JP2012140923A - 気体圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧縮機本体に吸入される冷媒ガスの圧力脈動が蒸発器にまで伝わり、蒸発器が振動音を発生することを防止する。
【解決手段】 気体圧縮機の吸入通路内に、吸入通路の流れ方向に板面が交差するように配置された板形状突起部が設けられていることを特徴とする。冷媒ガスの圧力脈動が、蒸発器に伝わる途中で吸入通路内に配置された板形状突起部に衝突し減衰することで、蒸発器を振動させる加振力を低減させることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、気体圧縮機に関し、詳しくは、吸入ガスの脈動を低減する技術に関する
従来より、車両用空気調和システム(以下、空調システムという。)には、冷媒ガスを圧縮して、空調システムに冷媒ガスを循環させるための気体圧縮機が用いられている。
空調システムは主として気体圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器の四つの部品で構成され、システム内に冷媒が充填されている。気体圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒ガスは凝縮器に送られ、凝縮器に送られた冷媒ガスは熱交換され熱を奪われ液化し、液体となる。凝縮器で液化された冷媒は、その後膨張弁での絞り膨張により減圧され低温低圧状態となる。減圧された低温低圧の冷媒は、蒸発器で熱交換し加熱され気化し、再びガスとなる。蒸発器で気化されたガスは再び圧縮機に送られ圧縮される。この工程が一サイクルとなっている。
ここで、下記特許文献1にあるように、ベーンロータリー形式の圧縮機本体をハウジングの内部に備えた一般的な気体圧縮機においては、圧縮機本体は、回転軸と一体的に軸周りに回転する略円柱状のロータと、このロータの円柱状外周面の外方を取り囲み、断面輪郭略楕円形状の内周面を有するシリンダと、ロータおよびシリンダをこれらの両端面側から挟むように配置される2つのサイドブロックと、ロータの周方向の所定角度間隔で5枚配置され、ロータの外周面から突出自在で、突出状態における先端がシリンダの略楕円状の内周面に当接するベーンとを備え、ロータの軸周りの回転により、ロータとシリンダと両サイドブロックと隣接する2枚のベーンとにより区画された各圧縮室の容積をそれぞれ変化させて、各圧縮室の内部の冷媒ガスを圧縮するように構成されている。
この圧縮機本体は、圧縮機本体から吐出された高圧の冷媒ガスを空調システムに吐出する吐出ポートと、空調システムから低圧の冷媒ガスを圧縮機本体に吸入する吸入ポート及び吸入通路とが形成されたハウジングによって覆われており、ハウジングと圧縮機本体との間に形成された2つの空間のうち、圧縮機本体を挟んで、吸入通路及び吸入ポートに通じる側は低圧雰囲気の吸入室として形成され、吐出ポートに通じる側は高圧雰囲気の吐出室として形成されている。
気体圧縮機内には、上述したベーンに作用する油圧として、かつ、各摺動部分の潤滑油として冷凍機油が封入されて、主として、高圧雰囲気の吐出室の底部の貯油室に溜められている。
上述した圧縮機本体のベーンは、ロータに形成されたベーン溝に外方へ突出可能に配設されており、ロータの回転によるベーン自体に加わる遠心力と、ベーン溝の底部とベーンの底面との間の背圧室に油圧としての冷凍機油が供給されることにより、ベーンがシリンダに向けて突出し、シリンダの内周面に当接する。
そして、シリンダ内周面が断面輪郭略楕円形状に形成されていることと、ベーンがロータの周方向の所定角度間隔で5枚配置されていることにより、ロータの1回転当たり、10回の吸入・圧縮・吐出が行われていることになる。
特開2007−92710号公報、図1,2
ところで、上述した気体圧縮機は、ロータの1回転当たり10回の吸入・圧縮・吐出が行われていることより、圧縮機本体に吸入される冷媒ガスには、ロータの1回転当たり10回の圧力脈動が発生している。この圧力脈動は、吸入室から吸入通路、吸入ポートを通じて蒸発器に至る範囲にまで及んでいる。そして蒸発器での冷媒ガスの圧力脈動は、蒸発器を振動させ、振動音発生の原因となる場合があった。
また、気体圧縮機の起動時において、ベーンに作用する油圧が小さいときには、ベーンがシリンダ内周面から離接する、いわゆるチャタリングが発生しやすくなるが、このチャタリング発生時は圧縮途中の冷媒ガスが吸入室に戻ることで、冷媒ガスの圧力脈動の圧力変動幅が大きくなる傾向にあり、より蒸発器の振動音が発生しやすくなっていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、圧縮機本体に吸入される冷媒ガスの圧力脈動が蒸発器にまで伝わり、蒸発器が振動音を発生することを防止することができる気体圧縮機を提供することを目的とする。
本発明による気体圧縮機は、ハウジングと、このハウジング内に設置され吸入した気体を圧縮して吐出する圧縮機本体と、前記圧縮機本体をはさんだ一方の側で、前記ハウジングの内面と前記圧縮機本体の外面とにより形成され、圧縮前の気体が吸入される吸入室と、前記ハウジング外の気体を前記吸入室に導くためにハウジングに形成される吸入通路とを備える気体圧縮機であって、前記吸入通路内には吸入通路の流れ方向に板面が交差するように配置された板形状突起部が設けられていることを特徴とする
本発明による気体圧縮機では、圧縮機本体で発生した圧縮機本体に吸入される冷媒ガスの圧力脈動が、蒸発器に伝わる途中で吸入通路内に配置された板形状突起部に衝突し減衰することで、蒸発器を振動させる加振力を低減させることが可能となる。
その結果、蒸発器の振動が低減され、蒸発器の振動音発生を防止することが出来る。
また、本発明による気体圧縮機の前記板形状突起部は、前記吸入通路の対向する面に該通路の流れ方向に沿って互い違いに複数設置されている構成とすることができる。
このような構成によれば、板形状突起部が吸入通路の対向する面に該通路の流れ方向に沿って互い違いに複数設置されているため、冷媒ガスが板形状突起部に衝突する回数が増え、より確実に圧力脈動を減衰することが可能となる。
また、本発明による気体圧縮機の前記吸入通路は、ハウジング外周面に形成された溝をカバー部材が覆うことにより形成され、前記板形状突起部はハウジングの前記溝と前記カバー部材の前記溝との対向面にそれぞれ設置されている構成とすることができる。
このような構成によれば、簡単に吸入通路に板形状突起部を設置することが可能となる。
また、本発明による気体圧縮機の板形状突起部は、吸入通路に板形状突起部を一体に形成した板形状部材を挿入することにより形成されている構成とすることができる。
このような構成によっても、簡単に吸入通路に板形状突起部を設置することが可能となる。
本発明によれば、圧縮機本体に吸入される冷媒ガスの圧力脈動が減衰し、蒸発器を振動させる加振力を低減させることが可能となり、結果として蒸発器の振動が低減され、蒸発器の振動音発生を防止することが出来る。
本発明の一実施形態に係る気体圧縮機の縦断面図である。 図1に示す線A−A断面における圧縮機本体図である。 図1における吸入通路の内部構造を示す図である。 本発明のその他の実施形態に係る板部材の図である。
以下、本発明に係る気体圧縮機の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す車両用の空気調和装置に組み込まれる気体圧縮機の縦断面図である。図2は図1における線A−A断面における圧縮機本体図である。図3は図1における吸入通路の内部構造を示す図である。図4は吸入通路の他の実施形態に係る板部材の図である。
本発明の一実施形態に係る気体圧縮機1は、車両用の空気調和装置の一部として構成され、空気調和装置の他の構成要素である凝縮器、リキッドタンク、膨張弁、及び蒸発器とともに、冷凍サイクルのための冷媒循環経路上に設けられている。
気体圧縮機1は、図1に示すように圧縮機本体2と、該圧縮機本体2を取り囲むハウジング3を備えている。該ハウジング3は、前記蒸発器に接続され蒸発器から低圧の冷媒ガスGが吸入される吸入ポート6及び吸入ポート6に連通する吸入通路7が形成され、さらに前記凝縮器に接続され圧縮機本体2で圧縮された高圧の冷媒ガスGを凝縮器に吐出する吐出ポート(図示せず)が形成された一端開放の有底筒状のケース5と、該ケース5の開放端に気密に接合されるフロントヘッド4の2部材から構成されている。
フロントヘッド2には、図示しない動力源からの駆動力を圧縮機本体2に伝える電磁クラッチ11が取付けられている。
ハウジング3内の、圧縮機本体2よりもフロントヘッド4側には吸入ポート6及び吸入通路7に連通する吸入室9が区画形成されている。また、ハウジング3内の圧縮機本体2よりもケース5側には吐出ポート(図示せず)に連通する吐出室10が区画形成されている。
吸入ポート6はケース5の吐出室10側に配置し、ケース5の外周面に形成され圧縮機本体2の外側を通過する吸入通路7を経由して吸入室9に連通する構成となっている。
圧縮機本体2は、図1及び図2に示すように、軸回りに回転駆動される回転軸21と、この回転軸21と一体的に回転するロータ22と、ロータ22の外周面の外方を取り囲む断面輪郭略楕円形状の内周面20aを有するとともに両端が開放されたシリンダ20と、ロータ22の外周面から突出して、この突出した先端25aがシリンダ20の内周面20aに当接する、回転軸21回りに等角度間隔でロータ22に設けられた5枚の板状のベーン25と、シリンダ20の両側開放端面の外側からそれぞれ開放端面を覆うように固定されたフロントサイドブロック23およびリアサイドブロック24とからなる、ベーンロータリー型圧縮機を形成している。
そして、2つのサイドブロック23,24、ロータ22、シリンダ20、およびロータ2
2の回転方向に相前後する2つのベーン25,25によって画成された各圧縮室27の容積が、回転軸21の回転にしたがって増減を繰り返すことにより、各圧縮室27に吸入された冷媒ガスGを圧縮して吐出するように構成されている。
ロータ22の両端面側からそれぞれ突出した回転軸21の部分のうち、その吐出室10側ではリアサイドブロック24の軸受部24aに、吸入室9側ではフロントサイドブロック23の軸受部23aに回転可能に支持されている。回転軸21の吸入室9側はフロントサイドブロック23の軸受部23a、さらにフトントヘッド4を貫通して電磁クラッチ11と接続されている。
フロントサイドブロック23、シリンダ20、およびリアサイドブロック24は複数のボルト(図示せず)にて一体に結合され、フロントヘッド4に別の複数のボルト(図示せず)にて結合されている。
なお、リアサイドブロック24の吐出室9側端面には圧縮機本体1から吐出される冷媒ガスGから冷凍機油Rを分離するための油分離器12が取付けられている。
ここで、油分離器12にて冷媒ガスGから分離された冷凍機油Rは、吐出室9の底部に形成された貯油室13内に貯留される。ここに貯留された冷凍機油Rは圧縮機本体2の摺動部等を潤滑するとともに、ベーン25をシリンダ20の内周面20a方向に突出させる油圧として寄与する。
ロータ22には、スリット状のベーン溝26が放射状に、かつロータ22の回転中心回りに等角度間隔で5つ形成され、これらのベーン溝26に、前述のベーン25が挿入され、各ベーン25は、ロータ22の回転によって生じる遠心力と、ベーン溝26およびベーン25の底面25bによって画成された背圧室29に加えられる冷凍機油Rの油圧とにより、シリンダ20の内周面20a方向へ突出し、このベーン25の突出した先端25aがシリンダ20の内周面20aに当接した状態に付勢される。
これにより、シリンダ20と、ロータ22と、ロータ22の回転方向について相前後する2つのベーン25,25と、フロントサイドブロック23と、リアサイドブロック24とにより画成された各圧縮室27は、ロータ22の回転にしたがって容積の変化を繰り返す。
フロントサイドブロック23には、吸入室9と圧縮室27とを連通させるフロント側吸入口28が開口している。冷媒ガスGは吸入ポート6からケース5の外周面に形成された吸入通路7を経由して吸入室9に導入され、このフロント側吸入口28を介して圧縮室27に吸入される。
一方、シリンダ20の外周の一部には凹部が形成され、この凹部は、両サイドブロック23,24の各内側端面とケース5の内周面とによって囲まれた吐出チャンバ30を形成している。
この吐出チャンバ30が形成されて薄肉化されたシリンダ20の部分には圧縮室27と吐出チャンバ30とを連通させる吐出口31が開口し、吐出口31には、吐出チャンバ30側に開放するリードバルブ32(バルブ本体およびバルブサポート)が設けられている。そして、圧縮室27から吐出口31、リードバルブ32を通って吐出チャンバ33に吐出された高圧の冷媒ガスGは、リアサイドブロック24及び油分離器12を経て、吐出室10に吐出され、ケース5の吐出ポート(図示せず)より吐出される。
その際、油分離器12により冷媒ガスGから分離された冷凍機油Rは、前述したとおり、その自重により吐出室9の底部に形成された貯油室13内に貯留され、圧縮機本体2の摺動部等の潤滑及びベーン25を突出させる油圧として寄与する。
ここで、ケース5に形成された吸入通路7について詳細を説明する。
吸入通路7は一端が吸入ポート6に連通し、他端側はケース5の開口端に開口し、フロントヘッド4内の吸入室9に連通している。
吸入通路7はケース5外周面に形成された溝15をカバー部材16が覆うことにより形成される。カバー部材16はシール部材を介してケース5にボルト等にて気密に締結されている。
溝15には、ケース5の径方向外側に向い、吸入通路7の流れ方向に板面が交差するように突出した板形状突起部15aが、吸入通路7の流れ方向に沿って2個設置されている。また、カバー部材16にも、ケース5に締結された状態で溝15内方向に向かい、吸入通路7の流れ方向に板面が交差するように突出した板形状突起部16aが、吸入通路の長さ方向に沿って2個、カバー部材16と一体に設置されている。そして溝15の板形状突起部15aとカバー部材16の板形状突起部16aは、組み合わされた状態で、吸入通路の長さ方向に互い違いに配置されるように設置されている。
このように構成された気体圧縮機1では、ロータ22の回転により冷媒ガスの圧縮が開始されると、ロータの1回転当たり10回の吸入される冷媒ガスの圧力脈動が発生する。そして、その圧力脈動は吸入室9から、吸入通路7、吸入ポート6を逆流し凝縮器まで至る事となる。
しかしながら、吸入通路7内に設置された板形状突起部15a、16aは吸入通路7の内方に突出するように設置されていることから、逆流する圧力脈動は、吸入通路7を通過する際、吸入通路7内の板形状突起部15a、16aに衝突する事となる。圧力脈動は板形状突起部15a、16aとの衝突を繰り返すことで減衰される。
吸入通路7を通過し圧力脈動が減衰されことで、蒸発器まで至る圧力脈動も減衰し、蒸発器を振動させるエネルギも低減する。したがって、蒸発器を振動させる加振力を低減させることが可能となり、結果として蒸発器の振動が低減され、蒸発器の振動音発生を防止することが出来る。
本実施形態では、ケース5の外周面に形成され圧縮機本体2の外側を通過する吸入通路7内に板形状突起部15a、16aを設置したことにより、特に気体圧縮機を大型化させることなく目的を達することが出来る。
本実施形態では、板形状突起部15a、16aを吸入通路の長さ方向に互い違いに配置されるように設置してあるので、より確実に圧力脈動を衝突させることが出来る。
また、本実施形態の吸入通路7は、吸入通路7を溝15及びカバー部材16の2つに分割して形成し、板形状突起部15,16を溝15及びカバー部材16のそれぞれに形成するようにしたため、板形状突起部15,16を吸入通路7内に簡単に設置することが可能となる。
なお、本実施形態では、板状突起部15,16を複数個設置したが、板状突起部15,16を1個だけとしても脈動を減衰する効果を得ることは出来る。また、板状突起部15,16は溝15あるいはカバー部材16のどちらか一方のみに設置することも可能である。
本実施形態の吸入通路7は、ケース5の溝15とカバー部材16の2部品から構成し、溝15及びカバー部材16のそれぞれに板形状突起部15,16を設置する構成としたが、本発明の吸入通路はこの形態に限定されるものではなく、吸入通路内に最終的に板形状
突起部が形成されたものであれば、いかなる構造によって形成してもよい。
たとえば、吸入通路7内に図4に示す別部品としての板部材40を挿入することで吸入通路7内の板形状突起部を形成する構成とすることが出来る。
図4に示す板部材40は、略長方形板状の本体部41と、本体部41の上面及び下面に本体部41と一体に形成された板形状突起部42とを有する。板形状突起部42は上面側と下面側にそれぞれ2個あり、板面が本体部41の長手方向に交差するように、さらに本体部41の長手方向に沿って互い違いになるように配置されている。
また、本体部41の板形状突起部42設置位置の間部には本体部41を貫通する開口部43が設置されている。
板部材40は、その長手方向を吸入通路7の流れ方向に沿うように挿入される。それにより、吸入通路7内に板形状突起部42を配置することが出来る。
板部材40が挿入された吸入通路7を逆流する圧力脈動は、吸入通路7を通過する際、図4の矢印で示すように、吸入通路7内の板形状突起部42に衝突する事となる。圧力脈動は板形状突起部42との衝突を繰り返すことで、その圧力変動は減衰され同様の効果を奏することが出来る。
本別形態の吸入通路7でも、板部材40を吸入通路7に挿入するだけなので、板形状突起部42を吸入通路7内に簡単に設置することが可能となる。
また、上記実施形態では、圧縮機本体2としてシリンダ20の内周面20aを略楕円形状とする同心ベーンロータリー型圧縮機を構成するものを示したが、圧縮機本体として偏心ベーンロータリー型圧縮機を採用することができる。
1 気体圧縮機
2 圧縮機本体
3 ハウジング
4 フロントヘッド
5 ケース
6 吸入ポート
7 吸入通路
9 吸入室
15 溝
15a 板形状突起部
16 カバー部材
16a 板形状突起部
20 シリンダ
22 ロータ
23 フロントサイドブロック
24 リアサイドブロック
25 ベーン
26 ベーン溝
27 圧縮室
40 板部材
41 本体部
42 板形状突起部
43 開口部

Claims (4)

  1. ハウジングと、このハウジング内に設置され吸入した気体を圧縮して吐出する圧縮機本体と、前記圧縮機本体をはさんだ一方の側で、前記ハウジングの内面と前記圧縮機本体の外面とにより形成され、圧縮前の気体が吸入される吸入室と、前記ハウジング外の気体を前記吸入室に導くためにハウジングに形成される吸入通路とを備える気体圧縮機であって、前記吸入通路内には吸入通路の流れ方向に板面が交差するように配置された板形状突起部が設けられていることを特徴とする気体圧縮機。
  2. 前記板形状突起部は、前記吸入通路の対向する面に該通路の流れ方向に沿って互い違いに複数設置されていることを特徴とする請求項1記載の気体圧縮機
  3. 前記吸入通路は、ハウジング外周面に形成された溝をカバー部材が覆うことにより形成され、前記板形状突起部はハウジングの前記溝と前記カバー部材の前記溝との対向面にそれぞれ設置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の気体圧縮機
  4. 前記板形状突起部は、板形状突起部を一体に形成した板部材を前記吸入通路に挿入することにより形成されていること特徴とする請求項1又は2記載の気体圧縮機。
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