部の側にのみ、該給気パイプの長手方向に沿う複数の凸条が設けられ、前記ブーツの爪先部を経由した清浄空気の一部を、該複数の凸条間を通して該給気パイプの下端側へ導くことを特徴とするクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置。
  2. 前記給気パイプに前記ブーツを被せたとき、該給気パイプの外面と前記複数の凸条と該ブーツの内面とによって囲まれて形成される排気流路の横断面積が、該給気ノズルの爪先側凹部と該ブーツの内底部とによって囲まれて形成される爪先側送風口の送風方向に垂直な仮想面上への投影面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置。
  3. 前記給気パイプに前記ブーツを被せたとき、該給気ノズルの踵側凹部と該ブーツの内底部とによって囲まれて形成される踵側送風口の送風方向に垂直な仮想面上への投影面積が、該給気ノズルの爪先側凹部と該ブーツの内底部とによって囲まれて形成される爪先側送風口の送風方向に垂直な仮想面への投影面積よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置。
  4. 前記乾燥室の底部が、多数の通孔を有する平板材から成ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置。
  5. 前記給気パイプが前記乾燥室の底部を貫通し、
    前記供給手段と該給気パイプの下端とを接続する分岐配管が前記乾燥室外に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のクリーンルーム用ブーツの清浄乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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